JP5527350B2 - 空気流量測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気の流量を測定する空気流量測定装置に関するものである。
従来から、空気との伝熱を利用して空気の流量を測定する熱式の空気流量測定装置が公知であり、内燃機関への吸気路に配置され、内燃機関に吸入される吸入空気の流量(以下、吸入空気を吸気と呼ぶことがあり、吸入空気の流量を吸気量と呼ぶことがある。)を測定するために利用されている。
すなわち、この空気流量測定装置は、吸気路を流れる吸気の一部を取り込んで吸気量に応じた電気信号を発生するものであり、取り込んだ吸気を通すバイパス流路を形成する筐体と、バイパス流路に収容されて取り込んだ吸気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備える。そして、空気流量測定装置は、吸気が通る吸気路に直接的にセンサを配置するのではなく、バイパス流路にセンサを配置することで、吸気路における吸気の乱れの影響を低減してばらつきの少ない測定値を出力する。
また、吸気路を流れる吸気には、内燃機関のバルブ開閉に応じて不可避的に脈動が発生するので、吸気量は、脈動の大側ピーク値と脈動の小側ピーク値との間で振動しながら経時変化する。この結果、空気との伝熱により測定値を出力する熱式の測定方法であることに起因して、測定値は真値としての脈動中心値よりも低くなり、マイナス側の誤差が発生してしまう。そこで、空気流量測定装置では、パイパス流路における流路長L2を、バイパス流路を通らずに吸気路を直進した場合の流路長L1よりも長くすることで、L2/L1の数値に応じた測定値の嵩上げ幅を設定して測定値のマイナス側誤差の解消を図っている。
ところで、マイナス側誤差は吸気量に応じて変動するものであり、吸気量が大きいほどマイナス側誤差が大きくなる。よって、吸気量が特定値であるときに関してマイナス側誤差がゼロになるようにL2/L1を設定しても、例えば、吸気量が特定値から小側に変動するとL2/L1による嵩上げ幅が過大となって、逆にプラス側誤差を含んだ測定値を出力してしまう。
すなわち、熱式の空気流量測定装置により脈動を伴う流れの流量を測定する場合、L2/L1の設定によりマイナス側誤差およびプラス側誤差を過不足なく解消できる流量の測定範囲(以下、誤差解消可能範囲と呼ぶ。)から流量が小側に変動すると、測定値にプラス側誤差が発生してしまう。
なお、特許文献1の空気流量測定装置は、バイパス流路の出口下流側で筐体の外壁面に沿って渦流が発生するのを抑制する構成を備える。すなわち、特許文献1の空気流量測定装置では、筐体の外壁面においてバイパス流路の出口を挟むように、吸気の流れに平行な2本のリブが設けられ、さらに、出口の下流側で2本のリブを架橋する蓋が設けられている。これにより、渦流の発生を抑制することで、出口下流側において筐体の外壁面に沿う流れを安定させることができるとしている。
しかし、特許文献1の構成は、渦流の発生を抑制することができても、吸気量の小側への変動に伴うプラス側誤差の発生に対応できるものではない。
独国特許出願公開第102008042807号明細書
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、熱式の空気流量測定装置により脈動を伴う吸気量を測定する場合に、吸気量が誤差解消可能範囲から小側に変動してもプラス側誤差の発生を抑制することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段によれば、空気流量測定装置は、内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する。また、空気流量測定装置は、取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備える。
そして、筐体の外壁面には、バイパス流路を通ってバイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、バイパス流路を通らずに筐体の外壁面に沿って吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられている。
また、絞りは、出口を挟むように筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、2つの隆起を架橋して筐体の外壁面に対向する蓋により形成され、蓋は、絞りに露出する内側表面、および絞りの外側に露出する外側表面を有する。そして、蓋の周縁の一部は、外側表面を吸気路における流れの上流側で画する上流縁を有し、外側表面は、少なくとも上流縁を含む領域が吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に外側に膨らんでいる。
バイパス通過流と外側通過流とを合流させて絞りながら下流側に導く絞りを設けることにより、メカニズムは定かではないものの、L2/L1による嵩上げ幅(以下、「第1調整量」と呼ぶ。)が、吸気量の誤差解消可能範囲から小側への変動幅に応じて低減する(以下、絞りによる第1調整量の低減幅を「第2調整量」と呼ぶ。)。このため、熱式の空気流量測定装置により脈動を伴う吸気量を測定する場合に、吸気量が誤差解消可能範囲から小側に変動してもプラス側誤差の発生を抑制することができる。
また、外側表面の内、上流縁を含む領域を下流側ほど凸曲面状に外側に膨むように設けることにより、外側表面に沿う吸気の流れが外側表面から剥離するのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置の偏流特性を高めることができるとともに、吸気路における吸気の圧力損失を低減することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段によれば、内側表面は、上流縁により吸気路における流れの上流側で画され、少なくとも上流縁を含む領域が吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に絞りの側に膨らんでいる。
これにより、内側表面に沿う吸気の流れが内側表面から剥離するのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置の偏流特性をさらに高めることができるとともに、吸気路における吸気の圧力損失をさらに低減することができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段によれば、空気流量測定装置は、内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する。また、空気流量測定装置は、取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備える。
そして、筐体の外壁面には、バイパス流路を通って出口から流出するバイパス通過流と、バイパス流路を通らず筐体の外壁面に沿って吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられている。
また、絞りは、出口を挟むように筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、2つの隆起を架橋して筐体の外壁面に対向する蓋により形成され、蓋は、絞りに露出する内側表面、および絞りの外側に露出する外側表面を有する。
蓋の周縁の一部は、外側表面を吸気路における流れの上流側で画する上流縁を有し、外側表面には、吸気路における流れに非直角となる複数本の外側リブが設けられている。そして、複数本の外側リブの稜線および上流縁は、絞りの外側に膨らむ1つの仮想の凸曲面に含まれるように設けられ、仮想の凸曲面は、少なくとも上流縁を含む領域が吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に外側に膨らんでいる。
バイパス通過流と外側通過流とを合流させて絞りながら下流側に導く絞りを設けることにより、請求項1の手段と同様に、熱式の空気流量測定装置により脈動を伴う吸気量を測定する場合に、吸気量が誤差解消可能範囲から小側に変動してもプラス側誤差の発生を抑制することができる。
また、外側表面に複数本の外側リブを設けるとともに複数本の外側リブの稜線を1つの凸曲面に含めるようにすることで、絞りの外側では、外側表面、外側リブの表面、および外側リブの稜線等に沿う流れの剥離が抑制される。このため、空気流量測定装置の偏流特性を高めることができるとともに、吸気路における吸気の圧力損失を低減することができる。
さらに、蓋を射出成形で設ける場合、肉厚になるほど寸法精度が低下する。そこで、蓋の外側に外側リブを設けて蓋を肉薄の部分で構成することにより、寸法精度が高い蓋を設けることができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段によれば、内側表面には、吸気路における流れに非直角となる複数本の内側リブが設けられている。そして、複数本の内側リブの稜線および上流縁は、絞りの側に膨らむ別の仮想の凸曲面に含まれるように設けられ、別の仮想の凸曲面は、少なくとも上流縁を含む領域が吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に絞りの側に膨らんでいる。
これにより、絞りの側でも流れの剥離が抑制されるため、空気流量測定装置の偏流特性をさらに高めることができるとともに、吸気路における吸気の圧力損失をさらに低減することができる。また、蓋をさらに薄肉の部分で構成することができるようになるので、より寸法精度が高い蓋を設けることができる。
〔請求項5の手段〕
請求項5の手段によれば、蓋は、筐体の外壁面の内、2つの隆起の根元により挟まれる狭隘範囲の全範囲に対向せず、部分的に対向している。
これにより、狭隘範囲の全範囲に対向しない態様で、蓋の形状を変化させることができる。このため、絞りにおける絞り方を自在に変化させることができるので、吸気量の小側使用値が誤差解消可能範囲からどのように小側に変動しても、第2調整量を調整してプラス側誤差の発生を抑制することができる。
つまり、絞りにおいて絞り方が過大になると第2調整量が過大になって、吸気量が誤差解消可能範囲よりも小側にあるときにマイナス側誤差が発生する虞が高まる。逆に、絞りにおいて絞り方が過小になると第2調整量が過小になって、吸気量が誤差解消可能範囲よりも小側にあるときに、プラス側誤差が発生する虞が高まる。そこで、吸気量の小側使用値に応じて蓋の形状を変更することで絞りにおける絞り方を調整して、第2調整量を過大または過小とならないように設定することができる。
〔請求項6の手段〕
請求項6の手段によれば、蓋は、蓋の上流側を画する上流縁の少なくとも一部が2つの隆起の稜線の上流端同士を結ぶ線分から下流側に前進している。
これにより、狭隘範囲の内、上流端から下流側に続く少なくとも一部の範囲が蓋により覆われなくなるので、絞りに流入した空気の流れの一部は、さほど絞られていない状態で絞りの外に向かう。そして、絞りの外に向かう流れと、引き続き絞りを通過する流れとの比率は、上流縁の前進態様により定まる。このため、上流縁の前進態様を変更することで絞りにおける絞り方を容易に調整することができるので、第2調整量の調節を簡便に行うことができる。
〔請求項7の手段〕
請求項7の手段によれば、蓋は、蓋の下流側を画する下流縁の少なくとも一部が2つの隆起の稜線の下流端同士を結ぶ線分から上流側に後退している。
これにより、上流縁を前進させずに下流縁を後退させたり、または、上流縁を前進させ、かつ、下流縁を後退させたりすることで、絞りにおける絞り方を調整して第2調整量を調節することができる。このため、同一の第2調整量を得るのに必要な蓋の形状に関して選択肢を増やすことができる。
〔請求項8の手段〕
請求項8の手段によれば、2つの隆起の内、一方の隆起は他方の隆起よりも鉛直方向下側に設けられている。そして、蓋は、一方の隆起の稜線に部分的に架からない。
これにより、絞りから水分を抜き出すことができる態様で、第2調整量を設定することができる。
〔請求項9の手段〕
請求項9の手段によれば、蓋は、蓋を貫通する穴を有する。
これにより、蓋と隆起の稜線との接合長さを短縮することなく、第2調整量を設定することができる。このため、蓋が隆起から剥がれ落ちる虞を低減することができる。
空気流量測定装置の内部を示す断面図である(実施例1)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である(実施例1)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は(a)のB−B断面図である(実施例2)。 (a)は蓋の吸気主流に平行な断面図であり、(b)は(a)のC−C断面図である(実施例3)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は狭隘範囲および対向範囲を示す説明図であり、(c)は(a)のD−D断面図である(実施例4)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は狭隘範囲および対向範囲を示す説明図であり、(c)は(a)のE−E断面図である(実施例5)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は狭隘範囲および対向範囲を示す説明図であり、(c)は(a)のF−F断面図である(実施例6)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は狭隘範囲および対向範囲を示す説明図であり、(c)は(a)のG−G断面図である(実施例7)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は狭隘範囲および対向範囲を示す説明図であり、(c)は(a)のH−H断面図である(変形例)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は狭隘範囲および対向範囲を示す説明図であり、(c)は(a)のI−I断面図である(変形例)。
実施形態1の空気流量測定装置は、内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する。また、空気流量測定装置は、取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備える。
そして、筐体の外壁面には、バイパス流路を通るとともに前記センサを通過してバイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、バイパス流路を通らずに筐体の外壁面に沿って吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられている。
また、絞りは、出口を挟むように筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、2つの隆起を架橋して筐体の外壁面に対向する蓋により形成され、蓋は、絞りに露出する内側表面、および絞りの外側に露出する外側表面を有する。そして、蓋の周縁の一部は、外側表面を吸気路における流れの上流側で画する上流縁を有し、外側表面は、少なくとも上流縁を含む領域が吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に外側に膨らんでいる。
実施形態2の空気流量測定装置によれば、内側表面は、上流縁により吸気路における流れの上流側で画され、少なくとも上流縁を含む領域が吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に絞りの側に膨らんでいる。
実施形態3の空気流量測定装置によれば、蓋の周縁の一部は、外側表面を吸気路における流れの上流側で画する上流縁を有し、外側表面には、吸気路における流れに非直角となる複数本の外側リブが設けられている。そして、複数本の外側リブの稜線および上流縁は、絞りの外側に膨らむ1つの仮想の凸曲面に含まれるように設けられ、仮想の凸曲面は、少なくとも上流縁を含む領域が吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に外側に膨らんでいる。
また、内側表面には、吸気路における流れに非直角となる複数本の内側リブが設けられている。そして、複数本の内側リブの稜線および上流縁は、絞りの側に膨らむ別の仮想の凸曲面に含まれるように設けられ、別の仮想の凸曲面は、少なくとも上流縁を含む領域が吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に絞りの側に膨らんでいる。
実施形態4の空気流量測定装置によれば、蓋は、筐体の外壁面の内、2つの隆起の根元により挟まれる狭隘範囲の全範囲に対向せず、部分的に対向している。そして、蓋は、2つの隆起の間で蓋の上流側を画する上流縁の少なくとも一部が下流側に前進している。
実施形態5の空気流量測定装置によれば、蓋は、2つの隆起の間で蓋の下流側を画する下流縁の少なくとも一部が上流側に後退している。
〔実施例1の構成〕
実施例1の空気流量測定装置1の構成を、図1および図2を用いて説明する。
空気流量測定装置1は、空気との伝熱を利用して空気流量を測定するものであり、例えば、内燃機関(図示せず)への吸気路2に配置され、内燃機関に吸入される吸気の流量(吸気量)を測定するために利用されている。
すなわち、空気流量測定装置1は、吸気路2に配置され、吸気路2を流れる吸気(以下、吸気主流と呼ぶ。)の一部を取り込んで吸気量に応じた電気信号を発生するものであり、取り込んだ吸気を通すバイパス流路4を形成する筐体5と、バイパス流路4に収容されて取り込んだ吸気との伝熱により電気信号を発生するセンサチップ6とを備える。
なお、センサチップ6で発生した電気信号は、所定の処理が施されて空気流量測定装置1の外部の電子制御装置(図示せず)に出力され、例えば、燃料噴射制御等の各種の制御処理に利用される。
また、バイパス流路4は、吸気路2に対し吸気主流の上流側に向かって開口する吸気の入口8と、吸気路2に対し吸気主流の下流側に向かって開口する吸気の出口9と、入口8から直線的に伸び、吸気路2における吸気主流と同じ方向に向かって吸気を直進させる直進路10と、直進路10を直進してきた吸気を周回させて出口9に向かわせる周回路11とを有する。これにより、バイパス流路4の流路長L2は、バイパス流路4に取り込まれず吸気路2を直進した場合の流路長L1よりも長くなる。
なお、直進路10には、ダストを排出するためのダスト排出路12が直線的に接続しており、ダスト排出路12の下流端は、吸気路2に対し吸気主流の下流側に向かって開口するダスト排出口13をなす。
また、センサチップ6は、周回路11の最も奥側であって直進路10から最も遠い位置に突出している。そして、周回路11は下流側で2つに分岐しており、出口9は2つ設けられている。なお、周回路11においてセンサチップ6が配置される位置では、空気の流が、直進路10における流れや吸気路2における吸気主流の流れとは逆向きである。
以上により、空気流量測定装置1は、吸気主流が通る吸気路2に直接的にセンサチップ6を配置するのではなく、バイパス流路4にセンサチップ6を配置することで、吸気路2における吸気主流の乱れの影響を直接的に受けることなく、ばらつきの少ない測定値を出力している。また、空気流量測定装置1は、周回路11等を設けて流路長L2を流路長L1よりも長くすることで、L2/L1の数値に応じた測定値の嵩上げ幅(第1調整量)を設定して脈動を伴う流れの流量を測定することにより生じる測定値低下の解消を図っている。
〔実施例1の特徴〕
実施例1の空気流量測定装置1の特徴を、図1および図2を用いて説明する。
空気流量測定装置1によれば、筐体5の外壁面には、バイパス流路4を通るとともにセンサチップ6を通過して出口9から流出するバイパス通過流と、バイパス流路4を通らず筐体5の外壁面に沿って吸気主流の方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気主流の下流側に導く絞り15が設けられている。
絞り15は、出口9を挟むように筐体5の外壁面から隆起する2つの曲線状の隆起17、筐体5の外壁面、2つの隆起17を架橋して筐体5の外壁面に対向する蓋19により形成されている。
ここで、2つの隆起17は、出口9よりも吸気主流の上流側の部分が直線状かつ吸気主流に平行に設けられている。また、出口9よりも吸気主流の下流側の部分は、絞り15の外側に凸状に膨らみながら湾曲して下流側ほど互いに接近している。
蓋19は、絞り15に露出する内側表面20、および絞り15の外側に露出する外側表面21を有する。また、蓋19の周縁は、2つの隆起17のそれぞれの稜線に応じた形状に設けられ、それぞれの稜線に当接する2つの当接縁23、外側表面21を吸気主流の上流側で画するとともに絞り15の入口を形成する上流縁24、外側表面21を吸気主流の下流側で画するとともに絞り15の出口を形成する下流縁25からなる。
そして、外側表面21の内、上流縁24から吸気主流の下流側に広がる一部の領域αは、下流側ほど凸曲面状に外側に膨らんでいる。また、外側表面21の内、領域αの吸気主流の下流側に広がる領域βは筐体5の外壁面に略平行となっている。
〔実施例1の効果〕
実施例1の空気流量測定装置1によれば、バイパス流路4を通るとともにセンサチップ6を通過して出口9から流出するバイパス通過流と、バイパス流路4を通らず筐体5の外壁面に沿って吸気主流の方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気主流の下流側に導く絞り15が設けられている。
これにより、メカニズムは定かではないものの、第1調整量が、流量の誤差解消可能範囲から小側への変動幅に応じて低減する(以下、絞り15による第1調整量の低減幅を「第2調整量」と呼ぶ。)。このため、熱式の空気流量測定装置1により内燃機関への吸気量を測定する場合に、吸気量が誤差解消可能範囲から小側に変動してもプラス側誤差の発生を抑制することができる。
また、蓋19の外側表面21の内、上流縁24を含む領域αは、下流側ほど凸曲面状に外側に膨むように設けられている。
これにより、蓋19の外側表面21に沿う吸気の流れが外側表面21から剥離するのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置1の偏流特性を高めることができるとともに、吸気主流の圧力損失を低減することができる。
〔実施例2〕
実施例2の空気流量測定装置1によれば、図3に示すように、蓋19の内側、外側表面20、21は、両方とも、上流縁24により吸気主流の流れの上流側で画されている。また、外側表面21は凸曲面状に外側に膨らんでおり、内側表面20は凸曲面状に絞り15の側に膨らんでいる。
これにより、蓋19の内側、外側表面20、21の両方に沿う吸気の流れがそれぞれの表面から剥離するのを抑制することができる。つまり、蓋19の外側表面21に沿う吸気の流ればかりでなく、外側通過流の内、蓋19の内側表面20に沿う吸気の流れに関しても内側表面20から剥離するのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置1の偏流特性をさらに高めることができるとともに、吸気主流の圧力損失をさらに低減することができる。
〔実施例3〕
実施例3の空気流量測定装置1によれば、図4に示すように、蓋19の外側表面21には、吸気主流に略平行となる複数本の外側リブ27が設けられている。そして、複数本の外側リブ27の稜線および上流縁24は、絞り15の外側に膨らむ1つの仮想の凸曲面28に含まれるように設けられ、凸曲面28は凸曲面状に外側に膨らんでいる。
さらに、内側表面20にも、吸気主流に略平行となる複数本の内側リブ29が設けられている。そして、複数本の内側リブ29の稜線および上流縁24は、絞り15の側に膨らむ別の仮想の凸曲面30に含まれるように設けられ、凸曲面30は凸曲面状に絞り15の側に膨らんでいる。
これにより、絞り15の外側では、外側表面21、外側リブ27の表面、および外側リブ27の稜線等に沿う流れの剥離が抑制される。同様に、絞り15の側でも、内側表面20、内側リブ29の表面、および内側リブ29の稜線等に沿う流れの剥離が抑制される。このため、空気流量測定装置1の偏流特性を高めることができるとともに、吸気主流の圧力損失を低減することができる。
さらに、蓋19を射出成形で設ける場合、肉厚になるほど寸法精度が低下する。そこで、蓋19の外側、絞り15の側にそれぞれ外側、内側リブ28、29を設けて蓋19を肉薄の部分で構成することにより、寸法精度が高い蓋19を設けることができる。
〔実施例4の構成〕
実施例4の空気流量測定装置1によれば、図5に示すように、蓋19は、筐体5の外壁面に形成される狭隘範囲32の全範囲に対向せず、部分的に対向して狭隘範囲32の中に対向範囲33を形成する。ここで、狭隘範囲32とは、筐体5の外壁面の内、2つの隆起17の根元により挟まれる領域であり、右下がり斜線のハッチングで示されている。また、対向範囲33とは、狭隘範囲32の内、蓋19により外側から対向されて覆われている領域であり、右下がり斜線のハッチングと左下がり斜線のハッチングとが重なる領域として示されている。
そして、上流縁24を、2つの隆起17の稜線の上流端同士を結ぶ線分から下流側に前進させることで、蓋19は、狭隘範囲32の全範囲に対向せず、狭隘範囲32の内、下流側に偏った部分に対向して対向範囲33を形成する。また、蓋19は、2つの隆起17の稜線の内、下流側に偏った部分に当接している。なお、上流縁24は、吸気主流に垂直に設けられており、側面視によれば、2つの隆起17により区画される線分として見ることができる。
〔実施例4の効果〕
実施例4の空気流量測定装置1によれば、蓋19は、狭隘範囲32の全範囲に対向せず、部分的に対向して対向範囲33を形成している。
これにより、狭隘範囲32の全範囲に対向しない態様で、蓋19の形状を変化させることができる。このため、絞り15における絞り方を自在に変化させることができるので、吸気量の小側使用値が誤差解消可能範囲からどのように小側に変動しても、第2調整量を調整してプラス側誤差の発生を抑制することができる。
すなわち、絞り15において絞り方が過大になると第2調整量が過大になって、吸気量が誤差解消可能範囲よりも小側にあるときにマイナス側誤差が発生する虞が高まる。逆に、絞り15において絞り方が過小になると第2調整量が過小になって、吸気量が誤差解消可能範囲よりも小側にあるときに、プラス側誤差が発生する虞が高まる。そこで、吸気量の小側使用値に応じて蓋19の形状を変更することで絞り15における絞り方を調整して、第2調整量を過大または過小とならないように設定することができる。
また、蓋19は、上流縁24を下流側に前進させることで、狭隘範囲32の全範囲に対向せず、狭隘範囲32の内、下流側の領域に偏って対向している。
これにより、絞り15に流入した空気の流れの一部は、さほど絞られていない状態で絞り15の外に向かう。そして、絞り15の外に向かう流れと、引き続き絞り15を通過する流れとの比率は、上流縁24の前進幅により定まる。このため、上流縁24の前進幅を変更することで絞り15における絞り方を容易に調整することができるので、第2調整量の調節を簡便に行うことができる。
〔実施例5〕
実施例5の空気流量測定装置1によれば、蓋19は、図6に示すように、下流縁25を上流側に前進させることで、狭隘範囲32の全範囲に対向せず、狭隘範囲32の内、上流側に偏った部分に対向して対向範囲33を形成している。
これにより、上流縁24を前進させずに下流縁25を後退させることで、絞り15における絞り方を調整して第2調整量を調節することができる。このため、同一の第2調整量を得るのに必要な蓋19の形状に関して選択肢を増やすことができる。
なお、下流縁25は、吸気主流に垂直に設けられており、側面視によれば、2つの隆起17により区画される線分として見ることができる。
〔実施例6〕
実施例6の空気流量測定装置1によれば、蓋19は、図7に示すように、上流縁24を下流側に後退させ、かつ、下流縁25を上流側に後退させることで、狭隘範囲32の全範囲に対向せず、狭隘範囲32の内、中間の領域に対向して対向範囲33を形成している。また、蓋19は、2つの隆起17の稜線の内、上流端と下流端との間の中間に当接している。
これにより、上流縁24を前進させ、かつ、下流縁25を後退させることで、絞り15における絞り方を調整して第2調整量を調節することができる。このため、同一の第2調整量を得るのに必要な蓋19の形状に関して、さらに選択肢を増やすことができる。
なお、上、下流縁24、25は、吸気主流に垂直に設けられており、側面視によれば、2つの隆起17により区画される線分として見ることができる。
〔実施例7〕
実施例7の空気流量測定装置1の構成を、図8を用いて説明する。
ここで、2つの隆起17の内、センサチップ6が存在する側の隆起17を隆起17aとし、センサチップ6が存在する側と反対側の隆起17を隆起17bとする。
図8によれば、上流縁24は、側面視で吸気主流に垂直であって下流側に後退している垂直部24a、および、隆起17bの稜線の上流端と垂直部24aとを接続する非垂直部24bとからなり、垂直部24aは、隆起17aによりセンサチップ6の側を区画されている。
また、下流縁25は、側面視によれば、2つの隆起17により区画される線分として見ることができるものであり、センサチップ6が存在する側ほど下流側に前進するように、吸気主流に垂直な方向から傾斜している。
これにより、同一の第2調整量を得るのに必要な蓋19の形状に関して、さらに選択肢を増やすことができる。
〔変形例〕
空気流量測定装置1の態様は、実施例1〜7に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例1の空気流量測定装置1によれば、外側表面21の内、上流縁24を含む一部の領域αが外側に凸曲面状に膨らんでおり、実施例2の空気流量測定装置1によれば、内側、外側表面20、21は両方とも全面が凸曲面状に膨らんでいたが、実施例1の空気流量測定装置1において、外側表面21の全面を凸曲面状に膨らませたり、実施例2の空気流量測定装置1において、内側、外側表面20、21の一方、または両方の内、上流縁24を含む一部の領域を凸曲面状に膨らませてもよい。
また、実施例3の空気流量測定装置1によれば、仮想の凸曲面28、30はそれぞれ全面が外側、絞り15の側に膨らんでいたが、凸曲面28、30の一方、または両方の内、上流縁24を含む一部の領域を凸曲面状に膨らませてもよい。また、内側表面20に内側リブ29を設けることなく、外側表面21にのみ外側リブ27を設けてもよい。
さらに、実施例1〜3の空気流量測定装置1は、吸気量を検出するためのセンサをセンサチップ6により構成していたが、センサチップ6に替えて、例えば、白金線を巻回したボビンによりセンサを構成してもよい。
また、実施例1〜7の空気流量測定装置1によれば、鉛直方向が特に限定されていなかったが、例えば、図9に示すように、隆起17bを隆起17aよりも鉛直方向下側に設け、蓋19を隆起17bの稜線に部分的に架からないように設けることで、絞り15から水分を抜き出すことができる態様で、第2調整量を設定することができる。
また、図10に示すように、蓋19を貫通する穴35を設けることにより、対向範囲33を設定してもよい。この場合、蓋19と隆起17との接合長さを短縮することなく、第2調整量を設定することができるので、蓋19が隆起17から剥がれ落ちる虞を低減することができる。
1 空気流量測定装置
2 吸気路
4 バイパス流路
5 筐体
6 センサチップ(センサ)
9 出口
15 絞り
17 隆起
19 蓋
20 内側表面
21 外側表面
24 上流縁
27 外側リブ
28 凸曲面(仮想の凸曲面)
29 内側リブ
30 凸曲面(別の仮想の凸曲面)

Claims (9)

  1. 内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、この吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで前記吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する空気流量測定装置において、
    取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、
    前記バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備え、
    前記筐体の外壁面には、前記バイパス流路を通るとともに前記センサを通過して前記バイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、前記バイパス流路を通らずに前記筐体の外壁面に沿って前記吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら前記吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられ、
    この絞りは、前記出口を挟むように前記筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、前記2つの隆起を架橋して前記筐体の外壁面に対向する蓋により形成され、
    前記蓋は、前記絞りに露出する内側表面、および前記絞りの外側に露出する外側表面を有し、
    前記蓋の周縁の一部は、前記外側表面を前記吸気路における流れの上流側で画する上流縁を有し、
    前記外側表面は、少なくとも前記上流縁を含む領域が前記吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に外側に膨らんでいることを特徴とする空気流量測定装置。
  2. 請求項1に記載の空気流量測定装置において、
    前記内側表面は、前記上流縁により前記吸気路における流れの上流側で画され、少なくとも前記上流縁を含む領域が前記吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に前記絞りの側に膨らんでいることを特徴とする空気流量測定装置。
  3. 内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、この吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで前記吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する空気流量測定装置において、
    取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、
    前記バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備え、
    前記筐体の外壁面には、前記バイパス流路を通るとともに前記センサを通過して前記バイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、前記バイパス流路を通らず前記筐体の外壁面に沿って前記吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら前記吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられ、
    この絞りは、前記出口を挟むように前記筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、前記2つの隆起を架橋して前記筐体の外壁面に対向する蓋により形成され、
    前記蓋は、前記絞りに露出する内側表面、および前記絞りの外側に露出する外側表面を有し、
    前記蓋の周縁の一部は、前記外側表面を前記吸気路における流れの上流側で画する上流縁を有し、
    前記外側表面には、前記吸気路における流れに非直角となる複数本の外側リブが設けられ、
    この複数本の外側リブの稜線および前記上流縁は、前記絞りの外側に膨らむ1つの仮想の凸曲面に含まれるように設けられ、
    前記仮想の凸曲面は、少なくとも前記上流縁を含む領域が前記吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に外側に膨らんでいることを特徴とする空気流量測定装置。
  4. 請求項3に記載の空気流量測定装置において、
    前記内側表面には、前記吸気路における流れに非直角となる複数本の内側リブが設けられ、
    この複数本の内側リブの稜線および前記上流縁は、前記絞りの側に膨らむ別の仮想の凸曲面に含まれるように設けられ、
    前記別の仮想の凸曲面は、少なくとも前記上流縁を含む領域が前記吸気路における流れの下流側ほど凸曲面状に前記絞りの側に膨らんでいることを特徴とする空気流量測定装置。
  5. 内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、この吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで前記吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する空気流量測定装置において、
    取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、
    前記バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備え、
    前記筐体の外壁面には、前記バイパス流路を通るとともに前記センサを通過して前記バイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、前記バイパス流路を通らずに前記筐体の外壁面に沿って前記吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら前記吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられ、
    この絞りは、前記出口を挟むように前記筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、前記2つの隆起を架橋して前記筐体の外壁面に対向する蓋により形成され、
    この蓋は、前記筐体の外壁面の内、前記2つの隆起の根元により挟まれる狭隘範囲の全範囲に対向せず、部分的に対向していることを特徴とする空気流量測定装置。
  6. 請求項5に記載の空気流量測定装置において、
    前記蓋は、前記蓋の上流側を画する上流縁の少なくとも一部が前記2つの隆起の稜線の上流端同士を結ぶ線分から下流側に前進していることを特徴とする空気流量測定装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の空気流量測定装置において、
    前記蓋は、前記蓋の下流側を画する下流縁の少なくとも一部が前記2つの隆起の稜線の下流端同士を結ぶ線分から上流側に後退していることを特徴とする空気流量測定装置。
  8. 請求項5ないし請求項7の内のいずれか1つに記載の空気流量測定装置において、
    前記2つの隆起の内、一方の隆起は他方の隆起よりも鉛直方向下側に設けられ、
    前記蓋は、前記一方の隆起の稜線に部分的に架からないことを特徴とする空気流量測定装置。
  9. 請求項5ないし請求項8の内のいずれか1つに記載の空気流量測定装置において、
    前記蓋は、前記蓋を貫通する穴を有することを特徴とする空気流量測定装置。
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