JP5527297B2 - 空気流量測定装置 - Google Patents

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本発明は、空気の流量を測定する空気流量測定装置に関するものである。
従来から、空気との伝熱を利用して空気の流量を測定する熱式の空気流量測定装置が公知であり、内燃機関への吸気路に配置され、内燃機関に吸入される吸入空気の流量(以下、吸入空気を吸気と呼ぶことがあり、吸入空気の流量を吸気量と呼ぶことがある。)を測定するために利用されている。
すなわち、この空気流量測定装置は、吸気路を流れる吸気の一部を取り込んで吸気量に応じた電気信号を発生するものであり、取り込んだ吸気を通すバイパス流路を形成する筐体と、バイパス流路に収容されて取り込んだ吸気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備える。そして、空気流量測定装置は、吸気が通る吸気路に直接的にセンサを配置するのではなく、バイパス流路にセンサを配置することで、吸気路における吸気の乱れの影響を低減してばらつきの少ない測定値を出力する。
また、吸気路を流れる吸気には、内燃機関のバルブ開閉に応じて不可避的に脈動が発生するので、吸気量は、脈動の大側ピーク値と脈動の小側ピーク値との間で振動しながら経時変化する。この結果、空気との伝熱により測定値を出力する熱式の測定方法であることに起因して、測定値は真値としての脈動中心値よりも低くなり、マイナス側の誤差が発生してしまう。そこで、空気流量測定装置では、パイパス流路における流路長L2を、バイパス流路を通らずに吸気路を直進した場合の流路長L1よりも長くすることで、L2/L1の数値に応じた測定値の嵩上げ幅を設定して測定値のマイナス側誤差の解消を図っている。
ところで、マイナス側誤差は吸気量に応じて変動するものであり、吸気量が大きいほどマイナス側誤差が大きくなる。よって、吸気量が特定値であるときに関してマイナス側誤差がゼロになるようにL2/L1を設定しても、例えば、吸気量が特定値から小側に変動するとL2/L1による嵩上げ幅が過大となって、逆にプラス側誤差を含んだ測定値を出力してしまう。
すなわち、熱式の空気流量測定装置により脈動を伴う流れの流量を測定する場合、L2/L1の設定によりマイナス側誤差およびプラス側誤差を過不足なく解消できる流量の測定範囲(以下、誤差解消可能範囲と呼ぶ。)から流量が小側に変動すると、測定値にプラス側誤差が発生してしまう。
なお、特許文献1の空気流量測定装置は、バイパス流路の出口下流側で筐体の外壁面に沿って渦流が発生するのを抑制する構成を備える。すなわち、特許文献1の空気流量測定装置では、筐体の外壁面においてバイパス流路の出口を挟むように、吸気の流れに平行な2本のリブが設けられ、さらに出口の下流側で2本のリブを架橋する蓋が設けられている。これにより、渦流の発生を抑制することで、出口下流側において筐体の外壁面に沿う流れを安定させることができるとしている。
しかし、特許文献1の構成は、渦流の発生を抑制することができても、吸気量の小側への変動に伴うプラス側誤差の発生に対応できるものではない。
また、特許文献2には、空気流量測定装置の筐体を構成する複数の構成部材に関し、組付精度を高める構造が開示されているものの、吸気量の小側への変動に伴うプラス側誤差の発生に関する対応は何ら開示されていない。
さらに、特許文献2の空気流量測定装置によれば、複数の構成部材の組合せによってバイパス流路が形成されることから、例えば、構成部材間の隙間を通じてバイパス流路から空気漏れが生じる虞がある。この結果、バイパス流路における流れが、当初予定していた流れと異なるものとなってしまい、測定値に誤差が発生する虞がある。
独国特許出願公開第102008042807号明細書 特開2011−075519号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、熱式の空気流量測定装置により脈動を伴う吸気量を測定する場合に、吸気量が誤差解消可能範囲から小側に変動してもプラス側誤差の発生を抑制することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段によれば、空気流量測定装置は、内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する。また、空気流量測定装置は、取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備える。
そして、筐体の外壁面には、バイパス流路を通ってバイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、バイパス流路を通らずに筐体の外壁面に沿って吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられている。
また、絞りは、出口を挟むように筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、2つの隆起を架橋して筐体の外壁面に対向する蓋により形成されている。そして、隆起は、絞りに露出する内側面、内側面を筐体の反対側で画する稜線を有し、蓋には、隆起の内側面の当接を受ける第1当接面、および隆起の稜線の当接を受ける第2当接面が設けられている。
バイパス通過流と外側通過流とを合流させて絞りながら下流側に導く絞りを設けることにより、メカニズムは定かではないものの、L2/L1による嵩上げ幅が、吸気量の誤差解消可能範囲から小側への変動幅に応じて低減する。このため、熱式の空気流量測定装置により脈動を伴う吸気量を測定する場合に、吸気量が誤差解消可能範囲から小側に変動してもプラス側誤差の発生を抑制することができる。
また、蓋に第1、第2当接面を設けることにより、蓋と隆起との当接面積を増やすことができるので、蓋と隆起との間に形成される隙間から吸気が漏れるのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置の測定精度を高めることができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段によれば、空気流量測定装置は、内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する。また、空気流量測定装置は、取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備える。
そして、筐体の外壁面には、バイパス流路を通ってバイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、バイパス流路を通らずに筐体の外壁面に沿って吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられている。
また、絞りは、出口を挟むように筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、2つの隆起を架橋して筐体の外壁面に対向する蓋により形成されている。そして、隆起は、絞りに露出する内側面、内側面を筐体の反対側で画する稜線を有し、蓋は、絞りに露出する内側面を有し、蓋には、隆起の内側面の当接を受ける第1当接面が設けられ、第1当接面の一部は、蓋の内側面から隆起する蓋側隆起により形成されている。
バイパス通過流と外側通過流とを合流させて絞りながら下流側に導く絞りを設けることにより、メカニズムは定かではないものの、L2/L1による嵩上げ幅が、吸気量の誤差解消可能範囲から小側への変動幅に応じて低減する。このため、熱式の空気流量測定装置により脈動を伴う吸気量を測定する場合に、吸気量が誤差解消可能範囲から小側に変動してもプラス側誤差の発生を抑制することができる。
また、第1当接面の一部を蓋側隆起により形成することで、蓋と隆起との当接面積を増やすことができるので、蓋と隆起との間に形成される隙間から吸気が漏れるのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置の測定精度を高めることができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段によれば、蓋は、絞りに露出する内側面を有し、第1当接面は、蓋の内側面から隆起する蓋側隆起により形成されている。
これにより、蓋と隆起との当接面積を増やすことができるので、蓋と隆起との間に形成される隙間から吸気が漏れるのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置の測定精度を高めることができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段によれば、蓋は、2つの隆起に熱かしめされている。
これにより、蓋が隆起から脱落する虞を大幅に低減することができる。
〔請求項5の手段〕
請求項5の手段によれば、2つの隆起と蓋とは、一方に設けられた線状の突起を他方に設けられた線状の溝にスライドさせながら嵌めることで一体化されている。
これにより、蓋が隆起から脱落する虞を大幅に低減することができる。また、蓋が脱落する虞が少ない絞りを簡便に設けることができる。
〔請求項6の手段〕
請求項6の手段によれば、蓋は、2つの隆起に引っ掛かる爪を有し、爪が2つの隆起に設けられた穴に嵌まることで2つの隆起に一体化されている。
これにより、蓋が隆起から脱落する虞を大幅に低減することができる。また、蓋が脱落する虞が少ない絞りを簡便に設けることができる。
空気流量測定装置の内部を示す断面図である(実施例1)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である(実施例1)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は(a)のB−B断面図である(実施例2)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は(a)のC−C断面図である(実施例3)。 (a)は空気流量測定装置の部分側面図であり、(b)は(a)のD−D断面図である(実施例4)。 (a)、(b)は空気流量測定装置の吸気主流に垂直な部分断面図である(変形例)。 (a)、(b)は空気流量測定装置の吸気主流に垂直な部分断面図である(変形例)。 (a)、(b)は空気流量測定装置の吸気主流に垂直な部分断面図である(変形例)。 空気流量測定装置の吸気主流に垂直な部分断面図である(変形例)。
実施形態1の空気流量測定装置は、内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する。また、空気流量測定装置は、取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備える。
そして、筐体の外壁面には、バイパス流路を通ってバイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、バイパス流路を通らずに筐体の外壁面に沿って吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられている。
また、絞りは、出口を挟むように筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、2つの隆起を架橋して筐体の外壁面に対向する蓋により形成されている。そして、隆起は、絞りに露出する内側面、内側面を筐体の反対側で画する稜線を有し、蓋には、隆起の内側面の当接を受ける第1当接面、および隆起の稜線の当接を受ける第2当接面が設けられている。
また、蓋は、絞りに露出する内側面を有し、第1当接面は、蓋の内側面から隆起する蓋側隆起により形成されている。
さらに、蓋は、2つの隆起に熱かしめされている。
実施形態2の空気流量測定装置によれば、2つの隆起と蓋とは、一方に設けられた線状の突起を他方に設けられた線状の溝にスライドさせながら嵌めることで一体化されている。
実施形態3の空気流量測定装置によれば、蓋は、2つの隆起に引っ掛かる爪を有し、爪が2つの隆起に設けられた穴に嵌まることで2つの隆起に一体化されている。
〔実施例1の構成〕
実施例1の空気流量測定装置1の構成を、図1および図2を用いて説明する。
空気流量測定装置1は、空気との伝熱を利用して空気流量を測定するものであり、例えば、内燃機関(図示せず)への吸気路2に配置され、内燃機関に吸入される吸気の流量(吸気量)を測定するために利用されている。
すなわち、空気流量測定装置1は、吸気路2に配置され、吸気路2を流れる吸気(以下、吸気主流と呼ぶ。)の一部を取り込んで吸気量に応じた電気信号を発生するものであり、取り込んだ吸気を通すバイパス流路4を形成する筐体5と、バイパス流路4に収容されて取り込んだ吸気との伝熱により電気信号を発生するセンサチップ6とを備える。
なお、センサチップ6で発生した電気信号は、所定の処理が施されて空気流量測定装置1の外部の電子制御装置(図示せず)に出力され、例えば、燃料噴射制御等の各種の制御処理に利用される。
また、バイパス流路4は、吸気路2に対し吸気主流の上流側に向かって開口する吸気の入口8と、吸気路2に対し吸気主流の下流側に向かって開口する吸気の出口9と、入口8から直線的に伸び、吸気路2における吸気主流と同じ方向に向かって吸気を直進させる直進路10と、直進路10を直進してきた吸気を周回させて出口9に向かわせる周回路11とを有する。これにより、バイパス流路4の流路長L2は、バイパス流路4に取り込まれず吸気路2を直進した場合の流路長L1よりも長くなる。
なお、直進路10には、ダストを排出するためのダスト排出路12が直線的に接続しており、ダスト排出路12の下流端は、吸気路2に対し吸気主流の下流側に向かって開口するダスト排出口13をなす。
また、センサチップ6は、周回路11の最も奥側であって直進路10から最も遠い位置に突出している。そして、周回路11は下流側で2つに分岐しており、出口9は2つ設けられている。なお、周回路11においてセンサチップ6が配置される位置では、空気の流れが、直進路10における流れや吸気路2における吸気主流の流れとは逆向きである。
以上により、空気流量測定装置1は、吸気主流が通る吸気路2に直接的にセンサチップ6を配置するのではなく、バイパス流路4にセンサチップ6を配置することで、吸気路2における吸気主流の乱れの影響を直接的に受けることなく、ばらつきの少ない測定値を出力している。また、空気流量測定装置1は、周回路11等を設けて流路長L2を流路長L1よりも長くすることで、L2/L1の数値に応じた測定値の嵩上げ幅を設定して脈動を伴う流れの流量を測定することにより生じる測定値低下の解消を図っている。
〔実施例1の特徴〕
実施例1の空気流量測定装置1の特徴を、図1および図2を用いて説明する。
空気流量測定装置1によれば、筐体5の外壁面には、バイパス流路4を通って出口9から流出するバイパス通過流と、バイパス流路4を通らず筐体5の外壁面に沿って吸気主流の方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気主流の下流側に導く絞り15が設けられている。
絞り15は、出口9を挟むように筐体5の外壁面から隆起する2つの曲線状の隆起17、筐体5の外壁面、2つの隆起17を架橋して筐体5の外壁面に対向する蓋19により形成されている。
ここで、2つの隆起17は、出口9よりも吸気主流の上流側の部分が直線状かつ吸気主流に平行に設けられている。また、出口9よりも吸気主流の下流側の部分は、絞り15の外側に凸状に膨らみながら湾曲して下流側ほど互いに接近している。また、隆起17は、絞り15に露出する内側面21、内側面21を筐体5の反対側で画する稜線22を有する。
蓋19は、絞り15に露出する内側面23、および絞り15の外側に露出する外側面24を有する。また、蓋19の周縁は、2つの隆起17のそれぞれの稜線22に応じた形状に設けられ、それぞれの稜線22に当接する2つの当接縁26、外側面24を吸気主流の上流側で画するとともに絞り15の入口を形成する上流縁27、外側面24を吸気主流の下流側で画するとともに絞り15の出口を形成する下流縁28からなる。
さらに、蓋19の内側面23には、当接縁26に沿うように蓋側隆起30が絞り側に隆起しており、蓋側隆起30の絞り側の曲面30aは、吸気主流に垂直な切断縁が外側に凸をなすR形状であり、蓋側隆起30の反絞り側(外側)の曲面は、吸気主流に垂直な切断縁が内側面23に垂直な直線である。
そして、蓋19には、隆起17の内側面21の当接を受ける第1当接面32、および隆起17の稜線22の当接を受ける第2当接面33が設けられており、第1当接面32は蓋側隆起30の反絞り側の曲面であり、第2当接面33は蓋側隆起30の外側に設けられている。また、稜線22には、熱かしめ部34が設けられており、稜線22に当接縁26を熱かしめすることで隆起17と蓋19とが一体化されている。
〔実施例1の効果〕
実施例1の空気流量測定装置1によれば、バイパス流路4を通って出口9から流出するバイパス通過流と、バイパス流路4を通らず筐体5の外壁面に沿って吸気主流の方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気主流の下流側に導く絞り15が設けられている。
これにより、メカニズムは定かではないものの、L2/L1による嵩上げ幅が、流量の誤差解消可能範囲から小側への変動幅に応じて低減する。このため、熱式の空気流量測定装置1により内燃機関への吸気量を測定する場合に、吸気量が誤差解消可能範囲から小側に変動してもプラス側誤差の発生を抑制することができる。
また、蓋19に第1、第2当接面32、33を設けることにより、蓋19と隆起17との当接面積を増やすことができるので、蓋19と隆起17との間に形成される隙間から吸気が漏れるのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置1の測定精度を高めることができる。
さらに、蓋19を2つの隆起17に熱かしめすることで、蓋19が隆起17から脱落する虞を大幅に低減することができる。
また、蓋側隆起30の絞り側の曲面30aは、吸気主流に垂直な切断縁が外側に凸をなすR形状である。
これにより、絞り15において、隆起17と蓋19とが当接する領域の近傍で空気の澱みが生じるのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置1の測定精度を高めることができる。
〔実施例2〕
実施例2の空気流量測定装置1によれば、図3に示すように、蓋側隆起30の第1当接面32には線状の突起36が設けられており、隆起17の内側面21には突起36が嵌まる線状の溝37が設けられている。そして、2つの隆起17と蓋19とは、突起36を溝37にスライドさせながら嵌めることで一体化されている。
これにより、蓋19が隆起17から脱落する虞を大幅に低減することができる。また、簡便なスライド作業により、蓋19が脱落する虞が少ない絞り15を設けることができる。
〔実施例3〕
実施例3の空気流量測定装置1によれば、図4に示すように、蓋側隆起30の第1当接面32には線状の突起36が設けられており、隆起17の内側面21には突起36が嵌まる線状の溝37が設けられている。そして、2つの隆起17と蓋19とは、突起36を溝37にスライドさせながら嵌めることで一体化されている。また、稜線22には、熱かしめ部34が設けられており、稜線22に当接縁26が熱かしめされている。
これにより、突起36と溝37とのスライド嵌合、および稜線22と当接縁26との熱かしめの両方により蓋19が脱落する虞を低減することができる。
〔実施例4〕
実施例4の空気流量測定装置1によれば、図5に示すように、蓋19は、2つの隆起17に引っ掛かる爪39を有し、爪39が2つの隆起17に設けられた穴40に嵌まることで2つの隆起17に一体化されている。ここで、爪39は、蓋19の当接縁26に設けられたスナップフィット部41に設けられている。そして、爪39は、スナップフィット部41が隆起17の外側面に当接することにより穴40に嵌まる。
これにより、蓋19が隆起17から脱落する虞を大幅に低減することができる。また、簡便なスナップフィット締結により、蓋19が脱落する虞が少ない絞り15を設けることができる。
〔変形例〕
空気流量測定装置1の態様は、実施例1〜4に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例1〜4の空気流量測定装置1によれば、蓋側隆起30の絞り側の曲面30aは、吸気主流に垂直な切断縁が外側に凸をなすR形状であったが、吸気主流に垂直な切断縁が内側面21、23に鋭角をなして交差する直線となるように曲面30aを設けてもよく(図6(a)参照。)、吸気主流に垂直な切断縁が内側面21に垂直な直線および内側面23に平行な直線となるように、曲面30aを2つに分けて設けてもよい(図6(b)参照。)。
なお、図6(a)の空気流量測定装置1でも、絞り15において、隆起17と蓋19とが当接する領域の近傍で空気の澱みが生じるのを抑制することができるので、空気流量測定装置1の測定精度を高めることができる。
また、蓋19において、内側面23をなす部分を肉厚に設けることで、蓋側隆起30を設けることなく第1、第2当接面32、33を設けてもよく(図7(a)参照。)、肉厚部分の内側面23に蓋側隆起30を設けることで第1当接面32を拡大してもよい(図7(b)、図8(a)、(b)参照。)。
また、第2当接面33を設けることなく第1当接面32のみにより、蓋19と隆起17との当接面積を設定してもよい。この場合、当接面積を増やすために内側面23に蓋側隆起30を設けるのが好ましい(図9参照。)。
さらに、実施例1〜4の空気流量測定装置1は、吸気量を検出するためのセンサをセンサチップ6により構成していたが、センサチップ6に替えて、例えば、白金線を巻回したボビンによりセンサを構成してもよい。
1 空気流量測定装置
2 吸気路
4 バイパス流路
5 筐体
6 センサチップ(センサ)
9 出口
15 絞り
17 隆起
19 蓋
21 内側面(隆起の内側面)
22 稜線(隆起の稜線)
23 内側面(蓋の内側面)
30 蓋側隆起
32 第1当接面
33 第2当接面
36 突起
37 溝
39 爪
40 穴

Claims (6)

  1. 内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、この吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで前記吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する空気流量測定装置において、
    取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、
    前記バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備え、
    前記筐体の外壁面には、前記バイパス流路を通って前記バイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、前記バイパス流路を通らずに前記筐体の外壁面に沿って前記吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら前記吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられ、
    この絞りは、前記出口を挟むように前記筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、この2つの隆起を架橋して前記筐体の外壁面に対向する蓋により形成され、
    前記隆起は、前記絞りに露出する内側面、この内側面を前記筐体の反対側で画する稜線を有し、
    前記蓋には、前記隆起の内側面の当接を受ける第1当接面、および前記隆起の稜線の当接を受ける第2当接面が設けられていることを特徴とする空気流量測定装置。
  2. 内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、この吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで前記吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する空気流量測定装置において、
    取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、
    前記バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備え、
    前記筐体の外壁面には、前記バイパス流路を通って前記バイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、前記バイパス流路を通らずに前記筐体の外壁面に沿って前記吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら前記吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられ、
    この絞りは、前記出口を挟むように前記筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、この2つの隆起を架橋して前記筐体の外壁面に対向する蓋により形成され、
    前記隆起は、前記絞りに露出する内側面、この内側面を前記筐体の反対側で画する稜線を有し、
    前記蓋は、前記絞りに露出する内側面を有し、
    前記蓋には、前記隆起の内側面の当接を受ける第1当接面が設けられ、
    この第1当接面の一部は、前記蓋の内側面から隆起する蓋側隆起により形成されていることを特徴とする空気流量測定装置。
  3. 請求項1に記載の空気流量測定装置において、
    前記蓋は、前記絞りに露出する内側面を有し、
    前記第1当接面は、前記蓋の内側面から隆起する蓋側隆起により形成されていることを特徴とする空気流量測定装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載の空気流量測定装置において、
    前記蓋は、前記2つの隆起に熱かしめされていることを特徴とする空気流量測定装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の内のいずれか1つに記載の空気流量測定装置において、
    前記2つの隆起と前記蓋とは、一方に設けられた線状の突起を他方に設けられた線状の溝にスライドさせながら嵌めることで一体化されていることを特徴とする空気流量測定装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の内のいずれか1つに記載の空気流量測定装置において、
    前記蓋は、前記2つの隆起に引っ掛かる爪を有し、この爪が前記2つの隆起に設けられた穴に嵌まることで前記2つの隆起に一体化されていることを特徴とする空気流量測定装置。
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