JP5527297B2 - 空気流量測定装置 - Google Patents
空気流量測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5527297B2 JP5527297B2 JP2011203339A JP2011203339A JP5527297B2 JP 5527297 B2 JP5527297 B2 JP 5527297B2 JP 2011203339 A JP2011203339 A JP 2011203339A JP 2011203339 A JP2011203339 A JP 2011203339A JP 5527297 B2 JP5527297 B2 JP 5527297B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- intake
- flow
- ridges
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
しかし、特許文献1の構成は、渦流の発生を抑制することができても、吸気量の小側への変動に伴うプラス側誤差の発生に対応できるものではない。
さらに、特許文献2の空気流量測定装置によれば、複数の構成部材の組合せによってバイパス流路が形成されることから、例えば、構成部材間の隙間を通じてバイパス流路から空気漏れが生じる虞がある。この結果、バイパス流路における流れが、当初予定していた流れと異なるものとなってしまい、測定値に誤差が発生する虞がある。
請求項1の手段によれば、空気流量測定装置は、内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する。また、空気流量測定装置は、取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備える。
請求項2の手段によれば、空気流量測定装置は、内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する。また、空気流量測定装置は、取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備える。
請求項3の手段によれば、蓋は、絞りに露出する内側面を有し、第1当接面は、蓋の内側面から隆起する蓋側隆起により形成されている。
これにより、蓋と隆起との当接面積を増やすことができるので、蓋と隆起との間に形成される隙間から吸気が漏れるのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置の測定精度を高めることができる。
請求項4の手段によれば、蓋は、2つの隆起に熱かしめされている。
これにより、蓋が隆起から脱落する虞を大幅に低減することができる。
請求項5の手段によれば、2つの隆起と蓋とは、一方に設けられた線状の突起を他方に設けられた線状の溝にスライドさせながら嵌めることで一体化されている。
これにより、蓋が隆起から脱落する虞を大幅に低減することができる。また、蓋が脱落する虞が少ない絞りを簡便に設けることができる。
請求項6の手段によれば、蓋は、2つの隆起に引っ掛かる爪を有し、爪が2つの隆起に設けられた穴に嵌まることで2つの隆起に一体化されている。
これにより、蓋が隆起から脱落する虞を大幅に低減することができる。また、蓋が脱落する虞が少ない絞りを簡便に設けることができる。
さらに、蓋は、2つの隆起に熱かしめされている。
実施形態3の空気流量測定装置によれば、蓋は、2つの隆起に引っ掛かる爪を有し、爪が2つの隆起に設けられた穴に嵌まることで2つの隆起に一体化されている。
実施例1の空気流量測定装置1の構成を、図1および図2を用いて説明する。
空気流量測定装置1は、空気との伝熱を利用して空気流量を測定するものであり、例えば、内燃機関(図示せず)への吸気路2に配置され、内燃機関に吸入される吸気の流量(吸気量)を測定するために利用されている。
なお、センサチップ6で発生した電気信号は、所定の処理が施されて空気流量測定装置1の外部の電子制御装置(図示せず)に出力され、例えば、燃料噴射制御等の各種の制御処理に利用される。
また、センサチップ6は、周回路11の最も奥側であって直進路10から最も遠い位置に突出している。そして、周回路11は下流側で2つに分岐しており、出口9は2つ設けられている。なお、周回路11においてセンサチップ6が配置される位置では、空気の流れが、直進路10における流れや吸気路2における吸気主流の流れとは逆向きである。
実施例1の空気流量測定装置1の特徴を、図1および図2を用いて説明する。
空気流量測定装置1によれば、筐体5の外壁面には、バイパス流路4を通って出口9から流出するバイパス通過流と、バイパス流路4を通らず筐体5の外壁面に沿って吸気主流の方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気主流の下流側に導く絞り15が設けられている。
ここで、2つの隆起17は、出口9よりも吸気主流の上流側の部分が直線状かつ吸気主流に平行に設けられている。また、出口9よりも吸気主流の下流側の部分は、絞り15の外側に凸状に膨らみながら湾曲して下流側ほど互いに接近している。また、隆起17は、絞り15に露出する内側面21、内側面21を筐体5の反対側で画する稜線22を有する。
実施例1の空気流量測定装置1によれば、バイパス流路4を通って出口9から流出するバイパス通過流と、バイパス流路4を通らず筐体5の外壁面に沿って吸気主流の方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら吸気主流の下流側に導く絞り15が設けられている。
さらに、蓋19を2つの隆起17に熱かしめすることで、蓋19が隆起17から脱落する虞を大幅に低減することができる。
これにより、絞り15において、隆起17と蓋19とが当接する領域の近傍で空気の澱みが生じるのを抑制することができる。このため、空気流量測定装置1の測定精度を高めることができる。
実施例2の空気流量測定装置1によれば、図3に示すように、蓋側隆起30の第1当接面32には線状の突起36が設けられており、隆起17の内側面21には突起36が嵌まる線状の溝37が設けられている。そして、2つの隆起17と蓋19とは、突起36を溝37にスライドさせながら嵌めることで一体化されている。
これにより、蓋19が隆起17から脱落する虞を大幅に低減することができる。また、簡便なスライド作業により、蓋19が脱落する虞が少ない絞り15を設けることができる。
実施例3の空気流量測定装置1によれば、図4に示すように、蓋側隆起30の第1当接面32には線状の突起36が設けられており、隆起17の内側面21には突起36が嵌まる線状の溝37が設けられている。そして、2つの隆起17と蓋19とは、突起36を溝37にスライドさせながら嵌めることで一体化されている。また、稜線22には、熱かしめ部34が設けられており、稜線22に当接縁26が熱かしめされている。
これにより、突起36と溝37とのスライド嵌合、および稜線22と当接縁26との熱かしめの両方により蓋19が脱落する虞を低減することができる。
実施例4の空気流量測定装置1によれば、図5に示すように、蓋19は、2つの隆起17に引っ掛かる爪39を有し、爪39が2つの隆起17に設けられた穴40に嵌まることで2つの隆起17に一体化されている。ここで、爪39は、蓋19の当接縁26に設けられたスナップフィット部41に設けられている。そして、爪39は、スナップフィット部41が隆起17の外側面に当接することにより穴40に嵌まる。
これにより、蓋19が隆起17から脱落する虞を大幅に低減することができる。また、簡便なスナップフィット締結により、蓋19が脱落する虞が少ない絞り15を設けることができる。
空気流量測定装置1の態様は、実施例1〜4に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例1〜4の空気流量測定装置1によれば、蓋側隆起30の絞り側の曲面30aは、吸気主流に垂直な切断縁が外側に凸をなすR形状であったが、吸気主流に垂直な切断縁が内側面21、23に鋭角をなして交差する直線となるように曲面30aを設けてもよく(図6(a)参照。)、吸気主流に垂直な切断縁が内側面21に垂直な直線および内側面23に平行な直線となるように、曲面30aを2つに分けて設けてもよい(図6(b)参照。)。
なお、図6(a)の空気流量測定装置1でも、絞り15において、隆起17と蓋19とが当接する領域の近傍で空気の澱みが生じるのを抑制することができるので、空気流量測定装置1の測定精度を高めることができる。
また、第2当接面33を設けることなく第1当接面32のみにより、蓋19と隆起17との当接面積を設定してもよい。この場合、当接面積を増やすために内側面23に蓋側隆起30を設けるのが好ましい(図9参照。)。
2 吸気路
4 バイパス流路
5 筐体
6 センサチップ(センサ)
9 出口
15 絞り
17 隆起
19 蓋
21 内側面(隆起の内側面)
22 稜線(隆起の稜線)
23 内側面(蓋の内側面)
30 蓋側隆起
32 第1当接面
33 第2当接面
36 突起
37 溝
39 爪
40 穴
Claims (6)
- 内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、この吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで前記吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する空気流量測定装置において、
取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、
前記バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備え、
前記筐体の外壁面には、前記バイパス流路を通って前記バイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、前記バイパス流路を通らずに前記筐体の外壁面に沿って前記吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら前記吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられ、
この絞りは、前記出口を挟むように前記筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、この2つの隆起を架橋して前記筐体の外壁面に対向する蓋により形成され、
前記隆起は、前記絞りに露出する内側面、この内側面を前記筐体の反対側で画する稜線を有し、
前記蓋には、前記隆起の内側面の当接を受ける第1当接面、および前記隆起の稜線の当接を受ける第2当接面が設けられていることを特徴とする空気流量測定装置。 - 内燃機関に吸入される吸入空気が流れる吸気路に配置され、この吸気路を流れる吸入空気の一部を取り込んで前記吸気路における吸入空気の流量に応じた電気信号を発生する空気流量測定装置において、
取り込んだ吸入空気を通すバイパス流路を形成する筐体と、
前記バイパス流路に収容されて取り込んだ吸入空気との伝熱により電気信号を発生するセンサとを備え、
前記筐体の外壁面には、前記バイパス流路を通って前記バイパス流路の出口から流出するバイパス通過流と、前記バイパス流路を通らずに前記筐体の外壁面に沿って前記吸気路における流れの方向に流れる外側通過流とを合流させて絞りながら前記吸気路における流れの下流側に導く絞りが設けられ、
この絞りは、前記出口を挟むように前記筐体の外壁面から隆起する2つの隆起、および、この2つの隆起を架橋して前記筐体の外壁面に対向する蓋により形成され、
前記隆起は、前記絞りに露出する内側面、この内側面を前記筐体の反対側で画する稜線を有し、
前記蓋は、前記絞りに露出する内側面を有し、
前記蓋には、前記隆起の内側面の当接を受ける第1当接面が設けられ、
この第1当接面の一部は、前記蓋の内側面から隆起する蓋側隆起により形成されていることを特徴とする空気流量測定装置。 - 請求項1に記載の空気流量測定装置において、
前記蓋は、前記絞りに露出する内側面を有し、
前記第1当接面は、前記蓋の内側面から隆起する蓋側隆起により形成されていることを特徴とする空気流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載の空気流量測定装置において、
前記蓋は、前記2つの隆起に熱かしめされていることを特徴とする空気流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項4の内のいずれか1つに記載の空気流量測定装置において、
前記2つの隆起と前記蓋とは、一方に設けられた線状の突起を他方に設けられた線状の溝にスライドさせながら嵌めることで一体化されていることを特徴とする空気流量測定装置。 - 請求項1ないし請求項5の内のいずれか1つに記載の空気流量測定装置において、
前記蓋は、前記2つの隆起に引っ掛かる爪を有し、この爪が前記2つの隆起に設けられた穴に嵌まることで前記2つの隆起に一体化されていることを特徴とする空気流量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011203339A JP5527297B2 (ja) | 2011-09-16 | 2011-09-16 | 空気流量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011203339A JP5527297B2 (ja) | 2011-09-16 | 2011-09-16 | 空気流量測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013064642A JP2013064642A (ja) | 2013-04-11 |
JP5527297B2 true JP5527297B2 (ja) | 2014-06-18 |
Family
ID=48188277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011203339A Active JP5527297B2 (ja) | 2011-09-16 | 2011-09-16 | 空気流量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5527297B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016205961A (ja) * | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 株式会社デンソー | 流量測定装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6477195B2 (ja) * | 2015-04-21 | 2019-03-06 | 株式会社デンソー | 流量測定装置 |
-
2011
- 2011-09-16 JP JP2011203339A patent/JP5527297B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016205961A (ja) * | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 株式会社デンソー | 流量測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013064642A (ja) | 2013-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5338870B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP5263324B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP5527350B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP5338864B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
US7043978B2 (en) | Airflow meter | |
JP4412357B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
JPH06194199A (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP5321563B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP6477195B2 (ja) | 流量測定装置 | |
JP5397425B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP4752472B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP5751533B2 (ja) | 吸気装置 | |
JP5527297B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP6069504B2 (ja) | 温湿度センサ | |
JP6365388B2 (ja) | 流量測定装置 | |
JP3985801B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP2002005713A (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP4089654B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
CN113597538A (zh) | 物理量检测装置 | |
JP2022153665A (ja) | 流量測定装置 | |
JP2015108336A (ja) | エアクリーナ | |
JP2001033288A (ja) | 空気流量測定装置 | |
JPH116750A (ja) | 空気流量測定装置 | |
JPH11211528A (ja) | 吸気装置 | |
JP2000180235A (ja) | 空気流量測定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140318 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140331 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5527297 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |