JP5526528B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に係り、特に、回転軸に設けられる導電性のスリップリングと、スリップリングに押し付けられて電気的に接触するブラシとを備える回転電機に関する。
回転電機のコイルに通電を行う方式として、回転軸に設けられる整流子と呼ばれるスリップリングと、固定側に設けられるブラシとを用いる方式がある。この場合に、回転するスリップリングとブラシとは摩擦接触によって電気的に導通するので、回転軸の回転に伴ってブラシとスリップリングが摩耗する。例えば、銅等の金属でスリップリングを構成し、カーボンを含む材料でブラシを構成すると、主にブラシの方が回転電機の作動と共に摩耗する。
例えば、特許文献1には、DCモータのブラシホルダー装置について、駆動軸に嵌挿される整流子に、ホルダに保持されるブラシがスプリングで押圧されることで、整流子にブラシが接触摺動し、ブラシから整流子を介して電機子に電流が流れることが述べられている。
特開平5−300705号公報
上記のように、スリップリングとブラシとは接触によって電気的に接続されるので、ブラシの押付力が変化すると電気的接続の信頼性が低くなる。したがって、ブラシが摩耗しても押付力が変動しないようにする必要がある。また、ブラシの摩耗は、ブラシの寿命を短くするので、これを抑制することが望まれる。
本発明の目的は、ブラシが摩耗するときでも安定した押付力を確保できる回転電機を提供することである。他の目的は、ブラシの不必要な摩耗を抑制することを可能とする回転電機を提供することである。以下の手段は、これらの目的の少なくとも1つに貢献する。
本発明に係る回転電機は、回転軸に設けられる導電性のスリップリングと、回転するスリップリングに押し付けられて電気的に接触するブラシと、筐体部に取り付けられ、スリップリングに対するブラシの押付力を与える押付機構と、を備え、押付機構は、ブラシの押付方向に垂直な付勢方向に付勢力を与える付勢手段と、筐体部に設けられ、ブラシの押付方向とは異なる所定の一定方向に延び、付勢手段の先端側を移動自在に案内するガイド部と、付勢手段の先端側に設けられてガイド部に案内され、押す方向の付勢力を発生するコロと、ブラシと一体となって取り付けられる押付部であって、コロの転がり接触位置で所定の一定方向からの付勢力を受け止め、コロの転がり接触位置における外形のプロファイルに応じてブラシの押付方向の分力成分を発生させてブラシに押付力を与え、ブラシが押付方向に摩耗してコロの転がり接触位置が変化し付勢力の大きさが変化すると共にコロの転がり接触位置における外形のプロファイルの法線方向と付勢方向とがなす角度が変化することで、ブラシのスリップリングに対する押付力を所定の範囲に維持するプロファイルを有する押付部と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る回転電機において、押付部は、ブラシの押付方向に平行な方向をY軸方向とし、回転軸とY軸方向とに垂直な方向で付勢方向に平行な方向をX軸とし、Y軸に沿った位置座標をYとし、X軸に沿った位置座標をXとして、YがXの二次関数で表わされる外形のプロファイルを有することが好ましい。
また、本発明に係る回転電機において、押付機構は、付勢手段の付勢力についての原点位置を調整する調整部を有することが好ましい。
また、本発明に係る回転電機において、調整部は、予め定めた回転電機の運転状態に応じて、押付力を軽減する方向に付勢手段の原点位置を変更することが好ましい。
上記構成により、回転電機は、スリップリングに対するブラシの押付力を与える押付機構として、ブラシの押付方向とは異なる付勢方向に付勢力を与える付勢手段と、ブラシと一体となって取り付けられ所定の外形のプロファイルを有する押付部を含む。ここで、所定のプロファイルは、付勢手段の接触位置で付勢力を受け止め、接触位置における外形のプロファイルに応じてブラシの押付方向の分力成分を発生させてブラシに押付力を与え、ブラシが押付方向に摩耗して接触位置が変化し付勢力の大きさが変化すると共に接触位置における外形のプロファイルの法線方向と付勢方向とがなす角度が変化することで、ブラシのスリップリングに対する押付力を予め定めた所定の範囲に維持する。したがって、ブラシが摩耗するときでも安定した押付力を確保できる。
また、回転電機において、押付部の外形のプロファイルは、ブラシの押付方向に平行な方向に沿ってYをとり、回転軸とY軸方向とに垂直な方向で付勢方向に平行な方向に沿ってXをとるとき、YがXの二次関数で表わされる外形のプロファイルを有する。比較的簡単な外形のプロファイルを有する押付部を用いることで、ブラシが摩耗するときでも押付力を所定の範囲に維持することができる。
また、回転電機において、付勢手段の付勢力についての原点位置を調整する調整部を有する。これによって押付力を変化させることができ、例えば、ブラシの摩耗を抑制する押付力とすることが可能となる。
また、回転電機において、予め定めた回転電機の運転状態に応じて、押付力を軽減する方向に付勢手段の原点位置を変更する。例えば、回転電機が、スリップリングとブラシとの間の電気的接続を必要としない運転モードを有するときには、その運転モードの運転状態になったときに、押付力を軽減する方向に付勢手段の付勢力についての原点位置を調整することで、ブラシの不必要な摩耗を抑制することができる。なお、押付力をゼロ、すなわち、スリップリングとブラシを全く接触しないようにするものとしてもよい。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下では、回転電機として、ステータと、永久磁石ロータと、巻線ロータとを備え、永久磁石と巻線ロータとの間にクラッチが設けられ、巻線ロータの回転軸の一方側がエンジンに接続され、永久磁石ロータが変速機に接続される動力伝達機構を説明するが、これ以外の構造であっても、スリップリングとブラシとが用いられる回転電機であればよい。また、以下で述べる材質、形状、寸法等は説明のための例示であり、回転電機の仕様等に適合するように適宜変更が可能である。
以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、スリップリングとブラシが用いられるハイブリッド駆動システム10の構成を説明する図である。このハイブリッド駆動システム10は車両の駆動に用いられるもので、エンジン12と変速機14との間に動力伝達機構としての回転電機20が設けられる。変速機14の先は、車輪16に接続される。
回転電機20は、3相信号で作動し、回転軸22と、ロータ巻線25が巻回され回転軸22周りに回転可能な巻線ロータ24と、永久磁石が取り付けられ回転軸22周りに回転可能な永久磁石ロータ26と、永久磁石ロータ26の外周側に配置され回転電機筐体部に固定されるステータ28とを含む。そして、回転軸22には、スリップリング30が取り付けられ、このスリップリング30に押し付けられるようにブラシ部32が設けられる。スリップリング30とブラシ部32は、3相信号のそれぞれに対応し、3つの電気的に分離された部分を有する構成となっている。3相に対応する3つのスリップリング30のそれぞれは、巻線ロータ24の巻線であるロータ巻線25における3相巻線のそれぞれに接続される。
ハイブリッド駆動システム10は、電源回路部として、ブラシ部32から取り出される3相信号を直流に整流する整流器60と、整流器60の出力を昇圧するDC/DCコンバータ62と、DC/DCコンバータ62の正極母線と負極母線に両端子が接続されるものとして、バッテリ64と、インバータ66と、クランキング用インバータ68を含んで構成される。また、図1には図示されていないが、ハイブリッド駆動システム10を構成する各要素の作動を全体として制御する制御部を含んで構成される。
かかるハイブリッド駆動システムの動作は以下の通りである。図1の構成において、エンジン12の動力により回転軸22を介して巻線ロータ24が回転駆動され、巻線ロータ24の回転速度が永久磁石ロータ26の回転速度よりも高くなると、巻線ロータ24の巻線であるロータ巻線25に誘起起電力が発生する。ここで、DC/DCコンバータ62の出力電圧がバッテリ64の電圧よりも高くなるようにDC/DCコンバータ62の昇圧比を制御することで、ロータ巻線25に誘導電流が流れ、巻線ロータ24と永久磁石ロータ26との間にトルクが作用して永久磁石ロータ26が回転駆動される。
このパワー伝達経路は、エンジン12の機械的動力によるものであるので、これを機械パスと呼ぶことができる。巻線ロータ24と永久磁石ロータ26との間に作用するトルクは、DC/DCコンバータ62の昇圧比、すなわち、DC/DCコンバータ62を構成するスイッチング素子のデューティ比により制御可能である。上記構成によって、巻線ロータ24と永久磁石ロータ26との回転差を許容できるため、車輪16の回転が停止してもエンジン12がストールすることがなく、いわゆるトルクコンバータとしての機能を実現できる。
さらに、ロータ巻線25に発生した3相交流電力は、スリップリング30とブラシ部32を介して取り出される。取り出された交流電力は、整流器60で直流に整流され、整流された直流電力はDC/DCコンバータ62で昇圧される。そしてDC/DCコンバータ62からの直流電力がインバータ66によって再び3相交流に変換されてからステータ28の巻線であるステータ巻線29に供給されることで、ステータ28と永久磁石ロータ26との間にトルクが作用する。このパワー経路は、電力によるものであるので、これを電気パスと呼ぶことができる。
また、バッテリ64からステータ巻線29へ電力供給を行うようにインバータ66のスイッチング動作を制御して、ステータ28と永久磁石ロータ26との間にトルクを作用させることで、エンジン12が動力を発生していなくても、永久磁石ロータ26を回転駆動させることができる。すなわち、いわゆるEV(Electrical Vehicle)走行を行うことができる。
また、バッテリ64からの電力を用いてクランキング用インバータ68によって3相信号を生成し、ブラシ部32とスリップリング30を介して巻線ロータ24のロータ巻線25に駆動電流を供給することができる。これによって永久磁石ロータ26と巻線ロータ24との間にトルクを発生させ、エンジン12を起動させることができる。すなわち、クランキング機能を持たせることができる。さらに、クラッチ18を切断することで、巻線ロータ24のロータ巻線25に発生する電力を取り出すことができる。すなわち、発電機としての機能を持たせることができる。
上記のように、図1で説明した回転電機20は、トルク増幅機能を有するトルクコンバータとしての機能、エンジン直結駆動機能、モータとして用いてハイブリッド走行とEV走行を可能とする機能、エンジン始動のクランキング機能、発電機としての機能等を車両の運転状況に合わせ選択的に用いることができる多機能の動力伝達機構である。
次に、この回転電機20におけるスリップリング30とブラシ部32の詳細について説明する。図2は、スリップリング30とブラシ部32の様子を示す図で、正面図と側面図が示されている。
スリップリング30は、回転電機20の回転軸22に回転止めされて固定され、回転軸22と一体的に回転する金属製のリングである。図2の側面図に示されるように、スリップリング30は、3相信号に対応して3つ並列に回転軸に設けられ、それらの間は絶縁材料の環状部材で仕切られている。各スリップリング30は図示されていない引出配線によって、回転電機20の巻線ロータ24の3相のロータ巻線25のそれぞれに接続される。
かかるスリップリング30としては、例えば、純銅製の材料を加工してリング状としたものを用いることができる。3つのリングを互いに電気的に絶縁して並列に整列配置するには、絶縁材料と一体成形する方法を用いることができる。
ブラシ部32は、ブラシ34と、押付機構40と、ブラシ筐体部36とを含んで構成される。ブラシ筐体部36は、図2の正面図に示されるように円環状の部材で、回転電機20の筐体に固定して取り付けられ、押付機構40とブラシ34を保持する機能を有する。
ブラシ34は、回転軸22と共に回転するスリップリング30に押し付けられて電気的に接触する導電性の摺動部材である。ブラシ34は、3つのスリップリング30のそれぞれに対応して3系統に電気的に分離して設けられる。図2では、各相に対応して3つのブラシ34が設けられる様子が示されているが、勿論1つずつでもよく、2つ、あるいは4以上であってもよい。1つのスリップリング30に対して複数のブラシを周方向に沿って均等間隔で配置することで、スリップリング30に対する摺動負荷を均等化することができる。
複数のブラシ34は、適当な引出線を用いて各相ごとにまとめられ、図1で説明したように、整流器60、クランキング用インバータ68に接続される。かかるブラシ34としては、例えば銅入りのカーボンを材料として、金型等を用いて所定の形状に成形したものを用いることができる。
ブラシ34は、スリップリング30と摺動することで次第に摩耗するので、回転電機20の設計寿命を考慮して、その寿命の最後のときでも十分な高さ寸法となるように、初期高さ寸法が設定される。例えば、設計寿命の期間において、約15mm程度摩耗することが予測されるときは、スリップリング30に接触するときの回転軸22を中心として径方向に沿った寸法を高さ寸法として、初期高さ寸法を約20mm程度とすることができる。
押付機構40は、上記のようにブラシ筐体部36に取り付けられ、スリップリング30に対するブラシ34の押付力を与える機構である。ブラシ34の押付力は、スリップリング30とブラシ34の材料、回転電機20の回転軸22の回転速度等によって適当に設定されるが、一例を上げると、全部のスリップリング30に対するブラシ1つ当りの押付力が数N程度で、ブラシ34全体の押付力の合計が約数十N程度となるように設定することができる。
押付機構40は、ブラシ34と一体となってその上部、すなわちスリップリング30と接触する部分と反対側の部分に設けられ、予め定めた外形のプロファイルを有する押付部70と、押付部70の外形のプロファイルに接触してブラシ34に押付力を与える付勢部41とを含んで構成される。最初に付勢部41の構成等を述べ、次に押付部70の外形のプロファイルについて説明する。
なお、図2の正面図では、3相のうちの1つの相に対応する1つのスリップリング30に対し、3つのブラシ34が図示されているが、押付機構40は、そのうちの1つのブラシ34に対するもののみを示してある。他の2つのブラシ34についても同じ構造の押付機構40が設けられ、また、他の相に対応する各ブラシ34についても同様である。
付勢部41は、図3に示されるように、ブラシ筐体部36に設けられる2つの連続するガイド部50,52と、ガイド部50,52に保持されるバネ部51と、バネ部51の付勢力の原点位置を調整する調整部58を有する。
2つのガイド部50,52は、細長く延びる溝部で、ガイド部50とガイド部52とはその接続部のところで延びる方向が変化する。2つのガイド部50,52のうち一方のガイド部50は、バネ部51の先端位置を移動自在に案内する機能を有し、他方のガイド部50は、バネ部51の原点位置となる終端位置の移動を案内する機能を有する。
一方のガイド部50は、図2に示されるように、ブラシ筐体部36の径方向に対し予め定めた所定の角度をなす方向に延びる。一定の角度としては、スリップリング30に対してブラシ34の押付力が垂直方向に印加されるとして、その押付方向とは異なる方向であればよい。以下では、押付方向に垂直方向となるように所定の角度が設定されたものとして説明する。
すなわち、ガイド部50は、スリップリング30に対するブラシ34の押付方向に垂直方向に直線的に延びる。その長さは、図2に示されるように、ブラシ34の上部に取り付けられる押付部70の幅、すなわち、ブラシ筐体部36の周方向に沿った長さよりも長く設定される。ガイド部50の直線部の一方端部は、押付部70の外形のプロファイルが径方向で最も高くなる端部を越えて延びる。ガイド部50の直線部の他方端部は、押付部70の外形のプロファイルが径方向で最も低くなる端部の手前側に設けられ、そこが他方のガイド部52との接続部となる。
他方のガイド部52は、図2から理解されるように、一方のガイド部50をそのまま真っ直ぐに延ばしてガイド部52とすると、ブラシ筐体部36の外形を越えてしまう可能性があるので、一方のガイド部50から延びる方向を変えて設けられる。図3の例では、適当な角度をつけて延びる方向が変更されているが、図2のように、ブラシ筐体部36の円周方向に沿って円弧状に延びる溝形状としてもよい。
バネ部51は、押付部70の外形のプロファイルに転がり接触するコロ42と、コロ42の中心軸と回転自在に接続される一方側バネ掛け部44と、一方側バネ掛け部44に一方端部が掛けられる付勢バネ46と、付勢バネ46の他方端部が掛けられる他方側バネ掛け部48とを含んで構成される。
一方側バネ掛け部44は、一方側のガイド部50の溝の内側形状に沿って案内されて、ガイド部50の延伸方向56に沿って移動可能である。なお、コロ42は、一方側のガイド部50の厚さ方向の外側に配置される。これによって、コロ42は、ガイド部50の延伸方向に沿って、ガイド部50の形状に妨げられることなく、押付部70の外形のプロファイルに接触することができる。
付勢バネ46は、一方側バネ掛け部44と他方側バネ掛け部48との間に掛けられて配置され、バネ部51がガイド部50に案内されるときは、ガイド部50の延伸方向に沿って伸縮することで付勢力を発生するコイルバネである。付勢力の大きさは、付勢バネ46の自然長の状態がゼロで、これより短く圧縮されることで、他方バネ掛け部48を基準として、一方側バネ掛け部44のコロ42において押す方向の付勢力を発生する。なお、図3では、付勢バネ46は、自然長よりも圧縮された状態で示されている。
他方側バネ掛け部48は、付勢バネ46の付勢力の原点位置となるところに通常は固定される。上記の例では、一方側のガイド部50と他方側のガイド部52との接続点を原点位置として通常は固定される。したがって、付勢バネ46は、通常の場合、他方側バネ掛け部48の位置を固定端の位置として、一方側バネ掛け部44を伸縮の際の自由端の位置として動作することになる。
調整部58は、通常の場合に他方側バネ掛け部48を固定位置として保持する機能と、予め定めた所定の条件のときに、他方側バネ掛け部48を他方のガイド部52に沿って移動させ、これによって付勢バネ46の付勢力の原点位置を変更して調整する機能とを有する保持移動機構である。調整部58が他方側バネ掛け部48の位置をガイド部52に沿って移動させることで、付勢バネ46の付勢力を軽減方向に変更することができる。かかる調整部58としては、アクチュエータで構成することができ、例えば、小型のモータ、プランジャ等を用いることができる。
調整部58が他方側バネ掛け部48の位置を変更する所定の条件としては、回転電機20の運転状態が予め定めた運転モードとなったとき、ブラシ34の初期取付のとき、ブラシ34の交換のとき等が考えられる。回転電機20の予め定めた運転モードとしては、回転電機20が、スリップリング30とブラシ34との間の電気的接続を必要としない運転モード、つまり、ロータ巻線25と電源回路とを接続する必要のない運転モードがある。
このような運転モードにおいては、スリップリング30とブラシ34の接触は無駄な接触となり、ブラシ34が無駄に摩耗することになる。そこで、調整部58は、回転電機20の制御部等の指令に従って、他方側バネ掛け部48の位置をガイド部52の延伸方向57に沿って移動させ、付勢バネ46の付勢力を軽減する。これによって、ブラシ34の無駄な摩耗を抑制することができる。なお、付勢力をゼロ、すなわち、スリップリングとブラシを全く接触しないようにするものとしてもよい。
次に押付部70の外形のプロファイルについて説明する。図4、図5は、押付部70の外形のプロファイルの形状の関数形Y=f(X)の特徴を説明するための模式図である。ここで、押付部70の外形のプロファイルとは、付勢部41のコロ42が接触する外形の形状のことである。図4は、ブラシ34の摩耗が少ない状態のコロ42と押付部70の接触状態を示す図で、図5は、ブラシ34の摩耗が多い状態のコロ42と押付部70の接触状態を示す図である。
図4、図5には、X軸、Y軸が示されているが、ここでX軸は、付勢バネ46の伸縮方向である付勢方向に平行な方向であり、図3で説明した一方のガイド部50の延伸方向に平行な方向である。Y軸はX軸に垂直方向で、スリップリング30に対しブラシ34が押し付ける押付力の方向に平行な方向である。換言すれば、ブラシ34の押付方向に平行な方向がY軸で、図2で説明した回転軸22とY軸方向とに垂直な方向で付勢方向に平行な方向がX軸である。
ブラシ34が摩耗すると、図5において破線矢印で示すように、ブラシ34がコロ42に対し下側に移動するが、これを別の観点から見れば、コロ42の押付部70における接触位置が、押付部70の外形のプロファイルをブラシ34側である底面側から、その反対側の頂部に向かって移動することになる。その観点から、図4では、コロ42が押付部70の外形のプロファイルの底面側で接触し、図5では、コロ42が押付部70の外形のプロファイルの頂部側で接触するように示されている。
図4、図5において、付勢バネ46の付勢力がFXで示され、その分力成分として、ブラシ34の押付力FYが示されている。押付部70は予め定められた所定の外形のプロファイルとして、Y=f(X)の関数形を有する。ここで、Y=f(X)は次のようにして定められている。すなわち、コロ42の接触位置で付勢バネ46の付勢力FXを受け止め、接触位置における外形のプロファイルに応じてブラシ34の押付方向の分力成分を発生させてブラシ34に押付力FYを与え、ブラシ34が押付方向に摩耗して接触位置が変化し付勢力FXの大きさが変化すると共に接触位置における外形のプロファイルの法線方向と付勢方向とがなす角度θが変化することで、ブラシ34のスリップリング30に対する押付力FYを予め定めた所定の範囲、好ましくは一定に維持するように、Y=f(X)の関数形が定められる。
図6は、上記のようなY=f(X)の関数形の外形のプロファイルを有する押付部70にコロ42が接触する状態で、ブラシ34が摩耗してゆくときの付勢力FXと、押付力FYの変化の様子を模式的に説明する図である。図6では、まず、ブラシ34が摩耗していない初期状態で、付勢力がFX1で、その分力成分である押付力がFYであることが示されている。そして、ブラシ34の摩耗が進むにつれて付勢バネ46の長さが自然長に近づいて付勢力がFX1からFX2,FX3,FX4と次第に小さくなる。その場合でも、押付部70の外形のプロファイルが上記のように設定されることで、ブラシ34のスリップリング30に対する押付力FYは常に一定となる。このように、押付部70の外形のプロファイルを工夫することで、ブラシ34の摩耗があっても押付力FYを予め定めた範囲、好ましくは一定となるように維持することができる。
図7、図8は、押付部70の外形のプロファイルの関数形Y=f(X)を求める様子を説明する図である。図7は、上記で説明したコロ42で押付部70に接触する場合であり、図8は、長方体の接触子43で押付部70に接触する場合を示す図である。
図7において、付勢バネ46の自然長をl0とし、付勢バネ46のバネ定数をkとし、コロ42が押付部70に接触するときの付勢バネ46の長さをxaとし、その他は図5、図6の記号を用いるものとすると、以下の関係式を満たすように、xaとθの関係を定めればよい。すなわち、FX=k(l0−xa),FY=FX/tanθとする。ここで、xaは、ブラシ34の摩耗量で変化するので、θをxaの関数で求めることで、押付部70の外形のプロファイルの関数形を求めることができる。
1例として、コロ42に代えて直方体の接触子43を用いる場合について図8を用いて、具体的な関数形Y=f(X)を求める様子を説明する。接触子43は、付勢手段の接触部分に相当し、長方形とは、その接触部分の断面形状が長方形であることを示す。ここでは、他方側バネ掛け部48を付勢バネ46の付勢力の原点位置とし、その原点位置から接触子43が押付部70に接触する接触点の位置までのX軸方向に沿った距離をXとする。また、その接触点のY軸の基準位置からY軸方向に沿った距離をYとする。また、接触子43のX方向に沿った長さをLとする。
このとき、FX=k(l0−xa)=k(l0−X+L),FY=FX/tanθ=[k(l0−X+L)]/tanθとなり、いま、FYは予め定められた一定の押付力である。そして、tanθはdy/dxであるので、dy/dx=tanθ=[k(l0−X+L)]/FYとなる。これを積分すると、関数形Y=f(X)は次のように求められる。
すなわち、Y=∫[[k(l0−X+L)]/FY]dx=(k/FY)[(l0+L)X−(X2)/2]+Cとなる。Cは積分定数で、初期条件等で定めることができ、FYは上記のように予め定められた押付力である。このように、関数形Y=f(X)は、Xの二次関数となる。
上記では、押付部70の外形のプロファイルを関数形として連続的に変化するものとして説明したが、押付部70の底面側から頂部にかけて複数の部分に区分し、区分の境界では上記Y=f(X)の条件を満たすものとし、隣接する区分の境界の間は、直線的に変化するものとしてもよい。図4、図5では、4つの部分の区分の例が示されている。このように押付部70の外形のプロファイルを簡略化することで、押付部70の成形または加工を容易とできる。このように簡略化した外形プロファイルを用いることで、ブラシ34の摩耗に応じて多少の押付力のバラツキがあるが、全体としてはブラシ34の摩耗による押付力の変化を効果的に抑制することができる。
上記構成の作用を図9から図11を用いて説明する。なお、これらの各図では、ブラシ34に対する押付力に関する要素を抜き出して示し、その他の要素の図示を省略してある。
図9は、ブラシ34の摩耗が余りない状態の様子を示す図である。ここでは、他方側バネ掛け部48が調整部58によって固定位置とされる。コロ42は、押付部70の外形のプロファイルの底面側で接触し、図4で説明したように、付勢バネ46の付勢力を押付部70に与え、プロファイルの関数形Y=f(X)に従ってその分力成分が予め定めた所定値の押付力となって、ブラシ34をスリップリング30に押し付ける。
図10は、ブラシ34の摩耗が進んできた状態の様子を示す図である。ここでも、他方側バネ掛け部48が調整部58によって固定位置とされる。コロ42は、押付部70の外形のプロファイルの頂部に近いところで接触するので、付勢バネ46の長さは自然長に近くなり、付勢バネ46の付勢力は図9に比べ小さい値として押付部70に与えられる。ここで、図5で説明したように、プロファイルの関数形Y=f(X)に従ってその分力成分が予め定めた所定値の押付力となるので、ブラシ34が摩耗しても、図9と同じ押付力でブラシ34がスリップリング30に押し付ける。
図9、図10は、回転電機20が通常の運転モードの場合であるが、図11は、回転電機20が予め定めた所定の運転モードとして、スリップリング30とブラシ34との間の通電を要しないときの様子を示す図である。ここでは、他方側バネ掛け部48が調整部58によってガイド部52に沿って押付部70から離れる方向に移動される。
これによって、コロ42が押付部70に接触していても、通常状態の図9、図10で説明した場合に比べ、付勢バネ46の長さが伸びて自然長に近くなる。したがって、コロ42が押付部70に与える付勢力が通常状態の図9、図10の場合に比べ小さな値となり、ブラシ34の押付力も通常状態の図9、図10の場合に比べ小さな値となる。このようにして、回転電機20がスリップリング30とブラシ34との間の通電を要しないときに、一時的に、ブラシ34の押付力を軽減させて、ブラシ34の不要な摩耗を抑制することができる。
なお、調整部58によって他方側バネ掛け部48の位置を押付部70から十分に離れた位置として、ブラシ34とスリップリング30とが接触しないようにすることもできる。
本発明に係る実施の形態におけるスリップリングとブラシが用いられる回転電機を含むハイブリッド駆動システムの構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、スリップリングとブラシ部の様子を示す正面図と側面図である。 本発明に係る実施の形態において、付勢部の構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、押付部の外形のプロファイルの形状の関数形Y=f(X)の特徴を説明するための模式図である。 図4と共に、押付部の外形のプロファイルの形状の関数形Y=f(X)の特徴を説明するための模式図である。 本発明に係る実施の形態において、ブラシが摩耗してゆくときの付勢力と押付力の変化の様子を模式的に説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、押付部の外形のプロファイルの関数形Y=f(X)を求める様子を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、押付部に断面が矩形の接触子が接触摺る場合について、押付部の外形のプロファイルの関数形Y=f(X)を求める様子を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、ブラシの摩耗が少ないときの場合の作用を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、ブラシの摩耗が多いときの場合の作用を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、ブラシの摩耗を抑制する作用を説明する図である。
符号の説明
10 ハイブリッド駆動システム、12 エンジン、14 変速機、16 車輪、18 クラッチ、20 回転電機、22 回転軸、24 巻線ロータ、25 ロータ巻線、26 永久磁石ロータ、28 ステータ、29 ステータ巻線、30 スリップリング、32 ブラシ部、34 ブラシ、36 ブラシ筐体部、40 押付機構、41 付勢部、42 コロ、43 接触子、44 一方側バネ掛け部、46 付勢バネ、48 他方側バネ掛け部、50,52 ガイド部、51 バネ部、56,57 延伸方向、58 調整部、60 整流器、62 DC/DCコンバータ、64 バッテリ、66 インバータ、68 クランキング用インバータ、70 押付部。

Claims (4)

  1. 回転軸に設けられる導電性のスリップリングと、
    回転するスリップリングに押し付けられて電気的に接触するブラシと、
    筐体部に取り付けられ、スリップリングに対するブラシの押付力を与える押付機構と、
    を備え、
    押付機構は、
    ブラシの押付方向に垂直な付勢方向に付勢力を与える付勢手段と、
    筐体部に設けられ、ブラシの押付方向とは異なる所定の一定方向に延び、付勢手段の先端側を移動自在に案内するガイド部と、
    付勢手段の先端側に設けられてガイド部に案内され、押す方向の付勢力を発生するコロと、
    ブラシと一体となって取り付けられる押付部であって、コロの転がり接触位置で所定の一定方向からの付勢力を受け止め、コロの転がり接触位置における外形のプロファイルに応じてブラシの押付方向の分力成分を発生させてブラシに押付力を与え、ブラシが押付方向に摩耗してコロの転がり接触位置が変化し付勢力の大きさが変化すると共にコロの転がり接触位置における外形のプロファイルの法線方向と付勢方向とがなす角度が変化することで、ブラシのスリップリングに対する押付力を所定の範囲に維持するプロファイルを有する押付部と、
    を含むことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    押付部は、ブラシの押付方向に平行な方向をY軸方向とし、回転軸とY軸方向とに垂直な方向で付勢方向に平行な方向をX軸とし、Y軸に沿った位置座標をYとし、X軸に沿った位置座標をXとして、YがXの二次関数で表わされる外形のプロファイルを有することを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1に記載の回転電機において、
    押付機構は、付勢手段の付勢力についての原点位置を調整する調整部を有することを特徴とする回転電機。
  4. 請求項3に記載の回転電機において、
    調整部は、予め定めた回転電機の運転状態に応じて、押付力を軽減する方向に付勢手段の原点位置を変更することを特徴とする回転電機。
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