JP5526365B2 - チップホールディング用キャリアプレート及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のチップ部品をホールディングした状態でホールディングされたチップ部品を導電性ペースト(paste)にディッピング(dipping)してチップ部品に外部電極を形成することに使われるゴムがコーティングされたチップホールディング用キャリアプレート(carrier plate)の改善及びこのために改善されたチップホールディング用キャリ
アプレートの製造方法に関するものである。
最近、MLCC(Multi-layer Ceramic Capacitor)、インダクタ、バリスタ、コンデ
ンサなどのように、そのサイズの小さいチップ部品は電子製品の軽薄短小化の趨勢によってそのサイズが徐々に超小型化している。
上記のような超小型チップ部品に外部電極を効率的に形成するためにキャリアプレート装置が用いられる。
一般に、キャリアプレート装置は超小型チップ部品を載置して振動を与えて小さい孔にチップ部品を挿入させて整列させる整列用キャリアプレート、この整列用キャリアプレートの下部に配置されるガイドピンアレイ、ガイドピン支持部、スプリング、フレーム、及び整列用キャリアプレートの上部に配置されるチップホールディング用キャリアプレートを備える。
上記のようなキャリアプレート装置において、整列用キャリアプレートの小さい孔に挿入されて整列された超小型チップ部品は、ガイドピンアレイにより上方に押し上げられてチップホールディング用キャリアプレートのチップホールディング孔に挿入されてホールディングされ、チップホールディング用キャリアプレートに装着された状態で移動して銀やパラジウムのような導電性ペーストにディッピングされ、各チップ部品には外部電極が形成できる。
1つのチップホールディング用キャリアプレートには超小型チップ部品が数千個ずつ装着できるので、キャリアプレート装置を用いる場合、数千個の超小型チップ部品に一度に外部電極を各々形成することができる。
このようなプレート装置は、登録番号10−1086963号登録特許公報に詳細に開示されている。
そして、チップホールディング用キャリアプレートに対する内容は、登録番号10−0929263号(発明の名称:剥離防止型キャリアプレート;以下、“先出願発明”という)の登録特許公報に開示されている。先出願発明のチップホールディング用キャリアプレートを図1及び図2を参照して簡略に説明すれば、次の通りである。
図1は従来のチップホールディング用キャリアプレートの平面図であり、図2は図1の半幅拡大断面図である。
先出願発明のチップホールディング用キャリアプレート100は、金属板110と、金属板110の必要の表面にコーティングされたゴム層130からなっている。
金属板110には、内面にゴム層130がコーティングされることによって、チップ部
品10をつかむことができるチップホールディング孔102が形成できるようにする貫通孔111と、ゴムが詰められながら上方及び下方のゴム層130を一体に連結するようにする充填孔113が形成されている。
貫通孔111の内面には所定厚さでゴム層130が形成され、チップ部品10が装着できる空間を残すが、この空間がチップホールディング孔102である。このような貫通孔111は横方向及び縦方向に複数個整列配置されてチップホールディング領域(A)が形成できるようにする。このようなチップホールディング領域(A)の設置個数と配置形態は一回に挿入して固定しようとするチップ部品10の個数によって変更できる。このようなチップホールディング領域(A)には、上・下部金型(図示せず)の間に配置される金属板110を水平に所定高さに支持することができるように図示していない支持ピンが接して形成される複数個の支持領域を形成するようになり、このような支持領域で、上記金属板110の表面は外部に露出する。
チップホールディング領域(A)の外側に該当する吸着領域(B)にはプレートピックアップ用装置の吸着パッド20に吸着される吸着部132が形成されている。
吸着領域(B)には多数の充填孔113が形成され、上記吸着領域(B)に貫通して形成された充填孔113には充填ゴム134がすきまもなく詰められている。
また、金属板110の両側の縁部には位置決め孔115が形成されており、吸着領域(B)に金型内にある支持ピンの支持を受けるための支持用孔117が形成されている。
上記のような先出願発明のチップホールディング用キャリアプレート100は、チップホールディング領域(A)の外側に該当する吸着領域(B)などに充填孔113を形成し、この充填孔113にゴムを充填して金属板110の表面に形成されたゴム層130が金属板110の表面から分離されることを抑制するようにしたものに対するものである。
上記のような先出願発明の剥離防止型キャリアプレートの製造時、金属板には、通常、炭素工具鋼(SK5)が使われるが、炭素工具鋼はその表面に錆がつくので、これを防止するために金属板の表面にニッケルメッキを行う。金属板の表面にニッケルメッキを行う場合には、ゴムが容易に剥がれるため、その表面にまたプライマー接着剤を一次に塗布し、塗布されたプライマー接着剤を乾燥後に、またその上にゴムの接着性を良くするための接着剤を2次に塗布する過程を経た後、2次に塗布された接着剤の表面にゴムをコーティングする。即ち、先出願発明の剥離防止型キャリアプレートは、その製造過程が非常に複雑で、不良の虞が高いという問題点がある。
上記のような先出願発明の剥離防止型キャリアプレートは、その以前のものに比べて充填孔によりゴム層の剥離現象がある程度減少したという長所はあるが、金属板の上面及び下面に形成されたゴム層はその面積に比べてその縁部が屈曲した経路に沿って配置されているので、外部に露出するゴム層の断面の長さが長く、隅部が多くて、金属板から分離されて剥がれる確率が高いという問題点を相変らず有している。
本発明者は、上記のような先出願発明の剥離防止型キャリアプレートは、その以前のものに比べて充填孔によりゴム層の剥離現象がある程度減少したという長所はあるが、金属板の上面及び下面に形成されたゴム層はその縁部の全体周りが金属板の表面から上方及び下方に突出しながら断面をなしているので、ゴム層の縁部が金属板から分離されて剥がれる危険を相変らず有しているという大きい問題点があることを発見した。
また、本発明者は、上記のような先出願発明の剥離防止型キャリアプレートは、ホール
ディング領域でない吸着領域に多数の充填孔を形成しなければならないという問題点があることも認知した。場合によって、先出願発明の剥離防止型キャリアプレートは、隣り合うホールディング領域の間を連結する連結部にも多数の充填孔を形成しなければならないという問題点があることが分かった。
また、本発明者は、上記のような先出願発明の剥離防止型キャリアプレートは、通常、充填孔のサイズや形態がチップ部品を装着するためのホールディング領域に形成される孔と異なるので、金属板の加工が難しく、その過程が複雑であるという問題点があることも認知した。
だけでなく、本発明者は、上記のような先出願発明の剥離防止型キャリアプレートは、多数の充填ホールのため、吸着部の強度が弱くなって金属板が変形され易いという問題点があることを発見した。
特許登録番号10−1086963号公報 特許登録番号10−0929263号公報
本発明の目的は、既存のチップホールディング用キャリアプレートに比べてゴム層の剥離現象が格段に減少できるチップホールディング用キャリアプレート及びその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、外部に露出するゴム層の断面部の長さと隅部を縮めることによって、従来のものに比べてゴム層が金属板から分離される危険を減少させたチップホールディング用キャリアプレート及びその製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、接着剤の使用無しでもゴム層が金属板の表面に堅く付着されているチップホールディング用キャリアプレート及びその製造方法を提供することにある。
本発明の更なる他の目的は、外部に露出するゴム層の断面を最小化することによって、ゴム層が金属板から分離される危険を画期的に減らしたチップホールディング用キャリアプレート及びその製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、縁部のゴム層が金属板から分離されることがほとんど発生しないので、製品の寿命の長いチップホールディング用キャリアプレート及びこのためにチップホールディング用キャリアプレート製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ホールディング領域でない吸着領域に充填孔を形成する必要のないチップホールディング用キャリアプレート及びこのためのチップホールディング用キャリアプレート製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、金属板の表面にニッケルをメッキする必要がないだけでなく、2回に亘って接着剤を塗布する必要もないチップホールディング用キャリアプレート及びこのためのチップホールディング用キャリアプレート製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、容易に変形されず、寿命の長いチップホールディング用キャ
リアプレート及びこのためのチップホールディング用キャリアプレート製造方法を提供することにある。
本発明に従うチップホールディング用キャリアプレート製造方法は、金属板に機器に装着するための装着部を残して部品を挿入して固定するためのチップホールディング孔を作るための複数の通孔を形成する通孔形成ステップ、上記金属板を金型に装着する金属板装着ステップ、上記金型の内部に液状ゴムを注入して上記金属板の表面にゴム層を形成するゴム層形成ステップ、及び上記ゴム層が形成された上記金属板を上記金型から取り出す取出ステップを含むチップホールディング用キャリアプレート製造方法において、上記ゴム層形成ステップは、上記金属板の上面に上面ゴム層を形成し、かつ上記金属板の上面の縁部を残さないで上記金属板の上面の縁端部まで上記上面ゴム層が形成されるようにする上面ゴム層形成過程、上記金属板の下面に下面ゴム層を形成し、かつ上記金属板の下面の縁部を残さないで上記金属板の下面の縁端部まで上記下面ゴム層が形成されるようにする下面ゴム層形成過程、及び上記通孔の内面に上記チップホールディング孔を残してチップホールディングゴム層が形成されるようにするチップホールディングゴム層形成過程を含む構成を有する。
場合によって、本発明に従うチップホールディング用キャリアプレート製造方法は、金属板に機器に装着するための装着部を残して部品を挿入して固定するためのチップホールディング孔を作るための複数の通孔を形成する通孔形成ステップ、金型にゴムを一次に装入する第1装入ステップ、上記一次に装入されたゴムの上に上記金属板を装着する金属板装着ステップ、上記金属板の上にゴムを2次に装入する第2装入ステップ、上記金型を閉じて上記金属板の下部及び上部のゴムに熱と圧力を加えながら上記金属板の表面にゴム層を形成するゴム層形成ステップ、及び上記ゴム層が形成された上記金属板を上記金型から取り出す取出ステップを含むチップホールディング用キャリアプレート製造方法において、上記ゴム層形成ステップは、上記金属板の上面に上面ゴム層を形成し、かつ上記金属板の上面の縁部を残さないで上記金属板の上面の縁端部まで上記上面ゴム層が形成されるようにする上面ゴム層形成過程、上記金属板の下面に下面ゴム層を形成し、かつ上記金属板の下面の縁部を残さないで上記金属板の下面の縁端部まで上記下面ゴム層が形成されるようにする下面ゴム層形成過程、及び上記通孔の内面に上記チップホールディング孔を残してチップホールディングゴム層を形成するチップホールディングゴム層形成過程を含む構成を有することができる。
上記上面ゴム層は上記金属板の上面の全体周りに亘って上記金属板の上面の端部まで形成され、上記下面ゴム層は上記金属板の下面の全体周りに亘って上記金属板の下面の端部まで形成され、上記金属板はヘアーライン加工されたステンレススチール板であることが好ましい。
上記ゴム層形成ステップは、上記金属板の側方断面を覆いかぶせながら上記上面ゴム層の縁部と上記下面ゴム層の縁部とを一体に連結して上記上面ゴム層と上記下面ゴム層が上記金属板の表面から分離されて浮き上がることを防止する縁部連結ゴム層を形成する縁部連結ゴム層形成ステップをさらに含むことが好ましい。
上記金型は、下部金型と、上記下部金型に対して開閉可能な上部金型とを備え、上記下部金型に上記上部金型が結合された状態で内部には上記金属板が収容されることができ、上記金属板が収容された状態で上記金属板の側方に空いた空間が備えられる内部空間、上記金属板の上面と下面が上記内部空間の底面及び天井面と各々離隔した状態で上記金属板を支持するための複数の支持ピン及び外周面が上記通孔の内周面と離隔する状態で上記通孔に挿入されて上記チップホールディング孔が形成できるようにする貫通ピンを有するこ
とが好ましい。
上記支持ピンは、小断面部と、上記小断面部の下方に配置され、上記小断面部と段差付けるように設置された大断面部を有する2段ピンと、上記2段ピンと対向するように設置され、表面に上記小断面部が挿入できる溝を有する溝ピンを含み、上記下部金型と上記上部金型には、対向する位置で上記金属板の上面と下面を支持して上記金属板が上下に変形されることを防止するための変形防止ピンが対応位置に各々形成されており、上記下部金型または上記上部金型には上記金属板が正確な位置に装着できるようにするための位置決めピンが2個所以上の位置に設置されており、上記ゴム層形成ステップの前に上記金属板の2個所以上の位置に上記支持ピンの上記小断面部は挿入されることができ、上記大断面部は挿入できない支持用孔を形成する支持用孔形成ステップ、上記ゴム層形成ステップの前に上記位置決めピンに結合されて上記金属板が正確な位置に配置できるようにするための位置決め孔を上記金属板の2個所以上の位置に形成する位置決め孔形成ステップを含むことが好ましい。
上記液状ゴムまたは上記ゴムの材質はシリコンが適当である。
本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートは、金属板に機器に装着するための装着部を残して部品を挿入して固定するためのチップホールディング孔を作るための複数の通孔が形成されている金属板、及び上記金属板の表面に形成されたゴム層を備えるチップホールディング用キャリアプレートにおいて、上記ゴム層は、上記金属板の上面に上記金属板の上面の縁部を残さないで上記金属板の上面の縁端部まで形成された上面ゴム層、上記金属板の下面に上記金属板の下面の縁部を残さないで上記金属板の下面の縁端部まで形成された下面ゴム層、及び上記通孔の内面に形成されて上記チップホールディング孔を形成するチップホールディングゴム層を含む構成を有する。
上記ゴム層は、上記金属板の側方断面を覆いかぶせながら上記上面ゴム層の縁部と上記下面ゴム層の縁部とを一体に連結して上記上面ゴム層と上記下面ゴム層が上記金属板の表面から分離されて浮き上がることを防止する縁部連結ゴム層をさらに含むことが好ましい。
上記金属板の装着部には位置決めピンに結合されて正確な位置に結合できるようにするための2つ以上の位置決め孔が互いに離隔して形成されており、上記金属板の装着部には、金型に設置され、小断面部と、上記小断面部と段差付けるように設置された大断面部を有する支持ピンの支持を受けるための支持用孔が間隔を置いて形成されていることが好ましい。
上記金属板はステンレススチールからなるものであり、0.1−0.5mmの厚さを有するものであり、上記ゴム層はシリコンゴムからなることが適切である。
上記金属板は、表面にヘアーラインが形成されていることがより好ましい。
上記縁部連結ゴム層は、上記金属板の周り全体に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、ゴム層が金属板の縁部まで形成され、外部に露出するゴム層の断面が屈曲するように形成されないので、ゴム層が金属板の表面から剥がれる確率が減少する。
これに加えて、本発明によれば、金属板の上面及び下面に形成されたゴム層は縁部連結ゴム層により互いに連結されるので、ゴム層が金属板から分離されて剥がれる虞がさらに
ない。
これによって、縁部連結ゴム層が形成されている本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートは、金属板の表面からゴム層が分離されて浮き上がることが根本的に防止されるので、金属板の表面にプライマー接着剤を塗布する過程、塗布されたプライマー接着剤を乾燥する過程、ゴム接着剤を塗布する過程の省略が可能である。
また、本発明によれば、金属板にステンレススチール板を使用することによって、炭素工具鋼(SK5)を使用した既存のものに比べてゴム層の接着性能が優れて、金属板の表面にニッケルメッキを行う必要がない。
また、本発明によれば、金属板の表面にヘアーラインが形成されたものを使用することによって、接着剤無しでもゴム層が金属板の表面に堅く付着されるため、ゴム層が金属板の表面から分離されて浮き上がる確率が画期的に減少する。
本発明によれば、ホールディング領域でない吸着領域、隣り合うホールディング領域の間を連結する連結部に多数の充填孔を形成する必要がないので、作りやすく、金属板が変形される虞も減少する。
また、本発明によれば、金属板の縁部のゴム層が金属板から分離されることがほとんど発生しないので、製品の寿命が長い。
また、本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートは、充填孔を形成する必要がないだけでなく、金属板の表面に2回に亘って接着剤を塗布する必要がないので、製作が容易である。
従来のチップホールディング用キャリアプレートの平面図である。 図1の半幅拡大断面図である。 本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートの平面図である。 図3に示したチップホールディング用キャリアプレートの底面図である。 図3のI−Iに従う半幅拡大断面図である。 図3のJ−Jに従う半幅拡大断面図である。 図3のK−Kに従う半幅拡大断面図である。 本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートの製造過程を説明するための工程図である。 本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートの製造に使われる金属板の平面図である。 図9の金属板が金型の内部に装着された状態の半幅拡大断面図であって、図9のL−Lに従う拡大断面図である。 図9の金属板が金型の内部に装着された状態の半幅拡大断面図であって、図9のM−Mに従う拡大断面図である。 図9の金属板が金型の内部に装着された状態の半幅拡大断面図であって、図9のN−Nに従う拡大断面図である。 金属板の表面にゴム層が形成された状態を示す図9のL−Lに従う半幅拡大断面図である。 金属板の表面にゴム層が形成された状態を示す図9のM−Mに従う半幅拡大断面図である。 金属板の表面にゴム層が形成された状態を示す図9のN−Nに従う半幅拡大断面図である。 本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートの他の例を示す平面図である。 図16のO−Oに従うチップホールディング用キャリアプレートの半幅拡大断面図である。 図16及び図17に示したチップホールディング用キャリアプレートの製造のために金属板が金型内に装着された状態を示す半幅拡大断面図である。
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図3は本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートの平面図であり、図4は図3に示したチップホールディング用キャリアプレートの底面図であり、図5は図3のI−Iに従う半幅拡大断面図であり、図6は図3のJ−Jに従う半幅拡大断面図であり、図7は図3のK−Kに従う半幅拡大断面図である。
図3乃至図7に示すような本発明に従うチップホールディング用キャリアプレート200は、金属板210を備える。この金属板210にはステンレススチール板、アルミニウム板、銅板、ニッケル板などが使われることができ、その厚さは0.1−0.5mmのものが使われることができ、0.24−0.26mmのものが適当であり、0.25mmのものが最も適当である。
金属板210にステンレススチール板が適当であり、ステンレススチール板にはKS規格のSTS(JIS規格:SUS)3種系列または4種系列のものが好ましい。金属板210にSTS3種系列または4種系列のステンレススチール板を用いる場合、錆がつかないという長所の以外にも既存に使用していた炭素工具鋼(SK5)に比べてゴムの接着性が格段に良くなるという長所がある。
特に、金属板210には表面にヘアーライン(hair line)加工したものが適当である
。ヘアーライン加工された金属板の表面にはスクラッチ(scratch)による多数の細い線
、即ちヘアーライン(HL)が形成されている(図9参照)。金属板210の表面にヘアーライン(HL)が形成されている場合、別途の接着剤無しでもゴム層230の接着性が画期的に良くなる。これは、本発明の大きい特徴のうちの1つである。
上記の事項を総合して見ると、金属板210にはKS規格STS3種系列または4種系列のステンレススチール板であって、表面にヘアーライン(HL)が形成されているものが最も適している。
勿論、金属板210にはステンレススチール板の他に、アルミニウム板、銅板、ニッケル板等、その他のものも可能であることは前述した通りである。
この実施形態は金属板210が矩形の形態をしていることを例示しているが、金属板210の形態は必要によって正方形や円形など、その他の形態に多様に変更できる。このような金属板210には多数の区域に区分されて2列に配置されたチップホールディング領域(A)を構成するための複数の通孔211が各チップホールディング領域(A)別に区分されて形成されている。チップホールディング領域(A)の各々には複数の通孔211が配置されている。この実施形態において、チップホールディング領域(A)は1列に4個ずつ2列に配置されて総8個が備えられる。
通孔211は後述するチップホールディング孔240のような平面形態に形成することが好ましく、そのサイズは当然にチップホールディング孔240より大きくなければなた
ない。
また、この実施形態において、通孔211は平面形態が円形のものが例示されているが、通孔211に正方形、矩形、一字形、十字形、楕円形など、ホールディングするための部品の形状によって多様な平面形態を有することができる。これは、後述するチップホールディング孔240でも同様である。
また、金属板210の縁部に沿って配置された装着部(B)には支持用孔213及び位置決め孔215が間隔を置いて形成されている。支持用孔213は2列のチップホールディング領域(A)の間の連結領域(C)にも間隔を置いて複数個がさらに形成されている。
この支持用孔213は、金型に設置された小断面部、及び小断面部と段差付けるように設置された大断面部を有する支持ピンの支持を受けるためのものである。このような支持用孔213のサイズと形態は、金型に設置された小断面部の断面のサイズ及び形態と同一にする。支持用孔213は金型に装着時、または前述したキャリアプレート装置に設置時、対応位置に形成されたピンに結合されて正確な位置に結合できるようにする役割もする。
位置決め孔215は前述したキャリアプレート装置に設置された位置決めピンに結合されて正確な位置に結合できるようにするためのものであって、好ましくは、2個所以上に互いに離隔して設置される。また、この位置決め孔215は金属板210を金型に装着時、金属板210が金型内に形成された位置決めピンに結合されて正確な位置に設置できるようにする役割もする。
2列に配置された2チップホールディング領域(A)の間に連結領域(C)が配置されており、この連結領域(C)にも支持用孔213が互いに間隔を置いて形成されている。
チップホールディング領域(A)の面積と個数は、装着して一回に外部電極を形成しようとするチップ部品の個数によって増減できる。チップホールディング領域(A)の配置形態も変わることができることは勿論である。
また、場合によって、本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートは、1つのチップホールディング領域(A)のみで構成できる。この場合、連結領域(C)と、この連結領域(C)に形成される支持用孔213は必要でない。
図3及び図4から分かるように、中心部から外れた位置の金属板210の一側縁部には長孔217が形成されている。この長孔217は金属板210に通孔211などを形成する時の加工方向性と関連したものであって、金属板210またはチップホールディング用キャリアプレート200が上面と下面とが区分無しで使われることを防止するためのものである。エッチングなどによる金属板210の加工時の加工方向によって上面と下面での加工精度に差が生じるが、この長孔217は精度の良い方が常に一定の方向に向けることができるようにしてくれる。
図3乃至図7から分かるように、本発明に従うチップホールディング用キャリアプレート200を構成する金属板210には先出願発明で要求されていた充填用孔は必要でない。したがって、本発明に従うチップホールディング用キャリアプレート200の製造に使われる金属板210に多数の充填用孔を形成する必要がない。
上記のような金属板210の表面にはゴム層230が形成されている。ゴム層230は
シリコンゴムからなることが好ましい。金属板210の表面にコーティングできるものであれば、その他のゴムもゴム層230を形成することに利用できることは勿論である。このゴム層230は金属板210の上面に形成されている上面ゴム層232と金属板210の下面に形成されている下面ゴム層234、及び通孔211の内面に形成されてチップホールディング孔240を形成するチップホールディングゴム層236を備える。
また、ゴム層230は金属板210の縁端面を覆いかぶせながら上面ゴム層232の縁部と下面ゴム層234の縁部とを一体に連結する縁部連結ゴム層238をさらに有する。この縁部連結ゴム層238は本発明の大きい特徴の1つであって、既存のチップホールディング用キャリアプレートで頻繁に発生していた金属板縁部からゴム層234が剥離されて浮き上がる短所を確実に防止する。
好ましくは、縁部連結ゴム層238は、図3及び図4から分かるように、金属板210の側方断面の周りの全体に形成されている。このようにする場合、金属板210の縁部のゴム層230に物理的打撃が加えられてゴム層230が取り離されるか、裂けない限り、ゴム層230が金属板210の表面から剥げて浮き上がることは発生しない。
好ましくは、位置決め孔215と支持用孔213の内面にはゴム層が形成されないようにする。そして、金属板210の上面と底面で、支持用孔213、位置決め孔215の縁端部から約1mm位の幅で上面ゴム層232及び下面ゴム層234が形成されないようにする。下面ゴム層234が形成されない部分は、金属板210を金型に装着した状態で金属板210の表面にゴム層230を形成する時、下部金型に設置された2段に段差付けるように形成された支持ピンの支持を受ける部分である。上面ゴム層232が形成されない部分は、上部金型に設置された溝が形成されたピンの支持を受ける部分であるが、これと関連しては後で詳細に説明する。
そして、チップホールディング領域(A)の内にもゴム層230が形成されない溝部242が間隔を置いて配置されている。この溝部242は金属板210を金型内に装着した状態でゴム層230を形成する時、金属板210が自重により下方に垂れるか、金型の内部に注入される液状ゴムまたは金型内に装入されたゴムにより加えられる圧力により上下に変形されることを防止するために、金型の内部に設置された支持ピンによりゴム層230が形成できなかった部分である。
好ましくは、本発明に従うチップホールディング用キャリアプレート200は、溝部242、位置決め孔215の内周面、位置決め孔215の底面縁部、位置決め孔215の上面縁部、支持用孔213の内周面、支持用孔213の底面縁部、及び支持用孔213の上面縁部の一部を除いては、金属板210の全ての表面にゴム層230が形成される。
このようにする場合、金属板210の表面に形成されたゴム層230が金属板210の表面から剥けて浮き上がることはほとんど発生しない。
したがって、本発明に従うチップホールディング用キャリアプレート200は、ゴム層230を形成する前に金属板210の表面にニッケルメッキを行う過程、一次にプライマー接着剤を塗布する過程、塗布されたプライマー接着剤を乾燥後にまたシリコンゴムなどのゴムの接着性を向上するためのゴム接着剤を2次に塗布する過程、塗布されたゴム接着剤を乾燥する過程を全て省略することができる。
しかしながら、本発明に従うチップホールディング用キャリアプレート200でもゴム層230を形成する前にプライマー接着剤とゴム接着剤を金属板210の表面に塗布することを排除するものではない。必要によって、本発明に従うチップホールディング用キャ
リアプレート200でもプライマー接着剤とゴム接着剤を塗布した後にゴム層230を形成することができる。
図8は本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートの製造過程を説明するための工程図であり、図9は本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートの製造に使われる金属板の平面図であり、図10乃至図12は図9の金属板が金型の内部に装着された状態の半幅拡大断面図であって、図10は図9のL−Lに従う拡大断面図、図11は図9のM−Mに従う拡大断面図、図12は図9のN−Nに従う拡大断面図である。図13乃至図15は、金属板の表面にゴム層が形成された状態を示した図9のL−L、M−M、及びN−Nに従う半幅拡大断面図である。
前述した図3乃至図7を共に参照しつつ、本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートの製造過程を説明する。
まず、表面にヘアーライン(hair line)加工した金属板210を準備する。ヘアーラ
イン加工された金属板210の上面及び下面の表面にはスクラッチ(scratch)による多
数の細い線、即ちヘアーライン(HL)が形成されている。この金属板210に通孔211、位置決め孔215、支持用孔213、及び長孔217を定まった位置に各々形成して、図9に示すような金属板210を作る。通孔211、位置決め孔215、支持用孔213、及び長孔217は、好ましくはエッチング方式により形成される。高速機械加工、ワイヤーカッティング機を用いた加工、またはレーザー加工など、その他の方式により通孔211、位置決め孔215、支持用孔213、及び長孔217が形成できることは勿論である(S1)。
次に、図9に示すような通孔211などが形成された金属板210を図10乃至図12に示すように金型内に装着する。
金属板210が装着される金型260は、下部金型260aと、下部金型260aに対して開閉可能な上部金型260bを備える。下部金型260aと上部金型260bとが結合された状態で金型260の内部には内部空間262が形成される。
図10乃至図12に示すように、金型260の内部空間262は金属板210が収容できなければならないことは勿論であり、金属板210が収容された状態で金属板210の側方に縁部連結ゴム層238を形成するための側方空間264が必ず備えられなければならない。また、金属板210の上面と下面にも上面ゴム層232及び下面ゴム層234が形成できるように、金属板210の上面と下面が内部空間262の底面及び天井面と各々離隔した状態で支持されていなければならないことは勿論である。
金型260の内部には貫通ピン266が形成されている。この貫通ピン266はその外周面が通孔211の内周面と離隔する状態で通孔211に挿入されて前述したようなチップホールディング孔240が形成できるようにするためのものであって、下部金型260aと上部金型260bのうち、いずれか1つまたは2つともに設置できる。このような貫通ピン266の個数と位置は形成しようとするチップホールディング孔240の個数及び位置と等しくする。チップホールディング孔240の断面形態はこの貫通ピン266の断面形態により決まる。
図11及び図14を参照すると、好ましくは、金型260の内部にはゴム層230の形成過程で金属板210が上下に変形されることを防止するために、金属板210の対応する位置の上面と下面を支持してくれる変形防止ピン268が形成されている。この変形防止ピン268は、上部金型260b及び下部金型260aの対応位置に各々配置されてい
る。これによって、金属板210の変形防止ピン268の支持を受ける部分にはゴム層230が形成できず、前述した溝部242が形成される。
図12及び図15を参照すると、金型260の内部には支持ピン270が形成されている。この支持ピン270は金属板210の上面と下面が内部空間262の底面及び天井面と各々離隔した状態で支持できるようにするためのものである。
支持ピン270は、各々2段に段差付けるように形成された2段ピン270aと、中央部に溝が形成された溝ピン270aとを備える。
下部金型260aに設置された2段ピン270aは支持用孔213に挿入される小断面部271とその下方に段差付けるように形成された大断面部272を備える。例えば、支持用孔213の直径が4mmであれば、支持ピン270の小断面部271は3.99−4mm位、大断面部は6mm位である。これによって、金属板210の下面の支持用孔213の縁部には大断面部272が接触される部位に沿ってゴム層230が形成されない。支持用孔213の縁部に沿ってゴム層230が形成されない幅は約1mm位である。
上部金型260bに設置された溝ピン270bは2段ピン270aと対向する位置に設置されており、その中央部に小断面部271が挿入できる溝273が形成されている。この溝ピン270bの表面は金属板210に接触されている。これによって、溝ピン270bが接触された金属板210の上面の支持用孔213の縁部に沿ってはゴム層230が形成されない。この場合もゴム層230が形成されない幅は約1mm位である。
上記のような2段ピン270aと溝ピン270bとはその設置位置を互いに変えて形成できる。即ち、2段ピン270aは上部金型260bに、溝ピン270bは下部金型260aに各々形成されることができ、場合によって2つ場合が混用できる。
場合によって、図9に示すような位置決め孔215を別途に形成せず、支持用孔213がキャリアプレート装置に装着時の位置決め孔の役割をするようにすることができる。しかしながら、金属板210には図9に示すように、支持用孔213より直径の大きい別途の位置決め孔215を形成することが好ましい。この場合、別途の図面でその断面を示してはいないが、金型260の内部位置決め孔215の対応位置には位置決め孔215に各々挿入されて金属板210が金型260の内部で正確な位置に装着できるようにすると共に、位置決め孔215の内面にゴム層230が形成されないようにする位置決めピンがさらに設置されていなければならないことは勿論である。この位置決めピンは溝ピン270bと2段ピン270aのような形態に構成されて、図3及び図4に示すように、位置決め孔215の上面及び下面の縁部に沿って約1mm位の幅でゴム層230が形成されないようにすることが好ましい。
また、長孔217の内面にゴム層が形成されないようにするためには、金型260には長孔217に挿入されることができ、長孔217のような断面形状の長孔ピンがさらに設置されていなければならない。この長孔ピンやはり溝ピン270bと2段ピン270aのような形態に構成して長孔217の上面及び下面の縁部に沿って図3及び図4に示すように約1mm位の幅でゴム層230が形成されないようにすることが好ましい。
図9に示すような金属板210を上記のような金型260の内に装着した状態で液状ゴム注入口274のみ残して金型260を密閉する。液状ゴム注入口274は、通常、金型260の両側縁部に沿って間隔を置いて複数個ずつ設置される。
上記のように金属板210を金型260の内に装着することは、液状ゴム射出機を用い
る場合を説明したものである。しかしながら、金属板210の表面にゴム層230を形成するためにゴムプレスを用いる場合にも、金型の内部構成は図10乃至図12に示すものと同一であり、但し、金属板210を金型260の内部に装着する過程でゴム層230を形成するためのゴム材料を金属板210の上面と下面側に共に装入するという点で差がある。
ゴムプレスを用いる場合をより詳細に説明すれば、金属板210を金型260に装着する前に下部金型260aにゴムを一次に装入し、一次に装入されたゴムの上に金属板210を装着し、金属板の上にゴムを2次に装入した後、上部金型260bを下部金型260aに結合して金型260を閉じる。この場合、液状ゴム注入口274は必要でない(S2)。
液状ゴム射出機を用いる場合、金属板210を金型260の内に装着した状態で、液状ゴム注入口274を通じて液状ゴムを、好ましくはシリコンゴムを所定の圧力で金型260の内に注入する。液状ゴム注入口274は、通常、金型の左右両側辺(ゲート)に沿って一定間隔で複数個ずつ設置される。これによって、金型260の内の空いた空間には液状ゴムが徐々に詰められる。金型260の内の空いた空間に液状ゴムを十分に注入した後に金型を徐々に冷ます。これによって、金型260の内部に注入された液状ゴムは固まりながら図13乃至図15に示すように、金属板210の上面には上面ゴム層232を形成し、金属板210の下面には下面ゴム層234を形成し、通孔211の内周面にはチップホールディングゴム層236を形成し、金属板210の縁部の断面には縁部連結ゴム層238を形成する。
ゴムプレスを用いる場合には、金属板210の上下にゴム材料を装着した状態で下部金型260aと上部金型260bに熱を加えながらゴム材料を加圧してゴム材料を金型260の内で溶融させながら横に広がるようにして金属板210の表面にゴム層230を形成する点から、液状ゴムを金型内に注入してゴム層230を形成する液状ゴム射出機を用いる場合と差があり、残りは液状ゴム射出機を用いる場合と同一である。
前述されていないその他の過程や事項は、液状ゴム射出機またはゴムプレスを用いた既存に知られた従来技術と同一である(S3)。
金型260を冷却した後、金型260を開放して表面に上面ゴム層232、下面ゴム層、チップホールディングゴム層236、及び縁部連結ゴム層238が形成されている金属板210を金型260から取り出して仕上げをすると、図3及び図4に示すような本発明に従うチップホールディング用キャリアプレート200が完成される。
図16は本発明に従うチップホールディング用キャリアプレートの他の例を示す平面図であり、図17は図16のO−Oに従う半幅拡大断面図である。
場合によって、金属板210の上面に金属板210の上面の縁部を残さないで金属板210の上面の縁端部のみまで上面ゴム層232を形成すると共に、金属板210の下面に金属板210の下面の縁部を残さないで金属板210の下面の縁端部まで下面ゴム層234を形成する代わりに、図16及び図17に示すチップホールディング用キャリアプレート200は、図3乃至図7の実施形態で説明した縁部連結ゴム層238は形成しないことがある。
このようにする場合、外部に露出するゴム層の断面部の長さを減らし、隅部の個数を減らすことによって、従来のものに比べてゴム層が金属板から分離される危険を減少させる目的を達成することができる。
この実施形態のチップホールディング用キャリアプレート200は、縁部連結ゴム層238が形成されないという点のみで図3乃至図7の実施形態と差があり、残りは同一である。
図18は、図16及び図17に示すチップホールディング用キャリアプレートの製造のために金属板が金型内に装着された状態を示す半幅拡大断面図である。
場合によって、図18に示すように、金属板210が金型260の内部に装着された状態で金属板210の側方断面が金型260の側壁265に密着するようにして、図10乃至図12に表示された側方空間264無しでゴム層形成ステップを遂行することができる。このようにする場合、図16及び図17に示すようなチップホールディング用キャリアプレート200が作られる。
残りは、図8乃至図15を通じて説明したものと同一である。
本発明は、金属板の表面に形成されたゴム層が金属板から剥げて浮き上がることを防止したチップホールディング用キャリアプレートを作ることに用いられる可能性がある。
200 チップホールディング用キャリアプレート
210 金属板
211 通孔
213 支持用孔
215 位置決め孔
217 長孔
230 ゴム層
232 上面ゴム層
234 下面ゴム層
236 チップホールディングゴム層
238 縁部連結ゴム層
240 チップホールディング孔
242 溝部
260 金型
260a 下部金型
260b 上部金型
262 内部空間
264 側方空間
266 貫通ピン
268 変形防止ピン
270 支持ピン
271 小断面部
272 大断面部

Claims (13)

  1. 金属板に機器に装着するための装着部を残して部品を挿入して固定するためのチップホールディング孔を作るための複数の通孔を形成する通孔形成ステップ、前記金属板を金型に装着する金属板装着ステップ、前記金型の内部に液状ゴムを注入して前記金属板の表面にゴム層を形成するゴム層形成ステップ、及び前記ゴム層が形成された前記金属板を前記金型から取り出す取出ステップを含むチップホールディング用キャリアプレート製造方法であって、
    前記ゴム層形成ステップは、
    前記金属板の上面に上面ゴム層を形成し、かつ前記金属板の上面の縁部を残さないで前記金属板の上面の縁端部まで前記上面ゴム層が形成されるようにする上面ゴム層形成過程と、
    前記金属板の下面に下面ゴム層を形成し、かつ前記金属板の下面の縁部を残さないで前記金属板の下面の縁端部まで前記下面ゴム層が形成されるようにする下面ゴム層形成過程と、
    前記通孔の内面に前記チップホールディング孔を残してチップホールディングゴム層が形成されるようにするチップホールディングゴム層形成過程と、を含み、
    前記金型は、下部金型と、前記下部金型に対して開閉可能な上部金型とを備え、
    前記下部金型に前記上部金型が結合された状態で内部には前記金属板が収容できる内部空間、前記金属板の上面と下面が前記内部空間の底面及び天井面と各々離隔した状態で前記金属板を支持するための複数の支持ピン、及び外周面が前記通孔の内周面と離隔する状態で前記通孔に挿入されて前記チップホールディング孔が形成できるようにする貫通ピンを有するものであり、
    前記支持ピンは、小断面部と、前記小断面部の下方に配置され、前記小断面部と段差付けるように設置された大断面部を有する2段ピンと、前記2段ピンと対向するように設置され、表面に前記小断面部が挿入できる溝を有する溝ピンとを含み、
    前記下部金型と前記上部金型には対向する位置で前記金属板の上面と下面を支持して前記金属板が上下に変形されることを防止するための変形防止ピンが対応位置に各々形成されており、
    前記下部金型または前記上部金型には前記金属板が正確な位置に装着できるようにするための位置決めピンが2個所以上の位置に設置されており、
    前記金属板装着ステップの前に前記金属板の2個所以上の位置に前記支持ピンの前記小断面部は挿入されることができ、前記大断面部は挿入できない支持用孔を形成する支持用孔形成ステップと、前記金属板装着ステップの前に前記位置決めピンに結合されて前記金属板が正確な位置に配置できるようにするための位置決め孔を前記金属板の2個所以上の位置に形成する位置決め孔形成ステップをさらに含むことを特徴とする、チップホールディング用キャリアプレート製造方法。
  2. 金属板に機器に装着するための装着部を残して部品を挿入して固定するためのチップホールディング孔を作るための複数の通孔を形成する通孔形成ステップ、金型にゴムを一次に装入する第1装入ステップ、前記一次に装入された前記ゴムの上に前記金属板を装着する金属板装着ステップ、前記金属板の上にゴムを2次に装入する第2装入ステップ、前記金型を閉じて前記金属板の下部及び上部の前記ゴムに熱と圧力を加えながら前記金属板の表面にゴム層を形成するゴム層形成ステップ、及び前記ゴム層が形成された前記金属板を前記金型から取り出す取出ステップを含むチップホールディング用キャリアプレート製造方法であって、
    前記ゴム層形成ステップは、
    前記金属板の上面に上面ゴム層を形成し、かつ前記金属板の上面の縁部を残さないで前記金属板の上面の縁端部まで前記上面ゴム層が形成されるようにする上面ゴム層形成過程と、
    前記金属板の下面に下面ゴム層を形成し、かつ前記金属板の下面の縁部を残さないで前記金属板の下面の縁端部まで前記下面ゴム層が形成されるようにする下面ゴム層形成過程と、
    前記通孔の内面に前記チップホールディング孔を残してチップホールディングゴム層を形成するチップホールディングゴム層形成過程と、を含み、
    前記金型は、下部金型と、前記下部金型に対して開閉可能な上部金型とを備え、
    前記下部金型に前記上部金型が結合された状態で内部には前記金属板が収容できる内部空間、前記金属板の上面と下面が前記内部空間の底面及び天井面と各々離隔した状態で前記金属板を支持するための複数の支持ピン、及び外周面が前記通孔の内周面と離隔する状態で前記通孔に挿入されて前記チップホールディング孔が形成できるようにする貫通ピンを有するものであり、
    前記支持ピンは、小断面部と、前記小断面部の下方に配置され、前記小断面部と段差付けるように設置された大断面部を有する2段ピンと、前記2段ピンと対向するように設置され、表面に前記小断面部が挿入できる溝を有する溝ピンと、を含み、
    前記下部金型と前記上部金型には対向する位置で前記金属板の上面と下面を支持して前記金属板が上下に変形されることを防止するための変形防止ピンが対応位置に各々形成されており、
    前記下部金型または前記上部金型には前記金属板が正確な位置に装着できるようにするための位置決めピンが2個所以上の位置に設置されており、
    前記金属板装着ステップの前に前記金属板の2個所以上の位置に前記支持ピンの前記小断面部は挿入されることができ、前記大断面部は挿入できない支持用孔を形成する支持用孔形成ステップと、前記金属板装着ステップの前に前記位置決めピンに結合されて、前記金属板が正確な位置に配置できるようにするための位置決め孔を前記金属板の2個所以上の位置に形成する位置決め孔形成ステップとをさらに含むことを特徴とする、チップホールディング用キャリアプレート製造方法。
  3. 前記上面ゴム層は、前記金属板の上面の全体周りに亘って前記金属板の上面の端部まで形成され、前記下面ゴム層は前記金属板の下面の全体周りに亘って前記金属板の下面の端部まで形成され、前記金属板はスクラッチによりヘアーライン加工されたステンレススチール板であることを特徴とする、請求項1または2に記載のチップホールディング用キャリアプレート製造方法。
  4. 前記内部空間は前記金属板が収容された状態で前記金属板の側面の外方に空いた空間を有するものであり、
    前記ゴム層形成ステップは、前記金属板の側方断面を覆いかぶせながら前記上面ゴム層の縁部と前記下面ゴム層の縁部とを一体に連結して、前記上面ゴム層と前記下面ゴム層が前記金属板の表面から分離されて浮き上がることを防止する縁部連結ゴム層を形成する縁部連結ゴム層形成ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のチップホールディング用キャリアプレート製造方法。
  5. 前記金属板装着ステップの前に前記金属板の表面にスクラッチによるヘアーラインを形成するヘアーライン形成ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のチップホールディング用キャリアプレート製造方法。
  6. 前記金属板は上下または左右の中心から外れた位置に形成され、上下区分のための長孔とスクラッチにより表面に形成されたヘアーラインを備える、0.1−0.5mmの厚さのステンレススチールからなるものであり、前記ゴム層はシリコンゴムからなるものであることを特徴とする、請求項1または2に記載のチップホールディング用キャリアプレート製造方法。
  7. 前記液状ゴムまたは前記ゴムの材質はシリコンであることを特徴とする、請求項1または2に記載のチップホールディング用キャリアプレート製造方法。
  8. 金属板に機器に装着するための装着部を残して部品を挿入して固定するためのチップホールディング孔を作るための複数の通孔が形成されている金属板及び前記金属板の表面に形成されたゴム層を備えるチップホールディング用キャリアプレートであって、
    前記ゴム層は、
    前記金属板の上面に前記金属板の上面の縁部を残さないで前記金属板の上面の縁端部まで形成された上面ゴム層と、
    前記金属板の下面に前記金属板の下面の縁部を残さないで前記金属板の下面の縁端部まで形成された下面ゴム層と、
    前記通孔の内面に形成されて前記チップホールディング孔を形成するチップホールディングゴム層と、を含み、
    前記金属板の前記装着部には位置決めピンに結合されて正確な位置に結合できるようにするための2つ以上の位置決め孔が互いに離隔して形成されており、
    前記金属板の前記装着部には、金型に設置され、小断面部と、前記小断面部と段差付けるように設置された大断面部を有する支持ピンの支持を受けるための支持用孔が間隔を置いて形成されていることを特徴とする、チップホールディング用キャリアプレート。
  9. 前記ゴム層は前記金属板の側方断面を覆いかぶせながら前記上面ゴム層の縁部と前記下面ゴム層の縁部とを一体に連結して前記上面ゴム層と前記下面ゴム層が前記金属板の表面から分離されて浮き上がることを防止する縁部連結ゴム層をさらに含むことを特徴とする、請求項8に記載のチップホールディング用キャリアプレート。
  10. 前記金属板は上下または左右の中心から外れた位置に形成され、上下区分のための長孔とスクラッチにより表面に形成されたヘアーラインを備える、0.1−0.5mmの厚さのステンレススチールからなるものであり、前記ゴム層はシリコンゴムからなるものであることを特徴とする、請求項8または9に記載のチップホールディング用キャリアプレート。
  11. 前記金属板はステンレススチールからなるものであり、0.1−0.5mmの厚さを有するものであり、前記ゴム層はシリコンゴムからなるものであることを特徴とする、請求項8または9に記載のチップホールディング用キャリアプレート。
  12. 前記金属板は、表面にスクラッチによるヘアーラインが形成されていることを特徴とする、請求項8または9に記載のチップホールディング用キャリアプレート。
  13. 前記縁部連結ゴム層は前記金属板の周り全体に形成されていることを特徴とする、請求項9に記載のチップホールディング用キャリアプレート。
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