JP5523254B2 - 作業所電力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業所電力制御装置に関する。
電力の需要家が電力会社に支払う電気料金のうち、使用電力量に関らず支払う基本料金は、契約電力の大きさに比例して定められる。契約電力とは、電力会社と需要家との間の契約上需要者が使用できる最大電力のことをいい、例えば、需要者が使用すると想定される最大電力に基づいて定められる。すなわち、使用する最大電力を低減することにより、契約電力を抑制することができ、電気料金を低減することができる。また、契約電力を超えて電力を使用した場合には超過違約金の支払いが必要となる場合もあるため、最大使用電力を低減することが重要となっている。
このため、電気料金の低減を目的として、例えば消費電力変動の大きい設備のピーク受電電力を低減する受電システムが提案されている。このシステムは、蓄電手段と電力変換手段とで構成した交流電力貯蔵手段、蓄電手段に直流電力を供給する充電制御手段、及び、契約電力を超えない軽負荷時は充電制御手段が蓄電手段に直流電力を供給し、契約電力を超えそうな重負荷時は、重負荷を生じさせている特定の負荷に対して契約電力を超えるピーク電力に見合う不足電力を交流電力貯蔵手段から供給させるように制御を行う負荷接続切替え手段を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−230147号公報
ところで、近年では環境負荷低減の観点から、バッテリーショベル、バッテリー式高所作業車、ハイブリッド油圧ショベル等、建設作業所で用いられる建設機械の電化が進められつつある。これに伴って作業所における使用電力が増大し、契約電力を拡大することが必要となり、電気料金が高額となることも予想される。従って、電気料金の高額化を抑制するためには、作業所における最大使用電力を低減することで、契約電力の拡大を回避することが望ましい。
しかしながら、上述の如き従来の受電システムでは、契約電力を超えるピーク電力に相当する不足電力を全てバッテリで補う必要があるため、使用電力の大きい建設機械を多数使用する作業所に当該システムを適用した場合には、多数の大容量のバッテリを設置することが必要となる可能性がある。このように多数の大容量のバッテリを作業所に配置した結果、却ってコストの高騰を招く可能性がある。また、現状、作業所における不足電力は主にエンジン式発電機等で補っており、建設工事に伴う環境負荷増加、発電機設置及び配線等の手間もかかっている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コストの高騰を招くことなく、電力会社の発電所から送電線網を介して作業所に供給される電力量を必要に応じて低減することができる、作業所電力制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の作業所電力制御装置は、建設工事のための作業所の電力制御を行う作業所電力制御装置であって、前記作業所で行われる建設工事の各作業工程を特定するための作業工程情報を格納する作業工程情報格納手段と、前記作業所の各作業工程において使用される建設工事用の電化機器の電力使用量を特定するための電力使用量情報を格納する電力使用量情報格納手段と、前記作業所で使用される前記電化機器から、当該電化機器に設けたバッテリの充電状態を特定するための充電状態情報を取得する充電状態情報取得手段と、前記電力使用量情報格納手段に格納された電力使用量情報と、前記充電状態情報取得手段にて取得された充電状態情報とに基づいて、前記電化機器への電力供給必要量を算定し、当該算定した電力供給必要量の調整の要否を所定基準に基づいて判定し、電力供給必要量の調整が必要であると判定した場合に、前記電化機器の電力使用量を低減するための所定の制御を行う電力調整手段とを備える。
また、請求項2に記載の作業所電力制御装置は、請求項1に記載の作業所電力制御装置において、前記作業所の契約電力を特定するための契約電力情報を格納する契約電力情報格納手段を備え、前記電力調整手段は、前記電力供給必要量と前記契約電力情報格納手段に格納された契約電力情報とに基づいて、前記電化機器の電力供給必要量が当該作業所の契約電力を超えるか否かを判定し、電力供給必要量が契約電力を超えると判定された場合には、電力供給必要量の調整が必要であると判定する。
また、請求項3に記載の作業所電力制御装置は、請求項1又は2に記載の作業所電力制御装置において、前記電力調整手段は、電力会社からの消費電力低減要求を受けた場合に、電力供給必要量の調整が必要であると判定する。
また、請求項4に記載の作業所電力制御装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の作業所電力制御装置において、前記作業工程を変更するための作業工程変更手段を備え、前記電力調整手段は、前記電化機器の電力使用量を低減するための所定の制御として、前記作業工程変更手段を介して、当該電化機器の電力使用量を低減するように、作業工程を変更するための制御を行う。
また、請求項5に記載の作業所電力制御装置は、請求項4に記載の作業所電力制御装置において、前記作業工程情報格納手段は、前記作業工程の相互間の優先度を特定するための優先度情報を格納し、前記作業工程変更手段は、前記作業工程情報格納手段に格納された前記優先度情報に基づいて、作業工程を変更する。
また、請求項6に記載の作業所電力制御装置は、請求項1から5のいずれか一項に記載の作業所電力制御装置において、前記電化機器は、バッテリから供給される電力を使用して駆動可能な重機を含む。
また、請求項7に記載の作業所電力制御装置は、請求項1から6のいずれか一項に記載の作業所電力制御装置において、前記電力調整手段は、前記電力使用量情報と、前記充電状態情報と、前記作業所に配置された自然エネルギー利用型の発電装置による発電電力量とに基づいて、前記電化機器への電力供給必要量を算定する。
請求項1に記載の作業所電力制御装置によれば、電力供給必要量の調整が必要であると判定した場合に、電化機器の電力使用量を低減するための所定の制御を行うので、電力会社の発電所から送電線網を介して作業所に供給される電力量を必要に応じて低減することができる。これにより、建設作業所で用いられる建設機械の電化を進めた場合であっても契約電力の拡大を回避することができるので、電気料金の高額化を抑制しつつ、建設作業を通じた二酸化炭素排出量の低減に貢献することもできる。
請求項2に記載の作業所電力制御装置によれば、電力調整手段は、電力供給必要量と契約電力情報格納手段に格納された契約電力情報とに基づいて、電化機器の電力供給必要量が作業所の契約電力を超えると判定した場合には、電力供給必要量の調整が必要であると判定するので、電力会社の発電所から送電線網を介して作業所に供給される電力量が契約電力を超えることを自動的に防止できる。これにより、契約電力の低減を図ることが可能となるため、従来高圧受電が必要であった作業所でも低圧受電とすることが可能となり、高圧受電のためのキュービクル式高圧受電設備の設置コストや電力契約コストを低減することができる。
請求項3に記載の作業所電力制御装置によれば、電力調整手段は、電力会社からの消費電力低減要求を受けた場合に、電力供給必要量の調整が必要であると判定するので、電力会社からの消費電力低減要求に応じて電力調整を行うことが可能となる。
請求項4に記載の作業所電力制御装置によれば、電力調整手段は、電化機器の電力使用量を低減するための所定の制御として、作業工程変更手段を介して、当該電化機器の電力使用量を低減するように、作業工程を変更するための制御を行うので、電力会社の発電所から送電線網を介して作業所に供給される電力量を必要に応じて低減することができる。
請求項5に記載の作業所電力制御装置によれば、作業工程変更手段は、作業工程情報格納手段に格納された優先度情報に基づいて、作業工程を変更するので、作業工程間の優先度を考慮して作業工程の変更を行うことができる。これにより、優先度の高い作業工程は予定通り実施しつつ、電力会社の発電所から送電線網を介して作業所に供給される電力量を低減することができる。
請求項6に記載の作業所電力制御装置によれば、電化機器は、バッテリーショベル、バッテリー式高所作業車、ハイブリッド油圧ショベル、タワークレーン等、バッテリから供給される電力を使用して駆動可能な重機を含むので、これらの重機が使用されない場合に、当該重機のバッテリから出力させた電力を他の電化機器に供給することができ、電力会社の発電所から送電線網を介して作業所に供給される電力量を低減することができる。
請求項7に記載の作業所電力制御装置によれば、電力使用量情報と、充電状態情報と、作業所に配置された自然エネルギー利用型の発電装置による発電電力量とに基づいて、電化機器への電力供給必要量を算定するので、電化機器による電力使用量から自然エネルギー利用型の発電装置による発電電力量を差し引いた値を電力供給必要量として算定することができ、電力会社の発電所から送電線網を介して作業所に供給が必要な電力量を低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る作業所電力制御装置の電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。 作業工程DBに記録されている情報を例示した表である。 電力使用量DBに格納されている情報を例示した表である。 契約電力DB13cに格納されている情報を例示した表である。 作業所電力制御装置によって実行される電力計画処理のフローチャートである。 電力調整部が電力供給必要量を算定するために生成する集計テーブルを例示した表である。 電力調整処理のフローチャートである。 電力制御処理のフローチャートである。 実施の形態2に係る作業所電力制御装置の概要を示した概要図である。 実施の形態2に係る電力計画処理のフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る作業所電力制御装置の各実施の形態を詳細に説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
なお、各実施の形態に係る作業所電力制御装置は、建設工事のための作業所の電力制御を行うためのものであり、例えばマンション等の集合住宅、高層ビル、商業施設等の建築作業所や、道路、ダム、橋梁等の土木作業所等、各種建設作業が行われる作業所の電力制御に適用することができる。
〔実施の形態1〕
まず、実施の形態1について説明する。実施の形態1は、電力供給必要量の調整が必要であると判定した場合に、電化機器の電力使用量を低減するための所定の制御を行う形態である。以下の説明では、「電力供給必要量」とは、電力会社の発電所から送電線網を介して作業所に供給する必要がある電力量のことをいうものとする。
(構成)
最初に、実施の形態1に係る作業所電力制御装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る作業所電力制御装置の電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。
図1に示すように、作業所電力制御装置10は作業所1に設置されている。この作業所1には、作業所電力制御装置10の他、受電設備20、出力調整装置30、電化機器40、及び端末装置50が配置されている。このうち受電設備20は、例えば配電用変電所2から送電線網3を介して送電された電力を受電し、出力調整装置30を介して各電化機器40に電力を供給するためのものである。この受電設備20としては、例えば3.3kVから6.6kVの高圧電力を受電するためのキュービクル式高圧受電設備や、100Vから200Vの低圧電力を受電するための受電盤等、公知の受電設備を用いることができる。出力調整装置30は、受電設備20により送電線網3から受電された電力を電化機器40に供給する。また、出力調整装置30は、電化機器40に電力を供給するためのバッテリ(図示省略)から出力される余剰電力を送電線網3に逆潮流させる。電化機器40は、作業所電力制御装置10が設置された作業所1で使用される電化機器40であり、バッテリーショベル、バッテリー式高所作業車、ハイブリッド油圧ショベル、タワークレーン等、搭載バッテリから供給される電力を使用して駆動可能な重機、モルタルミキサー、ベルトコンベヤー、ハイウォッシャー等、動力の一部又は全部として電気エネルギーを利用する建設機械、溶接機やカッター等の電動工具、あるいは照明機器や送風機等の電気機器等を含む。さらに、電化機器40には、建設機械、電動工具、電気機器等の電力源として独立して設けられたバッテリ設備も含まれるものとする。端末装置50は、例えば社内LAN60(Local Area Network)を介して作業所電力制御装置10と接続され、当該作業所電力制御装置10との間で情報の入出力を行う。
(構成−作業所電力制御装置)
作業所電力制御装置10は、建設工事のための作業所1の電力制御を行う作業所電力制御装置10である。図1に示すように、作業所電力制御装置10は、ネットワークインタフェース11(以下、ネットワークIFと略記する)、制御部12、及びデータ記録部13を備えている。
(構成−作業所電力制御装置−ネットワークIF)
ネットワークIF11は、社内LAN60を介して端末装置50との間における通信を行うためのインタフェースであり、例えば、所定の通信規格(例えば、イーサネット(登録商標))にて通信を行うネットワークボードとして構成されている。
(構成−作業所電力制御装置−制御部)
制御部12は、作業所電力制御装置10を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。
この制御部12は、機能概念的に、充電状態情報取得部12a、電力調整部12b、及び作業工程変更部12cを備えている。充電状態情報取得部12aは、電化機器40から、当該電化機器40に設けたバッテリの充電状態を特定するための充電状態情報を取得する充電状態情報取得手段である。電力調整部12bは、電化機器40の電力使用量を低減するための所定の制御を行う電力調整手段である。作業工程変更部12cは、作業所1の作業工程を変更するための作業工程変更手段である。これら制御部12の各構成要素によって実行される処理の詳細については後述する。
(構成−作業所電力制御装置−データ記録部)
データ記録部13は、制御部12による制御に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。このデータ記録部13は、作業工程データベース13a(以下、データベースをDBと略記する)、電力使用量DB13b、及び契約電力DB13cを備えている。
作業工程DB13aは、作業所電力制御装置10が設置された作業所1で行われる建設工事の各作業工程を特定するための作業工程情報を格納する作業工程情報格納手段である。図2は、作業工程DB13aに記録されている情報を例示した表である。図2に示すように、作業工程DB13aには、項目「工区」、「工程」、「使用電化機器」、「夜間可否」、「進捗状態」、及び「クリティカルパス」に対応する情報が相互に関連付けて格納されている。項目「工区」に対応して格納される情報は、各作業が行われる工区を特定するための情報であり、例えばビルの建設工事では、階層を特定する情報(図2では「5階」等)、及び各階層における作業エリアを特定する情報(図2では「A工区」等)が格納される。項目「工程」に対応して格納される情報は、作業工程を特定するための作業工程情報である(図2では「鉄筋組立・配筋」等)。項目「使用電化機器」に対応して格納される情報は、各工区の各作業工程において使用される電化機器40を特定するための情報であり、各作業工程が実施される日時(図2では「7/1昼」「7/1夜」「7/2昼」等)毎に、使用される電化機器40を一意に識別する識別情報(図2では「E001」「E002」等)、及び、当該使用される電化機器40の台数を示す情報(図2では「1/1」「2/3」等)が格納される。なお、特定の工区における特定の作業工程が実施されない日時(例えば図2では「6階 A工区」における「鉄筋組立・配筋」について、「7/1昼」「7/1夜」「7/2昼」)については、電化機器40の名称に代えて、作業工程が実施されない旨を示す情報(図2では「−−−」)が格納される。また、使用される電化機器40の台数を示す情報として図2に例示した分数のうち、分子は作業工程において使用される電化機器40の台数を示し、分母は作業所1に配置されている当該電化機器40の合計台数を示している。すなわち、使用される電化機器40の台数を示す情報が「2/3」の場合には、当該電化機器40が作業所1に3台配置されており、このうちの2台が対応する作業工程において使用されることを示しているものとする。項目「夜間可否」に対応して格納される情報は、各作業工程が夜間作業可能な工程か否かを特定するための情報であり、例えば図2では、夜間作業が可能な場合に「1」、夜間作業が不可能な場合に「0」が格納される。項目「進捗状態」に対応して格納される情報は、各作業工程の進捗状態を特定する進捗状態特定情報であり、例えば予定に対する各作業工程の進み又は遅れの日数を示す数値(図2では予定に対して作業工程が1日前倒しに進んでいることを示す「+1」、及び作業工程の進捗状態が予定通りであることを示す「0」等)が格納される。項目「クリティカルパス」に対応して格納される情報は、各作業工程がクリティカルパスに該当するか否かを特定するための情報であり、例えば図2では、クリティカルパスに該当する場合に「1」、クリティカルパスに該当しない場合に「0」が格納される。なお、「クリティカルパス」とは、前の作業工程が終了しなければ次の作業工程を開始できない関係にある一連の作業工程であって、作業所1における工事の開始から完了までの工期を決定する作業工程のことをいうものとする。上記項目「夜間可否」「進捗状態」及び「クリティカルパス」のそれぞれに対応して格納される情報は、後述する電力調整処理において、作業工程変更部12cにより、作業工程の相互間の優先度を特定するための優先度情報として用いられる。これら作業工程DB13aに格納される各情報は、公知の入力手段やネットワーク(何れも図示省略)等を介して予め入力され、あるいは後述の電力調整処理において更新される。
図1に戻り、電力使用量DB13bは、電化機器40の電力使用量を特定するための電力使用量情報を格納する電力使用量情報格納手段である。図3は、電力使用量DB13bに格納されている情報を例示した表である。図3に示すように、電力使用量DB13bには、項目「電化機器ID」、「電化機器名」、「電圧」、及び「使用量」に対応する情報が相互に関連付けて格納されている。項目「電化機器ID」に対応して格納される情報は、電化機器40を一意に識別する識別情報である(図3では例えば「E001」等)。項目「電化機器名」に対応して格納される情報は、電化機器40の名称を特定する情報である(図3では例えば「タワークレーン」等)。項目「電圧」に対応して格納される情報は、電化機器40が使用する電圧を特定する情報である(図3では例えば「三相200V」等)。項目「使用量」に対応して格納される情報は、電化機器40の電力使用量を特定するための電力使用量情報である(図3では「22.7kW」等)。これら作業工程DB13aに格納される各情報は、公知の入力手段やネットワーク(何れも図示省略)等を介して予め入力されている。
図1に戻り、契約電力DB13cは、作業所1の契約電力を特定するための契約電力情報を格納する契約電力情報格納手段である。図4は、契約電力DB13cに格納されている情報を例示した表である。図4に示すように、契約電力DB13cには、項目「作業所ID」、「工事種別」、及び「契約電力(kW)」に対応する情報が相互に関連付けて格納されている。項目「作業所ID」に対応して格納される情報は、作業所1を一意に識別する情報である(図4では「0001」)。項目「工事種別」に対応して格納される情報は、作業所1で行われている建設工事の種別を特定するための情報である(図4では「事務所」)。項目「契約電力(kW)」に対応して格納される情報は、作業所1の契約電力を特定するための契約電力情報である(図4では「600」)。これら契約電力DB13cに格納される各情報は、公知の入力手段やネットワーク(何れも図示省略)等を介して予め入力されている。
(処理)
次に、このように構成された作業所電力制御装置10によって実行される処理について説明する。
(処理−電力計画処理)
図5は、作業所電力制御装置10によって実行される電力計画処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。この電力計画処理は、電化機器40への電力供給必要量の調整の要否を所定基準に基づいて判定する処理であり、例えば作業所電力制御装置10の電源が投入された後、毎日所定時刻に起動される。
電力計画処理が開始されると、電力調整部12bは、作業工程DB13aから当該作業工程DB13aに格納されている各情報を取得する(SA1)。この場合、電力調整部12bは、作業所1の作業工程DB13aに格納されている全情報を取得してもよく、あるいは、作業所1の電力供給必要量が契約電力を超えるか否かを当該電力調整部12bが判定する対象となる作業日(以下、「対象日」)に実施される予定の作業工程に関する情報のみを作業工程DB13aから取得するようにしてもよい。
次に、電力調整部12bは、電力使用量DB13bに格納された電力使用量情報を取得する(SA2)。この場合、電力調整部12bは、電力使用量DB13bに格納されている全情報を取得してもよく、あるいは、SA1で取得した情報に基づき、対象日に実施される予定の作業工程において使用される電化機器40に対応する電力使用量情報のみを電力使用量DB13bから取得してもよい。
続いて電力調整部12bは、充電状態情報取得部12aに、電化機器40に電力を供給するバッテリ(当該電化機器40に搭載された搭載バッテリ、及び当該電化機器40の電力源として設けられたバッテリ設備を含む)の充電状態を特定するための充電状態情報を各電化機器40から取得させ、当該取得させた充電状態情報を充電状態情報取得部12aから取得する(SA3)。充電状態情報には、例えば各電化機器40に電力供給を行うバッテリの有無、電化機器40に電力供給を行うバッテリがある場合にはそのバッテリの残量、あるいはこれらのバッテリを用いた場合の電化機器40の使用可能時間等が含まれる。また、作業が行われない時間帯(例えば夜間)にバッテリが充電される場合には、充電状態情報取得部12aが、現在のバッテリの残量、充電時間、充電電流等に基づいてバッテリへの充電量を予測し、当該充電量の充電が行われた後のバッテリの残量を充電状態情報として取得するようにしてもよい。
次に、電力調整部12bは、SA1で取得した作業所1の作業工程に関する情報、SA2で取得した電力使用量情報、及びSA3で取得した充電状態情報に基づいて、電化機器40への電力供給必要量を算定する(SA4)。
図6は、SA4で電力調整部12bが電力供給必要量を算定するために生成する集計テーブルを例示した表である。なお、集計テーブルは例えばデータ記録部13に格納される(図示省略)。図6に示すように、集計テーブルには、項目「対象日」、「作業所ID」、「電化機器ID」、「電化機器名」、「使用台数」、「電力使用量(kW)」、「充電状態」、及び「電力供給必要量(kW)」に対応する情報が相互に関連付けて格納される。このうち、項目「対象日」に対応して格納される情報は、電化機器40の電力供給必要量が契約電力を超えるか否かを当該電力調整部12bが判定する対象となる作業日を特定する情報である(図6では「7/1」)。項目「使用台数」に対応して格納される情報は、作業所1において各電化機器40が使用される台数を特定する情報である(図6では「1」等)。項目「電力使用量(kW)」に対応して格納される情報は、使用される電化機器40の電力使用量の集計値である(図6では「22.7」等)。項目「充電状態」に対応して格納される情報は、使用される電化機器40に電力供給を行うバッテリの有無、及び当該電化機器40に電力供給を行うバッテリがある場合には対象日における作業工程に必要な電力を当該バッテリの残量で賄うことができるか否かを特定するための情報であり、例えば電化機器40に電力供給を行うバッテリがない場合には「なし」、電化機器40に電力供給を行うバッテリがあり作業工程に必要な電力を当該バッテリの残量で賄うことができる場合には「充足」、電化機器40に電力供給を行うバッテリがあるものの作業工程に必要な電力を当該バッテリの残量で賄うことができない場合には「不足」が格納される。項目「電力供給必要量(kW)」に対応して格納される情報は、電化機器40の電力供給必要量を特定するための情報である(図6では「632」)。なお、項目「作業所ID」に対応して格納される情報は図4の契約電力DB13cの項目「作業所ID」に対応して格納される情報と同様であり、項目「電化機器ID」及び「電化機器名」に対応して格納される情報は図3の電力使用量DB13bの項目「電化機器ID」及び「電化機器名」に対応して格納される情報と同様である。
電力調整部12bは、SA1で取得した作業所1の作業工程に関する情報に基づき、図2に示した作業工程DB13aの項目「使用電化機器」に対応する情報のうち対象日に対応して格納されている電化機器40の識別情報(電化機器ID)毎に使用台数を集計し、図6の集計テーブルに格納する(図6の例では、対象日「7/1」について、作業所IDが「0001」の作業所1における電化機器40の使用台数として、電化機器ID「E001」(タワークレーン)が1台、電化機器ID「E002」(エレベーター)が1台、電化機器ID「E003」(ハイウォッシャー)が3台等)。さらに電力調整部12bは、SA3で取得した充電状態情報に基づき、対象日における作業所1の使用電化機器40毎の充電状態を集計する。例えば電力調整部12bは、電化機器40に電力供給を行うバッテリの有無、及び電化機器40に電力供給を行うバッテリがある場合には対象日における作業工程に必要な電力を当該バッテリの残量で賄うことができるか否かを特定し、特定した内容を図6の集計テーブルに格納する(図6では、作業所ID「0001」の作業所1において、電化機器ID「E001」(タワークレーン)や電化機器ID「E002」(エレベーター)について「なし」、電化機器ID「E003」(ハイウォッシャー)について「充足」)。そして、電力調整部12bは、集計した電化機器40の電力使用量と充電状態とに基づき、電化機器40への電力供給必要量を算定する。例えば電力調整部12bは、電力供給を行うバッテリがない電化機器40、及び電力供給を行うバッテリがあるものの対象日における作業工程に必要な電力を当該バッテリの残量で賄うことができない電化機器40の電力使用量の総和を算出することにより、電化機器40への電力供給必要量を算出する(図6では「632kW」)。なお、電力供給を行うバッテリがあり対象日における作業工程に必要な電力を当該バッテリの残量で賄うことができる電化機器40については、電化機器40の外部から電力を供給する必要はないものとし、電力供給必要量からは除外する。
図5に戻り、電力調整部12bは、SA4で算定した電力供給必要量と、契約電力DB13cに格納された契約電力情報とに基づいて、電力供給必要量が契約電力を超えるか否かを判定する(SA5)。すなわち、電力調整部12bは、作業所1の契約電力を図4の契約電力DB13cから取得し、当該取得した契約電力を、SA4で算定した電力供給必要量が超えるか否かを判定する。例えば、図4の契約電力DB13cにおいては作業所ID「0001」に対応する契約電力は600kWであるのに対し、図6の集計テーブルによれば、電力供給必要量が632kWと集計されていることから、電力調整部12bは、電化機器40への電力供給必要量が作業所1の契約電力を32kW超えていると判定する。
図5に戻り、電力調整部12bが、電力供給必要量が契約電力を超えると判定した場合(SA5、Yes)、電力調整部12bは電力供給必要量の調整が必要であると判定し、電化機器40の電力使用量を低減するための電力調整処理を実行する(SA6)。電力調整部12bが電力調整処理を実行したのち、制御部12は電力計画処理を終了する。
一方、電力調整部12bが、電力供給必要量が契約電力を超えないと判定した場合(SA5、No)、電化機器40の電力使用量を低減するための電力調整処理を実行する必要はないものとし、制御部12は電力計画処理を終了する。
(処理−電力調整処理)
ここで、電力調整処理について説明する。電力調整処理は、電化機器40の電力使用量を低減するための所定の制御を行うための処理である。図7は電力調整処理のフローチャートである。
電力調整処理が開始されると、作業工程変更部12cは、作業工程DB13aに格納された進捗状態特定情報を取得する(SB1)。作業工程変更部12cは、図2に例示したように項目「進捗状態」に対応して格納されている進捗状態特定情報を作業工程DB13aから取得し、予定に対する各作業工程の進み又は遅れの日数を特定する。
次に、作業工程変更部12cは、対象日の昼間における各作業工程に、夜間作業可能な工程があるか否かを判定する(SB2)。すなわち作業工程変更部12cは、図5の電力計画処理のSA1で電力調整部12bが取得した作業工程に関する情報のうち、図2に例示した作業工程DB13aの項目「夜間可否」に対応して格納されていた情報に基づき、対象日の昼間における各作業工程が夜間作業可能か否かを特定する。
図7に戻り、SB2の判定の結果、対象日の昼間における各作業工程に、夜間作業可能な工程がある場合(SB2、Yes)、作業工程変更部12cは、当該夜間作業可能な作業工程の優先度は夜間作業が不可能な作業工程よりも相対的に優先度が低いものとし、当該夜間作業可能な作業工程の実施日時を対象日における夜間に変更するための制御を行う(SB3)。例えば作業工程変更部12cは、当該夜間作業可能な作業工程の実施日時を対象日における夜間に変更する旨の情報を、端末装置50から出力させる。
また、作業工程変更部12cは、SB3における作業工程の変更に対応するように作業工程DB13aを更新する(SB4)。例えば作業工程変更部12cは、作業工程DB13aの項目「使用電化機器」に対応して格納されている電化機器IDのうち、夜間作業可能な作業工程に関連付けて対象日の昼間に対応して格納されている電化機器IDを、当該対象日の夜間に対応するように変更する。これにより、対象日の昼間における電力使用量を夜間に分散することができ、昼間の最大電力使用量を低減することができる。
一方、SB2の判定の結果、対象日の昼間における各作業工程に、夜間作業可能な工程がない場合(SB2、No)、作業工程変更部12cは、対象日における各作業工程のうち、進捗状態が予定よりも進んでいる作業工程があるか否かを判定する(SB5)。すなわち作業工程変更部12cは、図5の電力計画処理のSA1で電力調整部12bが取得した作業工程に関する情報のうち、図2に例示した作業工程DB13aの項目「進捗状態」に対応して格納されていた情報に基づき、対象日における各作業工程のうち、進捗状態が予定よりも進んでいる作業工程があるか否かを判定する。
図7に戻り、SB5の判定の結果、対象日における各作業工程のうち、進捗状態が予定よりも進んでいる作業工程がある場合(SB5、Yes)、作業工程変更部12cは、当該進捗状態が予定よりも進んでいる作業工程の優先度は、進捗状態が予定通り、あるいは進捗状態が予定よりも遅れている作業工程よりも相対的に優先度が低いものとし、当該進捗状態が予定よりも進んでいる作業工程を、例えば対象日の翌日に延期するための制御を行う(SB6)。例えば作業工程変更部12cは、当該進捗状態が予定よりも進んでいる作業工程の対象日における実施作業を、対象日の翌日に延期して実施すべき旨の情報を、端末装置50から出力させる。
また、作業工程変更部12cは、SB6における作業工程の変更に対応するように作業工程DB13aを更新する(SB4)。例えば作業工程変更部12cは、作業工程DB13aの項目「使用電化機器」に対応して格納されている電化機器IDのうち、進捗状態が予定よりも進んでいる作業工程に関連付けて対象日に対応して格納されている電化機器IDを、当該対象日の翌日に対応するように変更する。これにより、対象日における最大電力使用量を低減することができる。
一方、SB5の判定の結果、対象日における各作業工程のうち、進捗状態が予定よりも進んでいる作業工程がない場合(SB5、No)、作業工程変更部12cは、対象日における各作業工程のうち、クリティカルパスではない作業工程があるか否かを判定する(SB7)。すなわち作業工程変更部12cは、図5の電力計画処理のSA1で電力調整部12bが取得した作業工程に関する情報のうち、図2に例示した作業工程DB13aの項目「クリティカルパス」に対応して格納されていた情報に基づき、対象日における各作業工程のうち、クリティカルパスではない作業工程があるか否かを判定する。
図7に戻り、SB7の判定の結果、対象日における各作業工程のうち、クリティカルパスではない作業工程がある場合(SB7、Yes)、作業工程変更部12cは、当該クリティカルパスではない作業工程の優先度は、クリティカルパスに該当する作業工程よりも相対的に優先度が低いものとし、当該クリティカルパスではない作業工程を、例えば対象日の翌日に延期するための制御を行う(SB6)。例えば作業工程変更部12cは、当該クリティカルパスではない作業工程の対象日における実施作業を、対象日の翌日に延期して実施すべき旨の情報を、端末装置50から出力させる。
また、作業工程変更部12cは、SB6における作業工程の変更に対応するように作業工程DB13aを更新する(SB4)。例えば作業工程変更部12cは、作業工程DB13aの項目「使用電化機器」に対応して格納されている電化機器IDのうち、クリティカルパスではない作業工程に関連付けて対象日に対応して格納されている電化機器IDを、当該対象日の翌日に対応するように変更する。これにより、対象日における電力使用量を低減することができる。
SB4の処理の後、電力調整部12bは、SB4で更新された後の作業工程DB13aに格納されている情報に基づき、電化機器40への電力供給必要量が契約電力以下か否かを判定する(SB8)。すなわち電力調整部12bは、SB4で更新された後の作業工程DB13aに格納されている情報に基づき、作業工程変更後の対象日の各電化機器40の使用台数を集計し、図5のSA3で取得した充電状態情報に基づき使用電化機器40毎の充電状態を集計する。そして、当該集計した各電化機器40の使用台数及び充電状態と、図5のSA2で取得した電力使用量情報とに基づき、電力供給を行うバッテリがない電化機器40、及び電力供給を行うバッテリがあるものの対象日における作業工程に必要な電力を当該バッテリの残量で賄うことができない電化機器40の電力使用量の総和を算出する。電力調整部12bは、当該算出した電力使用量の総和を、電化機器40への電力供給必要量とする。電力調整部12bは、このように算出した電力供給必要量と、契約電力DB13cに格納された契約電力情報とに基づいて、電化機器40への電力供給必要量が契約電力以下か否かを判定する。
図7に戻り、SB8の判定の結果、電化機器40への電力供給必要量が契約電力以下である場合(SB8、Yes)、契約電力の範囲内で電化機器40に必要な電力の供給が可能になったものとし、制御部12は電力調整処理を終了し、図5の電力計画処理に戻る。
一方、電化機器40への電力供給必要量が契約電力より大きい場合(SB8、No)、作業工程変更部12cは、作業所1における対象日の全ての作業工程について、当該作業工程変更部12cが作業工程の変更に関する検討を行ったか否かを判定する(SB9)。具体的には、作業工程変更部12cは、SB2、SB5、及びSB7の判定を既に行っている場合には、実施日時を対象日から変更可能な全ての作業工程の有無を確認済みであるものとし、対象日の全ての作業工程について、作業工程の変更に関する検討を行ったと判定する。
その結果、作業所1における対象日の全ての作業工程について、作業工程の変更に関する検討を行っていない場合(SB9、No)、すなわち少なくとも作業工程変更部12cがSB5又はSB7の判定をまだ行っていない場合、作業工程変更部12cはSB2に戻る。
一方、作業所1における対象日の全ての作業工程について、作業工程変更部12cが作業工程の変更に関する検討を行った場合(SB9、Yes)、すなわち、作業工程変更部12cがSB2、SB5、及びSB7の判定を既に行っている場合、作業工程の変更を行っても電化機器40への電力供給必要量が契約電力を上回ってしまうものとし、制御部12は端末装置50から電力超過を警告する情報を出力させる(SB10)。SB10の処理の後、制御部12は電力調整処理を終了し、図5の電力計画処理に戻る。
(処理−電力制御処理)
次に、電力制御処理について説明する。電力制御処理は、作業工程DB13aに格納されている情報に基づき所定の電化機器40に電力を供給して作業を実施している場合において、電力会社からの消費電力低減要求を受けた場合に、電力供給必要量の調整を行うための処理である。図8は、電力制御処理のフローチャートである。この電力制御処理は、例えば作業所電力制御装置10の電源が投入された後、作業所1における作業開始に合わせて起動される。
電力制御処理が開始されると、電力調整部12bは、送電線網3から作業所1への電力供給量をモニタする(SC1)。例えば電力調整部12bは、作業所1の出力調整装置30が当該作業所1の電化機器40に供給している電力量を、当該出力調整装置30を介してモニタする。
続いて、電力調整部12bは、電力会社から消費電力低減要求を受けたか否かを判定する(SC2)。消費電力低減要求とは、夏季の空調使用に伴うピーク時の消費電力の増大や発電所のトラブル等の理由により、発電所から必要な電力を十分に供給できない可能性が検知された場合に、電力会社が需要家に対して消費電力の一定程度の削減(例えば契約電力の10%以上の電力削減)を要求することをいう。具体的には電力調整部12bは、例えばネットワーク(図示省略)を介して消費電力低減要求信号を電力会社のサーバ装置(図示省略)から受信した場合に、電力会社から消費電力低減要求を受けたと判定する。あるいは、電話等で電力会社から消費電力低減要求の連絡を受けた作業所1のユーザが端末装置50を介して操作入力を行った場合に、当該操作入力に基づき、電力調整部12bは電力会社から消費電力低減要求を受けたと判定する。
その結果、電力会社から消費電力低減要求を受けた場合(SC2、Yes)、電力調整部12bは、電化機器40への電力供給必要量の調整が必要であると判定し、図7の電力調整処理を実行する(SC3)。この電力調整処理では、電力調整部12bは当該電力調整処理を実行している日を「対象日」として各ステップの処理を行う。また、図7のSB8では、電力調整部12bは、電化機器40への電力供給必要量が、消費電力低減要求に従った場合に制限される電力量(例えば契約電力の90%)以下か否かを判定する。すなわち電力調整部12bは、SB4で更新された後の作業工程DB13aに格納されている情報に基づき、作業工程変更後の対象日(当該電力調整処理を実行している日)の各電化機器40の使用台数を集計し、図5のSA3で取得した充電状態情報に基づき使用電化機器40毎の充電状態を集計する。そして、当該集計した各電化機器40の使用台数及び充電状態と、図5のSA2で取得した電力使用量情報とに基づき、電力供給を行うバッテリがない電化機器40、及び電力供給を行うバッテリがあるものの対象日(当該電力調整処理を実行している日)における作業工程に必要な電力を当該バッテリの残量で賄うことができない電化機器40の電力使用量の総和を算出する。電力調整部12bは、当該算出した電力使用量の総和を、電化機器40への電力供給必要量とする。電力調整部12bは、このように算出した電力供給必要量、契約電力DB13cに格納された契約電力情報、及び電力会社から受けた消費電力低減要求に基づいて、電化機器40への電力供給必要量が消費電力低減要求に従った場合に制限される電力量以下か否かを判定する。
図8に戻り、SC3の処理の後、又はSC2において、電力会社から消費電力低減要求を受けていない場合(SC2、No)、電力調整部12bは、作業所1における当日の作業が終了したか否かを判定し(SC4)、当日の作業が終了していない間(SC4、No)、SC1からSC3の処理を繰り返す。
一方、作業所1における当日の作業が終了した場合(SC4、Yes)、電力調整部12bは、出力調整装置30によって電化機器40に電力を供給するためのバッテリを充電させ(SC5)、電力制御処理を終了する。
(効果)
このように実施の形態1によれば、電力供給必要量の調整が必要であると判定した場合に、電化機器40の電力使用量を低減するための所定の制御を行うので、電力会社の発電所から送電線網3を介して作業所1に供給される電力量を必要に応じて低減することができる。これにより、建設作業所で用いられる建設機械の電化を進めた場合であっても契約電力の拡大を回避することができるので、電気料金の高額化を抑制しつつ、建設作業を通じた二酸化炭素排出量の低減に貢献することもできる。
特に、電力調整部12bは、電力供給必要量と契約電力DB13cに格納された契約電力情報とに基づいて、電化機器40の電力供給必要量が作業所1の契約電力を超えると判定した場合には、電力供給必要量の調整が必要であると判定するので、電力会社の発電所から送電線網3を介して作業所1に供給される電力量が契約電力を超えることを自動的に防止できる。これにより、契約電力の低減を図ることが可能となるため、従来高圧受電が必要であった作業所でも低圧受電とすることが可能となり、高圧受電のためのキュービクル式高圧受電設備の設置コストや電力契約コストを低減することができる。
また、電力調整部12bは、電力会社からの消費電力低減要求を受けた場合に、電力供給必要量の調整が必要であると判定するので、電力会社からの消費電力低減要求に応じて電力調整を行うことが可能となる。
また、電力調整部12bは、電化機器40の電力使用量を低減するための所定の制御として、作業工程変更部12cを介して、当該電化機器40の電力使用量を低減するように、作業工程を変更するための制御を行うので、電力会社の発電所から送電線網3を介して作業所1に供給される電力量を必要に応じて低減することができる。
特に、作業工程変更部12cは、作業工程DB13aに格納された優先度情報に基づいて、作業工程を変更するので、作業工程間の優先度を考慮して作業工程の変更を行うことができる。これにより、優先度の高い作業工程は予定通り実施しつつ、電力会社の発電所から送電線網3を介して作業所1に供給される電力量を低減することができる。
また、電化機器40は、バッテリーショベル、バッテリー式高所作業車、ハイブリッド油圧ショベル、タワークレーン等、バッテリから供給される電力を使用して駆動可能な重機を含むので、これらの重機が使用されない場合に、当該重機のバッテリから出力させた電力を他の電化機器に供給することができ、電力会社の発電所から送電線網3を介して作業所1に供給される電力量を低減することができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、電力使用量情報と、充電状態情報と、作業所に配置された自然エネルギー利用型の発電装置による発電電力量とに基づいて、複数の作業所の各々への電力供給必要量を算定する形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態2に係る作業所電力制御装置10の構成について説明する。図9は、実施の形態2に係る作業所電力制御装置10の概要を示した概要図である。この図9に示すように、実施の形態2に係る作業所電力制御装置10における作業所1には、自然エネルギー利用型の発電装置70(図9では「太陽電池70」)が配置され、出力調整装置30に接続されている。なお、図9では自然エネルギー利用型の発電装置70として太陽電池70を用いた場合を例示しているが、風力発電や地熱発電等、他の任意の自然エネルギー利用型の発電装置を用いることができる。
(処理)
次に、実施の形態2に係る作業所電力制御装置10によって実行される処理について説明する。なお、本実施の形態2に係る電力制御処理は実施の形態1で図8を参照して説明した電力制御処理と同様であるので、説明を省略する。
(処理−電力計画処理)
最初に、電力計画処理について説明する。図10は、実施の形態2に係る電力計画処理のフローチャートである。なお、SD1からSD3は図5のSA1からSA3と、SD6からSD7は図5のSA5からSA6と同じであるので、説明を省略する。
SD3で充電状態情報を取得した後、電力調整部12bは、作業所1に配置された自然エネルギー利用型の発電装置70による発電電力量を特定する(SD4)。例えば、作業所1に配置された自然エネルギー利用型の発電装置70による発電電力量を特定するための情報をデータ記録部13に記録しておき、電力調整部12bは、当該データ記録部13を参照することにより、自然エネルギー利用型の発電装置70による発電電力量を特定する。さらに、電力調整部12bが、公知の受信手段(図示省略)を介して文字多重放送に含まれる天気予報情報(例えば日照時間、雲量、気温、風向、風速等)を受信し、当該天気予報情報に基づき、自然エネルギー利用型の発電装置70による発電電力量を特定するようにしてもよい。
次に、電力調整部12bは、SD1で取得した作業所1の作業工程に関する情報、SD2で取得した電力使用量情報、SD3で取得した充電状態情報、及びSD4で特定した発電電力量に基づいて、電化機器40への電力供給必要量を算定する(SD5)。
電力調整部12bは、実施の形態1において図6により例示した集計テーブルに格納した各情報に加えて、自然エネルギー利用型の発電装置70による発電電力量を特定する情報を格納する。そして、電力調整部12bは、集計した電化機器40の電力使用量、充電状態、及び自然エネルギー利用型の発電装置70による発電電力量に基づき、電化機器40への電力供給必要量を算出する。例えば電力調整部12bは、電力供給を行うバッテリがない電化機器40、及び電力供給を行うバッテリがあるものの対象日における作業工程に必要な電力を当該バッテリの残量で賄うことができない電化機器40の電力使用量の総和から、自然エネルギー利用型の発電装置70による発電電力量を差し引いた値を算出することにより、電化機器40への電力供給必要量を算定する。
(処理−電力調整処理)
次に、実施の形態2に係る電力調整処理について説明する。但し、実施の形態2に係る電力調整処理は、図7のSB8の処理の内容を除いて実施の形態1と同様であるので、フローチャートの図示を省略する。
図7のSB8において、電力調整部12bが、SB4で更新された後の作業工程DB13aに格納されている情報に基づき、電化機器40への電力供給必要量が契約電力以下か否かを判定する場合、電力調整部12bは、電力供給を行うバッテリがない電化機器40、及び電力供給を行うバッテリがあるものの対象日における作業工程に必要な電力を当該バッテリの残量で賄うことができない電化機器40の電力使用量の総和から、自然エネルギー利用型の発電装置70による発電電力量を差し引いた値を、電化機器40への電力供給必要量として算出する。電力調整部12bは、このように算出した電力供給必要量と、契約電力DB13cに格納された契約電力情報とに基づいて、電化機器40への電力供給必要量が契約電力以下か否かを判定する。
(効果)
このように実施の形態2によれば、電力使用量情報と、充電状態情報と、作業所1に配置された自然エネルギー利用型の発電装置70による発電電力量とに基づいて、電化機器40への電力供給必要量を算定するので、電化機器40による電力使用量から自然エネルギー利用型の発電装置70による発電電力量を差し引いた値を電力供給必要量として算定することができ、電力会社の発電所から送電線網3を介して作業所1に供給が必要な電力量を低減することができる。
[各実施の形態に対する変形例]
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。
(電力調整処理について)
上述の各実施の形態では、電力調整処理において、作業工程の実施日時を日単位で変更するための制御を行う場合を例として説明したが、日よりも短い単位(例えば時間単位)で作業工程の実施日時を変更するようにしてもよい。
また、図7の電力調整処理において、電化機器40への電力供給必要量が契約電力より大きい場合(SB8、No)であって、作業所1における対象日の全ての作業工程について、作業工程変更部12cが作業工程の変更に関する検討を行った場合(SB9、Yes)には、作業工程の変更を行っても電化機器40への電力供給必要量が契約電力を上回ってしまうものとし、制御部12は端末装置50から電力超過を警告する情報を出力させる(SB10)と説明したが、他の作業所やバッテリ供給所から作業所1にバッテリを搬送し、当該バッテリから電化機器40に電力を供給させるようにしてもよい。
(発電装置について)
上述の実施の形態2では、自然エネルギー利用型の発電装置70を設けた場合を例として説明したが、自然エネルギー利用型の発電装置70に代えて、あるいは自然エネルギー利用型の発電装置70と共に、燃料電池やコジェネレーションシステム等の発電装置を出力調整装置30に接続し、電化機器40に電力を供給するようにしてもよい。
1 作業所
2 配電用変電所
3 送電線網
10 作業所電力制御装置
11 ネットワークIF
12 制御部
12a 充電状態情報取得部
12b 電力調整部
12c 作業工程変更部
13 データ記録部
13a 作業工程DB
13b 電力使用量DB
13c 契約電力DB
20 受電設備
30 出力調整装置
40 電化機器
50 端末装置
60 社内LAN
70 自然エネルギー利用型の発電装置、太陽電池

Claims (7)

  1. 建設工事のための作業所の電力制御を行う作業所電力制御装置であって、
    前記作業所で行われる建設工事の各作業工程を特定するための作業工程情報を格納する作業工程情報格納手段と、
    前記作業所の各作業工程において使用される建設工事用の電化機器の電力使用量を特定するための電力使用量情報を格納する電力使用量情報格納手段と、
    前記作業所で使用される前記電化機器から、当該電化機器に設けたバッテリの充電状態を特定するための充電状態情報を取得する充電状態情報取得手段と、
    前記電力使用量情報格納手段に格納された電力使用量情報と、前記充電状態情報取得手段にて取得された充電状態情報とに基づいて、前記電化機器への電力供給必要量を算定し、当該算定した電力供給必要量の調整の要否を所定基準に基づいて判定し、電力供給必要量の調整が必要であると判定した場合に、前記電化機器の電力使用量を低減するための所定の制御を行う電力調整手段とを備える、
    作業所電力制御装置。
  2. 前記作業所の契約電力を特定するための契約電力情報を格納する契約電力情報格納手段を備え、
    前記電力調整手段は、
    前記電力供給必要量と前記契約電力情報格納手段に格納された契約電力情報とに基づいて、前記電化機器の電力供給必要量が当該作業所の契約電力を超えるか否かを判定し、電力供給必要量が契約電力を超えると判定された場合には、電力供給必要量の調整が必要であると判定する、
    請求項1に記載の作業所電力制御装置。
  3. 前記電力調整手段は、
    電力会社からの消費電力低減要求を受けた場合に、電力供給必要量の調整が必要であると判定する、
    請求項1又は2に記載の作業所電力制御装置。
  4. 前記作業工程を変更するための作業工程変更手段を備え、
    前記電力調整手段は、
    前記電化機器の電力使用量を低減するための所定の制御として、前記作業工程変更手段を介して、当該電化機器の電力使用量を低減するように、作業工程を変更するための制御を行う、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の作業所電力制御装置。
  5. 前記作業工程情報格納手段は、
    前記作業工程の相互間の優先度を特定するための優先度情報を格納し、
    前記作業工程変更手段は、
    前記作業工程情報格納手段に格納された前記優先度情報に基づいて、作業工程を変更する、
    請求項4に記載の作業所電力制御装置。
  6. 前記電化機器は、バッテリから供給される電力を使用して駆動可能な重機を含む、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の作業所電力制御装置。
  7. 前記電力調整手段は、前記電力使用量情報と、前記充電状態情報と、前記作業所に配置された自然エネルギー利用型の発電装置による発電電力量とに基づいて、前記電化機器への電力供給必要量を算定する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の作業所電力制御装置。
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