JP2014158327A - 電力供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 太陽光発電装置による自家発電電力の利用効率を向上して、商用電力の使用を低減することができる電力供給装置を提供する。
【解決手段】 太陽光発電装置2による電圧Vmを検知して、発電電力の発生と同時に蓄電池7へ蓄電し、蓄電池7から負荷給電部6へ放電を行う。蓄電池7から負荷給電部6への放電は、放電限界値まで行う。蓄電池7へ蓄電は、満充電を検知して自動停止する。停電時には、太陽光発電装置2の発電電力を負荷給電部6へ供給し、停電を回避する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、夜間においては商用交流電源からの電力を蓄電し、昼間に放電して負荷側で使用し、昼間十分に太陽光発電装置で発電されている状況では、負荷側への電力供給は全て蓄電部の放電電力を給電し、商用交流電源からの買電は行わないようにして、電気料金をより節減できるようにした電力供給装置に関する。
電力会社の発電設備は、夏期昼間の最大の電力消費量に対応できるように整備されている。このため、夜間においては、消費しきれない余剰電力が生じている。この余剰電力は、最後には熱として捨てられ消滅してしまう。電力会社では、この余剰電力を低減するために、夜間の電気料金を安価に設定して利用を促進したり、発電設備のうち一部を停止したり、出力を小さくするなどの対策を講じている。
しかし、前記後者による対策は、結果的に発電機を低効率で運転することになり、エネルギの損失がきわめて大きい。また、特に原子力発電設備の運転においては、安全上の観点から出力を変動させないようになっており、夜間においても昼間と同出力の運転が行われている。このため、前記のような調整をしても、依然として夜間に多くの余剰電力が生じ、多大なエネルギが無駄に失われているのが現状である。
このような状況を改善するために、変動要因の大きい太陽光発電装置などの再生可能エネルギ系電力と深夜電力などの安定電力とを連係させ、余剰電力を有効に利用して省エネルギ化を図ることができる電力供給装置が給電システムとして提案されている。このようなシステムの従来技術としては、特許文献1,2に開示されている住宅用給電システムがある。
特開2011−50131号公報 実用新案登録第3172855号公報
しかしながら、前記従来技術の電力供給装置には、次のような課題がある。すなわち、前記従来の住宅用給電システムは、昼間、商用交流電源から高価な通常価格の電力が供給されており、太陽光発電装置などで発電されている時間帯においては、発電電力を商用交流電源側へ売電すると共に、蓄電部の放電電力を負荷側へ供給するようになっている。しかし、負荷側への電力供給は、全てが蓄電部の放電電力によって賄われるわけではなく、一部は商用交流電源から買電する仕様となっている。このため、昼間の高い電力を相当量買電することになるので、電気料金を節減する観点からは改善の余地がある。
本発明の目的は、商用交流電源から高価な電力を買電しないようにして、電気料金をより節減することができる電力供給装置を提供することである。
本発明は、太陽光発電装置から発電電力が供給される自家発電電力受電部と、
商用交流電源から商用電力が供給される商用電力受電部と、
前記自家発電電力受電部および前記商用電力受電部から送電される電力によって、充電可能な蓄電池を備える蓄電部と、
電力負荷が接続される負荷給電部と、
前記自家発電電力受電部の電圧を検出する電圧検出部と、
前記電圧検出部によって検出された検出電圧に応答して、前記検出電圧が予め定めるしきい電圧以上であれば、前記自家発電電力受電部から前記蓄電部へ送電させ、前記検出電圧が前記予め定めるしきい電圧未満であれば、前記自家発電電力受電部から前記蓄電部への送電を停止させる制御部を含むことを特徴とする電力供給装置である。
また本発明は、前記商用交流電源から商用電力受電部への電力の供給/停止を検出し、その検出結果を前記制御部へ出力する停電検出部を含み、
前記制御部は、前記停電検出部の検出結果に応答して、前記商用電力受電部への電力供給が停止されているとき、前記蓄電部から前記負荷給電部へ送電させることを特徴とする。
また本発明は、前記自家発電電力受電部には、前記太陽光発電装置によって発電された直流電力が直接供給され、この直流電力によって前記蓄電部が充電されることを特徴とする。
また本発明は、前記自家発電電力受電部には、前記商用交流電源から深夜時間帯の電力が供給され、この深夜時間帯の電力によって前記蓄電部が充電されることを特徴とする。
また本発明は、前記蓄電部は、8000Wh〜16000Whの最大蓄電容量を有することを特徴とする。
本発明によれば、自家発電電力受電部には、太陽光発電装置から発電電力が供給される。商用電力受電部には、商用交流電源から商用電力が供給される。蓄電部は、蓄電池を備え、蓄電は、前記自家発電電力受電部および前記商用電力受電部から送電される電力によって充電される。負荷給電部には、電力負荷が接続される。
電圧検出部は、前記自家発電電力受電部の電圧を検出する。制御部は、前記電圧検出部によって検出された検出電圧に応答して、前記検出電圧が予め定めるしきい電圧未満であれば、前記自家発電電力受電部から前記蓄電部への送電を停止させ、前記検出電圧が前記予め定めるしきい電圧以上であれば、前記自家発電電力受電部から前記蓄電部へ送電させ、前記しきい電圧に応じた応答性で蓄電部を自家発電電力によって充電することができる。
このようなしきい電圧は、電圧検出部が太陽光発電装置による自家発電電力が発生したことを確実に検出できる程度であればよく、たとえば商用交流電力の電圧(たとえば、AC100V)よりも1〜2%程度高い電圧(たとえば、AC102V程度)に設定すればよい。制御部は、電圧検出部によって検出された検出電圧が前述のしきい電圧以上になると、蓄電部を自家発電電力によって充電させるので、商用交流電源から高価な電力をできるだけ買電しないようにして、電気料金をより節減することが可能となる。
また本発明によれば、前記商用交流電源から商用電力受電部への電力の供給/停止を検出し、その検出結果を前記制御部へ出力する停電検出部を備え、前記制御部は、前記停電検出部の検出結果に応答して、前記商用電力受電部への電力供給が停止されているとき、前記蓄電部から前記負荷給電部へ送電させるので、負荷部での電力供給が停止することなく、大災害等による長期間の前記商用電力受電部への電力供給が停止された場合は、太陽光発電装置の電力を発電時に蓄電部へ蓄電すると同時に、負荷給電部へ送電し、負荷電力消費を賄うことができる。また太陽光発電装置の電力が停止したと同時に、蓄電部より負荷給電部へ送電させるので、24時間の電力供給を可能とすることができる。
また本発明によれば、前記自家発電電力受電部には、前記太陽光発電装置によって発電された直流電力が直接供給され、この直流電力によって前記蓄電部が充電されるので、前記商用電力受電部への電力供給が停止された場合は、太陽光発電装置の電力を発電時に蓄電部へ蓄電することにより、前記太陽光発電装置によって発電された電力の利用効率を向上することができる。
また本発明によれば、前記自家発電電力受電部には、前記商用交流電源から深夜時間帯の電力が供給され、この深夜時間帯の電力によって前記蓄電部が充電されるので、深夜時間帯には、昼間と比べ、極端に電力消費が落ち込み、商用発電所で発電された電力の大気放電として損出している電力を蓄電して、昼間の大量消費時間帯に商用電力を消費することをなくすことができる。
また本発明によれば、前記蓄電部は、8000Wh〜16000Whの最大蓄電容量をを有するので、使用する環境によって蓄電量の選択を可能になる。
本発明の一実施形態の電力供給装置1の全体構成を示すブロック図である。 制御部36が第1モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部36によって第1モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 制御部36が第1−1モードに設定されたとき配電盤4の負荷電力消費量が、電力供給装置1の定格出力を超えた場の電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 早朝太陽光発電稼働開始〜蓄電部放電限界値)において、DC/AC交換器の定格出力を上回ったことを入力電圧検出器18で検知した場合の動作を説明するためのフローチャートである。 制御部36が第2モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部36が第2モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 制御部36が第2モードから第3モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部36が第2モードから第3モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 第4-1モードとして太陽光発電装置2が発電中に商用電力が停電したときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部36が第4-1モードに設定されたときの電力供給装置1の制御動作を説明するためのフローチャートである。 太陽光発電装置2の発電が停止しているときに商用電力が停電したときに電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部36が第4-2モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 制御部36が第5モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部36が第5モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
図1は、本発明の一実施形態の電力供給装置1の全体構成を示すブロック図である。本実施形態の電力供給装置1は、太陽光発電装置2によって発電した発電電力が、配線L1へ供給され、接続連係によって配電部104の配電盤4へ負荷消費を行い、余った電力は、交流電流の特性である高電圧から低電圧へ流れることを利用して、太陽光発電装置2の電圧を2V高くし、逆潮流して売電積算器である売電メータ16に計測させて、余剰電力として商用交流電源Vsへ売電することができるように構成されている。
蓄電装置3には、できるだけ太陽光発電装置2からの電力によって蓄電しておき、配電盤4へ放電している負荷消費電力を賄い、前記太陽光発電装置2の発電電力の全てを余剰電力として売電を行う。また、停電時には、太陽光発電装置2の自家発電DC電力配線L2の自家発電DC電力分岐部21から自家発電DC電力受電部22と、太陽光発電装置2のAC単相100V出力部13とによって、AC100Vの電力が、自立電力分岐部25から配線L5を経て、自家発電AC電力受電部26に給電され、太陽光発電装置2の電力によって停電回避を行うことができる。
前記蓄電装置3は、商用交流電源Vsから商用電力が供給される単相3線の商用電力受電部5と、前記自家発電DC電力受電部22と、自家発電AC電力受電部26と、前記商用電力受電部5からの電力によって充電可能な蓄電池7と、蓄電池7からの電力が供給され、電力負荷が接続される単相3線の負荷給電部6とを備える。
前記商用電力受電部5と負荷給電部6との相互間を選択的に接続・遮断して、前記自家発電DC電力受電部2、商用電力受電部5、蓄電池7および負荷給電部6の相互間の接続状態を切換える制御部36と、制御部36からの制御指令を受けて開閉制御される開閉器19,23,27,31と、切換器33とによって、予め定める複数のモードである第1〜第5モードに応じた接続状態に切換えるように制御し、商用電力受電部5からの電力の供給/停止を電圧によって検出する電圧検出部である入力電圧検出器18と、負荷給電部6の出力電圧を検出する出力電圧検出器32とを含む。
前記開閉器19,23,27,31は、電磁開閉器(Electromagnetics Contactor;略称MC)によって実現される。また、前記入力電圧検出器18および出力電圧検出器32は、電流を計測して電圧値に換算し、換算した電圧値を検出電圧として出力する検流器によって実現される。
前記制御部36は、入力電圧検出器18および出力電圧検出器32の検出値に基づいて、第1〜第5モードのいずれかのモードを選択し、その選択されたモードのシーケンスに従って、各開閉器19,23,27,31および切換器33の接続状態を切換える制御を実行するように構成される。前記第1〜第5モードにおける電力供給装置1の動作は、次のとおりである。
「第1モード」では、まず太陽光発電装置2が起動される、たとえば早朝6時前後から第1モードで起動されて、蓄電池7の電力を粗負荷給電部6へ送電して該負荷給電部6から負荷へ給電し、そのまま蓄電池7の蓄電電力の放電限界値まで放電する。蓄電池7が蓄電電力の放電限界値になって放電が完了したときには、第1モードから第2モードに切り換わり、放電を停止する。前記放電限界値は、たとえば最大充電容量の5〜15%に設定される。
たとえば、第3モードから第1モードへ切換える場合、太陽光発電装置2から電力供給が可能であることが、入力電圧検出器18によって検出される電圧に基づいて検知することができる。このような太陽光発電装置2から電力供給が可能であることを検知する手法として、制御部36は、入力電圧検出器18からの検出電圧を表わす検出信号を入力し、入力した検出信号が示す電圧Vmが、太陽光発電装置2によって発生する基準電圧V0、たとえば小容量単相のV0=AC100Vよりもわずかに高い電圧、たとえば1〜2%高いしきい電圧V1(=102V)以上であるか否かを判断し、しきい電圧V1以上の場合(Vm≧V1)およびしきい電圧V1未満である場合(Vm<V1)ごとに、各モードに応じて各開閉器19,23,27,31および切換器33の接続状態を切換える制御指令を出力し、電力供給系統を制御する。
「第1−1モード」では、前記負荷給電部6へ要求する負荷要求電力量が蓄電装置3の定格出力を上回った場合は、DC/AC交換器29側から前記商用電力受電部5へ切換えを行い、また定格出力を上回った場合は、前記商用電力受電部5からDC/AC交換器29側へ切換えて戻す。
「第2モード」では、「第1モード」の前記負荷給電部6への放電状況が、前記制御部36が蓄電池7の放電限界値を検知して、切換器33から商用電力受電部5側へ切換え、開閉器31を遮断する。
「第3モード」では、切換器33を「第2モード」と同じ状態で前記商用電力受電部5から負荷給電部6へ切換え、前記制御部36のタイマによって前記深夜電力時間帯に商用電力受電部5側の開閉器19を接続して、AC/DC充電器20へ送電し、蓄電池7の充電を行い、満充電になれば自動停止する。
「第4−1モード」では、前記太陽光発電装置2の発電中に、前記入力電圧検出器18によって、前記商用電力受電部5からの電力が停止したことが検出されたとき、自家発電DC電力受電部22の開閉器23を接続し、DC/DC充電器24へ給電し、前記蓄電池7を充電する、太陽光発電装置2の手動操作による自立運転起動時は、AC100Vが入力される自家発電AC電力受電部26の開閉器27の接続によって、昇圧器28からのAC200V電力をAC/DC充電器20に供給して直流に変換し、蓄電池7を充電する。負荷給電部6への給電は、そのままDC/AC交換器29より行う。
「第4−2モード」では、太陽光発電装置2の停止中に、入力電圧検出器18によって、検出された検出電圧Vmに応答して、制御部36が切換器33をDC/AC交換器29側へ切換え、負荷給電部6へそのまま給電を行う。
「第5モード」では、定期点検や修理や交換時の電力迂回バイパス機能であり、蓄電装置3の取付け/取外し用の蓄電装置設置用接続箱42であり、内部に手動用迂回専用の開閉器43を備える。
蓄電池7は、8000Wh〜16000Whの最大蓄電容量を有する。太陽光発電装置2は、太陽光発電パネル8、太陽光発電系統接続器9、DC/AC電力変換器であるパワーコンディショナ10、自家発電出力部11、商用交流電源Vs、買電メータ15、売電メータ16、商用電力契約ブレーカ17、AC単相100V出力部13および自立運転専用コンセント14を有する。
停電時には、太陽光発電装置2によって発電された電力が2系統で供給される。1系統は、自立運転のAC100Vであり、もう1系統は、蓄電装置3専用の自家発電DC電力配線L2の太陽光発電の直流電力を受電する自家発電DC電力分岐部21、自家発電DC電力受電部5を経て電力需給を受ける。
負荷給電部6の電力は、商用電力受電部5より配線L1の入力電圧検出器18、切換器33より負荷給電部6へ単相3線として迂回給電する。負荷給電部6で用いられる電力は、蓄電池7より放出されるDC電力をDC/AC交換器29によって交流電力に変換され、さらにAC単相2線/3線変換器30によって出力電圧検出器32によって検出された電圧・電流を制御部36で確認後、切換器33から負荷給電部6へ給電する。
停電時に負荷給電部6として用いられる電力は、蓄電装置3へ専用太陽光電力供給の方法で、自家発電DC電力配線L2の太陽光の有る昼間に太陽光発電パネル8で常時発電する直流DC電力を送電する。自家発電DC電力配線L2より自家発電DC電力分岐部21から自家発電DC電力受電部22よりDC入力開閉器23で接続し、DC/DC充電器24より蓄電池7へ電力需給を受け、同時に蓄電池7よりDC/AC交換器29を介して負荷給電部6に出力され、電力負荷に給電される。
停電時に負荷給電部6から用いられる電力は、太陽光発電装置2の機能に自立運転があり、停電時に手動によって自立運転へ切換えることができる。この場合、AC単相100V出力部13で、電圧100V、最大出力1500Wの電力を自家発電AC分岐部25より、自家発電AC電力受電部26へ開閉器27によって接続し、AC200V昇圧器28にてAC200Vへ変換後、AC/DC充電器20によって蓄電池7へ電力需給を受け、同時に蓄電池7よりDC/AC交換器29を介して、負荷給電部6にAC電力を給電することができる。
負荷給電部6より配電盤入力部34の配線L6には、保守点検時の蓄電装置設置用接続箱(外部取付用)42が介在される。蓄電装置設置用接続箱42は、開閉器43を有し、蓄電装置3の点検や修理・取外しの際に、配電盤入力部34へ電力を迂回させて、保守点検時の安全性を向上することができる。
前記制御部36は、制御指令の情報元として前記制御部36へ電気信号として変換した情報を記憶するメモリを搭載し、記録する情報として、蓄電池7の充電電圧と放電電圧の情報、商用電力受電部5および負荷給電部6の適正電圧・電流の情報を収集し、読み出し可能に記憶することができるように構成されている。
入力収集の情報発信器は、入力電圧検出器18、出力電圧検出器32で行い、前記制御部36の信号発信先は、開閉器19、開閉器23、開閉器27、AC/DC充電器20、DC/DC充電器24、蓄電池7搭載BMS(バッテリ・マネージメント・システム)、DC/AC交換器29、開閉器31、切換器33によって制御を行う後述のMPU(Micro-Processing Unit)と同様である。
なお、電力供給装置1は、安全管理対策として、電池温度管理制御器39を搭載し、この電池温度管理制御器39によって蓄電池7が最適温度に保たれるように動作制御される蓄電池冷却ファン40および蓄電池保温ヒータ41を装備している。また前記制御部36の機能保全対策として、制御部用電源整流器35、制御部冷却電源器37および制御部冷却ファン38を装備している。
前記制御部36は、運転状況・蓄電部コンディション状況などを外部モニタディスプレイへの情報送信用の信号発信器を搭載し、モニタ表示信号出力部44を装備している。
蓄電池7へ複数搭載しているリチウムイオン電池の状況を、BMS(バッテリ・マネージメント・システム)を通じて、保守定期点検管理プログラムがインストールされた外部コンピュータと接続して、データ管理するための電池部点検信号出力部45aを有する。前記外部コンピュータは、たとえばパーソナルコンピュータによって実現されてもよく、あるいは専用検査装置によって実現されてもよい。
前記太陽光発電パネル8は、複数系統からなる太陽電池モジュール8a,8b,8c,8dの多数系統から成り、各太陽電池モジュール8a〜8dは、太陽光発電系統接続器9より自家発電DC電力配線L2を介してパワーコンディショナ10に接続される。
太陽電池モジュール8a〜8dは、太陽光(光エネルギ)の光電変換によって発生する電力を多数のセルによって、直列に接続して直流電力を発生させることができる。
太陽光発電系統接続器9は、太陽電池モジュール8a〜8dで発電された前記多数系統の不均等な電圧の直流電力を所要の範囲の電圧に調整するものを1系統へ連結するもので、太陽光発電系統接続器9については、既に市販され、その技術的内容は公知であるので、詳細な説明は省略する。
パワーコンディショナ10は、太陽電池モジュール8a〜8dで発電された太陽光発電系統接続器9から自家発電DC電力配線L2を介する直流電力を定められた交流電力に変換して出力するものであり、自家発電出力部11およびAC単相100V出力部13を備えている。ただし、発電量によって電流は変化する。
パワーコンディショナ10のAC単相100V出力部13は、自立運転専用コンセント14に接続される。また太陽光・商用電力接続部12は、自家発電DC電力配線L2によって、売電積算器である商用電力契約ブレーカ17と商用電力受電部5とを接続する配線L3との間に分岐部として接続される。さらに太陽光発電パネル8と自家発電DC電力分岐部21とは、配線L4によって接続され、自立運転専用コンセント14とパワーコンディショナ10とは、自家発電DC電力配線L2によって接続される。この自家発電DC電力配線L2の自家発電DC電力分岐部21と自家発電DC電力受電部22とは、配線L4によって接続される。さらに配線L5の分岐部25と停電時に自立運転起動時の自家発電AC電力受電部26によって接続される。
停電時に自立運転起動時の自立運転専用コンセント14は、ユーザ側の屋内などの一箇所のみに設けられている。この停電時に自立運転起動時の自立運転専用コンセント14には、商用交流電源Vsの停電時に太陽光発電装置2の自立発電運転起動時(停電時の手動による発電)を行った場合のみ、AC100Vの電力が供給される。
自立運転出力100Vからの自家発電AC電力受電部26を接続する配線L5、太陽光発電装置の自家発電DC電力配線L2の自家発電DC分岐部より自家発電DC電力受電部22を接続する配線L4、商用交流電源Vsから太陽光・商用電力接続部12より商用電力受電部5を接続する配線L1、負荷給電部6から配電盤入力部34を接続する配線L6を備える。
前記蓄電池7は、リチウムイオン単電池を複個組合せた個体を複数備え互いに直列または並列に接続された蓄電部モジュールの複数から成り、蓄電部点検用USB出力部を有しリチウムイオン単電池の使用状況を外部パソコンのメモリプログラムによって確認する。使用されるバッテリセルとしては、たとえばリチウムイオン電池を用いることができるが、システムとして必要な充電容量に対応できれば、適宜公知の他の種類の蓄電部を採用することができる。
蓄電池7は、後記するように商用交流電源Vsからの電力を充電する場合に、ACの単相3線の電力を充電用の指定電圧の直流電力に変換するAC/DC充電器を備えた充電器(図示せず)を有している。
電力会社への売電は、パワーコンディショナ10の自家発電出力部11から単相3線の交流電力を出力し、配線L3を通じ、太陽光・商用電力接続部12より商用交流電源Vs側へ逆潮流させる。なお、「逆潮流」とは、太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギ系発電装置で発電した電力を、電力会社から受電する電力と接続する系統連係において、電力会社の配電線、すなわち商用交流電源Vs側に送られることをいう。
蓄電装置3は、蓄電池7の温度管理を行うための蓄電池冷却ファン40と蓄電池保温ヒータ41とを備える。蓄電池冷却ファン40と蓄電池保温ヒータ41とは、蓄電池7と配線L8,L9によって温度検出器電源部切換器77に接続される。
制御部36は、MPU(Micro-Processing Unit)を含んで構成され、インストールされたプログラムを実行することによって、前記各開閉器19,23,27,31,43および切換器33の開閉動作の制御、前記各検出器18,32との情報の受信、DC/AC交換器29の出力制御、および蓄電池7の前記BMSで検知し、制御を行う。
このような制御部36には、たとえば使用する蓄電部部の規格や性能に合わせたプログラムをインストールすることによって、システム導入後の蓄電池7の変更やグレードアップなどに柔軟に対応することができるとともに、前述の第1〜第5モードを実行することができるように構成されている。
次に、図2〜図15を参照して、電力供給装置1の第1〜第5モードの動作の一例を説明する。まず、前記制御部36で運転モードの自動切換えを行うための制御方法は、電力供給装置1によって実現される。太陽光発電装置2の発電起動の発電電圧は、入力電圧検出器18によって検知し、前記商用電力受電部5と前記負荷給電部6が遮断されるとともに、前記蓄電池7と前記負荷給電部6とが開閉器31によって接続される。制御部36には、プログラムをインストールすることによって、電力供給エリアのサービスを行っている電力会社の深夜電力時間帯に合わせて、前記商用電力受電部5と前記蓄電池7との運転モードを設定できる機能も搭載している。
本実施形態では、第1モードが早朝太陽光発電稼働開始から蓄電部放電限界値まで、第2モードが蓄電部放電限界値から指定された時刻の深夜電力時間帯まで、第3モードが指定された時刻の深夜電力時間帯から早朝太陽光発電稼働開始まで、第4-1モードが太陽光発電中の停電した場合の運転モードに設定され、これらの運転モードの区分に対応したプログラムを実行することによって、開閉器19,23,27,31および切換器33の接続状態が、表1のように制御される。
Figure 2014158327
(第1モード)
図2は、制御部36が第1モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図であり、図3は制御部36によって第1モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
第1モード(太陽光発電装置2の起動から蓄電装置3の放電限界値まで)において、電力供給装置1の運転開始時では、制御部36は後述する第3モードに設定されており、ステップA1で、太陽光発電装置2によって発電された電圧、たとえば商用交流電圧AC100Vよりも2V高いAC102Vの電圧を入力電圧検出器18で検知し、その検出電圧が制御部36に出力される。制御部36は、開閉器19を閉から開へ切換え、蓄電池7からの電力がDC/AC交換器29へ送電される。
ステップA2で、DC/AC交換器29から出力される電力は、単相2線から単相3線へAC単相2線/3線交換器30によって交換され、切換器33へ送電されて、次のステップA2へ移る。ステップA3では、AC単相2線/3線交換器30によって、単相2線の電力を単相3線へ変換した電力が出力電圧検出器32へ送電される。
ステップA4では、制御部36の指令によって開閉器31が開から閉に切換えられ、AC単相3線交換器30の電力が出力電圧検出器32へ送電される。ステップA5で、AC単相3線交換器30の電力を出力電圧検出器3が検出し、その検出信号を制御部36へ送信する。そして、ステップA6で、制御部36は、切換器33を蓄電池7から商用電力受電部5側へ切換え、単相3線電力を負荷給電部6へ出力させる。
その後、蓄電池7の前記BMSによって電流が規定電圧へ下降し始めた電力の放電限界値を出力電圧検出器32が検知した場合、制御部36は、切換器33を商用電力受電部5側へ切換え、放電を停止し、第2モードとなり、電力供給装置1は待機状態になる。
(第1−1モード)
図4は、制御部36が第1−1モードに設定されたとき配電盤4の負荷電力消費量が、電力供給装置1の定格出力を超えた場の電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。図5は、早朝太陽光発電稼働開始〜蓄電部放電限界値)において、DC/AC交換器の定格出力を上回ったことを入力電圧検出器18で検知した場合の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップB1で、入力電圧検出器18が負荷給電部6へ流れる電流が定格出力以上の電流量であることを検知すると、入力電圧検出器18はその検知信号を制御部36へ送信する。
ステップB2で、制御部36は、入力電圧検出器18からの検知信号に応答して、切換器33を蓄電池7から商用電力受電部5側へ切換える。
ステップB3で、制御部36は、指令信号を開閉器31へ出力して、開閉器31を閉から開へ切換え、蓄電池7からの送電を中止する。
ステップB4で、商用電力受電部5がDC/AC交換器29の定格出力を下回ったことを入力電圧検出器18が検知すると、制御部36はその検知信号に応答して、入力電圧検出器18から負荷給電部6の定格出力以下の電流量を検知すると、ステップB5へ移る。ステップB5では、開閉器31を開から閉に切換えて、蓄電池7から切換器33への送電を復帰させる。
そして、ステップB6で、制御部36からの指令信号によって切換器33が蓄電池7側から商用電力受電部5側へ切換を行い、蓄電池7から給電し、復帰を完了する。
(第2モード)
図6は、制御部36が第2モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。図7は、制御部36が第2モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
(蓄電部放電限界値〜指定された時刻の深夜電力時間帯)
前述の第1モードに設定された状態で制御が開始される。ステップC1で、制御部36によって蓄電池7の放電限界値を検知し、切換器33へ通知する。前記放電限界値は、たとえば最大充電容量の5〜15%に設定される。
ステップC2で、切換器33によって蓄電池7側より商用電力受電部5側へ切換え、商用電力4より給電する。
(第3モード)
図8は、制御部36が第3モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図であり、図9は、制御部36が第2モードから第3モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。前記第2モードに設定されている電力供給装置1は、待機状態であり、制御部36へ指定された時刻の深夜電力の時間帯へ達したことを検知し、商用電力受電部5より供給される電力を負荷給電部6、へ電力を切換器33によって迂回したまま、商用電力受電部5よりの電力をAC/DC充電器20によって蓄電池7へ充電を行う。早朝、太陽光発電装置2の発電稼働が始まるまで(第1モードまで)は、商用電力受電部5より負荷給電部6へ電力迂回供給を続け、前記第1モードの早朝太陽光発電の起動開始まで待機状態になる。
第3モード(指定された時刻の深夜電力時間帯〜早朝太陽光発電稼働開始)では、ステップD1で、指定された時刻の深夜電力時間へ達したことを制御部36の搭載タイマによって検知して、商用電力受電部5より開閉器19をОNすると、AC/DC充電器20によって蓄電池7へ定められたDC電流によって蓄電が開始され、次のステップD2へ移る。
ステップD2では、深夜電力時間帯内に蓄電池7が満充電になり、蓄電池7へ搭載の前記BMSの通信によって、制御部36によって開閉器19が閉から開に切換えられ、蓄電を停止し、次のステップD3へ移る。
ステップD3では、早朝太陽光発電の起動開始まで電力供給装置1は、待機状態になる。太陽光発電起動出力の電圧変化を入力電圧検出器18で検知すると、開閉器27を開から閉に切換えて、自立電力200V昇圧器によってAC200Vに昇圧された自家発電AC電力を、AC/DC充電器20によって、AC電流からDC電流へ変換して、蓄電池7に予め定められているDC電流に調整し、蓄電池7への充電を開始し、次のステップD4へ移る。
ステップD4では、制御部36からの指令によって、蓄電池満充電を検知すると、開閉器19を閉から開へ切換え、次のステップD5へ移る。
ステップD5では、制御部36の指令によって、AC/DC充電器20がOFFになって蓄電池7の充電を完了する。切換器33は、AC単相3線入力側のままとし、負荷給電部33へ送電される。
(第4-1モード)
図10は、第4-1モードとして太陽光発電装置2が発電中に商用電力が停電したときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。第4-1モードは、太陽光発電が発電稼働しているときに、停電になったときの制御を示す。開閉器19によって商用電力受電部5の停電を検知し、負荷給電部6への給電はそのままで、太陽光発電の電力の自家発電DC電力受電部22と自家発電AC電力受電部26があり、停電すると同時に太陽光発電装置2のパワーコンディショナ10の稼働が停止する。
自家発電DC電力受電部22は、DC専用の入力で太陽電池モジュールは光へ反応して、発電する。このDC電力を入力し、開閉器23を開から閉にして、DC/DC充電器24は、太陽電池モジュールで発電した不安定な電圧を、一定の電圧に整流・平滑し、蓄電池7へ充電する。
自家発電AC電力受電部26は、AC電力専用であり、停電時には、太陽光発電用のパワーコンディショナ10は、商用電力が停電すると同時に停電する。このとき、給電停止を防止のため、太陽光発電装置2の標準装備として自立運転機能があり、停電時に手動操作をすれば、AC100Vで最大1500Wの電力を発生させることができる。この電力を入力してAC100VをAC200Vへ自立電力200V昇圧器28によって変換し、開閉器27を閉とし、AC/DC充電器20によって蓄電池7に充電する。
図11は、第4-1モードに設定されたときの電力供給装置1の制御動作を説明するためのフローチャートである。第1モードで運転中に商用電力受電部5が停電した場合において、ステップE1では、入力電圧検出器18によって商用電力受電部5の停電が検知されると、制御部36は入力電圧検出器18の検知信号に応答して開閉器23を開から閉に切換え、自家発電DC電力受電部22にDC直流出力を入力する。またステップE2において、切換器33は蓄電池7側に維持され、負荷給電部6には蓄電池7からの電力が出力され、次のステップE3へ移る。
ステップE3では、制御部36の指令によって開閉器23が開から閉に切換えられると、自家発電DC電力受電部22の電力をDC/DC充電器24へ送電し、所定の充電電圧・電流に変換されて蓄電池7が充電される。また、制御部36の指令によって開閉器23が閉から開に切換えられると、自家発電AC電力受電部26の電力を自立電力200V昇圧器28によってAC200Vに昇圧してAC/DC充電器20へ送電され、所定の充電電圧・電流に変換されて蓄電池7が充電される。
ステップE4は、太陽光発電が稼働中に商用電力の停電が解除した場合、入力電圧検出器18によって商用電力の通電を検知すると、開閉器23を閉から開に切換えられ、自家発電DC電力受電部22の入力が遮断される。
また、自立運転起動時には、前述のステップE1において、入力電圧検出器18によって商用電力の停電を検知した状態で自家発電AC電力受電部26の開閉器27が開から閉に切換えられる。
ステップE2では、自家発電AC電力受電部26へ太陽光発電自立運転AC100Vの電力供給があったときに、AC100Vを自立電力200V昇圧器28によってAC200Vへ変換する。ステップE3では、AC200Vの自立電力200V昇圧器28によってAC200Vへ変換された電力を、AC/DC充電器20から蓄電池7へ充電する。
ステップE4では、太陽光発電装置2が稼働中に商用電力の停電が解除した場合、または太陽光発電装置2の自立運転を手動にて停止したとき、入力電圧検出器18によって商用電力の通電を検知し、自家発電AC電力受電部26の開閉器27が閉から開へ切換えられ、自家発電AC電力受電部26の入力が遮断される。ステップE5では、停電する以前より、蓄電池7より負荷給電部6への電力送電は、停電復旧後もそのまま続けられる。
(第4-2モード)
図12は、太陽光発電装置2の発電が停止しているときに商用電力が停電したときに電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。太陽光発電装置2の発電が停止しているときに、停電になったときの制御を示す。
入力電圧検出器18によって商用電力の停電を検知し、開閉器31がОNとなり、蓄電池7よりDC電力をDC/AC交換器29によってAC単相2線の電力をAC単相2線/3線交換器30より送電のAC電流の正常値を出力電圧検出器32によって検知し、制御部36によって切換器33より負荷給電部6へ電力供給を行い、停電が回避される。
図13は、制御部36が第4-2モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。太陽光発電装置2の発電が停止している状態で、商用電力が停電した場合、ステップF1では、入力電圧検出器18によって商用電力受電部5の停電を検知し、制御部36の指令によって、開閉器31が開から閉に切換え、次のステップF2へ移る。
ステップF2では、蓄電池7のDC電力を、DC/AC交換器29によって、AC電流へ変換する。AC電流の正常値を出力電圧検出器32によって検知し、ステップF3において、制御部36からの指令によって、切換器33はそのまま負荷給電部6へ放電を続ける。
(第5モード点検時の迂回)
図14は、制御部36が第5モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図であり、図15は制御部36が第5モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。第5モードで24時間の運転中において、本処理が開始され、機器が異常を来たすと、モニタディスプレイによってサービスコールを発する。
ステップG1で、サービス業者による保守点検の際、異常を生じた機器の機能を停止させ、部品の交換または修理の際にその手動操作によって機能の確認を行う。開閉器43が開になったことが制御部36によって検知されると、ステップG2へ移る。
ステップG2では、制御部36の指令によって、開閉器31が閉から開に切換えられ、蓄電池7からの送電が停止される。また、負荷給電を確保するため、蓄電装置設置用接続箱42の開閉器43を開から閉に切換えて、配線L1と配線L6とが接続され、負荷への給電が確保される。さらに開閉器19および開閉器31を閉から開に切換えて、機器内部の保守点検のための作業環境、たとえば点検作業の安全性を確保し、内部点検作業の容易化および円滑化を図ることができる。
次に、保守点検が終了すると、ステップG3に移る。ステップG3では、サービス業者によって機器の点検が開始され、蓄電装置3の取り外しが必要な場合を想定する。まず、点検・修理作業が終了すると、作業者が手動によって開閉器45を閉から開へ切換え、負荷給電部6への給電を停止させる。開閉器45が開になったことは、制御部36によって検知される。なお、故障した電力供給装置1を抜去し後の該電力供給装置1のスペア機の取付け作業は、上記と逆の手順で行う。
こうして保守点検作業が終了すると、制御部36の指令によって、開閉器31が開から閉に切換えられて、蓄電池7から送電される。また、開閉器32が開から閉に切換えられて、負荷給電部6へ給電される。
本実施形態によれば、自家発電AC電力受電部26には、太陽光発電装置2から発電電力が供給される。商用電力受電部5には、商用交流電源Vsから商用電力が供給される。蓄電装置3は、蓄電池7を備え、蓄電池7は、前記自家発電DC電力受電部22、自家発電AC電力受電部26および前記商用電力受電部5から送電される電力によって充電される。負荷給電部6には、電力負荷が接続される。
電圧検出部18は、前記自家発電AC電力受電部26の電圧を検出する。制御部36は、前記電圧検出部18によって検出された検出電圧に応答して、前記検出電圧Vmが予め定めるしきい電圧V1未満であれば、前記自家発電AC電力受電部26から前記蓄電装置3への送電を停止させ、前記検出電圧Vmが前記予め定めるしきい電圧V1以上であれば、前記自家発電AC電力受電部26から前記蓄電装置3へ送電させ、前記しきい電圧V1に応じた応答性で蓄電装置3の蓄電池7を自家発電電力によって充電することができるので、商用交流電源Vsから高価な電力をできるだけ買電しないようにして、電気料金をより節減することが可能となる。
また本実施形態によれば、前記入力電圧検出器18は、商用交流電源Vsから商用電力受電部5への電力の供給/停止を検出し、その検出結果を制御部36へ出力する停電検出部としても機能する。前記制御部36は、前記入力電圧検出器18の検出結果に応答して、前記商用電力受電部5への電力供給が停止されているとき、前記蓄電装置3から前記負荷給電部6へ送電させるので、負荷部での電力供給が停止することなく、大災害等による長期間の前記商用電力受電部5への電力供給が停止された場合は、太陽光発電装置2の電力を発電時に蓄電部へ蓄電すると同時に、負荷給電部6へ送電し、負荷電力消費を賄うことができる。また太陽光発電装置2の電力が停止したと同時に、蓄電装置3より負荷給電部6へ送電させるので、24時間の電力供給を可能とすることができる。
また本実施形態によれば、前記自家発電AC電力受電部26には、前記太陽光発電装置2によって発電された直流電力が直接供給され、この直流電力によって前記蓄電池7が充電されるので、前記商用電力受電部5への電力供給が停止された場合は、太陽光発電装置2の電力を発電時に蓄電部へ蓄電することにより、前記太陽光発電装置2によって発電された電力の利用効率を向上することができる。
また本実施形態によれば、前記自家発電AC電力受電部26には、前記商用交流電源Vsから深夜時間帯の電力が供給され、この深夜時間帯の電力によって前記蓄電池7が充電されるので、深夜時間帯には、昼間と比べ、極端に電力消費が落ち込み、商用発電所で発電された電力の大気放電として損出している電力を蓄電して、昼間の大量消費時間帯に商用電力を消費することをなくすことができる。
また本実施形態によれば、前記蓄電装置3は、1つの蓄電池7の最大出力が2000Whを複数接続することによって、8000Wh〜16000Whの最大蓄電容量を実現することができるので、使用する環境によって蓄電量の選択を可能になる。
前述の実施形態では、自家発電装置として太陽光発電装置2を用いたが、本発明の他の実施形態では、前記太陽光発電装置2に代えて風力発電装置であってもよく、太陽光発電装置と風力発電装置との組合せであってもよい。
1 電力供給装置
2 太陽光発電装置
3 蓄電装置
4 配電盤
5 商用電力受電部
6 負荷給電部
7 蓄電池
8 太陽光発電パネル
8a〜8d パネルモジュール
9 太陽光発電系統接続器
10 パワーコンディショナ
11 自家発電出力部
12 太陽光・商用電力接続部
13 AC単相100V出力部
14 自立運転専用コンセント
15 買電メータ
16 売電メータ
17 商用電力契約ブレーカ
18 入力電圧検出器
19,23,31,43 開閉器
20 AC/DC充電器
21 自家発電DC電力分岐部
22 自家発電DC電力受電部
24 DC/DC充電器
25 自家発電AC電力分岐部
26 自家発電AC電力受電部
27 自家発電AC入力開閉器
28 自立電力200V昇圧器
29 DC/AC交換器
30 AC単相2線/3線交換器
32 出力電圧検出器
33 切換器
34 配電盤入力部
35 制御部用電源整流器
36 制御部
37 制御部冷却電源器
38 制御部冷却ファン
39 電池温度管理制御器
40 蓄電池冷却ファン
41 蓄電池保温ヒータ
42 蓄電装置設置用接続箱
44 モニタ表示信号出力部
45 電池部点検信号出力部
L1〜L9 配線

Claims (5)

  1. 太陽光発電装置から発電電力が供給される自家発電電力受電部と、
    商用交流電源から商用電力が供給される商用電力受電部と、
    前記自家発電電力受電部および前記商用電力受電部から送電される電力によって、充電可能な蓄電池を備える蓄電部と、
    電力負荷が接続される負荷給電部と、
    前記自家発電電力受電部の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部によって検出された検出電圧に応答して、前記検出電圧が予め定めるしきい電圧以上であれば、前記自家発電電力受電部から前記蓄電部へ送電させ、前記検出電圧が前記予め定めるしきい電圧未満であれば、前記自家発電電力受電部から前記蓄電部への送電を停止させる制御部とを含むことを特徴とする電力供給装置。
  2. 前記商用交流電源から商用電力受電部への電力の供給/停止を検出し、その検出結果を前記制御部へ出力する停電検出部を含み、
    前記制御部は、前記停電検出部の検出結果に応答して、前記商用電力受電部への電力供給が停止されているとき、前記蓄電部から前記負荷給電部へ送電させることを特徴とする請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 前記自家発電電力受電部には、前記太陽光発電装置によって発電された直流電力が直接供給され、この直流電力によって前記蓄電部が充電されることを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給装置。
  4. 前記自家発電電力受電部には、前記商用交流電源から深夜時間帯の電力が供給され、この深夜時間帯の電力によって前記蓄電部が充電されることを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給装置。
  5. 前記蓄電部は、8000Wh〜16000Whの最大蓄電容量を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電力供給装置。
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