JP2014007907A - 電力供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商用電源から通常価格の電力が供給され太陽光発電装置で発電されている時間帯において、電気料金をより節減できる電力供給装置を提供する。
【解決手段】発電設備によって発電した自家発電電力が供給される自家発電電力受電部と、商用電源から商用電力が供給される商用電力受電部と、前記自家発電電力受電部および前記商用電力受電部からの電力によって充電可能な蓄電池を備える蓄電部と、電力負荷が接続される負荷給電部と、前記自家発電電力受電部、前記商用電力受電部、前記蓄電部および前記負荷給電部の相互間を選択的に接続・遮断して、前記自家発電電力受電部、前記商用電力受電部、前記蓄電部および前記負荷給電部の相互間の接続状態を切換える接続切換部と、前記接続切換部の接続状態を、予め定める4のモードに応じた接続状態に切換える制御部で構成したことを特徴とする電力供給装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、夜間においては商用電源からの電力を蓄電し、昼間に放電して負荷側で使用し、昼間十分に太陽光発電装置で発電されている状況では、負荷側への電力供給は全て蓄電池の放電電力を給電し、商用電源からの買電は行わないようにして、電気料金をより節減できるようにした電力供給装置に関する。
電力会社の発電設備は、夏期昼間の最大の電力消費量に対応できるように整備されている。このため、夜間においては、消費しきれない余剰電力が生じている。この余剰電力は、最後には熱として捨てられ消滅してしまう。電力会社では、この余剰電力を低減するために、夜間の電気料金を安価に設定して利用を促進したり、発電設備のうち一部を停止したり、出力を小さくするなどの対策を講じている。
しかし、前記後者による対策は、結果的に発電機を低効率で運転することになり、エネルギの損失がきわめて大きい。また、特に原子力発電設備の運転においては、安全上の観点から出力を変動させないようになっており、夜間においても昼間と同出力の運転が行われている。このため、前記のような調整をしても、依然として夜間に多くの余剰電力が生じ、多大なエネルギが無駄に失われているのが現状である。
このような状況を改善するために、変動要因の大きい太陽光発電装置などの再生可能エネルギ系電力と深夜電力などの安定電力とを連係させ、余剰電力を有効に利用して省エネルギ化を図った給電システムがすでに提案されている。このようなシステムの一例としては、特許文献1に開示されている住宅用給電システムがある。
特開2011−50131号公報
しかしながら、前記従来の住宅用給電システムには、次のような課題がある。すなわち、前記従来の住宅用給電システムは、昼間、商用電源から高価な通常価格の電力が供給されており、太陽光発電装置などで発電されている時間帯においては、発電電力を商用電源側へ売電すると共に、蓄電池の放電電力を負荷側へ供給するようになっている。しかし、負荷側への電力供給は、全てが蓄電池の放電電力によってまかなわれるわけではなく、一部は商用電源から買電する仕様となっている。このため、昼間の高い電気を相当量買電することになるので、電気料金を節減する観点からは改善の余地がある。
本発明の目的は、商用電源から高価な電力を買電しないようにして、電気料金をより節減することができる電力供給装置を提供することである。
本発明は、発電設備によって発電した自家発電電力が供給される自家発電電力受電部と、
商用電源から商用電力が供給される商用電力受電部と、
前記自家発電電力受電部および前記商用電力受電部からの電力によって充電可能な蓄電池を備える蓄電部と、
電力負荷が接続される負荷給電部と、
前記自家発電電力受電部、前記商用電力受電部、前記蓄電部および前記負荷給電部の相互間を選択的に接続・遮断して、前記自家発電電力受電部、前記商用電力受電部、前記蓄電部および前記負荷給電部の相互間の接続状態を切換える接続切換部と、
前記接続切換部の接続状態を、予め定める複数のモードに応じた接続状態に切換える制御部であって、
前記複数のモードは、
予め定める第1時刻から前記第1時刻より後の予め定める第2時刻までの昼間時間帯において、前記自家発電電力受電部および前記商用電力受電部の少なくともいずれか一方と前記負荷給電部とが接続されるとともに、前記蓄電部と前記負荷給電部とが接続され、かつ前記自家発電電力受電部と前記蓄電部とが接続される第1モード、
前記昼間時間帯において前記自家発電電力受電部の電力が少なくなると、前記自家発電電力受電部および前記商用電力受電部の少なくともいずれか一方と前記負荷給電部とが接続され、かつ前記自家発電電力受電部と前記蓄電部とが遮断される第2モード、
前記第2時刻から前記第2時刻より後の予め定める第3時刻までの夜間時間帯において、前記商用電力受電部と前記負荷給電部とが接続され、かつ前記自家発電電力受電部と前記蓄電部とが遮断されるとともに、前記商用電力受電部と前記蓄電部とが遮断される第3モード、および
前記第3時刻から前記第1時刻までの深夜時間帯において、前記商用電力受電部と前記負荷給電部とが接続されるとともに、前記商用電力受電部と前記蓄電部とが接続される第4モードを含む制御部と、を備えることを特徴とする電力供給装置である。
また本発明は、前記商用電力受電部からの電力の供給/停止を検出する停電検出部を含み、
前記制御部は、前記停電検出部によって、前記商用電力受電部からの電力が停止したことが検出されたとき、その検出結果に応答して、前記自家発電電力受電部と前記蓄電部とが接続され、かつ前記蓄電部と前記負荷給電部とが接続される第5モードに設定可能であることを特徴とする。
さらに本発明は、前記自家発電電力受電部には、太陽光発電装置によって発電された電力が供給されることを特徴とする。
さらに本発明は、前記自家発電電力受電部には、水力発電装置によって発電された電力が供給されることを特徴とする。
さらに本発明は、前記蓄電部は、4000Wh〜12000Whのエネルギ容量を有することを特徴とする。
本発明によれば、制御部によって、接続切換部の接続状態を時間帯によって切換えて、第1時刻から第2時刻までの昼間時間帯は第1モードを実行し、自家発電電力受電部および商用電力受電部の少なくともいずれか一方と負荷給電部とが接続されるとともに、前記蓄電部と前記負荷給電部とが接続され、かつ前記自家発電電力受電部と前記蓄電部とが接続され、昼間時間帯において自家発電電力受電部の電力が少なくなると、第2モードを実行し、自家発電電力受電部および前記商用電力受電部の少なくともいずれか一方と負荷給電部とが接続され、かつ前記自家発電電力受電部と前記蓄電部とが遮断される。
また、制御部は、第2時刻から第3時刻までの夜間時間帯において、第3モードを実行し、商用電力受電部と負荷給電部とが接続され、かつ自家発電電力受電部と前記蓄電部とが遮断されるとともに、商用電力受電部と前記蓄電部とが遮断され、第3時刻から前記第1時刻までの深夜時間帯において、商用電力受電部と負荷給電部とが接続されるとともに、商用電力受電部と蓄電部とが接続される。
このように、制御部によって第1〜第4モードが切換えられるので、前記従来技術に比べて、商用電源から高価な電力を買電しないようにして買電電力量を削減し、電気料金をより減少させることができる。
本発明の一実施形態の電力供給装置1の全体構成を示すブロック図である。 制御部10が第1モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部10が第1モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図であり、図3は制御部10が第1モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 制御部10が第2モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部10が第2モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 制御部10が第3モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部10が第3モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 制御部10が第4モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部10が第4モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 制御部10が第5モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部10が第5モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 制御部10が第6モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図である。 制御部10が第6モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
図1は、本発明の一実施形態の電力供給装置1の全体構成を示すブロック図である。本実施形態の電力供給装置1は、発電設備2によって発電した自家発電電力が供給される自家発電電力受電部3a,3bと、商用電源4から商用電力が供給される商用電力受電部5と、前記自家発電電力受電部3a,3bおよび前記商用電力受電部5からの電力によって充電可能な蓄電池6を備える蓄電部7と、電力負荷が接続される負荷給電部8a,8bと、前記自家発電電力受電部3a,3b、前記商用電力受電部5、前記蓄電部7および前記負荷給電部8a,8bの相互間を選択的に接続・遮断して、前記自家発電電力受電部3a,3b、前記商用電力受電部5、前記蓄電部7および前記負荷給電部8a,8bの相互間の接続状態を切換える接続切換部9と、前記接続切換部9の接続状態を、予め定める複数のモードに応じた接続状態に切換える制御部10と、前記商用電力受電部5からの電力の供給/停止を検出する停電検出部としての入力電圧・電流センサ30とを含む。
前記制御部10には、複数のモードが設定され、第1〜第5モードのいずれか1つを選択的に実行して、接続切換部9の接続状態を切換えることができるように構成される。前記複数のモードは、次のとおりである。
「第1モード」では、予め定める第1時刻t1である、たとえば7時00分から前記第1時刻t1より後の予め定める第2時刻t2である、たとえば18時00分までの昼間時間帯において、前記自家発電電力受電部3a,3bおよび前記商用電力受電部5の少なくともいずれか一方と前記負荷給電部8a,8bとが接続され、かつ前記自家発電電力受電部3a,3bと前記蓄電部7とが接続されるとともに、前記蓄電部7と前記負荷給電部8a,8bとが接続される。
「第2モード」では、前記昼間時間帯t1からt2において、前記自家発電電力受電部3a,3bおよび前記商用電力受電部5の少なくともいずれか一方と前記負荷給電部8a,8bとが接続され、かつ前記自家発電電力受電部3a,3bと前記蓄電部7とが遮断される。
「第3モード」では、前記第2時刻t2から前記第2時刻t2より後の予め定める第3時刻t3までの夜間時間帯において、前記商用電力受電部5と前記負荷給電部8a,8bとが接続され、かつ前記自家発電電力受電部3a,3bと前記蓄電部7とが遮断されるとともに、前記商用電力受電部5と前記蓄電部7とが遮断される。
「第4モード」では、前記第3時刻t3から前記第1時刻t1までの深夜時間帯において、前記商用電力受電部5と前記負荷給電部8a,8bとが接続されるとともに、前記商用電力受電部5と前記蓄電部7とが接続される。
「第5モード」では、前記入力電圧・電流センサ30によって、前記商用電力受電部5からの電力が停止したことが検出されたとき、その検出結果に応答して、前記自家発電電力受電部3a,3bと前記蓄電部7とが接続され、かつ前記蓄電部7と前記負荷給電部8a,8bとが接続される。
前記自家発電電力受電部3a,3bには、太陽光発電装置によって発電された電力が供給される。また前記蓄電部7は、4000Wh〜12000Whのエネルギ容量を有する。前記太陽光発電装置は、既存設備であって、太陽光発電パネル13、太陽光発電系統接続部14、DC/AC電力交換機であるパワーコンディショナ15、AC単相3線出力部16、商用電源4、買電メータ18、売電メータ19、電力契約ブレーカ20、自立運転出力部21、自立専用コンセント22、AC単相3線入力部23、配電盤24、およびAC100V負荷出力部25を含む。
前記接続切換部9は、AC単相3線入力部23として用いられる前記商用電力受電部3a,3b、入力電圧・電流センサ30、AC入力開閉器31、AC迂回・補給開閉器32、自立入力AC100V分岐部33、自立AC100V入力部として用いられる前記商用電力受電部3b、AC200V昇圧器34、AC迂回用開閉器35、AC単相3線出力部36、AC入力部37、出力不足時補給開閉器38、保守点検時迂回切換器としても用いられる出力不足時補給切換器39、配電盤用AC100V出力部として用いられる負荷給電部8a,8b、AC200V専用負荷出力部42、太陽光DC出力分岐部43、太陽光パネルDC入力部として用いられる自家発電電力受電部3a、太陽光DC入力部開閉器44、DC/DC充電器45、およびDC出力部46を有する。
前記制御部10は、AC単相3線入力部50、AC/DC充電器51、AC単相2線出力部52、AC入力部53、AC放電出力電力センサ54、AC出力部55、DC入力部56、PC電源安定器(電源部とも記す)57、管理モジュール基盤58、ディスプレイ信号出力部59、USB入出力部60、温度センサ電源部開閉器61、および管理機能PC冷却ファン62を含む。
前記蓄電部7は、AC単相2線入力部70、充電専用安全回路71、リチウムイオン電池から成る蓄電池6、DC出力部72、DC/AC変換開閉器73、電圧調整可能なDC/AC交換器74、AC出力部75、DC出力部76、温度センサ電源部切換器77、電池冷却ファン78、電池保温ヒータ79、および蓄電池DC入力部80を有する。
前記太陽光発電パネル13は、4系統からなる太陽電池モジュール13a,13b,13c,13dから成り、各太陽電池モジュール13a〜13dは、太陽光発電系統接続部14を介してパワーコンディショナ15に接続される。
太陽電池モジュール13a〜13dは、太陽光(光エネルギ)を光電変換によって電力に変換する多数のセルを、直列または並列に接続して必要な電力を発生させることができる。
太陽光発電系統接続部14は、太陽電池モジュール13a〜13dで発電された不均等な電圧の直流電力を所要の範囲の電圧に調整するものである。なお、太陽光発電系統接続部14については、既に市販されその技術的内容は公知であるので詳細な説明は省略する。
パワーコンディショナ15は、太陽電池モジュール13a〜13dで発電された直流電力を交流電力に変換して出力するものであり、AC単相3線出力部16およびAC単線100V出力部21を備えている。ただし、発電量により電流は変化する。
パワーコンディショナ15の自立運転出力部21は、配線L1によって自立専用コンセント22に接続される。またAC単相3線出力部16は、配線L2によって、電力契約ブレーカ20と商用電力受電部5と接続する配線L3の分岐部に接続される。さらに太陽光発電パネル13と太陽光発電系統接続部14とは、配線L4によって接続され、太陽光発電系統接続部14とパワーコンディショナ15とは、配線L5によって接続される。この配線L5の分岐部43と接続切換部9の自家発電電力受電部3aとは、配線L6によって接続される。さらに配線L1の分岐部33と自家発電電力受電部3bとは、配線L7によって接続される。
発電運転専用コンセント22は、ユーザ側の屋内などの一箇所のみに設けられている。この発電運転専用コンセント22には、商用電源4の停電時に発電設備2の発電運転(自動的な発電)を行った場合のみ、AC100Vの電力が供給される。
次に、電力供給装置1について説明する。電力供給装置1は、制御部10と蓄電部7と接続切換部9とを含む。制御部10と蓄電部7と接続切換部9とは、配線L11,L12,L13;L21,L22,L23によって接続される。
前記接続切換部9は、発電設備2で発電された電力を入力する自家発電電力受電部3aと、自立AC100V入力部として用いられる自家発電電力受電部3bと、商用電源4から供給されるAC100V陽極2線の電力を入力するAC入出力部5と、前記配電盤24へのAC100Vの交流電力を出力する負荷出力部8aと、負荷側へAC200Vの交流電力を出力するAC200V専用負荷出力部42とを備える。負荷出力部8aと配電盤24のAC単相3線入力部23とは、配線L8によって接続される。
前記蓄電部7は、蓄電池6を備える。蓄電池6は、互いに直列または並列に接続された複数の蓄電池モジュールから成り、各蓄電池モジュールは、それぞれ多数のバッテリセルから成る。使用されるバッテリセルとしては、たとえばリチウムポリマ電池が挙げられるが、システムとして必要な充電容量に対応できれば、適宜公知の他の種類の蓄電池を採用することができる。
接続切換部9において、自家発電電力受電部3aとDC出力部46との間には、自家発電電力受電部3aに近い側から順に、太陽光DC入力部開閉器44、DC/DC充電器45が接続されている。
蓄電池6は、後記するように商用電源4からの電力を充電する場合に、AC100Vの電力を充電用の指定電圧の直流電力に変換するAC/DCコンバータ(変換器)を備えた充電器(図示省略)を有している。
制御部10は、蓄電池6から放電される直流電力を交流電力に変換するDC/ACインバータ23を備えている。蓄電池6とDC/ACインバータ74との間には、DC/AC変換開閉器73が接続される。AC放電出力電力センサ54は、蓄電池6から放電される電力を検出し、その情報を制御部10へ送信する。
電力会社への売電は、パワーコンディショナ15のAC2線200V出力部16から交流電力を出力し、商用電源4側へ逆潮流させる。なお、「逆潮流」とは、太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギ系発電装置で発電した電力を、電力会社から受電する電力と接続する系統連係において、電力会社の配電線(商用電源)側に送られることをいう。
蓄電池6は、蓄電池6の温度管理を行うための冷却ファン78と保温ヒータ79とを備える。冷却ファン78と保温ヒータ79とは、蓄電池6と配線L31,L32によって温度センサ電源部切換器77に接続される。
制御部10は、MPU(Micro-Processing Unit)を含んで構成され、インストールされたプログラム実行することによって、前記各開閉器31,32,35,38,41,44,61,73の開閉動作の制御、前記各センサ30,54との情報の送受信、DC/ACインバータ74の出力制御、および蓄電池6の充電特性や放電量の制御などを行う。
このような制御部10には、たとえば使用する蓄電池6の規格や性能に合わせたプログラムをインストールすることによって、システム導入後の蓄電池6の変更やグレードアップなどに柔軟に対応することができるとともに、前述の第1〜第6モードを実行することができるように構成されている。
次に、図2〜図13を参照して、電力供給装置1の制御動作の一例を、各モードごとに説明する。まず、前記制御部10でモードの切換えを行うための制御は、電力供給装置1を備えるシステムが設置されているエリアのサービスを行っている電力会社の時間帯の区分けに合わせて設定される。
本実施形態では、サービス時間帯が、第1モードが7:00〜18:00、第2モードが7:00〜18:00、第3モードが18:00〜23:00、第4モードが23:00〜7:00のように区分けされている電力会社のエリア内に設置する場合を例にして説明する。制御部10は、この時間帯の区分に対応したプログラムを実行することにより、接続切換部9の接続状態を制御する。
なお、図2〜図13において、開閉器31,32,35,38,41,44,73については、開閉器31は「MC1」、開閉器32は「MC5」、開閉器35は「MC6」、開閉器38は「MC3」、開閉器41は「MC4」、開閉器44は「MC7」、開閉器73は「MC2」とそれぞれ略記する。
(第1モード)
図2は、制御部10が第1モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図であり、図3は制御部10が第1モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。第1モード(7:00〜18:00)において、ステップA0では、後述する第3モードに設定されており、ステップA1で、入力電圧・電流センサ30によって検出された太陽光発電稼働出力と電圧とを感知コントローラへデータ転送し、ステップA2で、コントローラにより開閉器73へ通信して、開閉器73をオンにする。
ステップA3で、蓄電池6のDC電力をDC/AC交換器がコントローラの通信によって、CT1によって検出される太陽光発電電圧と同等電圧で送電する。次に、ステップA4で、放電電圧をCT2センサにて感知し、コントローラによって同期を確認後、MC3へオンにして、バイパス切換器をMC3側へ切換え、MC1とMC5とをオフにし、MC4はそのままオンとし、負荷200Vと負荷100Vへ給電し、ステップA5で終了する。
(第2モード)
図4は、制御部10が第2モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図であり、図5は制御部10が第2モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。第2モード(7:00〜18:00)において、ステップB0で制御が開始され、ステップB1で、定格出力のオーバー電力を感知すると、ステップB2で、蓄電池のDC電力をDC/AC交換器がコントローラの通信によって、CT1によって検出される太陽光発電電圧と同等電圧で送電する。MC5はオンにした状態で、バイパス用切換器をMC5側へ切換えた後、MC3とMC2をオフにする。このようにして、負荷の200Vと100V定格オーバーの電力供給に対応する。次のステップB4で、負荷へ定格オーバー電力を給電し、ステップB5で終了する。
(第3モード)
図6は、制御部10が第3モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図であり、図7は制御部10が第3モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。第3モード(18:00〜23:00)において、ステップC0では、前述の第1モードに設定された状態で制御が開始され、ステップC1で、コントローラ制御部によって、最大放電量限界電圧へ達するまで放電を行う。また第1モードで負荷の電力消費が多く、最大放電量限界電圧になった場合には、第2モードへ切換えられる。
ステップC2で、コントローラの通信によってMC5をオンにした後、ステップC3で、買電電力から負荷100Vおよび負荷200Vへの給電を行う。ステップC4で、コントローラからの指令によって、MC2をオフにして、DC/AC交換器を停止させ、ステップC5で本処理を終了する。
(第4モード)
図8は、制御部10が第4モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図であり、図9は制御部10が第4モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。第4モード(23:00〜7:00)において、ステップD0で、前述の第2モードの設定された状態で本処理が開始され、ステップD1で、第2モードのままで、買電電力によって負荷100Vおよび負荷200Vへ給電を行う。ステップD2で、コントローラの任意設定可能なタイマによって、MC1をオンにし、ステップD3で、DC電力をAC/DC充電器51によって、電池充電管路装置へ給電を行って蓄電池6を充電し、ステップD4で第2モードから第3モードに設定モードを切換えて、ステップD5で、コントローラによって、電池蓄電電圧を管理し、蓄電池6が満充電規定電圧に到達すると、給電を停止させ、ステップD6で本処理を終了する。
(第5モード)
図10は、制御部10が第5モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図であり、図11は制御部10が第5モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。第5モード(7:00〜18:00)において、ステップE0で本処理が開始され、ステップE1で、太陽光発電を停止させた後に停電が発生すると、ステップE2で、停電をCT1センサから検出出力によってコントローラが受信し、MC5とMC1とがオフになり、同時にMC2がオンになり、蓄電池6からのDC電源を、DC/AC交換器によってAC電源とするMC3をオンにして、負荷に給電を行う。
次のステップE3では、バイパス切換器をMC3側へ切換え、MC1とMC5とオフとする。負荷の100Vへ給電し、過放電防止、すなわち蓄電量の不足回避のため、MC4をオフとし、200V給電を停止する。ステップE4で、太陽光発電の始動する翌朝まで負荷へ給電し、ステップE5で本処理を終了する。
(第6モード)
図12は、制御部10が第6モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を示す簡略化した系統図であり、図13は制御部10が第6モードに設定されたときの電力供給装置1の動作を説明するためのフローチャートである。第6モード(0:00〜24:00)において、ステップF0で本処理が開始され、ステップF1で、機器が異常を来たすと、モニタディスプレイによってサービスコールを発する。ステップF2で、使用者によってサービス業者へ連絡後、異常のあった機器が点検される。ステップF3で、サービス業者による点検の際、異常を生じた機器の機能を停止させ、部品の交換または修理の際にその機器を手動操作によって機能の確認を行う。そして、次のステップF4で、バイパス用切換器を買電側へモードをシフトさせた後、100V負荷給電を確保し、次にMC5およびMC4をオンにして、負荷への給電を確保する。さらにMC1およびMC3をオフにして、機器の内部点検環境を確保する。その後、ステップF5で、サービス業者は機器の点検を開始し、修理の際に負荷への取替えが必要な場合は、MC5をオン、MC1・MC3・MC6・MC7をオフし、その部品の接続部からバイパスさせて、制御部10および蓄電部7を交換する。また、ステップF6で、スペア機器、制御部10、蓄電部7の取付け作業は、上記と逆の手順で行った後、ステップF7で本処理を終了する。
前述の実施形態では、自家発電電力受電部として太陽光発電装置を用いたが、本発明の他の実施形態では、自家発電電力受電部3a,3bとして、前記太陽光発電装置に代えて水力発電装置であってもよく、前記太陽光発電装置と水力発電装置との組合せであってもよい。
1 電力供給装置
2 発電設備
3a,3b 自家発電電力受電部
4 商用電源
5 商用電力受電部
6 蓄電池
7 蓄電部
8a,8b 負荷給電部
9 接続切換部
10 制御部
13 太陽光発電パネル
14 太陽光発電系統接続部
15 パワーコンディショナ
16 AC単相3線出力部
18 買電メータ
19 売電メータ
20 電力契約ブレーカ
21 自立運転出力部
22 自立専用コンセント
23 AC単相3線入力部
24 配電盤
25 AC100V負荷出力部
30 入力電圧・電流センサ
31 AC入力開閉器
32 AC迂回・補給開閉器
33 分岐部
34 AC200V昇圧器
35 AC迂回用開閉器
36 AC単相3線出力部
37 AC入力部
38 出力不足時補給開閉器
39 出力不足時補給切換器
41 AC200V出力開閉器
43 太陽光DC出力分岐部
44 太陽光DC入力部開閉器
45 DC/DC充電器
46 DC出力部
50 AC単相3線入力部
51 AC/DC充電器
52 AC単相2線出力部
53 AC入力部
54 AC放電出力電力センサ
55 AC出力部
56 DC入力部
57 PC電源安定器
58 管理モジュール基盤
59 ディスプレイ信号出力部
60 USB入出力部
61 温度センサ電源部開閉器
62 管理機能PC冷却ファン
70 AC単相2線入力部
71 充電専用安全回路
72 DC出力部
73 DC/AC変換開閉器
74 DC/AC交換器
75 AC出力部
76 DC出力部
77 温度センサ電源部切換器
78 電池冷却ファン
79 電池保温ヒータ
80 蓄電池DC入力部

Claims (5)

  1. 発電設備によって発電した自家発電電力が供給される自家発電電力受電部と、
    商用電源から商用電力が供給される商用電力受電部と、
    前記自家発電電力受電部および前記商用電力受電部からの電力によって充電可能な蓄電池を備える蓄電部と、
    電力負荷が接続される負荷給電部と、
    前記自家発電電力受電部、前記商用電力受電部、前記蓄電部および前記負荷給電部の相互間を選択的に接続・遮断して、前記自家発電電力受電部、前記商用電力受電部、前記蓄電部および前記負荷給電部の相互間の接続状態を切換える接続切換部と、
    前記接続切換部の接続状態を、予め定める複数のモードに応じた接続状態に切換える制御部であって、
    前記複数のモードは、
    予め定める第1時刻から前記第1時刻より後の予め定める第2時刻までの昼間時間帯において、前記自家発電電力受電部および前記商用電力受電部の少なくともいずれか一方と前記負荷給電部とが接続されるとともに、前記蓄電部と前記負荷給電部とが接続され、かつ前記自家発電電力受電部と前記蓄電部とが接続される第1モード、
    前記昼間時間帯において前記自家発電電力受電部の電力が少なくなると、前記自家発電電力受電部および前記商用電力受電部の少なくともいずれか一方と前記負荷給電部とが接続され、かつ前記自家発電電力受電部と前記蓄電部とが遮断される第2モード、
    前記第2時刻から前記第2時刻より後の予め定める第3時刻までの夜間時間帯において、前記商用電力受電部と前記負荷給電部とが接続され、かつ前記自家発電電力受電部と前記蓄電部とが遮断されるとともに、前記商用電力受電部と前記蓄電部とが遮断される第3モード、および
    前記第3時刻から前記第1時刻までの深夜時間帯において、前記商用電力受電部と前記負荷給電部とが接続されるとともに、前記商用電力受電部と前記蓄電部とが接続される第4モードを含む制御部と、を備えることを特徴とする電力供給装置。
  2. 前記商用電力受電部からの電力の供給/停止を検出する停電検出部を含み、
    前記制御部は、前記停電検出部によって、前記商用電力受電部からの電力が停止したことが検出されたとき、その検出結果に応答して、前記自家発電電力受電部と前記蓄電部とが接続され、かつ前記蓄電部と前記負荷給電部とが接続される第5モードに設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 前記自家発電電力受電部には、太陽光発電装置によって発電された電力が供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給装置。
  4. 前記自家発電電力受電部には、水力発電装置によって発電された電力が供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給装置。
  5. 前記蓄電部は、4000Wh〜12000Whのエネルギ容量を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電力供給装置。
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