JP5522805B2 - ナイフ折り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙をナイフブレードによって折るナイフ折り装置に関するものである。
従来のナイフ折り装置は、通常、用紙の下面を支持する支持面を備えたフレームと、フレームに取り付けられ、用紙を、支持面上の予め決定された折り位置まで順次搬送する搬送手段を備えている。搬送手段は、互いに間隔をあけて平行に配置された一対の駆動ローラおよびアイドルローラと、駆動ローラおよびアイドルローラ間に張られ、搬送経路に沿って循環運動するコンベヤベルトとからなり、コンベヤベルトの搬送面は支持面の一部を形成する。フレームには、また、用紙の前端縁を当接させることによって用紙を折り位置に位置決めするストッパーが備えられる。
ナイフ折り装置は、また、折り位置において、それぞれ用紙の搬送方向に平行に配置されかつ支持面を挟んで対向配置されたナイフブレードおよび一対の折ローラと、ナイフブレードを、支持面のナイフブレード通過用間隙を通って、支持面に関して一対の折ローラと反対側において支持面から間隔をあけた第1の位置と、一対の折ローラ間の間隙に近接する第2の位置との間で往復運動させるスライダクランク機構とを備えている。
そして、用紙が折り位置にセットされるたびに、スライダクランク機構のクランクが1回転し、その間に、クランクに連結されたロッドの一端に固定されたナイフブレードが、第1の位置(下死点)から第2の位置(上死点)を経て再び第1の位置(下死点)に戻るように往復運動し、折り動作がなされる。そして、ナイフブレードが第1の位置から第2の位置に向けて運動する間に、支持面上の用紙がナイフブレードによって2つ折りにされ、折られた部分の先端がナイフブレードによってナイフブレード通過用間隙から押し出されて一対の折ローラ間の間隙に導入され、さらに、用紙が一対の折ローラによって折り畳まれる。
この従来のナイフ折り装置においては、用紙は一定の速度で折り位置まで搬送され、用紙の前端縁がストッパーに当接することで用紙が折り位置にセットされる。この場合、処理効率を上げるには、用紙を高速で搬送すればよいが、用紙の搬送速度が増大すると、用紙がストッパーから大きく跳ね返って折り位置に正確にセットされず、また、ストッパーとの衝突によって用紙に傷がつきあるいは用紙が皺になるという問題が生じる。
このため、従来技術においては、コンベヤベルトの搬送面に対向するブラシを取り付け、搬送される用紙の上面にブラシを接触させることで用紙を減速し(例えば、特許文献1参照)、あるいは、減速ベルトをコンベヤベルトに対向して配置し、搬送される用紙の上面に減速ベルトを接触させることで用紙を減速する(例えば、特許文献2参照)等、用紙の搬送経路に、用紙に接触する減速手段を設けることにより、用紙の搬送速度は一定の高速度に維持したままで、ストッパーへの衝突前に用紙を減速するようにしたナイフ折り装置が知られている。
しかし、これらの減速手段は、いずれも、コンベヤベルトの搬送面上を搬送される用紙に動摩擦を与え、用紙をコンベヤベルトの搬送面上でスリップさせることで減速する。したがって、減速中の用紙の姿勢制御が難しく、用紙を常に正確に折り位置に静止させることができず、その結果、用紙の折り目の位置にバラツキを生じるという問題があった。そして、折りの精度が悪いと、この工程に続く工程、例えば、ミシン目加工等の仕上がりが悪くなるという問題があった。
特開2004−331402号公報 特開平11−180635号公報
したがって、本発明の課題は、高い処理速度を維持したままで、用紙に傷や皺を生じさせずに高精度で折り動作を行うことができるナイフ折り装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、用紙の下面を支持する支持面を備えたフレームと、前記フレームに取り付けられ、前記用紙を、順次、前記支持面上において、予め決定された折り位置まで搬送する搬送手段と、前記フレームに取り付けられ、前記用紙の搬送経路を直角に横切ってのび、前記用紙の前端縁を当接させることによって前記用紙を前記折り位置に位置決めするストッパーと、前記折り位置において前記支持面を挟んで対向配置されたナイフブレードおよび一対の折ローラと、を備え、前記一対の折ローラは前記フレームに取り付けられ、前記ナイフブレードおよび前記一対の折ローラは互いにかつ前記搬送経路に平行に配置され、前記支持面は前記ナイフブレードが通過可能な開口部を有し、さらに、前記ナイフブレードを、前記支持面に垂直な方向に、前記開口部を通って、前記支持面に関して前記一対の折ローラと反対側において前記支持面から間隔をあけた第1の位置と、前記一対の折ローラ間の間隙に近接する第2の位置との間で往復運動させるナイフ駆動ユニットと、前記フレームに取り付けられ、前記ナイフ駆動ユニットを支持する支持アームと、前記ナイフ駆動ユニットを制御する制御ユニットと、を備え、前記用紙が前記折り位置にセットされるたびに、前記ナイフブレードが前記第1の位置から前記第2の位置を経て再び前記第1の位置に戻ることによって折り動作がなされ、前記ナイフブレードが前記第1の位置から前記第2の位置に向けて運動する間に、前記支持面上の前記用紙が前記ナイフブレードによって2つ折りにされ、折られた部分の先端が前記ナイフブレードによって前記開口部から押し出されて前記一対の折ローラ間の間隙に導入され、さらに、前記用紙が前記一対の折ローラによって折り畳まれるナイフ折り装置において、前記搬送手段は、前記フレームに取り付けられて互いに間隔をあけて平行に配置された一対の駆動ローラおよびアイドルローラと、前記駆動ローラおよび前記アイドルローラの間に張られ、前記搬送経路に沿って循環運動する少なくとも1本のコンベヤベルトと、前記フレームに固定され、前記駆動ローラを回転させる第1のサーボモータと、を有し、前記コンベヤベルトの搬送面は前記支持面の一部を形成し、前記第1のサーボモータは前記制御ユニットによって制御され、前記ナイフ折り装置は、さらに、前記搬送経路の途中に配置され、前記用紙の通過を検出するセンサーを備え、
前記制御ユニットは、前記用紙が前記センサーを通過した後前記ストッパーに当接するまでの間に、前記第1のサーボモータを予め決定された回転速度まで予め決定された一定の加速度で減速し、前記予め決定された回転速度は、前記用紙が、前記ストッパーへの当接時に前記ストッパーから跳ね返らないような大きさを有し、前記制御ユニットは、さらに、前記第1のサーボモータを前記予め設定された回転速度で維持し、前記用紙が前記ストッパーに当接すると同時に、前記用紙に対する折り動作を開始すると共に、前記第1のサーボモータ加速を開始して、次の前記用紙の搬送が開始されるまでの間に、前記第1のサーボモータを減速前の回転速度まで予め決定された一定の加速度で加速することを特徴とするナイフ折り装置が提供される。
なお、ここで、また以下の記載において、用語「用紙」には、用紙だけでなく用紙束も含むものとする。
本発明の別の好ましい実施例によれば、前記制御ユニットは、前記ストッパーおよび前記センサー間に初期設定された減速開始位置に対する前記搬送経路方向の座標補正量の入力を受ける第1の入力部と、前記第1の入力部に入力された前記座標補正量を格納する第1のメモリと、を有し、前記制御ユニットは、さらに、前記第1のサーボモータに組み込まれたエンコーダーからの出力値に基づき、前記用紙の前端縁が、前記座標補正量に従って変更された前記減速開始位置に到達したことを検出したときに、前記第1のサーボモータの減速を開始する。
本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記制御ユニットは、前記ストッパーおよび前記センサー間に初期設定された減速開始位置に対する前記搬送経路方向の座標補正量の入力を受ける第1の入力部と、前記第1の入力部に入力された前記座標補正量を格納する第1のメモリと、前記用紙の前端縁が前記センサーを通過した後の経過時間を計測するタイマーと、を有し、前記制御ユニットは、さらに、前記タイマーによる計測値に基づき、前記用紙の前端縁が、前記座標補正量に従って変更された前記減速開始位置に到達したことを検出したときに、前記第1のサーボモータの減速を開始する。
本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記ナイフ駆動ユニットは、前記支持アームに固定されたホルダーと、前記ホルダーに取り付けられ、前記支持面に垂直な方向にのび、軸方向に往復運動可能なロッドと、を備え、前記ロッドの一端に前記ナイフブレードが固定され、前記ナイフ駆動ユニットは、さらに、前記ロッドの中間部に固定されたブロックと、前記ホルダーに取り付けられ、前記ロッドに平行にのび、軸周りに回転可能な送りネジと、を備え、前記ブロックは前記送りネジに対応するネジ溝を備えた貫通穴を有し、前記貫通穴には前記送りネジが係合することにより、前記送りネジの回転によって前記ロッドが往復運動し、前記ナイフ駆動ユニットは、さらに、前記送りネジの上端または下端に取り付けられた第1のプーリーと、前記ホルダーに取り付けられ、前記送りネジに平行な駆動軸を有する第2のサーボモータと、前記第2のサーボモータの駆動軸に取り付けられた第2のプーリーと、前記第1および第2のプーリーの間に張られたタイミングベルトと、を備え、前記第2のサーボモータが前記制御ユニットによって制御される。
本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記制御ユニットは、前記支持面から前記第1の位置までの距離のデータ、および前記支持面から前記第2の位置までの距離のデータの入力を受ける第2の入力部と、前記第2の入力部に入力された前記距離のデータを格納する第2のメモリと、を有し、前記制御ユニットは、前記第2のメモリから読み出した前記距離のデータに基づいて前記第2のサーボモータを制御する。
本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記制御ユニットは、前記用紙の前端縁の前記センサー通過後前記ナイフブレードによる前記折り動作の開始までの初期設定時間に対する時間補正値の入力を受ける第3の入力部と、前記第3の入力部に入力された前記時間補正値を格納する第3のメモリと、を有し、前記制御ユニットは、前記用紙の前端縁が前記センサーを通過した後、前記初期設定時間に前記時間補正値を加えた時間が経過したとき、前記折り動作を開始させる。
本発明によれば、用紙を折り位置まで搬送するコンベヤベルトをサーボモータによって駆動し、サーボモータの回転を制御することによって、用紙がストッパーに当接する前に減速し、用紙のストッパーからの跳ね返りを防止するようにしたので、従来技術のようにコンベヤ上を搬送される用紙の上面に接触する減速手段を設けることなく、高い処理速度を維持したままで、用紙を減速させることができる。そして、本発明によれば、減速中の用紙の姿勢制御が容易になり、用紙を常に正確に折り位置に静止させることができ、よって常に高い折り精度を達成することができる。
また、本発明によれば、初期設定された用紙の減速開始位置に対する座標補正量を入力して、減速開始位置をストッパーに対し近づきまたは遠ざかる向きにずらすことができるようにしたので、用紙の搬送中に用紙がコンベヤベルトの搬送面上でスリップするような状況においても、用紙のストッパーからの跳ね返りを回避し、用紙を折り位置に正確に静止させることができる。
本発明の1実施例によるナイフ折り装置の、用紙が折り位置にセットされていない状態の斜視図である。 本発明の1実施例によるナイフ折り装置の、用紙が折り位置にセットされた状態の斜視図である。 図1のナイフ折り装置の用紙搬送速度の減速動作を説明する側面図であり、用紙の前端縁がセンサーを通過した状態を示している。 図1のナイフ折り装置の用紙搬送速度の減速動作を説明する側面図であり、用紙の前端縁が減速開始位置に到達した状態を示している。 図1のナイフ折り装置の用紙搬送速度の減速動作を説明する側面図であり、用紙の前端縁がストッパーに当接した状態を示している。 図1のナイフ折り装置の第1の入力部を形成するタッチスクリーンの平面図である。 図1のナイフ折り装置の用紙の減速動作および折り動作のタイミングチャートである。 図1のナイフ折り装置のナイフ駆動ユニットの斜視図である。 図1のナイフ折り装置のナイフ駆動ユニットの正面図であり、(A)はナイフブレードが第1の位置にある状態を示し、(B)はナイフブレードが第2の位置にある状態を示している。 図1のナイフ折り装置の第2および第3の入力部を形成するタッチスクリーンの平面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例について説明する。図1は、本発明の1実施例によるナイフ折り装置の、用紙が折り位置にセットされていない状態の斜視図であり、図2は、本発明の1実施例によるナイフ折り装置の、用紙が折り位置にセットされた状態の斜視図である。図1および図2を参照して、本発明のナイフ折り装置は、フレーム1を備え、フレーム1の上面には、複数の細長いプレート2が、幅方向に互いに間隔をあけて取り付けられる。そして、これらのプレート2、2aの上面は、用紙S(用紙のほかに用紙束も含む。以下同様。)の下面を支持する支持面4の一部を構成する。
支持面4上の予め決定された折り位置には、ナイフブレード5および一対の折ローラ6a、6bが中央のプレート2a(支持面4)を挟んで対向配置される。図示の実施例では、ナイフブレード5および一対の折ローラ6a、6bはそれぞれ中央のプレート2a(支持面4)の上側および下側に配置されるが、ナイフブレード5および一対の折ローラ6a、6bの上下関係を逆転させた構成も可能である。
一対の折ローラ6a、6bはフレーム1に取り付けられ、ナイフブレード5および一対の折ローラ6a、6bは互いにかつ中央のプレート2aに平行に配置される。さらに、中央のプレート2aには、ナイフブレード5が通過可能な長手方向にのびる開口部3が形成され、ナイフブレード5の先端が一対の折ローラ6a、6b間の間隙に対向する。
ナイフ折り装置は、また、ナイフブレード5を、支持面4に垂直な方向に、開口部3を通って、支持面4の上方に間隔をあけた第1の位置と、一対の折ローラ6a、6bの間隙に近接する第2の位置との間で往復運動させるナイフ駆動ユニット7を備えている。ナイフ駆動ユニット7は、フレーム1に取り付けられた支持アーム8に支持されている。
ナイフ折り装置は、また、フレーム1に取り付けられ、用紙Sを、順次、支持面4上において、ナイフブレード5に対し平行な方向に折り位置まで搬送する搬送手段を備えている。
搬送手段は、支持面4(プレート2、2a)の下側において、それぞれプレート1の一端側および他端側に配置され、フレーム1に取り付けられた一対の駆動ローラ9およびアイドルローラ10を有している。駆動ローラ9およびアイドルローラ10の回転軸は、互いに平行に配置され、それぞれナイフブレード5に対し直角にのびている。駆動ローラ9は、フレーム1に固定された第1のサーボモータ11によって駆動される。第1のサーボモータ11は、制御ユニット12によって制御される。
駆動ローラ9およびアイドルローラ10間には、複数本のコンベヤベルト13が張られ、用紙Sの搬送経路に沿って循環運動する。コンベヤベルト13は、各プレート2、2aに対して2本ずつ割り当てられ、それぞれ互いに間隔をあけて配置される。各コンベヤベルト13の上側ベルト部分はプレート2、2a上に位置し、それによって、コンベヤベルト13の搬送面は支持面4の一部を形成する。
ナイフ折り装置は、さらに、フレーム1に取り付けられ、用紙Sを支持面4上の折り位置に位置決めするストッパー14を備えている。ストッパー14は、ナイフブレード5の下流側に配置されるとともに、支持面4上において用紙Sの搬送経路を直角に横切ってのび、用紙Sの前端縁を当接させることによって用紙Sを折り位置に位置決めする。
また、プレート2aの開口部3のすぐ上流側に、用紙Sの搬送経路を直角に横切ってのびる水平な支持バー15が配置されて、両端をフレーム1に固定され、この支持バー15の中央には、用紙Sの通過を検出するセンサー16が取り付けられる。
ストッパー14は、用紙Sの搬送経路に沿って、センサー16に対し近接または離間する方向に移動可能になっている。
制御ユニット12は、用紙Sがセンサー16を通過した後ストッパー14に当接するまでの間に、第1のサーボモータ11を予め決定された回転速度(用紙Sが、ストッパー14への当接時にストッパー14から跳ね返らないような大きさの回転速度)まで減速し、さらに、用紙Sに対する折り動作の開始後次の用紙Sの搬送が開始されるまでの間に、第1のサーボモータ11を減速前の回転速度まで加速する。それによって、センサー16を通過した後ストッパー14に当接するまでの間に、用紙Sの搬送速度が落とされ、用紙Sは、ストッパー14から跳ね返ることなく、折り位置に正確に位置決めされ、さらに、その用紙Sに対する折り動作の完了後、次の用紙Sが元の搬送速度で折り位置に向けて搬送される。
この場合、第1のサーボモータ11の減速および加速は、一定の加速度で行うこともできるし、加速度を変化させつつ行うこともできるが、この実施例では、第1のサーボモータ11は、予め決定された一定の加速度αで減速および加速される。
また、第1のサーボモータ11の減速は、用紙Sがセンサー16を通過した後ストッパー14に当接するまでの間の任意の位置で開始することができ、第1のサーボモータ11の加速は、用紙Sに対する折り動作の開始後次の用紙Sの搬送が開始されるまでの間の任意の時刻で開始することができる。
この実施例では、用紙Sの前端縁がセンサー16を通過し、センサー16およびストッパー14の間に設定された減速開始位置に到達した時点で、第1のサーボモータ11の減速が開始されるように初期設定がなされる。
制御ユニット12は、減速開始位置に対する搬送経路方向の座標補正量の入力を受ける第1の入力部17と、第1の入力部17に入力された座標補正量を格納する第1のメモリ18を有している。
この実施例では、第1の入力部17は、図6に示されるように、タッチスクリーン31からなっている。図6を参照して、タッチスクリーン31には、座標補正量の設定値を段階的に表示するバー状の設定値表示部32を挟んで、左側に「−」ボタンと、右側に「+」ボタンが設けられる。また、設定値表示部32の中央ブロック32aが常時赤色に表示され、座標補正量がゼロの位置を表す。そして、「−」ボタンが押される毎に、減速開始位置が0.1mmずつ用紙Sの搬送経路に沿ってセンサー16側にずらされる一方、「+」ボタンが押される毎に、減速開始位置が0.1mmずつ用紙Sの搬送経路に沿ってストッパー14側にずらされる。この「−」および「+」ボタンの押圧動作に伴って、設定値表示部32の中央ブロック32aの左側または右側において対応するブロックが青色に表示され、あるいは、一旦青色に表示されたブロックの表示がクリアされる。こうして、最終的に座標補正量が設定されたとき、設定値表示部32に、中央ブロック32aから左側または右側にのびる青色のバーが表示される。そして、中央ブロック32aから左側にのびる青色バーが表示される場合には、減速開始位置がストッパー14から遠ざかる向きにずらされ、右側にのびる青色バーが表示される場合には、減速開始位置がストッパー14に近づく向きにずらされることになる。
減速開始位置に対する座標補正量を入力可能とするのは、次の理由からである。すなわち、減速開始位置の初期設定に際しては、搬送される用紙Sがコンベヤベルト13の搬送面上においてスリップしないことが前提とされるが、一般に、用紙Sの重量や、用紙Sおよびコンベヤベルト13間の摩擦係数等に起因して、同じ搬送速度であっても、搬送中にスリップしない用紙Sと、スリップする用紙Sの2種類の用紙Sが存在する。そして、搬送中にスリップする傾向がある用紙に対しては、初期設定された減速開始位置を搬送方向に沿ってストッパー14に対して近づきまたは遠ざかる向きにずらすことで、用紙Sのストッパー14からの跳ね返りを防止している。
したがって、座標補正量は、必要に応じてなされ、通常はゼロである。
図3〜図5は、図1に示されたナイフ折り装置の用紙搬送速度の減速動作を説明する側面図であり、それぞれ、用紙の前端縁がセンサーを通過した状態、用紙の前端縁が減速開始位置(座標補正量に従って変更された減速開始位置)に到達した状態、および用紙の前端縁がストッパーに当接した状態を示している。また、図7は、図1に示されたナイフ折り装置の用紙の減速動作と折り動作のタイミングチャートである。
図3〜図5および図7を参照して、用紙Sの前端縁Pがセンサー16を通過したとき(図3参照)、制御ユニット12は、センサー16から検出信号を受け、それと同時に、第1のサーボモータ11に組み込まれたエンコーダー(図示されない)からのパルス出力をモニターする。そして、制御ユニット12は、この出力値に基づき、用紙Sの前端縁Pが、座標補正量に従って変更された減速開始位置に到達したことを検出したとき(図4参照)、第1のサーボモータ11に対して速度変更命令(減速命令)を送信する。そして、第1のサーボモータ11は回転速度を低下させ、それによって、用紙Sの搬送速度が、当初の速度(例えば、180m/分)から予め決定された速度(例えば、12m/分)まで落とされ、用紙Sはこの最低速度でストッパー14に当接し、ストッパー14から跳ね返ることなく折り位置にセットされる。そのとき、折り動作が開始され(折り動作開始のタイミングについては後述する。)、それと同時に、制御ユニット12は、第1のサーボモータ11に対して速度変更命令(加速命令)を送信する。そして、第1のサーボモータ11は、減速前の回転速度(例えば、180m/分)まで加速する。
この実施例では、制御ユニット12は、第1のサーボモータ11に組み込まれたエンコーダのパルス出力値に基づいて、用紙Sの前端縁Pが減速開始位置に到達したことを検出するが、別の好ましい実施例によれば、制御ユニット12は、用紙Sの前端縁Pがセンサー16を通過した後の経過時間を計測するタイマーを有し、制御ユニット12は、さらに、タイマーによる計測値に基づき、用紙Sの前端縁Pが、減速開始位置に到達したことを検出したときに、第1のサーボモータ11の減速を開始する。
本発明によれば、用紙Sを折り位置まで搬送するコンベヤベルト13を第1のサーボモータ11によって駆動し、第1のサーボモータ11の回転を制御することによって、用紙Sがストッパーに当接する前に一定の加速度で減速し、用紙Sのストッパー14からの跳ね返りを防止するようにしたので、従来技術のようにコンベヤ上を搬送される用紙の上面に接触する減速手段を設けることなく、高い処理速度を維持したままで、用紙Sを減速させることができる。それによって、減速中の用紙の姿勢制御が容易になり、用紙を常に正確に折り位置に静止させることができ、常に高い折り精度を達成することができる。
また、本発明によれば、初期設定された用紙の減速開始位置に対する座標補正量を入力して、減速開始位置をストッパーに対し近づきまたは遠ざかる向きにずらすことができるようにしたので、用紙の搬送中に用紙がコンベヤベルトの搬送面上でスリップするような状況においても、用紙のストッパーからの跳ね返りを回避し、用紙を折り位置に正確に静止させることができる。
図8は、ナイフ駆動ユニット7の斜視図である。また、図9は、ナイフ駆動ユニット7の正面図であり、(A)はナイフブレード5が第1の位置にある状態を示し、(B)はナイフブレード5が第2の位置にある状態を示す。
図8および図9を参照して、ナイフ駆動ユニット7は、支持アーム8に固定されたホルダー19を備えている。ホルダー19は、互いに上下に間隔をあけて配置された、水平な上側支持壁19aおよび水平な下側支持壁19bを有し、ロッド20が、上側および下側支持壁19a、19bを貫通して上下方向、すなわち支持面4に垂直な方向にのびている。ロッド20は、上側および下側支持壁19a、19bに備えられた軸受(図示されない)によって、ホルダー19に軸方向に往復運動可能に取り付けられる。ロッド20の下端には、ナイフブレード5が固定され、ロッド20の中間部(上側および下側支持壁19a、19bの間にのびる部分)には、ブロック21が固定される。
また、ホルダー19の上側および下側支持壁19a、19bの間には、ロッド20に平行にのびる送りネジ22が、軸周りに回転可能に取り付けられる。ブロック21は、送りネジ22に対応するネジ溝を備えた貫通穴を有し、貫通穴には送りネジ22が係合する。そして、送りネジ22が回転すると、ブロック21を通じて、ロッド20が支持面4に垂直な方向に往復運動するようになっている。
ナイフ駆動ユニット7は、さらに、送りネジ22の上端に取り付けられた第1のプーリー23と、ホルダー19に取り付けられ、送りネジ22に平行な駆動軸24aを有する第2のサーボモータ24と、第2のサーボモータ24の駆動軸24aに取り付けられた第2のプーリー25と、第1および第2のプーリー23、25の間に張られたタイミングベルト26を備えている。
この実施例では、送りネジ22の上端に第1のプーリー23を取り付け、第2のサーボモータ24によって駆動するようにしたが、その代わりに、送りネジ22の下端に第1のプーリー23を取り付け、第2のサーボモータ24によって駆動してもよい。
第2のサーボモータ24は、制御ユニット12によって制御される。
制御ユニット12は、支持面4から第1の位置までの距離d(図9(A)参照)のデータ、および支持面4から第2の位置までの距離d(図9(B)参照)のデータの入力を受ける第2の入力部27と、第2の入力部27に入力された距離d、dのデータを格納する第2のメモリ28を有している。
この実施例では、第2の入力部27は、図10に示されるように、タッチスクリーン33の下段入力領域33aからなっている。なお、この実施怜では、下段入力領域33aに、支持面4から第1および第2の位置の距離のそれぞれの初期設定値に対する補正値が入力されることによって、支持面4から第1の位置までの距離dおよび支持面4から第2の位置までの距離dが入力される。そして、下段入力領域33aには、2つの数値表示欄34a、34bが設けられ、上側の数値表示欄33aには、支持面4から第1の位置までの距離の初期設定値に対する補正値が0.1mm単位で表示され、下側の数値表示欄34bには、支持面4から第2の位置までの距離の初期設定値に対する補正値が0.1mm単位で表示される。
2つの数値表示欄34a、34bの右側には、それぞれ、補正値を増加させるための「+」ボタンと、補正値を減少させるための「−」ボタンと、補正値をゼロに戻す「D」ボタンが設けられ、これらのボタンを押すことによってそれぞれの補正値を簡単に入力することができる。
制御ユニット12は、第2のメモリ28から読み出した距離d、dのデータに基づいて、第1の位置から第2の位置までの距離に相当する第2のサーボモータ24の回転量を算出し、当該算出値に従って第2のサーボモータ24を制御する。
そして、送りネジ22が第2のサーボモータ24によって回転せしめられ、ブロック21を介して、ロッド20、すなわちナイフブレード5が第1の位置(図9(A)参照)と第2の位置(図9(B)参照)の間で往復運動する。
こうして、ナイフブレード5が、第1の位置から第2の位置を経て第1の位置まで1往復運動する間に、折り動作がなされる。そして、ナイフブレード5が、第1の位置から第2の位置に向けて運動する間に、支持面4上の用紙Sがナイフブレード5によって2つ折りにされ、折られた部分の先端がナイフブレード5によって開口部3から押し出されて一対の折ローラ6a、6bの間隙に導入され、さらに、用紙Sが一対の折ローラ6a、6bによって折り畳まれる。
本発明によれば、送りネジ22を第2のサーボモータ24によって回転させることによってロッド20を往復運動させ、それによってナイフブレード5を第1の位置および第2の位置の間において往復運動させるようにしたので、第2のサーボモータ24の回転量を制御することで、ナイフブレード5の往復運動のストロークを容易に調節することができ、そして、ナイフブレード5の第1の位置および第2の位置を独立に調節することができる。
また、本発明によれば、ロッド20と送りネジ22を平行に配置したので、折り動作の間にロッド20に対し軸方向から逸れる偏荷重が及ぼされないので、ナイフ折り装置の耐久性が向上する。さらに、第2のサーボモータ24によって送りネジ22を回転させることで、ロッド20、すなわちナイフブレード5を往復運動させるので、ナイフブレード5に異常負荷が及ぼされたことを、第2のサーボモータ24によって検出することができる。その結果、折り動作が完了する毎に折り位置に用紙Sが順次自動供給される構成において、誤って用紙Sが複数重なって供給されても、ナイフブレード5を動作途中で停止させて、一対の折ローラ6a、6bにおける紙詰まりを回避することができる。
この実施例では、ナイフ駆動ユニットを、用紙の支持面に対し垂直方向に往復運動可能なロッドと、ロッドに平行に配置された送りネジと、ロッドおよび送りネジを作動連結するブロックと、送りネジを回転させるサーボモータとから構成したが、ナイフ駆動ユニットの構成はこの実施例に限定されず、よって、ナイフ駆動機構を、公知のスライダクランク機構から構成することもできる。
制御ユニット12は、用紙Sの前端縁Pのセンサー16通過後ナイフブレード5による折り動作の開始までの初期設定時間に対する時間補正値の入力を受ける第3の入力部29と、第3の入力部29に入力された時間補正値を格納する第3のメモリ30とを有する。
初期設定時間は次のようにして求められる。まず、図4を参照して、ストッパー14が、用紙Sの搬送方向に沿った長さbに予め決定された長さを加算した長さLだけセンサー16から離れた位置に固定される。また、ストッパー14から距離aだけ離れた位置に減速開始位置が設定される。このとき、用紙Sの搬送速度をvとし、用紙Sの減速時のマイナス加速度をαとして、用紙Sの前端縁がセンサー16を通過した後、用紙Sが折り位置に到達するまでの時間、すなわち初期設定時間tが、
t=(L−a)/v+a/α
によって算出される。
この実施例では、第3の入力部29は、図10に示されるように、タッチスクリーン33の上段入力領域33bからなっている。図10を参照して、上段入力領域33bには、時間補正値の設定値を段階的に表示するバー状の設定値表示部35を挟んで、左側「−」ボタンと、右側に「+」ボタンが設けられる。また、設定値表示部35の中央ブロック35aが常時赤色に表示され、時間補正値がゼロの位置を表す。そして、「−」ボタンがおされる毎に、時間補正値が1ミリ秒ずつ減じられる一方、「+」ボタンが押される毎に、時間補正値が1ミリ秒ずつ増加せしめられる。この「−」および「+」ボタンの押圧動作に伴って、設定値表示部35の中央ブロック35aの左側または右側において対応するブロックが青色に表示され、あるいは一旦青色に表示されたブロックの表示がクリアされる。こうして、最終的に時間補正値が設定されたときには、設定値表示部35に、中央ブロック35aから左側または右側にのびる青色のバーが表示される。そして、左側青色バーの場合はマイナスの時間補正値が、右側青色バーの場合はプラスの時間補正値がそれぞれ入力されることになる。
制御ユニット12は、用紙Sの前端縁Pがセンサー16を通過した後、初期設定時間に時間補正値を加えた時間が経過したとき、折り動作を開始させる。
こうして初期設定時間に対する時間補正値を入力することにより、用紙Sの重量や、用紙Sおよびコンベヤベルト13間の摩擦係数等に起因して、用紙SがストッパーSに当接した後跳ね返り、初期設定時刻に用紙Sが折り位置に静止しないおそれがある場合に、折り動作の開始時点を調節し、正確な折り動作を達成することができる。したがって、時間補正値は、必要に応じて入力され、通常はゼロである。
こうして、ナイフ折り装置の動作の開始に先立って、ナイフブレード5が、距離dの設定値に従って第1の位置まで動かされ、その位置で待機する。
そして、ナイフ折り装置の動作が開始されると、最初の用紙Sが、コンベヤベルト13上を折り位置に向けて搬送される。用紙Sの前端縁Pの通過がセンサー16によって検出されると、制御ユニット12において、センサー16通過後の経過時間が計測される。その後、用紙Sがストッパー14に当接して折り位置に静止する(図2参照)。そのとき、制御ユニット12において、用紙Sのセンサー16通過後、初期設定時間に時間補正値を加えた時間が経過したことが検出され、ナイフブレード5による折り動作が開始され、ナイフブレード5が第1の位置から第2の位置に向けて運動する。
この運動の間に、支持面4上の用紙Sがナイフブレード5によって2つ折りにされ、折られた部分の先端がナイフブレード5によって開口部3から押し出されて一対の折ローラ6a、6b間の間隙に導入され、さらに、用紙Sは一対の折ローラ6a、6bによって折り畳まれる。その後、ナイフブレード5は、第2の位置から第1の位置に戻る。このナイフブレード5の、第1の位置から第2の位置を経て第1の位置に戻る往復運動の間に、折り動作がなされる。折り動作が完了した後、次の用紙Sがコンベヤベルト13上を搬送されて折り位置に供給される。
1 フレーム
2 プレート
2a 中央のプレート
3 開口部
4 支持面
5 ナイフブレード
6a、6b 折ローラ
7 ナイフ駆動ユニット
8 支持アーム
9 駆動ローラ
10 アイドルローラ
11 第1のサーボモータ
12 制御ユニット
13 コンベヤベルト
14 ストッパー
15 支持バー
16 センサー
17 第1の入力部
18 第1のメモリ
19 ホルダー
19a 上側支持壁
19b 下側支持壁
20 ロッド
21 ブロック
22 送りネジ
23 第1のプーリー
24 第2のサーボモータ
24a 駆動軸
25 第2のプーリー
26 タイミングベルト
27 第2の入力部
28 第2のメモリ
29 第3の入力部
30 第3のメモリ
31 タッチスクリーン
32 設定値表示部
32a 中央ブロック
33 タッチスクリーン
33a 下段入力領域
33b 上段入力領域
34a、34b 数値表示欄
35 設定値表示部
35a 中央ブロック
P 用紙の前端縁
S 用紙

Claims (6)

  1. 用紙(S)の下面を支持する支持面(4)を備えたフレーム(1)と、
    前記フレーム(1)に取り付けられ、前記用紙(S)を、順次、前記支持面(4)上において、予め決定された折り位置まで搬送する搬送手段と、
    前記フレーム(1)に取り付けられ、前記用紙(S)の搬送経路を直角に横切ってのび、前記用紙(S)の前端縁を当接させることによって前記用紙(S)を前記折り位置に位置決めするストッパー(14)と、
    前記折り位置において前記支持面(4)を挟んで対向配置されたナイフブレード(5)および一対の折ローラ(6a、6b)と、を備え、前記一対の折ローラ(6a、6b)は前記フレーム(1)に取り付けられ、前記ナイフブレード(5)および前記一対の折ローラ(6a、6b)は互いにかつ前記搬送経路に平行に配置され、前記支持面(4)は前記ナイフブレード(5)が通過可能な開口部(3)を有し、さらに、
    前記ナイフブレード(5)を、前記支持面(4)に垂直な方向に、前記開口部(3)を通って、前記支持面(4)に関して前記一対の折ローラ(6a、6b)と反対側において前記支持面(4)から間隔をあけた第1の位置と、前記一対の折ローラ(6a、6b)間の間隙に近接する第2の位置との間で往復運動させるナイフ駆動ユニット(7)と、
    前記フレーム(1)に取り付けられ、前記ナイフ駆動ユニット(7)を支持する支持アーム(8)と、
    前記ナイフ駆動ユニット(7)を制御する制御ユニット(12)と、を備え、
    前記用紙(S)が前記折り位置にセットされるたびに、前記ナイフブレード(5)が前記第1の位置から前記第2の位置を経て再び前記第1の位置に戻ることによって折り動作がなされ、前記ナイフブレード(5)が前記第1の位置から前記第2の位置に向けて運動する間に、前記支持面(4)上の前記用紙(S)が前記ナイフブレード(5)によって2つ折りにされ、折られた部分の先端が前記ナイフブレード(5)によって前記開口部(3)から押し出されて前記一対の折ローラ(6a、6b)間の間隙に導入され、さらに、前記用紙(S)が前記一対の折ローラ(6a、6b)によって折り畳まれるナイフ折り装置において、
    前記搬送手段は、
    前記フレームに取り付けられて互いに間隔をあけて平行に配置された一対の駆動ローラ(9)およびアイドルローラ(10)と、
    前記駆動ローラ(9)および前記アイドルローラ(10)の間に張られ、前記搬送経路に沿って循環運動する少なくとも1本のコンベヤベルト(13)と、
    前記フレーム(1)に固定され、前記駆動ローラ(9)を回転させる第1のサーボモータ(11)と、を有し、前記コンベヤベルト(13)の搬送面は前記支持面(4)の一部を形成し、前記第1のサーボモータ(11)は前記制御ユニット(12)によって制御され、
    前記ナイフ折り装置は、さらに、
    前記搬送経路の途中に配置され、前記用紙(S)の通過を検出するセンサー(16)を備え、
    前記制御ユニット(12)は、前記用紙(S)が前記センサー(16)を通過した後前記ストッパー(14)に当接するまでの間に、前記第1のサーボモータ(11)を予め決定された回転速度まで予め決定された一定の加速度で減速し、前記予め決定された回転速度は、前記用紙(S)が、前記ストッパー(14)への当接時に前記ストッパー(14)から跳ね返らないような大きさを有し、前記制御ユニット(12)は、さらに、前記第1のサーボモータ(11)を前記予め設定された回転速度で維持し、前記用紙(S)が前記ストッパー(14)に当接すると同時に、前記用紙(S)に対する折り動作を開始すると共に、前記第1のサーボモータ(11)加速を開始して、次の前記用紙(S)の搬送が開始されるまでの間に、前記第1のサーボモータ(11)を減速前の回転速度まで予め決定された一定の加速度で加速することを特徴とするナイフ折り装置。
  2. 前記制御ユニット(12)は、
    前記ストッパー(14)および前記センサー(16)間に初期設定された減速開始位置に対する前記搬送経路方向の座標補正量の入力を受ける第1の入力部(17)と、
    前記第1の入力部(17)に入力された前記座標補正量を格納する第1のメモリ(18)と、を有し、
    前記制御ユニット(12)は、さらに、前記第1のサーボモータ(11)に組み込まれたエンコーダーからの出力値に基づき、前記用紙(S)の前端縁(P)が、前記座標補正量に従って変更された前記減速開始位置に到達したことを検出したときに、前記第1のサーボモータ(11)の減速を開始することを特徴とする請求項1に記載のナイフ折り装置。
  3. 前記制御ユニット(12)は、
    前記ストッパー(14)および前記センサー(16)間に初期設定された減速開始位置に対する前記搬送経路方向の座標補正量の入力を受ける第1の入力部(17)と、
    前記第1の入力部(17)に入力された前記座標補正量を格納する第1のメモリ(18)と、
    前記用紙(S)の前端縁(P)が前記センサー(16)を通過した後の経過時間を計測するタイマーと、を有し、
    前記制御ユニット(12)は、さらに、前記タイマーによる計測値に基づき、前記用紙(S)の前端縁(P)が、前記座標補正量に従って変更された前記減速開始位置に到達したことを検出したときに、前記第1のサーボモータ(11)の減速を開始することを特徴とする請求項に記載のナイフ折り装置。
  4. 前記ナイフ駆動ユニット(7)は、
    前記支持アーム(8)に固定されたホルダー(19)と、
    前記ホルダー(19)に取り付けられ、前記支持面(4)に垂直な方向にのび、軸方向に往復運動可能なロッド(20)と、を備え、前記ロッド(20)の一端に前記ナイフブレード(5)が固定され、
    前記ナイフ駆動ユニット(7)は、さらに、
    前記ロッド(20)の中間部に固定されたブロック(21)と、
    前記ホルダー(19)に取り付けられ、前記ロッド(20)に平行にのび、軸周りに回転可能な送りネジ(22)と、を備え、前記ブロック(21)は前記送りネジ(22)に対応するネジ溝を備えた貫通穴を有し、前記貫通穴には前記送りネジ(22)が係合することにより、前記送りネジ(22)の回転によって前記ロッド(20)が往復運動し、
    前記ナイフ駆動ユニット(7)は、さらに、
    前記送りネジ(22)の上端または下端に取り付けられた第1のプーリー(23)と、
    前記ホルダー(19)に取り付けられ、前記送りネジ(22)に平行な駆動軸(24a)を有する第2のサーボモータ(24)と、
    前記第2のサーボモータ(24)の駆動軸(24a)に取り付けられた第2のプーリー(25)と、
    前記第1および第2のプーリー(23、25)の間に張られたタイミングベルト(26)と、を備え、前記第2のサーボモータ(24)が前記制御ユニット(12)によって制御されることを特徴とする請求項に記載のナイフ折り装置。
  5. 前記制御ユニット(12)は、
    前記支持面(4)から前記第1の位置までの距離d1のデータ、および前記支持面(4)から前記第2の位置までの距離d2のデータの入力を受ける第2の入力部(27)と、
    前記第2の入力部(27)に入力された前記距離d1、d2のデータを格納する第2のメモリ(28)と、を有し、
    前記制御ユニット(12)は、前記第2のメモリ(28)から読み出した前記距離d1、d2のデータに基づいて前記第2のサーボモータ(24)を制御することを特徴とする請求項4に記載のナイフ折り装置。
  6. 前記制御ユニット(12)は、
    前記用紙(S)の前端縁の前記センサー(16)通過後前記ナイフブレード(5)による前記折り動作の開始までの初期設定時間に対する時間補正値の入力を受ける第3の入力部(29)と、
    前記第3の入力部(29)に入力された前記時間補正値を格納する第3のメモリ(30)と、を有し、
    前記制御ユニット(12)は、前記用紙(S)の前端縁が前記センサー(16)を通過した後、前記初期設定時間に前記時間補正値を加えた時間が経過したとき、前記折り動作を開始させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のナイフ折り装置。
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