JP5522402B2 - 三次元計測治具及びこれを用いた三次元計測方法 - Google Patents

三次元計測治具及びこれを用いた三次元計測方法 Download PDF

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本発明は、レーザ測定機によって、筒体や柱体等の棒状ワークの曲がり角度を計測するのに好適な三次元計測治具及びこれを用いた三次元計測方法に関するものである。
従来、上記した三次元計測治具としては、例えば、計測対象ワーク上に置かれる円盤状のベース部と、このベース部の一方の面から垂直に立ち上がる立壁部と、ベース部の他方の面中央から垂直に延出する円柱部を備えたものがあり、立壁部には、ベース部の一方の面に対して垂直方向に並ぶ2個の丸孔が形成されている。この立壁部における2個の丸孔は、レーザ光を反射する球状のリフレクタの保持孔として使用され、ベース部の円柱部と立壁部の2個の丸孔とは、2個の丸孔にはめ込んだリフレクタの各中心座標を結んで得られるベクトルが円柱部の軸心と一致する位置関係を成している。
この三次元計測治具では、立壁部の2個の丸孔にリフレクタを嵌め込むと共に、上記計測対象ワーク上の計測孔にベース部の円柱部を挿入した後、レーザ測定機からリフレクタに対してレーザ光の送受信を行い、このレーザ光の送受信で算出されるレーザ測定機からリフレクタ中心までの距離とレーザ光照射角度とから、2個の丸孔にはめ込んだリフレクタの各中心座標を求めて、これら2点を結ぶベクトルから円柱部の軸心、すなわち計測孔の軸心を求めるようになっている。
この三次元計測治具に類するものが非特許文献1に開示されている。
BRUNSON社 Online Metrology Cataloghttp://www.brunsonkc.com/Products/0.5THV.asp
しかしながら、上記した三次元計測治具では、平面にある計測孔の軸心を求めることができるものの、例えば、パイプの曲がり角度を計測することは困難であり、結局、従来においてパイプの曲がり角度を計測する場合には、手間隙がかかるうえに記録として残し難い二次元図面との照らし合わせによる計測が行われているのが実情であった。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、棒状ワークの曲がり角度を簡単に計測することができるのに加えて、棒状ワークの計測部位毎の曲がり角度を記録に残すことが可能になる三次元計測治具及びこれを用いた三次元計測方法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係る発明は、筒体や柱体等の棒状ワークの曲がり角度を計測するのに用いられる三次元計測治具であって、互いに合体して前記棒状ワークの外周を囲んで装着される2個以上の治具構成体を備え、前記2個以上の治具構成体のうちの少なくとも1個の治具構成体には、レーザ光の送受信を行うことで中心の三次元座標が求められる球状のリフレクタをスライド可能に保持する計測溝が形成され、前記リフレクタを保持する計測溝は、前記棒状ワークの前記2個以上の治具構成体が装着される部位における断面を算出するのに必要な複数の位置を結んで形成されている構成としたことを特徴としており、この構成の三次元計測治具を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
本発明の請求項2に係る三次元計測治具は、互いに合体して前記棒状ワークの外周に嵌合装着される一対の半円形治具構成体を前記2個以上の治具構成体をとし、前記リフレクタを保持する計測溝は、前記一対の半円形治具構成体において前記棒状ワークの外周に沿ってそれぞれ形成されている構成としている。
本発明の請求項3に係る三次元計測治具は、前記棒状ワークをくわえ込んで収容する治具本体及びこの治具本体と合体して前記棒状ワークを囲むワーク押さえを前記2個以上の治具構成体をとし、前記リフレクタを保持する計測溝は、前記治具本体に形成されている構成としている。
本発明の請求項4に係る三次元計測治具において、前記ワーク押さえは、前記棒状ワークをくわえ込んで収容する治具本体に対して、スペーサを介して又は前記棒状ワークとの間にスペーサを介して合体される構成としている。
一方、本発明の請求項5に係る発明は、請求項1に記載の三次元計測治具を用いて、筒体や柱体等の棒状ワークの曲がり角度を計測するに際して、前記棒状ワークに対して、前記三次元計測治具の2個以上の治具構成体を互いに合体させて装着するのに続いて、該三次元計測治具の前記計測溝に前記球状のリフレクタを嵌め込んだ後、前記リフレクタを前記計測溝に沿ってスライドさせる間に該リフレクタに対するレーザ光の送受信をレーザ測定機により行って、前記棒状ワークの前記2個以上の治具構成体が装着される部位における断面を含む平面を算出するのに必要な複数の位置における前記リフレクタの各中心座標を算出し、前記リフレクタの各中心座標を含む前記棒状ワークの断面を算出した後、この断面の法線の方向から前記棒状ワークの曲がり角度を求める構成としている。
ここで、棒状ワークの2個以上の治具構成体が装着される部位における断面を算出するのに必要な複数の位置とは、計測溝上の最低3箇所であって、計測溝上の計測ポイントは、計測精度を高めるうえで4箇所以上設定することが望ましい。
本発明に係る三次元計測治具及びこの三次元計測治具を用いた計測方法では、計測溝内でリフレクタをスライドさせ、このスライドの間にリフレクタに対するレーザ光の送受信を行って、計測溝の複数の部位でリフレクタの各中心座標を算出し、これらの中心座標を含む棒状ワークの断面からその法線の方向を求めるように成せば、棒状ワークの曲がり角度を求めて記録に残し得ることとなる。
この際、本発明の請求項2に係る三次元計測治具では、一対の半円形治具構成体が互いに合体して棒状ワークの外周に嵌合装着され、リフレクタを保持する計測溝が棒状ワークの外周に沿って形成されているので、棒状ワークの軸心の三次元座標も求まることとなる。
また、本発明の請求項3に係る三次元計測治具では、治具本体が棒状ワークをくわえ込んで収容し、ワーク押さえが治具本体と合体して棒状ワークを囲むようになっているので、棒状ワークの外周に嵌合装着される半円形治具構成体と比べて製作が容易になる。
さらに、本発明の請求項4に係る三次元計測治具では、ワーク押さえがスペーサを介して又は棒状ワークとの間にスペーサを介して治具本体に合体されるので、スペーサの大きさを変えることで、様々な径の棒状ワークの計測に対応し得ることとなる。
本発明に係る三次元計測治具では、上記した構成としているので、棒状ワークの曲がり角度を簡単に計測することができるうえ、棒状ワークの計測部位毎の曲がり角度を記録に残すことが可能になるという非常に優れた効果がもたらされる。
本発明の一実施例に係る三次元計測治具を棒状ワークに装着してリフレクタを計測溝にそってスライドさせている状態を示す正面説明図(a),側面説明図(b),平面説明図(c)及び三次元計測中の状況説明図(d)である。 本発明の他の実施例に係る三次元計測治具を棒状ワークに装着してリフレクタを計測溝にそってスライドさせている状態を示す正面説明図(a),側面説明図(b),平面説明図(c)及び径が大きい棒状ワークに対応する場合の装着状態を示す正面説明図(d)である。 本発明のさらに他の実施例に係る三次元計測治具を棒状ワークに装着した状態をそれぞれ示す正面説明図(a),(b)である。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る三次元計測治具の一実施例を示しており、この実施例では、本発明に係る三次元計測治具を棒状ワークとしてのパイプの曲がり角度を計測するのに用いた場合を例に挙げて説明する。
図1(a)〜(c)に示すように、パイプ(棒状ワーク)Wの曲がり角度を計測する三次元計測治具1は、互いに同一形状を成す2つの半円形治具構成体2,2を備えている。
この半円形治具構成体2は、パイプWの外周面Waの半周部分と嵌合する内周面2aと、この内周面2aに沿って形成された外向き溝(計測溝)2bと、この外向き溝2bを塞き止めるようにして一端部に形成された接続片2cと、この接続片2cに形成された貫通孔2dを有しており、接続片2c及び貫通孔2dは、半円形治具構成体2,2同士をドーナツ状に合体させた状態で互いに重なり合うようになっている。
この三次元計測治具1は、2つの半円形治具構成体2,2の各内周面2a,2aをパイプWの外周面Waにそれぞれ嵌合させて、この状態で互いに重なる接続片2c,2cの各貫通孔2d,2dにボルト3を挿し通してナット4をねじ込むことにより、パイプWの周囲を囲むようにして装着される。
この場合、外向き溝2bは、球状のリフレクタRをスライド可能に保持する溝であり、半円形治具構成体2の外周の全長にわたって形成されている。
つまり、この三次元計測治具1をパイプWに装着した状態では、互いに合体する両半円形治具構成体2,2の外向き溝2b,2bにおける全長のうちの少なくとも60%をカバーする複数個所(パイプWの両半円形治具構成体2,2が装着される部位における断面を算出するのに必要な3箇所、望ましくは4つ以上の複数個所)において、リフレクタRと後述する首振り機能付きのレーザ測定機Lとの間でレーザ光Lrの送受信を行うことができるようになっている。
なお、リフレクタRは、図示はしないが受光窓を有しており、この受光窓を通してレーザ光の受信及び送信をすることで、リフレクタRの中心Rpの座標が得られるようになっている。
上記した三次元計測治具1を用いて、パイプWの曲がり角度を計測するに際しては、図1(d)にも示すように、2つの半円形治具構成体2,2の各内周面2a,2aをパイプWの外周面Waにそれぞれ嵌合させて、これで互いに重なる接続片2c,2c同士をボルト3及びナット4により接続することで、三次元計測治具1をパイプWにその周囲を囲むようにしてセットする。
次いで、一方の半円形治具構成体2の外向き溝2bに球状のリフレクタRを嵌め込んだ後、仮想線で示すように、外向き溝2b上のリフレクタRを一方の半円形治具構成体2の接続片2c近傍から他方の半円形治具構成体2の接続片2c近傍までスライドさせる間に、リフレクタRに対するレーザ光Lrの送受信を首振り機能付きのレーザ測定機Lにより行って、外向き溝2b上における複数個所(パイプWの両半円形治具構成体2,2が装着される部位における断面を算出するのに必要な3箇所、望ましくは4つ以上の複数個所)においてリフレクタRの各中心Rpの座標を算出する。
そして、リフレクタRの各中心Rpを結んで得られる円Cを含む断面を算出するのに続いて、この断面の法線Vの方向からパイプWの曲がり角度を求める。
このように、本実施例に係る三次元計測治具1及びこの三次元計測治具1を用いた計測方法では、外向き溝2b上でリフレクタRをスライドさせ、このスライドの間にリフレクタRに対してレーザ光Lrの送受信をレーザ測定機Lにより行って、外向き溝2bの複数の部位でリフレクタRの各中心Rpの座標を算出し、これらの中心座標を含むパイプWの断面からその法線Vの方向を求めるようにしているので、パイプWの高精度な曲がり角度の計測が簡単に成されると共に、その計測値を記録に残し得ることとなる。
また、本実施例に係る三次元計測治具1及びこの三次元計測治具1を用いた計測方法では、一対の半円形治具構成体2,2が互いに合体してパイプWの外周面Waに嵌合装着され、リフレクタRを保持する外向き溝2bがパイプWの外周面Waに沿って形成されているので、パイプWの軸心の三次元座標も求まることとなる。
図2は、本発明に係る三次元計測治具の他の実施例を示しており、この実施例に係る三次元計測治具21は、図2に示すように、パイプWをくわえ込んで収容する略V字形状を成す治具本体22Aと、この治具本体22Aと合体してパイプWを囲むワーク押さえ22Bを備えている。
治具本体22Aは、パイプWと接触する内側面22aと、両端部に形成された接続片22c,22cと、接続片22c,22cに形成された貫通孔22d,22dを有しており、一方の端部から他方の端部にかけての折曲部を含む部分には、計測溝22bが形成されている。
この三次元計測治具21は、治具本体22AにパイプWを収容すると共に、ワーク押さえ22Bを治具本体22Aに合体させて、この状態でワーク押さえ22Bに重なる接続片22c,22cの各貫通孔22d,22dにボルト3,3を挿し通してナット4,4をそれぞれねじ込むことにより、パイプWの周囲を囲むようにして装着される。
本実施例に係る三次元計測治具21においても、計測溝22b上でリフレクタRをスライドさせ、このスライドの間にリフレクタRに対してレーザ光Lrの送受信を行って、計測溝22bの複数の部位でリフレクタRの各中心の座標を算出し、これらの中心座標を含むパイプWの断面からその法線の方向を求めることができるので、パイプWの曲がり角度の計測が簡単に成されると共に、その計測値を記録に残し得ることとなる。
また、本実施例に係る三次元計測治具21では、治具本体22AがパイプWをくわえ込んで収容し、ワーク押さえ22Bが治具本体22Aと合体してパイプWを囲むようになっているので、パイプWの外周面Waに嵌合装着される上記半円形治具構成体2と比べて製作が容易になる。
本実施例に係る三次元計測治具21において、図2(d)に示すように、ワーク押さえ22Bを治具本体22Aに合体させる段階で、両者22A,22B間にボルト3,3が挿通するスペーサS,Sを介在させた状態でボルト3,3にナット4,4をそれぞれねじ込むことにより、上記したパイプWよりも径が大きい大径パイプWwの計測にも対応し得ることとなる。
図3(a)は、本発明に係る三次元計測治具のさらに他の実施例を示しており、この実施例に係る三次元計測治具31は、図3(a)に示すように、パイプWをくわえ込んで収容する略U字形状を成す治具本体32Aと、この治具本体32Aと合体してパイプWを囲むワーク押さえ32Bを備えている。
治具本体32Aは、パイプWの外周面Waの半周部分と嵌合する内周面32aと、この内周面32aに沿って形成された計測溝32bと、両端部に形成された接続片32c,32cと、接続片32c,32cに形成された貫通孔32d,32dを有している。
この三次元計測治具31は、治具本体32Aの内周面32aとパイプWの外周面Waの半周部分とを嵌合させると共に、ワーク押さえ32Bを治具本体32Aに合体させて、この状態でワーク押さえ32Bに重なる接続片32c,32cの各貫通孔32d,32dにボルト3,3を挿し通してナット4,4をそれぞれねじ込むことにより、パイプWの周囲を囲むようにして装着される。
本実施例に係る三次元計測治具31においても、計測溝32b上でリフレクタRをスライドさせ、このスライドの間にリフレクタRに対してレーザ光Lrの送受信を行って、計測溝32bの複数の部位でリフレクタRの各中心の座標を算出し、これらの中心座標を含むパイプWの断面からその法線の方向を求めることができるので、パイプWの曲がり角度の計測が簡単に成されると共に、その計測値を記録に残し得ることとなる。
また、本実施例に係る三次元計測治具31では、治具本体32Aが略U字形状を成しているので、先の実施例に係る三次元計測治具21の略V字形状を成す治具本体22Aと比べて、コンパクト化が図られることとなる。
図3(b)は、本発明に係る三次元計測治具のさらに他の実施例を示しており、この実施例に係る三次元計測治具41は、図3(b)に示すように、パイプWをくわえ込んで収容する略U字形状を成す治具本体42Aと、この治具本体42Aと合体してパイプWを囲むワーク押さえ42Bを備えている。
本実施例に係る三次元計測治具41では、治具本体42Aの両端部が漸次広がるように形成されており、治具本体42Aの内周面42aがパイプWの外周面Waの約半周部分と嵌合する場合には(図3(b)に実線で示す状態では)、ワーク押さえ42Bは、パイプWの外周面Waに接触するようにして、治具本体42Aに対して装着され、一方、治具本体42Aの内周面42aの曲率半径がパイプWの外周面Waの曲率半径よりも大きい場合には(図3(b)に一点鎖線で示す状態では)、ワーク押さえ42Bは、パイプWとの間にスペーサSpを介して治具本体42Aに対して装着される。
つまり、本実施例に係る三次元計測治具41では、上記した実施例に係る三次元計測治具1,21,31と同様に、パイプWの曲がり角度を簡単に計測することができるのに加えて、スペーサSpの大きさを変えることで、治具本体42Aの内周面42aよりも曲率半径が小さ目の様々な径のパイプWの計測に対応し得ることとなる。
上記した実施例では、本発明に係る三次元計測治具を棒状ワークとしてのパイプの曲がり角度を計測するのに用いた場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、棒状ワークとしてのシャフトやポール等の柱体の曲がり角度を計測するのに用いることが可能である。
また、本発明に係る三次元計測治具及びこれを用いた計測方法の構成は、上記した実施例の構成に限定されるものではない。
1,21,31,41 三次元計測治具
2 半円形治具構成体
2b 外向き溝(計測溝)
22A,32A,42A 治具本体(治具構成体)
22B,32B,42B ワーク押さえ(治具構成体)
22b,32b,42b 計測溝
Lr レーザ光
R リフレクタ
Rp リフレクタの中心
S スペーサ
Sp スペーサ
V 法線
W パイプ(棒状ワーク)
Wa パイプの外周面
Ww 大径パイプ(棒状ワーク)

Claims (5)

  1. 筒体や柱体等の棒状ワークの曲がり角度を計測するのに用いられる三次元計測治具であって、
    互いに合体して前記棒状ワークの外周を囲んで装着される2個以上の治具構成体を備え、
    前記2個以上の治具構成体のうちの少なくとも1個の治具構成体には、レーザ光の送受信を行うことで中心の三次元座標が求められる球状のリフレクタをスライド可能に保持する計測溝が形成され、
    前記リフレクタを保持する計測溝は、前記棒状ワークの前記2個以上の治具構成体が装着される部位における断面を算出するのに必要な複数の位置を結んで形成されている
    ことを特徴とする三次元計測治具。
  2. 互いに合体して前記棒状ワークの外周に嵌合装着される一対の半円形治具構成体を前記2個以上の治具構成体をとし、前記リフレクタを保持する計測溝は、前記一対の半円形治具構成体において前記棒状ワークの外周に沿ってそれぞれ形成されている請求項1に記載の三次元計測治具。
  3. 前記棒状ワークをくわえ込んで収容する治具本体及びこの治具本体と合体して前記棒状ワークを囲むワーク押さえを前記2個以上の治具構成体をとし、前記リフレクタを保持する計測溝は、前記治具本体に形成されている請求項1に記載の三次元計測治具。
  4. 前記ワーク押さえは、前記棒状ワークをくわえ込んで収容する治具本体に対して、スペーサを介して又は前記棒状ワークとの間にスペーサを介して合体される請求項3に記載の三次元計測治具。
  5. 請求項1に記載の三次元計測治具を用いて、筒体や柱体等の棒状ワークの曲がり角度を計測するに際して、
    前記棒状ワークに対して、前記三次元計測治具の2個以上の治具構成体を互いに合体させて装着するのに続いて、該三次元計測治具の前記計測溝に前記球状のリフレクタを嵌め込んだ後、
    前記リフレクタを前記計測溝に沿ってスライドさせる間に該リフレクタに対するレーザ光の送受信をレーザ測定機により行って、前記棒状ワークの前記2個以上の治具構成体が装着される部位における断面を含む平面を算出するのに必要な複数の位置における前記リフレクタの各中心座標を算出し、
    前記リフレクタの各中心座標を含む前記棒状ワークの断面を算出した後、この断面の法線の方向から前記棒状ワークの曲がり角度を求める
    ことを特徴とする三次元計測治具を用いた計測方法。
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