JP5521656B2 - 車両用天井構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用天井構造に関し、さらに詳しくは、広範囲に断熱性を発揮させることができる車両天井構造に関する。
従来より、車両用天井構造として、天井基材と、この天井基材の車室外側に積層される凹凸状の補強材と、を備え、天井基材と補強材との間に断熱性を高めるための複数の中空部を形成してなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−36089号公報
しかし、上記特許文献1の技術では、補強材は凹凸状に形成されているため、この補強材を、天井基材の外縁側やサンバイザ格納部等の曲率が比較的大きな部分の表面形状に追従させることが困難となる。そのため、例えば、図9及び図10に示すように、天井基材103の曲率が比較的大きな部分103bには中空部110を形成せず、天井基材103の中央側103aに対応して中空部110を形成し、補強材105を天井基材103の表面形状に追従させていることが現状である。その結果、中空部110により広範囲に断熱性を発揮させることができない。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、広範囲に断熱性を発揮させることができる車両天井構造を提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.天井基材と、該天井基材の車室外側に積層される凹凸状の補強材と、を備える車両用天井構造であって、
前記天井基材と前記補強材との間には中空部が形成され、該補強材の該天井基材に当接する当接部にはスリットが形成されており、
複数の前記中空部は、ハニカム状に配列されており、前記スリットは、前記当接部のうちで、複数の該中空部のうちの隣接する3つの中空部に囲まれる部分に形成されていることを特徴とする車両用天井構造。
2.前記スリットは、前記当接部のうちで、前記天井基材の中央側の曲率よりも大きな曲率の該天井基材の部分に当接する部分に形成されている上記1.記載の車両用天井構造。
3.前記スリットは、前記当接部のうちで、前記天井基材の外縁側に当接する部分に形成されている上記1.又は2.に記載の車両用天井構造。
4.前記スリットは略Y字状に形成されている上記1.乃至3.のいずれか一項に記載の車両用天井構造。
本発明の車両用天井構造によると、補強材の天井基材に当接する当接部にスリットが形成されているので、天井基材と補強材との間の任意の部分に中空部を形成しても、スリットにより補強材を天井基材の表面形状に容易に追従させることができる。その結果、広範囲に断熱性を発揮させることができる。
また、複数の前記中空部が、ハニカム状に配列されており、前記スリットが、前記当接部のうちで、複数の該中空部のうちの隣接する3つの中空部に囲まれる部分に形成されているので、ハニカム状に配列された複数の中空部により天井構造の剛性を更に高め得るとともに、スリットによる天井基材の表面形状に対する補強材の追従性を更に高めることができる。
また、前記スリットが、前記当接部のうちで、前記天井基材の中央側の曲率よりも大きな曲率の該天井基材の部分に当接する部分に形成されている場合は、天井基材の比較的大きな曲率を持つ部分に対応して中空部を形成しても、補強材を天井基材の表面形状に容易に追従させ得るため、より広範囲に断熱性を発揮させることができる。また、天井基材の比較的大きな曲率を持つ部分は、通常、天井基材の中央側に比べて厚さが小さく剛性が高くされている。そのため、天井基材の比較的大きな曲率を持つ部分に対応してスリットを形成しても、天井構造に必要十分な剛性を発揮させることができる。
また、前記スリットが、前記当接部のうちで、前記天井基材の外縁側に当接する部分に形成されている場合は、天井基材の外縁側に対応して中空部を形成しても、補強材を天井基材の表面形状に容易に追従させ得るため、より広範囲に断熱性を発揮させることができる。また、天井基材の外縁側は、通常、天井基材の中央側に比べて厚さが小さく剛性が高くされている。そのため、天井基材の外縁側に対応してスリットを形成しても、天井構造に必要十分な剛性を発揮させることができる。
また、前記スリットが略Y字状に形成されている場合は、スリットによる天井基材の表面形状に対する補強材の追従性を更に高めることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る車両用天井構造の車室内側から視た平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2のIII矢視の要部拡大図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3の要部拡大図である。 図2のV矢視の要部拡大図である。 図6のVII−VII線断面図である。 その他の形態をスリットを説明するための説明図であり、(a)はスリットが補強材の車室内側に形成された形態を示し、(b)はスリットが補強材の車室外側に形成された形態を示す。 従来の車両用天井構造の車室内側から視た平面図である。 図9のX−X線断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.車両用天井構造
本実施形態1.に係る車両用天井構造は、天井基材と、この天井基材の車室外側に積層される凹凸状の補強材と、を備える車両用天井構造であって、天井基材と補強材との間には中空部(10)が形成され、補強材の天井基材に当接する当接部にはスリット(9)が形成されていることを特徴とする(例えば、図4等参照)。
なお、上記「天井基材の車室外側」とは、車両に取り付けられた状態の天井基材の車室外側を向く表面側を意図する。
上記補強材は、例えば、非通気性の接着フィルム(4)を介して天井基材の車室外側に積層されていることができる(例えば、図4等参照)。これにより、接着フィルムにより中空部の内部空間がより確実に非通気空間とされて断熱性をより高めることができる。
上記スリットは、通常、上記中空部の近傍に配設されている。上記スリットとしては、例えば、〔1〕当接部のうちで、天井基材の中央側(3a)の曲率よりも大きな曲率の天井基材の部分(33,34)に当接する部分に形成されている形態、〔2〕当接部のうちで、天井基材の外縁側(3b)に当接する部分に形成されている形態、〔3〕当接部のうちで、天井基材に形成されたサンバイザ格納部(7)に当接する部分に形成されている形態等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを挙げることができる(例えば、図1及び図2等参照)。
上記〔1〕〜〔3〕形態では、例えば、スリットは、当接部のうちで、天井基材の中央側(3a)に当接する部分に形成されていないことができる(例えば、図7等参照)。これにより、必要最小限のスリットを持つ剛性に優れた補強材とすることができる。
上記〔1〕〜〔3〕形態では、例えば、天井基材の中央側(3a)の最大曲率は3×10−4〜5×10−4(好ましくは3×10−4〜4×10−4、特に3.5×10−4〜4×10−4)であることができる。また、上記〔1〕形態では、例えば、天井基材の部分(33,34)の最大曲率は5×10−3〜0.1(好ましくは8×10−3〜0.1、特に0.01〜0.1)であることができる。また、上記〔2〕形態では、例えば、天井基材の外縁側(3b)は上記天井基材の部分(33,34)を含んでおり、天井基材の外縁側(3b)の最大曲率は5×10−3〜0.1(好ましくは8×10−3〜0.1、特に0.01〜0.1)であることができる。さらに、上記〔3〕形態では、例えば、天井基材のハウジング部(7)の最大曲率は0.03〜0.2(好ましくは0.05〜0.2、特に0.06〜0.2)であることができる。なお、上記曲率の単位は「/mm」とする。
上記〔1〕〜〔3〕形態では、例えば、天井基材の中央側(3a)の最小厚さ(t2)は5〜10mm(好ましくは5〜8mm、特に5〜6mm)であることができる。また、上記〔1〕形態では、例えば、天井基材の部分(33,34)の最小厚さは1〜10mm(好ましくは1〜7mm、特に1〜5mm)であることができる。また、上記〔2〕形態では、例えば、天井基材の外縁側(3b)の最小厚さ(t1)は1〜3mm(好ましくは1〜2.5mm、特に1〜2mm)であることができる。さらに、上記〔3〕形態では、例えば、天井基材のハウジング部(7)の最小厚さは2〜5mm(好ましくは2〜4mm、特に2〜3mm)であることができる。
上記〔2〕形態では、例えば、天井基材の外縁側(3b)は、天井基材の外縁端から中央側(3a)に向かって300mm以内(好ましくは200mm以内)の部位であることができる。
上記〔1〕形態では、例えば、上記中空部は、天井基材の中央側(3a)及びこの中央側の曲率よりも大きな曲率の天井基材の部分(33,34)に対応して配設されていることができる。また、上記〔2〕形態では、例えば、上記中空部は、天井基材の中央側(3a)及び外縁側(3b)に対応して配設されていることができる。また、上記〔3〕形態では、例えば、上記中空部は、天井基材の中央側(3a)及びサンバイザ格納部(7)に対応して配設されていることができる。これらにより、広範囲に断熱性を発揮させることができる。
本実施形態1.の車両用天井構造としては、例えば、複数の中空部は、ハニカム状に配列されており、スリットは、当接部のうちで、複数の中空部のうちの隣接する3つの中空部に囲まれる部分に形成されている形態を挙げることができる(例えば、図5等参照)。この形態では、例えば、複数の中空部のそれぞれの平面形状が略正六角形に形成され、隣接する3つの中空部の中心が略正三角形の頂点に配設されていることができる。
上述の形態の場合、例えば、スリットは略Y字状に形成されていることができる。この略Y字状のスリットの一辺の長さ(l2)は、例えば、2〜10mm(好ましくは2〜8mm、特に2〜6mm)であることができる。また、略六角形の中空部の一辺の長さ(l1)は、例えば、5〜30mm(好ましくは5〜20mm、特に5〜10mm)であることができる。さらに、略Y字状のスリットの一辺の長さ(l2)と略六角形の中空部の一辺の長さ(l1)との比(l2/l1)は1/15〜1(好ましくは1/5〜1/2、特に1/4〜1/3)であることが好ましい。補強材の追従性及び剛性を好適に両立できるためである。
上記略Y字状のスリットの一辺の幅(w2)は、例えば、1〜4mm(好ましくは1〜3mm、特に1〜2mm)であることができる。また、隣接する2つの略六角形の中空部の間隔(w1)は、例えば、2〜5mm(好ましくは2〜4mm、特に2〜3mm)であることができる。さらに、略Y字状のスリットの一辺の幅(w2)と隣接する2つの略六角形の中空部の間隔(w1)との比(w2/w1)は1/5〜1(好ましくは1/5〜2/3、特に1/3〜1/2)であることが好ましい。補強材の追従性及び剛性を好適に両立できるためである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)車両用天井構造の構成
本実施例に係る車両用天井構造1は、図1及び図2に示すように、ルーフパネル2(図2中に仮想線で示す。)に対向する天井基材3と、この天井基材3の車室外側に接着フィルム4(図4参照)を介して積層される凹凸状の補強材5と、を備えている。
上記天井基材3は、中央側3a及びこの中央側3aの外周側となる外縁側3bを有している。これら中央側3a及び外縁側3bは、図1中に示す仮想線で仕切られている。車両左右側の外縁側3bの外側端と中央側3aの外側端との間隔L1,L2は約200mmとされている。また、車両前側の外縁側3bの前端と中央側3aの前端との間隔L3は約300mmとされている。さらに、車両後側の外縁側3bの後端と中央側3aの後端との間隔L4は約300mmとされている。また、天井基材3には、ルーフコンソールや室内灯等の取付用の孔部40が形成されている。
上記天井基材3の中央側3aは、その最大曲率が約4×10−4/mmとされ、その最小厚さt2(図2参照)が約3mmとされている。また、天井基材3の外縁側3bは、曲率の大きな部分33,34(図2参照)と天井基材3に形成された凹状のサンバイザ格納部7(図1参照)とを含んでいる。この天井基材3の外縁側3bにおいて、部分33,34の最大曲率は約8×10−3/mmとされ、サンバイザ格納部7の最大曲率は約0.05とされている。また、天井基材3の外縁側3bの最小厚さt1(図2参照)は約2mmとされている。なお、上記天井基材3の車室内側には表皮材(図示省略)が積層されている。
上記補強材5は、図3及び図4に示すように、複数の凸部8と、天井基材3の車室内側に接着フィルム4を介して当接する凹状の当接部9と、を有している。これらの凸部8及び天井基材3の間に断熱空間を有する複数の中空部10が形成されている。
上記複数の中空部10は、天井基材3の中央側3a及び外縁側3b(すなわち天井基材3の全面)にわたって形成されている。これら複数の中空部10はハニカム状に配列されている。具体的には、複数の中空部10は、それぞれの平面形状が略正六角形に形成され、隣接する3つの中空部10の中心が略正三角形の頂点に配置されている。また、各中空部10は、その一辺の長さl1(図3参照)が約10mmとされ、その高さh1(図4参照)が約8mmとされ、その厚さt(図4参照)が約0.5mmとされている。また、隣接する2つの中空部10の間隔w1(図5参照)は約4mmとされている。
上記補強材5の当接部9のうちで、天井基材3の外縁側3bに当接する部分であって、複数の中空部10のうちの隣接する3つの中空部10に囲まれる部分にはスリット11が形成されている。一方、補強材5の当接部10のうちで、天井基材3の中央側3aに当接する部分にはスリット11が形成されていない(図6及び図7参照)。
上記スリット11は、図5に示すように、その平面形状が略Y字状で補強材5の表裏側に貫通して形成されている。このスリット11の一辺の長さl2が約3mmとされている。したがって、スリット11の一辺の長さl2と中空部10の一辺の長さl1との比(l2/l1)は約1/3とされている。さらに、スリット11の一辺の幅w2が約2mmとされている。したがって、スリット11の一辺の幅w2と隣接する2つの中空部10の間隔w1との比(w2/w1)は約1/2とされている。
(2)車両用天井構造の製法等
次に、上記構成の車両用天井構造1の製法について説明する。平板状の成形基本形状体を用いて天井基材3の前駆体を真空成形するとともに、平板状の成形基本形状体を用いて補強材5の前駆体を真空成形する。その後、天井基材3及び補強材5の各前駆体を接着フィルム4を介して熱プレス成形して車両用天井構造1が得られる。この熱プレス成形の際に、平板状の補強材5の前駆体は、スリット11により天井基材3の表面形状に沿って円滑に曲げられる。
上記構成の車両用天井構造1では、通常、冬季等において車両の車室内から車室外に向かって熱移動が生じる。この熱移動において、車室内から天井基材3を熱伝導で伝わる熱は、天井基材3の全面に対応して設けられた多数の中空部10の断熱性により伝熱量が大きく減少される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例の車両用天井構造1によると、補強材5の天井基材3に当接する当接部9にスリット11が形成されているので、天井基材3と補強材5との間の任意の部分に中空部10を形成しても、スリット11により補強材5を天井基材3の表面形状に容易に追従させることができる。その結果、広範囲に断熱性を発揮させることができる。また、天井基材3の表面形状に対する曲面追従をスリット11で対応しているので、補強材5の平板状の成形基本形状体を車種によらず共通化することができる。
また、本実施例では、スリット11が、当接部9のうちで、天井基材の外縁側3b(部分33,34及びサンバイザ格納部7を含む)に当接する部分に形成されているので、天井基材3の外縁側3bに対応して中空部10を形成しても、補強材5を天井基材3の表面形状に容易に追従させることができる。そのため、より広範囲に断熱性を発揮させることができる。また、天井基材3の外縁側3bは、通常、天井基材3の中央側3aに比べて厚さが小さく剛性が高くされている。そのため、天井基材3の外縁側3bに対応してスリット11を形成しても、天井構造1に必要十分な剛性を発揮させることができる。
また、本実施例では、複数の中空部10が、ハニカム状に配列されており、スリット11が、当接部9のうちで、複数の中空部10のうちの隣接する3つの中空部10に囲まれる部分に形成されているので、ハニカム状に配列された複数の中空部10により天井構造1の剛性を更に高めることができるとともに、スリット11による天井基材3の表面形状に対する補強材5の追従性を更に高めることができる。
さらに、本実施例では、スリット11が略Y字状に形成されているので、スリット11による天井基材3の表面形状に対する補強材5の追従性を更に高めることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、補強材5の当接部9の表裏側に貫通して形成された穴状のスリット11を例示したが、これに限定されず、例えば、図8(a)(b)に示すように、補強材5の当接部9の表面側及び裏面側のうちの少なくとも一方の面側に形成された溝状のスリット11’,11’’としてもよい。
また、上記実施例では、1つの中空部10の6つの頂点の近傍にスリット11を設ける形態を例示したが、これに限定されず、例えば、1つの中空部10の6つの頂点のうちの3つ頂点の近傍にスリット11を設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、略Y字状のスリット11を例示したが、これに限定されず、例えば、円形、矩形、多角形、略V字状、異形状等のスリットとしてもよい。
また、上記実施例では、補強材5の当接部9のうちで、天井基材3の外縁側3bに当接する部分にスリット11を形成する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、補強材5の当接部9のうちで、天井基材3の中央側3aの曲率よりも大きな曲率の天井基材3の部分33,34(図2参照)に当接する部分のみにスリット11を形成したり、天井基材3のハウジング部7に当接する部分のみにスリット11を形成したりしてもよい。
また、上記実施例では、天井基材3の外縁側3bとして、天井基材3の中央側3aの外周側となる形態を例示したが、これに限定されず、例えば、天井基材3の外縁側としては、天井基材3の中央側3aの車両左右側のうち少なくとも一方側である形態、天井基材3の中央側3aの車両前後側のうちの少なくとも一方側である形態等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを採用してもよい。
また、上記実施例では、ハニカム状に配列される中空部10を例示した。参考例として、例えば、縦列及び横列に沿って配列される中空部が挙げられる
また、上記実施例では、略正六角柱状の中空部10を例示したが、これに限定されず、例えば、他の角柱状、角錐台状、円柱状、円錐台状等の中空部としてもよい。
さらに、上記実施例では、接着フィルム4を介して天井基材3の車両外側に積層される補強材5を例示したが、これに限定されず、例えば、天井基材の車両外側に接着剤により直接的に積層される補強材としてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両などの車両用天井構造に関する技術として広く利用される。
1;車両天井構造、3;天井基材、3a;中央側、3b;外縁側、5;補強材、7;サンバイザ格納部、9;当接部、10;中空部、11,11’,11’’;スリット。

Claims (4)

  1. 天井基材と、該天井基材の車室外側に積層される凹凸状の補強材と、を備える車両用天井構造であって、
    前記天井基材と前記補強材との間には中空部が形成され、該補強材の該天井基材に当接する当接部にはスリットが形成されており、
    複数の前記中空部は、ハニカム状に配列されており、前記スリットは、前記当接部のうちで、複数の該中空部のうちの隣接する3つの中空部に囲まれる部分に形成されていることを特徴とする車両用天井構造。
  2. 前記スリットは、前記当接部のうちで、前記天井基材の中央側の曲率よりも大きな曲率の該天井基材の部分に当接する部分に形成されている請求項1記載の車両用天井構造。
  3. 前記スリットは、前記当接部のうちで、前記天井基材の外縁側に当接する部分に形成されている請求項1又は2に記載の車両用天井構造。
  4. 前記スリットは略Y字状に形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用天井構造。
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