JP2002002407A - 車両用断熱ルーフ - Google Patents

車両用断熱ルーフ

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JP2002002407A
JP2002002407A JP2000190523A JP2000190523A JP2002002407A JP 2002002407 A JP2002002407 A JP 2002002407A JP 2000190523 A JP2000190523 A JP 2000190523A JP 2000190523 A JP2000190523 A JP 2000190523A JP 2002002407 A JP2002002407 A JP 2002002407A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
layer
vehicle
roof
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JP2000190523A
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Inventor
Takayoshi Negishi
孝賀 根岸
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】外装鉄板Pと内装天井Qとの間に断熱材を
介する。断熱材は、合成樹脂製のシート2に独立した空
気嚢3Aを形成した空気層を有する複層断熱材1を使用
する。シート2の表面にアルミニウム材を蒸着又は接着
したアルミニウム層4を設ける。 【効果】駐車時、走行時に拘らず、太陽の輻射熱を遮断
し、室内の温度上昇を防止することができる。外観のデ
ザインを変更することなく屋根の付いたあらゆる車両に
装着できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車、バス、軽
車両、バン等全ての屋根付き車両におけるルーフの改良
に係り、夏は屋根部が受ける直射日光で車両室内の温度
が高まるのを防止し、冬は寒気による冷え込みを防止す
ることで、車両の省エネを実現することができる車両用
断熱ルーフに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の屋根部を改良して居住性を
高めるようにした発明として、特開平7-25359 号公報に
記載された自動車がある。この自動車によると、車両の
天井、フロントガラス、リアガラスを中空の二重構造と
し、天井自体の材質を断熱材で形成したもので、これら
中空の二重構造部分を真空にすることで、車内が魔法瓶
のように外部からの影響を受け難くするものである。
【0003】また、車両のルーフの上に覆ルーフを設
け、走行中に、これらルーフと覆ルーフとの間に空気を
導入して太陽の輻射熱を遮断する発明が特開平7-291145
号公報に記載されている。このルーフも、前者の自動車
と同様にルーフを二重構造にしているが、前者は真空に
したのに対し、このルーフでは、走行時の空気を導入す
る構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の自動
車のように、車両の天井、フロントガラス、リアガラス
を真空状態の二重構造とするには、極めて製造コストが
かかるので、一般の車両に装着するには、製造コスト上
の課題が残されている。
【0005】また、後者のルーフの改造では、通常のル
ーフの上に、更に覆ルーフを設ける構造になっているの
で、覆ルーフによって車両のデザインが変更される不都
合がある。また、このルーフは、走行時の空気の導入に
よって太陽の輻射熱を遮断する構造であるから、駐車時
はほとんど効果が得られず、室内の温度が上昇する不都
合があった。
【0006】そこで本発明は、上述の課題を解消すべく
創出されたもので、駐車時、走行時に拘らず、太陽の輻
射熱を遮断し、室内の温度上昇を防止することができ、
しかも、外観のデザインを変更することなく屋根の付い
たあらゆる車両に装着可能になる車両用断熱ルーフの提
供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明の第1の手段は、外装鉄板Pと内装天井Qとの間
に断熱材を介した車両用断熱ルーフにおいて、断熱材
は、合成樹脂製のシート2に独立した空気層を設けた複
層断熱材1を使用したことにある。
【0008】第2の手段における断熱材は、独立した空
気層3を設けた合成樹脂製のシート表面にアルミニウム
層4を形成した複層断熱材1を使用している。
【0009】第3の手段における複層断熱材1は、空気
層3として多数の独立した空気嚢3Aを形成した合成樹
脂製のシート2の表面にアルミニウム材を蒸着又は接着
したアルミニウム層4を使用したことを課題解消のため
の手段とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図において示される符号1は、車両の外装
鉄板Pと内装天井Qとの間に装着する複層断熱材である
(図1、図2参照)。この複層断熱材1は、合成樹脂製
のシート2に空気層3を設けたものである。
【0012】合成樹脂製のシート2は、プラスチック、
発泡プラスチック、塩化ビニルなどを使用して、シート
2の内部に独立した空気層3を形成している。
【0013】空気層3は、特に直径1cm乃至3cm程度の
独立した空気嚢3Aとして形成することで空気漏れの少
ない確実な空気層3を形成することができる(図3参
照)。また、シート2の内部に継ぎ目のない空気層3を
形成することも可能である(図4参照)。更に、シート
2の片面に間隔を開けた空気嚢3Aを突出させてもよい
(図5参照)。図5のように、シート2の片面に突出さ
せた空気嚢3Aを内装天井Q側に配置して装着すること
で、空気嚢3A以外の空気層を内装天井Qとシート2と
の間に形成できるので、断熱効果をより高めることが可
能である。このように、空気層3の形状や構造は任意に
設定できるものである。
【0014】アルミニウム層4は、シート2の表面に設
けられる層であり、紙に接着したアルミニウムを接着し
て設ける。あるいはアルミニウム材を蒸着して設ける。
通常アルミニウム層4は、反射材として用いられている
が、本発明のアルミニウム層4は高温になった外装鉄板
Pから合成樹脂製のシート2を保護するものである。従
って、アルミニウム層4は、紙に接着したアルミニウム
を接着すると、保護効果を高めると共に、紙材の持つ断
熱効果で複層断熱材1の断熱効果を高めることができ
る。このアルミニウム層4をシート2の外装鉄板P側に
形成する。また、シート2を保護するためにシート2の
両面に形成してもよい。更に、図5に示す如く、シート
2の片面に間隔を開けて突出させた空気嚢3Aそれぞれ
の表面にアルミニウム層4を設けてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたことに
より、当初の目的を達成する。
【0016】すなわち、外装鉄板Pと内装天井Qとの間
に断熱材を介した車両用断熱ルーフにおいて、断熱材
は、合成樹脂製のシート2に独立した空気層を設けた複
層断熱材1を使用したことで、直射日光で外装鉄板Pが
高温になっても、この複層断熱材1による断熱効果で、
太陽の輻射熱を遮断する。この結果、駐車時、走行時に
拘らず、室内の温度上昇を防止することができる。一般
に運転者は、頭部付近の温度が、たとえ1度上昇した場
合でも疲労が増加されるので、本発明車両用断熱ルーフ
を採用した車両は、特に、運転者の頭部付近の温度上昇
を防止することによって運転者の疲労度を軽減する効果
もある。しかも、冬は寒気による冷え込みを防止するこ
とで、車両の省エネを実現することができる。
【0017】また、複層断熱材1は、空気層3として多
数の独立した空気嚢3Aを形成した合成樹脂製のシート
2を使用し、このシート2の表面にアルミニウム材を接
着又は蒸着したアルミニウム層4を設けたことで、空気
漏れが極めて少ない空気層3を外装鉄板Pと内装天井Q
との間に形成することができ、しかも、アルミニウム層
4が高温になった外装鉄板Pから合成樹脂製のシート2
を保護する。
【0018】更に、これらの複層断熱材1は、安価で入
手することが可能であり、この複層断熱材1を外装鉄板
Pと内装天井Qとの間に装着するだけで作業よいことか
ら、従来の、天井、フロントガラス、リアガラスを真空
の二重構造とした自動車のような製造コスト上の課題は
解消された。
【0019】しかも、外装鉄板Pと内装天井Qとの間に
複層断熱材1を装着するので、屋根構造を有するどのよ
うな車両にも適用することができると共に、複層断熱材
1の装着によって、車両のデザインが変更される不都合
もない。
【0020】このように本発明によると、駐車時、走行
時に拘らず、夏は太陽の輻射熱を遮断し、室内の温度上
昇を防止し、冬は寒気による冷え込みを防止すること
で、車両の省エネを実現することができ、しかも、外観
のデザインを変更することなく屋根の付いたあらゆる車
両に装着可能になるなどといった有益な種々の効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施を示す一部切欠側面図である。
【図3】本発明における複層断熱材の一実施例を示す要
部断面図である。
【図4】本発明における複層断熱材の他の実施例を示す
要部断面図である。
【図5】本発明における複層断熱材の他の実施例を示す
要部断面図である。
【符号の説明】
P 外装鉄板 Q 内装天井 1 複層断熱材 2 シート 3 空気層 3A 空気嚢 4 アルミニウム層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装鉄板と内装天井との間に断熱材を介
    した車両用断熱ルーフにおいて、断熱材は、合成樹脂製
    のシートに独立した空気層を設けた複層断熱材を使用し
    たことを特徴とする車両用断熱ルーフ。
  2. 【請求項2】 前記断熱材は、独立した空気層を設けた
    合成樹脂製のシート表面にアルミニウム層を形成した複
    層断熱材を使用した請求項1記載の車両用断熱ルーフ。
  3. 【請求項3】 前記断熱材は、空気層として多数の独立
    した空気嚢を形成した合成樹脂製のシートの表面に、ア
    ルミニウム材を接着又は蒸着したアルミニウム層を設け
    た複層断熱材を使用した請求項1又は請求項2記載の車
    両用断熱ルーフ。
JP2000190523A 2000-06-26 2000-06-26 車両用断熱ルーフ Pending JP2002002407A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221919A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toyota Boshoku Corp 車両天井構造
JP2011183924A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Toyota Boshoku Corp 車両用天井構造
CN110341277A (zh) * 2019-08-02 2019-10-18 无锡吉兴汽车声学部件科技有限公司 一种汽车用隔热顶蓬及隔热系统

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