JP2541890Y2 - 自動車用ルーフライナー - Google Patents

自動車用ルーフライナー

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JP2541890Y2
JP2541890Y2 JP5094690U JP5094690U JP2541890Y2 JP 2541890 Y2 JP2541890 Y2 JP 2541890Y2 JP 5094690 U JP5094690 U JP 5094690U JP 5094690 U JP5094690 U JP 5094690U JP 2541890 Y2 JP2541890 Y2 JP 2541890Y2
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浩二 明星
広道 魚橋
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日本ジーイープラスチックス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車室天井に装飾、断熱、安全性の確保等の
目的で取り付けられる自動車用ルーフライナーに関す
る。
〔従来の技術〕 従来の自動車用ルーフライナー1は、S-MA(スチレン
−無水マレイン酸共重合樹脂)のシートを熱プレスによ
りルーフ形状に成形された樹脂成形品が使用され、第2
図に示すように、自動車の屋根2の車室側に使用され
る。拡大断面を示す第3図から明らかなように、室内灯
3を取り付けた後、適合する開口4の設けられたルーフ
ライナー1を取り付けていた。このようなルーフライナ
ー1は、発泡層5をフィルム6および7で上下から挟む
ラミネート構造のS-MAの発泡層シートを基礎として、接
着層8を介して仕上げ層としての上布9または植毛フィ
ルムなどを貼り付けたものである。また、このルーフラ
イナー成形品は、外観を良好にするために表面にウレタ
ン発泡体に布をラミネートしたフィルムをラミネートす
ることも多い。
このような従来技術にかかる自動車用ルーフライナー
は、軽量で断熱効果も高く、成形加工が容易である特徴
がある。しかし、自動車屋根の下側間近に配設されるた
め、かなりの温度上昇が予想され、これに応じた耐熱性
が必要となる。しかるに、従来製品では、耐熱性が不十
分であるため、自重で垂れ下がりまたは変形する等の欠
点があった。したがって、ルーフライナーと自動車屋根
との間隔を大きくとる必要があり、自動車の室内高を大
きくとることが出来ない欠点がある。
さらに、自動車の屋根の裏側鉄板部とルーフライナー
とが擦れて異音が発生するという問題点もあった。
また、従来のルーフライナーは、高温での剛性が少な
いため、自動車室内灯を直接取り付けることができず、
通常は自動車屋根裏側に設けられた取り付け部に取り付
ける必要があった。そのため、自動車組立時には、室内
灯を前もって取り付けた後、適合する開口部を設けたル
ーフライナーを取り付けるような多工程が必要となって
いた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案の課題は、高い耐熱性を有し変形・垂れ下がり
が解決され、異音の発生がなく、かつ自動車室内灯を直
接取り付けることができる自動車用ルーフライナーを提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の課題は、実用新案登録請求の範囲に記載の構
成、すなわち、押出発泡成形された変性ポリフェニレン
エーテル(PPE)樹脂製発泡層コアと、該コアの上下に
接着された変性ポリフェニレンエーテル樹脂製フィルム
と、からなるラミネート構造を有し、当該自動車の車室
天井に適合するように形成された成形体である自動車用
ルーフライナーによって解決される。
〔考案の作用〕
本考案にかかる自動車用ルーフライナーでは、耐熱性
の高い変性PPEのフィルムを使用するため、ルーフライ
ナーの変形や垂れ下がりが生じない。さらに屋根鉄板と
の擦れによる異音も大幅に減少する。また、自動車室内
灯をルーフライナーに取り付けることも可能であり、こ
の場合には、組立工程を減ずることができ、コスト低減
に役立つ。さらに、自動車屋根とルーフライナーとの間
隔を小さくすることができるため、室内高をより大きく
とることができ、また同じ室内高であれば、自動車本体
の車高を下げることができるため、よりスタイリッシュ
な自動車の開発が可能となる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す添付図を参照しつつ本考案を開示
する。
第1図は、本考案にかかるルーフライナー10を自動車
屋根12に取り付けた状態の部分断面図である。本考案に
かかるルーフライナー10は、変性PPEの発泡体層のコア1
5を変性PPEのフィルム16、17で上下から挟んで接着して
ラミネート構造に仕上げたものである。製造にあたって
は、上下のフィルムを繰り出しながら中間に発泡層コア
を押出し、それらを所定条件下で加熱圧接するいわゆる
熱プレス成形により製作される。フィルムの下方、した
がって車室側には、接着剤層18により上布または植毛フ
ィルム19等を貼り付ける。
図から明らかなように、本考案にかかるルーフライナ
ーは、自動車屋根に接近して取り付けられ、かつ室内灯
をも直接取り付けることができる。これは、ルーフライ
ナーの耐熱性が十分高いことに起因するものである。こ
のような構成をとっても変形や垂れ下がり等の不都合は
生じない。
〔考案の効果〕
本考案にかかる自動車用ルーフライナーによれば、本
体がエンジニアリングプラスチックの一種である変性PP
Eの発泡層コアを同じく変性PPEのフィルムで挟んで接着
したラミネート構造であるから、高い耐熱性を得ること
ができる。したがって、自動車組立工程における、室内
灯の取付け、室内灯位置に適合する開口の形成、ルーフ
ライナーの取り付け等の工程を簡易化することができ
る。
なお、本考案にかかるルーフライナーは、自動車屋根
の鉄板との擦れ音が大幅に少なくなるのみならず、ビビ
リ振動音吸収性能に優れているので、車室内の騒音軽減
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる自動車用ルーフライナーの使
用状態を示す部分断面図である。 第2図は、自動車用ルーフライナーの使用状態を示す部
分破断説明図である。 第3図は、従来技術にかかる自動車用ルーフライナーの
使用状態を示す要部拡大断面図である。 図中の主な参照符号の対応は下記の通り。 10:自動車用ルーフライナー 12:自動車屋根、13:室内灯 15:変性PPE発泡層コア 16,17:変性PPEフィルム 19:上布

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内装飾、断熱、安全性確保等の目的で自
    動車の車室天井に取り付けられる自動車用のルーフライ
    ナーにおいて、押出発泡成形された変性ポリフェニレン
    エーテル樹脂製発泡層コア(15)と、該コアの上下に接
    着された変性ポリフェニレンエーテル樹脂製フィルム
    (16、17)と、からなるラミネート構造を有し、当該自
    動車の車室天井に適合するように形成された成形体であ
    ることを特徴とする自動車用ルーフライナー。
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FR2979885B1 (fr) * 2011-09-14 2013-10-04 Hutchinson Structure de carrosserie de vehicule automobile electrique ou hybride, ce vehicule et procede de controle/ modification de la temperature de son habitacle.

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