JP5520805B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、排気ガスの熱で媒体を温める熱交換器に関する。
内燃機関の作動により、高温の排気ガスが発生する。高温の排気ガスは、排熱回収装置に導入され、排熱回収装置に設けられた熱交換器で冷却水等の媒体を温める(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図11に示すように、排熱回収装置100は、排ガス導入部101と、この排ガス導入部101から導入された排気ガスが流され水の熱を温める熱交換器102と、この熱交換器102で熱を放出した排気ガスが排出される排ガス排出部103とを有する。
熱交換器102には、水を循環させるポンプ106と、このポンプ106によって循環される水を導入する導入口107と、温められた水が排出される排出口108とが設けられる。
ところで、ポンプの出力は、熱交換器内の通水抵抗の大きさによって決定される。即ち、通水抵抗が大きく水が流れ難い場合は、出力の大きなポンプが必要である。通水抵抗が小さく、水が流れ易い場合は、出力の小さなポンプであっても十分に水を循環させることができる。
一般に低出力のポンプは安価であるから、低出力のポンプを用いることができれば、熱交換器を廉価なものとすることができ望ましい。
低出力のポンプであっても十分に媒体を循環させることのできる熱交換器の提供が望まれる。
特開2008−157211公報
本発明は、低出力のポンプであっても十分に媒体を循環させることのできる熱交換器の提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、内部に排気ガスが流される伝熱チューブが複数積層され、これらの積層された伝熱チューブがコアケースに収納され、このコアケースに媒体を導入する導入口と伝熱チューブで温められた媒体を排出する排出口とが設けられ、導入口から排出口に向かって媒体が流されると共に、伝熱チューブの内部に排気ガスが流され、伝熱チューブの外周に流される媒体が排気ガスの熱で温められ、
伝熱チューブは、少なくとも3つ積層され、
3つ以上の伝熱チューブが積層されることで、伝熱チューブの上面とコアケースとの間、伝熱チューブと伝熱チューブとの間、伝熱チューブの下面とコアケースとの間に形成される流路は、断面視で4層以上形成され、
伝熱チューブの側面とコアケースとの間に、媒体が他の層へ移動する層間路が形成され、これらの層間路のうち、任意の層間路が流路閉塞手段によって塞がれ、
この流路閉塞手段で任意の層間路を塞ぐことで、導入口から導入された媒体は、所定の方向に向かって、複数の層の流路に同時に流され、これらの複数層の流路を流された媒体は、排出口に向かって、同時に複数の層の流路を流される熱交換器であって、
コアケースは、平面視で略矩形状を呈し、このコアケースの1つの角近傍に導入口が設けられると共に、排出口が導入口とは高さを変えて設けられ、導入口から導入された媒体は、他の3つの角に向かって流されることで層を移動し、これらの3つの角に向かって流された媒体が1つの角近傍に設けられた排出口に向かって流され
前記流路閉塞手段は、前記伝熱チューブから前記コアケースに向かって延ばされる流路規制板によって構成され、
前記流路規制板は、階段形状を呈し、前記伝熱チューブの下面から側面に沿って折り曲げられ、前記側面の上端から前記コアケースに向かって折り曲げられ、前記コアケースに沿わせて折り曲げられた上で前記コアケースに接合されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、内部に排気ガスが流される伝熱チューブが複数積層され、これらの積層された伝熱チューブがコアケースに収納され、このコアケースに媒体を導入する導入口と前記伝熱チューブで温められた媒体を排出する排出口とが設けられ、前記導入口から前記排出口に向かって前記媒体が流されると共に、前記伝熱チューブの内部に排気ガスが流され、前記伝熱チューブの外周に流される媒体が前記排気ガスの熱で温められ、
前記伝熱チューブは、少なくとも3つ積層され、
3つ以上の前記伝熱チューブが積層されることで、前記伝熱チューブの上面と前記コアケースとの間、前記伝熱チューブと前記伝熱チューブとの間、前記伝熱チューブの下面と前記コアケースとの間に形成される流路は、断面視で4層以上形成され、
前記伝熱チューブの側面と前記コアケースとの間に、前記媒体が他の層へ移動する層間路が形成され、これらの層間路のうち、任意の層間路が流路閉塞手段によって塞がれ、
この流路閉塞手段で任意の前記層間路を塞ぐことで、前記導入口から導入された媒体は、所定の方向に向かって、複数の層の前記流路に同時に流され、これらの複数層の前記流路を流された前記媒体は、前記排出口に向かって、同時に複数の層の前記流路を流される熱交換器であって、
前記コアケースは、平面視で略矩形状を呈し、このコアケースの1つの角近傍に前記導入口が設けられると共に、前記排出口が前記導入口とは高さを変えて設けられ、前記導入口から導入された前記媒体は、他の3つの角に向かって流されることで層を移動し、これらの3つの角に向かって流された前記媒体が前記1つの角近傍に設けられた前記排出口に向かって流され、
層間路を狭めることで、媒体の流量を調整する流量調整板が、伝熱チューブからコアケースに向かって延ばされ
前記流量調整板は、階段形状を呈し、前記伝熱チューブの下面に沿って延ばされる基部と、この基部の端部から立上げられ前記伝熱チューブの側面に沿って延ばされる第1立上げ部と、この第1立上げ部の上端から前記コアケースに向かって水平に延ばされる水平部と、この水平部の端部から前記コアケースに沿って立上げられる第2立上げ部とからなることを特徴とする。
請求項1及び2に係る発明では、導入口から導入された媒体を、層を移動させて排出口に向かって流す。層を移動させて流すことで、伝熱面積を大きく取ることができる。伝熱面積を大きく取ることで、排気ガスの熱を十分に媒体に伝えることができる。
加えて、複数層ずつ流すことで、流路面積を大きく取ることができる。流路面積が大きいことで、通水抵抗が小さくなる。通水抵抗が小さいことで、低出力で廉価なポンプを用いることができる。
本発明によれば、低出力で廉価なポンプを用いつつ、排気ガスの熱を十分に媒体に伝えることができる。
さらに、請求項1及び2に係る発明では、媒体は、1つの角から3つの角に向かって流された後、層を移動し、3つの角から1つの角に向かって流される。このことにより媒体は、各層内の全域に流される。各層内全域に流されることで、効率よく熱交換を行うことができる。
請求項に係る発明では、流路を規制するために、流路規制板を用いる。安価な部品を接合させるだけで、流路を規制することができる。経済性、組立性の観点から望ましい。
請求項に係る発明では、流量調整板を用いて媒体の流量を調整する。各層に流される媒体の流量が流量調整板によって調整される。即ち、流路面積の大きな層には多くの媒体を流し、流路面積の小さな層には少量の媒体を流す。それぞれの層に適量の媒体を流すことで、さらに通水抵抗を小さくすることができ、さらに低出力で廉価なポンプを用いることができる。
加えて、板で隙間を調整することで媒体の流量を調整する。媒体の流量を調整するのに板のみを用いるだけでよく、安価である。
本発明に係る熱交換器の斜視図である。 本発明に係る熱交換器が搭載された排熱回収装置の斜視図である。 本発明の基礎となる技術について説明する図である。 図3の4−4線断面図である。 流路規制板と流量との関係を説明する図である。 図1の6−6線断面図である。 図6の7−7線断面図である。 図6の変更例を説明する図である。 実施例2に係る熱交換器の断面図である。 整流板の斜視図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、熱交換器10は、本体としてのコアケース11と、このコアケース11内に4つ収納され内部に排気ガスが流される伝熱チューブ13〜16と、コアケース11の側方下部に繋げられ冷却水等の媒体を導入する媒体導入管18と、この媒体導入管18の上部に設けられ排気ガスで温められた媒体が排出される媒体排出部19と、媒体導入管18に繋がれ媒体を循環させるポンプ20とからなる。
媒体排出部19は、サーモアクチュエータを支持するアクチュエータ支持部22と、このアクチュエータ支持部22の後方に繋げられ媒体を排出する媒体排出管23とからなる。
熱交換器10は、排熱回収装置やEGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラに搭載される。熱交換器10が搭載された排熱回収装置について次図で説明する。
図2に示されるように、排熱回収装置25は、内燃機関で発生した排気ガスが導入される導入部材26と、この導入部材26に上部通路27を介して繋がれ先端がガス流入部材28に支持される熱交換器10と、この熱交換器10の後端に接続され熱交換器10を通過した排気ガスが流されるガス流出部材29と、熱交換器10の下方に設けられ上部通路27に流されない排気ガスが流される下部通路31と、媒体排出部19のアクチュエータ支持部22で支持され媒体の温度で作動するサーモアクチュエータ32と、このサーモアクチュエータ32の先端に設けられ上部通路27に流される排気ガスの量を調節するバルブ機構33とからなる。
熱交換器10から排出される冷却水の一部は、アクチュエータ支持部22を介して、サーモアクチュエータ32に流される。冷却水の温度が所定の温度よりも高いと、サーモアクチュエータ32内のワックスが膨張し、先端のピストンロッド34を前進させる。
ピストンロッド34が前進することでバルブ機構33の軸35を回転させる(図面反時計回り)。軸35が回転することで、軸35に取り付けられたバルブも回転し、上部通路27を閉じる。上部通路27が閉じられると、排気ガスが下部通路31に流される。
一方、冷却水の温度が所定の温度よりも低いと、サーモアクチュエータ32内のワックスは収縮する。サーモアクチュエータ32内の戻しばねの作用で、ピストンロッド34が後退する。ピストンロッド34が後退することで、軸35はばね36の力により回転させられる(図面時計回り方向)。軸35に取り付けられたバルブが、下部通路31の先端を閉じる方向に回転させられ、排気ガスが熱交換器10に流される。
本発明にかかる熱交換器10の基礎となる技術について次図以降で詳細を説明する。
図3に示すように、コアケース11の側部に、媒体を導入する導入口38と、伝熱チューブ13〜16で温められた媒体を排出する排出口39とが設けられる。
最下段の伝熱チューブ13の下面13aとコアケース11との間に、媒体が流される流路40aが形成される。
伝熱チューブ13〜15の上面13b〜15bと、これらの伝熱チューブ13〜15の一つ上方の伝熱チューブ14〜16の下面14a〜16aとの間に、流路40b〜40dが形成される。
最上段の伝熱チューブ16の上面16bとコアケース11との間に、流路40eが形成される。
伝熱チューブ13〜16の側面13c〜16cとコアケース11との間に、媒体が他の層へ移動するための通路である層間路41a〜41dが形成される。
側面13c〜16cの逆側の側面13d〜16dとコアケース11との間も層間路41e〜41hが形成される。
下から2段目の伝熱チューブ14の右側の層間路41fの上部は、媒体の移動を規制する流路規制板43で塞がれる。流路規制板43で塞がれることで、媒体が層間路41fを通過することを防ぐ。導入口38から導入された媒体は、流路40a、40bを右から左に流れ、流路40c〜40eを左から右に流れる。
即ち、4つの伝熱チューブ13〜16が積層されることで、伝熱チューブ13の下面13aとコアケース11との間、伝熱チューブ13〜16と伝熱チューブ13〜16との間、伝熱チューブ16の上面16bとコアケース11との間に形成される流路40a〜40eは、断面視で5層形成され、
伝熱チューブ13〜16の側面13c〜16cとコアケース11との間、側面13d〜16dとコアケース11との間に、媒体が他の層へ移動する層間路41a〜41hが形成され、これらの層間路41a〜41hのうち、層間路41fが流路規制板43(流路閉塞手段)によって塞がれ、
この流路規制板43で層間路41fを塞ぐことで、導入口38から導入された媒体は、図面右から左に向かって、複数の層の流路40a、40bに同時に流され、これらの複数層の流路40a、40bを流された媒体は、排出口39に向かって、同時に複数の層の流路40c〜40eを流される熱交換器10である。
左側の層間路41a〜41dの上部に、媒体の流量を調整する流量調整板44a〜44dが取り付けられる。流量調整板44a〜44dは、伝熱チューブ13〜16からコアケース11に向かって延ばされる。流量調整板44a〜44dとコアケース11との間には、所定の隙間が形成される。隙間の大きさによって、各流路40a〜40eに流される媒体の流量が調整される。
なお、積層される流路の数が奇数である場合は、排出口に向かう流路の数を多くすることが望ましい。
排気ガスから多くの熱を受けることで、排出口に向かう媒体(流路40c〜40eを流れる媒体)の温度は、導入口から導入された媒体(流路40a、40bを流れる媒体)の温度よりも高い。温度が高いことで、排出口に向かう媒体の体積流量は、導入口から導入された媒体の体積流量よりも大きい。排出口に向かう流路の数を多くすることで、体積流量の高い媒体の流路面積を大きく取ることができる。体積流量の高い媒体の流路面積を大きく取ることで、媒体を円滑に流すことができる。即ち、通水抵抗を低くすることができる。
流量調整板44の配置について次図で詳細を説明する。
図4(a)に示すように、排気ガスの流れ方向を基準として、筒状のコアケース11の上流側端部に前部エンドプレート45が設けられ、下流側端部に後部エンドプレート46が設けられる。伝熱チューブ13をエンドプレート45、46に差込むようにして、伝熱チューブ13はエンドプレート45、46に支持される。他の伝熱チューブ(図4(b)〜(d)符号、14〜16)も同様である。
導入口38から導入された媒体の一部は、2本の破線矢印で示すように、伝熱チューブ13の下面(図面裏側)を通過する。
導入口38から導入された媒体の残部は、矢印(1)、矢印(2)で示すように、伝熱チューブ13の上面13bを通過する。
伝熱チューブ13の下面13a又は上面13bを通過した後に、媒体は他の層へ移動する。媒体の一部は、(b)に示すように、伝熱チューブ14の上面14b又は、流路規制板43の上面を流れる(矢印(4)〜(6)参照。)。
媒体は、導入口38から排出口39まで最短距離を通過しようとする。(b)の破線矢印(3)で示すように、流路規制板43を設けることで、最短距離を通過しようとする媒体の流路を規制することができる(破線矢印(3)は、(a)に示した実線の矢印(3)と同じ媒体の流れを示す。以下同じ。)。
なお、流量調整板44bにテーパ形状をつけることで、1つの流路であっても、場所によって媒体の流れる量を調整することができる。
(c)及び(d)に示すように、伝熱チューブ((a)符号、13)の上面又は下面を通過した媒体の残部は、(c)の伝熱チューブ15の上面15b又は(d)の伝熱チューブ16の上面16bに流される。
伝熱チューブ((a)符号、13)の上面又は下面を通過した媒体は、矢印(4)〜(8)で示すように、排出口39に向かって流れる。
流量調整板44a〜44dと流路(図3、符号40a〜40e)の関係について次図で詳細を説明する。
図5に示すように、図面右から左に媒体が流れる流路40aの高さh1と流路40bの高さh2とが異なることがある。高さh1、h2が異なることで、流路40aと流路40bとの流路面積が異なる。
h1<h2である場合、流路面積の大きな流路40bに、流路40aよりも多くの媒体を流す。流路面積の大きな流路40bに、多くの媒体を流すことで、通水抵抗が高まることを防ぐ。
流量調整板44aの先端からコアケース11までの距離をt1とし、流量調整板44bの先端からコアケース11までの距離をt2とする。t1<t2とすることで、媒体は、流路面積の大きい流路40bを流れやすくなる。
即ち、流量調整板44a、44bの先端からコアケース11までの距離を調整することで、通水抵抗を抑えることができる。
流路40c〜40eについても同様である。即ち、h3=h4>h5である場合に、t3>t4とする。
以上に述べた、図3〜図5の本発明の基礎となる技術についてまとめると以下のようにいうことができる。
導入口38から導入された媒体を、層を移動させて排出口39に向かって流す。層を移動させて、往復させるように媒体を流すことで、伝熱面積を大きく取ることができる。伝熱面積を大きく取ることで、排気ガスの熱を十分に媒体に伝えることができる。
加えて、複数層ずつ流すことで、流路面積を大きく取ることができる。流路面積が大きいことで、通水抵抗が小さくなる。通水抵抗が小さいことで、低出力で廉価なポンプ(図1、符号20)を用いることができる。
また、媒体の通過する流路40を規制するために、流路規制板43を用いる。安価な部品を接合させるだけで、流路40を規制することができる。経済性、組立性の観点から望ましい。
加えて、各層(各流路40a〜40e)に流される媒体の流量が流量調整板44a〜44dによって調整される。即ち、流路面積の大きな層には多くの媒体を流し、流路面積の小さな層には少量の媒体を流す。それぞれの層に適量の媒体を流すことで、さらに通水抵抗を小さくすることができ、さらに低出力で廉価なポンプを用いることができる。
加えて、流量調整板44で隙間を調整することで媒体の流量を調整する。媒体の流量を調整するのに板のみを用いるだけでよく、安価である。
以上に説明したように、本発明の基礎となる技術によれば、流路閉塞手段(流路規制板43)及び流量調整板44を用いることで、十分な熱交換を行いつつ、効率よく媒体が流される。
本発明者らがさらに研究を重ねた結果、1つの流路40内であっても、媒体の流れ易い部位と媒体の流れ難い部位があることが分かった。流路40内の全域に媒体を流すことができれば、伝熱面積を大きく取ることができる。伝熱面積が大きいことで、より効率よく排気ガスの熱を媒体に伝えることができる。
さらに効率よく排気ガスの熱を媒体に伝えることができる熱交換器について詳細を次図以降で説明する。
図6に示すように、流路規制板48は、伝熱チューブ14の下面14aから側面14dに沿って折り曲げられ、側面14dの上端からコアケース11に向かって折り曲げられ、コアケース11に沿わせて折り曲げられた上でコアケース11に接合される。
階段形状を呈する流路規制板48は、伝熱チューブ14を支持する。
伝熱チューブ13〜16の側面13c〜16cに取り付けられる流量調整板49a〜49d、及び伝熱チューブ13、15、16の側面13d、15d、16dに取り付けられる流量調整板49e〜49gも階段形状を呈する。階段形状について流量調整板49aを例に説明すると、伝熱チューブ13の下面13aに沿って延ばされる基部85と、この基部85の端部から立上げられ伝熱チューブ13の側面13cに沿って延ばされる第1立上げ部86と、この第1立上げ部86の上端からコアケース11に向かって水平に延ばされる水平部87と、この水平部87の端部からコアケース11に沿って立上げられる第2立上げ部88とからなる。他の流量調整板49b〜49g及び流路規制板48も同様の階段形状を呈する。流量調整板49a〜49g及び流路規制板48を階段形状にすることで高い剛性を得ることができる。
流量調整板49a〜49gは、伝熱チューブ13〜16の長手方向(排気ガスの流れ方向)の一部に取付けられる。
詳細を次図で説明する。
図7(a)〜(d)に示すように、流量調整板49a〜49gは、それぞれエンドプレート45、46との間に所定の隙間を開けて設けられる。
また、流路規制板48は、後部エンドプレート46との間に隙間を開けて設けられる。媒体の流路を規制するため、前部エンドプレート45との間には隙間を設けない。
これらの隙間は、媒体が他の層へ移動するための層間路51a〜51oである。
このとき、層間路51a〜51oを平面から見た場合の面積を、A〜Oとする。即ち、層間路51aの面積はAであり、層間路51bの面積はBであり、・・・、層間路51oの面積はOである。
(a)に示すように、1つの角(図面右下の角)に設けられた導入口38から媒体は導入される。導入された媒体は、層間路51aで伝熱チューブ13の上面13b又は下面13aに分かれる。伝熱チューブ13の下面を流れる媒体は、破線矢印で示すように、層間路51b〜51dが設けられる3つの角に向かって流れる。
1つの角から3つの角に向かって媒体を流すことで、媒体を各層内の全域に流すことができる。各層内の全域に流すことができることで、効率よく熱交換を行うことができる。即ち、伝熱チューブ13の上面13bで言えば、上面13bの全体に満遍なく媒体を流すことで、効率よく熱交換を行うことができる。
導入口38からそれぞれの層間路51b〜51dまでの長さL1〜L3は、L1<L2<L3である。即ち、層間路51bが導入口38から最も近く、層間路51dが導入口から最も遠い。
一方、層間路51b〜51dのそれぞれの面積を比較すると、B<C<Dとされる。即ち、層間路51bの面積が最も小さく、層間路51dの面積が最も大きい。
媒体は、排出口((c)、符号39)に向かって最短の経路を通過しようとする。導入口38から遠い、層間路51dの面積を大きくすることで、媒体が層間路51dに向かいやすくなる。導入口38から遠い層間路51dへ媒体が向かいやすくすることで、さらに各層内の全域に均一に媒体が流される。全域に均一に流されるよう、1つの層に形成される層間路51b〜51dのそれぞれ面積を調節する。
(b)に示すように、層間路51e〜51gの面積E〜Gも、E<F<Gとされる。
(a)も併せて参照すると、層間路51bと51e、51cと51f、51dと51gとが、互いに同じ角(コーナー)に配置される。これらの面積を比較すると、それぞれB<E、C<F、D<Gとされる。このことから、B+C+D<E+F+Gといえる。
伝熱チューブ13の上面13b側の流路面積が、伝熱チューブ13の下面(図面裏側)側の流路の流路面積よりも大きい場合、上面13b側に多くの媒体を流すことが、通水抵抗の点から望ましい。
B+C+D<E+F+Gとすることで、伝熱チューブ13の下面側よりも、伝熱チューブ13の上面13b側(伝熱チューブ14の下面側)に多くの媒体を流すことができる。
以上を(a)に基づいてまとめる。1つの伝熱チューブ13の側方に設けられる層間路51b〜51dの面積の合計は、伝熱チューブ13流路面積流量調整板49a、49eの長さによって定められる。
層間路51b〜51dの各々の面積は、流量調整板49a、49eの配置される位置によって定められる。
導入口38から導入された媒体は、3つの角に向かって流され、層間路51b〜51dを通過する。層間路51b〜51dを通過を通過した媒体は、(b)〜(d)に示す、伝熱チューブ14〜16の上面14b〜16bを通過する。
(c)に示すように、排出口39は、1つの角の近傍に設けられる。
(b)〜(d)に示すように、伝熱チューブ14〜16の上面14b〜16bを通過する媒体は、3つの角から1つの角に向かって流される。
より詳細に説明する。層間路51e〜51gを通過する一部の媒体は、伝熱チューブ14の上面14bを通過する。媒体は、それぞれの層間路51e〜51gから、図面右下の角に向かって流れる。図面右下の角から、図面手前側に向かって流れ、層間路51hから排出口39へ排出される。
層間路51e〜51gを通過し、層間路51i〜51kを通過する一部の媒体は、伝熱チューブ15の上面15bを通過する。媒体は、それぞれの層間路51i〜51kから、図面右下の角に向かって流れ、排出口39へ排出される。
層間路51i〜51kを通過する媒体の残部は、層間路51m〜51oを通過して、伝熱チューブ16の上面16bを通過する。媒体は、それぞれの層間路51m〜51oから、図面右下の角に向かって流れる。図面右下の角から、層間路51lに向かって流れ、層間路51lから排出口39へ排出される。
伝熱チューブ16の上面16bの流路面積が小さい場合、M+N+O<I+J+Kとすることで、上面16bを通過する媒体の量を少なくすることができる。
このような熱回収器の変更例を次図で説明する。
図8に示すように、コアケース53の側面に、伝熱チューブ14に向かって凹まされ、流路を閉塞することで媒体の流路を規制する流路規制凹部54と、伝熱チューブ13、16に向かって凹まされ又は伝熱チューブ14から離れるように膨らませられ、媒体の流量を調整する流量調整凹凸部55が設けられている
流量調整凹凸部55は、伝熱チューブ15側方の一般部56と、この一般部56から一体的に繋げられ伝熱チューブ16の側方に向かって凹まされる第1凹部57と、一般部56から一体的に繋げられ伝熱チューブ14の側方から離れるように膨らませた凸部58と、この凸部58から一体的に繋げられ伝熱チューブ13に向かって凹まされる第2凹部59とからなる。
コアケース53の側面に凹凸形状を設けることでも、本発明の効果を得ることができる。
加えて、流路閉塞手段を流路規制凹部で形成し、流量調整手段を流量調整凹凸部で形成した場合は、以下のことをいえる。
流路規制凹部54は、コアケース53の製造時に同時にプレス成形により成形できる。流路40a〜40eを規制するために部品を取り付ける必要がなく、組立作業の工数を減らすことができる。
流量調整凹凸部55は、コアケース53の製造時に同時にプレス成形により成形できる。流量を規制するために部品を取り付ける必要がなく、組立作業の工数を減らすことができる。
なお、流路規制板48や流量調整板49と併せてコアケース53に流路規制凹部54や流量調整凹凸部55を設けることもでき、これらを任意に組み合わせることができる。
熱交換器の別実施例について次図で説明する。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。図1〜図8と共通の要素については、符号を引用し、詳細な説明を割愛する。
図9に示されるように、熱交換器60は、上部に上方に向かって膨出される膨出部62が形成されたコアケース63と、このコアケース63の膨出部62に設けられ媒体を導入する導入口64と、この導入口64の下方に設けられ媒体の流れる方向や流量を規制するための整流板65と、コアケース63の側方上部に設けられ温められた媒体が排出される排出口66とを有する。
整流板65には、伝熱チューブ16の上面16bに向かって媒体を流すための連通孔部71や、凹凸が設けられる。連通孔部71や凹凸を設けることで媒体の流れる方向や流量を規制する。
媒体の流れを規制し伝熱チューブ13〜16の全面に向かって媒体を流すことで、伝熱面積を広くすることができる。伝熱面積を大きく取ることで、排気ガスの熱を十分に媒体に伝えることができる。
加えて、整流板65を介して導入された媒体は、複数の層の流路にむかって流される。複数層に流すことで、流路面積を大きく取ることができる。流路面積が大きいことで、通水抵抗が小さくなる。通水抵抗が小さいことで、低出力で廉価なポンプ(図1、符号20)を用いることができる。
本発明によれば、低出力で廉価なポンプを用いつつ、排気ガスの熱を十分に媒体に伝えることができる。
整流板65の詳細について次図で説明する。
図10に示すように、整流板65は、一般面を形成する平面部72と、この平面部72の一端から立上げられる第1立上げ部73と、この第1立上げ部73の上端から平面部72に略平行に、平面部72から離れる方向に延ばされる第1段差部74と、平面部72の他端から立上げられる第2立上げ部75と、この第2立上げ部75の上端から平面部72に略平行に、平面部72から離れる方向に延ばされる第2段差部76と、第2段差部76の端部から伝熱チューブ(図9、符号16)に向かって延ばされる立下げ部77とからなる。
図9も参照して説明すると、平面部72には、伝熱チューブ側(図面裏側)に向かって突出し伝熱チューブ16の上面16bの媒体の流量を制限する凸形状部78と、媒体が伝熱チューブ16の上面16bに向かって流される連通孔部71とが設けられている。
凸形状部78が伝熱チューブの上面に向かって突出している。伝熱チューブの上面を流れる媒体に対して、凸形状部78が抵抗の役割を果たす。凸形状部78が抵抗になり、伝熱チューブ16の上面16bを流れる媒体の量を少なくすることができる。
第1段差部74は、上面が段差形状に形成され、上面に媒体が流れる流路部79が形成される。段差形状で媒体の流路及び流量を規制する。第2段差部76の段差形状も同様の目的で設けられる。ここで流量を調整することで、各層の全域に媒体を流すことができる。即ち、コアケースとの間が大きい角には多くの媒体が流れ落ち、コアケースとの間が小さい角からは、少量の媒体が流れ落ちる。
立下げ部77の先端には、折り曲げ形成された折曲げ形状部82が形成される。
図9に戻り、整流板65に立下げ部77を設け、立下げ部77の先端を折曲げ形状部82とすることで、伝熱チューブ16との間にわずかに隙間を設ける。立下げ部77が壁となり、導入口64から排出口66へ向かって、媒体が最短の経路を流れることを有効に防止する。一方で、わずかに隙間を開けることで、第2段差部76の下方にも適量の媒体を流すことができる。
図10もあわせて参照し、整流板65に形成された連通孔部71により、コアケース63と整流板65間から整流板65と伝熱チューブ16間へ媒体を通過させ、コアケース63と整流板65間に設けられた流路部79からも媒体を他層へと流すことができる。
また、整流板65から伝熱チューブ16側へ向かって形成されている複数の凸形状部78により、媒体の流速を制限することができ、媒体を層全体に均一に流すことができる。
各層の全域に媒体が均一に流されることで、効率よく熱交換を行うことができる。
さらに、整流板65は、1枚の板状部材に曲げやパンチを施すことで製造することができる。安価な材料で媒体の流れを規制することができるため、熱交換器60を廉価にすることができる。
尚、本発明の熱交換器は、実施の形態では排熱回収装置に適用したが、EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラにも適用可能であり、これらのものに用途は限定されない。
本発明の熱交換器は、排熱回収装置に好適である。
10、60…熱交換器、11、53、63…コアケース、13〜16…伝熱チューブ、38、64…導入口、39、66…排出口、40a〜40e…流路、41a〜41h、51a〜51o…層間路、43、48…流路規制板(流路閉塞手段)、44a〜44d、49a〜49g…流量調整板(流量調整手段)、54…流路規制凹部(流路閉塞手段)、55…流量調整凹凸部(流量調整手段)、65…整流板、71…連通孔部、72…平面部、78…凹形状部、79…流路部、82…折曲げ形状部。

Claims (2)

  1. 内部に排気ガスが流される伝熱チューブが複数積層され、これらの積層された伝熱チューブがコアケースに収納され、このコアケースに媒体を導入する導入口と前記伝熱チューブで温められた媒体を排出する排出口とが設けられ、前記導入口から前記排出口に向かって前記媒体が流されると共に、前記伝熱チューブの内部に排気ガスが流され、前記伝熱チューブの外周に流される媒体が前記排気ガスの熱で温められ、
    前記伝熱チューブは、少なくとも3つ積層され、
    3つ以上の前記伝熱チューブが積層されることで、前記伝熱チューブの上面と前記コアケースとの間、前記伝熱チューブと前記伝熱チューブとの間、前記伝熱チューブの下面と前記コアケースとの間に形成される流路は、断面視で4層以上形成され、
    前記伝熱チューブの側面と前記コアケースとの間に、前記媒体が他の層へ移動する層間路が形成され、これらの層間路のうち、任意の層間路が流路閉塞手段によって塞がれ、
    この流路閉塞手段で任意の前記層間路を塞ぐことで、前記導入口から導入された媒体は、所定の方向に向かって、複数の層の前記流路に同時に流され、これらの複数層の前記流路を流された前記媒体は、前記排出口に向かって、同時に複数の層の前記流路を流される熱交換器であって、
    前記コアケースは、平面視で略矩形状を呈し、このコアケースの1つの角近傍に前記導入口が設けられると共に、前記排出口が前記導入口とは高さを変えて設けられ、前記導入口から導入された前記媒体は、他の3つの角に向かって流されることで層を移動し、これらの3つの角に向かって流された前記媒体が前記1つの角近傍に設けられた前記排出口に向かって流され
    前記流路閉塞手段は、前記伝熱チューブから前記コアケースに向かって延ばされる流路規制板によって構成され、
    前記流路規制板は、階段形状を呈し、前記伝熱チューブの下面から側面に沿って折り曲げられ、前記側面の上端から前記コアケースに向かって折り曲げられ、前記コアケースに沿わせて折り曲げられた上で前記コアケースに接合されることを特徴とする熱交換器。
  2. 内部に排気ガスが流される伝熱チューブが複数積層され、これらの積層された伝熱チューブがコアケースに収納され、このコアケースに媒体を導入する導入口と前記伝熱チューブで温められた媒体を排出する排出口とが設けられ、前記導入口から前記排出口に向かって前記媒体が流されると共に、前記伝熱チューブの内部に排気ガスが流され、前記伝熱チューブの外周に流される媒体が前記排気ガスの熱で温められ、
    前記伝熱チューブは、少なくとも3つ積層され、
    3つ以上の前記伝熱チューブが積層されることで、前記伝熱チューブの上面と前記コアケースとの間、前記伝熱チューブと前記伝熱チューブとの間、前記伝熱チューブの下面と前記コアケースとの間に形成される流路は、断面視で4層以上形成され、
    前記伝熱チューブの側面と前記コアケースとの間に、前記媒体が他の層へ移動する層間路が形成され、これらの層間路のうち、任意の層間路が流路閉塞手段によって塞がれ、
    この流路閉塞手段で任意の前記層間路を塞ぐことで、前記導入口から導入された媒体は、所定の方向に向かって、複数の層の前記流路に同時に流され、これらの複数層の前記流路を流された前記媒体は、前記排出口に向かって、同時に複数の層の前記流路を流される熱交換器であって、
    前記コアケースは、平面視で略矩形状を呈し、このコアケースの1つの角近傍に前記導入口が設けられると共に、前記排出口が前記導入口とは高さを変えて設けられ、前記導入口から導入された前記媒体は、他の3つの角に向かって流されることで層を移動し、これらの3つの角に向かって流された前記媒体が前記1つの角近傍に設けられた前記排出口に向かって流され、
    前記層間路を狭めることで、前記媒体の流量を調整する流量調整板が、前記伝熱チューブから前記コアケースに向かって延ばされ
    前記流量調整板は、階段形状を呈し、前記伝熱チューブの下面に沿って延ばされる基部と、この基部の端部から立上げられ前記伝熱チューブの側面に沿って延ばされる第1立上げ部と、この第1立上げ部の上端から前記コアケースに向かって水平に延ばされる水平部と、この水平部の端部から前記コアケースに沿って立上げられる第2立上げ部とからなることを特徴とする熱交換器。
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