JP5517707B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
このロースターは、調理中に開閉扉から煙漏れを防止するため、汁受け皿をレールに沿って庫内へ引き込み、係止機構により開閉扉と庫内開口面とを密着させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
焼き網に第1マグネットを設けたロースターを備えたものである。
図1、図2において、キッチンキャビネット1は、前面に扉2を有するキャビネット本体3と、この上面部に設けたキッチンカウンタートップ4とからなっている。
また、キッチンキャビネット1にビルトインされた例えば電磁誘導式の加熱調理器5は、天板組立体6を有する上部ユニット7と、ロースター8及び操作部9を有しキッチンキャビネット1内に収容される下部ユニット10とからなり、天板組立体6をキッチンカウンタートップ4の上面とほぼ面一に露出させ、ロースター8の前部及び操作部9をキャビネット本体3の前面とほぼ面一に露出させている。
なお、天板組立体6の後方には吸気口と排気口が設けられており、この上面にはこれを覆うようにスリット形状のカバー15が設置されている。
汁受け皿31は、底面31aと側面31bとからなり、側面31bの上方縁部には外側に張り出して周囲を囲むフランジ31cが設けられている。
焼き網40は、図4に詳述するように、磁性材からなる線材を左右両側で前側にほぼ直角に折り曲げてほぼコ字状の載置枠部41を形成し、さらに前側をほぼ直角に下方に折り曲げて垂直部42a、42bを形成したのち、後側にほぼ直角に折り返して脚部43a、43bを形成したもので、それぞれの折り曲げ部は曲線状をなしている。上記のほぼコ字状の載置枠部41は、後枠部41aと左右枠部41b、41cとからなる。
そして、垂直部42a、42bのやや後側の上下には、載置枠部41の左右枠部41b、41cを直線状に連結する第1の線材44、及び脚部43a、43bの両側を直線状に連結する第2の線材45が設けられており、また、脚部43a、43bの後端部付近には両側を直線状に連結する第3の線材46が設けられている。
例えば、焼き網40の脚部42a、42bの間に設けた第2の線材45、及び脚部43a、43bの後端部に設けた第3の線材46のほぼ中央部に、第1のマグネット部60、及び第2のマグネット部70を設けたものである。
なお、第1、第2のマグネット部60、70は汚れないように非磁性材料で覆うようにしてもよく、この場合、非磁性材料は第1、第2のマグネット部60、70と反応することはない。
調理時には、図3に示すように、扉30の取っ手30aに手を掛けて汁受け皿31及び汁受け皿31に載置された焼き網40を引き出す。そして、焼き網40の下に例えばアルミホイル(図示せず)を敷き、焼き網40の載置部48に調理物である例えば魚を載置し、図2のように扉30を閉じる。この際、焼き網40は、第1、第2のマグネット部60、70により汁受け皿31に固定されているので、閉じた際の衝撃で干渉音は生じない。
この状態で、図2に示すように、操作部9の操作スイッチを操作し、調理物である魚を、天面と底面に設けた上、下のヒータによって加熱して、調理する。
調理後、図6に示すように、扉30を引いて汁受け皿31及び焼き網40を引き出す。この際、焼き網40は第1、第2のマグネット部60、70により汁受け皿31に固定されているので、開いた際の衝撃で干渉音は生じない。
なお、受け皿31に敷いたアルミホイルの浮きは焼き網40の線部材で抑えることもできるが、本実施の形態によれば、さらに第1、第2のマグネット部60、70により焼き網40を汁受け皿31に固定するようにしたので、より確実に抑えることができる(以下の実施の形態においても同様である)。
実施の形態1では焼き網40側にマグネット部60、70を設けた場合を示したが、本実施の形態2では汁受け皿31側にマグネット部80、90を設けて、焼き網40を吸着させるようにしたものである。
すなわち、図7に示すように、汁受け皿31の焼き網40の第2の線材45及び第3の線材46(図4参照)に対応する部分の底面31aに、マグネット部80、90を設けて焼き網40を吸着させるようにしたものである。
また、第3のマグネット部80は、焼き網40の第2の線材45のほぼ中央部に対応する部分の汁受け皿31の底面31aに、第4のマグネット部90の場合と同様に、皿内に突出するようにして、また長辺は線材方向に配向するようにして矩形状に形成された底面凸部(図示せず)が設けられ、底面31aの裏側凹部より矩形状の第3のマグネット(例えば耐熱性が250℃の耐熱性マグネット、図示せず)を挿入して圧着して取り付けたものである。
実施の形態1では焼き網40にマグネット部60、70を設け、実施の形態2では汁受け皿31にマグネット部80、90を設けた場合を示したが、本実施の形態3では、焼き網40及び汁受け皿31側の両者にマグネット部60、70、80、90を設けて、対向する一対のマグネットとし、焼き網40を汁受け皿31に強固に固定するようにしたものである。
図9に示すように、焼き網40の垂直部42a、42b近傍に設けた第2の線材45のほぼ中央部、及び脚部43a、43bの後端部に設けた第3の線材46のほぼ中央部に、第1のマグネット部60、及び第2のマグネット部70を設け、さらに、汁受け皿31の底面31aの第1のマグネット部60、及び第2のマグネット部70にそれぞれ対向する位置に、第1、第2のマグネット部60、70と極性を反対にして第3のマグネット部80、及び第4のマグネット部90を設けて、焼き網40と受け皿31とが引き合うようにしたものである。
Claims (6)
- 本体内に前面が開口され天面と底面の両者又はいずれか一方にヒータが設けられた加熱室と、
該加熱室の前面開口部を開閉する扉、及び該扉と連結されて前記加熱室に出し入れ自在な汁受け皿と、
該汁受け皿上に載置する焼き網とを有し、
前記焼き網に第1マグネットを設けたロースターを備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 前記焼き網を線材で構成し、該線材に平面状のマグネット支持部材を取り付けて該マグネット支持部材に平面状の前記第1マグネットを当接させ、前記マグネット支持部材と前記第1マグネットとを上蓋、下蓋により挟み込んで固定したことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記第1マグネットが、耐熱マグネットであることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
- 前記汁受け皿に第2マグネットを設けてあり、
前記汁受け皿の底面に、皿内に突出する底面凸部を設け、該底面凸部の裏側凹部に前記第2マグネットを圧着して取り付けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記第1マグネットと前記第2マグネットの両者又はいずれか一方は、非磁性材料で覆われたことを特徴とする請求項4記載の加熱調理器。
- 前記焼き網と前記汁受け皿の両者又はいずれか一方が磁性素材からなることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の加熱調理器。
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