JP5516337B2 - インクジェット式記録装置及び冷却方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置及び冷却方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5516337B2
JP5516337B2 JP2010248615A JP2010248615A JP5516337B2 JP 5516337 B2 JP5516337 B2 JP 5516337B2 JP 2010248615 A JP2010248615 A JP 2010248615A JP 2010248615 A JP2010248615 A JP 2010248615A JP 5516337 B2 JP5516337 B2 JP 5516337B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circulation path
air circulation
cold air
ink jet
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010248615A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012096514A (ja
Inventor
洋典 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010248615A priority Critical patent/JP5516337B2/ja
Publication of JP2012096514A publication Critical patent/JP2012096514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5516337B2 publication Critical patent/JP5516337B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明はインクジェット式記録装置及び冷却方法に係り、特に、ロールに巻かれた紙類、布類、フィルム類、合成樹脂材などのシート状の被記録媒体にインクジェット方式で画像を形成(印字)する複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの機能を複合して有するデジタル複合機、印刷機などの画像形成装置を含むインクジェット式記録装置、及びこのインクジェット式記録装置で実行される冷却方法に関する。
インクジェット式記録装置は、インクジェットヘッドによりインクの液滴をシート状の被記録媒体に吐出し、当該被記録媒体の内部に浸透させ、若しくは表面に付着させて画像を形成し、あるいは印字するようになっている。このようにインクジェット式記録装置では、インク滴を使用するため、印字部雰囲気が高湿度環境となるとともに、シート状被記録媒体の印字部分のみならず当該被記録媒体自体も湿気を帯びることになる。
一方、高速印字を行うインクジェット式記録装置では、ロール状に巻かれた連続紙(用紙)を引き出して印字した後、ロール状に巻き取ることが多いことから、巻き取る前に用紙を乾燥させておく必要がある。さもないと、印字したインクの付着による汚れ、かすれ、にじみなどが生じ、また、巻き取りにも支障が生じる虞もある。
そこで、インクジェット記録装置ではないが、乾燥方法の一例として、特許文献1(特開2006−169710号公報)には、文書細断機によって細断された古紙を再生する際に、ヒートポンプ方式の除湿乾燥機からドライヤーを使用する文書細断屑用古紙再生装置が記載されている。
また、特許文献2(特開2002−361850号公報)には、熱風を発生させる熱風機、連続紙を乾燥させる乾燥本体、熱風を除湿する除湿機を備え、熱風機から発生する熱風を乾燥本体に導くことにより連続紙を乾燥し、乾燥本体に導かれた熱風を除湿器に導いて除湿し、再度熱風機に導くようにした発明が開示されている。
しかし、引用文献1記載の発明は、文書細断機によって細断された古紙を離解し、離解された再生パルプ懸濁液から再生紙を抄造する抄紙機のドライパート部の乾燥チャンバー内の雰囲気を除湿乾燥する除湿乾燥機にヒートポンプ方式のドライヤーを有する構成としたもので、印刷用紙の乾燥に使用されているわけではなく、高速印字のインクジェット式記録装置のシート状被記録媒体の乾燥に使用することはできない。ヒートポンプ方式のドライヤーは単に乾燥手段として使用されているに過ぎず、他の用途には何の配慮もされていない。
また、特許文献2記載の発明では、熱風を筐体に送り込み、この筐体内に連続紙を通過させて乾燥させることが記載されているだけで、消費電力も含め、効率的に乾燥させることについて特に配慮されているわけではなく、高速印字のインクジェット式記録装置に対応することは難しい。
一方、これらの装置では、加熱及び乾燥に関するものであることから、冷却に関して特に配慮されていない。そのため、印刷を実行すると、装置全体の温度が上昇することになる。他方、このようなインクジェット式記録装置では、通常、CPUを含む制御回路及びインクジェットヘッドを含む各部の駆動回路を基板上に搭載し、この基板が装置内に設置されている。このため、温度が上昇すると基板の温度も上昇するので、基板の温度上昇に起因する障害が発生する虞がある。また、インクジェットヘッドアレイの温度が上昇すると、熱変形し、印刷位置の位置ずれが大きくなり、印字品質の低下を招く原因ともなる。
このような温度上昇を回避するためには冷却能の大きな冷却装置を設ければ良いが、別途冷却装置を設けるとその分コストが上昇し、また、冷却装置を設置するスペースも必要となるばかりでなく運転コストも余分にかかることになる。他方、前記引用文献1記載のようなヒートポンプでは、減圧と圧縮によりと吸熱と放熱を行い、空気中の水分を凝縮して水滴として回収し、乾燥した空気を得るようになっていることから、別途冷却装置を設置しなくとも、インクジェット式記録装置内の構成要素で冷却も可能である。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ヒートポンプの吸熱作用を利用して必要個所を冷却することを可能とし、もって、印字品質の低下を招くことなく、インクジェット式記録装置における印字速度の高速化及び低消費電力化を図ることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、ヒートポンプを使用して被記録媒体の乾燥を行う際、ヒートポンプで冷却した空気をインクジェット式記録装置のヘッド回りの発熱部分の冷却に使用し、発熱部分の冷却と、発熱部分で加熱された空気を、被記録媒体を乾燥させる際の付加熱量として利用することを特徴としている。
具体的には、第1の手段は、インクを被記録媒体上に吐出する記録ヘッドと、当該記録ヘッドの駆動を制御する制御回路を搭載したヘッド駆動基板とを有し、前記記録ヘッドにより前記被記録媒体上に画像を形成するインクジェット式記録装置であって、前記被記録媒体の搬送路の前記記録ヘッドの下流側に設けられ、前記被記録媒体を乾燥する乾燥室と、冷風循環経路と温風循環経路を有し、温風循環経路から戻った温風中の水分を分離して冷風として前記冷風循環経路に送り出し、前記冷風循環経路から戻った冷風を加熱して温風として前記温風循環経路に送り出すヒートポンプを有し、前記温風循環経路に接続された前記乾燥室に前記温風を循環させる用紙乾燥装置と、を備え、前記記録ヘッド又は前記ヘッド駆動基板が前記冷風循環経路中に配置され、前記冷風により冷却されることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記冷風循環経路が、外気を取り込んで前記記録ヘッド又は前記ヘッド駆動基板側に送風する第1の経路及び前記冷風循環経路に通風された冷風が前記記録ヘッド又は前記ヘッド駆動基板側に到達する前に外気に排気する第2の経路を含み、前記冷風循環経路には、前記第1の経路及び第2の経路を使用した外気循環経路と、前記第1の経路及び第2の経路を使用しない内気循環経路とを切り換える切り換え手段が設けられていることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記記録ヘッド又は前記ヘッド駆動基板側に到達する前の前記冷風循環経路内の冷風の温度を検出する検出手段を備え、前記検出手段によって検出された温度が予め設定された温度条件よりも高い場合に、前記切り換え手段による切り換えを行い、前記内気循環経路から前記外気循環経路に切り換える切り換え制御手段と、を備えていることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記温度条件が前記検出手段によって検出された前記冷風循環経路内の冷風の温度と、装置外の外気の温度との差に基づいて設定されていることを特徴とする。
第5の手段は、第3又は第4の手段において、前記切り換え制御手段による切り換えに伴って、前記ヒートポンプの送風機による風量を増加させ、又は減圧機の駆動により送風温度を下げる制御手段をさらに備えていることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、複数の前記記録ヘッドを搭載したヘッドアレイプレート及び前記ヘッド駆動基板を同一空間に収容した冷却室を備え、前記冷却室が前記冷風循環経路中に配置されていることを特徴とする。
第7の手段は、第6の手段において、前記冷却室を通った冷風を前記ヒートポンプの加熱側に導くことを特徴とする。
第8の手段は、インクを被記録媒体上に吐出する記録ヘッドと、当該記録ヘッドの駆動を制御する制御回路を搭載したヘッド駆動基板とを有し、前記記録ヘッドにより前記被記録媒体上に画像を形成するインクジェット式記録装置の冷却方法であって、前記被記録媒体の搬送路の前記記録ヘッドの下流側に設けられ、前記被記録媒体を乾燥する乾燥室と、冷風循環経路と温風循環経路を有し、温風循環経路から戻った温風中の水分を分離して冷風として前記冷風循環経路に送り出し、前記冷風循環経路から戻った冷風を加熱して温風として前記温風循環経路に送り出すヒートポンプを有し、前記温風循環経路に接続された前記乾燥室に前記温風を循環させる用紙乾燥装置と、を備え、前記冷風循環経路内の温度が外気温を基準とした予め設定された温度条件よりも高い場合に、前記冷風循環経路に外気を導入して前記記録ヘッド又は前記ヘッド駆動基板を冷却し、冷却に使用した外気を前記ヒートポンプ内に戻して加熱し、加熱された温風を前記乾燥室に送って前記被記録媒体を乾燥させることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、記録ヘッドはインクジェットヘッド110aに、被記録媒体は用紙10に、ヘッド駆動基板は符号115に、インクジェット式記録装置はインクジェット装置1に、乾燥室は乾燥チャンバー412に、冷風循環経路は符号431に、温風循環経路は符号410に、ヒートポンプは符号406に、用紙乾燥装置は符号400に、冷風は符号Acに、温風は符号Ahに、第1の経路は外気取り込み口431eを有する連結管路431e’に、第2の経路は排気口431fを有する連結管路431f’に、切り換え手段は流路変更板431gに、切り換え制御手段は制御部120に、検出手段は温度センサ431hに、送風機は符号420a,420bに、減圧機は符号460に、ヒートポンプの送風機による風量を増加させ、又は減圧機の駆動により送風温度を下げる制御手段は制御部120に、ヘッドアレイプレートはアレイプレート110に、冷却室はアレイチャンバー109に、それぞれ対応する。
本発明によれば、ヒートポンプを使用して被記録媒体の乾燥を行う際、ヒートポンプで冷却した空気を発熱部分の冷却に使用し、発熱部分の冷却と、発熱部分で加熱された空気を、被記録媒体を乾燥させる際の付加熱量として利用するので、ヒートポンプの吸熱作用を利用して必要個所を冷却することが可能となり、その結果、印字品質の低下を招くことなく、インクジェット式記録装置における印字速度の高速化及び低消費電力化を図ることができる。
本発明の実施形態における実施例1のインクジェット式記録装置全体のシステム構成を示す図である。 図1に示したインクジェット式記録装置を拡大して示す概略構成図である。 図2に示したインクジェット装置の内部構造を示す平面図である。 実施例1におけるヒートポンプの機能構成と送風経路を示す概略構成図である。 実施例2におけるインクジェット装置の内部構造を示す平面図である。 実施例2における内気循環の場合の冷風の循環経路を示す正面図である。 外気循環の場合の循環経路を示す正面図である。 内気循環の場合のヒートポンプの機能構成と送風経路を示す概略構成図である。 外気循環の場合のヒートポンプの機能構成と送風経路を示す概略構成図である。 実施例2におけるインクジェット式記録装置の制御構成を示すブロック図である。
本発明は、ヒートポンプの温風循環経路を乾燥対象物側に、ヒートポンプの冷風循環経路を冷却対象物にそれぞれ導き、冷風により冷却対象物を冷却し、冷却対象物から得た熱を温風循環経路側に付与し、ヒートポンプによる温風循環経路内の温風の温度の昇温にも寄与させ、高速、かつ効率的な乾燥を可能としたものである。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態における実施例1のインクジェット式記録装置(以下、インクジェット装置とも称する。)全体のシステム構成を示す図である。同図において、本実施例に係るシステムは、インクジェット装置1、給紙装置(アンワインダー)2及び巻き取り装置(リワインダー)3から基本的に構成され、これらの各装置1,2,3は用紙搬送方向に沿って給紙装置2、インクジェット装置1及び巻き取り装置3の順に直線上に配置されている。なお、本実施形態では、これらの装置は、それぞれ下面に設けた車輪40によって同一水準の床面上に並置されている。
給紙装置2はロールに連続的に巻かれたロール紙21を引き出しながらインクジェット装置1側に供給する。巻き取り装置3はインクジェット装置1で印字された用紙10をロールに巻き取り、全シート部材を巻き取ってロール紙31とし、巻き取ったロール紙31を取り外し、後工程に送る。なお、ここでは、単に用紙10と称しているが、この用紙10はロールに巻かれた連続紙であり、ここでは、用紙10は連続紙を意味している。また、本実施形態では、用紙10はシート状被記録媒体の1つとして代表して例示したもので、用紙10は前述の被記録媒体として使用される前述の紙類、布類、フィルム類、合成樹脂材からなるシート状の部材に敷衍することができる。
インクジェット装置1はインクジェットヘッド110aを備えたインクジェット作像部100と、インクジェット作像部100の用紙搬送方向上流側(前段)にあって、給紙装置2から給紙された用紙10をインクジェット作像部100に送るインフィードユニット200と、インクジェット作像部100で印字された用紙10を巻き取り装置3側に送るアウトフィードユニット300とを備えている。
図2は図1のインクジェット装置1を拡大して示す正面図である。同図において、インフィードユニット200は、複数のガイドローラ210、インフィードローラ220、ニップローラ230等を備え、給紙装置2からインフィードユニット200側面に形成された給紙口201から連続紙を引き込む。インフィードユニット200では、ガイドローラ210からインフィードローラ220とニップローラ230のニップに用紙10を導き、複数のガイドローラ210によって所定の張力を付与した状態でインクジェット作像部100に用紙10を送り込む。
インクジェット作像部100はインクジェットヘッド110a及びCPUを含む制御回路を搭載したヘッド駆動基板115を備え、図示しないホスト装置からの指示に基づいて、用紙10に対する作像及び給紙制御を実行する。インクジェットヘッド110aは図3の平面図に示すように複数のヘッドが用紙搬送方向と直交する方向に1列に整列したラインが用紙搬送方向に複数列千鳥状に並んだインクジェットヘッドアレイからなり、このアレイが1枚のプレート上に設置されたアレイプレート110として構成され、用紙搬送路111と対向する位置に配置されている。このアレイプレート110上のインクジェットヘッド110aが前記ヘッド駆動基板115上のCPUによって個々に付勢されてインク液を吐出し、高速で搬送される用紙10上に印字画像を形成する。また、インクジェットヘッド110aを含むアレイプレート110及びヘッド駆動基板115はアレイチャンバー109内に設置され、アレイチャンバー109内の下部にアレイプレート110が、上部にヘッド駆動基板115が配置されている。
インクジェット作像部100の前面側には、さらにヒートポンプ406を備えた用紙乾燥装置400(図3参照)が設置され、ヒートポンプ406の図において上側の温風吹き出し口401からアウトフィードユニット300を通り、吸い込み口402を経てヒートポンプ406に戻る温風送風経路410a,410bが設けられている。上流側の温風送風経路410aは上流側の第1のダクト411、乾燥室(以下、「チャンバー」と称す。)412及び下流側の第2のダクト413、及び下流側の温風送風経路410bを含み、乾燥チャンバー412内に用紙10の搬送路が形成されている。なお、上流側の温風送風経路410a、下流側の温風送風経路410bによって乾燥チャンバー412を含む温風循環経路410が構成されている。
前述したが乾燥チャンバー412はインクジェットヘッド110に対向する搬送路111の下流側に配置され、用紙10の印字面の上部の空間にヒートポンプ406から送風される高温の乾燥空気が供給される。これにより、高温の乾燥空気が用紙表面と接触して用紙10に対して乾燥と除湿が行えるように構成されている。
一方、図2において下側の冷風吹き出し口432から上流側の冷風送風経路431a、冷風入口431c、アレイチャンバー109、冷風出口431d及び下流側の冷風送風経路431bを通り、吸い込み口433を経てヒートポンプ406に戻る冷風循環経路431が設けられている。冷風循環経路431には後述するが、ヒートポンプ406の冷却側の熱交換機430によって冷却されて水分が分離され、乾燥した冷風が循環し、温風循環経路410には、ヒートポンプ406の加熱側の熱交換機440によって加熱された高温の乾燥空気が循環する。
アウトフィードユニット300内には、前記乾燥チャンバー412内に通過させるためのガイドローラ310を含め、複数のガイドローラ310が設置され、アウトフィードユニット300内の用紙搬送方向最下流側に設けられたアウトフィードローラ320及びニップローラ330によって搬送力が付与され、最後段のガイドローラ310を経て、排紙口340から巻き取り装置3側に送られ、巻き取り装置3でロール状に巻き取られる。本実施形態では、このようにして給紙装置2のロール先端から巻き取り装置3で巻き取られたロール後端までの連続紙に対して印字処理が行われる。
図3は図2のインクジェット装置1の内部構造を示す平面図である。図3から分かるように、インクジェット作像部100の前面にヒートポンプ406を備えた用紙乾燥装置400が配置され、図2にも示すように用紙乾燥装置400では、ヒートポンプ406の吹き出し口401から送風される高温乾燥空気が上流側の温風送風経路410aに案内され、アウトフィートユニット300内の乾燥チャンバー412に供給され、乾燥チャンバー412から下流側の温風送風経路410bを通ってヒートポンプ406に戻る。また、温風送風経路410a,410bは乾燥チャンバー412の用紙搬送方向最上流側と最下流側の周面の用紙搬送方向に直交する方向のほぼ中央部でそれぞれ第1のダクト411及び第2のダクト413により接合され、ヒートポンプ406から出た温風がヒートポンプ406に戻る前記温風循環経路410が形成されている。
乾燥チャンバー412の図3において下側の壁面の内側に沿って用紙10の搬送路が形成され、用紙10は乾燥チャンバー412内の最終段のガイドローラ310aから乾燥チャンバー412外に導かれる。用紙10から湿気を奪った高温乾燥空気は前記最終段のガイドローラ310aの下流で下流側の温風送風経路410bに導かれ、ヒートポンプ406内に戻る。なお、図3では、第1及び第2のダクト411,413は吐出側と吸入側でそれぞれ単数となっているが、それぞれの側で並列あるいは乾燥チャンバー412内の流速分布を均一化するような位置に並べて複数設けても良いことは言うまでもなく、その方が温風の循環効率が高くなる。なお、図1ないし図3に示した例は、温風が矢印D2で示すように用紙10と同じ方向(矢印D1方向:順方向:)に送られる例である。ヒートポンプ406からの温風は、逆方向に送られる場合もある。
図4はヒートポンプの機能構成と送風経路を示す概略構成図である。ヒートポンプ406は、熱媒体を使用したヒートポンプであり、送風機420a,420b、冷却側及び加熱側の熱交換機430,440、圧縮機450及び減圧機460を備え、これら各部は吹き出し口401,432及び吸い込み口402,433が形成されたケース407内に収納されている。また、冷却側の熱交換機430、減圧機460、加熱側の熱交換機440、圧縮機450はそれぞれの間の媒体管路403によって接続され、閉鎖された循環管路を形成している。熱媒体は図示矢印D3方向に循環し、乾燥チャンバー412に供給される温風(高温乾燥空気)Ahは図示D2方向に循環する。
乾燥チャンバー412に供給される温風の駆動源であり、また、アレイチャンバー109のアレイプレート110及びヘッド駆動基板115に供給される冷風の駆動源でもある送風機420a,420bは、ヒートポンプ406の冷風の吹き出し口432の上流側直近と、冷風の吸い込み口433下流側直近にそれぞれ配置され、温風の吸い込み口402から吸い込まれた戻り側の含湿空気を冷却側の熱交換機430近傍を通して冷風の吹き出し口432に送り込み、上流側の冷風送風経路431aからアレイチャンバー109側に送風する。そして、アレイチャンバー109を通る間(矢印D4方向)にアレイプレート111及びヘッド駆動基板115を冷却し、昇温した冷風は下流側の冷風送風経路431bを通って吸い込み口433から加熱側の熱交換機440に送られ、加熱側の熱交換機440で所定の温度に加熱された温風Ahとして吹き出し口401から温風循環経路410側に送り出される。
これと並行して、ヒートポンプ406の熱媒体は、減圧機460で減圧され、周辺温度よりも低温となって冷却側の熱交換機430に送られる。そして、冷却側の熱交換機430が冷やされ、吸い込み口402から吸い込まれた含湿空気(温風)を水滴409と乾いた空気に分離する。
一方、冷却側の熱交換機430を通った熱媒体は圧縮機450側に送られ、圧縮機450で圧縮されて高温となる。高温となった熱媒体は加熱側の熱交換機440に送られ、吸い込み口433から吸い込まれてきた空気と熱交換し、減圧機460に送られる。他方、前述のように加熱側の熱交換440を通った空気は、温風Ahとなって吹き出し口401から送り出される。
すなわち、ヒートポンプ406は熱媒体が膨張と圧縮を繰り返して吸熱と放熱を行う過程で温風循環経路410及び冷風循環経路431を循環する空気と熱交換を行い、用紙10から湿気を奪って吸い込み口402からヒートポンプ406側に導入される含湿空気を除湿し、冷風循環経路431を通って戻ってきた冷風Acに用紙10を乾燥するに足る熱量を供給し、乾燥チャンバー412側に例えば50℃〜100℃の温風Ahとして送り出す。
なお、ヒートポンプ及びヒートポンプの熱交換原理は公知の技術であることから、ここでは詳細な説明は省略する。また、ヒートポンプの熱交換能力や送風能力は熱交換対象となる機器に応じて適宜設定されるべきものであるので、これらの詳細についてもここでの説明は省略する。
このように、ヒートポンプ406の送風機420a,420bによって温風Ahを温風循環経路410に循環させる間に温風循環経路410に接続された乾燥チャンバー412内で用紙10を乾燥させ、その後、含湿空気を回収し、回収した含湿空気をヒートポンプ406によって乾燥した冷風として冷風循環経路431に送り出し、アレイチャンバー109内で熱交換して再度ヒートポンプ406に戻し、再度温風Ahにして送り出すという循環経路を形成することにより、高速印字を行うインクジェット装置1における用紙10の乾燥が可能となる。なお、ここで言う高速印字とは例えば75m/min〜150m/minの搬送速度での印字を想定している。
その際、図2にも示すように用紙10は乾燥チャンバー412内の下面に沿って搬送され、温風Ahは用紙10の印字面側を所定の相対速度で移動し、用紙10に含まれる湿気を乾燥した温風Ah内に移行させる。この場合、送風機420からの送風速度は、用紙10からの湿気の温風Ah内への移行が平衡状態を維持するような相対速度となる速度が好ましい。
実施例1では、温風循環経路410と冷風循環経路431をヒートポンプ406の一方の側と他方の側に設け、温風循環経路410で印刷済の用紙10を乾燥させ、冷風循環経路431でアレイチャンバー109内のアレイプレート111及びヘッド駆動基板115を冷却するようになっている。しかし、ヒートポンプ406は立ち上がり特性が悪く、定常運転に達するまで20分ないし30分かかる。そのため、冷風の温度が高いと、前記アレイチャンバー109内に冷気が送風されず、冷却効果を得ることができない。本実施例では、このような事態に対処するため、冷風の温度がインクジェット装置1の設置個所の室温より高い場合には、運転初期に外気を取り込んで冷却風として使用するものである。
図5ないし図9は本実施例2にかかるインクジェット装置1を説明するための図で、図5は図3に対応する平面図、図6は内気循環の場合の冷風の循環経路を示す正面図、図7は外気循環の場合の循環経路を示す正面図、図8は内気循環の場合の図4に対応するヒートポンプの機能構成と送風経路を示す概略構成図、図9は外気循環の場合のヒートポンプの機能構成と送風経路を示す概略構成図である。
本実施例2は、図5及び図6に示すように実施例1のインクジェット装置1に対して、上流側の冷気送風経路431aに外気取り込み口431eと排気口431fを有する連結管路431e’,431f’を連結し、さらに、両者の冷気循環経路431の分岐部に内気循環と外気循環を切り換える流路変更板431gと温度センサ431hを設けたもので、温度センサ431hは前記流路変更板431gの上流側直近に配置されている。その他の各部は実施例1と同様に構成され、同様に機能するので、重複する説明は省略する。
図5に示すように外気取り込み口431e及び排気口431fはインクジェット作像部100とインフィードユニット200の上部に開口し、連結管路431e’及び431f’により上流側の冷風送風経路431aの上部の角部に連結され、前記連結管路431e’,431f’との連結部に流路変更板431gが略90度回動可能に設置されている。流路変更板431gは外気を取り入れないで内気だけを循環させる場合には、図6に示す位置に回動して外気側を閉鎖し、外気を取り入れる場合には、図7に示すように上流側の冷風送風経路431aと排気口431fとの連結管路431f’とを連通させ、外気取り込み口431eの連結管路431e’とアレイチャンバー109の入口のダクトとを連通させる。
これにより、内気循環でアレイチャンバー109内の冷却を行う場合には、図8にも示すようにヒートポンプ406からの冷風は上流側の冷風送風経路431aを通ってアレイチャンバー109内に導かれ、下流側の冷風送風経路431bを通ってヒートポンプ406側に戻る。これに対し、外気循環でアレイチャンバー109内の冷却を行う場合には、図9にも示すようにヒートポンプ406からの冷風は上流側の冷風送風経路431aを通って排気口431fから装置外に排出され、外気取り込み口431eから外気がアレイチャンバー109内に導入され、アレイチャンバー109内を冷却した後、ヒートポンプ406に戻る。内気循環とするか外気循環とするかは、外気温度より内気温度が低い場合には意味がないので、内気温度と外気温度との関係で設定される。そのために温度センサ431hが前記位置に配置される。なお、外気温度は図示しない装置外の温度センサにより検出される。
図10は実施例2におけるヒートポンプを含むインクジェット装置の制御構成を示すブロック図である。同図において、インクジェット装置1は、ホスト装置130と通信可能に接続された制御部120を備え、この制御部120には、操作パネル140、データ格納部123、減圧機460及び圧縮機450を駆動制御するためのモータドライバ124、送風機420を駆動制御するためのモータドライバ125、及び流路変更板431gを駆動制御するためのモータドライバ431g’が接続されている。また、制御部120には、前記流路変更板431g近傍の冷風送風経路431a内の湿度を検出する温度センサ431hからの検出出力が入力される。これにより、インクジェット装置1の制御部120では、データ格納部123に格納された制御データを参照し、モータドライバ431g’を介して流路制御板431gによる流路の切り換えを制御する。操作パネル140はユーザーインターフェースであり、ユーザーによる初期設定のためのキー、及び各種モードを設定するキー、動作を指示するキーなどを備えている。
なお、本実施例では、流路変更板431gをモータ駆動とし、流路変更板431gの動作をモータドライバ431g’によって制御するように構成されているが、流路変更板431の駆動形式が例えばソレノイド駆動のように異なるものであれば、ドライバもそれに応じて選択されることは言うまでもない。
なお、制御部120は、CPU、ROM及びRAMを備え、当該CPUはROMに格納されたプログラムコードを読み出し、読み出したプログラムコードをRAMに展開し、当該RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義された制御を実行する。その際、制御部120は、制御部120は、前記温度センサ431hからの出力のみならず、インクジェット装置1の各部に設置されたセンサ類からの検出出力及びホスト装置130からの印刷データ(印刷密度情報)などに応じてモータドライバ124,125を介して減圧機460、圧縮機450及び送風機420を制御し、送風温度の制御及び送風速度の制御を実行する。
本実施例では、温度センサ431hの検出出力(検出温度)と外気温度をパラメータとして前記内気循環と外気循環の切り換え制御、及びヒートポンプ406の駆動制御が行われる。例えば、温度センサ431hによって検出された上流側の循環経路431a内の冷風の温度が外気温度以上であって、さらに予め決められた設定温度以上の場合に、制御部120は流路変更板431gを外気循環側に切り換え、図7及び図9に示す外気循環でアレイチャンバー109内を冷却する。その際、同時に送風機420a,420bを制御して風量を上げ、さらに、減圧機460を制御して冷風温度を下げるようにすることもできる。
なお、外気温度は設置されている地域条件、季節条件などによって多岐にわたるので、これらの温度条件に対する送風機420a,420bの制御条件、減圧機460の制御条件は実験的にデータをとり、予めデータテーブルとしてデータ格納部123に格納され、制御部120はこのデータテーブルを参照して各部を制御する。定常運転が可能な冷風の温度になれば、当然、内気循環に切り換えて所定の用紙乾燥のための制御を実行する。
また、実施例1及び2では、アレイチャンバー109内にアレイプレート110とヘッド駆動基板115が設置され、アレイチャンバー109内に冷風循環経路431から冷風が導入されるので、両者の冷却が図られるが、アレイプレート110とヘッド駆動基板115の設置個所によっては一方しか冷却できない場合もある。そのような場合には、いずれを冷却側に配置するかは設計的な選択条件である。
以上のように、本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
(1)用紙10の乾燥にヒートポンプ406を使用したので、温風(高温乾燥空気)Ahによる確実な乾燥と低消費電量化の両立を図ることができる。低消費電力化については、ヒータのような加熱装置を使用した場合に比べて最大3倍程度の低消費電力化を見込むことができる。
(2)ヒートポンプ406によって温風(高温乾燥空気)Ahを作成し、乾燥チャンバー412内へ循環させるので、乾燥チャンバー412内で用紙10から奪い取った水分をヒートポンプ406側で確実に水滴化することができる。これにより、装置設備環境が高湿化することがなく、あるいは装置設置室から外部への排気設備を不要とすることが可能となり、設備の環境の浄化及び設備費の削減にもつながる。
(3)ヒートポンプ406の立ち上げ特性として、安定した温風を送風できるまで20分以上の時間を要するが、外気温度と比較して所定温度まで冷風循環経路431が下がるまで、外気を取り込んでアレイプレート110及びヘッド駆動基板115を冷却することが可能となる。これにより、冷却能を発揮できない温度の冷風が循環して冷却を阻害することを防止することができる。
(4)アレイプレート110のインクジェットヘッド部及びヘッド駆動基板115から発生する熱量を、ヒートポンプ406において用紙10の乾燥熱量に変換することが可能なので、その分の低消費電力化を図ることができる。
(5)アレイプレート110を効率的に冷却することが可能なので、印刷の位置ずれ発生を抑制し、良好な印字品質を保証することができる。
(6)ヘッド駆動基板115を効率的に冷却することが可能なので、発熱に起因するヘッド駆動基板115の障害発生をなくすことができる。
(7)アレイプレート110及びヘッド駆動基板115を収納したアレイチャンバー109内に冷風を導入して冷却し、ヒートポンプ406側に導くので、不要な熱量を包含した冷風を効率的にヒートポンプ406側に無駄なく取り込むことが可能となり、その分、エネルギーの効率化を図ることができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記各実施例は、それぞれ好適な実施形態の1つとして示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲により規定される範囲に含まれる。
1 ジェット式記録装置
10 用紙
109 アレイチャンバー
110 アレイプレート
110a インクジェットヘッド
111 搬送路
115 ヘッド駆動基板
120 制御部
400 用紙乾燥装置
406 ヒートポンプ
410 温風循環経路
412 乾燥チャンバー(乾燥室)
420a,420b 送風機
431 冷風循環経路
431e 外気取り込み口
431e’ 連結管路
431f 排気口
431f’ 連結管路
431g 流路変更板
431h 温度センサ
460 減圧機
Ac 冷風
Ah 温風
特開2006−169710号公報 特開2002−361850号公報

Claims (8)

  1. インクを被記録媒体上に吐出する記録ヘッドと、当該記録ヘッドの駆動を制御する制御回路を搭載したヘッド駆動基板とを有し、前記記録ヘッドにより前記被記録媒体上に画像を形成するインクジェット式記録装置であって、
    前記被記録媒体の搬送路の前記記録ヘッドの下流側に設けられ、前記被記録媒体を乾燥する乾燥室と、
    冷風循環経路と温風循環経路を有し、温風循環経路から戻った温風中の水分を分離して冷風として前記冷風循環経路に送り出し、前記冷風循環経路から戻った冷風を加熱して温風として前記温風循環経路に送り出すヒートポンプを有し、前記温風循環経路に接続された前記乾燥室に前記温風を循環させる用紙乾燥装置と、
    を備え、
    前記記録ヘッド又は前記ヘッド駆動基板が前記冷風循環経路中に配置され、前記冷風により冷却されること
    を特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 請求項1記載のインクジェット式記録装置であって、
    前記冷風循環経路が、外気を取り込んで前記記録ヘッド又は前記ヘッド駆動基板側に送風する第1の経路及び前記冷風循環経路に通風された冷風が前記記録ヘッド又は前記ヘッド駆動基板側に到達する前に外気に排気する第2の経路を含み、
    前記冷風循環経路には、前記第1の経路及び第2の経路を使用した外気循環経路と、前記第1の経路及び第2の経路を使用しない内気循環経路とを切り換える切り換え手段が設けられていること
    を特徴とするインクジェット式記録装置。
  3. 請求項2記載のインクジェット式記録装置であって、
    前記記録ヘッド又は前記ヘッド駆動基板側に到達する前の前記冷風循環経路内の冷風の温度を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された温度が予め設定された温度条件よりも高い場合に、前記切り換え手段による切り換えを行い、前記内気循環経路から前記外気循環経路に切り換える切り換え制御手段と、
    を備えていることを特徴とするインクジェット式記録装置。
  4. 請求項3記載のインクジェット式記録装置であって、
    前記温度条件が前記検出手段によって検出された前記冷風循環経路内の冷風の温度と、装置外の外気の温度との差に基づいて設定されていること
    を特徴とするインクジェット式記録装置。
  5. 請求項3又は4記載のインクジェット式記録装置であって、
    前記切り換え制御手段による切り換えに伴って、前記ヒートポンプの送風機による風量を増加させ、又は減圧機の駆動により送風温度を下げる制御手段をさらに備えていること
    を特徴とするインクジェット式記録装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のインクジェット式記録装置であって、
    複数の前記記録ヘッドを搭載したヘッドアレイプレート及び前記ヘッド駆動基板を同一空間に収容した冷却室を備え、
    前記冷却室が前記冷風循環経路中に配置されていること
    を特徴とするインクジェット式記録装置。
  7. 請求項6記載のインクジェット式記録装置であって、
    前記冷却室を通った冷風を前記ヒートポンプの加熱側に導くこと
    を特徴とするインクジェット式記録装置。
  8. インクを被記録媒体上に吐出する記録ヘッドと、当該記録ヘッドの駆動を制御する制御回路を搭載したヘッド駆動基板とを有し、前記記録ヘッドにより前記被記録媒体上に画像を形成するインクジェット式記録装置の冷却制御方法であって、
    前記被記録媒体の搬送路の前記記録ヘッドの下流側に設けられ、前記被記録媒体を乾燥する乾燥室と、
    冷風循環経路と温風循環経路を有し、温風循環経路から戻った温風中の水分を分離して冷風として前記冷風循環経路に送り出し、前記冷風循環経路から戻った冷風を加熱して温風として前記温風循環経路に送り出すヒートポンプを有し、前記温風循環経路に接続された前記乾燥室に前記温風を循環させる用紙乾燥装置と、
    を備え、
    前記冷風循環経路内の温度が外気温を基準とした予め設定された温度条件よりも高い場合に、前記冷風循環経路に外気を導入して前記記録ヘッド又は前記ヘッド駆動基板を冷却し、
    冷却に使用した外気を前記ヒートポンプ内に戻して加熱し、
    加熱された温風を前記乾燥室に送って前記被記録媒体を乾燥させること
    を特徴とするインクジェット式記録装置の冷却方法。
JP2010248615A 2010-11-05 2010-11-05 インクジェット式記録装置及び冷却方法 Active JP5516337B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010248615A JP5516337B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 インクジェット式記録装置及び冷却方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010248615A JP5516337B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 インクジェット式記録装置及び冷却方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012096514A JP2012096514A (ja) 2012-05-24
JP5516337B2 true JP5516337B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=46388997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010248615A Active JP5516337B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 インクジェット式記録装置及び冷却方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5516337B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5974360B2 (ja) * 2012-05-23 2016-08-23 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置
JP6028906B2 (ja) * 2012-07-11 2016-11-24 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、及び、印刷方法
JP6267055B2 (ja) * 2014-05-19 2018-01-24 富士フイルム株式会社 印刷装置及び記録媒体搬送装置
JP7016482B2 (ja) * 2018-03-19 2022-02-07 株式会社リコー 乾燥装置、印刷装置
JP7351101B2 (ja) * 2019-05-07 2023-09-27 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録装置
JP7404756B2 (ja) * 2019-10-10 2023-12-26 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012096514A (ja) 2012-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5699532B2 (ja) 印字方法
JP5724287B2 (ja) インクジェット式記録装置及び印字方法
JP5516337B2 (ja) インクジェット式記録装置及び冷却方法
US20110199447A1 (en) Image forming apparatus and drying method used in image forming apparatus
JP5284231B2 (ja) インクジェット記録装置およびその乾燥制御方法
WO2013121695A1 (ja) 乾燥装置および印刷装置
JP6048239B2 (ja) 記録媒体加熱装置及び記録媒体加熱システム
EP2167320B1 (en) System and method for drying a freshly printed medium
JP6701680B2 (ja) 乾燥装置及びこれを備えた液体を吐出する装置
JP5371889B2 (ja) 記録方法および記録装置
JP5516336B2 (ja) インクジェット式記録装置及び印字方法
US6283590B1 (en) Liquid ink printer including a non-scorching dryer assembly
JP5921139B2 (ja) プリント装置
JP2011104863A (ja) 記録装置
JP2013086477A (ja) プリント装置
JP2011056673A (ja) 印刷装置、及び印刷装置の制御方法
JP6985194B2 (ja) 印刷装置および印刷装置における長尺印刷用紙搬送方法
JP2011068479A (ja) インクジェットプリンタのデカールユニット及びインクジェットプリンタ
JP2013010245A (ja) 乾燥装置および記録装置
JP7327054B2 (ja) 画像形成装置
JP7327056B2 (ja) 画像形成装置
JP5517492B2 (ja) インクジェット記録装置
WO2023149064A1 (ja) 印刷システム
JP2002113923A (ja) 画像記録装置
JP2012111081A (ja) 画像記録装置、及び、画像記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20140317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61