JP5515302B2 - 金型装置及び成形品の製造方法 - Google Patents
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Description
さらに、接合後の第1及び第2成形部材を第1型から容易に取り出すことが可能となる。
本発明の金型装置は、互いに対向するように配置されるとともに型開閉可能に構成された第1型及び第2型を有し、前記第1型が型開閉方向と交差する方向に沿って第1位置と第2位置との間で移動可能に構成され、前記第1型が前記第1位置にある状態で該第1型と前記第2型との型締めを行って溶融樹脂を一次射出することにより複数種の成形部材をそれぞれ一度に成形し、前記第1型が前記各成形部材のうちの第1成形部材を保持するとともに前記第2型が前記各成形部材のうちの第2成形部材を保持した状態で前記第1型を前記第1位置から前記第2位置に移動させて前記第1成形部材と前記第2成形部材とが対向する状態で前記第1型と前記第2型との型締めを行った後、前記第1成形部材と前記第2成形部材との接合箇所に形成される接合用キャビティに溶融樹脂を二次射出して前記第1及び第2成形部材を接合するダイスライドインジェクション成形に用いる金型装置において、前記第1型とともに前記第1位置と前記第2位置との間で移動可能に前記第1型に設けられ、前記第1成形部材にアンダーカット部を成形するためのスライドコアと、前記第1型が前記第1位置にある状態で前記スライドコアと係合する第1係合部材を有する第1保持手段と、前記第1型が前記第2位置にある状態で前記スライドコアと係合する第2係合部材を有する第2保持手段と、を備える。
この発明によれば、スライドコアを第1成形部材のアンダーカット部に挿入した状態で溶融樹脂の二次射出を行うことができるので、二次射出で射出する溶融樹脂の射出圧で第1成形部材のアンダーカット部が潰れることがなくなる。したがって、ダイスライドインジェクション成形においてスライドコアによって成形品にアンダーカット部を成形しても、成形品の変形を抑制することが可能となる。
また、第1保持手段及び第2保持手段により、第1型が第1位置にあっても第2位置にあってもスライドコアを第1型と第2型とで形成されるキャビティ内に保持することが可能となる。
さらに、スライドコアが第1係合部材及び第2係合部材とそれぞれ係合することで、第1型が第1位置にあっても第2位置にあってもスライドコアの位置決めを行うことが可能となる。
この発明によれば、第1型の第1位置への移動により、スライドコアと第1係合部材とを確実に係合させることが可能となる。
この発明によれば、上記と同様の作用効果を得ることが可能となる。
図1(a)、(b)は射出成形機の構成を示す模式平断面図である。図1(a)に示すように、射出成形機11は、金型装置12と、該金型装置12に熱可塑性の溶融樹脂を射出するための射出装置13(押出機)とを備えている。金型装置12は互いに対向するように配置された直方体状の固定盤14及び可動盤15を備えており、可動盤15は油圧シリンダーなどで構成される可動盤用アクチュエーター20(図9参照)により固定盤14に対して近接及び離間する方向(型開閉方向)へ移動可能になっている。
(1)金型装置12の可動型17にはケース部材51にアンダーカット部51aを成形するためのスライドコア30が設けられ、該スライドコア30は可動型17とともに第1位置と第2位置との間で移動可能に構成されている。このため、溶融樹脂の一次射出によってケース部材51を成形した後に、スライドコア30のアンダーカット形成部30aをケース部材51のアンダーカット部51aに挿入した状態で溶融樹脂の二次射出を行うことができるので、二次射出で射出する溶融樹脂の射出圧でケース部材51のアンダーカット部51aが潰れたり変形したりすることがなくなる。したがって、ダイスライドインジェクション成形においてスライドコア30によって成形品50にアンダーカット部51aを成形しても、成形品50の変形を抑制することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・金型装置12は、金型16を複数個取りの構造とし、1回の成形サイクルで複数個ずつ成形品50(製品)を製造するように構成してもよい。
(イ)請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の金型装置と、該金型装置に溶融樹脂を射出するための射出装置とを備えたことを特徴とする射出成形機。
Claims (8)
- 互いに対向するように配置されるとともに型開閉可能に構成された第1型及び第2型を有し、前記第1型が型開閉方向と交差する方向に沿って第1位置と第2位置との間で移動可能に構成され、前記第1型が前記第1位置にある状態で該第1型と前記第2型との型締めを行って溶融樹脂を一次射出することにより複数種の成形部材をそれぞれ一度に成形し、前記第1型が前記各成形部材のうちの第1成形部材を保持するとともに前記第2型が前記各成形部材のうちの第2成形部材を保持した状態で前記第1型を前記第1位置から前記第2位置に移動させて前記第1成形部材と前記第2成形部材とが対向する状態で前記第1型と前記第2型との型締めを行った後、前記第1成形部材と前記第2成形部材との接合箇所に形成される接合用キャビティに溶融樹脂を二次射出して前記第1及び第2成形部材を接合するダイスライドインジェクション成形に用いる金型装置において、
前記第1型とともに前記第1位置と前記第2位置との間で移動可能に前記第1型に設けられ、前記第1成形部材にアンダーカット部を成形するためのスライドコアと、
前記第1型が前記第1位置にある状態で前記スライドコアを保持する第1保持手段と、
前記第1型が前記第2位置にある状態で前記スライドコアを保持する第2保持手段と、
を備え、
前記第2保持手段は、前記第1及び第2成形部材を接合した後、前記第1型と前記第2型との型開きを行う際に、前記第1成形部材から前記スライドコアを引き抜く機能を有していることを特徴とする金型装置。 - 前記第1保持手段は、前記第1型が前記第1位置にある状態で前記スライドコアと係合する第1係合部材を備え、
前記第2保持手段は、前記第1型が前記第2位置にある状態で前記スライドコアと係合する第2係合部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の金型装置。 - 互いに対向するように配置されるとともに型開閉可能に構成された第1型及び第2型を有し、前記第1型が型開閉方向と交差する方向に沿って第1位置と第2位置との間で移動可能に構成され、前記第1型が前記第1位置にある状態で該第1型と前記第2型との型締めを行って溶融樹脂を一次射出することにより複数種の成形部材をそれぞれ一度に成形し、前記第1型が前記各成形部材のうちの第1成形部材を保持するとともに前記第2型が前記各成形部材のうちの第2成形部材を保持した状態で前記第1型を前記第1位置から前記第2位置に移動させて前記第1成形部材と前記第2成形部材とが対向する状態で前記第1型と前記第2型との型締めを行った後、前記第1成形部材と前記第2成形部材との接合箇所に形成される接合用キャビティに溶融樹脂を二次射出して前記第1及び第2成形部材を接合するダイスライドインジェクション成形に用いる金型装置において、
前記第1型とともに前記第1位置と前記第2位置との間で移動可能に前記第1型に設けられ、前記第1成形部材にアンダーカット部を成形するためのスライドコアと、
前記第1型が前記第1位置にある状態で前記スライドコアと係合する第1係合部材を有する第1保持手段と、
前記第1型が前記第2位置にある状態で前記スライドコアと係合する第2係合部材を有する第2保持手段と、
を備えることを特徴とする金型装置。 - 前記第1型が前記第1位置にある状態で該第1型と前記第2型との型締めを行う際に、前記第1係合部材を介して前記スライドコアを挿入側へ押圧する係合押圧手段をさらに備えていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の金型装置。
- 前記係合押圧手段は、前記第1型が前記第1位置にある状態で該第1型と前記第2型との型締めを行う際に前記第1係合部材と係合して該第1係合部材を介して前記スライドコアを挿入側へ押圧する係合押圧部によって構成されていることを特徴とする請求項4に記載の金型装置。
- 前記第1保持手段は、前記第1係合部材を、前記第1型が前記第1位置に移動したときに前記スライドコアと係合可能な位置に保持していることを特徴とする請求項2〜請求項5のうちいずれか一項に記載の金型装置。
- ダイスライドインジェクション成形による成形品の製造方法であって、
第1型を第1位置にある状態で該第1型と第2型との型締めを行うことで形成される複数種のキャビティのうちのアンダーカット部を成形する部分にスライドコアを配置してから前記スライドコアを第1保持手段により保持した状態で溶融樹脂を一次射出することにより複数種の成形部材をそれぞれ一度に成形する一次射出ステップと、
前記第1型に前記各成形部材のうちの前記スライドコアが挿入された第1成形部材を保持させるとともに前記第2型に前記各成形部材のうちの前記スライドコアが挿入されていない第2成形部材を保持させた状態で、前記第1成形部材と前記第2成形部材とが互いに対向する第2位置まで前記第1型を前記スライドコアとともに型開閉方向と交差する方向に沿って移動させて前記第1型と前記第2型との型締めを行う移動型締めステップと、
前記第1成形部材と前記第2成形部材との接合箇所に形成される接合用キャビティに、前記第1成形部材に前記スライドコアが挿入されてから前記スライドコアを第2保持手段により保持した状態で、溶融樹脂を二次射出して前記第1成形部材と前記第2成形部材とを接合する二次射出ステップと、
前記第1型と前記第2型との型開きを行う際に、前記第1成形部材から前記スライドコアを前記第2保持手段により引き抜くステップと、
を備えたことを特徴とする成形品の製造方法。 - ダイスライドインジェクション成形による成形品の製造方法であって、
第1型を第1位置にある状態で該第1型と第2型との型締めを行うことで形成される複数種のキャビティのうちのアンダーカット部を成形する部分にスライドコアを配置してから前記スライドコアに第1係合部材を係合させることによって前記スライドコアを保持し
た状態で溶融樹脂を一次射出することにより複数種の成形部材をそれぞれ一度に成形する一次射出ステップと、
前記第1型に前記各成形部材のうちの前記スライドコアが挿入された第1成形部材を保持させるとともに前記第2型に前記各成形部材のうちの前記スライドコアが挿入されていない第2成形部材を保持させた状態で、前記第1成形部材と前記第2成形部材とが互いに対向する第2位置まで前記第1型を前記スライドコアとともに型開閉方向と交差する方向に沿って移動させて前記第1型と前記第2型との型締めを行う移動型締めステップと、
前記第1成形部材と前記第2成形部材との接合箇所に形成される接合用キャビティに、前記第1成形部材に前記スライドコアが挿入されてから前記スライドコアに第2係合部材を係合させることによって前記スライドコアを保持した状態で、溶融樹脂を二次射出して前記第1成形部材と前記第2成形部材とを接合する二次射出ステップと、
を備えたことを特徴とする成形品の製造方法。
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JP2009015758A JP5515302B2 (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 金型装置及び成形品の製造方法 |
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