JP5507206B2 - 振り出し容器用キャップ - Google Patents

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本発明は、容器を反転して該容器を上下に振動させる振り出し動作によって容器内の内容物を排出するのに好適なキャップに関するものであり、調理において発生する湯気(水蒸気等)による内容物の固化を防止して開孔における目詰まりを回避するとともに蓋体の確実な密閉を実現しようとするものである。
粒子径の小さい、例えば、こしょう等の調味剤を入れる容器としては、その口部に複数の開孔を有するキャップを装着して、該キャップの開孔が下側に向くように容器を反転、該容器自体を上下に振動させる振り出し動作を行なうことで内容物の適量排出を可能としている(例えば特許文献1参照)。
実公昭56−28940号公報
ところで、この種のキャップは、例えば、調理中にフライパンや鍋等に調味剤を振り出した際に、該フライパンや鍋等から立ち上る湯気(水蒸気)によって内容物が付着、固化してしまい開孔を閉塞させてしまったり(目詰まり)、蓋体を閉じることができなくなってしまう不具合があり、その改善が望まれていた。
本発明の課題は、上記のような振り出し容器が抱えていた従来の不具合を解消できる新規なキャップを提案するところにある。
本発明は、表裏を貫通する複数の開孔を有する天面壁を有し、容器の口部において固定保持されるベースと、このベースの後側部にヒンジを介して回動可能に保持され、前記開孔に凸部を適合させて該開孔を閉塞する蓋体とを備え、容器を反転姿勢で上下に振動させる振り出し動作により容器内の内容物を前記天面壁の開孔を通して排出する振り出し容器用キャップであって、
前記ベースは、前記天面壁が、左右で一対になるサイド部と、このサイド部の相互間に位置し、前記サイド部との間で段差を形成する天板からなり、前記天板には、当該天板の前側半分が後側半分よりも一段低くなる段差がつけられているとともに、前記前側半分に前記開孔が設けられており、
前記蓋体は、その長手方向の中央に、前記蓋体の前側半分が後側半分の上面に重なるように折りたたむことができる他のヒンジが設けられており、
さらに、前記ベースには、前記サイド部の内側壁それぞれに、前記蓋体の幅方向端縁に連係して該蓋体の閉塞姿勢、開放姿勢をそれぞれ維持する係止片を設けるとともに、
前記ヒンジの対向位置に相当するベースの前側部に、狭小縁部を残して立ち上がるとともに、その両端が、前記サイド部それぞれの前記内側壁に一体連結されることにより、前記開孔を包囲して水蒸気の侵入を阻止する防護壁を設けたことを特徴とする振り出し容器用キャップである。
上記の構成からなるキャップにおいて蓋体としては、狭小縁部及び防護壁の外側面にそれぞれ隙間を隔てて対面する端面及び内側壁部を有する垂下片を設けたものが有利に適合する。防護壁の上端部と蓋体との間には隙間を設けるのが好ましい。
キャップを構成するベースの前側部に、狭小縁部(段付き部)を残して立ち上がるとともに開孔を包囲する防護壁を設けたため、この防護壁により湯気等の水蒸気が遮られることとなり、開孔が簡単に目詰まりすることはない。
ベースの天面壁に係止片を設け、この係止片を蓋体の幅方向の端縁に連係させて該蓋体の閉塞姿勢、開放姿勢を維持することにより、構造の複雑化を伴うことなしにキャップの姿勢を確実に保持することができるとともに、キャップの1パーツ化が可能となる。
蓋体の垂下片の下端面と狭小縁部との相互化に隙間を形成するようにしたため、この部位に内容物が付着、固化しても、蓋体を確実に閉じることができる。また、防護壁の上端部と蓋体の下面との間に隙間を設けることで防護壁の上端部に内容物が堆積、固化して蓋体が閉じなくなるのを防ぐことが可能となる。
本発明にしたがう振り出し容器用キャップの実施の形態を示した外観斜視図である。 図1に示したキャップにつき、蓋体の前側半分を開放した状態を示した外観斜視図である。 図1に示したキャップにつき、蓋体を閉じた状態を示した外観斜視図である。 図1に示したキャップの断面を示した図である。 本発明にしたがうキャップを装着した容器を用いて内容物を振り出している状況を示した図である。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1〜3は、本発明にしたがう振り出し容器用キャップの実施の形態を示したものであり、図4は、図1〜3に示したキャップの側面を断面で示した図である。
図における1は、容器の口部にねじ止め、あるいはアンダーカット係合等の手段により着脱自在に固定可能としたベースである。このベース1は、容器の口部を取り囲み、その内周壁で該口部に連係する周壁1aと、この周壁1aの上端部に一体連結する天面壁1bから構成されている。
天面壁1bは、外縁部の内側を一段低くした段差面tを有する左右で一対になる三日月状のサイド部1b(この部位が最も隆起している部分となる。)と、この各サイド部1bの相互間に位置し、該サイド部1bとの間で段差を形成する天板1bからなっている(天板1bがサイド部1bよりも一段低くなっている。)。そして、該天板1bの後側半分で後述する蓋体の受け部を形成し、前側半分には、その表裏において貫通する複数の開孔2が設けられている(天板1bの後側半分と前側半分との間にも該前側半分が一段低くなる段差がつけられている。)。
また、3は、前側部分と後側部分からなり、天面壁1bの天板1bの上面に覆い被さる板状の蓋体である。この蓋体3は、該蓋体3を閉塞姿勢においたときその外表面がサイド部1bの段差面tと同一レベルにあり、天板1bの後端部にヒンジhを介して回動可能に保持されている。蓋体3の長手方向の中央にはヒンジhが設けられていて蓋体3の前側半分3aを後側半分3bの上面に重なるように折りたたむことができるようになっている。4は、蓋体3の前側半分3aの下面に設けられた筒状をなす凸部であり、蓋体3を閉じたとき、凸部4が開孔2に入り込む。
5は、ヒンジhの対向位置に相当するベース1の前側部に狭小縁部tを残して立ち上がる防護壁である。この防護壁5は、周壁1aに沿って設けられ、その両端は、各サイド部1bの内側壁に一体連結しており、これにより開孔2を包囲して該開孔2への湯気等の水蒸気の侵入を阻止する。
6は、天面壁1bを構成するサイド部1bの内側壁の前側に設けられた係止片、7は、天面壁1bを構成するサイド部1bの内側壁の後側に設けられた係止片である。係止片6は、蓋体3を閉じたときに蓋体3の前側半分3aの幅方向端縁に連係させることによって該蓋体3の閉塞姿勢を保持し、係止片7は、蓋体3をヒンジhを起点に折りたたんだ時に蓋体3の前側半分3aの幅方向端縁に連係させることによって該蓋体3の開放姿勢を保持する。蓋体3の前側半部3aの幅方向端縁には蓋体3の前側半分3aを折りたたんで後側半分3bの上に重ね合わせた状態で係止片7に連係させることができるように凹部3aが形成されこれによりその部位が薄肉になっている。
8は、蓋体3の先端に一体的に設けられた垂下片である。この垂下片8には、防護壁5の外側面に対面する内側壁部と、蓋体3の閉塞姿勢で狭小縁部tの上面との相互間で隙間Pを形成する端面(下端面)が形成されており(図4参照)、隙間Pにより内容物がこの部位で固着しても蓋体3を確実に閉じることができるようになっている。隙間Pは、狭小縁部tの両側端に該狭小縁部tとの間で段差を形成する隆起部tが設け、この隆起部tの上端に垂下片8の下端面が付き当たることによって形成する場合について図示したが、逆に垂下片8の下端に突起を設けて狭小縁部tとの間で隙間Pを形成してもよい。
さらに、9は、天板1bの後側半分に設けられた凹部、10は、蓋体3の後側半分3bの下面に設けられ該凹部9に嵌合して蓋体3を天板1bに着脱自在に固定保持する凸部である。
上記の構成からなる振り出し容器用キャップにおいては、防護壁5により湯気等の水蒸気を遮ることができるので、開孔2に水蒸気が侵入して内容物を固化させ目詰まりを起す不具合を軽減することができる。
防護壁5は、ベース1を構成する周壁1aの上端部に直接設けても湯気等の水蒸気の侵入防止効果は期待できるが、その効果をより一層高めるため、周壁1aの外周面よりも径方向の内側にへこませて段差部を形成する狭小縁部tを設けるのが最もよい。防護壁5の高さは、蓋体3を閉じたときに蓋体3の下面との相互間に隙間Pが形成できる程度の高さに設定しておくのが望ましく(図4参照)、これにより防護壁5の上端に内容物が堆積、固化しても蓋体3の確実を確実に閉じることができる。なお、隙間Pは蓋体3の下面に凹部を設けることによって形成するようにしてもよく、この点についてはとくに限定されない。
蓋体3には、該蓋体3を開放する際に指掛かりとなる引き上げ舌片3cを設けた場合について示したが、周壁1aに凹所11を設け、蓋体3の下端に指を引っ掛けることができるようオーバーハング状にしておくことにより引き上げ舌片3cを設けるのを省略することができる。
垂下片8は、図4に示すように、内側壁部と防護壁5の外側面との間で隙間Pを形成するようにしておくのがよく、これにより防護壁5の外側面に内容物が付着、固化しても蓋体3を確実に閉じることになる。
本発明にしたがう振り出し容器用キャップは、合成樹脂を射出成形することによって成形することができるものであり、構造が簡素化されており、かつ、1パーツにて構成することを可能としている。
調理等において立ち上る湯気(水蒸気)等に起因した内容物の固化に伴う開孔の目詰まり等の不具合を解消し得る振り出し容器用のキャップが提供できる。
1 ベース
1a 周壁
1b 天面壁
2 開孔
3 蓋体
3a 前側半分
3b 後側半分
3c 舌片
4 凸部
5 防護壁
6 係止片
7 係止片
8 垂下片
9 凹部
10 凸部
11 凹所
t 段差面
狭小縁部

Claims (3)

  1. 表裏を貫通する複数の開孔を有する天面壁を有し、容器の口部において固定保持されるベースと、このベースの後側部にヒンジを介して回動可能に保持され、前記開孔に凸部を適合させて該開孔を閉塞する蓋体とを備え、容器を反転姿勢で上下に振動させる振り出し動作により容器内の内容物を前記天面壁の開孔を通して排出する振り出し容器用キャップであって、
    前記ベースは、前記天面壁が、左右で一対になるサイド部と、このサイド部の相互間に位置し、前記サイド部との間で段差を形成する天板からなり、前記天板には、当該天板の前側半分が後側半分よりも一段低くなる段差がつけられているとともに、前記前側半分に前記開孔が設けられており、
    前記蓋体は、その長手方向の中央に、前記蓋体の前側半分が後側半分の上面に重なるように折りたたむことができる他のヒンジが設けられており、
    さらに、前記ベースには、前記サイド部の内側壁それぞれに、前記蓋体の幅方向端縁に連係して該蓋体の閉塞姿勢、開放姿勢をそれぞれ維持する係止片を設けるとともに、
    前記ヒンジの対向位置に相当するベースの前側部に、狭小縁部を残して立ち上がるとともに、その両端が、前記サイド部それぞれの前記内側壁に一体連結されることにより、前記開孔を包囲して水蒸気の侵入を阻止する防護壁を設けたことを特徴とする振り出し容器用キャップ。
  2. 前記蓋体に、前記狭小縁部及び前記防護壁の外側面に隙間を隔てて対面する端面及び内側壁部を有する垂下片を設けた、請求項1記載の振り出し容器用キャップ。
  3. 前記防護壁は、上端部と蓋体の下面との間に隙間を有する、請求項1又は2記載の振り出し容器用キャップ。
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