JP5506846B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、異なる温度帯の部屋を複数有し、保存最適湿度が異なる保存対象品を同一の部屋に保存することができる冷蔵庫に関するものである。
家庭用の冷蔵庫においては、これまでにも、保存品の特質や保存期間により、保存温度を分けて保存することは一般的に行われてきた。例えば、肉や魚はすぐ使うのであれば0℃程度のチルド室、長期保存をするのであれば−18℃の冷凍室、半月程度の間に適宜使いたいときは凍っているが包丁で切れる程度の−7℃の冷凍室、野菜や果物などは6℃程度の野菜室に保存している。
一方で、油や米など冷暗所保存が望ましいとされているものは、冷蔵庫に入れて保存することは少なく、台所近辺の収納庫や所定の収納場所に保管されていた。また、ナスやキュウリ、バナナなどのように低温障害が起きやすい野菜や果物も冷暗所に保管することが多い。
しかし、近年の住宅構造は断熱性・気密性が増し、また、以前は北向きが多かったが、リビングとの一体化などに伴い、南向き・東向きの台所も多くなるなど、保存場所が高温多湿化しやすくなる傾向にある。このため、冷暗所すなわち『冷蔵ほどの低温は必要としないが、涼しく暗い場所』で保存すべき食品の保存場所の確保が困難になってきた。
そこで、従来の冷蔵庫に温度を10〜15℃程度とする貯蔵庫を設けて、乾物などの食品の劣化を抑えるものがある(例えば、特許文献1)。
また、一般的な家庭用の冷蔵庫に第3の貯蔵室を設けて、亜熱帯作物や米などを保存するものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、冷蔵庫の上部に温度を0〜20℃、湿度を50%以下とする第3の温度室を設けたものがある(例えば、特許文献3参照)。
また、冷蔵庫に約10〜18℃の『中温』と称する温度帯で高湿保存用の貯蔵容器と低湿保存用の貯蔵容器を備えたものもある(例えば、特許文献4参照)。
さらに、低温貯蔵庫に高湿モード、低湿モード、その中間となる玄米保存用の調湿モードを設定し、各モードを操作パネルで切り替えて貯蔵室内の湿度を調整するものが提案されている(例えば、特許文献5参照)。
特開平2−126073号公報(図1) 特開平10−54641号公報(図1) 特開2001−133110号公報(図2) 特開平3−84383号公報(図1) 特開平10−339547号公報(図2)
前述の特許文献1に記載の貯蔵庫は、乾物を保存可能な構造となっているが、高湿度を要する食品を保存する構造となっておらず、しかも、一般的な冷蔵室や冷凍室のある冷蔵庫とは別置きとなっており、2台目の冷蔵庫として費用がかかるという課題がある。
特許文献2に記載の冷蔵庫は、亜熱帯作物や米などが保存可能な第3の貯蔵室を備えているが、湿度帯に関する調整方法についての具体的な技術が記載されておらず、特許文献3に記載の第3の温度室は上部冷蔵庫として、下部冷蔵庫の上部に載置されており、保存温度を10℃以上で高湿度帯を必要とする食品への対応はなされていなかった。
特許文献4に記載の技術は、高湿保存用の貯蔵容器には透湿膜を主体に構成した蓋が必要となり、蓋が結露した場合には食品に落下し食品に損傷を与える虞がある。
特許文献5に記載の技術は、圧縮機のオフ時に冷却器に付いた霜が融解して発生する水分を加湿に利用するものであり、庫内温度が−18℃の冷凍室もある冷蔵庫の仕様では十分な加湿能力が得られない可能性があった。
即ち、前述した特許文献1〜5に記載の技術では、冷蔵や冷凍など様々な温度帯の部屋を一体化した冷蔵庫においては、結露による食品の損傷がなく、保存したい食品に対応した温湿度帯に調整することができないという課題がある。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、冷暗所相当の温度で、かつ保存すべき食品に対応した適正な湿度で保存することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明に係る冷蔵庫は、区画壁の区画により形成された少なくとも冷凍室、野菜室及び冷暗保管室を有する冷蔵庫本体と、冷暗保管室内に上下に配置された第1及び第2の収納容器と、野菜室及び冷暗保管室の間の区画壁に設けられ、野菜室からの戻り冷気を第1の収納容器に導入するための第1の冷気導入口と、第1の冷気導入口を開閉する第1の開閉手段と、冷暗保管室の背面に設けられ、冷却器からの冷気を前記第2の収納容器に導入するための第2の冷気導入口と、第2の冷気導入口を開閉する第2の開閉手段と、冷暗保管室の背面に第2の冷気導入口の下方に設けられ、冷暗保管室内の冷気を流出させるための流出口と、第1及び第2の収納容器から流れてくる冷気による冷暗保管室内の温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段の検出温度が予め設定された冷暗所相当の温度になるように第1及び第2の開閉手段を制御する制御手段とを備えたものである。
本発明においては、第1及び第2の開閉手段により第1及び第2の冷気導入口を開けて、第1の収納容器内に野菜室からの戻り冷気を導入させると共に、第2の収納容器に冷却器からの冷気を導入させ、冷暗保管室内の温度が冷暗所相当の温度になったときに、第1及び第2の開閉手段により第1及び第2の冷気導入口を閉じるようにしている。これにより、第1の収納容器内においては、冷暗所相当の温度で、かつ野菜室からの戻り冷気により高湿度となり、そのため、冷暗所相当の温度で保存すべき食品を適正な湿度で保存することが可能になる。一方、第2の収納容器内においては、冷暗所相当の温度で、かつ冷却器からの冷気により低湿度となり、そのため、乾物類を最適な環境で保存することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の側面を切断して示す断面図である。 図1の冷蔵庫の冷暗保管室付近を拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の冷暗保管室を高湿度状態にしたときの拡大断面図である。 図3の冷暗保管室を低湿度状態にしたときの拡大断面図である。
以下、本発明に係る冷蔵庫の実施の形態について、図1乃至図4を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の側面を切断して示す断面図、図2は図1の冷蔵庫の冷暗保管室付近を拡大して示す断面図である。
図1に示す冷蔵庫は例えば家庭用の冷蔵庫で、その冷蔵庫本体1は、外箱と内箱の空間に発泡ウレタンなどの断熱部材が充填されて構成されている。冷蔵庫本体1には、冷蔵庫本体1に一体成型された区画壁1a、1b、1cにより、上下に複数の部屋が形成されている。例えば、上部に冷蔵室6が形成され、区画壁1a、1bの間の側方に隣接して配置された切替室7及び製氷室8が形成され、区画壁1b、1cの間に野菜や2Lペットボトルなどを収納する野菜室9が形成され、下部の側方に隣接して配置された冷凍室10及び冷暗保管室11が形成されている。
また、冷蔵庫本体1には、各部屋の前面開口部をそれぞれ開閉する扉が設けられている。冷蔵室6には、前面に操作パネル5が設置された片開き式の扉6aが設けられ、切替室7、製氷室8、野菜室9、冷凍室10及び冷暗保管室11には、それぞれ引き出し式の扉7a、8a、9a、10a、11aが設けられている。冷蔵庫本体1の底部後方には圧縮機2が設けられ、野菜室9の背面に設けられた空間には冷却器3が設置され、冷却器3の上方には、冷却器3により冷却された冷気を各部屋に強制通風する送風機4が設置されている。
冷蔵室6の背面壁の中には、制御手段を有する回路基板21が収められている。その制御手段により、圧縮機2や送風機4の駆動が制御され、後述する第1及び第2のダンパの開閉が制御される。前述の操作パネル5には、図示していないが、冷蔵室6内の温度などを表示する表示部、各部屋の温度を調節するスイッチ、各種エラー発生時に点灯する警告ランプなどが設けられている。
冷暗保管室11は、後述するが、冷暗所相当の温度(例えば10〜20℃)となるように設定されている。その設定温度は、一般的な家庭用の冷蔵庫で設定される温度以上で、人が涼しく感じる温度以下とした最も広範囲の温度帯である。なお、6℃程度の低温で障害の生じやすい野菜を保存する場合は、設定温度を10〜15℃としても良い。
冷暗保管室11には、図2に示すように、その冷暗保管室11内の上部に配置された第1の収納容器12と、冷暗保管室11内の下部に配置された第2の収納容器13が設けられている。第1及び第2の収納容器12、13は、例えばポリスチレンなどの材質よりなり、上部に開口部を有する箱形状の容器である。その開口部から食品を出し入れできる。なお、第1及び第2の収納容器12、13の材質をポリスチレンとしたが、これに限定されるものではない。
第1及び第2の収納容器12、13の前面には、それぞれ複数のスリット12a、13aが設けられている。第1の収納容器12は、第2の収納容器13の奥行きよりも短く形成されている。これにより、第1の収納容器12の後部の開口部が開放された状態となっている。これら第1及び第2の収納容器12、13は、図示していないが、冷暗保管室11の側壁内側に一体成型された突起をレールとして前後に移動可能になっている。
冷蔵庫本体1の区画壁1cには、野菜室9から冷暗保管室11の第1の収納容器12内に冷気を導入するための第1の冷気導入口14と、第1の冷気導入口14を開閉する第1のダンパ15(第1の開閉手段)が設けられている。冷暗保管室11の背面には、冷却器3から第2の収納容器13内に冷気を導入するための第2の冷気導入口16と、第2の冷気導入口16を開閉する第2のダンパ17(第2の開閉手段)が設けられている。
第2の冷気導入口16の上部と下部には、第2の収納容器13に向けて下方に傾斜するガイド板16a(第1の冷気案内部)が設けられている。このガイド板16aは、冷暗保管室11に導入された冷気が第1の収納容器12内に流入したり、第1の収納容器12に当たって第1の収納容器12内の温度が局所的に大きく下がることを回避するために設けられている。
また、冷暗保管室11の背面の第2の冷気導入口16の下方には、流出口18が設けられている。この流出口18により、冷暗保管室11内を流れる冷気が流出し、下方から冷却器3に向かって流れていく。流出口18は、第1及び第2の冷気導入口14、16から冷暗保管室11内に導入された冷気のショートサイクルを回避するために極力冷暗保管室11の下部に設けられ、より回避を確実にするために流出口18の上部に気流の発生を防止するための遮蔽板18aが設けられている。また、流出口18の近傍には、第1及び第2の収納容器12、13から流れてくる冷気による冷暗保管室11内の温度を検出するサーミスタ19(温度検出手段)が設置されている。
前述の制御手段は、予め冷暗所相当の温度、例えば10℃〜20℃の温度が設定されており、サーミスタ19により検出された冷暗保管室11内の温度が設定温度の範囲内に入るように第1のダンパ15及び第2のダンパ17の開閉を制御する。即ち、制御手段は、冷暗保管室11内の温度が設定温度の範囲外のときには、第1のダンパ15及び第2のダンパ17を開き、冷暗保管室11内の温度が設定温度の範囲内に入ったときには、第1のダンパ15及び第2のダンパ17を閉じる。
ここで、冷暗保管室11内での冷気の流れを図2を用いて説明する。なお、図中の矢印は冷気の流れ方向を示している。
第1のダンパ15が開いているときは、野菜室9からの戻り冷気が第1の冷気導入口14を通って第1の収納容器12内に導入される。野菜室9には、保存中も生命活動を続け二酸化炭素以外に水分も吐き出す野菜や果物が収納されている。このため、他の部屋と比べ高湿度の冷気となっている。また、野菜室9の温度は6℃程度で、冷暗保管室11の設定温度10〜20℃に最も近い。このため、他の部屋の戻り冷気を導入するよりも絶対湿度の高い冷気を導入でき、冷暗保管室11内の第1の収納容器12に効率的に高湿度の冷気を導入できる。
第1の収納容器12内に導入された冷気は、第1の収納容器12の前面に設けられたスリット12aから流出し、第2の収納容器13の前方で第2の収納容器13の前面に設けられたスリット13aから流出する冷気と混合され、流出口18へと向う。そして、混合された冷気は、遮蔽板18aにより遮られて流出口18から流出し、下方から冷却器3に向かって流れる。なお、第1のダンパ15が閉じているときには、野菜室9の戻り冷気は、一般的な冷蔵庫と同様に、風路(図示せず)を経由して冷却器3の下方に戻っていく。
また、第2のダンパ17が開いているときは、冷却器3からの冷気が第2の冷気導入口16を通りガイド板16aに案内されて第2の収納容器13内に導入される。第2の収納容器13内に導入された冷気は、冷却器3で水分が回収された直後の冷気であるため、冷蔵庫本体1内で最も低湿度の冷気となっている。これを第2の収納容器13内に導入することで第2の収納容器13内に低湿度の冷気を最も効率的に導入できる。この冷気は、第2の収納容器13の前面に設けられたスリット13aから流出し、第2の収納容器13の前方で第1の収納容器12から流出した冷気と混合され、流出口18へと向う。そして、混合された冷気は、流出口18から流出し、下方から冷却器3に向かって流れる。
次に、野菜室9の戻り冷気の相対湿度がどの程度であればよいかについて説明する。
冷暗所相当の温度で高湿度に維持したい保管品として、低温に弱い野菜や果物、例えばナスやキュウリなどの夏野菜、バナナやパイナップルといった熱帯原産の果物である。一般的に野菜は相対湿度85〜95%程度の高湿度で保存することが望ましいとされる。ただし、これらの野菜は結露に弱く、野菜・果物自身も生きているため呼吸して水分放出しており、第1の収納容器12内に何も入れていない状態で高湿度環境にすると、すぐに結露が生じ、この状態で野菜などを入れた場合には野菜の劣化を招く恐れがある。
そこで、第1の収納容器12内を、野菜や果物を少し入れた状態で高湿度環境にする必要がある。野菜室9は多くの場合多様な野菜でほぼ満杯になっており、このときの戻り冷気は、おおむね相対湿度90%以上である。そこで、野菜室9の戻り冷気の温度を6℃、相対湿度を90%と仮定し、冷暗保管室11の温度を設定温度の範囲内の13℃とすると、相対湿度は約54%となる。この環境で例えば長ナス3本、キュウリ3本を保管してみた。このとき、絶対湿度で約0.0045[kg/kg(DA)]の高湿度となり、相対湿度は99%となった。
ちなみに、野菜室9の次に温度の高い冷蔵室3の戻り冷気を直接利用できないか試算してみると、冷蔵室6の戻り冷気が温度3℃、相対湿度95%以上であれば、冷暗保管室11の相対湿度は90%以上(温度13℃で同一量の野菜を保存した場合)になる。しかし、一般的に冷蔵室6に入れる食品は、蓋で覆われた容器内に入っており、また、ラップをして水分の蒸散を抑制しており、冷却器3から冷蔵室6に導入された冷気が多量の水分を含み高湿度になることは考えにくい。これは、他の部屋についても同様の傾向である。
従って、冷暗保管室11を高湿度にしたい場合に導入すべき冷気は、野菜室9の戻り冷気が最適であるといえる。
また、冷却器3からの直接導入した冷気を−25℃、相対湿度100%とすると、冷暗保管室11の温度13℃での相対湿度は4%である。市販の袋入り乾物に入っている一般的な乾燥剤は、海苔で相対湿度10〜15%、せんべい類で20〜25%、干し椎茸や煮干などでは25〜30%にするとあるため、開封後の乾物類にも十分に対応可能な相対湿度になることがわかる。
以上のように実施の形態1においては、第1及び第2のダンパ15、17により第1及び第2の冷気導入口14、16を開けて、第1の収納容器12内に野菜室9からの戻り冷気を導入させると共に、第2の収納容器13内に冷却器3からの冷気を導入させ、冷暗保管室11内の温度が設定温度(10℃〜20℃)になったときに、第1及び第2のダンパ15、17により第1及び第2の冷気導入口14、16を閉じるようにしている。これにより、第1の収納容器12内においては、設定温度で、かつ野菜室9からの戻り冷気により高湿度となり、そのため、冷暗所相当の温度で保存すべき食品を適正な湿度で保存することが可能になり、また、第2の収納容器13内においては、冷暗所相当の温度で、かつ冷却器3からの冷気により低湿度となり、そのため、乾物類を最適な環境で保存することができる。
なお、実施の形態1では、冷暗保管室11内の温度が設定温度の範囲外のときに第1及び第2のダンパ15、17を開くようにしたが、冷暗保管室11内の温度と設定温度の差に応じて第1及び第2のダンパ15、17の開度を調整するようにしても良い。また、第2の冷気導入口16の上部と下部にガイド板16aを設けたが、そのガイド板16aを第2の冷気導入口16の上部のみに設けても良い。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の冷暗保管室を高湿度状態にしたときの拡大断面図、図4は図3の冷暗保管室を低湿度状態にしたときの拡大断面図である。なお、本実施の形態においては、実施の形態1と同様あるいは相当部分には同じ符号を付している。
図3、図4において、冷暗保管室11内の上部に配置された第1の収納容器12は、前面の他に底面にも複数のスリット12bが設けられている。第2の冷気導入口16の下部には、第1の収納容器12に向けて上方に傾斜するガイド板16b(第2の冷気案内部)が設けられている。このガイド板16bは、冷暗保管室11に流入し冷気がショートサイクルして冷暗保管室11を循環せずに流出口18に向かうのを回避するために設けられている。
操作パネル5には、前述した表示部、設定温度の調節用のスイッチ、警告ランプなどの他に、例えば、高湿度モードを選択するための第1のスイッチ、低湿度モードを選択するための第2のスイッチ(共に図示せず)が設けられている。なお、第1及び第2のスイッチには、何れが高湿度モードか低湿度モードかを識別させるために、各スイッチの近傍に『高湿』、『低湿』を表示するようにしても良い。また、より冷蔵庫の使用者にわかりやすい表現、例えば第1のスイッチの近傍に『野菜・果物』を表示し、第2のスイッチの近傍に『乾物類』を表示してわかりやすいようにしても良いし、それに類する絵で表示するようにしても良い。
制御手段は、第1のスイッチの操作により高湿度モードが選択された場合は、第1のダンパ15を開いて第1の冷気導入口14を開放し、サーミスタ19の検出温度が予め設定された冷暗所相当の温度(10℃〜20℃)になったときに、第1のダンパ15を閉じて第1の冷気導入口14を閉塞する。また、制御手段は、第2のスイッチの操作により低湿度モードが選択された場合には、第2のダンパ17を開いて第2の冷気導入口16を開放し、サーミスタ19の検出温度が前述の設定温度(10℃〜20℃)になったときに、第2のダンパ17を閉じて第2の冷気導入口16を閉塞する。
次に、冷暗保管室11内での冷気の流れを図3及び図4を用いて説明する。まず、高湿度モードが選択されたときの冷気の流れを図3を用いて説明し、次に、低湿度モードが選択されたときの冷気の流れを図4を用いて説明する。なお、図中の矢印は冷気の流れ方向を示している。
回路基板21上の制御手段は、第1のスイッチの操作により高湿度モードが選択された場合、第1のダンパ15を開けて第1の冷気導入口14を開放する。このとき、野菜室9からの戻り冷気が第1の冷気導入口14を通って第1の収納容器12内に導入される。第1の収納容器12内の冷気は、第1の収納容器12の底面に設けられたスリット12bから第2の収納容器13内へ流れると共に、第1の収納容器12の前面に設けられたスリット12aから流出する。そして、そのスリット12aから流出した冷気は、第2の収納容器13の前方で第2の収納容器13から流出する冷気と混合され、流出口18へと向う。混合された冷気は、遮蔽板18aにより遮られて流出口18から流出し、下方から冷却器3に向かって流れる。一方、制御手段は、サーミスタ19の検出温度が設定温度に達したかどうかを判定しており、検出温度が設定温度に達したときには、第1のダンパ15を閉じて第1の冷気導入口14を閉塞する。これによって、冷暗保管室11の温度が設定温度の範囲内で、高湿度となる。
次に、前述の制御手段は、第2のスイッチの操作により低湿度モードが選択された場合、第2のダンパ17を開けて第2の冷気導入口16を開放する。このとき、冷却器3からの冷気が第2の冷気導入口16を通りガイド板16bに案内されて第1の収納容器12内に導入される。第1の収納容器12内の冷気は、第1の収納容器12の底面に設けられたスリット12bから第2の収納容器13内へ流れると共に、第1の収納容器12の前面に設けられたスリット12aから流出する。そして、そのスリット12aから流出した冷気は、第2の収納容器13の前方で第2の収納容器13から流出する冷気と混合され、流出口18へと向う。混合された冷気は、遮蔽板18aにより遮られて流出口18から流出し、下方から冷却器3に向かって流れる。一方、制御手段は、サーミスタ19の検出温度が設定温度に達したかどうかを判定しており、検出温度が設定温度に達したときには、第2のダンパ17を閉じて第2の冷気導入口16を閉塞する。これによって、冷暗保管室11の温度が設定温度の範囲内で、低湿度となる。なお、第1及び第2のダンパ15、17が閉じているときには、野菜室9の戻り冷気は、一般的な冷蔵庫と同様に、風路を経由して冷却器3の下方に戻っていく。
以上のように実施の形態2よれば、高湿度モードが選択された場合は、第1のダンパ15により第1の冷気導入口14を開けて、第1及び第2の収納容器12、13内に野菜室9からの戻り冷気を導入させ、冷暗保管室11内の温度が設定温度(10℃〜20℃)になったときには、第1のダンパ15により第1の冷気導入口14を閉じるようにしている。これにより、第1及び第2の収納容器12、13内においては、設定温度で、かつ野菜室9からの戻り冷気により高湿度となり、そのため、冷暗所相当の温度で、かつ高湿度に適した食品を保存することが可能になる。
また、低湿度モードが選択された場合には、第2のダンパ17により第2の冷気導入口16を開けて、第1及び第2の収納容器12、13内に冷却器3からの冷気を導入させ、冷暗保管室11内の温度が設定温度(10℃〜20℃)になったときには、第2のダンパ17により第2の冷気導入口16を閉じるようにしている。これにより、第1及び第2の収納容器12、13内においては、設定温度で、かつ冷却器3からの冷気により低湿度となり、そのため、低温湿度に適した乾物類を保存することができる。
なお、実施の形態2では、第1のダンパ15あるいは第2のダンパ17を開ける際に、冷暗保管室11内の温度と設定温度の差に応じて開ける角度を調整するようにしても良い。
1 冷蔵庫本体、1a、1b、1c 区画壁、2 圧縮機、3 冷却器、4 送風機、5 操作パネル、6 冷蔵室、6a 片開き式の扉、7 切替室、7a 引き出し式の扉、8 製氷室、8a 引き出し式の扉、9 野菜室、9a 引き出し式の扉、10 冷凍室、10a 引き出し式の扉、11 冷暗保管室、11a 引き出し式の扉、12 第1の収納容器、12a、12b スリット、13 第2の収納容器、13a スリット、14 第1の冷気導入口、15 第1のダンパ、16 第2の冷気導入口、16a、16b ガイド板、17 第2のダンパ、18 流出口、18a 遮蔽板、19 サーミスタ、21 制御手段を有する回路基板。

Claims (8)

  1. 区画壁の区画により形成された少なくとも冷凍室、野菜室及び冷暗保管室を有する冷蔵庫本体と、
    前記冷暗保管室内に上下に配置された第1及び第2の収納容器と、
    前記野菜室及び冷暗保管室の間の区画壁に設けられ、前記野菜室からの戻り冷気を前記第1の収納容器に導入するための第1の冷気導入口と、
    前記第1の冷気導入口を開閉する第1の開閉手段と、
    前記冷暗保管室の背面に設けられ、冷却器からの冷気を前記第2の収納容器に導入するための第2の冷気導入口と、
    前記第2の冷気導入口を開閉する第2の開閉手段と、
    前記冷暗保管室の背面に前記第2の冷気導入口の下方に設けられ、前記冷暗保管室内の冷気を流出させるための流出口と、
    前記第1及び第2の収納容器から流れてくる冷気による前記冷暗保管室内の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段の検出温度が予め設定された冷暗所相当の温度になるように前記第1及び第2の開閉手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記第1の収納容器は、上部に前記第1の冷気導入口からの冷気が流入する開口部を有し、さらに、前面に当該冷気を流出させる複数のスリットを有し、
    前記第2の収納容器は、前記第1の収納容器の下方に配置され、上部に前記第2の冷気導入口からの冷気が流入する開口部を有し、さらに、前面に当該冷気を流出させる複数のスリットを有することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記第2の冷気導入口の上部及び下部あるいは上部から前記第2の収納容器の開口部近傍まで延びてなり、前記第2の冷気導入口からの冷気を前記第2の収納容器内に案内する第1の冷気案内部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 区画壁の区画により形成された少なくとも冷凍室、野菜室及び冷暗保管室を有する冷蔵庫本体と、
    前記冷暗保管室内に上下に配置された第1及び第2の収納容器と、
    前記野菜室及び冷暗保管室の間の区画壁に設けられ、前記野菜室からの戻り冷気を前記冷暗保管室に導入するための第1の冷気導入口と、
    前記第1の冷気導入口を開閉する第1の開閉手段と、
    前記冷暗保管室の背面に設けられ、冷却器からの冷気を前記冷暗保管室に導入するための第2の冷気導入口と、
    前記第2の冷気導入口を開閉する第2の開閉手段と、
    前記冷暗保管室の背面に前記第2の冷気導入口の下方に設けられ、前記冷暗保管室内の冷気を流出させるための流出口と、
    前記第1及び第2の収納容器から流れてくる冷気による前記冷暗保管室内の温度を検出する温度検出手段と、
    高湿度モードあるいは低湿度モードの何れかを選択するための操作部と、
    前記操作部により選択された高湿度モードにおいては、前記第1の開閉手段を制御して前記第1の冷気導入口を開放し、前記温度検出手段の検出温度が予め設定された冷暗所相当の温度になったときに、前記第1の開閉手段を制御して前記第1の冷気導入口を閉塞し、前記操作部により選択された低湿度モードにおいては、前記第2の開閉手段を制御して前記第2の冷気導入口を開放し、前記温度検出手段の検出温度が予め設定された冷暗所相当の温度になったときに、前記第2の開閉手段を制御して前記第2の冷気導入口を閉塞する制御手段と
    を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  5. 前記第1の収納容器は、上部に前記第1及び第2の冷気導入口からの冷気が流入する開口部を有し、さらに、前面に当該冷気を流出させる複数のスリットを有することを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 前記第2の冷気導入口の下部から前記第1の収納容器の開口部近傍まで延びてなり、前記第2の冷気導入口からの冷気を前記第1の収納容器内に案内する第2の冷気案内部を設けたことを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。
  7. 前記第1の収納容器は、底面に前記第1及び第2の冷気導入口からの冷気を流出させる複数のスリットが設けられ、
    前記第1の収納容器の下方に配置され、上部に前記第1の収納容器からの冷気が流入する開口部を有し、さらに、前面に当該冷気を流出させる複数のスリットを有する第2の収納容器を備えていることを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  8. 前記流出口の上部から前記第2の収納容器の近傍まで延びてなり、前記冷暗保管室内の冷気の循環を防止する遮蔽板を設けたことを特徴とする請求項1乃至3、7の何れか一項に記載の冷蔵庫。
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