JP4250643B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、引き出し式扉によって食品を収納する容器を出し入れする野菜室を備えた冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵庫は生活の多様化とともに収納量の大型化傾向から、最も使用頻度が多く容積の大きい冷蔵室を最上部に配置し、その下部に収納容積の比較的小さい製氷室や温度切替室を併置し、さらにその下部に野菜室、最下部に冷凍室を設置する形態が多くなっている。そして冷蔵室は、その開口部近傍に一側を枢支した扉、あるいは観音開き式の扉により、前記開口を回動方式で閉塞しており、野菜室や冷凍室、および製氷室や温度切替室は、配置高さからの収納物の出し入れ操作の利便性から扉の貯蔵室側に容器を取り付け、前後に引き出し式可能としているものが多い。
引き出し式の扉容器構造を採用している野菜室は、縦断面図である図9に示すように、野菜室(47)の前面開口部を閉塞する扉(57)の内面側には室内側に延びる左右一対の支持枠を固定してこの支持枠に野菜などを収納する容器(65)を保持し、この支持枠を野菜室(47)の両側に設けたレールに沿って摺動自在に配置することで扉(47)の開閉に連動して容器(65)を引き出し自在としている。
容器(65)の上面には果物などを区分して収納するための小ケース(66)を設け、さらに、容器(65)と小ケース(66)の開口した上面はクリスパカバー(67)で覆われており、冷蔵室(55)内を循環するとともに冷却器から直接導かれた冷気は、冷蔵室(55)と野菜室(47)間の仕切板(60)と前記クリスパカバー(67)との間隙を通って前方に流れ、容器(65)の前部から下方に流下し、容器(65)の底面の沿って後方の吸込み口(71)から冷蔵用冷却器(54)に戻るように循環するように構成されている(特許文献1参照)。
特開2001−304753公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の構成では、冷蔵室(55)から野菜室(47)内に流入して容器(65)内を高湿度に保持しながら冷却する冷気は、クリスパカバー(67)の上部を流れ、容器(65)の前部から底面の下方に沿って循環するものであり、野菜室(47)内を冷却するために多くの風量を要し、その分冷蔵室(55)の冷却力を損なうものであった。また、容器(65)の周囲には、冷気循環のための通路を形成しているために、その分容器(65)における貯蔵物を収納するための有効容積を減じる弊害があった。
本発明は上記の事情を考慮してなされたものであり、野菜室における容器の冷却構成を改善することで、冷蔵室を効果的に冷却するとともに野菜室内の高湿度と冷却性能を保持し、さらに、容器内における野菜などの収納容積を増大することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明、野菜室の前面開口部を開閉する扉と、この扉裏面に取り付けた支持枠により上面を開口した容器を保持して引き出し方式により前記容器を出し入れする冷蔵庫において、前記野菜室の天井面に当接させて保持した水平面とその下方に形成した垂直壁とを有して野菜室内の背面上部に室内全幅に亙って配置したクリスパカバーによって、閉扉時には、前記容器の後壁上端が前記垂直壁に係合することで、野菜室の背面上部に設けた冷気流入口から野菜容器内への冷気侵入を防止するとともに、前記垂直壁をガイドとして冷気流入口から野菜室内に流入する冷気、前記容器の背壁と野菜室背面との間を流下させることで容器内を間接的に冷却し、下方に形成した吸込み口から冷却器に戻すように循環させることを特徴とするものである。

本発明によれば、簡単な構成で野菜室の容器内の高湿度環境と冷却性能を保持して冷蔵室内の冷却力を増加させるとともに、野菜室内における容器の収納容積を効果的に増大させることができる。
以下、図面に基づき本発明の1実施形態について説明する。図1は冷蔵庫の縦断面図であり、外箱(2)と内箱(3)、およびこれら内外箱間の空間部に充填された断熱材(4)からなる断熱箱体で形成された冷蔵庫本体(1)の内部を貯蔵空間として最上部に冷蔵室(5)、その下方に断熱仕切壁(10)を介して比較的小容積の温度切替室(6)と図示しない自動製氷機を備えた製氷室とを併設し、これらの下方には野菜室(7)、さらに最下方には冷凍室(8)をそれぞれ独立して配置している。前記野菜室(7)と冷凍室(8)との間にも断熱仕切壁(10)を設けており、各貯蔵室の前面開口には各々専用の扉を設けて開閉自在に閉塞している。
前記冷蔵室(5)は、最も収納容積が大きく使用頻度も高いため、前面開口部の両側に設けたヒンジで観音開き式の扉を回動自在に枢支することで開口部を閉塞しており、下部に配置した冷蔵室(5)以外の温度切替室(6)や製氷室、野菜室(7)、冷凍室(8)などの貯蔵室は、冷蔵室に比べ収納容積が小さいこと、およびその設置高さ位置による使い勝手面から、扉に固着した支持枠に保持した容器を室内壁面に設けたレール部材で前後に摺動させ、開扉動作とともに室外に引き出して容器の上面開口から食品を収納し取り出する引き出し扉方式としている。
本体中央部から下方に位置させた野菜室(7)の背部には、冷蔵室(5)や野菜室(7)の冷蔵貯蔵空間(11)を冷却する冷蔵用(以下、Rという。)冷却器(13)と、前記温度切替室(6)や製氷室、冷凍室(8)などの冷凍貯蔵空間(12)を冷却する冷凍用(以下、Fという。)冷却器(14)とを奥行き方向に対して前後に重なり合わせて設けており、R冷却器(13)の野菜室(7)側は断熱材であるエバカバー(9)によって覆われている。
各貯蔵空間(11)(12)は、前記RおよびF冷却器(13)(14)や機械室に配置した圧縮機(19)などからなる冷凍サイクルにより冷却されるものであり、冷蔵室(5)や冷凍室(8)などに設けられた図示しない温度センサーの検知温度により冷凍サイクルを制御して運転し、前記R冷却器(13)およびF冷却器(14)の近傍にそれぞれ配置されたRファン(15)およびFファン(16)の回転によって、各冷却器で生成された冷気を高温側である冷蔵室(5)や野菜室(7)の冷蔵貯蔵空間(11)、および低温側である冷凍室(8)や製氷室(6)や温度切替室など冷凍貯蔵空間(12)に供給し、各々を独立して所定温度に冷却制御している。
前記各冷却器(13)(14)は、それぞれ冷凍貯蔵空間用および冷蔵貯蔵空間用として専用に配設されたものであり、冷蔵用は−13℃、冷凍用は−30℃程度の各対応貯蔵空間温度に可能な限り近似する蒸発温度にすることにより、冷凍サイクル効率を高く保持して省電力運転をおこなうものである。
F冷却器(14)で生成され、上昇してFファン(16)の後部から吸い込まれた冷凍側の低温冷気は、前部を吹き出し側として一部を前方の温度切替室(6)および製氷室にそれぞれダンパーなどを介して導入され、他の大部分の冷気は、F冷却器(14)の前面に形成されたF吹き出しダクト(24)から下方の冷凍室(8)に吹き出され、各室内を設定温度に冷却制御する。そして、製氷室(6)や温度切替室(6)や製氷室を循環した冷気は、リターンダクトを通り、冷凍室(8)からの戻り冷気と合流してF冷却器(14)に戻る循環を繰り返す。
また、前記冷蔵貯蔵空間(11)は以下のように構成され冷却される。野菜室(7)部分の拡大縦断面図である図2に示すように、R冷却器(13)で生成された冷気は上部に配置したRファン(15)によって上方に吹き出し、R吹き出しダクト(18)から冷蔵室(5)の背面全体に亙って幅広に形成したRダクト(20)内に流入し上昇して、Rダクト(20)を形成しているダクト板(21)の外周における上縁や両側縁部、あるいは中央部分に形成された吹き出し部から冷蔵室(5)内に吹き出し、室内を所定温度に冷却する。
冷蔵室(5)内を循環した冷気は、室内底部から前記R吹き出しダクト(18)の前部に前方に傾斜するように設けたR吸込みダクト(22)に吸い込まれ、温度切替室(6)の背面断熱部内に形成したVダクト(23)を介して野菜室(7)内に導入される。
野菜室(7)は、その前面開口部を開閉自在に閉塞する扉(17)の内側に、左右一対の図示しない支持枠を固着しており、この支持枠とともに野菜室(7)の両側壁面に前後方向に亙って配置したスライドレールによって野菜や果物を収納する容器(25)を保持し、前後に摺動可能な引出し方式としている。
容器(25)は上面を開口して底の深い箱状をなすとともに、その開口した上部には前縁の一部を後方に凹陥させた比較的底の浅い小ケース(26)を載置して、扉(17)を引き出した際には、容器(25)とともに小ケース(26)がスライドレールによってその後端が野菜室(7)の前面開口部より前方に出るまでフルオープン状態で大きく引き出される。
前記小ケース(26)は、容器(25)の上面開口部に形成されたフランジ部上に後方へ摺動可能に載置されており、その上面開口の周囲には、図3の断面図に示すように、上端から外方に延びさらに下方に延出してほぼコ字状に折曲するフランジ部(26a)を形成して意匠的効果とともに補強形状としているが、その内側の上端部の水平部(26b)は可能な限り幅狭とし、内側に向けて傾斜部(26c)を設けて下降させ、大きな曲面(26d)でほぼ垂直の側壁(26e)と接続するように形成している。
この小ケース(26)における上記上部の周縁形状によれば、2点差線で示す従来の一般形状に比較して、フランジ部上端の水平部(26b)の幅が狭く、その分内側へ流れ落ちるように傾斜させ、且つ曲面状に形成されていることから、容器としての強度を保持した状態で、滑らかな外観を実現することができるとともに、前記傾斜部(26c)と下方の側壁(26e)に接続する曲面部(26d)とにより、容器としての上面開口が大きくなり、使用者にとっても間口が広い容器としてゆとりある感覚が得られる。なお、前記小ケース(26)の上部周縁形状は、小ケースのみでなく下方の容器(25)の開口周縁部の形状に採用してもよい。
しかして、前記容器(25)およびこの容器(25)の上方開口部に重なり合っている小ケース(26)の後方上部には、単体としての斜視図を図4に示すように、野菜室(7)のほぼ全幅に亙る水平面(27a)と下方に形成した垂直壁(27b)との間を傾斜部(27c)で連結した板状の合成樹脂からなるクリスパカバー(27)を配置し、前記上方の水平面(27a)を野菜室(7)の天井面に当接して係止爪(27d)などの凹凸係合で保持している。そして、下方の垂直壁(27b)は、前記Vダクト(23)の野菜室(7)への冷気流入口(28)に対向して配置しており、流入する冷気を下方に導く冷気ガイドとして作用させるとともに、閉扉時には摺動して押し込まれた容器(25)および小ケース(26)の後壁上端に当接するようにしている。
上記構成によって、野菜室(7)への冷気流入口(28)の下方には、クリスパカバー(27)および容器(25)、小ケース(26)の後壁と、R冷却器(13)の野菜室側を覆うエバカバー(9)とで形成された野菜室背面の全幅に亙る冷気通路(30)が形成されるものであり、この野菜室(7)の背面上部に配置した前記クリスパカバー(27)により、天井面との間から野菜室(7)内に冷気が侵入しないように室内全幅に亙ってシールするとともに、閉扉状態においては容器(25)や小ケース(26)の後壁上端と係合して冷気を遮断するようにシールすることによって、前記野菜室(7)の背面上部に設けた冷気流入口(28)から流入した冷気が前記冷気通路(30)を流下するように構成しており、小ケース(26)と容器(25)とを背面部全体から冷却するようにしている。
それゆえ、冷気通路(30)を流下する冷気によって容器(25)および小ケース(26)内を効果的に冷却することができるとともに、各容器(25)(26)内には冷気を流入させず間接的に冷却できることから、容器内部の野菜類を乾燥させることなく高湿度の雰囲気を保持することができるものであり、流下した冷気は、下方に形成した吸込み口(31)からR冷却器(13)に戻り、再び所定温度に冷却されて冷気循環を繰り返す。
したがって、従来構成では、収納容器(65)内を高湿度に保持するため、野菜室(47)内に流入した冷気を蓋状のクリスパカバー(67)の上部から収納容器(65)の前部、さらに底面の下方に沿って循環させ、さらに収納容器(65)内を冷却させる必要から、多くの風量を要するものであり、その分冷蔵室(55)への風量が少なくなり、冷蔵室(55)に対する冷却力を損なうものであったが、本発明においては、上記実施例のごとく、野菜室(7)内の冷気循環構成を単純にして前記背面の冷気通路(30)のみとしたことにより、冷蔵空間全体の冷却風量を増大することなく冷蔵室(5)の冷却力をより増大することができるものである。反面、容器(25)および小ケース(26)を背面全体から冷却するとともに容器内への冷気の侵入を、容器(25)(26)自体とクリスパカバー(27)および野菜室扉(17)によるシール構成により遮蔽したことから、野菜などを収納する容器内部の高湿度環境を充分に確保できる性能を得ることができる。
また、前記実施例における野菜室(7)を冷却するための冷気通路(30)は、容器(25)の背面空間のみであることから、従来のように、収納容器(65)を周囲から冷却する間接冷却のために、収納容器(65)周囲の上面や前面、さらに底面に形成された冷気循環通路用の空間をなくして、その分容器の壁面を外方へ拡げることができ、拡大したスペースが容器(25)における貯蔵物を収納するための実効容積として増加する効果を奏するものである。
特に、容器(25)や小ケース(26)の上面については、従来のクリスパカバー(67)による覆い蓋がなくなって収納部の上方が開放していることから、その分容器としての収納可能な高さ寸法が高くなるものであり、例えば、小ケース(26)内に入れたり容器(25)の前部に立てて収納された葉物野菜の先端などが、従来のように、蓋であるクリスパカバー(67)の部分に押圧されて潰れてしまうことを防止できる。
なお、容器(25)中に収納された野菜は、扉開閉による引き出し時の振動や衝撃によって倒れたり、滑って斜めになり易いものであり、また、野菜は収穫後も生理活性を有し、上に向かって伸びようとする性質があるため、例えば、キュウリ、アスパラガスなどの細長い野菜は、斜め状態で貯蔵すると時間経過とともに曲がってしまい外観を損なうことになる。これらを防ぎ、さらに整理や出し入れ性を向上するための小物収納容器が実用化されているが、本実施例では、これをさらに改良した例を提供する。
図5に示す小物収納容器(32)は、前記小ケース(26)の凹陥させた前部に対応する容器(25)の前部(25a)に設置されるように上部を開口した、例えば、ペットボトルの底面形状に合致する方形の箱状に合成樹脂で形成されており、その開口上端部には各辺毎に対向する少なくとも1箇所に近接する2つの切り込み(32a)を形成し、底面には前記切り込み(32a)にほぼ対応する位置に内側への凸条(32b)を設けたものである。
そして、小物収納容器(32)内に野菜を立設して収納する場合は、前記2つの切り込み(32a)に市販の輪ゴムなどの伸展性のある環状のひも(33)を外側から引っ掛けて容器(32)の開口部を区切るように対向側に掛け渡して使用すれば効果的であり、図6に示すように、小物収納容器(32)内に収納された野菜(34)は、開口上端部のひも(33)で倒れないように固定され、底面においては前記内側の凸条(32b)が滑り止めとなって、本例では、6区分に仕切られた立設状態を保持して冷蔵できるものである。
上記構成により、野菜室扉(17)を引き出した際の前後移動による容器(25)の振動があっても野菜類は小物収納容器(32)内で上部と底部の2箇所が固定されるので倒れることなく安定して保持できるものであり、中仕切り部材などの別部品を新たに付加することのない簡単な構成であることから、安価であるとともに、容器(32)の清掃や洗浄も容易におこない得る利点を有するものである。
なお、前記ひも(33)は、輪ゴムに限らないものであり、要は、小物収納容器(32)の開口部を複数個に区分する線状体であればよい。
また、上記構成では、小物収納容器(32)の開口上端部に、2つの切り込み(32a)を形成して対向側に掛け渡すようにしたが、これを図7のように、小物収納容器(32′)の開口上端部に形成した1つの切り込み(32a′)とこれに対応する底面位置に設けた内側への凹条溝(32b′)との間にひも(33)を掛け渡すことで開口部を仕切るようにしてもよく、この場合は前記凹条溝(32b′)が底面内では凸条となり、同様の作用効果が得られるものである。
さらに、小物収納容器(32″)底面は、凸条ではなく、図8に示すように、容器内の底面に半球状の凹部(35)を多数形成するようにしてもよい。この構成によれば、前記多数の半球状凹部(35)内に野菜の下方部分が入り込むので、移動することなく収納保持でき、さらに底部への多数の凹凸形状によって容器の重心が低くなるため、高さのある野菜を立てても倒れにくくなる利点を有する。
また、従来構成におけるクリスパカバー(67)は、収納容器(65)内を高湿の雰囲気に保持するためのものであり、前記本発明の実施例の図4と対比した図10に示すように、大形で蓋状をなして収納容器(65)の上面を覆うことで容器内への冷気流入を阻止して間接冷却をおこない、扉(57)を引き出した場合には、野菜室(47)内に残るものであることから周辺の構成部品も含めて大きなスペースを占有するものであったが、本実施例におけるクリスパカバー(27)は、容器(25)の後端部に位置するのみであって占有スペースとしてはきわめて小さいものである。
それゆえ、周辺構造も簡素化でき、スペースを必要としないものであるにも拘わらず、野菜室(7)の天井面、および容器(25)や小ケース(26)の後壁上端と係合シールすることで、各容器(25)(26)内への冷気流入を阻止するとともに容器背面における冷気通路(30)を形成するものであり、前述の高湿度環境など冷却性能の向上や有効容積の拡大効果に加えて、従来のクリスパカバー(67)のように収納容器(65)の上面を覆うような大形状の部品を不要としてコスト低減に寄与し、容器(25)(26)の上面空間を食品収納に有効な容積としてさらに増やすことができるものである。
なお、上記実施形態においては、各貯蔵室のレイアウトを最上部に冷蔵室(5)、次いで温度切替室(6)や製氷室を併置し、その下部に野菜室(7)、最下部に冷凍室(8)のように配置したが、本発明はこれに限るものではない。
本発明の1実施形態を示す冷蔵庫の縦断面図である。 図1における野菜室部分の拡大詳細図である。 図2における小ケースの上面開口フランジ部の断面図である。 図2のクリスパカバーの形状を示す斜視図である。 図2の容器内に設置する小物収納容器の斜視図である。 図5に野菜を区分収納した状態を示す縦断面図である。 図5の変形例を示す斜視図である。 図5のさらに他の変形例を示す縦断面図である。 従来の野菜室部分の構成を示す縦断面図である。 従来のクリスパカバーに形状を示す斜視図である。
符号の説明
1 冷蔵庫本体 5 冷蔵室 7 野菜室
9 エバカバー 11 冷蔵貯蔵空間 12 冷凍貯蔵空間
13 R冷却器 15 Rファン 17 野菜室扉
18 R吹き出しダクト 20 Rダクト 22 R吸込みダクト
23 Vダクト 25 容器 26 小ケース
27 クリスパカバー 28 冷気流入口 30 冷気通路
32、32′、32″ 小物収納容器 32a、32a′ 切欠き
32b、32b′凸条 33 輪ゴム 35 半球状凹部

Claims (3)

  1. 野菜室の前面開口部を開閉する扉と、この扉裏面に取り付けた支持枠により上面を開口した容器を保持して引き出し方式により前記容器を出し入れする冷蔵庫において、前記野菜室の天井面に当接させて保持した水平面とその下方に形成した垂直壁とを有して野菜室内の背面上部に室内全幅に亙って配置したクリスパカバーによって、閉扉時には、前記容器の後壁上端が前記垂直壁に係合することで、野菜室の背面上部に設けた冷気流入口から野菜容器内への冷気侵入を防止するとともに、前記垂直壁をガイドとして冷気流入口から野菜室内に流入する冷気、前記容器の背壁と野菜室背面との間を流下させることで容器内を間接的に冷却し、下方に形成した吸込み口から冷却器に戻すように循環させることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 容器は上下2段に配設し、クリスパカバーは上部容器の後壁上端との間をシールするとともに、上部と下部容器における後壁には互いに隙を形成させないことを特徴とする請求項記載の冷蔵庫。
  3. 野菜室の背部には仕切部材を介して冷蔵用冷却器を配設し、冷却時にはファンにより冷気を冷蔵室内に吹き出すように構成するとともに、冷蔵室からのリターン冷気を野菜室背面に流下させて容器の後壁を冷却するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
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