JP5505277B2 - ワイヤハーネスの水抜き構造 - Google Patents

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Description

本発明はワイヤハーネスの水抜き構造に関し、詳しくは、ワイヤハーネスの電線間に浸入した水を外部へ排出する構造に関する。
従来、車両に配索されるワイヤハーネスは、塩化ビニルテープ等で電線群をハーフラップ巻きしたり、ビニルチューブや硬質ビニルチューブ等からなる丸チューブやコルゲートチューブを外装材として取り付けたりして、電線の保持や拘束、あるいは、接触や擦れなどの外部干渉からの電線保護を図っている。
一方、図7に示すように、エンジンルーム等の被水領域においては、ワイヤハーネス100の上下方向に配線する部分101におけるテープ102の巻端箇所X1や、ワイヤハーネス100の分岐点X2、コネクタの上向き開口部X3などから水滴103がワイヤハーネス100の電線間に浸入することがある。この場合、電線間に浸入した水滴103はハーフラップ巻きしたテープ102より外部に排出できずに溜まり、毛細管現象によりコネクタ104まで達する場合がある。このようにコネクタ104に浸水が発生するとショートを生じさせる危険があり、また、浸水領域にスプライス部がある場合は、スプライス部に錆を発生させ、品質低下を招くおそれもある。
前記問題に対して、特開昭60−96122号公報(特許文献1)では、図8に示す排水構造を提案している。即ち、エンジンルーム側のワイヤハーネス105の車体パネル108の近傍部分をU字状に屈曲させてプロテクタ109にテープ110巻き固定し、該プロテクタ109に固定したワイヤハーネス105の屈曲部106を下向きに突出させて配置する一方、該屈曲部106の先端にはテープ巻きをせずに電線wを露出させた排水部107を設けている。これにより、ワイヤハーネス105の電線w間に浸入した水を前記排水部107より排出できるようにしている。
しかし、前記排水部107は、外装材であるテープ110を巻き付けない電線露出部であるため、車両走行中に跳ね上げた小石との衝突や、車体パネルのエッジとの接触、あるいは他部品による干渉や挟み込み等の外力から電線を保護することができず、該露出部の電線が損傷するおそれがある。
そこで、本出願人は、特開2010−68666号公報(特許文献2)において、ワイヤハーネス111の電線露出部112に取り付けるヒンジ付きプロテクタ113を提案している。該プロテクタ113は、図9に示すように、電線長さ方向を長寸とした左右の底板部114A、114Bを長さ方向中央に設けた薄肉ヒンジ部115を介して連結し、該薄肉ヒンジ部115を挟む左右の底板部114A、114Bを所要の傾斜角度で上向き傾斜させて電線露出部に取り付けられるようにしている。また、プロテクタ113の下端位置、即ち、底板部114A、114Bの薄肉ヒンジ部115を設けた位置の幅方向中央部には、薄肉ヒンジ部115を分断し両側の底板部114A、114Bに切り込んだ水抜き穴116を設け、該水抜き穴116の下方には、隙間をあけて水抜き穴116を覆う蓋部117を前記水抜き穴116の長さ方向の一端から突設している。
前記のようなヒンジ付きプロテクタ113を用いることにより、電線露出部112の外部干渉を受けやすい面を保護し電線損傷を防止することができると共に、ワイヤハーネス111の排水ポイントとなる電線露出部112の最下端位置を、前記水抜き穴116を設けたプロテクタ113の下端位置に容易に位置合わせすることができるため、電線間に浸入した水を該水抜き穴116から外部へと排出することが可能となる。
特開昭60−96122号公報 特開2010−68666号公報
一方、トラックなどの大型車両と、バイクなどの小型車両とでは、被水領域の大きさが異なるため、ワイヤハーネス111の電線露出部112の寸法も異なる。そこで、特許文献2のヒンジ付きプロテクタ113を大型車両に配索するワイヤハーネスの水抜きにも、小型車両に配索するワイヤハーネスの水抜きにも適用しようとすると、取り付ける電線露出部112の寸法に合わせたプロテクタ113の設計、即ち、底板部114A、114Bや薄肉ヒンジ部115、水抜き穴116や該水抜き穴116を覆う蓋部117の寸法設定や位置決めが必要となり、製造コストの抑制が難しいという問題がある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、ワイヤハーネスの電線群と外装材との隙間から入り込み、毛細管現象によって内部へと浸入していく水を取り除くワイヤハーネスの水抜き構造において、優れた排水性を備えると共に、電線露出部の損傷も防止し、かつ、電線露出部の長短に関わらず容易かつ低コストで製造できることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車両に配索されるワイヤハーネスの下端位置を挟む両側部はワイヤハーネスの電線群にテープをハーフラップ巻きし、または樹脂製の丸チューブまたはコルゲートチューブからなるチューブを通して防水仕様とする一方、前記下端位置ではテープ巻きまたはチューブを通さずに電線群を露出させ、
前記電線群を露出させた領域の下側外面にヒンジ付きプロテクタを被せ、その長さ方向の両端と前記電線群とを粘着テープで固着し、
前記ヒンジ付きプロテクタは、電線長さ方向と直交方向が長寸となる長方形の基板部と、薄肉としたヒンジ板部とを交互に並列させ、前記ヒンジ板部で屈曲させて前記ワイヤハーネスの湾曲に前記ヒンジ付きプロテクタを沿わせ、かつ、前記ヒンジ板部または基板部の中央位置に水抜き穴を設けていることを特徴とするワイヤハーネスの水抜き構造を提供している。
前記のように、本発明の水抜き構造では、車両に配索するワイヤハーネスの下端位置の、電線群を露出させた領域(以下、電線露出部という)に取り付けるプロテクタとして、電線長さ方向と直交方向が長寸となる長方形の基板部と、薄肉のヒンジ板部とを交互に並列させたヒンジ付きプロテクタを用いている。即ち、前記ヒンジ付きプロテクタに並設する基板部の電線長さ方向の寸法、言い換えれば、前記ヒンジ板部の並列間隔を、電線長さ方向と直交方向の寸法より短くすることで、前記ヒンジ板部でプロテクタを柔軟に屈曲させ、電線露出部の湾曲に前記プロテクタを滑らかに沿わせることができる。よって、前記ヒンジ付きプロテクタを電線露出部の下側外面に被せることにより、外部干渉を最も受けやすい電線露出部の下側外面を確実に保護して、電線損傷を効果的に防止することができる。
なお、前記基板部の電線長さ方向の寸法L1と電線長さ方向と直交方向の寸法L2の比L1:L2としては、L1:L2=1:1.5〜3としていることが好ましい。また、基板部の電線長さ方向の寸法L1とヒンジ板部の電線長さ方向の寸法L3の比L1:L3としては、L1:L3=1〜2:1としていることが好ましい。
また、前記ヒンジ付きプロテクタにおいて、前記のように比較的狭い間隔で並列した各ヒンジ板部または各基板部の中央位置に水抜き穴を設けている。よって、前記水抜き穴の大きさを、従来のプロテクタ下端位置に設けた水抜き穴より小さくしても、前記ヒンジ付きプロテクタの全長にわたって狭い間隔で設けた複数の水抜き穴によって電線露出部における水抜き効果を高めることができる。また、水抜き穴の大きさを従来のプロテクタの水抜き穴より小さくできるため、水抜き穴を覆う蓋を設ける必要もなくなり、プロテクタの構造をよりシンプルにすることができる。
また、本発明におけるヒンジ付きプロテクタは、前記基板部とヒンジ板部とを交互に並列させただけの構造である。よって、ヒンジ付きプロテクタを取り付ける電線露出部の長さが相違していても、該電線露出部の長さに応じて前記基板部およびヒンジ板部の並列個数を変えるだけで取り付ける電線露出部に適したヒンジ付きプロテクタを容易かつ低コストで製造することができる。
前記基板部は長寸方向の両端に屈曲した両側部を備え、該両側部は突出端辺が短寸となる台形状とし、該両側部でワイヤハーネスの両側部を囲み、かつ、前記ヒンジ板部に前記水抜き穴を設けていることが好ましい。
前記のように、基板部の長寸方向の両端に屈曲した両側部を設け、該両側部でワイヤハーネスの両側部を囲むことにより、電線保護性能を一層高めることができる。また、前記基板部の長寸方向の両端に設けた両側部を、突出端辺が短寸となる台形状とすることにより、ヒンジ付きプロテクタを湾曲させるときに隣接する両側部同士の当接を防止して、前記プロテクタの湾曲を容易に行わせることができる。また、前記両側部を台形状とすることで、各ヒンジ板部の長寸方向の両側に隙間が形成される。よって、ヒンジ板部に設けた水抜き穴からの排水と共に、前記隙間からの排水も可能とすることで、電線露出部の水抜き効果を一層高めることができる。
前記基板部と前記ヒンジ板部とが交互に並列した状態で連続的に形成されており、前記ワイヤハーネスの露出させた電線群の長さに対応させて切断して用いるものであることが好ましい。
前記のような、基板部とヒンジ板部とを交互に並列させた連続体を予め形成しておけば、取り付ける電線露出部の長さに応じて前記連続体から必要な長さ分を切断するだけで、該電線露出部に適したヒンジ付きプロテクタを容易かつ低コストで製造することができる。特に、並列した各ヒンジ板部に水抜き穴を設けておくと共に、所定のヒンジ板部の水抜き穴を分断する切断ラインに沿って切断することにより、切断が一層容易になって作業性を高めることができる。
前記のように、本発明によれば、車両に配索するワイヤハーネス下端位置の電線露出部に取り付けるプロテクタとして、電線長さ方向と直交方向が長寸となる長方形の基板部と、薄肉のヒンジ板部とを交互に並列させたヒンジ付きプロテクタを用いている。即ち、前記ヒンジ付きプロテクタに並設する基板部の電線長さ方向の寸法、換言すれば、前記ヒンジ板部の並列間隔を、電線長さ方向と直交方向の寸法より短くすることで、電線露出部の湾曲に前記プロテクタを滑らかに沿わせることができ、よって、前記ヒンジ付きプロテクタを電線露出部の下側外面に被せることにより、外部干渉を最も受けやすい電線露出部の下側外面を確実に保護して電線損傷を効果的に防止することができる。
また、前記ヒンジ付きプロテクタにおいて、前記のように比較的狭い間隔で並列した各ヒンジ板部または各基板部の中央位置に水抜き穴を設けているため、前記水抜き穴の大きさを小さくしても、前記ヒンジ付きプロテクタの全長にわたって狭い間隔で設けた複数の水抜き穴によって電線露出部における水抜き効果を高めることができる。また、水抜き穴の大きさを従来のプロテクタの水抜き穴より小さくできるため、水抜き穴を覆う蓋などを設ける必要もなくなり、プロテクタの構造をよりシンプルにすることができる。
また、本発明におけるヒンジ付きプロテクタは、前記基板部とヒンジ板部とを交互に並列させただけの構造であるため、ヒンジ付きプロテクタを取り付ける電線露出部の長さが相違していても、該電線露出部の長さに応じて前記基板部およびヒンジ板部の並列個数を変えるだけで取り付ける電線露出部に適したヒンジ付きプロテクタを容易にかつ低コストで製造することができる。
本実施形態の水抜き構造を備えたワイヤハーネスを車両に配索した状態を示す要部破断斜視図である。 図1のヒンジ付きプロテクタを示し、(A)は下面側斜視図、(B)は上面側要部拡大斜視図である。 (A)はヒンジ付きプロテクタを電線露出部に取り付ける前の下面側斜視図、(B)はヒンジ付きプロテクタを電線露出部に取り付けた後の下面側斜視図である。 切断によって本実施形態におけるヒンジ付きプロテクタを得る前の、基板部とヒンジ板部とを交互に並列させた連続体の下面側斜視図である。 本実施形態と同様の水抜き構造を備え、電線露出部を挟む両側部をコルゲートチューブに通して防水仕様としたワイヤハーネスを車両に配索した状態を示す要部破断斜視図である。 ヒンジ付きプロテクタの別の例を示す下面側斜視図である。 従来例を示す図面である。 従来例を示す図面である。 従来例を示す図面である。
以下、本発明のワイヤハーネスの水抜き構造の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4に本発明の実施形態を示す。
本実施形態では、図1に示すように、自動車のエンジンルームに配索されるワイヤハーネス10に本発明の水抜き構造を適用している。ワイヤハーネス10は、自動車のエンジンルームXと車室Yとを仕切る車体パネル30の貫通穴31に取り付けられるグロメット32に挿通し、該グロメット32の取付位置近傍のエンジンルームX側に排水用の電線露出部11を形成している。即ち、ワイヤハーネス10の下端位置の電線露出部11ではテープでハーフラップ巻きしないで電線群Wを露出させている一方、前記電線露出部11以外の領域、即ち、電線露出部11を挟む両側部12、13は粘着テープ14Aでハーフラップ巻きして防水仕様とし、該両側部12、13は、先端に向けて上方傾斜させている。
本実施形態では、ワイヤハーネス10の電線露出部11に樹脂製のヒンジ付きプロテクタ15を取り付けている。ヒンジ付きプロテクタ15は、図2(A)、(B)に示すように、長方形の基板部16と薄肉のヒンジ板部17とを交互に並列させており、基板部16は電線長さ方向を短寸とし、電線長さ方向と直交方向を長寸としている。本実施形態では、基板部16の電線長さ方向の寸法L1と電線長さ方向と直交方向の寸法L2の比L1:L2をL1:L2=1:1.7としている。また、基板部16の電線長さ方向の寸法L1とヒンジ板部17の電線長さ方向の寸法L3の比L1:L3をL1:L3=1.5:1としている。
また、並列した各ヒンジ板部17の中央位置には矩形状の水抜き穴19を設けていると共に、基板部16の長寸方向である電線長さ方向と直交方向の両端には、基板部16に対して90度に屈曲させた両側部18を設け、該両側部18の形状は突出端辺が短寸となる台形状としている。
図3(A)、(B)に示すように、前記構造のヒンジ付きプロテクタ15を、基板部16およびヒンジ板部17がワイヤハーネス10の電線露出部11の下側外面を覆い両側部18が電線露出部11の両側を囲むように、電線露出部11に被せ、その長さ方向の両端をワイヤハーネス10の両側部12、13の粘着テープ14Aによるハーフラップ巻き部分に粘着テープ14Bで固着している。なお、図3(A)、(B)はいずれも下面側から見た斜視図である。
ヒンジ付きプロテクタ15は、まず、基板部16とヒンジ板部17とを交互に並列させた連続体20(図4参照)を射出成形により形成し、取り付ける電線露出部11の長さに応じて、前記連続体20から必要な長さ分を切断することによって製造している。本実施形態では、所定のヒンジ板部17の水抜き穴19を分断する切断ラインCL1、CL2に沿って切断することよって、ヒンジ付きプロテクタ15を得ている。
前記のように、車両に配索するワイヤハーネス10の下端位置の電線露出部11に取り付けるプロテクタとして、電線長さ方向と直交方向が長寸となる長方形の基板部16と、薄肉のヒンジ板部17とを交互に並列させたヒンジ付きプロテクタ15を用いている。即ち、ヒンジ付きプロテクタ15に並設する基板部16の電線長さ方向の寸法、換言すれば、前記ヒンジ板部17の並列間隔を、電線長さ方向と直交方向の寸法より短くすることで、前記ヒンジ板部17でプロテクタ15を柔軟に屈曲させ、電線露出部11の湾曲にプロテクタ15を滑らかに沿わせることができる。よって、ヒンジ付きプロテクタ15を電線露出部11の下側外面に被せることにより、外部干渉を最も受けやすい電線露出部11の下側外面を前記基板部16およびヒンジ板部17で確実に保護しながら電線損傷を効果的に防止することができる。
また、ヒンジ付きプロテクタ15において、前記のように比較的狭い間隔で並列した各ヒンジ板部17の中央位置に水抜き穴19を設けているため、水抜き穴19の大きさを小さくしても、ヒンジ付きプロテクタ15の全長にわたって狭い間隔で設けた複数の水抜き穴19によって電線露出部11における水抜き効果を高めることができる。また、水抜き穴19の大きさを従来のプロテクタの水抜き穴より小さくできるため、水抜き穴19を覆う蓋などを設ける必要もなくなり、プロテクタ15の構造をシンプルにすることができる。
さらに、前記のように、基板部16の長寸方向の両端に屈曲した両側部18を設け、該両側部18でワイヤハーネス10の両側を囲むことにより、電線保護性能を一層高めることができる。また、基板部16の長寸方向の両端に設けた両側部18を、突出端辺が短寸となる台形状とすることにより、ヒンジ付きプロテクタ15を湾曲させるときに隣接する両側部18同士の当接を防止して、プロテクタ15の湾曲を容易に行わせることができる。また、両側部18を台形状とすることで、各ヒンジ板部17の長寸方向の両側に隙間Sが形成される。よって、ヒンジ板部17に設けた水抜き穴19からの排水と共に、前記隙間Sからの排水も可能とすることで、電線露出部11の水抜き効果を一層高めることができる。
また、前記のように、基板部16とヒンジ板部17とを並列させた連続体20を予め形成しておけば、取り付ける電線露出部11の長さに応じて前記連続体20から必要な長さ分を切断するだけで、該電線露出部11に適したヒンジ付きプロテクタ15を容易かつ低コストで製造できる。特に、前記のように並列した各ヒンジ板部17に水抜き穴19を設けておくと共に、所定のヒンジ板部17の水抜き穴19を分断する切断ラインCL1、CL2に沿って切断することで、切断が容易になり作業性を向上させることができる。
本実施形態では電線露出部11を挟む両側部12、13を粘着テープ14Aでハーフラップ巻きして防水仕様としているが、両側部12、13を図5に示すような樹脂製のコルゲートチューブ21や、丸チューブ等で外装してもよい。
また、本実施形態では、水抜き穴19をヒンジ付きプロテクタ15の並列する各ヒンジ板部17の中央位置に設けているが、図6に示すように、並列する各基板部16の中央位置に水抜き穴19を設けてもよい。
10 ワイヤハーネス
11 電線露出部
12、13 両側部
14A、14B 粘着テープ
15 ヒンジ付きプロテクタ
16 基板部
17 ヒンジ板部
18 両側部
19 水抜き穴
21 コルゲートチューブ

Claims (3)

  1. 車両に配索されるワイヤハーネスの下端位置を挟む両側部はワイヤハーネスの電線群にテープをハーフラップ巻きし、または樹脂製の丸チューブまたはコルゲートチューブからなるチューブを通して防水仕様とする一方、前記下端位置ではテープ巻きまたはチューブを通さずに電線群を露出させ、
    前記電線群を露出させた領域の下側外面にヒンジ付きプロテクタを被せ、その長さ方向の両端と前記電線群とを粘着テープで固着し、
    前記ヒンジ付きプロテクタは、電線長さ方向と直交方向が長寸となる長方形の基板部と、薄肉としたヒンジ板部とを交互に並列させ、前記ヒンジ板部で屈曲させて前記ワイヤハーネスの湾曲に前記ヒンジ付きプロテクタを沿わせ、かつ、前記ヒンジ板部または基板部の中央位置に水抜き穴を設けていることを特徴とするワイヤハーネスの水抜き構造。
  2. 前記基板部は長寸方向の両端に屈曲した両側部を備え、該両側部は突出端辺が短寸となる台形状とし、該両側部でワイヤハーネスの両側部を囲み、かつ、前記ヒンジ板部に前記水抜き穴を設けている請求項1に記載のワイヤハーネスの水抜き構造。
  3. 前記基板部と前記ヒンジ板部とが交互に並列した状態で連続的に形成されており、前記ワイヤハーネスの露出させた電線群の長さに対応させて切断して用いるものである請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの水抜き構造。
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