JP5505143B2 - 配電盤引出形器具の操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、配電盤に収納する引出形器具の操作装置に係り、特に配電盤の外部から操作を可能とした引出形器具の操作装置に関するものである。
閉鎖配電盤に収納する引出形器具、例えばコンビネーションスターター(以下高圧接触器という)の引出形器具は、配電盤の扉を閉じた状態で閉鎖箱と機械的に連結したまま、接続位置から断路位置まで移動できる自動連結形の操作装置を有している。このような引出形器具としては、例えば、特許文献1で示すように車輪を有する箱体(可動ユニット)に、電力ヒューズの負荷側に接続された高圧接触器が、電源側と負荷側を接続する断路部と接断可能に収納されると共に、制御回路用の断路部や変圧器などが収納され、ガイドに沿って引き出し可能に構成されている。
閉鎖配電盤に収納する高圧接触器では、規格により引出し時と挿入時には次のような機能を有するインタロックを備えなければならない。
先ず、高圧接触器の引出し操作時には、閉状態では引出し不可か、又は引出し操作によって自動的に高圧接触器を開状態とする。
挿入操作時には高圧接触器が開状態でなければ挿入できないか、又は挿入動作によって自動的に開状態とする。
なお、インタロックは、引出し及び挿入動作中でも高圧接触器の投入を阻止するものでなければならず、また、外部引出形の場合には、更に断路状態になるまで配電盤の扉が開かず、扉が開いているときには接続状態にまで挿入できないようなインタロックを設けなければならない。これらを纏めると表1で示すようなインタロック条件を満たすことが要求されている。
Figure 0005505143
特開平5−190059
特許文献1のインタロックは、リンク機構を使用しているために複雑な構造となることから比較的大型となり、高価となっている。また、この特許文献1には配電盤の扉を閉じた状態で操作することについては開示されていない。
閉鎖配電盤は、設置スペースや輸送寸法の縮小化などのニーズによりますますの小形化と、引出形器具の引出し時、及び挿入時の簡易化が要望されている。
特に近年、小形化により多段積みが可能となっているが、小形化されたとしても引出形器具の重量は重く、且つ挿入時のコンタクト部分の圧力が大きくてストロークも大きいことから、多段積みの高い位置での引出形器具の引出し及び挿入が困難となっている。
そこで、本発明が目的とするとこは、配電盤の扉を閉じた状態での操作を可能とした引出形器具の操作装置を提供することにある。
本発明の請求項1は、配電盤に収納される引出形器具の操作時にインタロック機能を持たせた操作装置において、
前記配電盤の前面扉に挿抜ハンドルの挿入孔を設け、この挿入孔に面した配電盤の床面に挿抜ハンドルの挿入をガイドする挿抜金具を設け、前記挿抜ハンドルの操作範囲を規制して引出形器具の挿抜のためのベースとなる操作ベース板を前記引出形器具の前面側に固着すると共に、
前記前面扉の挿入孔に差し込まれた挿抜ハンドルを挿抜金具に設けられた溝孔にスライドさせて挿抜位置に位置決めし、挿抜ハンドルの操作時に、この挿抜ハンドルと前記挿抜金具との接点を支点として操作ベース板に挿抜力を発生させて引出形器具の挿抜を行うよう構成したことを特徴としたものである。
本発明の請求項2は、前記引出形器具に、この引出形器具の挿抜方向に対して突設されたガイドを有し、且つ左右方向に予め定められた距離で左右動可能に構成された可動体と、
前記挿抜金具の下部位置に配設されて通常は前記可動体の移動を阻止し、挿抜金具の溝孔への挿抜ハンドル挿入時に前記可動体の移動阻止を解除するインタロック部を設け、
前記配電盤の床面に固着され挿抜金具は、前記可動体ガイドの突設方向に沿って設けられた挿抜ハンドルのスライド用溝孔と、この溝孔に連設された位置に挿抜位置を有し、
前記操作ベース板は、挿抜金具の上面に位置して前記引出形器具の前面に固着され、操作ベース板と一体に突起片を形成して挿抜ハンドルの操作範囲を規制するよう形成し、
前記挿抜ハンドルは、把持部の対向端側頭部に所定の曲線で形成されて前記可動体のガイドと係合する係合部と、前記挿抜金具の溝孔に位置してスライドする第2ローラ、及び前記操作ベース板に位置するよう形成された第1ローラを備えたことを特徴としたものである。
本発明の請求項3は、前記挿抜金具は、前記第2ローラがスライドするルート上に前記引出形器具の挿抜位置となる円形状孔を形成し、引出形器具の挿抜時に第2ロールをこの円形状孔に嵌込むよう構成したことを特徴としたものである。
本発明の請求項4は、前記インタロック部は、回動可能に設けられた軸に常時は前記可動体との干渉状態を維持するL状金具を固定し、このL状金具の一縁の立ち上がり片両端を所定角度を有してカットし、カットされない頂上部分を前記挿抜金具の溝孔を臨む位置に配置されて前記挿抜ハンドルの第2ローラにより操作されるよう構成したことを特徴としたものである。
本発明の請求項5は、前記インタロック部の軸先端に、前記配電盤の前面扉の開時に前記挿抜ハンドルの挿入を阻止するロック金具を固着したことを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、配電盤の前面側より挿抜ハンドルを差し込んで右方向、或いは左方向に回動させるだけでよいので、外部からの片手操作で容易に引出形機器の挿抜が可能となるものである。したがって、配電盤の上段に収納される引出形器具の操作に際しても簡単に挿抜が可能となるものである。
また、操作装置を構成する個々の部品としては、引出形器具の前面側に取付ける可動体、挿抜金具、操作ベース板、インタロック部、及び操作用の挿抜ハンドルでよく、その形状は小型、簡単であって操作装置自体が小型、簡単となるものである。
特に、引出形器具を多段積みの高圧接触器とした場合、複数の高圧接触器盤に対しても、或いは1個の高圧接触器盤であっても、各盤或いは各段の挿抜は1本の共通した挿抜ハンドルのみでよいため、さらなる小型化、費用効率の向上が図られるものである。
また、前面扉の開状態時には、挿抜ハンドルの挿入が不可能となるよう構成したことにより従来のような力任せの引出形器具の挿抜操作ができなくなり、故障原因が除去されるものである。
本発明の実施形態を示す引出形器具の部分斜視図。 盤本体の床面斜視図。 床面への挿抜金具の取付け状態図。 本発明の機能構成を示す斜視図。 本発明に使用される挿抜金具で、(a)は上面斜視図、(b)は底面図。 本発明に使用される操作ベース板で、(a)は上面斜視図、(b)は平面図。 本発明に使用される挿抜ハンドルで、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は底面図。 インタロック部の構成図で、(a)は前面扉開状態時、(b)は前面扉閉状態時、(c)は前面扉閉状態で軸が右回転した状態時。 インタロック部の枠体への取付け説明図。 前面扉の裏面斜視図。 本発明に使用されるインタロック部で、(a)は上面図、(b)は取付け状態を示す上面図、(c)は側面図、(d)はA−A面図、(e)はB−B面図、(f)はC−C面図。 高圧接触器の操作面外観図。 操作手順の説明図で、(a)は挿抜ハンドル着脱位置、(b)は挿抜ハンドル着脱位置時の底面図。 操作手順の説明図で、(a)は挿抜位置状態図、(b)は挿抜位置状態での挿抜ハンドルの底面図。
本発明は、高圧接触器に限定されるものではないが、図1は、閉鎖配電盤として高圧接触器に適用した場合の本発明の実施例を示したものである。多段積みの高圧接触器の場合には、図1で示す高圧接触器が盤本体に複数積み重ねて配置される。
図1において、1は車輪2を備えた高圧接触器の台車で、盤本体の床面5上に配置される。3は台車1とはボルトなどの固定部材を介して一体的に形成された前面板で、これら台車1及び前面板3には図示省略されているが、電力ヒューズや真空バルブ、変圧器などの引出形器具を構成するための三相分の部品が搭載されてレール又は床面5上を移動可能に設けられる。前面板3には電磁接触器など各相の制御回路用の操作部品が取り付けられており、その操作部品には保護カバー4が被され、この保護カバー4の前面側には配電盤の前面扉11が蝶番などを介して開閉自在に盤本体に取付けられる。
図2は盤本体の床面5を示したもので、床面5には図3で示すように挿抜金具7と、この挿抜金具7の下部位置にインタロック部10が固着されている。
図4は高圧接触器(引出形器具)の操作装置の概略で、前面板3もしくは床面5への取り付け状態を示したものである。6は可動体で常時は図示の状態で、バネ15によって図面左方向に位置し、後述の挿抜ハンドル9の操作時にはバネ15の弾力に抗して図面右方向に移動する。可動体6は、その移動方向とは垂直方向に係合部材6aを、さらにこの係合部材6aとは直角方向(高圧接触器の移動方向)に向かって固着されたガイド6bを一体的に備えている。可動体6の図面右方向への移動は、予め定められた距離で制限される。
挿抜金具7は、図3で示すように通常はボルト等を介して床面5に固定されるが、高圧接触器の外部引出し時には取り外される。挿抜金具7は図5のように形成されており、(a)図は挿抜金具7の上面斜視図、(b)は底面図である。挿抜金具7の略中央には溝孔7aが穿設され、上面側には溝孔7aに沿ってガイド7bが形成される。ガイド7bは溝孔7aの両側より立設されたガイド壁を有し、このガイド壁は上部位置で互いに内方向に屈曲されて通路用溝7dが形成され、且つ通路用溝7dの前面板3側には挿抜位置となる円形状孔7cと、この円形状孔7cの側面に突起7eが設けられる。そして、この挿抜金具7の床面5への固着時には、床面5に予め穿設された溝孔5bの位置に、挿抜金具の溝孔7aを合わせて固着される。
8は挿抜ハンドルの操作ベース板で、この操作ベース板8は挿抜金具7の上部位置で且つ一側面が前面板3に固着される。また、この挿抜ハンドルの操作ベース板8は、図6で示すようにロック時、又はロック解除時の可動距離となるL1を形成するための突起片8a,8bが設けられる。挿抜ハンドル9は、図7で示すように一方側が把持部となり、他方側に頭部が形成され、この頭部の一縁には所定の曲線に形成された係合部9aを有し、係合部9aとの対抗位置に突起9bが形成される。突起9bの先端下面には第1のローラ9cが回動自在に配置され、また、頭部の略中心位置の下面には第2のローラ9dが回動自在に配置されている。なお、第2のローラ9dが挿抜金具7に形成された通路用溝7d内を移動し、円形状孔7cの位置にまで達したとき、この円形状孔7cより挿抜金具7の裏側にまで落ち込みが可能なように、第2のローラ9dは第1のローラ9cと比較して長い軸に取付けられている。
インタロック部10は図8で示すように構成される。すなわち、図8(a)はインタロック部10の斜視図で、10g、10iは盤本体の枠体にインタロック部を固定するための取付け部材で、軸10aは取付け部材10gを貫通して回動自在に支承されている。この軸10aにはL状金具10bがボルトによって固着され、このL状金具10bの立ち上がり片10cの両端は所定の角度を有してカットされている。また,配電盤の前面扉側となる軸10aの一方の先端には、第1のロック金具10eが固着され、軸10aの他方の先端には第2のロック金具10fが固着されている。10hは可動片で、B点で取付け部材10gと係合し、且つ可動片10hと取付け部材10gとの間でバネ10jが設けられて常時は図8(a)の状態となっており、第1のロック金具10eは可動片10hに設けられた突起10h´により回動が拘束された状態となっている。
インタロック部10の取付け部材10gは、図9で示すように盤本体の枠体13に固着される。枠体13は断面コ字状に形成されており、そのコ字状内部に取付け部材10gはボルト12(図11参照)によって固着される。13aは内部にネジの螺設された筒体で、この筒体13aにボルト12がねじ込まれる。13bは後述の操作片14の突片14a,14bが差し込まれる孔である。
図10は前面扉11の裏面側を示したもので、操作片14は前面扉11の裏面側に取付けられ、前面扉11を閉じたときに突片14a,14bは枠体の孔13bを貫通して盤内に突入してインタロック部10の可動片10hを押圧する。
図8(b)(c)は 突片14a,14bと可動片10hとの係合関係を示したものである。前面扉が閉じられた状態では突片14a,14bによって可動片の突起10h´を押圧することで、可動片10hはB点を支点としてバネ10jに抗して奥行き方向に押し込まれた状態となる。これにより、図8(a)ではインタロック部の第1のロック金具10eが可動片の突起10h´によって拘束状態となっていたものが、奥行き方向への押し込みにより第1のロック金具10eの拘束状態が解除されてインタロック部10は回動可能状態となっている。
すなわち、インタロック部10は、前面扉11の開状態時には回動不可であり、閉状態時には回動可能状態となっている。
図11はインタロック部10の配電盤への取付け状態を示したものであって、挿抜金具7の下部位置で枠体13に設けられるが、その際、L状金具10bの立ち上がり片の頂上部分10dは、図11(b)の平面図で示すように挿抜金具7の溝孔7aを臨む位置に配置され、溝孔7aとは同面か或いは僅かに突出した状態となっている。
図12は引出形器具の一例である高圧接触器の操作面外観図で、挿抜金具7の着脱位置に面した前面扉11には、挿抜ハンドル9の頭部が挿入される挿入孔11aが設けられ、この挿入孔11aは、通常は小扉によって塞がれた状態となっている。11bは計器、11cは前面扉のロックレバーである。
以上のように構成された引出形器具の操作装置について動作を説明する。
先ず、高圧接触器が引出され状態の断路位置から接続位置への操作について説明する。
I.[断路位置から接続位置への操作について]
(1)配電盤の前面扉11が開の状態では、図8(a)で示すようにインタロック部10の可動片10hはバネ10jによって引っ張られ、ロック金具10eは
突起10h´によって動きが拘束された状態となっている。このため、立ち上がり片10cが直立固定した状態となって挿抜ハンドル9の挿抜金具7への挿入が阻止される。これにより、表1のAで示す前面扉11の開状態時の引出形器具の移動操作を不可能とするインタロック条件を満たしている。
(2)配電盤の前面扉11が閉じられた状態では、図8(b),(c)で示すように突起10h´は突片14aによりバネに抗して奥行き方向に押し込められて両者の係合状態は解除されており、インタロック部10は回動可能なフリーの状態となっている。このため、前面扉に設けられた挿入孔11aより挿抜ハンドル9の差込が可能となり、前面扉閉時での引出形器具の接続位置への移動操作が可能となる表1のB条件が満たされる。
操作時には、図13で示すように挿抜ハンドル9の第2ローラ9dを、挿抜金具7に形成された通路用溝7d(着脱ポジション)に差込み、ガイド7bに沿って挿抜位置である円形状孔7cの位置にまで距離L2を移動させる。この移動時には、挿抜ハンドル9の係合部9aで可動体のガイド6bを押圧し、可動体6をバネ15に抗して右方向に移動させる。
同時に、第2ローラ9dは、図8(b)及び図11(c)で示すように、L状金具10bの立ち上がり片10cに形成されたカット部分から徐々に頂上部分10dへと接触することでL状金具10bを押圧し、軸10aをバネ10kの弾力に抗して時計方向に回動する。これにより、図11(e)で示すように、インタロック部のロック金具10fは、可動片6aと高さ方向で干渉状態となっていたものが、軸10aの回動によって略L字状に形成されたロック金具10fの先端部が6aの下面方向に回動することで干渉状態が解除され、引出形器具の移動が可能となる。
挿抜ハンドルの第2ローラ9dが挿抜位置である円形状孔7cに移動されると、この第2ローラ9dを円形状孔7cに落とし込むと共に、第1ローラ9cを操作ベース板の突起片8bを乗り越えてベース板上に落とし込み図14の状態とする。このとき、挿抜金具に形成した突起7eは、挿抜ハンドル9にはバネ15の弾力が加わっていることから、この突起7eは壁となって第2ローラ9dの円形状孔7cへの落とし込みを助けている。
(3)図14の状態で挿抜ハンドル9の把持部を時計方向に回動すると、第1ローラ9cは第2ローラ9dの位置を支点として操作ベース板の突起片8bから8aまでの距離L1の移動を開始する。8aまでの距離L1は表1のインタロック条件Cの中間位置に相当し、可動体6はガイド6bが押圧されることで図面右方向に移動し、予め定められた距離を移動するとその移動が制限されて停止状態に維持される。
(4)可動体6の移動がロックされ、第1ローラ9cが突起片8aに達したとき、さらに挿抜ハンドル9の把持部を時計方向に回動すると、第2ローラ9dを支点として第1ローラ9cを介して突起8aは押圧される。これにより、引出形器具と盤本体側との接触子が接続された状態となる。
次に、挿抜ハンドル9を引出形器具の挿抜位置7cより着脱ポジション(通路用溝7dの入り口)にまでスライドさせて挿抜金具7より取り除くと、可動体6はバネ15によって復帰し、引出形器具は固定される。また、インタロック部10はバネ10kにより復帰しようとするが、ロック金具10fは可動体の係合部材6aと干渉した状態となっている。このため、図8(c)の状態となりインタロック条件Dの状態となる。
II.[接続状態から断路位置への操作について]
(1)前面扉が閉じられていることを条件に、挿入孔11aより挿抜ハンドル9を挿入し、第2ローラ9dを挿抜金具7の着脱ポジションにセットする。
(2)挿抜ハンドル9を着脱ポジションから挿抜位置へスライドさせ、且つ第1及び第2ローラを一旦は引出形器具の挿入位置に位置決めする。この挿抜位置までの挿抜ハンドルのスライド時におけるL状金具10bや可動体6等の挙動は前述した引出形器具の挿入時と同様である。したがって、可動体6も図面右方向に移動してそれ以上の右方向移動は阻止されている。
ただし、引出形器具の主回路が電気的に入り(閉じ)状態であった場合には機械的にロックされているため、スイッチで制御回路の電源を切って主回路を電気的に開状態とする。
(3)挿抜ハンドル9の把持部を反時計方向に回しての第1ローラ9cを操作ベース板の突起片8aから8bまで移動させる。第1ローラ9cが突起片8bに達したとき、さらに挿抜ハンドル9の把持部を反時計方向に回動すると、第2ローラ9dを支点として第1ローラ9cを介して突起8bに対して前面方向(引抜方向)に力が加えられる。これにより、引出形器具を断路位置へと移動させる。
(4)引出形器具が断路位置への移動完了時に挿抜ハンドル9の第1ローラ9cを突起8bより引き上げて着脱ポジション側へスライドさせると、可動体6とインタロック部10はそれぞれバネ力によって復帰する。
(5)挿抜ハンドル9を前面扉より抜き出すと、前面扉の操作片14a挿抜金具のロック金具10eとの施錠状態が解除されて扉開操作可能のインタロック条件Fの状態となる。
(6)この状態で、前面扉11に設けたロックレバー11cを操作することで
前面扉11開き、床面5に固着した挿抜金具7を取外した後に引出形機器を盤本体より取外す。
なお、挿抜金具7は引出形器具の引出しの邪魔にはならない場合には、床面5に個着したままとなる。
また、上記では、表1で示すインタロック条件を備えた電力機器について説明してきたが、本発明では、インタロック条件を規格によって定めた製品だけではなく、他の引出形器具の挿抜にも適用できることは勿論である。
1… 台車
2… 車輪
3… 前面板
4… 保護カバー
6… 可動体
7… 挿抜金具
8… 操作ベース板
9… 挿抜ハンドル
10…インタロック部

Claims (5)

  1. 配電盤に収納される引出形器具の操作時にインタロック機能を持たせた操作装置において、
    前記配電盤の前面扉に挿抜ハンドルの挿入孔を設け、この挿入孔に面した配電盤の床面に挿抜ハンドルの挿入をガイドする挿抜金具を設け、前記挿抜ハンドルの操作範囲を規制して引出形器具の挿抜のためのベースとなる操作ベース板を前記引出形器具の前面側に固着すると共に、
    前記前面扉の挿入孔に差し込まれた挿抜ハンドルを挿抜金具に設けられた溝孔にスライドさせて挿抜位置に位置決めし、挿抜ハンドルの操作時に、この挿抜ハンドルと前記挿抜金具との接点を支点として操作ベース板に挿抜力を発生させて引出形器具の挿抜を行うよう構成したことを特徴とした配電盤引出形器具の操作装置。
  2. 前記引出形器具に、この引出形器具の挿抜方向に対して突設されたガイドを有し、且つ左右方向に予め定められた距離で左右動可能に構成された可動体と、
    前記挿抜金具の下部位置に配設されて通常は前記可動体の移動を阻止し、挿抜金具の溝孔への挿抜ハンドル挿入時に前記可動体の移動阻止を解除するインタロック部を設け、
    前記配電盤の床面に固着され挿抜金具は、前記可動体ガイドの突設方向に沿って設けられた挿抜ハンドルのスライド用溝孔と、この溝孔に連設された位置に挿抜位置を有し、
    前記操作ベース板は、挿抜金具の上面に位置して前記引出形器具の前面に固着され、操作ベース板と一体に突起片を形成して挿抜ハンドルの操作範囲を規制するよう形成し、
    前記挿抜ハンドルは、把持部の対向端側頭部に所定の曲線で形成されて前記可動体のガイドと係合する係合部と、前記挿抜金具の溝孔に位置してスライドする第2ローラ、及び前記操作ベース板に位置するよう形成された第1ローラを備えたことを特徴とした請求項1記載の配電盤引出形器具の操作装置。
  3. 前記挿抜金具は、前記第2ローラがスライドするルート上に前記引出形器具の挿抜位置となる円形状孔を形成し、引出形器具の挿抜時に第2ローラをこの円形状孔に嵌込むよう構成したことを特徴とした請求項1又は2記載の配電盤引出形器具の操作装置。
  4. 前記インタロック部は、回動可能に設けられた軸に常時は前記可動体との干渉状態を維持するL状金具を固定し、このL状金具の一縁の立ち上がり片両端を所定角度を有してカットし、カットされない頂上部分を前記挿抜金具の溝孔を臨む位置に配置されて前記挿抜ハンドルの第2ローラにより操作されるよう構成したことを特徴とした請求項2又は3記載の配電盤引出形器具の操作装置。
  5. 前記インタロック部の軸先端に、前記配電盤の前面扉の開時に前記挿抜ハンドルの挿入を阻止するロック金具を固着したことを特徴とした請求項1乃至4記載の何れかである配電盤引出形器具の操作装置。
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