JP2005160280A - 高圧閉鎖配電盤 - Google Patents

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広之 滝浦
Takeshi Yazawa
武 矢沢
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Abstract

【課題】回路遮断器を収納した高圧閉鎖配電盤に対して、外部指令(電気信号)により断路位置に引き出した回路遮断器をその位置に拘束して運転位置への押し込み移動を阻止し、低圧側のロードセンターなどで行う保守点検作業の安全性を確保できるようにする。
【解決手段】盤内のクレードル1に引出形の高圧回路遮断器を収納し、断路位置A, 運転位置Bへ出し入れ操作することで断路部の固定接触子3/可動接触子4を接離させるようにした高圧閉鎖配電盤において、外部指令を受けて断路位置から運転位置への移動を阻止するバックアップ手段として、クレードルの底板から回路遮断器の台車2bの移動経路に出没する阻止板11,該阻止板に連繋した電磁石12,復帰バネ13とからなるストッパ装置10を設置し、常時は阻止板を没入の待機位置に保持して回路遮断器の出し入れ操作を許容し、断路位置に引き出した状態で盤外から与えた信号により、電磁石を励磁してストッパを回路遮断器の台車背後に突き出し、運転位置への移動を阻止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、盤内に引出形の高圧回路遮断器を収納した高圧閉鎖配電盤に関する。
周知のように高圧閉鎖配電盤は高圧配電系統から受電し、併設した降圧用変圧器,ロードセンターを介して低圧系統に給電する配電盤であり、盤内には主回路機器である高圧回路遮断器を搭載している。
ここで、引出形の高圧回路遮断器を収納した高圧閉鎖配電盤では、盤内に構築したクレードルに台車付き回路遮断器を収納するとともに、クレードルの背面には主回路断路部の固定接触子を配置し、回路遮断器をクレードル内に設定した断路位置と運転位置との間で出し入れ操作することにより、回路遮断器から背後に引出した主回路断路部の可動接触子をクレードル側の固定接触子に接離して主回路と接続,断路するようにしている。
また、回路遮断器の収納, 引出し操作に関しては、遮断器本体を断路位置(試験位置), 運転位置に鎖錠するインターロック装置を装備して保守,点検時の操作ミスを防ぐようにしており、そのインターロック装置として、回路遮断器に手動のロックレバー, ロック棒、クレードル側にはロック棒と係合して回路遮断器を断路位置, 運転位置に係止する鎖錠板を設け、さらにそのバックアップ手段としてロック棒を鎖錠する電磁石式を追加装備して回路遮断器の移動操作を制限するようにしたインターロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
次に、高圧回路遮断器(真空遮断器)をクレードルに収納した高圧閉鎖配電盤を例に従来構成を図6〜図8に示す。各図において、1は高圧閉鎖配電盤の盤内に構築したクレードル、2はクレードル1に収納した回路遮断器(高圧真空遮断器)であり、クレードル1の底板にはレール1aを敷設して回路遮断器2を矢印P方向に出し入れ操作できるようにするとともに、クレードルの背面には盤内の主回路母線(図示せず)に接続した断路部の固定接触子3を備えている。
一方、回路遮断器2は車輪2a付きの台車2bに遮断器本体(電流遮断部および開閉操作部)を搭載して、その背後から前記主回路断路部の固定接触子3に向けて断路部の可動接触子4を引出し、図示の断路位置Aと運転位置Bとの間で回路遮断器2を移動操作して主回路断路部の可動接触子4を固定接触子3に接離させるようにしている。
また、回路遮断器1を前記の断路位置A,運転位置Bで鎖錠するために、次記のようなインターロック装置5を備えている。このインターロック装置は、遮断器本体から前方に引き出した手動操作式のロックレバー5aと、該レバーの操作で上げ下げするロック棒5bと、ロック棒5bに対向してクレードル1の底板上に配置した鎖錠板5cと、ロック棒を鎖錠,釈放する電磁石(特許文献1参照)を備えた構成になる。ここで、前記電磁石はプランジャ形の電磁ソレノイドで、その電磁石コイルは回路遮断器2の前面に備えた補助回路プラグ6を介して盤側の制御電源に接続し、遮断器前面の操作部から指令(電気信号)を与えて励磁制御するようにしており、通常は電磁石コイルを非励磁としてロック棒5bを鎖錠位置に拘束し、ロックレバー5aの手動操作を制限している。また、ロック棒5bは復帰ばねのばね力で下方へ突き出すように付勢されている。なお、図中の7は回路遮断器2の前面に備えた把手、8は回路遮断器の断路位置,運転位置を検出する位置検出スイッチ、9は固定接触子3の前面に配したシャッタ板、9aはシャッタ板9の操作レバーである。
上記の構成で、回路遮断器2を盤内のクレードル1に搬入して押し込むと、断路位置Aでロック棒5aが鎖錠板5(図8参照)に開口した断路位置(図6参照)に対応する角穴5c-1に嵌入してこの位置に鎖錠される。なお、この断路位置ではクレードル2の背面に配した主回路断路部の固定接触子3と回路遮断器2から背後に引き出した固定接触子4とが開離している。
この断路位置から回路遮断器2を運転位置に押し込むには、補助回路プラグ6に盤側の制御電源を接続した上で、まずインターロック装置の電磁石を励磁してロック棒5bの鎖錠を解除する。次に、ロックレバー5aを手動により引き上げてロック棒5bを鎖錠板5cの角穴5c-1から抜いた上で、回路遮断器2を奥に押し込む。なお、この場合にはバール状の操作ハンドル(図示せず)を用い、この操作ハンドルの先端を鎖錠板5cに開口したハンドル操作穴5c-3に差込み、梃子操作の要領で回路遮断器2を押し込む。そして、回路遮断器2が運転位置に移動すると、シャッタ板9が開いて主回路断路部の可動接触子4が固定接触子3に接続されるとともに、同時にインターロック装置のロック棒5bが鎖錠板5cに開口した角穴5c-2に嵌入して遮断器をこの位置に鎖錠し、同時にロック棒5bが電磁石(非励磁)によって角穴5c-2から抜けないように鎖錠される。
特開平3−235604号公報
ところで、同じ施設内に高圧閉鎖配電盤と降圧変圧器,ロードセンターを併設した変電設備などにおいて、例えば低圧側のロードセンターで保守,点検作業を行う場合に、従来構成の高圧閉鎖配電盤では安全管理の面で次記のような課題がある。
すなわち、前記した従来の高圧閉鎖配電盤では、回路遮断器の出し入れ,およびこの移動に関連した鎖錠装置の鎖錠,釈放操作は、盤内に収納した回路遮断器に装備したインターロック装置で行うようにしており、回路遮断器を一旦断路位置に引き出して主回路を断路した状態でも、盤内で所定の操作手順により鎖錠装置のロックを解除すれば、遮断器を断路位置から運転位置に移動することが可能である。つまり、従来の高圧閉鎖配電盤では、盤内に収納した回路遮断器に装備したインターロック装置以外に、回路遮断器の断路位置から運転位置への移動を制限,阻止するバックアップの鎖錠手段は備えてない。
一方、前記の変電設備で低圧側のロードセンターで保守点検を行う際には、作業に先立って高圧閉鎖配電盤の回路遮断器を断路位置に引出し、主回路断路部を断路してからロードセンターでの作業を行うようにしている。しかしながら、この場合にロードセンターと高圧閉鎖配電盤の設置場所が距離的に離れていてロードセンターから作業者の目が届かない状況で、所内の連絡ミスからロードセンターでの保守作業に携わってない部外者が誤って高圧閉鎖配電盤の回路遮断器を運転位置に移動すると、主回路が活線になってロードセンターも活線状態となり、このためにロードセンターで保守点検作業を行っている作業員が不測に感電する危険がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は回路遮断器を収納した高圧閉鎖配電盤に対して、外部から指令(電気信号)を与えることにより、断路位置に引き出した回路遮断器のインターロック装置を解除しても、運転位置への押し込み移動を阻止して主回路断路部が接続状態になるのを防ぎ、低圧側のロードセンターなどで行う保守点検作業の安全性が確保できるよう安全対策を施した高圧閉鎖配電盤を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、盤内に構築したクレードルに引出形の高圧回路遮断器を収納し、その回路遮断器を盤内における断路位置, 運転位置へ出し入れ操作することにより、回路遮断器から背後に引き出した断路接触子をクレードルの背面に配した主回路断路部の固定接触子に接離させるようにした高圧閉鎖配電盤において、
前記クレードルに、外部からの指令を受けて回路遮断器の断路位置から運転位置への押し込み移動を阻止するロック手段を装備するものとし(請求項1)、そのロック手段は次記のような具体的態様で構成する。
(1) 前記ロック手段として、クレードルの底板上に設置して回路遮断器の台車の移動経路に出没するストッパと、該ストッパに連繋した駆動用の電磁石と、復帰バネとからなるストッパ装置を設け、常時は電磁石を非励磁としてストッパを没入した待機位置に保持して回路遮断器の出し入れ操作を許容し、回路遮断器を断路位置に引き出した状態で外部から信号を与えて電磁石を励磁した際に、電磁石の駆動によりストッパを回路遮断器の台車の背後に突き出して運転位置への押し込み移動を阻止するようにする(請求項2)。
(2) 前記ストッパ装置において、ストッパをシーソー式の阻止板として箱形ベースに内装し、該阻止板の先端をベース上面に開口した角穴に臨ませて出没可能に配置する(請求項3)。
(3)前記の阻止板を断面逆U字形のチャンネル板で構成し、その後端を箱形ベースに軸支した上で、阻止板の内側に配置した電磁石のアーマチュアに連結するとともに、阻止板の先端側には左右両サイドに張り出した係止タブ部を形成し、該係止タブ部を箱形ベースの左右側壁に切欠き形成した係止溝部に嵌挿して阻止板を突き出し動作位置に係止保持するようにする(請求項4)。
上記の構成によれば、クレードルに収納した回路遮断器を断路位置に引き出した状態で、盤外からストッパ装置に動作指令(電気信号)を与えてストッパ駆動用の電磁石を励磁すると、電磁石の駆動操作で阻止板が待機位置から回路遮断器の台車の背後に突き出す。これにより、前記指令を解かない限りは、仮に回路遮断器のインターロック装置を解除して断路位置から運転位置に押し込もうとしても、前記阻止板が障壁となって回路遮断器の押し込み移動を阻止する。
したがって、先記のように高圧閉鎖配電盤に併設した低圧側のロードセンターで保守点検作業を行う場合に、その作業に先立って高圧閉鎖配電盤の回路遮断器を断路位置に引き出した上で、作業管理者が指令を与えてストッパ装置を動作状態にしておけば、ロードセンターでの保守点検作業中に部外者が高圧閉鎖配電盤内の断路位置に引き出してある回路遮断器の鎖錠を解除して運転位置に押し込もうとしてもストッパ装置の阻止板に当たって移動できない。これによりロードセンターでの保守点検作業を安全に遂行できる。
しかも、ストッパ装置はクレードルの底部側に設置しているので、ここに収納する回路遮断器の機種(機種によっては、遮断器に出し入れ操作の鎖錠装置を装備してないものもある)に関係なく適用でき、またストッパ装置の動作,解除は盤外からの指令で行うようにしているので、管理面での安全性も確保できる。
また、ストッパ装置の実施態様として請求項3,4の構成を採用することにより、ストッパの動作状態で待機位置から上方に突き出した阻止板を回路遮断器の台車が強い力で押しても、阻止板は突き出し位置に係止保持されているので安全である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3、および図4,図5に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図6〜図8に対応する部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
図1〜図3に第1の実施例を示す。この実施例の高圧閉鎖配電盤においては、図6〜図8に示した従来の構成と比べて、クレードル1の底板上にストッパ装置10が新たに追加装備されている。このストッパ装置10は、後記のように盤外から与えた外部信号(電気信号)を受けてクレードル1に収納した回路遮断器の移動経路上に突き出し、回路遮断器2が断路位置Aから運転位置B(図6参照)に移動するのを阻止する役目を果たすものであり、図示のようにクレードル2の底板上における後部中央に配置して回路遮断器2の移動経路上に設置されている。
ここで、ストッパ装置10は、シーソー式の阻止板(ストッパ)11と、阻止板11の背後に並置した駆動操作用の電磁石(プランジャ形電磁石)12と、阻止板11と電磁石12のアーマチュア12aとの間を連結したリンク13と、復帰ばね(引張りばね)14と、これら部品を内装した箱形のベース(取付基台)15との組立体になり、電磁石12のコイル12bがクレードル1の内側側部に配置したブロック端子16にリード線17を介して接続されている。また、前記のベース15は、その上面に阻止板11が出没する角穴15aが開口し、ベースの高さはクレードル1のレールに沿って前後方向に移動する回路遮断器2の台車2bと干渉しないような寸法に設定しており、ベースはクレードル1の底板にボルトで固定されている。なお、18は復帰ばね14の一端をベース15に固定する係止ピン、19は前記リンク13と電磁石12のアーマチュア12aとの結合ピンである。
上記の構成で、電磁石12が非励磁であれば、図1(b) で示すように阻止板11が復帰ばね14のばね力でベース15の内方に没入している。一方、電磁石12のコイル12bを励磁すると、図1(c) で表すように電磁石12の吸引力で阻止板11が支軸ピン11aを中心に時計方向に傾動し、その先端(左側)がベース15の角穴15aから上方に突き出すように動作する。また、この動作状態では阻止板11の右側下縁がクレードル1の底板に当たってそれ停止する。また、電磁石12を非励磁に戻すと、復帰ばね14のばね力で図1(b) の状態に復帰する。
次に、高圧閉鎖配電盤のクレードル1に装備した前記のストッパ装置10の機能,動作を図1(b),(c) で説明する。まず、通常は電磁石12を非励磁として図1(b) のように阻止板11はベース内に没入させておく。この状態では回路遮断器の台車2bはストッパ装置10の拘束を受けることなく、回路遮断器2に装備のインターロック装置5を解除することで、断路位置Aと運転位置Bとの間での出し入れ操作が可能である。
これに対して、回路遮断器2を断路位置Aに引き出した状態で、盤外から指令を与えて電磁石12を励磁すると、図1(c) のように阻止板11が没入した待機位置から台車2bの背後に突き出す。この状態になると、回路遮断器2を断路位置Aから運転位置Bに押し込み操作しようとしても、台車2bの後縁が阻止板11に突き当たって運転位置Bまで進むことができない。しかも、この場合に阻止板11が強い力で押されても、阻止板11は反転することがないので回路遮断器2はこの位置にロックされることになる。
したがって、当該高圧閉鎖配電盤に併設した低圧側のロードセンターで保守点検作業を行う際に、作業に先立って高圧閉鎖配電盤のクレードル1に収納した回路遮断器2を図1(a) の断路位置Aに引き出した上で、外部から前記ストッパ装置10に指令を与えて図1(c) に示すロック状態にセットしておけば、ロードセンター側で保守点検作業を行っている最中に別な部外者が高圧閉鎖配電盤の回路遮断器2のインターロック装置5を解除して断路位置Aから運転位置Bに押し込もうとしても、ストッパ装置10の阻止板11に当たって前進できない。なお、この状態では阻止板11の後端がクレードル1の底板に当たってこの位置に拘束保持されているので、台車2を強い力で押しても阻止板11が反転することがなくて安全である。
しかも、このストッパ装置10は配電盤内のクレードル底部に設置し、かつその鎖錠,釈放動作指令は盤外から電気信号で与えるようにしているので、部外者が高圧閉鎖配電盤内に立ち入ってストッパ装置を手動で釈放させることができない。これにより、ストッパを釈放しない限りは、主回路断路部の可動接触子4が不測に固定接触子3に接触してロードセンターの母線が活線状態になることがなく、作業員は感電の危険なしに保守点検作業を安全に遂行できる。
上記の説明で判るように、前記のストッパ装置10は回路遮断器2に装備したインターロック装置5をバックアップし、またインターロック装置を装備してない機種の回路遮断器に対しても同様に適用でき、これにより高圧閉鎖配電盤に収設した回路遮断器の出し入れ操作に対する安全性の確保が図れる。
次に、先記実施例1で述べたストッパ装置について、電磁石を阻止板と組み合わせて箱型ベースの中に組み込んでコンパクトに構成した実施例を図4(a) 〜(c)および図5(a),(b)に示す。
この実施例においては、ストッパ装置10の阻止板11が断面逆U字形のチャンネル板でであり、その後端が支軸11aを介して箱形ベース15に軸支されている。また、阻止板11の先端側には、その左右辺の下縁から側方に張り出した舌片状の係止タブ部11bを屈曲形成し、この係止タブ部11bを箱形ベース15の左右側壁に切欠き形成した係止溝部15bに嵌挿している。
一方、阻止板11を突き出し位置に駆動する電磁石12は、前記阻止板11の内方に配置して箱形ベース15の底板に固定し、この位置で後方に出入するアーマチュア(プランジャ)12b(図5参照)に連結したリンク13の他端に連結軸13aを結合した上で、この連結軸13aが前記支軸11aとオフセットした位置で阻止板11を貫通して箱形ベース15の左右側壁に穿孔したガイド穴に遊嵌されており、さらにこの連結軸13aとベース15の後部側に植設したピン18との間に復帰ばね14を張架して阻止板11を反時計方向に付勢している。
次に、上記構成のストッパ装置10の動作を図5(a),(b) で説明する。なお、図5 (a)は電磁石12が非励磁で、阻止板11が箱形ベース15の中に没入している状態(実施例1の図1(b) に対応)を表し、図5(b) は電磁石12を励磁して阻止板11を突き出した状態(図1(c) に対応)を表している。
すなわち、常時は電磁石12が非励磁であり、この状態では阻止板11は復帰ばね14の付勢を受けて図5(a)のように箱形ベース15の中に没入している。したがって、この状態では回路遮断器の台車2bは阻止板11との干渉なしに、断路位置Aから運転位置Bに押し込み移動することができる。
一方、回路遮断器の台車2bを断路位置Aに引き出した状態でストッパ装置10に鎖錠指令を与えて電磁石12を励磁すると、電磁石12のアーマチュア12bが吸引動作し、復帰ばね14に抗して阻止板11を左側に駆動する。これにより、阻止板11は図5(b)で示すように支軸11aを支点に時計方向に回動し、その先端が箱形ベース15から上方に突き出す。同時に、阻止板11の先端側に張り出し形成した係止タブ部11bが箱形ベース15に形成した係止溝15bの上縁に突き当たってこの位置に係止保持される。したがって、この状態では回路遮断器を断路位置A(図5(a) 参照)から運転位置へ押し込もうとしても、その移動経路に突き出した阻止板11に阻害されて台車2bを押し込むことができない。これにより、実施例1と同様に機能,動作させることができる。
本発明の実施例1に対応する実施例の構成,動作の説明図で、(a) は高圧閉鎖配電盤のクレードルに収納した回路遮断器を断路位置に引き出した状態の全体構成の側面図、(b),(c) はそれぞれ(a) 図におけるストッパ装置の非動作,動作状態を表す詳細図 図1(a) の平面図 図2におけるストッパ装置の拡大平面図 本発明の実施例2に対応するストッパ装置の構成図で、(a) ,(b) ,(c) はそれぞれ側面図,平面図,および端面図 図4の詳細構造,動作の説明図で、(a) ,(b) はそれぞれストッパ装置の非動作,動作状態を表す側視断面図 クレードルに回路遮断器を収納した高圧閉鎖配電盤の従来構成図 図6の正面図 図6から回路遮断器を除いたクレードルの平面図
符号の説明
1 クレードル
1a レール
2 回路遮断器
2b 台車
3 主回路断路部の固定接触子
4 主回路断路部の可動接触子
5 回路遮断器のインターロック装置
10 ストッパ装置
11 阻止板
11a 支軸
11b 係止タブ部
12 電磁石
12b アーマチュア
13 リンク
14 復帰ばね
15 箱形ベース
15a 上面角穴
15b 係止溝部

Claims (4)

  1. 盤内に構築したクレードルに引出形の高圧回路遮断器を収納し、その回路遮断器を盤内における試験位置, 運転位置へ出し入れ操作することにより、回路遮断器から背後に引出した断路接触子をクレードルの背面に配した主回路断路部の固定接触子に接離させるようにした高圧閉鎖配電盤において、
    前記クレードルに、外部からの指令を受けて回路遮断器の試験位置から運転位置への押し込み移動を阻止するロック手段を装備したことを特徴とする高圧閉鎖配電盤。
  2. 請求項1に記載の高圧閉鎖配電盤において、ロック手段が、クレードルの底板上に設置して回路遮断器の台車の移動経路に出没するストッパと、該ストッパに連繋した駆動用の電磁石と、復帰バネとからなり、常時は電磁石を非励磁としてストッパを没入位置に保持して回路遮断器の出し入れ操作を許容し、回路遮断器を試験位置に引き出した状態で外部から信号を与えて電磁石を励磁した際に、電磁石の駆動によりストッパを回路遮断器の台車前方に突き出して運転位置への押し込み移動を阻止するようにしたことを特徴とする高圧閉鎖配電盤。
  3. 請求項2に記載の高圧閉鎖配電盤において、ストッパをシーソー式の阻止板として箱形ベースに内装し、該阻止板の先端をベース上面に開口した角穴に臨ませて出没可能に配置したことを特徴とする高圧閉鎖配電盤。
  4. 請求項3に記載の高圧閉鎖配電盤において、阻止板を断面逆U字形のチャンネル板で構成し、その後端を箱形ベースに軸支した上で、阻止板の内側に配置した電磁石のアーマチュアに連結するとともに、阻止板の先端側には左右両サイドに張り出した係止タブ部を形成し、該係止タブ部を箱形ベースの左右側壁に切欠き形成した係止溝部に嵌挿して阻止板を突き出し動作位置に係止保持するようにしたことを特徴とする高圧閉鎖配電盤。
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