JP2008092669A - 引出し形受配電機器の鎖錠装置 - Google Patents

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広之 滝浦
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Abstract

【課題】クレードルに搭載して配電盤に収納する引出し形受配電機器を盤外から搬入して盤内の「断路位置」に掛止セットする操作途上で、手動による面倒な鎖錠解除操作を要さずに機器を安全に搬入できるようにする。
【解決手段】盤外から搬入した受配電機器を盤内の「断路位置」へ移動する経路途上で鎖錠機構を自動的に解除状態に拘束保持させる機械的なインターロック手段を備え、そのインターロック手段として、レバー鎖錠機構10の解除用操作ロッド19に対向して該操作ロッドを鎖錠/解除位置に切替え制御する上下動式のアクチュエータ20と、該アクチュエータの下端に設けたガイドローラ21と、該ローラに対峙して盤内に配備のクレードル底部に敷設したレール状のカム板22とを設け、機器の盤外位置,搬入位置では操作ロッド19を押し込んでレバー鎖錠機構10を解除し、断路位置では前記操作ロッド19を後退させてロックが掛かるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、配電盤の盤内に装備した接地装置などを対象とする引出し形の受配電機器を、盤内における「接続位置」,「断路位置」に掛止ロックする鎖錠装置に関する。
頭記の接地装置は、配電盤の主回路母線に接続した回路遮断器,断路器などの受配電機器とともに盤内に設置し、盤内で主回路の点検を行う際には回路遮断器,断路器などをOFFにして盤内の主回路を電力系統から断路した上で、いままで充電状態にあった主回路母線を接地して作業者の感電事故を防ぐためのものであり、実際の配電設備では充電電流などの電流開閉能力のある真空遮断器などを接地装置として使用している。
この接地装置は、台車付きの引出し形機器として配電盤内に配備したクレードルに搭載し、平時は接地装置を「断路位置」に引出してその背後に配した主回路母線の断路部と切り離した位置に保持しておき、盤内点検時に接地装置を「断路位置」から「接続位置」に移動して主回路断路部と接続した上で、前記の真空遮断器を閉極して主回路母線を接地するようにしている。
ところで、盤内に収容した前記接地装置を、誤操作,部外者のいたずらなどによって前記の「断路位置」,「接続位置」から勝手に移動すると重大な事故を引き起こすおそれがある。そこで従来では接地装置を指定の「断路位置」,「接続位置」でクレードルに掛止してこの位置から移動できないようにしたロック手段を設けるとともに、接地装置を「断路位置」→「接続位置」,「接続位置」→「断路位置」に移動する際には配電盤側との間に電気的なインターロックを取り、全て安全を確認した上で前記ロック手段に電気的な解除指令を与え、この指令によりロック手段の鎖錠を釈放した上で接地装置を手動操作により移動するようにしており、その鎖錠装置として本発明と同一出願人より提案した図6〜図10に示す構成のものが公知であり(特許文献1参照)、その構成,動作を図面に基づいて説明する。
まず、図6に接地装置の全体構成を示す。図6(a),(b)において、1は配電盤(閉鎖配電盤)、2は盤内に設置したクレードル、3はクレードル2に搭載した引出し形接地装置、3aは接地装置の開閉部としての真空遮断器、3bは真空遮断器3aの開閉操作ハンドル、3cは把手、3dは盤内に配線したケーブル(図示せず)を通じて接地装置3を制御電源に繋ぐための配線プラグ、3eは接地装置を積載した台車、4は接地装置3から背後に引出した端子電極に対応してクレードル2の背壁に設けた主回路断路部、5は盤内に布設した主回路母線、6は接地母線である。
ここで、接地装置3は台車3eをクレードル2の底部に敷設したレール2aに載せ、「断路位置」A(接地装置3の端子電極と主回路断路部4との間が開離した位置)と「接続位置」B(接地装置3の端子電極を主回路断路部4に接続した位置)との間に移動するようにしている。また、接地装置3を前記の「断路位置」A,「接続位置」Bに掛止ロックするための鎖錠装置として、接地装置3の台車3eには前方から手動で操作する引出しレバー7に連結した上下動式のロック棒8を、また該ロック棒8に対向してクレードル2の底部側には「断路位置」A,および「接続位置」Bと対応する位置に配置してロック棒8の先端を角穴に嵌入して台車3eをこの位置に掛止するロック板9を設けている。さらに接地装置3の台車上には、前記引出しレバー7を常時は鎖錠位置にオートロックし、接地装置3を配電盤1に搬入,搬出、あるいは盤内で「断路位置」,「接続位置」に移動する際に、前記ロック棒8の鎖錠を解除可能にするレバー鎖錠機構10(レバー鎖錠機構10の詳細構造は後記する)を装備している。なお、3fは前記レバー鎖錠機構10への部外者によるアクセスを阻止するために接地装置3の前面に設けた盲蓋である。
上記の構成で、平時(主回路母線5が活線状態)は接地装置3を盤内における「断路位置」Aに移動し、前記ロック棒8をロック板9に掛止してこの位置から移動できないようにするとともに、この状態で前記のレバー鎖錠機構10が引出しレバー7をロック位置に鎖錠して手動ではロック棒8を引き上げ解除できないようにしている。
一方、配電盤の保守,点検を行う場合には、盤内に装備して主回路に接続した回路遮断器,断路器などの受配電機器を全てOFFにして主回路母線5を外部の電力系統から切り離した上で、盤側から前記のレバー鎖錠機構10に鎖錠解除指令(電気信号)を与えて引出しレバー7の鎖錠を解除する。次いで、接地装置3の前方から引出しレバー7を手動操作してロック棒8を引き上げ、ロック板9との係合を外した上で接地装置3を「断路位置」Aから盤内の奥に押し込んで「接続位置」Bに移動し、この位置で再びロック棒8を下ろしてロック板9に掛止する。これにより、レバー鎖錠機構10が作動して引出しレバー7がオートロックされる。その後に、接地装置3のハンドル3bをON操作して真空遮断器3aを閉極し、該真空遮断器3aを介して主回路母線5を接地母線6に導通させて盤内の主回路を接地する。
次に、レバー鎖錠機構10の全体構造を図7〜図9に、またその要部構造を図10(a)に示す。すなわち、レバー鎖錠機構10は、前記の引出しレバー7(引出しレバー7は後端を支軸7aに軸支して前方に延在している)に連結板12および連結レバー13を介して連繋した円板状のロックカム14と、該ロックカム14に係止して引出しレバー7をロック位置(ロック棒8を下ろした状態)に鎖錠する傾動式の係止爪片15(磁性材)と、該係止爪片15をアーマチュアとして吸引動作により係止爪片をロックカム14から離脱させる電磁石16と、係止爪片15の傾動範囲を規制する調整ストッパ17と、これら各部材を組み付けたフレーム18と、さらに前記係止爪片15に対向して電磁石16と反対側(接地装置3の前面側)に組み付けた押しボタン式の鎖錠解除用操作ロッド19との組立体で構成されている。
ここで、前記のロックカム14は、円板の周上に係止爪片15との係合段部を切欠き形成して支軸14aに軸支し、かつその板面に開口した長穴に連結ピン13aを嵌入して連結レバー13と連結している。また、係止爪片15はその下端を支軸15aに軸支して揺動可能に支持し、復帰ばね15bにより先端爪部がロックカム14に向けて押圧付勢されている。さらに解除用操作ロッド19は、その先端を前記係止爪片15に対峙し、反対側の操作端を接地装置3の前面に配した盲蓋3f(図6(b)参照)の内側に臨ませ、かつ復帰ばね19aにより係止爪片15から離脱した位置に待機保持されている。
なお、11は電磁石16の端子台で、図4に示した配線プラグ3dに配線されており、配電盤側の制御ケーブルを配線プラグ3dに接続した状態で外部から与えた鎖錠解除指令(電気信号)により電磁石16の操作コイルに励磁電流を通電し、その吸引動作でアーマチュアを兼ねた係止爪片15を釈放位置に駆動して引出しレバー7の鎖錠を解除する。
次に、前記したレバー鎖錠機構10の動作を図10(a)〜(c)で説明する。図10(a)はロックカム14に係止爪片15が係止して引出しレバー7をロック位置に鎖錠している状態を表している。ここで、図6で述べたように接地装置3を配電盤内に搬入し、かつ接地装置3の配線プラグ3dに盤側の制御ケーブルを接続した状態で、接地装置3を盤内に指定した「断路位置」Aと「接続位置」Bとの間で移動する場合には、まず制御ケーブルを通じて盤側から与えた鎖錠解除指令によりレバー鎖錠機構10の電磁石16を励磁し、その吸引動作により図10(b)で表すように係止爪片15を釈放位置に駆動してロックカム14との係合を解除する。これによりロックカム14はフリーとなるので、引出しレバー7を前方から手動操作してロック棒8を図9(a)の鎖錠位置から図9(b)の解除位置に引き上げてロック棒8とロック板9との係合を外すことにより、接地装置3を「断路位置」Aから「接続位置」B,あるいは逆に「接続位置」Bから「断路位置」Aに移動することができる。なお、接地装置3を移動するとレバー鎖錠機構10の電磁石16はリセット(非励磁)される。そして、この移動位置で引出しレバー7を下ろししてロック棒8をロック板9に掛止させると、レバー鎖錠機構10のロックカム14が時計方向に回動し、その過程でばね付勢された掛止爪片15がロックカム14に係止して引出しレバー7が図10(a)の鎖錠状態に復帰する。
一方、接地装置3を盤外からに搬入する、あるいは盤内から外部に搬出する場合には、図6に示した配線プラグ3dと盤側の制御ケーブルとの間が接続されてなく、したがってレバー鎖錠機構10の電磁石16は非励磁の状態にあって引出しレバー7,ロック棒8がロック位置に鎖錠されており、このままでは引出しレバー7を解除位置に引き上げ操作することができない。
そこで、この場合には接地装置3の前面に配した盲蓋3f(図6(b)参照)を外して前方からレバー鎖錠機構10にアクセスし、鎖錠解除用の操作ロッド19を手動(指先)で押し込む。これにより、図10(c)で示すように操作ロッド19により押し込まれた係止爪片15がロックカム14から離脱して引出しレバー7の鎖錠が解除される。したがって、この状態を保持したまま引出しレバー7を手動で持ち上げて、ロック棒8を図9(b)の解除位置に引き上げることで、接地装置3を配電盤に搬入,搬出できる。
特開2006−34023号公報
ところで、前記した従来構造の鎖錠装置では、運搬用のリフターなどに積載して盤外から配電盤に搬入した接地装置(受配電機器)3を、盤内の「断路位置」A(図6(a)参照)に移動する際には作業面で次記のような問題がある。
すなわち、接地装置3を盤内に搬入する際には、図8に示した端子ブロック11に盤側の制御ケーブルが接続されてなく、したがってレバー鎖錠機構10に鎖錠解除の指令を与えることができない。そのために、引出しレバー7がロック位置に拘束されていてロック棒8を引き上げることかできず、このまま接地装置3の台車3eを盤内に押し込んでもロック棒8がクレードルの底部に配したロック板9の前端に当たって「断路位置」Aに移動できない。
この場合に、先記した従来構造の鎖錠装置では、接地装置3の前面に配した盲蓋3fを外した上で、図10(c)で述べたように解除用操作ロッド19を押し込んでレバー鎖錠機構10の係止爪片15を強制的に解除位置に後退させながら引出しレバー7を手動操作してロック棒8を上昇させ、台車3eを盤内に搬入するようにしている。
しかしながら、この一連の搬入作業の過程で解除用操作ロッド19の押し込み操作を忘れて接地装置3を盤内に押し込むと、ロック棒8がロック板9に突き当たってロック機構が破損するおそれがある。また、解除用操作ロッド19を押し込みながら同時に引出しレバー7を引き上げて台車を押し込むには両手を使わなければならず、しかもこの作業中に盤外からリフターに積載して搬入する機器は固定されてないため、誤って機器が落下する危険も伴う。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、受配電機器を盤外から配電盤に搬入して所定位置に押し込みセットする際に、手動による面倒な鎖錠解除の操作を要さずに、機器を安全に搬入できるようレバー鎖錠機構を改良した受配電機器の鎖錠装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、クレードルに搭載して配電盤内に収容した引出し形受配電機器を主回路母線との「接続位置」,「断路位置」にロックし、外部からの釈放信号によりロック状態を釈放して機器を移動可能にする引出し形受配電機器の鎖錠装置で、該鎖錠装置が手動で操作する引出しレバーに連繋して機器台車に装備したロック棒、クレードルの底部に配して前記ロック棒を「接続位置」,「断路位置」と対応する位置に掛止するロック板、常時は前記引出しレバーをロック位置に鎖錠し、外部からの釈放信号を受けて引出しレバーの鎖錠を解除する電磁式のレバー鎖錠機構、および該レバー鎖錠機構に付設して鎖錠を機械的に強制解除する鎖錠解除部材とから構成したものにおいて、
盤外から搬入した受配電機器を盤内の「断路位置」へ移動する経路途上で、前記の鎖錠解除部材を介してレバー鎖錠機構を解除状態に拘束保持させる機械的なインターロック手段を備えるものとし(請求項1)、具体的に次記のような態様で構成する。
(1)前記のレバー鎖錠機構は、引出しレバーに連繋したロックカムと、該ロックカムをロック位置に係止する電磁石のアーマチュアを兼ねた係止爪片と、外部からの解除信号を受けて前記係止爪片を解除位置に吸引駆動する電磁石と、機械式の鎖錠解除部材として前記係止爪片に先端を対向して配した復帰ばね付きの操作ロッドとの組立体になり、ここで前記操作ロッドにインターロック手段を連繋させて機器の搬入時にレバー鎖錠機構を自動的に解除状態に拘束保持させるようにする(請求項2)。
(2)前記のインターロック手段は、鎖錠解除用操作ロッドの押し込み操作端に対向して該操作ロッドを前進/後退位置に切替え制御する上下動式のアクチュエータと、該アクチュエータの下端に設けたガイドローラと、該ローラに対峙して盤内に配備のクレードル底部に敷設したレール状のカム板とから構成し、ここで前記カム板は盤内における受配電機器の搬入位置と「接続位置」との間の移動経路に沿ってクレードルの底部に敷設しておき、このカム板にガイドローラが乗り上げると鎖錠解除用操作ロッドが後退してレバー鎖錠機構を定常状態に復帰させるようにする(請求項3)。
上記の構成により、盤外から配電盤に搬入した受配電機器を「断路位置」に押し込む移動途上(この状態では、受配電機器に装備したレバー鎖錠機構の電磁石は制御電源に接続されてない)では、鎖錠解除用操作ロッドがインターロック手段のアクチュエータにより押し込まれてレバー鎖錠機構を鎖錠解除の状態に拘束保持する。したがって、機器の搬入移動途上では引出しレバーを自由に上げ,下げ操作することが可能となる。これにより、受配電機器を支障なく盤内の「断路位置」に移動して係止ロックさせることができる。また、機器を盤内の「断路位置」に押し込んだ状態では前記の鎖錠解除用操作ロッドが後退するので、レバー鎖錠機構は定常状態に復帰して引出しレバーを「断路位置」,「接続位置」でロック位置に鎖錠することが可能となる。
以下、引出し形接地装置に装備した鎖錠装置を例に、本発明の実施の形態を図1〜図5に示す実施例に基づいて説明する。なお、図1は盤内への機器搬入途上における鎖錠装置の動作説明図、図2,図3および図4,図5は図1の盤外位置,断路位置に対応した動作状態を表す鎖錠装置の詳細構造図であり、図7〜図10における対応部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
図示実施例の鎖錠装置の構造,機能は、図7〜図10で述べた従来構造の鎖錠装置と基本的に同様であるが、図10に示した解除用操作ロッド19に対して、盤外から搬入した接地装置を盤内の「断路位置」へ移動する経路途上で操作ロッド19を押し込み、レバー鎖錠機構10を鎖錠解除の状態に拘束保持させる機械的なインターロック手段を新たに追加構築しており、次にそのインターロック手段の詳細構造を図2〜図5で説明する。
すなわち、インターロック手段は、前記操作ロッド19の押込み操作端に対向してレバー鎖錠機構10のフレーム前端面に配置したアクチュエータ20と、アクチュエータ20の下端に取付けたガイドローラ21と、ガイドローラ21に対峙してクレードル2の底部に敷設したレール状のカム板22とからなる。
ここで、アクチュエータ20はその下端が接地装置の台車3eを貫通してクレードル2の底部近くまで延在した縦長の板で、前記操作ロッド19との対向面域に切欠き部20a,および該切欠き部20aに向けてその上縁から傾斜して前方に突き出した舌片状の押込み片20bを形成した上で、上下方向のガイド長穴20cに嵌挿したボルト23,間隔管24を介してレバー鎖錠機構10のフレーム前端面に上下可動に案内支持されており、さらに復帰ばね25を介して下向きにばね付勢されている。
また、前記のレール状カム板22は盤内における接地装置の移動経路(搬入位置から接続位置の間)に沿って、ロック板9の側方に並べてクレードル2の底部から起立するように敷設されており、カム板22の前端は斜めカットしてテーパ面22a(図4参照)を形成している。
上記の構成で、インターロック手段のアクチュエータ20が図2,図3に示す下降位置に停止している状態では、図2(b)で示すように鎖錠解除用操作ロッド16の先端がアクチュエータ20の板面に突き当たって左側に押し込まれる。したがって、図10(c)で述べたようにレバー鎖錠機構10の係止爪片15がロックカム14から離間し、これにより引出しレバー7は自由な上げ,下げ操作が可能となる。
一方、図4,図5で示すようにアクチュエータ20の下端に設けたガイドローラ21がレール状カム板22の上に乗り上げた状態では、アクチュエータ20が復帰ばね25に抗して上方に押し上げられ、その板面に形成した切欠き部20aが操作ロッド19の先端に向き合うようになる。これにより、操作ロッド19は復帰ばね19aのばね力を受けて右方に後退し、係止爪片15から離脱すると同時に係止爪片15はその復帰ばね15bのばね力を受けて時計方向に回動復帰する。したがって、この状態では引出しレバー7が押し下げ位置にロックされることになる(図10(a)参照)。
次に、接地装置3をリフターなどに積載して盤外から配電盤に搬入し、盤内の「断路位置」(図6(a)参照)に押し込む移動経路途上での各位置に対応する前記鎖錠装置の動作を図1により説明する。なお、この機器の搬入過程では図6に示した配線プラグ3dに盤側の制御ケーブルが接続されてなく、レバー鎖錠機構10の電磁石16は非励磁の状態にある。
まず、接地装置をリフターから配電盤に移載する途中の盤外位置(図1の右側位置)では、インターロック手段のアクチュエータ20が復帰ばね25のばね力を受けて下降しており、この状態では図2で述べたようにレール鎖錠機構10に組み付けた鎖錠解除用操作ロッド19がアクチュエータ20の板面により押し込まれて係止爪片15を解除位置に拘束保持している。したがって、引出しレバー7はロック棒8とともに上げ,下げ自由の状態にある。
この盤外位置から接地装置の台車3eを搬入位置(図1の中央位置)に押し込むと、ロック棒8はクレードルの底部に配置したロック板9の前縁側スロープに乗り、その斜面に沿って上方に押し上げられるとともに、この動きに従動して引出しレバー7が上昇するとともに、ロックカム14も反時計方向に回動する。なお、この搬入位置ではアクチュエータ20の下端に設けたガイドローラ21がレール状カム板21の先端テーパ面に乗り上げるようになるが、鎖錠解除用操作ロッド19はアクチュエータ20の板面に押し込まれたままで係止爪片15を解除位置に拘束保持している。
そして、この搬入位置から図1の左側に表した断路位置に移動すると、アクチュエータ20の下端に設けたガイドローラ21がカム板22の上に乗り上げる。これにより、アクチュエータ20が上方に押し上げられるとともに、解除用操作ロッド19はアクチュエータ20の切欠き部20aに突き出すように右方に後退移動して係止爪片15から離間する。この結果、係止爪片15は復帰ばね15bのばね力を受けて時計方向に回動する。また、接地装置の台車3eが断路位置に到達すると、ロック棒8はロック板9の角穴に落ち込んでこの位置に係止されるとともに、このロック棒8の動きに従動してロックカム14が反時計方向に回動する。その結果、係止爪片15の先端がロックカム14の係合段部に嵌まり込んで引出しレバー7をこの位置から引き上げられないように鎖錠する。この一連の搬入動作によれば、図10(c)で述べたように手動による解除用操作ロッド19の押込み操作を必要とせずに、接地装置を盤外から盤内へ押し込むだけで安全に搬入,セットすることができる。なお、この断路位置では盤内の制御ケーブルを図3に示した端子部11に接続し、電磁石16に外部から鎖錠の解除指令が与えられるようにしておく。
また、接地装置を図6の「断路位置」Aから「接続位置」Bに移動するには、従来装置と同様に、外部からの解除信号により電磁石16を励磁して係止爪片15を吸着し、レバー鎖錠機構10の鎖錠を解除する(図10(b)参照)。その上で、引出しレバー7を手動操作により引き上げてロック棒8/ロック板9の係止を一旦外し、続いて台車3eを「断路位置」から「接続位置」に移動してロック棒8をロック板9に係止させる。
なお、図示実施例は接地装置への適用を例に述べたが、本発明の鎖錠装置は接地装置への適用に限定されるものではなく、引出し形回路遮断器などの各種の受配電機器にも同様に実施適用できる。
本発明の実施例による鎖錠装置の動作の説明図で、受配電機器を盤内に搬入する移動途上での盤外,搬入,断路位置に対応した鎖錠装置の動作状態を表す図 図1における盤外位置に対応した動作状態を表す鎖錠装置の詳細構造図で、(a)は鎖錠装置全体の側面図、(b)は(a)におけるP部の拡大断面図 図2(a)の正面図 図1における断路位置に対応した動作状態を表す鎖錠装置全体の側面図 図4の正面図 接地装置をクレードルに搭載して配電盤に収容した状態での装置全体の構成図で、(a),(b)はそれぞれ側面図,および正面図 図6における鎖錠装置の従来構造を示す側面図 図7の平面図 図7に示した鎖錠装置の正面図で、(a),(b)はそれぞれロック機構が鎖錠,解除位置に保持されている状態を表す図 図7に示したレバー鎖錠機構の構造,動作の説明図で、(a)は引出しレバーの鎖錠状態、(b)は外部からの信号で鎖錠を解除した状態、(c)は手動操作で鎖錠を解除した状態を表す図
符号の説明
1 配電盤
2 クレードル
3 接地装置(受配電機器)
3e 台車
4 主回路断路部
7 引出しレバー
8 ロック棒
9 ロック板
10 レバー鎖錠機構
14 ロックカム
15 係止爪片
16 電磁石
19 解除用操作ロッド
20 インターロック手段のアクチュエータ
21 ガイドローラ
22 レール状カム板

Claims (4)

  1. クレードルに搭載して配電盤内に収容した引出し形受配電機器を主回路母線との「接続位置」,「断路位置」にロックし、外部からの釈放信号によりロック状態を釈放して機器を移動可能にする引出し形受配電機器の鎖錠装置であって、手動で操作する引出しレバーに連繋して機器台車に装備したロック棒と、クレードルの底部に配して前記ロック棒を「接続位置」,「断路位置」と対応する位置に掛止するロック板と、常時は前記引出しレバーをロック位置に鎖錠し、外部からの釈放信号を受けて引出しレバーの鎖錠を解除する電磁式のレバー鎖錠機構と、該レバー鎖錠機構に付設して鎖錠を機械的に強制解除する鎖錠解除部材とからなるものにおいて、
    盤外から搬入した受配電機器を盤内の「断路位置」へ移動する経路途上で、前記の鎖錠解除部材を介してレバー鎖錠機構を解除状態に拘束保持させる機械的なインターロック手段を備えたことを特徴とする引出し形受配電機器の鎖錠装置。
  2. 請求項1記載の鎖錠装置において、レバー鎖錠機構が、引出しレバーに連繋したロックカムと、該ロックカムをロック位置に係止する電磁石のアーマチュアを兼ねた係止爪片と、外部からの解除信号を受けて前記係止爪片を解除位置に吸引駆動する電磁石と、機械式の鎖錠解除部材として前記係止爪片に先端を対向して配した復帰ばね付きの操作ロッドとの組立体になり、前記操作ロッドにインターロック手段を連繋させたことを特徴とする引出し形受配電機器の鎖錠装置。
  3. 請求項2記載の鎖錠装置において、インターロック手段が、鎖錠解除用操作ロッドの押し込み操作端に対向して該操作ロッドを前進/後退位置に切替え制御する上下動式のアクチュエータと、該アクチュエータの下端に設けたガイドローラと、該ガイドローラに対峙して盤内に配備のクレードル底部に敷設したレール状のカム板とからなり、かつ前記カム板を盤内における受配電機器の搬入位置と「接続位置」との間の移動経路に沿ってクレードルの底部に敷設したことを特徴とする引出し形受配電機器の鎖錠装置。
  4. 請求項1記載の鎖錠装置において、受配電機器が盤内の主回路母線を接地する接地装置であることを特徴とする引出し形受配電機器の鎖錠装置。
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