JP5504561B2 - 定電流ダイオード及び定電流ダイオード付き発光装置 - Google Patents

定電流ダイオード及び定電流ダイオード付き発光装置

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Description

本発明は、定電流特性を有する定電流ダイオード及び定電流ダイオード付き発光装置に関する。
定電流ダイオード(Current Regulative Diode:CRD)は、順方向電圧を印加した場合、電圧に拘わらず一定の電流が得られる様にした素子である。定電流ダイオードは、単体の素子も存在するが、一般に、電界効果トランジスタのゲート電極とソース電極間を接続した構成で代用可能であることが知られている。この構成は、ドレイン電流によってゲート電極とソース電極間の半導体部分に生じる電圧降下が、ゲート電圧として入力されることにより、ドレイン電流がドレインソース間の電圧に依らずほぼ一定に保たれることを利用して定電流特性を得ている(例えば特許文献1参照)。
また定電流ダイオードは図14に示すように、電圧が増加すると自己発熱により電流が減少する特性を有している。これを補正するために、図15に示すように定電流ダイオードと並列に抵抗RPを接続することで、図14の破線で示すように、電流の減少分を補足することができる。
このように、定電流ダイオードを使用する際には、特性を改善するために定電流ダイオードの素子外で抵抗を挿入する必要があり、このためのスペースが必要となって回路が大型化し、部品点数も増えるという問題があった。また定電流ダイオード素子は、従来需要自体が少ないこともあり、他の半導体素子と比べ高価であった。
一方で、定電流駆動素子である発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)が近年急速に普及しており、定電流ダイオードを用いることでLEDの駆動回路を簡単に構成できることから、今後の需要増大が見込まれる。またLEDは携帯機器のバックライト光源等として広く利用されているが、近年の携帯機器の小型化の要求のため、更なる部品点数の削減や素子の小型化が求められている。
更に一方で、従来の定電流ダイオードはSi系半導体で構成されているため、動作電圧範囲が比較的低く、電流容量も1mA〜15mA程度しかない。さらに定電流領域での耐圧が20V程度であり、比較的壊れやすいという問題もあり、更なる高出力化、高耐圧化といった特性面での改善も求められていた。
特開2004−213911号公報
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものである。本発明の主な目的は、高耐圧化及び小型化を実現可能な定電流ダイオード及び定電流ダイオード付き発光装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の定電流ダイオードによれば、半導体層構造にオーミック接触で形成された第1の電極と、前記第1の電極と離間して、前記半導体層構造にオーミック接触で形成された第2の電極と、を備え、前記第1の電極と第2の電極との間に電圧を印加したときに定電流特性を示す定電流ダイオードであって、第1の電極と第2の電極の間の一部において、前記半導体層構造にショットキー接触で形成され、前記第1の電極と電気的に接続された第3の電極を備え、前記第3の電極には、一部が開口した開口領域が形成されており、前記半導体層構造は前記第3の電極の前記開口領域から露出した露出部を有し、前記露出部の前記半導体層構造と前記第3の電極の直下の前記半導体層構造とを同一構造とし、前記第1の電極と第2の電極の間における前記第3の電極の電極長さを、前記第2の電極と前記第3の電極との離間距離よりも長く、前記第2の電極は、その一部の隅部が欠如した島状の形状であり、前記第1の電極は、前記第2の電極の周囲を囲むように略四角形の環状に形成され、該第2の電極の欠如部分に対応する部分を、外部接続部材を設ける領域として構成してなり、前記第2の電極にはパッド電極が形成されており、該パッド電極は前記第3の電極と同じ材料とすることができる。これにより、単一チップでサイズを小さくでき、かつ優れた定電流特性を有する高性能な定電流ダイオードを実現できる。
またの定電流ダイオードによれば、前記第1の電極は、前記第2の電極の外周を囲む環状であり、前記第3の電極は、前記第2の電極の外周を囲む環状であって、その一部が切断された領域を前記開口領域として構成することができる。これにより、電流特性に優れた定電流ダイオードを得ることができる。
さらにの定電流ダイオードによれば、前記第2の電極は、前記第1の電極の外周を囲む環状であり、前記第3の電極は、前記第1の電極の外周を囲む環状であって、その一部が切断された領域を前記開口領域として構成することができる。
さらにまた他の定電流ダイオードは、前記第3の電極の開口領域における抵抗成分が、所定の電圧付近で飽和特性を備えることができる。
さらにまたの定電流ダイオードによれば、前記半導体層構造はIII−V族化合物半導体層構造よりなり、前記半導体層構造が、電流経路を含む第1半導体層と、前記第1半導体層上に設けられ、前記第1半導体層よりもバンドギャップエネルギーの大きい第2半導体層を含むことができる。これにより、高耐圧のIII−V族化合物半導体を用いたトランジスタに抵抗を組み込む状態の、小型で耐圧に優れた定電流ダイオードを得ることができる。
さらにまた本発明の定電流ダイオード付き発光装置によれば、上記定電流ダイオードを電気的に接続した半導体発光素子を備えることができ、電流駆動の容易な発光装置が実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための定電流ダイオード及び定電流ダイオード付き発光装置を例示するものであって、本発明は定電流ダイオード及び定電流ダイオード付き発光装置を以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
なお、本明細書において半導体層構造上に形成するとは、該層に接触する形で直接形成する他、1層又は2層以上の介在する層その他の介在物を介して形成する構成も含むものとする。また、形成面は主面と同一の平面に限定されず、主面と直交する端面等、他の面上に形成する場合も含む意味で使用する。
(実施例1)
図1に、実施例1に係る定電流ダイオード素子の平面図、図2に図1のII−II線における断面図、図3に図1のIII−III線における断面図を、それぞれ示す。これらの図に示す定電流ダイオードは、半導体層構造4上に第1の電極1として第1オーミック電極(カソード電極)、第2の電極2として第2オーミック電極(アノード電極)が、それぞれ離間して形成されている。これら第1の電極1及び第2の電極2は、電気伝導性を持つ半導体層構造4とオーミック接触する。さらに第1の電極1と接して、第3の電極3としてショットキー電極が、半導体層構造4上にショットキー接触するよう形成されている。すなわち、この定電流ダイオードは、半導体層を積層したトランジスタ構造の、ショットキー電極である第3の電極3と第1オーミック電極である第1の電極1を短絡したものであり、オーミック電極である第1の電極1と第2の電極2の間に電圧を印加するとき定電流特性を示す。
さらに第3の電極3は、図1における縦方向の長さが第1の電極1よりも小さく、このために第3の電極から露出した部分は露出部(開口領域)OSとして半導体層構造4が露出している。この露出部OSの半導体層構造4と第3の電極3直下の半導体層構造4とは同一構造であり、具体的には、図2及び図3に示す第1半導体層7と、第1半導体層7よりもバンドギャップエネルギーの大きい第2半導体層8とが、不純物の濃度も組成も同一である。このため、第1の電極1と第2の電極2との間、すなわち2つのオーミック電極間にショットキー接触が存在する領域とショットキー電極が存在しない領域が形成され、ショットキー電極が存在しない領域が抵抗成分として働き、実質的にオーミック電極である第2の電極2と第1の電極1の間に抵抗が挿入されたことになる。すなわち、ショットキー電極である第3電極3と、オーミック電極である第1電極1を接続した電界効果トランジスタとして見ると、半導体層構造4中の電流経路において、第3の電極3の直下の高抵抗な領域を広げていくことで電流経路の抵抗が高くなり、この部分で抵抗を代用している。
この抵抗成分は、トランジスタのピンチオフ後にも電流が増加することができるので、定電流ダイオードとしての電流の低下分を補償できる。さらに、このような領域は飽和特性を示すので、印加電圧が一定以上になると電流値が低下する。これらの特性によって、定電流ダイオードとして優れた定電流特性を実現できる。
より具体的に説明すると、定電流ダイオードは図14に示すように、印加電圧が増加すると自己発熱によって電流が減少する。このため、図15に示すように定電流ダイオードと並列に抵抗RPを挿入してこれを補償していた。これに対し実施例1では、素子構造を工夫することで同一素子内に抵抗を挿入しており、物理的に別個の素子として抵抗を外挿する必要がないため、小型化が図られる。加えて、単純に抵抗を外挿すると高電圧印加時に電流値が上昇してしまうという問題があるが、実施例1によれば抵抗成分が飽和特性を有するため、電流値を広い範囲で一定に維持できるという優れた定電流特性を実現できる。
(参考例1〜10)
本発明者らは、定電流ダイオードの特性改善を目指して鋭意研究を重ね、種々の定電流ダイオードを試作した。具体的には、図7の斜視断面図に示す構造のHEMTのゲート−ソース間を回路的に接続した定電流ダイオード400を作成し、同図に示す電極のパラメータを、図8の表に示すように、ソース電極とゲート電極間の距離Lsg及びチャネル幅Wchを一定とし、他のパラメータを変化させて電流特性を比較した。この結果を図9に示す。この図に示すように、ゲート電極とドレイン電極との間の距離Lgdを変化させた参考例1〜5の定電流ダイオードは、いずれも立ち上がりは鋭いものの、印加電圧の増加に伴い電流値が大幅に低下してしまうことが判明した。一方、ゲート長Lgを長くした参考例6〜参考例8については、ゲート長Lgが長いほど良い定電流特性が得られた。このことから、より長いゲートの構造(好ましくはゲート長Lgがソース電極とゲート電極間の距離Lsgの2倍以上の構造、具体的には参考例8のLg=40μm)を用いれば、定電流特性に優れた定電流ダイオードを作製できるといえる。また、この参考例8の定電流ダイオードはDC100Vを印加しても素子破壊されない高耐圧特性を示した。
次に、参考例8の構造を用いて電流値を大きくした(50mAクラスの)定電流ダイオードの設計を検討した。Wch=120μmである参考例8において得られる電流値が8mA程度であることから、Wch=640μmに設計した。また、LEDパッケージとの互換性を考慮して、一辺300μmの正方形の素子とし、ワイヤーボンド用にパッド電極を設けた。この定電流ダイオード900を参考例9として、電流電圧特性を測定したグラフを図10に示す。図10においては比較のため、参考例8及び従来例として市販の定電流ダイオード(石塚電子製E153)の電流特性を付記している。この図から、大幅な大電流化が実現できたことが確認できる。
ただ、参考例9では10V印加時点で10%程度の電流低下が見られる。そこで、集積回路的なアプローチから、定電流ダイオードの電流低下の負性抵抗と逆の特性を持つ抵抗成分を素子中に並列に作り込むことで、よりフラットな定電流特性とした定電流ダイオードを検討する。ここで、単に抵抗を並列に挿入したのでは、高電圧印加に伴って電流値も追従して上昇してしまうため、定電流ダイオードの特性に合わせた抵抗成分を定電流ダイオードと並列に作り込むことが好ましい。例えば参考例9に対しては、印加電圧20V近辺で飽和特性を持つ抵抗成分を用いることが好ましい。そこで、抵抗成分として、参考例1〜9と同じ半導体層構造でソース電極とドレイン電極のみを設けた素子を作製し、参考例10として検討した。図11に、参考例10と、参考例9の電流電圧特性を比較したグラフを示す。この図に示すように、参考例10は電流の立ち上がりが悪いものの、印加電圧20V近傍で飽和特性を示す良好な特性が得られた。
したがって、参考例9及び10の電流電圧特性を上手く組み合わせることで、優れた定電流特性を持つ定電流ダイオードが作成できる。この観点から、実施例1に係る定電流ダイオードを設計した。この素子構造を図4〜図6に示す。この定電流ダイオードは、図4に示すように、ショットキー電極の開口領域OSを形成している。また図12に、開口領域を設けない参考例9と、実施例1の電流電圧特性を比較したグラフを示す。この図に示すように、参考例9に係る定電流ダイオードの電気特性は、印加電圧の増加と共に電流が低下する現象が見られるが、実施例1に係る定電流ダイオードでは、電流の低下分が少なく、ほぼ一定の定電流特性を得ることができた。特に参考例9で観測された電流低下分を補償した電流電圧特性が得られ、結果として動作電圧5V〜10Vの間での電流変化を0.25mA程度に抑えた、優れた定電流特性を持つ50mA級の大電流CRDを実現することに成功した。
(実施例2)
図4に、実施例2に係る定電流ダイオード素子の平面図、図5に図4のV−V線における断面図、図6に図4のVI−VI線における断面図を、それぞれ示す。これらの図に示す定電流ダイオード100は、半導体層構造14上に第1の電極11として第1オーミック電極、第2の電極12として第2オーミック電極が、それぞれ離間して形成されている。さらに第1の電極11と接して、第3の電極13としてショットキー電極が、半導体層構造14上にショットキー接触するよう形成されている。第1の電極11と第3の電極13は一体的に形成されているので、一の電極と見なすこともでき、これを一体的に定電流ダイオードのカソード電極と捉えることもできる。
なお第2の電極12はアノード電極のパッド電極を構成するよう島状に形成されており、第1の電極11は第2の電極12の周囲を囲むように環状に形成されている。ここで第2の電極12の一部の隅部を欠如した形状とすることで、第1の電極11の対応する部分にスペースが確保され、ワイヤ等の外部接続部材を設ける領域として利用できる。さらに第3の電極3は、一部が欠落した環状に形成されており、欠落部分は開口領域OSとして半導体層構造4が露出している。また、第2の電極にはパッド電極20が形成されている。パッド電極20は、具体的には、第3の電極13と同じ材料を採用することができ、これにより工程数を削減できる。
上記実施例2に係る定電流ダイオードでは、AlGaN層18の膜厚は300Åであり、動作電圧(Vf)は4V程度である。
(実施例3)
この動作電圧は利用するトランジスタ構造のピンチオフ電圧で決定する。そこでピンチオフ点が低い設計の半導体層構造を用いることで、より動作電圧、すなわち消費電力を低く抑えることが見込まれる。そこで、実施例2の素子よりもAlGaN層を薄く、具体的には80Åとした半導体層構造を用いて、実施例3に係る定電流ダイオードを作製した。この素子の電気特性を図13に示す。図13に示すように動作電圧を4Vから2.1Vに低減でき、消費電力の低い定電流ダイオードを実現できることが確認された。
(実施例4)
さらに、このような定電流ダイオードを、電流駆動の半導体発光素子を用いた発光装置に組み込むことで、駆動回路を簡素化した発光装置を得ることができる。このとき、従来の定電流ダイオード素子と同様に発光装置の回路に組み込む他に、定電流ダイオードと半導体発光素子を1つの素子内に作製することもできる。例えば、同じ材料系で定電流ダイオードと半導体発光素子を作製する場合に、半導体発光素子のn電極が形成されるn型コンタクト層又はp電極が形成されるp型コンタクト層のいずれか一方の半導体層上に、更なる半導体層構造を形成し、定電流ダイオードを作製することができる。このとき、発光素子のp電極又はn電極と定電流ダイオードの第1の電極とを電気的に接続することで、電圧に係わらずほぼ一定の電流を発光素子に流すことができると考えられる。また、成長用基板を発光素子と共用して、定電流ダイオードの半導体層構造を積層し、これにより発光素子と定電流ダイオードが一体となった素子を得ることもできる。
実施例3として、このような発光装置を実現することで、LEDやLDなどの半導体発光素子の駆動回路設計を容易として、これら半導体発光素子を使いやすくなり、利用範囲を広めることができる。
(定電流ダイオードの構造)
以下、上記実施例1〜4に係る定電流ダイオード100の詳細を、図4〜図6に基づいて説明する。これらの図に示す定電流ダイオード100は、GaN系HEMTの構造を利用しており、ショットキー電極である第3の電極13部分をオーミック電極である第1の電極11部分と接するように設けることで、これら電極間を短絡し、さらに第3の電極13を、部分的に切断した環状に形成することで抵抗成分を組み入れている。図6に示す定電流ダイオード100は、半導体層構造14として、成長基板となる絶縁性のサファイア基板15上にGaNバッファ層16、第1半導体層としてキャリア(電子)走行層となるi−GaN層17、第2半導体層としてキャリア(電子)供給層となるアンドープAlGaN層18を順次積層している。アンドープAlGaN層18の上面には、オーミック電極である第1の電極11と第2の電極12、及び第1の電極11に接したショットキー電極である第3の電極13が形成される。これら第1の電極11及び第2の電極12は、第1半導体層及び第2半導体層を含む半導体層構造14とオーミック接触させており、一方第3の電極13はショットキー接触させている。この構造の定電流ダイオード100は、第2半導体層(キャリア供給層)となるアンドープAlGaN層18が電子走行層となるi−GaN層17に電子を供給し、供給された電子はi−GaN層17の最上層部でアンドープAlGaN層18に接する領域を電流経路として、高移動度で走行する。電流経路は、キャリアである電子が走行する電流経路であり、第2半導体層と第1半導体層の界面に二次元電子ガス層として形成される。
(半導体層構造4)
半導体層構造14は、耐圧の高いバンドギャップの広いタイプが好ましく、III−V族化合物半導体が好適に利用できる。より好ましくは、窒化ガリウム(GaN)系化合物半導体を使用する。GaN系化合物半導体は禁制帯幅が広く、これを用いた定電流ダイオードは高周波かつ高耐圧で動作することが可能で、高出力化が期待できる。GaN系化合物半導体は、成長基板上に必要に応じてバッファ層を形成し、さらに第1半導体層、第2半導体層を順にエピタキシャル成長し、さらに電極を積層している。また、本明細書において、各半導体層、キャリア供給・走行層は、単層、多層を特に限定しない。また、窒化物半導体層にはn型不純物、p型不純物を適宜含有させることができる。また半導体層構造4を形成する成長用基板は絶縁性のサファイア基板や導電性のGaN基板等が利用できる。なお、本明細書において、半導体層構造が同一構造であるとは、積層構造の組成や不純物濃度が実質的に同一であることを指し、半導体層構造としてトランジスタ構造を採用する場合には、少なくとも第3の電極が形成されたから電流経路を有する層までが同一構造であることが好ましく、更には、全ての層を同一構造とすると製造工程を簡略化できる。具体的には、図4〜6に示す素子において、少なくともアンドープAlGaN層18とi−GaN層17が同一構造であればよい。
(第1半導体層、第2半導体層)
第1半導体層と第2半導体層は、それぞれ窒化物半導体であって、AlxInyGa1−x−yN(0≦x、0≦y、x+y≦1)を用いることが好ましい。特に第2半導体層が第1半導体層よりバンドギャップエネルギーが大きいことで、第1半導体層がキャリア走行層として機能し得る。第2半導体層は、アンドープにしたりすることで、ゲートリーク電流を低減し、耐圧を高めることもできる。図6の例では、第2半導体層としてアンドープのi型AlGaN層18、第1半導体層としてi−GaN層17を採用している。
(電極)
第2半導体層の上面に形成される各電極の内、第1の電極11と第2の電極12はオーミック性電極であり、第3の電極13はショットキー電極である。これらの電極は、図示しないがオーミック接合特性、ショットキー接合特性を得るためのコンタクト層を各々介在させることもできる。例えば第1の電極11と第2の電極12は、第2半導体層上に形成されたオーミックコンタクト層との界面でオーミック性電極を構成し、一方第3の電極13は、第2半導体層上に形成されたショットキーコンタクト層に接触する界面でショットキー接合特性を有する。
第1の電極11、第3の電極13、第2の電極12等の電極は、典型的には素子を構成する半導体材料とは異なる組成から形成され、例えばTi、Al、Cu、W、Au、Ag、Mo、Ni、Pt、In、Rh、Ir、Cr等導電性に優れた材質で構成される。AlGaN系やGaN系半導体層に対するオーミック電極の一例として、Ti/Al系電極、ショットキー電極の一例としてNi/Au系材料からなる電極が採用される。これによってHEMT用電極として要求されるオーミック特性、ショットキー特性等において良好に機能する。また、オーミック電極とワイヤ等の外部接続部材との密着性等を考慮して、半導体層との接触面にパッド電極を形成してもよい。なお、本明細書において、例えばTi/Alとは、半導体側からTiとAlが順に積層された構造を指す。
また、各電極は、以下の方法で形成することができる。まず、半導体層構造14上に電極を形成するためのマスクパターンを配置し、マスクパターンに従って、半導体層構造14上に第1の電極11と第2の電極12を形成する。その後、第1の電極11と第2の電極12の間に、第1の電極11と電気的に接続された第3の電極13を部分的に形成すればよい。このとき、図4〜6に示すように、第3の電極13を第1の電極11に重なるように形成すると、特別な部材や工程を必要とせずに、第1の電極11と第3の電極13を短絡させることができる。
また、第3の電極13の表面側の材料は、ワイヤ等の外部接続部材との密着性が良好なものが選択されることが好ましく、これにより、第1の電極11及び第2の電極12のパッド電極と第3の電極13とを、同時に形成することができる。さらに、このような第3の電極を、図4〜6に示すように第1の電極に重なるように形成すれば、重なった部分を第1の電極11のパッド電極として利用することができると共に、第1の電極11と第3の電極13とを簡便に短絡させることができ、好ましい。外部接続部材との密着性が良好な材料としては、外部接続部材の材料を考慮して好適なものを選択することができ、例えばAuワイヤを用いて外部と接続する場合は、第3の電極13の最表面の材料をAuとすることが好ましい。また、このように、パッド電極の材料として、ショットキー電極として機能可能なものを用いる場合には、図4〜6に示すように、第3の電極13の形成領域を除いて、パッド電極を第1の電極11及び第2電極12よりも小さい面積で設けることが好ましい。このような電極が第3の電極形成領域以外で半導体層構造14と接してしまうと、第3の電極13とは別の新たなショットキー電極が存在することになってしまい、素子特性に影響を与える恐れがあると考えられるためである。
また、トランジスタ素子の端子間を機械的に短絡させて定電流特性を得る場合には、従来リードの外挿や半田付けなどの作業が必要であったが、図4のような素子であれば、製造段階で短絡できるため、極めて簡単に、製造コストを低減した定電流ダイオードが実現できる。特に、ショットキー電極から露出した部分を活性領域とする構成は、一般のトランジスタ素子には見られない新規なものであり、この部分を飽和特性を有する抵抗成分として利用することで、従来の定電流ダイオード素子では得られなかった電流減少分の補償機能を奏することができる。このように、以上の定電流ダイオードによれば、第1の電極と第2の電極が部分的に半導体層構造露出部で繋がっているという簡単な構成のみで、抵抗成分を並列に作り込むことができるので、素子面積の増大を招くことなく、抵抗成分を一素子中に組み込むことができ、小型且つ高性能の定電流ダイオード素子とすることができる。また、このような構成は、マスクパターンの変更などによって電極の平面視形状を変更するだけで得ることができるので、製造工程を増やすことなく製造でき、製造コストを抑えることができる。
特に近年、RGBのLEDが揃い、また白色発光可能なLEDも開発され、これら小型で低消費電力のLEDの普及により、その簡便な駆動回路として定電流ダイオードの需要が増大するものと予測される。しかし一方で、携帯機器などの小型化の要求のため、素子数を低減することが求められている。さらに高出力化の要求もあり、従来のSi系半導体で構成された定電流ダイオードは定電流領域での耐圧が20V程度であり、壊れ易く高出力に適さないという問題もあった。加えて電流容量も1mA〜15mA程度であった。これに対し本実施例に係る定電流ダイオードでは、抵抗成分を予め同一素子内に組み込むことで小型化が実現される。さらにGaN等III−V族化合物半導体を用いることで高耐圧化も実現でき、また50mAクラスの大電流に耐え得る素子の実現も可能で、近年の小型化、高出力化の要求に応えた定電流ダイオードを提供できる。
なお、上記の例では、HEMT構造を利用した素子を用いて説明したが、これに限らず、その他の電界効果トランジスタの構造を利用することもできる。また、上記の例のようにキャリアとして電子を用いたトランジスタ構造を利用する他に、キャリアとして正孔を用いたトランジスタ構造を利用することもできる。
本発明の定電流ダイオード及び定電流ダイオード付き発光装置は、LEDの駆動回路等に好適に利用できる。
実施例1に係る定電流ダイオード素子を示す模式的な平面図である。 図1のII−II線における模式的な断面図である。 図1のIII−III線における模式的な断面図である。 実施例2に係る定電流ダイオード素子を示す模式的な平面図である。 図4のV−V線における模式的な断面図である。 図4のVI−VI線における模式的な断面図である。 参考例1〜9に用いたHEMT構造を示す模式的な断面図である。 参考例1〜8のパラメータを示す表である。 図7の定電流ダイオードの電流特性を示すグラフである。 参考例9と、参考例8及び従来例の定電流ダイオードの電流特性を比較したグラフである。 参考例10に係るゲートレスHEMTと、参考例9に係る定電流ダイオードの電気特性を比較したグラフである。 参考例10と、実施例1に係る定電流ダイオードの電気特性を比較したグラフである。 実施例2に係る定電流ダイオードの電気特性を示すグラフである。 定電流ダイオードの電気特性を示すグラフである。 定電流ダイオードと並列に抵抗を接続した回路図である。
100、400…定電流ダイオード
1、11…第1の電極
2、12…第2の電極
3、13…第3の電極
4、14…半導体層構造
7…第1半導体層
8…第2半導体層
15…サファイア基板
16…GaNバッファ層
17…i−GaN層
18…AlGaN層
20…パッド電極
OS…開口領域
RP…抵抗

Claims (6)

  1. 半導体層構造にオーミック接触で形成された第1の電極と、
    前記第1の電極と離間して、前記半導体層構造にオーミック接触で形成された第2の電極と、
    を備え、
    前記第1の電極と第2の電極との間に電圧を印加したときに定電流特性を示す定電流ダイオードであって、
    第1の電極と第2の電極の間の一部において、前記半導体層構造にショットキー接触で形成され、前記第1の電極と電気的に接続された第3の電極を備え、
    前記第3の電極には、一部が開口した開口領域が形成されており、
    前記半導体層構造は前記第3の電極の前記開口領域から露出した露出部を有し、前記露出部の前記半導体層構造と前記第3の電極の直下の前記半導体層構造とが同一構造であり、
    前記第1の電極と第2の電極の間における前記第3の電極の電極長さが、前記第2の電極と前記第3の電極との離間距離よりも長く、
    前記第2の電極は、その一部の隅部が欠如した島状の形状であり、
    前記第1の電極は、前記第2の電極の周囲を囲むように略四角形の環状に形成され、該第2の電極の欠如部分に対応する部分を、外部接続部材を設ける領域として構成してなり、
    前記第2の電極にはパッド電極が形成されており、
    該パッド電極は前記第3の電極と同じ材料であることを特徴とする定電流ダイオード。
  2. 請求項1に記載の定電流ダイオードにおいて、
    前記第1の電極は、前記第2の電極の外周を囲む環状であり、
    前記第3の電極は、前記第2の電極の外周を囲む環状であって、その一部が切断された領域を前記開口領域として構成されていることを特徴とする定電流ダイオード。
  3. 請求項1に記載の定電流ダイオードにおいて、
    前記第2の電極は、前記第1の電極の外周を囲む環状であり、
    前記第3の電極は、前記第1の電極の外周を囲む環状であって、その一部が切断された領域を前記開口領域として構成されていることを特徴とする定電流ダイオード。
  4. 請求項1から3のいずれか一に記載の定電流ダイオードにおいて、
    前記半導体層構造はIII−V族化合物半導体層構造よりなり、
    前記半導体層構造が、
    電流経路を含む第1半導体層と、
    前記第1半導体層上に設けられ、前記第1半導体層よりもバンドギャップエネルギーの大きい第2半導体層
    を含むことを特徴とする定電流ダイオード。
  5. 請求項1からのいずれか一に記載の定電流ダイオードであって、
    前記第3の電極の開口領域における抵抗成分は、所定の電圧付近で飽和特性を備えることを特徴とする定電流ダイオード。
  6. 請求項1からのいずれか一に記載の定電流ダイオードを電気的に接続した半導体発光素子を備えることを特徴とする定電流ダイオード付き発光装置。
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