JP5503870B2 - Ledに使用する蛍光体及びその配合物 - Google Patents

Ledに使用する蛍光体及びその配合物 Download PDF

Info

Publication number
JP5503870B2
JP5503870B2 JP2008529168A JP2008529168A JP5503870B2 JP 5503870 B2 JP5503870 B2 JP 5503870B2 JP 2008529168 A JP2008529168 A JP 2008529168A JP 2008529168 A JP2008529168 A JP 2008529168A JP 5503870 B2 JP5503870 B2 JP 5503870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
light
led
lighting device
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008529168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009506195A (ja
Inventor
ダン ハンク
アディアム ムクンダ
エミール ラドコフ
パラサント クマー
アナン アクユット セトラー
アーロック マニ スリヴァサターヴァ
ヒリー アン コマンゾ
ゴピ チャンドラン
マドラス ヴェヌゴパル シャンカー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Current Lighting Solutions LLC
Original Assignee
Lumination LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lumination LLC filed Critical Lumination LLC
Publication of JP2009506195A publication Critical patent/JP2009506195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5503870B2 publication Critical patent/JP5503870B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/08Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials
    • C09K11/77Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing rare earth metals
    • C09K11/7728Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing rare earth metals containing europium
    • C09K11/77342Silicates

Description

本発明の代表的な各実施形態は、新規な蛍光体化合物に関する。それらは、LED生成紫外線(UV)、紫色、又は青色の放射を、一般的な照明を目的とした白色光又は他の色の光に変換することと結び付けて特別な用途を見出している。しかしながら、本発明は、コンピュータによる断層撮影法(CT)及び陽電子放出断層撮影法(PET)のシンチレーション検出器要素であるHgを主材とした蛍光灯、UV、紫色、及び/又は青色レーザー、並びに様々な用途に利用される他の白色又は有色光源における放射の変換にも適用できるものと理解されたい。
発光ダイオード(LED)は、しばしば白熱灯の様な他の光源に代えて使用される半導体発光体である。それらは、表示灯、警告灯、及び標示灯として、又は有色光が求められる他の用途に特に有用である。LEDによって作り出される光の色は、その製造に使用される半導体材料の種類によって異なる。
発光ダイオード及びレーザー(共にここでは総称的にLEDと称する)を含め、有色半導体発光素子は、窒化ガリウム(GaN)の様な第III〜V群合金から作り出される。LEDを形成する場合、通常は、合金の層を炭化ケイ素又はサファイアの様な基板上にエピタキシャル成長させ、発光効率の様な特性を改善するために各種n型又はP型ドーパントでドーピングを施す。GaNを主材とするLEDに関しては、光は、一般に、電磁スペクトルのUV及び/又は青色の範囲で放射される。ごく最近まで、LEDは、LEDが生成する光の特有の色のせいで、明るい白色光が必要とされる照明用に使うには適していなかった。
最近では、LEDから放射された光を照明目的に利用できる光に変換するための技法が開発されている。1つの技法では、LEDは、蛍光体層で被覆され又は覆われる。蛍光体は、電磁スペクトルの或る部分の放射エネルギーを吸収し、電磁スペクトルの別の部分のエネルギーを放射する蛍光物質である。1つの重要な等級の蛍光体は、化学的純度が非常に高く、効率的な蛍光材料に変換させるために少量の他の物質(「活性剤」と呼ぶ)が加えられた調整された組成を備えている、結晶質無機化合物である。活性剤と母体の無機化合物を適正に組み合わせることで、発光色を制御することができる。最も有用な既知の蛍光体は、可視範囲外の電磁放射による励起に応じて、電磁スペクトルの可視部分の放射を発生させる。
LEDにより生成された放射によって励起する蛍光体を差し挟むことにより、異なる波長の光、例えばスペクトルの可視範囲内の光が生成される。有色LEDは、玩具、標示器灯、及び他の装置にしばしば使用される。製造業者は、その様なLEDに使用して特注仕様色及び高い光度を生み出すために、新しい有色蛍光体を探し続けている。
有色LEDの他にも、白色光を作り出すのに、LED生成光と蛍光体生成光の組合せが使用されている。最も人気のある白色光LEDは、青色発光GaInNチップに基づいている。青色発光チップは、青色放射の一部を補色、例えば、黄緑色の発光に変換する蛍光体で被覆されている。蛍光体及び/又はLEDチップからの光の全量が、色点に、対応する色座標(xとy)と相関色温度(CCT)を提供し、そのスペクトル分布は色調指数(CRI)によって測定される演色性能を提供する。
CRIは、通常は一般色調指数と呼ばれRaと略される8標準色サンプル(R1-8)の平均値として一般に定義されているが、国際的には14標準色サンプルが指定されており、平均値として、より広範なCRI(R1-14)を計算することもできる。特に、濃い赤の演色の測度であるR9値は、或る範囲の用途、特に医療的性格の用途にとって非常に重要である。
1つの既知の白色発光素子は、青色範囲(約440nmから約480nm)にピーク発光波長を有する青色発光LEDを、セリウムドープ型イットリウムアルミニウムガーネットY3Al5O12:Ce3+(「YAG」)の様な蛍光体と組み合わせたものを備えている。蛍光体は、LEDから発せられた放射の一部を吸収し、吸収された放射を黄緑の光に変換する。LEDが発した青色光の残り部分は、蛍光体を透過して、蛍光体が発した黄色光と混ざり合う。見る者は、青色と黄色の光の混合を白色と知覚する。
上記青色LED−YAG蛍光体素子は、典型的には、一般CRI(Ra)が約70〜82で、調整可能色温度範囲が約4500Kから8000Kの白色光を作り出す。YAG蛍光体と赤色蛍光体(CaS:Eu2+)の配合物を使用している最近の市販のLEDは、色温度が4500K未満で、Raが90程度である。その様なLEDは或る用途には適しているが、多くのユーザーは、更に高いRaを有する光源、即ち、値が95〜100の白熱灯の光源と同程度のものを求めている。
照明用途に見込みがあることを示している別の蛍光体は、(Ca,Ba,Sr)2SiO4:Euである。多くの照明用途に適した特性を提供してはいるが、発光色の更なる柔軟性並びに高い量子効率、更に高い色調指数(CRI)値、及び更に低い色相関温度(CCT)が求められている。
加えて、使用が増えていることにより、白色と有色両方のLEDの製造、並びに、コンピュータによる断層撮影法(CT)及び陽電子放出断層撮影法(PET)のシンチレーション検出器要素としてのHgを主材としたメタルハライド放電灯、UV、紫色、及び/又は青色レーザー並びに様々な用途に使用される他の白色又は有色光源の放射の変換の様な他の用途、に使用することができる追加的な蛍光体組成が引き続き求められている。その様な蛍光体組成は、望ましい特性を備えた更に幅広いLEDのアレイを提供することになるであろう。
第1の態様では、蛍光体組成物EueMmAaGgQqNnXxが提供されており、ここに、MはBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Cd、Sr、Cd、Sn、Pb、又はZnの内の少なくとも1つであり、Aは、B、Al、Ga、In、Bi、Sc、Y、La、又はEu以外の希土類元素の内の少なくとも1つであり、Gは、Si又はGeの内の少なくとも1つであり、Qは、O、S、及びSeの内の少なくとも1つであり、XはF、Cl、Br、及びIの内の少なくとも1つであり、ここに、0<e<2、0<m<2、0a<1、0<g<1、0<q<4、0n<2、0x<2、且つ2e+2m+3a+4g=2q+3n+xである。
第2の態様では、第1蛍光体EueMmAaGgQqNnXxと少なくとも1つの追加的蛍光体を備えている蛍光体配合物が提供されており、ここに、MはBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Cd、Sr、Cd、Sn、Pb、又はZnの内の少なくとも1つであり、Aは、B、Al、Ga、In、Bi、Sc、Y、La、又はEu以外の希土類元素の内の少なくとも1つであり、Gは、Si又はGeの内の少なくとも1つであり、Qは、O、S、及びSeの内の少なくとも1つであり、XはF、Cl、Br、及びIの内の少なくとも1つであり、ここに、0<e<2、0<m<2、0a<1、0<g<1、0<q<4、0n<2、0x<2、且つ2e+2m+3a+4g=2q+3n+xである。
第3の態様では、約200乃至約500nmで発光する光源と蛍光体組成物EueMmAaGgQqNnXxを含んでいる白色発光素子が提供されており、ここに、MはBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Cd、Sr、Cd、Sn、Pb、又はZnの内の少なくとも1つであり、Aは、B、Al、Ga、In、Bi、Sc、Y、La、又はEu以外の希土類元素の内の少なくとも1つであり、Gは、Si又はGeの内の少なくとも1つであり、Qは、O、S、及びSeの内の少なくとも1つであり、XはF、Cl、Br、及びIの内の少なくとも1つであり、ここに、0<e<2、0<m<2、0a<1、0<g<1、0<q<4、0n<2、0x<2、且つ2e+2m+3a+4g=2q+3n+xである。
蛍光体は放射(エネルギー)を可視光に変換する。蛍光体の異なる組合せは異なる色の発光を提供する。蛍光体を発光源とする有色光は色点を提供する。新規な蛍光体組成物のみならず、LED及び他の光源におけるそれら蛍光体組成物の使用法も提示されている。
生成される可視光の色は、蛍光体材料の具体的な成分によって異なる。蛍光体材料は、単一の蛍光体組成物しか含んでいなくてもよいし、2つ又はそれ以上の基本色の蛍光体、例えば、黄色及び赤色の蛍光体の1つ又はそれ以上の特定の組み合わせを含んでいて、所望の色(色相)の光を発光するようになっていてもよい。ここで使用する「蛍光体」及び「蛍光体材料」という用語は、単一の蛍光体組成物のみならず2つ又はそれ以上の蛍光体組成物の配合物を表すのにも使用される。
白色又は有色光を作り出すLED灯は、LEDに光源としての望ましい品質を付与するのに役立つはずであると判断された。したがって、本発明の1つの実施形態では、白色又は有色光を提供するために、蛍光体で被覆されたLEDチップが開示されている。蛍光体材料(及び可視光発光の場合にはLEDチップ)により提供される可視光は、高輝度及び高明度を有する明るい白色又は有色光を備えている。
図1に、一例的なLEDに基づく発光アッセンブリ又はランプ10を、本発明の1つの好適な構造に基づいて示している。発光アッセンブリ10は、発光ダイオード(LED)チップ12の様な半導体UV又は可視放射源と、LEDチップに電気的に取り付けられているリード線14を備えている。リード線14は、太いリードフレーム16で支持されている細い導線を備えていてもよいし、リード線は自己支持型電極を備えていて、リードフレームが省略されていてもよい。リード線14は、LEDチップ12に電流を供給し、これによりLEDチップ12に放射を起こさせる。
ランプは、どの様な半導体可視又はUV光源でもよいが、その発した放射が蛍光体を照らしたときに白色光を作り出すことできる光源を含んでいればよい。本発明のLEDチップの好適なピーク放射は、開示されている実施形態の蛍光体の個性に依存し、例えば、200〜500nmの範囲にある。しかしながら、1つの好適な実施形態では、LEDの放射は、UV付近から深い青色領域にあり、ピーク波長は約350から約430nmの範囲にある。通常は、半導体光源は、各種不純物でドーピングされたLEDを備えている。而して、LEDは、何れか適切なIII−V、II−IV、又はIV−IV半導体層に基づいており且つ発光波長が約250乃至550nmである半導体ダイオードを備えている。
LEDは、GaN、ZnO、又はSiCを備えている少なくとも1つの半導体層を含んでいるのが望ましい。例えば、LEDは、ピーク発光波長が約200nmより大きく約500nmより小さい、化学式IniGajAlkN(ここに、0≦i;0≦j;0≦kであり、且つi+j+k=1)により表わされる窒化化合物半導体を備えている。この様なLED半導体は当技術では既知である。放射源は、ここでは便宜上LEDとして説明している。しかしながら、ここに使用する限り、この用語は、例えば、半導体レーザーダイオードを含む全ての半導体放射源を包含しているものとする。
ここに論じている本発明の一例的な構造の一般的な説明は、無機LEDに基づく光源に向けられているが、LEDチップは、特に記載のない限り有機発光構造体又は他の放射源に置き代えてもよく、LEDチップ又は半導体への言及は単に適切な放射源を代表しているに過ぎないと理解されたい。
LEDチップ12は殻18内に封入されており、殻は、LEDチップと封入物材料20を密閉している。殻8は、例えば、ガラス又はプラスチックである。LED12は、封入物20のほぼ中心に在るのが望ましい。封入物20は、エポキシ、プラスチック、低温ガラス、ポリマー、熱可塑性プラスチック、熱硬化性材料、樹脂、又は当技術で既知の他の種類のLED封入用材料であるのが望ましい。随意的に、封入物20は、スピンオンガラス又は何か他の高屈折率材料である。1つの実施形態では、封入物材料20は、エポキシ、シリコン、又はシリコンエポキシの様なポリマー材料であるが、他の有機又は無機封入物を使用してもよい。殻18及び封入物20は共に、LEDチップ12及び蛍光体材料22(下で説明)によって作り出される光の波長に関して透明であるか又は実質的に光学的に透過性であるのが望ましい。或る代わりの実施形態では、ランプ10は外殻18無しで、封入物のみを備えている。LEDチップ12は、例えば、リードフレーム16により、自己支持電極、即ち殻18の底部により、又は殻又はリードフレームに装着されている台座(図示せず)により支持されている。
照明システムの構造は、LEDチップ12に放射的に連結されている蛍光体材料22を含んでいる。放射的に連結されているとは、一方の要素から発せられた放射の少なくとも一部が他方の要素に送られるように、要素が互いに関係づけられていることを意味する。
この蛍光体材料22は、何らかの適した方法でLED12上に堆積されている。例えば、水を基材とする蛍光体懸濁液を作り、蛍光体層としてLED表面に塗布してもよい。1つのその様な方法では、蛍光体粒子がLEDの周囲に無作為に懸濁し配置されるスラリーを作るのに、シリコン、エポキシ、又は他のマトリックス材が使用されている。この方法は、蛍光体材料22とLED12の可能な配置の一例に過ぎない。而して、蛍光体材料22は、蛍光体懸濁液をLEDチップ12に被覆させて乾燥させることによって、LEDチップ12の発光面を覆って又は直接その上に被覆される。殻18と封入物20は共に、光24がそれら要素を透過することができるように透明でなければならない。限定する意図はないが、1つの実施形態では、蛍光体材料の平均粒子径は、約1乃至約10ミクロンである。
図2は、本発明の好適な態様によるシステムの第2の好適な構造を示している。特に明記しない限り、図1から図4の対応する符号(例えば、図1の符合2と図2の符合112)は、各図の対応する構造に関係している。図2の実施形態の構造は、蛍光体材料122が、LEDチップ112上に直接形成されるのではなく、封入物材料120内に散在している点を除けば、図1のものと同じである。蛍光体材料(粉末形態)は、封入物材料120の単一領域内に散在していてもよいし、より好適には、封入物材料の全体積に亘って散在しているのがよい。LEDチップ112が発した放射126は、蛍光体材料122が発した光と混ざり合い、混ざり合った光が白色光124として現れる。蛍光体を封入物材料120内に散在させようとする場合、蛍光体粉末をポリマー先駆物質に添加し、LEDチップ112の周囲に装填すると、ポリマー先駆物質が硬化してポリマー材料を固体化する。トランスファーモールディングの様な他の既知の蛍光体散在法を使用してもよい。
図3は、本発明の好適な態様によるシステムの第3の好適な構造を示している。図3に示す実施形態の構造は、蛍光体材料222が、LEDチップ212を覆って形成されているのではなく、殻218の表面に被覆されている点を除けば、図1のものと同じである。蛍光体材料は、殻218の内側表面に被覆されているのが望ましいが、必要に応じて、蛍光体は殻の外側表面に被覆してもよい。蛍光体材料222は、殻の表面全体に被覆してもよいし、殻の表面の頂部にのみ被覆してもよい。LEDチップ212が発した放射226は、蛍光体材料222が発した光と混ざり合い、混ざり合った光が白色光224として現れる。無論、図1から図3の構造は、組み合わせてもよいし、蛍光体は、何れか2か所又は全3か所に配置してもよいし、或いは殻とは別に又はLEDと一体化するなどして、何らかの他の適した場所に配置してもよい。
上記構造の何れにおいても、ランプ10は、更に、封入物材料に埋め込まれている複数の散乱粒子(図示せず)を含んでいる。散乱粒子は、例えば、Al2O3粒子(アルミナ粉末など)又はTiO2粒子を含んでいる。散乱粒子は、LEDチップから発せられたコヒーレント光を効果的に散乱させ、尚且つ吸収される量が無視できるほどであるのが好適である。
図4の第4の好適な構造に示すように、LEDチップ412は、反射カップ430に取り付けてもよい。カップ430は、アルミナ、チタン、又は当技術では既知の他の誘電性粉末の様な反射材料で形成されるか、それらで被覆されている。好適な反射材料はAl2O3である。図4の実施形態の構造の残り部分は、先の各図のものと同一であり、2つのリード線416、LEDチップ412を第2リード線と電気的に接続する導線432、及び封入物材料420を含んでいる。
本蛍光体組成は、Hg及びメタルハライド(Zn及びGaのハライドなど)放電灯にも使用できる。而して、図5には、円形断面を有する細長いケイ酸ソーダ石灰ガラス外囲器12を備えている代表的な蛍光灯10を示している。前記蛍光灯の低圧水銀放電アッセンブリは、間隔を空けて配置された一対の従来型電極構造18を含んでおり、電極の各端部は口金20の電気接点22に接続されており、口金20は密封されたガラス外囲器の両端に固定されている。前記密封されているガラス外囲器内の放電維持充填材は、アルゴンの様な不活性ガス又はアルゴンと他の希土類ガスの混合気を低圧力で少量の水銀と組み合わせたものであり、ランプ作用の低蒸気圧方式を提供している。ガラス外囲器の内表面には、下で説明するように、1つ又はそれ以上の蛍光体組成物を備えている蛍光体層14が堆積している。本発明の1つの実施形態では、ランプ10は、蛍光体層16とガラス外囲器12の内表面との間に配置されている第2材料層14を有している。この第2層は、当技術では知られている様に、紫外線反射バリア層になる。その様なバリア層は、例えば、アルファ及びガンマ対アルミナ粒子の混合物を備えている。
蛍光体は、コンパクトな蛍光灯に用途を見出している。而して、図6及び図7に示すように、本発明の蛍光体材料は、コンパクトな蛍光灯装置に使用することができる。図6は、二重螺旋巻構造のランプ外囲器又は管32を有する螺旋状のコンパクトな蛍光灯30を示している。端部分32a、32bは、ハウジング部材34の頂部36に入り込んでおり、端部分32a、32b内には、ハウジング部材34内に取り付けられている安定抵抗回路装置40に電気的に連結されている電極38が配置されている。図7を参照すると、蛍光管50、キャップ54で閉鎖されているハウジング52、及び、本例ではねじ込み口金56、を有するコンパクトな蛍光灯を側面図に示している。コンパクトな蛍光灯は、当技術では既知の口金を通して主部に電気的に接続されており、口金の接続部分から出ている導線は、ハウジング52の内部に配置されている安定抵抗回路及び/又は蛍光管50の電極に接続されている。
上で説明した放電灯の蛍光体層被覆は、懸濁液による堆積法及び静電堆積法を含め、既に知られている各種手法により形成することができる。例えば、蛍光体は、各種有機結合剤及び接着促進剤を含んでいる従来の懸濁液からガラス面上に堆積させることができる。前記懸濁液は、従来のやり方で塗布し乾燥させる。
1つの実施形態では、本発明は、上記LED光の蛍光体材料22に使用される、一般式EueMmAaGgQqNnXxを有する新規な蛍光体組成を提供しており、ここに、MはBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Cd、Sr、Cd、Sn、Pb、又はZnの内の少なくとも1つであり、Aは、B、Al、Ga、In、Bi、Sc、Y、La、又はEu以外の希土類元素の内の少なくとも1つであり、Gは、Si又はGeの内の少なくとも1つであり、Qは、O、S、及びSeの内の少なくとも1つであり、XはF、Cl、Br、及びIの内の少なくとも1つであり、ここに、0<e<2、0<m<2、0a<1、0<g<1、0<q<4、0n<2、0x<2、且つ2e+2m+3a+4g=2q+3n+xである。上記蛍光体に関してここで使用する場合、EuはEu2+イオンを表すものとする。(化学量論係数eにより与えられる)蛍光体のEuのドーピング量は、約0.005乃至0.5の範囲にあるのが望ましい。
この化学量論外蛍光体(ここに、g<1)は、(Ca,Ba,Sr)2SiO4:Eu(ここに、g=1)に比べ、量子効率に改善が見られる。組成中のM、A、N、Q、及びXの存在も、M、A、N、Q、及びXの個性と量を変えることによって発光色の特注仕様化を可能にしながら、同時にQEを高めている。例えば、N3-である窒素を入れると、赤色移行の起こることが発見された。同様に、本蛍光体による窒化物とケイ酸ハロゲン窒化物を含んでいるBaは、Ba2SiO4:Euに比較して、主発光ピークに50nmもの高い赤色移行が見られる。而して、蛍光体構造のイオンの量と個性を変えることによって、蛍光体の発光特性を調整することができる。
200乃至500nmで発光するLEDと共に使用した場合、及び随意的には、1つ又は複数の追加的蛍光体と共に使用した場合、得られる照明システムは、白色を有する光を作り出すが、その特性について下で更に詳しく論じる。
上記蛍光体組成物は、例えば、元素酸化物、炭酸塩、及び/又は水酸化物を開始材料として組み合わせることによって蛍光体を製造するための既知の溶液又は固体反応法を使用して生成される。他の開始材料としては、硝酸塩、塩化物、硫酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、又はシュウ酸塩が挙げられる。代わりに、希土類酸化物の共沈物を、RE元素に代わる開始材料として使用してもよい。或る代表的な方法では、開始材料は、乾式又は湿式配合処理を介して結び付けられ、空気中又は還元性雰囲気下又はアンモニア中で、例えば1000℃から1600℃で燃焼させる。
混ぜ合わせる前又は最中に、混合物に融剤が添加される。この融剤は、NH4Cl、又はCaF2、ホウ酸、ホウ酸塩、及び類似物の様な他の従来の融剤である。混合物の全重量の約20重量パーセント未満、望ましくは約5重量パーセント未満の融剤の量が、溶融目的には適切である。融剤を使用した場合、それらのイオンの一部が蛍光体材料の中に取り込まれ、その化学式の一部となる。
開始材料は、限定するわけではないが、高速混合器又はリボン混合器での攪拌又は配合を含め、何らかの機械的方法により一体に混ぜ合わせられる。開始材料は、ボールミル、ハンマーミル、又はジェットミル内で混ぜて粉砕される。混合は、特に開始材料の混合物を次の沈殿析出のために溶液とする場合には、湿式ミルで行う。混合物が湿っている場合には、最初に乾燥させてから、還元性雰囲気下で、約900℃から約1700℃で、より望ましくは1100℃から1400℃で、混合物全部を最終的な組成に変換するのに十分な時間燃焼させる。
燃焼は、バッチ式又は継続処理で実施するが、その際、良好なガス対固体接触を促すために攪拌又は混合動作を伴うのが望ましい。燃焼時間は、燃焼させる混合物の量、燃焼設備を通るガス伝導率、及び燃焼設備内のガス対固体接触の質によって異なる。還元性雰囲気は、通常、水素、炭素、一酸化物、アンモニア、又はそれらの組合せの様な還元性ガスを備えており、随意的に、窒素、アルゴンなどの様な不活性ガス又はそれらの組合せで希釈される。代わりのやり方では、混合物が中に入ったるつぼを、高純度炭素粒子が入っている第2の閉鎖されたるつぼに詰め込み、空気中で燃焼させて、炭素粒子が空気中に存在する酸素と反応して、還元性雰囲気を提供する一酸化炭素が生成されるようにしている。
それら化合物は、混ぜて硝酸溶液に溶かす。酸性溶液の強度は、酸素を含んでいる化合物を迅速に溶かすように選定されるが、選定は当業者の知識の範囲内にある。次に、水酸化アンモニウムを段階的に酸性溶液に加える。水酸化アンモニウムの代わりに、メチルアミン、エチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、又は類似物の様な有機塩基を使用してもよい。
沈澱物は、通常、濾過して、脱イオン水で洗い、乾燥させる。乾燥した沈殿物をボールで挽くか又は別のやり方で全体的に混ぜ、空気中で、約400℃から約1600℃で、開始材料をほぼ完全に確実に変態させるのに十分な時間、焼成する。焼成は、一定の温度で実施する。代わりに、焼成温度は、雰囲気から最終的な温度まで傾斜的を付けて上げ、焼成の持続期間中は最終的な温度に保ってもよい。焼成した材料は、同様に、1000℃から1600℃で、H2、CO、又は前記気体の内の一方と不活性ガスとの混合気の様な還元性雰囲気下で、又は炭と開始材料の分解生成物との反応により発生した雰囲気下で、又はアンモニアガスを使用して、焼成した材料の全部を所望の蛍光体組成に変換するのに十分な時間、燃焼させる。
代わりに、ゾル−ゲル合成を使用して本発明の蛍光体を作り出してもよい。而して、或る一例的な方法では、本発明で使用される蛍光体は、先ず所定量の適切な酸化物化合物を化合させ、次いでそれらを水で湿らせることによって形成される。次に希硝酸を加えて、酸化物と炭酸塩を融解させる。次いで溶液を乾燥させて、余分な硝酸を取り除き、次に無水エタノールに溶かす。第2容器内で、所定量のオルトケイ酸テトラエチル(TEOS)を無水エタノールに溶かす。次に、2つの容器の内容物を化合させ、熱を加えながらゲル化が起こるまで攪拌する。引き続き、ゲルをオーブンで加熱し、有機物を取り除き、粉末に磨り潰し、その後800〜1200℃で焼成させる。最後に、粉末を再度磨り潰し、還元性雰囲気中で1100〜1400℃で4乃至10時間更に焼成させる。説明している他の蛍光体についても同じ手順を使用する。
得られた蛍光体粒子は、光散乱分析(Horiba LA-920)で求められる平均粒径(d50)が2〜30μmの範囲にあるのが望ましい。
上記蛍光体組成物は、青色又はUVLEDチップと共に単独で使用するのに適しているが、白色LED光源に使用する場合には、1つ又はそれ以上の追加の蛍光体と配合させる。而して、別の実施形態では、上記実施形態の内の1つによる蛍光体と1つ又はそれ以上の追加の蛍光体との配合物を備えている蛍光体組成物を含んだLED点灯アッセンブリが提供されている。
而して、別の実施形態では、約200乃至約500nmで発光するUV発光LEDチップと、上記EueMmAaGgQqNnXx蛍光体と1つ又はそれ以上の追加の蛍光体、望ましくは少なくとも青色及び緑色蛍光体を含んでいる蛍光体配合物と、を含んでいる白色発光素子が提供されている。蛍光体配合物内の各蛍光体の相対量は、スペクトル重量という用語で記述される。スペクトル重量は、各蛍光体が蛍光体配合物の全発光スペクトルに寄与する相対量である。個々の蛍光体全てのスペクトル重量分を足すと1になる。或る好適な実施形態では、配合物中の蛍光体のそれぞれは、スペクトル重量が約0.01から0.8の範囲にある。
1つの光源では、約200乃至約500nmで発光するUV発光LEDチップと、上記EueMmAaGgQqNnXx蛍光体と、(Ba,Sr,Ca)5(PO4)3CL:Eu2+(“SECA”)、Sr4AL14O25:Eu2+(“SAE”)、及び3.5MgO*0.5MgF2 *GeO2:Mn4+(“MFG”)の内の1つ又はそれ以上とを含んでいる蛍光体配合物と、を含んでいる白色発光素子が提供されている。或る特定の好適な実施形態では、上記蛍光体のそれぞれは、配合物に含まれているときには、スペクトル重量は約0.01から0.8の範囲にある。図8は、この実施形態による光源のスペクトルの計算されたモデルを示しており、このモデルは、黒体軌跡上に色点を有し、CCTが3500K、一般CRI(Ra)が97、平均CRI(R1-14)が97、R9値が99である。他のCCTとCRIの組合せも、蛍光体間の様々な比を使用することにより実現可能である。而して、一例的な照明装置として、CRI(Ra)値が90より大きく、CCT値<4500Kであるものが製作される。
また、緑色、青色、橙色、又は他の色の蛍光体の様な他の蛍光体を配合物に使用して、得られる光の白色を特注仕様化し、光品質が改善された光源を作り出すことができる。限定する意図はないが、本発明の蛍光体との配合物に使用するの適した蛍光体としては、
(Ba,Sr,Ca)5(PO4)3(Cl,F,Br,OH):Sb3+,Mn2+
(Ba,Sr,Ca)5(PO4)3(Cl,F,Br,OH):Eu2+,Mn2+
(Ba,Sr,Ca) BPO5:Eu2+,Mn2+
(Sr,Ca)10(PO4)6 *nB2O3:Eu2+
Sr2Si3O8 *2SrCl2:Eu2+
Ba3MgSi2O8:Eu2+
BaAl8O13:Eu2+
2SrO*O.84P2O5 *0.16B2O3:Eu2+
(Ba,Sr,Ca)MgAl10O17:Eu2+,Mn2+
(Ba,Sr,Ca)Al2O4:Eu2+
(Y,Gd,Lu,Sc,La)BO3:Ce3+,Tb3+
Ca8Mg(SiO4)4Cl2:Eu2+,Mn2+
(Ba,Sr,Ca)2SiO4:Eu2+
(Ba,Sr,Ca)2(Mg,Zn)Si2O7:Eu2+
(Sr,Ca,Ba)(Al,Ga,In)2S4:Eu2+
(Y,Gd,Tb,La,Sm,Pr,Lu)3(Al,Ga)5O12:Ce3+
(Ca,Sr)8(Mg,Zn)(SiO4)4Cl2:Eu2+,Mn2+
Na2Gd2B2O7:Ce3+,Tb3+
(Ba,Sr)2(Ca,Mg,Zn)B2O6:K,Ce,Tb
(Sr,Ca,Ba,Mg,Zn)2P2O7:Eu2+,Mn2+
(Ca,Sr,Ba,Mg,Zn)10(PO4)6(F,Cl,Br,OH)2:Eu2+,Mn2+
(Gd,Y,Lu,La)2O3:Eu3+,Bi3+
(Gd,Y,Lu,La)2O2S:Eu3+,Bi3+
(Gd,Y,Lu,La)VO4:Eu3+,Bi3+
(Ca,Sr)S:Eu2+
SrY2S4:Eu2+
CaLa2S4:Ce3+
(Ca,Sr)S:Eu2+
(Ba,Sr,Ca)MgP2O7:Eu2+,Mn2+
(Y,Lu)2WO6:Eu3+,MO6+
(Ba,Sr,Ca)xSiYNZ:Eu2+
が挙げられる。
蛍光体組成物が、2つ又はそれ以上の蛍光体の配合物を含んでいる場合には、蛍光体配合物中の個々の蛍光体それぞれの割合は、所望の光出力の特性によって変わる。様々な実施形態の蛍光体配合物中の個々の蛍光体の相対的比率は、それらの発光が照明装置内で配合され使用されたときに、CIE色度図上の所定のx及びy値の可視光が作り出された状態になるように調整される。先に述べたように、白色光が作り出されるのが望ましい。この白色光は、例えば、x値を約0.30乃至約0.55の範囲内に、y値を約0.30乃至約0.55の範囲に有している。しかしながら、先に述べたように、蛍光体組成物中の各蛍光体の厳密な個性と量は、末端ユーザーの必要性によって変わる。
顔料又はフィルタを蛍光体組成物に加えることが望ましいこともある。LEDがUV発光LEDである場合、蛍光体層22は、0から約10重量%(蛍光体の総重量に基づく)までの顔料又は200nmから450nmまでの間の波長を有するUV放射を吸収又は反射することができる他のUV吸収材料を備えていてもよい。
適した顔料又はフィルタには、200nmから450nmの間で生成された放射を吸収することができる当技術では既知のあらゆるものが含まれる。その様な顔料には、例えば、チタン酸ニッケル又はプラセオジミウムジルコネートが含まれる。顔料は、200nmから500nmの範囲内で生成された放射の10%乃至100%を濾過するのに有効な量が使用される。
実施例
一組の試験として、異なる処方を有する各種蛍光体を調製した。正確な処方を実現するために、原材料について点火損失(LOI)を求めた(LOIは、SrCO3とCaCO3については500℃で、ケイ酸については900℃で、Eu2O3については1150℃で求めた)。当業者には明らかなように、LOI値は、所与の材料の供給されたロットの間で変わり、処方に対して正しい調整が行えるように常に実験的に求める必要がある。LOI判定の結果を下表1に掲載している。
Figure 0005503870
Sr1.66Ca0.3Eu0.04Si0.96O3.92蛍光体:以下の量、即ち、SrCO3103.331g、CaCO312.625g、Eu2O33.002g、ケイ酸30.140g、及びNH4CL融剤0.746gを、目標化学式と表1のLOIデータに基づき計量した。適切に混ぜた後、粉末をアルミナボートに載せ、1%H2/N2中で1300℃で6時間燃焼させた(流量毎時50標準リットル;加熱及び冷却速度200℃/時)。燃焼が完了すると、イエローケーキをd50値が15ミクロンになるまで挽いた。プラークに圧縮された蛍光体粉末を使用して、色座標(xとy)、量子効率(QE)、及び吸収度(Abs)を求めた。QEは、相対測定対100%に設定された標準LED蛍光体Ca5(PO4)3CL:Eu2+,Mn2+である。吸収度は、当技術の慣習法として、BaSO4の圧縮粉末プラークで較正した反射率測定から計算する。405nm励起下の試料の相対QE/Absは、80%/80%で色座標(x,y)は(0.468,0.488)であった。
Sr1.68Ca0.3Eu0.02Si0.96O3.92蛍光体:以下の量、即ち、SrCO3104.576g、CaCO312.625g、Eu2O31.501g、ケイ酸30.140g、及びNH4Cl0.744gを計量し、更に、先の実施例と同様に処理した。405nm励起下の試料の相対QE/Absは、87%/76%で色座標(x,y)は(0.461,0.489)であった。
追加的な同様の試験の結果を表2に示す。
Figure 0005503870
Si(g<1、例えば、g=0.96)が欠けた試料では、焼成温度に関わりなく、有益な結果(即ち、高QEと高Absの最良の組合せ)の得られることが発見された。
発明者らにより実施された上の試験及び実験に基づき、優れた特性の組合せを有する一例的な蛍光体は、一般組成Sr2-u-eCauEueSi1-xO4-2xにより与えられることが発見され、ここに、0.25u0.50、0.01e0.06、且つ0.02x0.20であり、いくつかの特に好適な例は、Sr1.73Ca0.25Eu0.02Si0.92O3.84、Sr1.68Ca0.30Eu0.02Si0.92O3.84、Sr1.66Ca0.30Eu0.04Si0.96O3.92、及びSr1.56Ca0.40Eu0.04Si0.96O3.92である。
以上、本発明を、様々な実施形態に関連付けて説明してきた。本明細書を読み理解した時点で、他の者には変更及び修正が想起されるであろう。本発明は、全てのその様な変更及び修正を、それらが特許請求の範囲又はその等価物の範囲内に入る限り、包含するものとする。
本発明の1つの実施形態による照明システムの概略断面図である。 本発明の第2の実施形態による照明システムの概略断面図である。 本発明の第3の実施形態による照明システムの概略断面図である。 本発明の第4の実施形態による照明システムの破断側面斜視図である。 蛍光灯の概略断面図である。 本発明の或る実施形態によるコンパクトな蛍光灯の断面である。 本発明の別の実施形態による代わりのコンパクトな蛍光灯の断面図である。 本発明の別の実施形態による照明装置のスペクトルである。

Claims (10)

  1. 光を発する照明装置であって、
    200nmから500nmまでのピーク発光を有する放射を発する光源と、
    Sr2-u-eCauEueSi1-xO4-2xから成る蛍光体材料であって、0.250.50、0.010.06、及び0.020.20である、蛍光体材料と、を具備する照明装置。
  2. 前記光源はLEDである、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記蛍光体材料は、1つ又はそれ以上の追加の蛍光体を更に具備する、請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記1つ又はそれ以上の追加の蛍光体は、
    (Ba,Sr,Ca)5(PO4)3Cl:Eu2+、Sr4Al14O25:Eu2+、3.5MgO*0.5MgF2 *GeO2:Mn4+、(Ba,Sr,Ca)5(PO4)3(Cl,F,Br,OH):SB3+,Mn2+;(Ba,Sr,Ca)5(PO4)3(Cl,F,Br,OH):Eu2+,Mn2+;(Ba,Sr,Ca) BPO5:Eu2+,Mn2+;(Sr,Ca)10(PO4)6 *nB2O3:Eu2+;Sr2Si3O8 *2SrCl2:Eu2+;Ba3MgSi2O8:Eu2+;BaAL8O13:Eu2+;2SrO*0.84P2O5 *0.16B2O3:Eu2+;(Ba,Sr,Ca)MgAl10O17:Eu2+,Mn2+;(Ba,Sr,Ca)Al2O4:Eu2+;(Y,Gd,Lu,Sc,La)BO3:Ce3+,Tb3+;Ca8Mg(SiO4)4Cl2:Eu2+,Mn2+;(Ba,Sr,Ca)2SiO4:Eu2+;(Ba,Sr,Ca)2(Mg,Zn)Si2O7:Eu2+;(Sr,Ca,Ba)(Al,Ga,In)2S4:Eu2+;(Y,Gd,Tb,La,Sm,Pr,Lu)3(Al,Ga)5O12:Ce3+;(Ca,Sr)8(Mg,Zn)(SiO4)4Cl2:Eu2+,Mn2+;Na2Gd2B2O7:Ce3+,Tb3+;(Ba,Sr)2(Ca,Mg,Zn)B2O6:K,Ce,Tb;(Sr,Ca,Ba,Mg,Zn)2P2O7:Eu2+,Mn2+;(Ca,Sr,Ba,Mg,Zn)10(PO4)6(F,CL,Br,OH)2:Eu2+,Mn2+;(Gd,Y,Lu,La)2O3:Eu3+,Bi3+;(Gd,Y,Lu,La)2O2S:Eu3+,Bi3+;(Gd,Y,Lu,La)VO4:Eu3+,Bi3+;(Ca,Sr)S:Eu2+;SrY2S4:Eu2+;CaLa2S4:Ce3+;(Ca,Sr)S:Eu2+;(Ba,Sr,Ca)MgP2O7:Eu2+,Mn2+;(Y,Lu)2WO6:Eu3+,Mo 6+ 群より選択される、請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記蛍光体材料は、(Ba,Sr,Ca)5(PO4)3Cl:Eu2+、Sr4Al14O25:Eu2+、及び3.5MgO*0.5MgF2 *GeO2:Mn4+を具備する、請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記蛍光体材料は、Sr1.73Ca0.25Eu0.02Si0.92O3.84、Sr1.68Ca0.30Eu0.02Si0.92O3.84、Sr1.66Ca0.30Eu0.04Si0.96O3.92、及びSr1.56Ca0.40Eu0.04Si0.96O3.92を含んでいる群の内の1つ又はそれ以上を具備する、請求項1に記載の照明装置。
  7. 前記蛍光体材料は、200〜500nmのピーク発光を有する光源により発せられた放射を吸収することができ、前記光源からの前記放射と組み合わされると白色光を作り出す放射を発することができる、請求項3に記載の照明装置。
  8. 前記装置は、<4500Kの色温度を有している、請求項7に記載の照明装置。
  9. 前記装置は、90又はそれ以上の一般CRI(Ra)を有している、請求項7に記載の照明装置。
  10. Sr2-u-eCauEueSi1-xO4-2xから成る蛍光体材料であって、0.250.50、0.010.06、及び0.020.20である、蛍光体材料。
JP2008529168A 2005-08-31 2006-08-30 Ledに使用する蛍光体及びその配合物 Expired - Fee Related JP5503870B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/216,566 US7501753B2 (en) 2005-08-31 2005-08-31 Phosphor and blends thereof for use in LEDs
US11/216,566 2005-08-31
PCT/US2006/033549 WO2007027618A1 (en) 2005-08-31 2006-08-30 Phosphor and blends thereof for use in leds

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009506195A JP2009506195A (ja) 2009-02-12
JP5503870B2 true JP5503870B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=37546754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008529168A Expired - Fee Related JP5503870B2 (ja) 2005-08-31 2006-08-30 Ledに使用する蛍光体及びその配合物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7501753B2 (ja)
EP (1) EP1928978A1 (ja)
JP (1) JP5503870B2 (ja)
WO (1) WO2007027618A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE29724582U1 (de) 1996-06-26 2002-07-04 Osram Opto Semiconductors Gmbh Lichtabstrahlendes Halbleiterbauelement mit Lumineszenzkonversionselement
US20060132043A1 (en) * 2004-12-20 2006-06-22 Srivastava Alok M Mercury-free discharge compositions and lamps incorporating gallium
US7859182B2 (en) * 2005-08-31 2010-12-28 Lumination Llc Warm white LED-based lamp incoporating divalent EU-activated silicate yellow emitting phosphor
US8313844B2 (en) * 2007-02-23 2012-11-20 Kyocera Corporation Phosphor, method for production thereof, wavelength converter, light emitting device and luminaire
JP2010538449A (ja) * 2007-09-04 2010-12-09 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光出力装置
CN101878280B (zh) * 2007-11-30 2013-05-01 日亚化学工业株式会社 荧光体及使用其的发光装置以及荧光体的制造方法
JP5272204B2 (ja) * 2008-02-26 2013-08-28 シャープ株式会社 発光装置用蛍光体およびそれを用いた発光装置
US8703016B2 (en) 2008-10-22 2014-04-22 General Electric Company Phosphor materials and related devices
US8329060B2 (en) * 2008-10-22 2012-12-11 General Electric Company Blue-green and green phosphors for lighting applications
JP5565793B2 (ja) * 2009-12-08 2014-08-06 学校法人立命館 深紫外発光素子及びその製造方法
US8178002B2 (en) * 2009-12-21 2012-05-15 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Oxy-nitride pyrosilicate based persistent phosphors
DE102010030473A1 (de) * 2010-06-24 2011-12-29 Osram Gesellschaft mit beschränkter Haftung Leuchtstoff und Lichtquelle mit derartigem Leuchtstoff
US8974695B2 (en) 2010-11-11 2015-03-10 Auterra, Inc. Phosphors of rare earth and transition metal doped Ca1+xSr1-xGayIn2-ySzSe3-zF2; manufacturing and applications
JP5774967B2 (ja) * 2010-11-11 2015-09-09 オウテラ インコーポレイテッドAuterra,Inc. 希土類金属及び遷移金属をドープした式Ca1+xSr1−xGayIn2−ySzSe3−zF2の蛍光体、その製造方法並びに用途
JP5445473B2 (ja) 2011-01-14 2014-03-19 信越化学工業株式会社 光学材料形成用シリコーン樹脂組成物及び光学材料
KR101227030B1 (ko) 2011-03-09 2013-01-28 희성금속 주식회사 형광체 원료용 합금 조성물 및 그의 제조 방법
EP2760970B1 (en) 2011-09-30 2015-12-16 General Electric Company Phosphor materials and related devices
US11107600B2 (en) * 2011-10-10 2021-08-31 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Rare-earth metal halide scintillators with reduced hygroscopicity and method of making the same
CN103045256B (zh) * 2011-10-17 2014-08-27 有研稀土新材料股份有限公司 一种led红色荧光物质及含有该荧光物质的发光器件
WO2013073181A1 (ja) 2011-11-15 2013-05-23 パナソニック株式会社 発光モジュールおよびこれを用いたランプ
CN105567234B (zh) * 2013-04-19 2017-12-22 四川新力光源股份有限公司 氮氧化物发光材料及其制备方法和应用、包含该氮氧化物的荧光粉以及由其制成的led光源
CN105969356B (zh) * 2016-05-30 2017-04-12 江苏博睿光电有限公司 一种具有防静电功能的氮氧化物荧光体及其制备方法和发光器件

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB544160A (en) 1940-08-27 1942-03-31 Gen Electric Co Ltd Improvements in luminescent materials
US3676361A (en) * 1969-04-15 1972-07-11 Gen Electric Ternary alkaline-earth pyrosilicate luminescent materials activated with divalent europium
EP0980581A1 (en) * 1998-03-05 2000-02-23 Fed Corporation Blue and ultraviolet photolithography with organic light emitting devices
US6621211B1 (en) * 2000-05-15 2003-09-16 General Electric Company White light emitting phosphor blends for LED devices
US6501100B1 (en) * 2000-05-15 2002-12-31 General Electric Company White light emitting phosphor blend for LED devices
DE10036940A1 (de) * 2000-07-28 2002-02-07 Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh Lumineszenz-Konversions-LED
AT410266B (de) * 2000-12-28 2003-03-25 Tridonic Optoelectronics Gmbh Lichtquelle mit einem lichtemittierenden element
CN101335322B (zh) * 2001-09-03 2010-12-08 松下电器产业株式会社 荧光体层、半导体发光装置及半导体发光元件的制造方法
JP3993854B2 (ja) * 2001-10-01 2007-10-17 松下電器産業株式会社 半導体発光素子とこれを用いた発光装置
JP2003231879A (ja) * 2001-12-07 2003-08-19 Tosoh Corp 真空紫外線励起用蛍光体及び発光素子
JP2003306674A (ja) * 2002-04-15 2003-10-31 Sumitomo Chem Co Ltd 白色led用蛍光体とそれを用いた白色led
US6717353B1 (en) * 2002-10-14 2004-04-06 Lumileds Lighting U.S., Llc Phosphor converted light emitting device
DE10259946A1 (de) 2002-12-20 2004-07-15 Tews, Walter, Dipl.-Chem. Dr.rer.nat.habil. Leuchtstoffe zur Konversion der ultravioletten oder blauen Emission eines lichtemittierenden Elementes in sichtbare weiße Strahlung mit sehr hoher Farbwiedergabe
WO2005027231A1 (en) 2003-09-15 2005-03-24 Koninklijke Philips Electronics N.V. White light emitting lighting system
US7094362B2 (en) 2003-10-29 2006-08-22 General Electric Company Garnet phosphor materials having enhanced spectral characteristics
JP4322774B2 (ja) * 2003-12-05 2009-09-02 株式会社東芝 蛍光体およびこれを用いた発光装置
DE10360546A1 (de) 2003-12-22 2005-07-14 Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH Leuchtstoff und Lichtquelle mit derartigem Leuchtstoff
JP4836429B2 (ja) * 2004-10-18 2011-12-14 株式会社東芝 蛍光体およびこれを用いた発光装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007027618A1 (en) 2007-03-08
US7501753B2 (en) 2009-03-10
JP2009506195A (ja) 2009-02-12
US20070045650A1 (en) 2007-03-01
EP1928978A1 (en) 2008-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5503870B2 (ja) Ledに使用する蛍光体及びその配合物
JP5503871B2 (ja) 照明用途において使用するための電荷補償窒化物蛍光体
US7442326B2 (en) Red garnet phosphors for use in LEDs
US7453195B2 (en) White lamps with enhanced color contrast
US7906790B2 (en) Full spectrum phosphor blends for white light generation with LED chips
US7274045B2 (en) Borate phosphor materials for use in lighting applications
KR101216234B1 (ko) Led계 조명용 적색 인광체
JP5143549B2 (ja) Ledに使用するための蛍光体及びそれらの混合物
US20060049414A1 (en) Novel oxynitride phosphors
US7252787B2 (en) Garnet phosphor materials having enhanced spectral characteristics
US7439668B2 (en) Oxynitride phosphors for use in lighting applications having improved color quality
US20070114561A1 (en) High efficiency phosphor for use in LEDs
US20070040502A1 (en) High CRI LED lamps utilizing single phosphor
WO2012033122A1 (ja) 青色発光蛍光体及び該青色発光蛍光体を用いた発光装置
US8440104B2 (en) Kimzeyite garnet phosphors
JP2009535441A (ja) 放射線源及び発光材料を含む照明システム
JP6489543B2 (ja) 波長変換部材、発光装置、および波長変換部材の製造方法
JP6546304B2 (ja) 蛍光体および発光装置
JP2010265463A (ja) 窒化物蛍光体、窒化物蛍光体の製造方法、並びに上記窒化物蛍光体を用いた光源及びled

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120618

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120918

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131224

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5503870

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees