JP5503163B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機の特別遊技に関するものである。
パチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞するという始動条件の成立に伴って特別図柄が変動を開始し、特別図柄が特定の図柄で停止し、図柄表示装置の装飾図柄を例えば「777」など三つ揃い図柄にて停止させることで、特別遊技状態である大当り状態に移行するように構成されている。
昨今のパチンコ遊技機では、一概に大当りと言っても幾つかの種類が設けられており、例えば、一定期間大入賞口が開放状態となるか、もしくは大入賞口に遊技球が規定数入賞するまでを一回の開放動作(この一回の開放動作を1ラウンドという)としたきに、大当り遊技として15ラウンド(15R)の開放動作を繰り返す15ラウンド大当たりや、7ラウンド(7R)の開放動作を繰り返す7ラウンド大当たりなどの長当たりがある。
また上記した長当たりの他に大入賞口の開放時間が、例えば0.4秒と極めて短く且つ大入賞口の開放回数が2回と少ない2ラウンド(2R)大当たり(短当たり)がある。
長当たりには、大当たり遊技終了後、特典遊技として、大当たりの当選確率が通常遊技(低確率遊技)よりも高い高確率遊技と、特別図柄の始動条件の成立確率を高めた時間短縮遊技(以下、「時短遊技」と称する)の両方を付与した高確率時短付長当たりや、大当たり当選確率は低確率遊技状態のままで、所定回数の時短遊技のみを付与した通常時短付長当たりがある。このため、時短遊技機能を備えたパチンコ遊技機では、常時開口している上始動口と共に、下始動口として遊技球が入球し難い閉状態から遊技球が入球し易い開状態に変化可能な変動入賞装置、例えば電動チューリップ(以下、「電チュー」と称する)を備え、時短遊技のときは、電チューの可動片の開放時間を延長するなどして、遊技球が入賞し易い構成になっている。
このように上始動口と下始動口を備えたパチンコ遊技機では、下始動口である電チューの開口時間が長くなる時短遊技状態では、下始動口の保留を優先して消化するように構成されているものがある。
一方、短当たりには、大当たり遊技終了後、特典遊技として、高確率遊技と時短遊技の両方を付与した高確率時短付短当たり、大当たり当選確率は低確率遊技状態のままで、例えば所定回数の時短遊技のみを付与した通常時短付短当たり、或いは特典遊技を何ら付与しない通常時短無し短当たり等がある。
上記した高確率時短付短当たりは、大入賞口の一回あたりの開放時間が極端に短く(例えば0.4秒)設定されているため、大当たりによる出球は期待できないものの、大当たり終了後は、高確率時短付き遊技状態である、いわゆる確率変動状態に移行する。このため、高確率時短付短当たりは、あたかも突然確率変動遊技状態に移行したかのような感覚を遊技者に与えるため、「突確(突然確率変動)大当たり」と呼ばれている。
同様に、通常時短付短当たりは、あたかも突然時短遊技状態に移行したかのような感覚を遊技者に与えるため、「突時(突然時短変動)大当たり」と呼ばれ、通常時短無し短当たりは、「突通(突然通常)大当たり」と呼ばれている。
また、近年のパチンコ遊技機の中には、短当たりとして、時短遊技を付与することなく高確率遊技のみを付与した高確率時短無し短当たりを備えたものがある。この高確率時短無し短当たりは、高確率状態であることを遊技者に対して積極的に報知しないため、遊技者から見れば、高確率遊技状態であるか通常遊技状態であるか把握することができない状態、つまり高確率遊技が潜伏した状態にある。このため、「潜伏確変大当たり」と呼ばれている。
さらに、近年のパチンコ遊技機の中には、ハズレの一種であるものの、短当たりと同様に大入賞口が作動するものの、大入賞口の開閉扉の開閉動作の前後で遊技状態が変化しない小当たり機能が備えられているものがある。このような小当たり機能を潜伏確変大当たりと共に備えることで、外見上は潜伏確変大当たりであるか小当たりであるか判断できないようにすることで、その後の遊技状態を遊技者に推測させるという新たなゲーム性を実現している。
なお、先行技術文献としては、特許文献1などの、大当り状態が発生したときに大当たりラウンド決定処理を行って大当たりのラウンド数を決定するようにした遊技機が開示されている。
特開2000−262686公報
図21は、従来のパチンコ遊技機において長当たりに当選した時の大入賞口の開成動作を示した図である。
この図21に示すように、従来のパチンコ遊技機において長当たりに当選した場合は、例えば大入賞口が所定期間(例えば30秒)開放状態となるか、若しくは大入賞口に遊技球が所定個数(例えば9個)入賞するまでの期間を1ラウンド(1R)としたラウンド動作を所定ラウンド(15R)繰り返す大当たり動作を実行するようにしている。
しかしながら、上記図21に示した大当たり動作は、大入賞口の開閉動作を所定ラウンド数繰り返すという単調な動作であるため、面白みに欠けるという問題点があった。
本発明は上記したような点を鑑みたものであり、大当たり遊技時の新たな遊技性を実現することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
即ち、第1の形態の遊技機は、始動条件の成立に伴って行った抽選の結果が、大入賞口を開閉動作させる特別遊技に当選した場合、前記大入賞口を最大開放時間が経過するまで開放状態に制御してから閉鎖状態に制御可能にするとともに、当該開放状態において規定個数の遊技球の入賞があると、最大開放時間が経過する前であっても前記大入賞口を閉鎖状態に制御する一のラウンドを複数ラウンド実行する制御手段を備えた遊技機であって、
前記制御手段は、前記一のラウンドにおいて最大開放時間を分割した所定数の短開放時間のうち一の短開放時間が経過するまで前記大入賞口を開放状態に制御してから閉鎖状態に制御可能にする一の短開放を前記所定数と同じ回数実行する短開放制御手段を有し、前記短開放制御手段は、前記一の短開放において規定個数よりも少ない上限個数の遊技球の入賞があると、前記一の短開放時間が経過する前であっても前記大入賞口を閉鎖状態に制御するとともに、当該上限個数の遊技球の入賞が規定個数に達していない場合には、次回の前記一の短開放を実行することを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、略同一の出球が獲得できる特別遊技でありながら、大入賞口の開放回数の増加に伴い、遊技者がより多くの出球を獲得したかのように感じられる特別遊技を実現することができる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の一例を示した正面図である。 本実施形態のパチンコ遊技機の動作制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 本実施形態に係るパチンコ遊技機のメイン制御基板の主要な制御機能を示した機能ブロック図である。 本実施形態のパチンコ遊技機において、長当たりに当選した時に実行する大入賞口の開放期間の一例を示した図であり、(a)は第1長当たり遊技、(b)は第2長当たり遊技、(c)は第3長当たり遊技における大入賞口の開放期間をそれぞれ示した図である。 メイン制御基板において各種乱数を取得するための乱数テーブルであり、(a)は大当たり乱数を取得するための大当たり乱数テーブル、(b)は上始動口に遊技球が入球した時に大当たり図柄乱数を取得する大当たり図柄乱数テーブル、(c)は電チューに遊技球が入球した時に大当たり図柄乱数を取得する大当たり図柄乱数テーブル、(d)はリーチ乱数を取得するリーチ乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。 CPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 第1始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。 第2始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。 ゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。 特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。 大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。 変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。 変動停止中処理の一例を示したフローチャートである。 普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。 大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。 R数/開放パターン設定処理の一例を示したフローチャートである。 R数/作動パターンの一例を示した図である。 遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。 電チュー処理の一例を示したフローチャートである。 出力処理の一例を示したフローチャートである。 従来のパチンコ遊技機において長当たりに当選した時の大入賞口の開成動作を示した図である。
以下、本発明のパチンコ遊技機の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤10が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤10の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤10の下部には、遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。また、図示しないが受け皿部102の上面には、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤10の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤10における遊技領域10aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、発射レバー103を操作したときに発射装置から発射された遊技球を遊技領域10aの上部に案内したり、アウト口18に案内したりする。
遊技盤10のほぼ中央には、画像表示手段である画像表示器11が配置されている。画像表示器11は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた装飾図柄、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等の画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等も表示される。
画像表示器11の下方には、可変入賞装置12が配置されている。可変入賞装置12は、上始動口13と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)14とを備えて構成される。上始動口13の内部には、特別図柄表示器21の特別図柄を変動表示する権利を発生させる第1始動口スイッチ(SW)13a(図2参照)が設けられている。また電チュー14の内部には、特別図柄表示器22の特別図柄を変動表示する権利を発生させる第2始動口スイッチ(SW)14a(図2参照)が設けられている。なお、本実施形態では、上始動口13と電チュー14とにそれぞれ別々の始動口スイッチを設けるようにしているが、これはあくまでも一例であり始動口スイッチは共有してもよい。
また画像表示器11の左側には、後述する普通図柄表示器23を作動させるためのゲート15が設けられている。ゲート15は、その内部にゲートスイッチ(SW)15a(図2参照)が設けられており、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、普通図柄表示器23の普通図柄が所定時間作動して停止するようになっている。普通図柄表示器23の普通図柄が所定態様で停止した場合は、電チュー14が所定時間、開成動作するように構成されている。
可変入賞装置12の下方には、特別遊技状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が設けられている。
さらに遊技盤10の遊技領域10aには、普通入賞口17が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
遊技盤10の右側下方の遊技領域外には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特別図柄表示器21、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特別図柄表示器22、及び普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器23が設けられている。第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を静止させることにより当たりに当選したか否か表示する。
第1特別図柄保留ランプ24は、第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する。第2特別図柄保留ランプ25は、第2特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する。なお、本実施形態では、第1特別図柄の保留球と、第2特別図柄の保留球が保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化する場合を例に挙げて説明するが、保留球の入賞順に消化するように構成してもよい
普通図柄保留ランプ26は、普通図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過したときに、ゲート15の通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利(最大4個)の保留個数を表示する。なお、本実施形態では、第1、第2特別図柄表示器21、22、普通図柄表示器23、第1、第2特別図柄保留ランプ24、25、及び普通図柄保留ランプ26を、遊技盤10の遊技領域外に配置するようにしているが、これはあくまでも一例であり、これらの表示器を遊技盤10の遊技領域10a内に配置することも勿論可能である。
図2は、本実施形態のパチンコ遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図2に示す遊技制御装置には、主制御基板として、遊技の進行を制御するメイン制御基板111が設けられている、また副(サブ)制御基板として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
メイン制御基板111は、CPU112、ROM113、及びRAM114を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
メイン制御基板111には、上始動口13に設けられた第1始動口SW13a、電チュー14に設けられた第2始動口SW14a、電チュー14を開閉動作させるための電チューソレノイド14b、ゲート15に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16aが接続されている。また大入賞口16の開閉扉を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド16b、普通入賞口SW17a、第1特別図柄保留ランプ24、第2特別図柄保留ランプ25、普通図柄保留ランプ26、第1特別図柄表示器21、第2特別図柄表示器22、普通図柄表示器23等が接続されている。またメイン制御基板111には、演出制御基板121及び払出制御基板151が接続されている。
演出制御基板121は、CPU122、ROM123、RAM124、RTC(リアルタイムクロック)125を有し、遊技演出全体の制御を行う。このため、演出制御基板121には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板131、各種ランプ及び可動役物の制御を行うランプ制御基板141、及び演出ボタン104が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134を有し、演出制御基板121の指示に基づいて画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板131には、画像表示器11及びスピーカ105が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144を有し、枠ランプ145や盤ランプ146、可動役物147等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154を有し、遊技球を払い出す払出装置の払出駆動モータ155等の制御を行う。
図3は、本実施形態に係るパチンコ遊技機のメイン制御基板の主要な制御機能を示した機能ブロック図である。
図3に示すようにメイン制御基板111は、各種乱数を更新する乱数更新手段31、上記した第1始動口SW13a、第2始動口SW14aの検知に基づいて制御を行う始動口SW制御手段32、ゲートSW15aの検知に基づいて制御を行うゲートSW制御手段33としての機能を備えている。
またメイン制御基板111は、特別図柄に関する各種制御を行う特別図柄制御手段34、普通図柄に関する各種制御を行う普通図柄制御手段35、大入賞口16に関する各種制御を行う大入賞口制御手段36としての機能を備えている。
さらにメイン制御基板111は、電チュー14に関する制御を行う電チュー制御手段37、賞球に関する制御を行う賞球制御手段38、各種情報の出力に関する制御を行う出力制御手段39として機能を備えている。
本実施形態のパチンコ遊技機においては、制御手段であるメイン制御基板111が、第1始動口SW13aや第2始動口SW14aの遊技球が入賞するという始動条件の成立に伴って、各種乱数値の抽選を行う。抽選結果、当たりに当選したと判別した場合は、特別遊技として大当たり遊技を実行するように構成されている。
大当たり遊技としては、大入賞口16の開閉扉19を開閉動作させる大当たり遊技(特別遊技)として、大入賞口16を開放可能な最大開放期間が第1の時間(例えば29.5秒)、或いは大入賞口16に遊技球が規定個数(例えば9個)入賞するまでの期間を1ラウンドとし、例えばラウンド回数が15ラウンドの長当たり遊技と、同じく大当たりのラウンド回数が15ラウンドで1ラウンドの最大開放時間が第2の時間(例えば、0.052秒)と第1の時間より極端に短い短当たり遊技が実行可能とされる。
また本実施形態のパチンコ遊技機は、長当たり遊技として、後述する第1長当たり遊技、第2長当たり遊技、第3長当たり遊技を実行可能とされる。
更に本実施形態のパチンコ遊技機は、大入賞口16の開閉扉19が上記した短当たりと同様に作動するものの、その作動前後で遊技状態が変化しない小当たり遊技も実行可能とされる。
その上で、本実施形態のパチンコ遊技機においては、メイン制御基板111が長当たり遊技を実行する際に、1ラウンドにおける大入賞口16の開閉動作を複数回に分割し、且つ分割した1回の開放状態における遊技球の入賞個数が所定の上限個数に達したときに大入賞口16を開放状態から閉鎖状態に制御するようにした点に特徴がある。
図4は、本実施形態のパチンコ遊技機において、長当たりに当選した時に実行する大入賞口の開放期間の一例を示した図であり、(a)は第1長当たり遊技、(b)は第2長当たり遊技、(c)は第3長当たり遊技における大入賞口の開放期間の一例をそれぞれ示した図である。
図4(a)に示す第1長当たり遊技では、1ラウンドにおける大入賞口16の開閉期間を、第1の分割開放期間1r、第2の開放期間2r、第3の開放期間3rの3つの開放期間に分割するようにした。そして分割した各分割開放期間1r、2r、3rにおける遊技球の入賞個数の上限個数をそれぞれ3個に設定し、各分割開放期間1r、2r、3rにおける入賞個数が上限個数に達したとき、或いは各分割開放期間1r、2r、3rが予め設定された設定時間(例えば各9秒)に達したときに、大入賞口16の開閉扉19を開閉制御するようにした。なお、各分割開放期間1r、2r、3rの総開放時間は、1ラウンドにおける大入賞口16の最大開放期間(30秒)を超えない時間に設定する必要がある。
また、本実施形態のパチンコ遊技機では、1ラウンドにおける遊技球の入賞個数が、規定入賞個数(例えば9個)を超えないように大入賞口16の開閉制御を行うようにしている。例えば、1ラウンドを3つの分割開放期間1r、2r、3rに分割し、各分割開放期間1r、2r、3rにおける入賞個数が上限個数を3個に設定した場合において、分割開放期間1r又は2rにおいて遊技球が上限個数を超える4個入賞した場合は、最後の分割開放期間3rにおいて遊技球が2個入賞した時点で、つまり入賞個数が1ラウンドの規定入賞個数である9個に達した時点で、開放状態にある大入賞口16を閉鎖する。
なお、本実施形態では、1ラウンドの最後の分割開放期間3rにおいて入賞個数の調整を行うようにしているが、例えば、上限個数以上の遊技球が入賞した次の分割開放期間において入賞個数の調整を行うといったことも考えられる。
このように本実施形態のパチンコ遊技機では、1ラウンドにおける大入賞口16の開閉期間を複数に分割し、さらに分割した各分割開放期間における遊技球の入賞個数が所定の上限個数に達したときに、大入賞口16を開閉制御すると、例えば略同一の出球が得られる同一ラウンド数の特別遊技でありながら大入賞口の開閉回数が従来より多い特別遊技を実行することができる。つまり、略同一の出球が得られる同一ラウンド数の特別遊技でありながら、大入賞口の開閉回数の増加に伴い遊技者がより多くの出球を獲得したかのように感じられる特別遊技を実現することができる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機では、分割開放期間ごとに上限時間を設定しているので、例えば分割開放期間1rにおいて上限個数である3個の遊技球が入賞しなかった場合でも、大入賞口16の開閉扉19の開閉動作が行われ、分割開放期間2r、3rを確保することができる。
更に、本実施形態のパチンコ遊技機は、分割開放期間における入賞個数が上限個数を超えた場合でも1ラウンド当たりの入賞個数が規定入賞個数に達した時点で大入賞口16を閉鎖するようにしているので、1ラウンドにおける入賞個数が規定入賞個数を超えるのを防止できるという利点もある。
次に、図4(b)に示す第2長当たり遊技では、上記同様、1ラウンドにおける大入賞口16の開閉期間を第1〜第3の分割開放期間1r、2r、3rに分割し、分割した分割開放期間ごとに入賞可能な遊技球の上限個数を変更するようにしている。例えば、第1及び第2の分割開放期間1r、2rにおいて入賞可能な遊技球の上限個数をそれぞれ1個に設定し、第3の開放期間3rにおいて入賞可能な遊技球の上限個数を7個に設定するようしている。このように構成すると、各分割開放期間1r、2r、3rごとに入賞個数が異なる特別遊技を実現することができる。
なお、この場合も分割開放期間1r又は2rにおいて、遊技球が上限個数(この場合は1個)を超える個数入賞した場合は、分割開放期間3rにおいて入賞個数が1ラウンドの規定入賞個数である9個に達した時点で、開放状態にある大入賞口16を閉鎖すれば、1ラウンドにおける入賞個数が規定入賞個数を超えるのを防止することができる。
次に、図4(c)に示す第3長当たり遊技は、1ラウンドにおいて入賞可能な遊技球の上限個数を例えば3個に設定したものである。
このような第3長当たり遊技を設けるようにすると、第1長当たりと同一ラウンド数の特別遊技でありながら出球の異なる長当たりを実現することができる。
なお、本実施形態では、各分割開放期間1r、2r、3rごとに上限時間を設定する場合を例に挙げて説明したが、各分割開放期間1r、2r、3rごとに上限時間を設定する必要は無く、1ラウンドにおける大入賞口16の最大開放期間(30秒)に達した時点、ラウンド動作を終了するようにしてもよい。また、各分割開放期間1r、2r、3rごとに開放時間が異なるように構成しても良い。
以下、これまで説明した本実施の形態のパチンコ遊技機の動作を実現するための各部の構成について説明する。
先ず、図5を用いてメイン制御基板において各種乱数値を取得するための乱数テーブルについて説明する。
図5(a)は、メイン制御基板において、大当たり乱数を取得するための大当たり乱数テーブル、図5(b)は上始動口に遊技球が入球した時に大当たり図柄乱数を取得する大当たり図柄乱数テーブル、図5(c)は電チューに遊技球が入球した時に大当たり図柄乱数を取得する大当たり図柄乱数テーブル、図5(d)はリーチ乱数を取得するリーチ乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。
図5(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、上始動口13又は電チュー14に遊技球が入球した時に、「0」〜「299」までの300個の乱数の中からから一つの乱数値を取得する。この図5(a)に示す大当たり乱数テーブルの場合、通常遊技状態(低確率遊技状態)では、大当たりの割合が、例えば1/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」のときに大当たりと判定する。一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が10倍の10/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「157」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定する。
また図5(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が6/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「0」、「50」、「100」、「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定する。
図5(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、「0」〜「199」までの200個の乱数の中からから一つの乱数値を取得する。取得した大当たり図柄乱数値が「0」〜「39」の場合は、第1の高確率時短付長当たりであると判定する。
第1の高確率時短付長当たりは、上記図4(a)に示した第1長当たりであり、大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与した大当たりである。なお、第1の高確率時短付長当たりは、「15R確変大当たり」に相当する。
大当たり図柄乱数値が「40」〜「47」の場合は、第2の高確率時短付長当たりであると判定する。第2の高確率時短付長当たりは、上記図4(b)に示した第2長当たりであり、上記した第1の高確率時短付長当たりと同様、大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与した大当たりである。
大当たり図柄乱数値が「48」〜「55」の場合は、第3の高確率時短付長当たりであると判定する。第3の高確率時短付長当たりは、上記図4(c)に示した第3長当たりであり、上記した第1、第2の高確率時短付長当たりより、出球の払い出しは少ないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与した大当たりである。なお、第3の高確率時短付長当たりは「5R確変大当たり」に相当する。
大当たり図柄の乱数値が「56」〜「95」の場合は、第1の通常時短付長当たりであると判定する。第1の通常時短付長当たりは、上記図4(a)に示した第1長当たりであり、大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に所定期間(例えば100回)の時短遊技を付与した大当たりである。なお、第1の通常時短付長当たりは、従来の「15R通常大当たり」に相当する。
大当たり図柄乱数値が「96」〜「103」の場合は、第2の通常時短付長当たりであると判定する。第2の通常時短付長当たりは、上記図4(b)に示した第2長当たりであり、上記した第1の通常時短付長当たりと同様、大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に所定期間(例えば100回)の時短遊技を付与した大当たりである。
大当たり図柄乱数値が「104」〜「111」の場合は、第3の通常時短付長当たりであると判定する。第3の通常時短付長当たりは、上記図4(c)に示した第3長当たりであり、上記した第1及び第2の通常時短付長当たりより出球の払い出しは少ないものの、大当たり遊技終了後に所定期間(例えば100回)の時短遊技を付与した大当たりである。なお、第3の通常時短付長当たりは、従来の「5R通常大当たり」に相当する。
大当たり図柄の乱数値が「112」〜「118」の場合は、高確率時短付短当たりと判定する。高確率時短付短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与した大当たりであり、「突確大当たり」に相当する。
大当たり図柄の乱数値が「119」〜「121」の場合は、通常時短付短当たりと判定する。通常時短付短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に所定期間(例えば100回)の時短遊技を付与した大当たりであり、「突時大当たり」に相当する。
大当たり図柄の乱数値が「122」〜「195」の場合は、高確率時短無し短当たりと判定する。高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技を付与した大当たりであり、「潜伏確変大当たり」に相当する。
大当たり図柄の乱数値が「196」〜「199」の場合は、通常時短無し短当たりと判定する。通常時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないうえに、大当たり遊技終了後に高確率遊技も時短遊技も付与しない大当たりであり、「突通大当たり」に相当する。
一方、図5(c)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、取得した大当たり図柄乱数値が「0」〜「89」の場合は、第1の高確率時短付長当たりであると判定し、大当たり図柄乱数値が「90」〜「96」の場合は、第2の高確率時短付長当たりであると判定し、大当たり図柄乱数値が「97」〜「102」の場合は、第3の高確率時短付長当たりであると判定する。
大当たり図柄の乱数値が「103」〜「142」の場合は、第1の通常時短付長当たりであると判定し、大当たり図柄乱数値が「143」〜「150」の場合は、第2の通常時短付長当たりであると判定し、大当たり図柄乱数値が「151」〜「158」の場合は、第3の通常時短付長当たりであると判定する。
大当たり図柄の乱数値が「159」〜「173」の場合は、高確率時短付短当たり、大当たり図柄の乱数値が「174」〜「189」の場合は、通常時短付短当たり、大当たり図柄の乱数値が「190」〜「192」の場合は、高確率時短無し短当たり、大当たり図柄の乱数値が「193」〜「199」の場合は、通常時短無し短当たりと夫々判定する。
図5(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルと、図5(c)に示す大当たり図柄乱数テーブルとを比較すると、図5(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、第1の高確率時短付長当たりの割合が40/200であるのに対して、図5(c)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、第1の高確率時短付長当たりの割合が90/200であり、図5(c)に示す大当たり図柄乱数テーブルのほうが第1の高確率時短付長当たりの割合が高くなっている。また、図5(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、高確率時短無し短当たり(潜伏確変大当たり)の割合が74/200であるのに対して、図5(c)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、高確率時短無し短当たりの割合が3/200であり、図5(c)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、高確率時短無し短当たりの割合が極端に低くなっている。
これは電チュー14に遊技球が入賞するのは、主として電チュー14の開口時間が長くなる時短遊技状態であるため、時短遊技状態のときに、高確率時短無し短当たりに当選した場合は、高確率時短無し短当たりが遊技者に有利な遊技状態であるにも関わらず、時短遊技が終了してしまうことから遊技者にとって不利な遊技状態に移行してしまうことになる。つまり、大当たりに当選したにも関わらず、遊技者にとって不利益となってしまう。
このため、本実施形態では、電チュー14に遊技球が入球したときに使用する大当たり図柄乱数テーブルでは、高確率時短無し短当たりに当選する割合を低く設定し、その分、第1の高確率時短付長当たりに当選する割合を高く設定することで、時短遊技状態において、遊技者に不利な遊技状態になってしまうのを防止するようにしている。
図5(d)に示すリーチ乱数テーブルでは、始動入賞時、「0」〜「249」までの250個の乱数の中からから一つの乱数値を取得し、取得したリーチ乱数値が「0」〜「21」のときにリーチ有り、取得したリーチ乱数値が「22」〜「249」のときにリーチ無しと判断する。
次に、本実施の形態のパチンコ遊技機の動作を実現するために遊技制御装置のメイン制御基板111が実行する処理の一例について説明する。なお、以下に説明する処理は、メイン制御基板111のCPU112がROM113に格納されている各種プログラムを実行することにより実現できる。
[タイマ割込処理]
図6は、CPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、割込処理として、乱数更新処理(S1)、始動SW処理(S2)、ゲートSW処理(S3)、特別図柄処理(S4)、普通図柄処理(S5)、大入賞口処理(S6)、電チュー処理(S7)、賞球処理(S8)、出力処理(S9)を行う。
以下、本実施形態のパチンコ遊技機のCPUがタイマ割込処理において実行する特徴的な処理について説明する。
[第1始動口SW処理]
図7は、第1始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、第1始動口SW13aがONであるか否かの判別を行い(S21)、第1始動口SW13aがONであると判別した場合は、第1始動口SW13aの保留個数U1が、U1<4であるか否かの判別を行う(S22)。保留個数U1が「4」より小さい場合は、保留個数U1に「1」を加算する(S23)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に設けられている記憶領域にそれぞれ格納する(S24)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S25)、第1始動口SW処理を終了する。なお、ステップS22において、保留個数U1が「4」であると判別した場合は、ステップS25に移行して、賞球3個コマンドをセットして第1始動口SW処理を終了する。また、ステップS21において、第1始動口SW13aがONでないと判別した場合は、そのままメイン処理に戻る。
[第2始動口SW処理]
図8は、第2始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、第2始動口SW14aがONであるか否かの判別を行い(S31)、第2始動口SW14aがONであると判別した場合は、第2始動口SW14aの保留個数U2が、U2<4であるか否かの判別を行う(S32)。保留個数U2が「4」より小さい場合は、保留個数U2に「1」を加算する(S33)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に設けられている記憶領域にそれぞれ格納する(S34)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S35)、第2始動口SW処理を終了する。なお、ステップS32において、保留個数U2が「4」であると判別した場合は、ステップS35に移行して、賞球3個コマンドをセットして第2始動口SW処理を終了する。また、ステップS31において、第2始動口SW14aがONでないと判別した場合は、そのままメイン処理に戻る。
[ゲートSW処理]
図9は、ゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、ゲート15のゲートSW15aがONであるか否かの判別を行い(S41)、ゲートSW15aがONであると判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが、G<4であるか否かの判別を行う(S42)。ゲート通過回数Gが「4」より小さい場合は、ゲート通過回数Gに「1」を加算し(S43)、普通図柄の当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S44)、ゲートSW処理を終了する。
一方、ゲートSW15aがONでない場合、或いはゲート通過回数Gが「4」であると判別した場合は、そのままゲートSW処理を終了する。
[特別図柄変動処理]
図10は、特別図柄変動処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、特別遊技中であるか否かの判別を行い(S101)、特別遊技中でないと判別した場合は、第1特別図柄表示器21の第1特別図柄、又は第2特別図柄表示器22の第2特別図柄が変動表示中であるか否かの判別を行う(S102)。第1又は第2特別図柄が変動表示中であると判別した場合は、次に第1又は第2特別図柄の変動時間が終了したか否かの判別を行い(S103)、第1又は第2特別図柄の変動時間が終了したと判別した場合は、第1特別図柄表示器21の第1特別図柄、又は第2特別図柄表示器22の第2特別図柄の変動を停止させて表示する(S104)。この後、変動時間をリセットし(S105)、後述する変動停止中処理(S106)を実行して、特別図柄変動処理を終了する。
一方、ステップS102において、第1又は第2特別図柄が変動表示中でないと判別した場合は、次に優先的に消化する第2始動口SW14bの第2保留個数U2が、U2≧1であるか否かの判別を行い(S107)、第2保留個数U2が≧1であると判別した場合は、第2保留個数U2を「1」減算する(S108)。
この後、RAM114の記憶領域に記憶されたデータ(各種乱数値)を1つ前の記録領域にシフトさせる(S109)。例えば、第2始動口SW用の記憶領域として第1〜第4の記憶領域がRAM114に設けられている場合は、第4記憶領域に記憶されたデータを第3記憶領域にシフトさせ、第3記憶領域に記憶されたデータを第2記憶領域にシフトさせ、第2記憶領域に記憶されたデータを第1記憶領域にシフトさせる。そして第1記憶領域に記憶されたデータを所定の処理領域に書き込むようにする。
また、ステップS107において、第2保留個数U2が≧1でないと判別した場合は、次に第1始動口SW13aの第1保留個数U1が、U1≧1であるか否かの判別を行い(S110)、第1保留個数U1が≧1であると判別した場合は、第1保留個数U1を「1」減算する(S111)。この後、ステップS109において、RAM114の記憶領域に記憶されたデータ(各種乱数値)を1つ前の記録領域にシフトさせる(S109)。例えば、第1始動口SW用の記憶領域として第1〜第4の記憶領域がRAM114に設けられている場合は、上記同様、第4記憶領域に記憶されたデータを第3記憶領域にシフトさせ、第3記憶領域に記憶されたデータを第2記憶領域にシフトさせ、第2記憶領域に記憶されたデータを第1記憶領域にシフトさせる。そして第1記憶領域に記憶されたデータを所定の処理領域に書き込むようにする。
次に、所定の処理領域に書き込まれたデータに基づいて大当たり判定処理を実行する(S112)。大当たり判定処理を実行後は、変動パターン選択処理を実行する(S113)。変動パターン選択処理を実行後は、演出実行コマンドをセットし(S114)、第1特別図柄表示器21、または第2特別図柄表示器22の変動表示を開始させる(S115)。この後、変動時間の計測を開始して(S116)、特別図柄変動処理を終了する。
なお、ステップS101において特別遊技中であると判別した場合、ステップS103において変動時間が終了していないと判別した場合、或いはステップS110において、第1保留個数U1が≧1でないと判別した場合は、特別図柄変動処理を終了する。
[大当たり判定処理]
図11は、大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、RAM114に記憶されている高確率遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S201)、高確率遊技フラグがONであると判別した場合は、RAM114に展開した高確率時乱数判定テーブルを選択し(S202)、高確率遊技フラグがONでないと判別した場合は、RAM114に展開した低確率時乱数判定テーブルを選択する(S203)。
次に、CPU112は、大当たり乱数の判定を行い(S204)、続くステップS205において、大当たり乱数から大当たりであるか否かの判別を行う。ここで、大当たりと判別した場合は、大当たり図柄乱数の判定を行い(S206)、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22に大当たり図柄をセットする(S207)。この後、大当たり判定処理を終了する。
一方、ステップS205において、大当たりでないと判別した場合は、ステップS208において、大当たり乱数により小当たりであるか否かの判別を行う(S208)。ここで、小当たりと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22に小当たり図柄をセットし(S209)、小当たりでない判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にハズレ図柄をセットする(S210)。この後、大当たり判定処理を終了する。
[変動パターン選択処理]
図12は、変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、大当たり図柄に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い(S301)、大当たりであると判別した場合は、大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S302)。
一方、ステップS301において、大当たりでないと判別した場合は、次に大当たり図柄に基づいて小当たりであるか否かの判別を行い(S303)、小当たりであると判別した場合は、小当たり用テーブルをRAM114にセットする(S304)。また、ステップS303において、小当たりでないと判別した場合は、次にリーチ乱数の判定を行い(S305)、リーチ乱数によりリーチ有りか否かの判別を行う(S306)。ここで、リーチ有りと判別した場合は、リーチ用テーブルをRAM114にセットし(S307)、リーチ無しと判別した場合は、ハズレ用テーブルをRAM114にセットする(S308)。
次に、CPU112は、セットしたテーブルの中から変動乱数を取得してRAM114に格納した後(S309)、変動乱数の判別を行い(S310)、その変動乱数に応じた変動パターンをセットする(S311)。この後、変動パターン選択処理を終了する。
[変動停止中処理]
図13は、変動停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされた第1又は第2特別図柄により大当たりであるか否かの判別を行い(S401)、大当たりであると判別した場合は、大当たりが長当たりであるか否かの判別を行う(S402)。
大当たりが長当たりであると判別した場合は、RAM114に記憶されている長当たり遊技フラグをONにする(S403)。また、長当たりでないと判別した場合は、RAM114に記憶されている短当たり遊技フラグをONにする。
この後、RAM114に記憶されている時短遊技フラグと高確率遊技フラグをOFFにして(S405)、オープニング開始(S406)、オープニングコマンドセットを行い(S407)、変動停止中処理を終了する。
一方、ステップS401において、大当たりでないと判別した場合は、次にRAM114に記憶されている時短遊技フラグがONであるか否かの判別を行う(S408)。ここで、時短遊技フラグがONであると判別した場合は、RAM114に記憶されている時短遊技状態の残り変動回数Jから「1」を減算した演算値を、新たな残り変動回数JとしてRAM114に記億する(S409)。
次に、CPU112は、変動回数Jが「0」であるか否かの判別を行い(S410)、変動回数Jが「0」であれば、時短遊技状態における特別図柄の変動表示が100回行われたことを意味するので、RAM114の時短遊技フラグをOFFにする(S411)。
なお、ステップS408において、時短遊技フラグがONでないと判別した場合は、ステップS409〜S411の処理を行うことなくステップS412に進む。
次に、CPU112は、RAM114に記憶されている高確率遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S412)、高確率遊技フラグがONであると判別した場合は、RAM114に記憶されている高確率遊技状態の残り変動回数Xから「1」を減算した演算値を、新たな残り変動回数XとしてRAM114に記億する(S413)。
次に、CPU112は、変動回数Xが「0」であるか否かの判別を行い(S414)、変動回数Xが「0」であれば、RAM114の高確率遊技フラグをOFFにする(S415)。なお、ステップS412において、高確率遊技フラグがONでないと判別した場合は、ステップS413〜S415の処理を行うことなくステップS416に進む。
次に、CPU112は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている特別図柄が小当たりであるか否かの判別を行い(S416)、小当たりであると判別した場合は、RAM114に記憶されている小当たり遊技開始フラグをONにして(S417)、ステップS406に進む。また、ステップS416において、小当たりでないと判別した場合は、変動停止中処理を終了する。
[普通図柄処理]
図14は、普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、補助遊技中であるか否かの判別を行い(S501)、補助遊技中でなければ、普通図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S502)。普通図柄が変動中であると判別した場合は、次に変動時間が終了したか否かの判別を行い(S503)、変動時間が終了したと判別した場合は変動を停止する(S504)。
次に、変動時間をリセットし(S505)、普通図柄の停止図柄が当たり図柄であるか否かの判別を行う(S506)。停止図柄が当たり図柄であると判別した場合は、補助遊技を開始して(S507)、普通図柄処理を終了する。なお、ステップS503において、変動時間が終了していないと判別した場合、或いはステップS506において、停止図柄が当たり図柄でない場合は、そのまま普通図柄処理を終了する。
一方、ステップS502において、普通図柄が変動中でないと判別した場合は、ゲートSW15aの保留個数Gが、G≧1であるか否かの判別を行い(S508)、カウント値Gが≧1である場合は、保留個数Gを「1」減算する(S509)。この後、普通図柄用の当たり乱数の判別を行い(S510)、ステップS511において当たり乱数が当たりであると判別した場合は、普通図柄表示器23に当たり図柄をセットし(S512)、そうでなければハズレ図柄をセットして(S513)する。
次に、CPU112は、RAM114に記憶されている時短遊技フラグに基づいて、現在の遊技状態が時短遊技状態であるか否かの判別を行い(S514)、時短遊技状態であれば、普通図柄表示器23の変動時間を比較的短い時間、例えば3秒にセットする(S515)。
一方、ステップS514において、時短遊技状態でないと判別した場合は、普通図柄表示器23の変動時間を比較的長い時間、例えば29秒にセットする(S516)。
この後、普通図柄表示器23の変動を開始させ(S517)、変動時間の計測を開始して(S518)、普通図柄処理を終了する。なお、ステップS508において、保留個数Gが≧1でないと判別した場合は、そのまま普通図柄処理を終了する。
[大入賞口処理]
図15は、大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、ステップS601において、RAM114に記憶されている大当たり遊技フラグがONであるか否かの判別を行い、大当たり遊技フラグがONで無いと判別した場合は大入賞口処理を終了する。
一方、ステップS601において、大当たり遊技フラグがONであると判別した場合は、次にステップS602において、現在オープニング中であるか否かの判別を行う。ここで、オープニング中であると判別した場合は、ステップS603において、予め設定されたオープニング時間を経過したか否かの判別を行い、オープニング時間を経過したと判別した場合は、ステップS604において、ラウンド数(R数)/作動パターン設定処理を行う。なお、R数/作動パターン設定処理については後述する。
次に、CPU112は、ステップS605において、大当たりラウンド回数Rに「1」をセットしてRAM114に記憶し、続くステップS606において、大入賞口16の開放期間が1ラウンド内における何回目の分割開放期間であるかを示す分割回数rに「1」を加算してRAM114に記憶する。この後、ステップS607において、大入賞口16の作動を開始する。
次に、ステップS608において、大入賞口16に規定個数の遊技球が入賞したか否かの判別を行う。ここで規定個数とは1ラウンドに当たりの規定入賞個数(例えば9個)である。そして、大入賞口16への遊技球の入賞個数が規定入賞個数に達していなければ、続くステップS609において、大入賞口16が作動を開始してから所定の作動時間経過したか否かの判別を行い、作動時間経過していないと判別した場合は、ステップS610において、大入賞口16に上限個数の遊技球が入賞したか否かの判別を行う。ここで作動時間とはr回目の分割開放期間に相当する時間である。また上限個数とはr回目の分割開放期間における上限個数である。例えば、r=1であれば、1回目の分割開放期間の作動時間と上限個数となる。
ステップS610において、大入賞口16に入賞した遊技球が上限個数に達したと判別した場合は、ステップS611に進み、大入賞口16の作動を終了する。また、ステップS610において、大入賞口16に入賞した遊技球が上限個数に達していないと判別した場合は大入賞口処理を終了する。
なお、ステップS608において大入賞口16に入賞した遊技球が1ラウンドの規定入賞個数に達したと判別した場合、或いはステップS609において所定の作動時間経過したと判別した場合もステップS611に進み大入賞口16の作動を終了する。
次に、CPU112は、ステップS612において、1ラウンドあたりの分割回数rが、後述するR数/作動パターン設定処理において設定された最大分割回数に達したか否かの判別を行い、最大分割回数に達したと判別した場合は、ステップS613において、分割回数rに「0」をセットする。なお、ステップS612において、分割回数rが最大分割回数に達していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
次に、ステップS613において、分割回数rに「0」をセットした場合は、続くステップS614において、大入賞口16のラウンド回数Rが最大ラウンド回数に達したか否かの判別を行い、ラウンド回数Rが最大ラウンド回数に達していないと判別した場合は、ステップS615において、ラウンド回数Rに「1」を加算して大入賞口処理を終了する。一方、ステップS614において、ラウンド回数Rが最大ラウンド回数に達したと判別した場合は、ステップS616において、エンディングを開始し、続くステップS617において、エンディングコマンドをセットし、さらにステップS618において、ラウンド回数Rに「0」をセットする。
次に、CPU112は、ステップS619において、所定のエンディング時間を経過したか否かの判別を行い、エンディング時間を経過したと判別した場合は、ステップS620において、遊技状態設定処理を行い、ステップS621において、当たり遊技フラグをOFFにして大入賞口処理を終了する。また、ステップS619において、所定のエンディング時間を経過していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
一方、ステップS602において、オープニング中ではないと判別した場合は、ステップS622に進み、現在が予め設定されたラウンド回数のラウンド遊技を全て終了した後のエンディング中であるか否かの判別を行う。ステップS622において、エンディング中であると判別した場合はステップS619に移行する。
一方、ステップS622において、エンディング中でないと判別した場合は、次にステップS623において、大入賞口16が作動中であるか否かの判別を行い、大入賞口16が作動中であれば、ステップS608に進む。また大入賞口16が作動中でなければ、ステップS606に進む。
[R数/作動パターン設定処理]
図16は、R数/作動パターン設定処理の一例を示したフローチャートである。また図17は、R数/作動パターン設定処理により設定されるR数/作動パターンの一例を示した図である。
この場合、CPU112は、先ず、ステップS701において、当たりが長当たりであるか否かの判別を行い、長当たりであると判別した場合は、ステップS702において、長当たりが第1長当たりであるか否かの判別を行い、第1長当たりであると判別した場合は、ステップS703において、第1パターンを設定して、R数/作動パターン設定処理を終了する。
第1パターンは、図17に示すように、例えばラウンド数が15Rで、1R中の作動パターンは9秒開放×3回、1ラウンドの規定入賞個数は、1回の開放における上限個数3個×3回の合計9個である。従って、第1パターンが設定された場合は、図15に示した大入賞口処理における最大ラウンド数Rは15R、最大分割回数rは3回、作動時間は9秒、上限個数は3個になる。
一方、ステップS702において、長当たりが第1長当たりでないと判別した場合は、ステップS704において、長当たりが第2長当たりであるか否かの判別を行い、第2長当たりであると判別した場合は、ステップS705において、第2パターンを設定して、R数/作動パターン設定処理を終了する。
第2パターンは、図17に示すように、例えばラウンド数が15Rで、1R中の作動パターンは、5秒開放×2、及び19秒開放×1回、1ラウンドの規定入賞個数は、1回の開放における上限個数1個+1個+7個の合計9個である。従って、第2パターンが設定された場合は、図15に示した大入賞口処理における最大ラウンド数Rは15R、最大分割回数rは3回、作動時間は5秒、5秒、19秒、上限個数は1個、1個、7個になる。
また、ステップS704において、長当たりが第2長当たりでないと判別した場合は、ステップS706において、第3パターンを設定して、R数/作動パターン設定処理を終了する。
第3パターンは、図17に示すように、例えばラウンド数が15Rで、1R中の作動パターンは、9秒開放×1回、1ラウンドの規定入賞個数は3個である。従って、第3パターンが設定された場合は、図15に示した大入賞口処理における最大ラウンド数Rは15R、最大分割回数rは1回、作動時間は9秒、上限個数は3個になる。
また、ステップS701において、当たりが長当たりでないと判別した場合は、ステップS707において、当たりが短当たりであるか否かの判別を行い、短当たりであると判別した場合は、ステップS707において、短当たりパターンを設定して、R数/作動パターン設定処理を終了する。短当たりパターンは、図17に示すように、例えばラウンド数が15Rで、1R中の作動パターンは0.1秒開放×1回である。従って、短当たりが設定された場合は、上記大入賞口処理における最大ラウンド数Rは15R、最大分割回数rは1回、作動時間は0.1秒になる。
また、ステップS707において、短当たりでないと判別した場合は、ステップS709において、小当たりパターンを設定して、R数/作動パターン設定処理を終了する。
小当たりパターンは、図17に示すように、例えばラウンド数が1Rで、1R中の作動パターンは、0.1秒開放×15回である。従って、小当たりパターンが設定された場合は、図15に示した大入賞口処理における最大ラウンド数Rは15R、最大分割回数rは15回、作動時間は0.1秒になる。
[遊技状態設定処理]
図18は、遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、ステップS751において、小当たりであるか否かの判別を行い、小当たりであれば、遊技状態の変更が無いので、遊技状態設定処理を終了する。
一方、ステップS751において、小当たりでないと判別した場合は、次にステップS752において、大当たりが高確率当たりであるか否かの判別を行う。
ステップS752において、大当たりが高確率当たりであると判別した場合は、ステップS753において、大当たりが時短付き当たりであるか否かの判別を行う。ステップS753において、大当たりが時短付き当たりであると判別した場合は、ステップS754において、高確率遊技フラグと時短遊技フラグをONにし、続くステップS756において、高確率遊技状態の残り変動回数Xに「10000」をセットして、遊技状態設定処理を終了する。
また、ステップS753において、時短付き当たりでないと判別した場合は、ステップS755において、高確率遊技フラグだけをONにし、ステップS756において、高確率遊技状態の残り変動回数Xに「10000」をセットして、遊技状態設定処理を終了する。
また、ステップS752において、大当たりが高確率当たりでないと判別した場合は、ステップS757において、時短遊技フラグをONにし、続くステップS758において、時短遊技状態の残り変動回数Jに「100」をセットして、遊技状態設定処理を終了する。
[電チュー処理]
図19は、電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、ステップS801において、電チュー14が作動中である補助遊技中であるか否かの判別を行い、補助遊技中であれば、次にステップS802において、オープニング中であるか否かの判別を行う。
ここで、オープニング中であると判別した場合は、ステップS803において、オープニング時間が経過したか否かの判別を行い、オープニング時間経過していると判別した場合は、ステップS804において、時短遊技状態であるか否かの判別を行う。そして時短遊技状態であれば、ステップS805において、電チュー14の開放時間を3.5秒にセットする。また、時短遊技状態でないと判別した場合は、ステップS806において、電チュー14の開放時間を0.2秒にセットする。
この後、ステップS807において、電チュー14の開放を行い、ステップS808において、電チュー14の開放時間が経過したと判別した場合は、ステップS809において、電チュー14を閉口する。この後、ステップS810において、補助遊技を終了して、電チュー処理を終了する。
なお、ステップS802において、オープニング中でないと判別した場合は、ステップS808に移行する。また、ステップS801において、補助遊技中でないと判別した場合、ステップS803において、オープニング時間が経過していないと判別した場合、或いはステップS808において、電チュー14の開放時間が経過していないと判別した場合は、電チュー処理を終了する。
[出力処理]
図20は、出力処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、演出実行コマンド(図10参照)がセットされていれば、演出制御基板121に送信する。オープニングコマンド、エンディングコマンド(図15参照)がセットされていれば、演出制御基板121に送信する(S901〜S903)。この後、ステップS904において、図示しない外部装置へのコマンド送信を行って(S904)、出力処理を終了する。なお、外部装置としては、例えば、パチンコ遊技機100の上方に設置された表示装置がある。
以上のような処理を遊技制御装置のメイン制御基板111が実行すれば、本発明のパチンコ遊技機を実現することができる。
なお、これまで説明した本実施形態のパチンコ遊技機の構成は、あくまでも一例であり、乱数テーブルの構造や長当たりにおける1R中の作動パターンなどを適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施形態のパチンコ遊技機においては、各ラウンド間のインターバルや各開放期間のインターバルを長くして、大当たり遊技時間を長くすることで、大当たり遊技時の演出を長くすることも可能である。
さらに、例えば第1特別図柄と第2特別図柄の抽選を別々に行う遊技機を想定した場合、例えば第1特別図柄に基づく大当たり遊技では、大当たり遊技時間を長く設定し、その大当たり遊技中に第2特別図柄で大当たり抽選を行うことで、出球を減らすことなく、第2特別図柄による新たな大当たり抽選を行うといったことも可能である。
10…遊技盤、11…画像表示器、12…可変入賞装置、13…上始動口、14…電チュー、15…ゲート、16…大入賞口、21…特別図柄表示器、31…乱数更新手段、32…始動口SW制御手段32、33…ゲートSW制御手段、34…特別図柄制御手段、35…普通図柄制御手段、36…大入賞口制御手段、37…電チュー制御手段、38…賞球制御手段、39…出力制御手段、100…パチンコ遊技機、111…メイン制御基板、112 122…CPU、113 123…ROM、114 124…RAM、121…演出制御基板

Claims (1)

  1. 始動条件の成立に伴って行った抽選の結果が、大入賞口を開閉動作させる特別遊技に当選した場合、前記大入賞口を最大開放時間が経過するまで開放状態に制御してから閉鎖状態に制御可能にするとともに、当該開放状態において規定個数の遊技球の入賞があると、最大開放時間が経過する前であっても前記大入賞口を閉鎖状態に制御する一のラウンドを複数ラウンド実行する制御手段を備えた遊技機であって、
    前記制御手段は、
    前記一のラウンドにおいて最大開放時間を分割した所定数の短開放時間のうち一の短開放時間が経過するまで前記大入賞口を開放状態に制御してから閉鎖状態に制御可能にする一の短開放を前記所定数と同じ回数実行する短開放制御手段を有し、
    前記短開放制御手段は、
    前記一の短開放において規定個数よりも少ない上限個数の遊技球の入賞があると、前記一の短開放時間が経過する前であっても前記大入賞口を閉鎖状態に制御するとともに、当該上限個数の遊技球の入賞が規定個数に達していない場合には、次回の前記一の短開放を実行することを特徴とする遊技機
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