JP2010005372A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Takayuki Amano
貴之 天野
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Abstract

【課題】多様な遊技を実現するためにラウンド数の異なる複数種類の大当たりを備えたパチンコ遊技機において遊技者にいずれの大当たりに当選したか分からないようにして大当たり遊技時のドキドキ感を高めるようにしたパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】CPU112は、乱数値の抽選を行った結果、抽選結果に基づいて、大入賞口13の開閉回数が同一で大入賞口13の開閉扉15の一回あたりの開成時間が異なる複数の大当たりを実行可能に構成されている。大当たりのラウンド数が全て同じであれば、大当たりのラウンド数を表示しなくても良いという規定、或いは大当たりのラウンド数が全て同じであればラウンド数を表示しても大当たりの種別が分からないという点に着目し、ラウンド数が同じでも出球数の異なる複数種類の大当たりA〜Dを設けるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ遊技機に関わり、特に大当たり遊技終了後の特典遊技の面白みを高めるのに好適なものである。
パチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞するという始動条件の成立に伴って特別図柄が変動を開始し、特別図柄が特定の図柄で停止し、図柄表示装置の装飾図柄を例えば「777」など三つ揃い図柄にて停止させることで、特別遊技状態である大当り状態に移行するように構成されている。
昨今のパチンコ遊技機では、一概に大当りと言っても幾つかの種類が設けられており、例えば一定期間、大入賞口が開放状態となるか、もしくは大入賞口に遊技球が規定数入賞されるまでを一回の開放動作(この一回の開放動作を1ラウンドという)としたきに、大当り遊技として15ラウンド(15R)の開放動作を繰り返す15ラウンド大当たりや、7ラウンド(7R)の開放動作を繰り返す7ラウンド大当たりなどの長当たりがある。また上記した長当たりの他に大入賞口の開成時間が、例えば0.4秒と極めて短く且つ大入賞口の開放回数が2回と少ない2ラウンド(2R)大当たり(短当たり)がある。
長当たりには、大当たり遊技終了後、特典遊技として、大当たりの当選確率が通常遊技(低確率遊技)よりも高い高確率遊技と、特別図柄の始動条件の成立確率を高めた時間短縮遊技(以下、「時短遊技」と称する)の両方を付与した高確率時短付長当たりや、大当たり当選確率は低確率遊技状態のままで、所定回数の時短遊技のみを付与した通常時短付長当たりがある。
このため、時短遊技機能を備えたパチンコ遊技機では、常時開口している上始動口と共に、下始動口として遊技球が入球し難い閉状態から遊技球が入球し易い開状態に変化可能な変動入賞装置、例えば電動チューリップ(以下、「電チュー」と称する)を備え、時短遊技のときは、電チューの可動片の開放時間を延長するなどして、遊技球が入賞し易い構成になっている。
このように上始動口と下始動口を備えたパチンコ遊技機では、下始動口である電チューの開口時間が長くなる確変遊技状態または時短遊技状態では、下始動口の保留を優先して消化するように構成されているものがある。
一方、短当たりには、大当たり遊技終了後、特典遊技として、高確率遊技と時短遊技の両方を付与した高確率時短付短当たり、大当たり当選確率は低確率遊技状態のままで、例えば所定回数の時短遊技のみを付与した通常時短付短当たり、或いは特典遊技を何ら付与しない通常時短無し短当たり等がある。
上記した高確率時短付短当たりは、大入賞口の一回あたりの開放時間が極端に短く(例えば0.4秒)設定されているため、大当たりによる出球は期待できないものの、大当たり終了後は、高確率時短付き遊技状態である所謂確率変動状態に移行する。このため、高確率時短付短当たりは、あたかも突然確率変動遊技状態に移行したかのような感覚を遊技者に与えるため、「突確(突然確率変動)大当たり」と呼ばれている。
同様に、通常時短付短当たりは、あたかも突然時短遊技状態に移行したかのような感覚を遊技者に与えるため、「突時(突然時短変動)大当たり」と呼ばれ、通常時短無し短当たりは、「突通(突然通常)大当たり」と呼ばれている。
また、近年のパチンコ遊技機の中には、短当たりとして、時短遊技を付与することなく高確率遊技のみを付与した高確率時短無し短当たりを備えたものがある。この高確率時短無し短当たりは、高確率状態であることを遊技者に対して積極的に報知しないため、遊技者から見れば、高確率遊技状態であるか通常遊技状態であるか把握することができない状態、つまり高確率遊技が潜伏した状態にある。このため、「潜伏確変大当たり」と呼ばれている。
さらに、近年のパチンコ遊技機の中には、ハズレの一種であるものの、短当たりと同様に大入賞口が作動するものの、大入賞口の開閉扉の開閉動作の前後で遊技状態が変化しない小当たりが知られている。このような小当たり機能は、上記した潜伏確変大当たりと共に備えることで、外見上は潜伏確変大当たりであるか、小当たりであるか判断できないようにして、その後の遊技状態を遊技者に推測させるという新たなゲーム性を実現している。
特許文献1には、大当り状態が発生したときに大当たりラウンド決定処理を行って大当たりのラウンド数を決定するようにした遊技機が開示されている。
特開2000−262686公報
上記したように従来のパチンコ遊技機では、多様な遊技性を実現するために、1回の大当たりにおける出球数が異なるように構成したものが提案されている。具体的には、1回の大当たりにおけるラウンド数を複数(例えば15ラウンドと7ラウンド)用意して実現するようにしていた。
ところが、上記したようなラウンド数の異なる複数種類の大当たりを備えた従来のパチンコ遊技機においては、大当たり発生時にラウンド数を表示しなければならないと規定されている。このため、この種のパチンコ遊技機では、大当たりが発生したときに、どの種類の大当たりであるか表示するようにしていた。つまり、大当たり遊技の開始と同時に大当たりラウンド回数を表示するようにしていた。
しかしながら、大当たり遊技の開始と同時に大当たりラウンド回数を表示した場合、遊技者はラウンド回数の表示によって大当たりの種類を容易に把握できてしまうため、大当たり遊技時のドキドキ感が損なわれるという欠点があった。
本発明は上記したような点を鑑みたものであり、多様な遊技を実現するためにラウンド数の異なる複数種類の大当たりを備えたパチンコ遊技機において、遊技者にいずれの大当たりに当選したか分からないようにして大当たり遊技時のドキドキ感を高めるようにしたパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
即ち、第1の形態のパチンコ遊技機は、始動条件の成立に伴って乱数値の抽選を行い、該抽選結果に基づいて大入賞口を開閉動作させる特別遊技を実行する制御手段を備えたパチンコ遊技機において、前記制御手段は、前記乱数値の抽選結果に基づいて、前記大入賞口の開閉扉の開閉回数が同一で、前記大入賞口の開閉扉の一回あたりの開成時間が異なる複数の特別遊技を実行可能であることを特徴とする。
第2の形態のパチンコ遊技機は、前記大入賞口の開閉扉の開閉回数が所定回数で、前記大入賞口の一回あたりの最大開成時間が第1の時間とされる第1の特別遊技と、
前記大入賞口の開閉扉の開閉回数が所定回数で、前記大入賞口の一回あたりの最大開成時間として、少なくとも1回、前記第1の時間より短い第2の時間を含む第2の特別遊技と、を実行可能であることを特徴とする。
第3の形態のパチンコ遊技機は、前記制御手段は、前記第2の特別遊技として、前記大入賞口の開閉動作開始から第1の回数まで前記大入賞口の一回あたりの最大開成時間を前記第1の時間とし、前記第1の回数以降から所定回数まで前記大入賞口の開閉扉の一回あたりの最大開成時間を前記第2の時間とした特別遊技を実行可能であることを特徴とする。
第4の形態のパチンコ遊技機は、前記制御手段は、前記第2の特別遊技として、前記大入賞口の開閉動作開始から第2の回数まで前記大入賞口の一回あたりの最大開成時間を前記第2の時間とし、前記第2の回数以降から所定回数まで前記大入賞口の開閉扉の一回あたりの最大開成時間を前記第1の時間とした特別遊技を実行可能であることを特徴とする。
第5の形態のパチンコ遊技機は、前記制御手段は、前記第2の特別遊技として、前記大入賞口の開閉扉の開閉回数を所定回数とし、前記大入賞口の開閉扉の一回あたりの最大開成時間が全て前記第2の時間とした特別遊技を実行可能であることを特徴とする。
第6の形態のパチンコ遊技機は、前記制御手段は、前記大入賞口の開閉扉の開閉回数を所定回数とし、前記大入賞口の開閉扉の一回あたりの最大開成時間が全て前記第2の時間であり、前記所定回数の大入賞口の開閉扉の開閉動作の前後で遊技状態が変化しない第3の特別遊技を実行可能であることを特徴とする。
本発明のパチンコ遊技機では、制御手段により乱数値の抽選結果に基づいて、大入賞口の開閉扉の開閉回数が同一で、大入賞口の開閉扉の一回あたりの開成時間が異なる複数の特別遊技を実行するようにした。このようにすれば、遊技者はいずれの特別遊技に当選したか分からないので、特別遊技中のドキドキ感が損なわれることがない。また、全ての特別遊技における大入賞口の開閉扉の開閉回数が同一でありながら、1回の特別遊技での出球数に変化を持たせることができる。
以下、本発明のパチンコ遊技機の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して裏側から遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3の前面側には図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤3の下部には遊技球を貯留する受け皿部4と、受け皿部4内の遊技球を発射する発射レバー5等が設けられている。また受け皿部4の上部には、遊技演出用のチャンスボタンや十字キーなどの操作部6、遊技球の購入ボタンや購入取り消しボタンなどが設けられている。
遊技盤3の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤3における遊技領域3aの周囲には、発射レバー5を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域3aの上部に案内したり、アウト口7に案内したりする外レールR1及び内レールR2が設けられている。
遊技盤3のほぼ中央部には、図柄演出表示装置9が配置されている。図柄演出表示装置9は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
図柄演出表示装置9の下方には、図柄演出表示装置9の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。また、図柄演出表示装置9の左側には、後述する普通図柄表示器10に表示される普通図柄を作動させるためのゲート12が設けられている。さらに、可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当り状態のときに開成状態になる開閉扉15を有する大入賞口13が設けられている。
可変入賞装置11は、図柄演出表示装置9を可変表示させるための上始動ポケット14と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(電チュー)17とを備えて構成される。
また遊技盤3には、普通入賞口16が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
遊技盤3の右側下方の遊技領域外には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特別図柄表示器21、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特別図柄表示器22、及び普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器10が設けられている。
第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を静止させることにより大当たりに当選したか否かを表示する。
また本実施形態のパチンコ遊技機は、第1特別図柄表示器21の第1特別図柄、又は第2特別図柄表示器22の第2特別図柄が変動中に上始動ポケット14に遊技球が入球した場合、当該入球によって得られる第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)を例えば4個保留可能に構成される。この保留球の留保数は、第1特別図柄保留ランプ24により表示される。同様に、電チュー17に遊技球が入球した場合、当該入球によって得られる第2特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)を例えば4個保留可能に構成される。この保留球の留保数は、第2特別図柄保留ランプ25により表示される。
またゲート12の普通図柄が変動中に遊技球がゲート12を通過した場合も、ゲート12の通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利を最大4個保留可能に構成されている。この権利は普通図柄保留ランプ26により表示される。
図柄演出表示装置9に表示される装飾図柄は、停止図柄が予め定められた図柄の組合せ、例えば同一図柄の組合せとなった場合に大当り状態となるように構成されている。また装飾図柄は、後述する特別図柄表示器21の特別図柄の変動を条件に乱数制御等により表示がスクロールする等、所定の変動パターンで所定時間変動(可変)して図柄で停止するようになっている。その際、有効ライン上に2個の停止図柄が同一となった場合に、リーチ状態が発生し、このリーチ状態において、有効ライン上の最後の停止図柄が既に停止している2個の図柄と同一となった場合に大当り状態が発生する。なお、装飾図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が使用可能である。
なお、本実施形態では、第1特別図柄表示器21、第2特別図柄表示器22、普通図柄表示器10、第1特別図柄保留ランプ24、第2特別図柄保留ランプ25、及び普通図柄保留ランプ26を遊技盤3の遊技領域外に設けるようにしているが、これはあくまでも一例であり、遊技盤3の遊技領域内に設けるようにしてもよい。また、第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は複数個のランプ(LED)を用いて構成しても良い。
図2は、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
図2に示す遊技制御装置には、主(メイン)制御基板として遊技の進行を制御する遊技制御基板111が設けられていると共に、副(サブ)制御基板として遊技の演出を制御する演出制御基板120、ランプ制御基板141、賞球を制御する賞球制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、CPU112、ROM113、RAM114、及び入出力インターフェース(以下、「I/O」と表記する)115、116を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。遊技制御基板111のI/O115には、可変入賞装置11の上始動ポケット14に設けられた上始動SW14aや電チュー17内に設けられた下始動SW14b、遊技盤3上の始動ゲート12の始動ゲートSW12aが接続されている。また遊技盤3の普通入賞口16に設けられた普通入賞口SW16a、16b、大入賞口13に設けられた大入賞口SW13a、大入賞口13の開閉扉15を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド13b、可変入賞装置11に備えられた電動式チューリップ17を開閉動作させるための始動口ソレノイド17aなどが接続されている。また、第1特別図柄保留ランプ24、第2特別図柄保留ランプ25、普通図柄保留ランプ26、第1特別図柄表示器21、第2特別図柄表示器22、普通図柄表示器10等が接続されている。
一方、遊技制御基板111のI/O116は、演出制御基板120の演出制御部121に設けられているI/O125、及び賞球制御基板151のI/O155と接続される。
このように構成される遊技制御基板111は、始動条件の成立、即ち上始動ポケットの上始動SW14aや、電動式チューリップ17内の下始動SW14bにおいて遊技球の入賞を検出したときに、CPU112において大当たり抽選を行い、抽選により取得した制御コマンドを演出制御基板120の演出制御部121に送信する。
演出制御基板120は、演出制御部121と画像・音声制御部131とから構成される。演出制御部121は、CPU122、ROM123、RAM124、I/O125、126、127を有し、演出全体の制御を行う。ROM123には、各種遊技演出を実行するためのプログラムが記憶されている
演出制御部121のI/O125は、遊技制御基板111のI/O116と操作部6とが接続され、I/O126は、画像・音声制御部131のI/O135に接続され、I/O127はランプ制御基板141のI/O145に接続される。
画像・音声制御部131は、CPU132、ROM133、RAM134、I/O135、136を有し、画像及び音声の制御を行う。画像・音声制御部131のI/O136には、スピーカ8、及び図柄演出表示装置9が接続されている。
CPU132は、演出制御部121の制御に基づいて、スピーカ8、図柄演出表示装置9の制御を行う。ROM133には、図柄演出表示装置9に表示する予告演出画像データや各種リーチ演出の画像データ、大当り遊技状態のときに図柄演出表示装置9に表示する画像データ、スピーカ8から出力する特別遊技状態用音声データ等が記憶されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144、I/O145、146を有し、I/O146に接続されている各種ランプ、例えば盤面ランプ147や前枠ランプ148、サイドランプ149、操作部6のチャンスボタン内に設けられているボタンLED150等の制御を行う。
賞球制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154、I/O155、156を有し、遊技制御基板111からの制御信号に基づいて、I/O156に接続されている払出駆動モータ157の駆動制御を行う。また、I/O156には定位置検出SW158aや、払出球検出SW158b、球有り検出SW158c、満タン検出SW158d等が接続されている。
本実施形態のパチンコ遊技機においては、制御手段である遊技制御基板111のCPU112が、上始動SW14aや下始動SW14bの遊技球が入賞するという始動条件の成立に伴って、各種乱数値の抽選を行う。抽選結果、特別遊技である大当たり遊技や小当たりに当選したと判別した場合は、大入賞口13の大入賞口ソレノイド13bを制御して大入賞口13の開閉扉15を所定回数、開閉動作する大当たり遊技や小当たり遊技を実行することになる。
また遊技制御基板111のCPU112は、RAM114に第1特別図柄を変動表示させる権利と第2特別図柄を変動表示させる権利が記憶されている場合は、第2特別図柄を変動表示させる権利を優先的に消化する処理を実行する。
ここで、遊技制御基板111において各種乱数値を取得するための乱数テーブルについて説明する。
図3は、遊技制御基板において大当たり乱数を取得するための大当たり乱数テーブルの一例を示した図である。
図3に示す大当たり乱数テーブルでは、上始動口又は下始動口に遊技球が入球した時に、「0」〜「299」までの300個の乱数の中からから一つの乱数値を取得する。この図3に示す大当たり乱数テーブルの場合、通常遊技状態(低確率遊技状態)では、大当たりの割合が、例えば1/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」のときに大当たりと判定する。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が10倍の10/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「157」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定する。
また図3に示す大当たり乱数テーブルでは、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が6/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「0」、「50」、「100」、「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定する。
図4は、遊技制御基板において大当たり図柄乱数を取得するための大当たり図柄乱数テーブルの一例を示した図であり、(a)は上始動口に遊技球が入球した時に大当たり図柄乱数を取得するための大当たり図柄乱数テーブル、(b)は下始動口に遊技球が入球した時に大当たり図柄乱数を取得するための大当たり図柄乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。
図4(a)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、「0」〜「199」までの200個の乱数の中からから一つの乱数値を取得する。
取得した大当たり図柄乱数値が「0」〜「39」の場合は、第1の高確率時短付長当たりであると判定する。第1の高確率時短付長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口13の開放時間が長く大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与した大当たりであり、従来の「15R確変大当たり」に相当する。
大当たり図柄乱数値が「40」〜「47」の場合は、第2の高確率時短付長当たりであると判定する。第2の高確率時短付長当たりは、上記した第1の高確率時短付長当たりより大入賞口13の開放時間が短いため、出球の払い出しは上記第1の高確率時短付長当たりより少ないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与した大当たりであり、従来の「7R確変大当たり」に相当する。
大当たり図柄乱数値が「48」〜「55」の場合は、第3の高確率時短付長当たりであると判定する。第3の高確率時短付長当たりは、上記した第1の高確率時短付長当たりより大入賞口13の開放時間が僅かに短いため、出球の払い出しは上記第1の高確率時短付長当たりより僅かに少ないものの大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与した大当たりであり、従来の「15R確変大当たり」とほぼ同じである「14R確変大当たり」に相当する。
大当たり図柄の乱数値が「56」〜「95」の場合は、第1の通常時短付長当たりであると判定する。第1の通常時短付長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口13の開放時間が長く大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に所定期間(例えば100回)の時短遊技を付与した大当たりであり、従来の「15R通常大当たり」に相当する。
大当たり図柄乱数値が「96」〜「103」の場合は、第2の通常時短付長当たりであると判定する。第2の通常時短付長当たりは、上記した第1の通常時短付長当たりより大入賞口13の開放時間が短いため、出球の払い出しは上記第1の通常時短付長当たりより少ないものの、大当たり遊技終了後に所定期間(例えば100回)の時短遊技を付与した大当たりであり、従来の「7R通常大当たり」に相当する。
大当たり図柄乱数値が「104」〜「111」の場合は、第3の通常時短付長当たりであると判定する。第3の通常時短付長当たりは、上記した第1の通常時短付長当たりより大入賞口13の開放時間が僅かに短いため、出球の払い出しは上記第1の通常時短付長当たりより僅かに少ないものの大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に所定期間(例えば100回)の時短遊技を付与した大当たりであり、従来の「15R通常大当たり」とほぼ同じである「14R通常大当たり」に相当する。
大当たり図柄の乱数値が「112」〜「118」の場合は、高確率時短付短当たりと判定する。高確率時短付短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口13の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与した大当たりであり、「突確大当たり」に相当する。
大当たり図柄の乱数値が「119」〜「121」の場合は、通常時短付短当たりと判定する。通常時短付短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口13の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に所定期間(例えば100回)の時短遊技を付与した大当たりであり、「突時大当たり」に相当する。
大当たり図柄の乱数値が「122」〜「195」の場合は、高確率時短無し短当たりと判定する。高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口13の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技を付与した大当たりであり、「潜伏確変大当たり」に相当する。
大当たり図柄の乱数値が「196」〜「199」の場合は、通常時短無し短当たりと判定する。通常時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口13の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないうえに、大当たり遊技終了後に高確率遊技も時短遊技も付与しない大当たりであり、「突通大当たり」に相当する。
一方、図4(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、取得した大当たり図柄乱数値が「0」〜「89」の場合は、第1の高確率時短付長当たりであると判定し、大当たり図柄乱数値が「90」〜「96」の場合は、第2の高確率時短付長当たりであると判定し、大当たり図柄乱数値が「97」〜「102」の場合は、第3の高確率時短付長当たりであると判定する。
大当たり図柄の乱数値が「103」〜「142」の場合は、第1の通常時短付長当たりであると判定し、大当たり図柄乱数値が「143」〜「150」の場合は、第2の通常時短付長当たりであると判定し、大当たり図柄乱数値が「151」〜「158」の場合は、第3の通常時短付長当たりであると判定する。
大当たり図柄の乱数値が「159」〜「173」の場合は、高確率時短付短当たり、大当たり図柄の乱数値が「174」〜「189」の場合は、通常時短付短当たり、大当たり図柄の乱数値が「190」〜「192」の場合は、高確率時短無し短当たり、大当たり図柄の乱数値が「193」〜「199」の場合は、通常時短無し短当たりと夫々判定する。
図4(a)に示す大当たり図柄乱数テーブルと図4(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルとを比較すると、図4(a)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、第1の高確率時短付長当たりの割合が40/200であるのに対して、図4(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、第1の高確率時短付長当たりの割合が90/200であり、図4(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルのほうが第1の高確率時短付長当たりの割合が高くなっている。また、図4(a)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、高確率時短無し短当たり(潜伏確変大当たり)の割合が74/200であるのに対して、図4(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、高確率時短無し短当たりの割合が3/200であり、図4(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、高確率時短無し短当たりの割合が極端に低くなっている。
これは下始動口に遊技球が入賞するのは、主として下始動口の開口時間が長くなる時短遊技状態であるため、時短遊技状態のときに、高確率時短無し短当たりに当選した場合は、高確率時短無し短当たりが遊技者に有利な遊技状態であるにも関わらず、時短遊技が終了してしまうことから遊技者にとって不利な遊技状態に移行してしまうことになる。つまり、大当たりに当選したにも関わらず、遊技者にとって不利益となってしまう。
このため、本実施形態では、下始動口に遊技球が入球したときに使用する大当たり図柄乱数テーブルでは、高確率時短無し短当たりに当選する割合を低く設定し、その分、第1の高確率時短付長当たりに当選する割合を高く設定することで、時短遊技状態において、遊技者に不利な遊技状態になってしまうのを防止するようにしている。
図5は、遊技制御基板においてリーチ乱数を取得するためのリーチ乱数テーブルの一例を示した図である。
この図5に示すリーチ乱数テーブルでは、始動入賞時、「0」〜「249」までの250個の乱数の中からから一つの乱数値を取得し、取得したリーチ乱数値が「0」〜「21」のときにリーチ有り、取得したリーチ乱数値が「22」〜「249」のときにリーチ無しと判断する。
上記のように本実施形態のパチンコ遊技機では、遊技制御基板111において乱数値の抽選を行い、その抽選結果に基づいて、大入賞口13の開閉回数が同一で大入賞口13の開閉扉15の一回あたりの開成時間が異なる複数の特別遊技(各種大当たり、及び小当たり)を実行可能に構成されている。即ち、本実施形態のパチンコ遊技機は、大当たりのラウンド数が全て同じであれば、大当たりのラウンド数を表示しなくても良いという規定、或いは大当たりのラウンド数が全て同じであればラウンド数を表示しても大当たりの種別が分からないという点に着目し、ラウンド数が同じでも出球数の異なる複数種類の大当たりを設けるようにした点に特徴がある。また、本実施形態では、大当たりと同じラウンド数の小当たりを設けるようにした点に特徴がある。
図6は、本実施形態のパチンコ遊技機に設けられている大当たりの種類と、各大当たり又は小当たりにおける大入賞口の開成タイミングを示した図である。
以下、図6を参照して本実施形態のパチンコ遊技機が実行可能な大当たり遊技について説明する。
本実施形態のパチンコ遊技機は、図6に示すように、大入賞口13の開閉扉15の開閉回数が15回(例えば、15ラウンド)で大入賞口13の開閉扉15の一回あたりの最大開成時間が長い第1の時間(例えば30秒)とされる大当たりA(第1の特別遊技)を実行可能とされる。大当たりAは、従来の15ラウンド大当たり(本実施形態の第1の高確率時短付長当たり又は第1の通常時短付長当たり)に相当するものである。
また、本実施形態のパチンコ遊技機は、同じく大入賞口13の開閉扉15の開閉回数が15回で、大入賞口13の開閉扉15の一回あたりの最大開成時間として、少なくとも1回、第1の時間(例えば30秒)より極めて短い第2の時間(例えば0.052秒)を含む第2の特別遊技を実行可能である。
第2の特別遊技としては、例えば図6に示す大当たりB1、大当たりB2、大当たりC、大当たりDがある。
大当たりB1は、例えば大入賞口13の開閉扉15の開閉動作開始から第1の回数である7ラウンド目までは大入賞口13の開閉扉15の開成時間を第1の時間とし、次の8ラウンド目から最終の15ラウンド目までは大入賞口13の開閉扉15の開成時間を第2の時間とした大当たり(長当たり)である。このような大当たりB1は、従来の7ラウンド大当たり(本実施形態の第2の高確率時短付長当たり又は第2の通常時短付長当たり)に相当する大当たりを15ラウンド大当たりにより実現することができる。
大当たりB2は、例えば、大入賞口13の開閉扉15の開閉動作開始から第2の回数である8ラウンド目までは大入賞口13の開閉扉15の開成時間を第2の時間(例えば、0.052秒)とし、次の9ラウンド目から最終の15ラウンド目までは大入賞口13の開閉扉15の開成時間を第1の時間(例えば30秒)とした大当たり(長当たり)である。このような大当たりB2も、従来の7ラウンド大当たり(本実施形態の第2の高確率時短付長当たり、又は第2の通常時短付長当たり)に相当する大当たりを15ラウンド大当たりにより実現することができる。
大当たりCは、大入賞口13の開閉扉15の開閉動作開始から15ラウンドまでのうち、少なくとも1回、例えば8ラウンド目については大入賞口13の開閉扉15の開成時間を第2の時間とした大当たり(長当たり)である。このような大当たりCは、従来の15ラウンド大当たりに比べて1ラウンド分の出球が少ないものの、従来の15ラウンド大当たりとほぼ同じ14ラウンド大当たり(本実施形態の第3の高確率時短付長当たり又は第3の通常時短付長当たり)を15ラウンド大当たりにより実現することができる。
大当たりDは、大入賞口13の開閉扉15の開閉回数を15ラウンドとし、大入賞口13の開閉扉15の一回あたりの開成時間を全て第2の時間(例えば0.052秒)とした大当たり(短当たり)である。このように大当たりDを構成すれば、従来の2ラウンド大当たり(本実施形態の高確率時短付短当たり(突確大当たり)、通常時短付短当たり(突時大当たり)、高確率時短無し短当たり(潜伏確変大当たり)、通常時短無し短当たり(突通大当たり))に相当する大当たりを15ラウンド大当たりにより実現することができる。
さらに、本実施形態のパチンコ遊技機は、大入賞口13の開閉扉15の開閉回数を15ラウンドとし、大入賞口13の開閉扉15の一回あたりの開成時間が全て第2の時間であり、所定回数の大入賞口13の開閉扉15の開閉動作の前後で遊技状態が変化しない小当たり(第3の特別遊技)を実行可能とされる。このように小当たりを構成すれば、従来の2Rの小当たりを15Rで実現することができる。
このように構成すれば、全ての大当たりのラウンド回数を同一の15ラウンドに設定しつつ、1回の大当たりでの出球数に変化を与えることができるようになる。つまり、本実施形態のパチンコ遊技機は、大当たりのラウンド数を表示することなく、或いは表示したしても一定のラウンド数表示で出球の異なる複数種類の大当たりを実現することができる。
従って、例えば大当たりB1(従来の7R大当たり)に当選した場合、遊技者は時点X(8ラウンド目の大入賞口13の開閉扉が短時間で閉まった時点)まで、当選した大当たりが、大当たりA(従来の15R大当たり)であるか大当たりB1であるかわからないので、遊技者にドキドキ感のある大当たり遊技を提供することができる。
また、例えば大当たりB2(従来の7R大当たり)に当選した場合、遊技者は時点X(8ラウンド目までは当選した大当たりが短当たり又は小当たりであるか、大当たりB2であるかわからないので、遊技者にドキドキ感のある大当たり遊技を提供することができる。
また、例えば大当たりC(従来の15R大当たりに相当)に当選した場合、遊技者は時点X(8ラウンド目の大入賞口13の開閉扉15が短時間で閉まった時点)で、遊技者は一旦比較的出球少ない大当たりBであると認識するもの、次のラウンドの時点Y(9ラウンド目の大入賞口13の開閉扉15の開成時間が長いことを遊技者が把握した時点)で、あたかも再度出球のある大当たりラウンドが復活したかような印象を与えることができる。よって、遊技者にドキドキ感のある大当たり遊技を提供することができる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機は、大入賞口13の開閉扉15の開閉回数を15ラウンドとし、大入賞口13の開閉扉15の一回あたりの開成時間を第2の時間(例えば0.052秒)とした小当たり(第3の特別遊技)を実行可能とされる。
このように小当たりを構成すれば、従来の2ラウンド小当たりを15ラウンド小当たりにより実現することができるので、例えば、上記した本実施形態の潜伏確変大当たり(高確率時短無し短当たり)と共に備えることで、従来同様、外見上からは当選した特別遊技が潜伏確変大当たりであるか、小当たりであるか判断できなくなり、その後の遊技状態を遊技者に推測させるというゲーム性を実現することができる。更に、本実施形態のパチンコ遊技機のように大当たりラウンド数を報知するラウンド報知ランプを設けないように構成すると、従来のパチンコ遊技機ではラウンド報知ランプにより可能であった潜伏確変大当たりと小当たりの判別もできなくなるため、遊技者に遊技状態を推測させるゲームのドキドキ感をより一層高めることができる。
なお、本実施形態では、大当たり全体のラウンド回数を15ラウンドとして説明した。また大入賞口13の開閉扉15の開成時間が第1の時間と長いラウンド回数を、大当たりAでは15R、大当たりB1、B2では7R、大当たりCでは14R、大当たりD、及び小当たりでは0Rとして説明したが、これはあくまでも一例であり、全体のラウンド回数や、大入賞口13の開閉扉15の開成時間が長いラウンドのラウンド回数や、大入賞口13の開閉扉15の開成時間が第2の時間と極端に短いラウンドのラウンド回数、或いは開閉扉15の開成時間が第1の時間とされるラウンドと第2の時間とされるラウンドの組み合わせ等は適宜設定可能である。また大入賞口13の開閉扉15の開成時間である第1の時間、及び第2の時間も適宜設定可能である。
以下、これまで説明した本実施の形態のパチンコ遊技機の動作を実現するために遊技制御装置の遊技制御基板111が実行する処理の一例について説明する。なお、以下に説明する処理は、遊技制御基板111のCPU112がROM113に格納されている各種プログラムを実行することにより実現できる。
[タイマ割込処理]
図7は、CPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、割込処理として、乱数更新処理(S1)、始動SW処理(S2)、ゲートSW処理(S3)、特別図柄処理(S4)、普通図柄処理(S5)、大入賞口処理(S6)、電チュー処理(S7)、賞球処理(S8)、出力処理(S9)を行った後、繰り返し初期値乱数の更新を行う(S10)を行う。
以下、本実施形態のパチンコ遊技機のCPUがタイマ割込処理において実行する特徴的な処理について説明する。
[上始動SW処理]
図8は、上始動SW処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、上始動SW14aがONであるか否かの判別を行い(S21)、上始動SW14aがONであると判別した場合は、上始動SW14aの保留個数U1が、U1<4であるか否かの判別を行う(S22)。保留個数U1が「4」より小さい場合は、保留個数U1に「1」を加算する(S23)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に設けられている記憶領域にそれぞれ格納する(S24)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S25)、上始動SW処理を終了する。なお、ステップS22において、保留個数U1が「4」であると判別した場合は、ステップS25に移行して、賞球3個コマンドをセットして上始動SW処理を終了する。また、ステップS21において、上始動SW14aがONでないと判別した場合は、そのままメイン処理に戻る。
[下始動SW処理]
図9は、下始動SW処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、下始動SW14bがONであるか否かの判別を行い(S31)、下始動SW14bがONであると判別した場合は、下始動SW14bの保留個数U2が、U2<4であるか否かの判別を行う(S32)。保留個数U2が「4」より小さい場合は、保留個数U2に「1」を加算する(S33)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に設けられている記憶領域にそれぞれ格納する(S34)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S35)、下始動SW処理を終了する。なお、ステップS32において、保留個数U2が「4」であると判別した場合は、ステップS35に移行して、賞球3個コマンドをセットして下始動SW処理を終了する。また、ステップS31において、下始動SW14bがONでないと判別した場合は、そのままメイン処理に戻る。
[ゲートSW処理]
図10は、ゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、始動ゲート12の始動ゲートSW12aがONであるか否かの判別を行い(S41)、始動ゲートSW12aがONであると判別した場合は、始動ゲートSW12aのゲート通過回数Gが、G<4であるか否かの判別を行う(S42)。ゲート通過回数Gが「4」より小さい場合は、ゲート通過回数Gに「1」を加算し(S43)、普通図柄の当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S44)、ゲートSW処理を終了する。一方、始動ゲートSW12aがONでない場合、或いはゲート通過回数Gが「4」であると判別した場合は、そのままゲートSW処理を終了する。
[特別図柄変動処理]
図11は、特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、特別遊技中であるか否かの判別を行い(S101)、特別遊技中でないと判別した場合は、第1特別図柄表示器21の第1特別図柄、又は第2特別図柄表示器22の第2特別図柄が変動表示中であるか否かの判別を行う(S102)。第1又は第2特別図柄が変動表示中であると判別した場合は、次に第1又は第2特別図柄の変動時間が終了したか否かの判別を行い(S103)、第1又は第2特別図柄の変動時間が終了したと判別した場合は、第1特別図柄表示器21の第1特別図柄、又は第2特別図柄表示器22の第2特別図柄の変動を停止させて表示する(S104)。この後、変動時間をリセットし(S105)、後述する停止中処理(S106)を実行して、特別図柄変動処理を終了する。
一方、ステップS102において、第1又は第2特別図柄が変動表示中でないと判別した場合は、次に優先的に消化する下始動SW14bの保留個数U2が、U2≧1であるか否かの判別を行い(S107)、保留個数U2が≧1であると判別した場合は、保留個数U2を「1」減算する(S108)。
この後、RAM114の記憶領域に記憶されたデータ(各種乱数値)を1つ前の記録領域にシフトさせる(S109)。例えば、下始動SW用の記憶領域として第1〜第4の記憶領域がRAM114に設けられている場合は、第4記憶領域に記憶されたデータを第3記憶領域にシフトさせ、第3記憶領域に記憶されたデータを第2記憶領域にシフトさせ、第2記憶領域に記憶されたデータを第1記憶領域にシフトさせる。そして第1記憶領域に記憶されたデータを所定の処理領域に書き込むようにする。
また、ステップS107において、保留個数U2が≧1でないと判別した場合は、次に上始動SW13aの保留個数U1が、U1≧1であるか否かの判別を行い(S110)、保留個数U1が≧1であると判別した場合は、保留個数U1を「1」減算する(S111)。この後、ステップS109において、RAM114の記憶領域に記憶されたデータ(各種乱数値)を1つ前の記録領域にシフトさせる(S109)。例えば、上始動SW用の記憶領域として第1〜第4の記憶領域がRAM114に設けられている場合は、上記同様、第4記憶領域に記憶されたデータを第3記憶領域にシフトさせ、第3記憶領域に記憶されたデータを第2記憶領域にシフトさせ、第2記憶領域に記憶されたデータを第1記憶領域にシフトさせる。そして第1記憶領域に記憶されたデータを所定の処理領域に書き込むようにする。
次に、所定の処理領域に書き込まれたデータに基づいて大当たり判定処理を実行する(S112)。大当たり判定処理を実行後は、変動パターン選択処理を実行する(S113)。変動パターン選択処理を実行後は、演出実行コマンドをセットし(S114)、第1特別図柄表示器21、または第2特別図柄表示器22の変動表示を開始させる(S115)。この後、変動時間の計測を開始して(S116)、特別図柄変動処理を終了する。
なお、ステップS101において特別遊技中であると判別した場合、ステップS103において変動時間が終了していないと判別した場合、或いはステップS110において、保留個数U1が≧1でないと判別した場合は、特別図柄変動処理を終了する。
[大当たり判定処理]
図12は、大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、RAM114に記憶されている高確率遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S201)、高確率遊技フラグがONであると判別した場合は、RAM114に展開した高確率時乱数判定テーブルを選択し(S202)、高確率遊技フラグがONでないと判別した場合は、RAM114に展開した低確率時乱数判定テーブルを選択する(S203)。
次に、CPU112は、大当たり乱数の判定を行い(S204)、続くステップS205において、大当たり乱数から大当たりであるか否かの判別を行う。ここで、大当たりと判別した場合は、大当たり図柄乱数の判定を行い(S206)、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22に大当たり図柄をセットする(S207)。この後、大当たり判定処理を終了する。
一方、ステップS205において、大当たりでないと判別した場合は、ステップS208において、大当たり乱数により小当たりであるか否かの判別を行う(S208)。ここで、小当たりと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22に小当たり図柄をセットし(S209)、小当たりでない判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にハズレ図柄をセットする(S210)。この後、大当たり判定処理を終了する。
[変動パターン選択処理]
図13は、変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、大当たり図柄に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い(S301)、大当たりであると判別した場合は、大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S302)。
一方、ステップS301において、大当たりでないと判別した場合は、次に大当たり図柄に基づいて小当たりであるか否かの判別を行い(S303)、小当たりであると判別した場合は、小当たり用テーブルをRAM114にセットする(S304)。また、ステップS303において、小当たりでないと判別した場合は、次にリーチ乱数の判定を行い(S305)、リーチ乱数によりリーチ有りか否かの判別を行う(S306)。ここで、リーチ有りと判別した場合は、リーチ用テーブルをRAM114にセットし(S307)、リーチ無しと判別した場合は、ハズレ用テーブルをRAM114にセットする(S308)。
次に、CPU112は、セットしたテーブルの中から変動乱数を取得してRAM114に格納した後(S309)、変動乱数の判別を行い(S310)、その変動乱数に応じた変動パターンをセットする(S311)。この後、変動パターン選択処理を終了する。
[変動停止中処理]
図14は、変動停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされた第1又は第2特別図柄により大当たりであるか否かの判別を行い(S401)、大当たりであると判別した場合は、大当たり図柄が高確率当たりであるか否かの判別を行う(S402)。つまり、ここでは、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている第1又は第2特別図柄が「第1〜第3の高確率時短付長当たり」、「高確率時短付短当たり」「高確率時短無し短当たり」のいずれかであるか判断する。
ステップS402において、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている第1又は第2特別図柄が高確率当たりであると判別した場合は、RAM114の高確率遊技フラグをONにする(S403)。また、ステップS402において、セットされている第1又は第2特別図柄が高確率当たりでないと判別した場合、つまり、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている特別図柄が「第1〜第3の通常時短付長当たり」「通常時短付短当たり」「通常時短無し短当たり」のいずれかであると判別した場合は、RAM114に設けられている高確率遊技フラグをOFFにする(S404)。
次に、CPU112は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている第1又は第2特別図柄が時短付き当たりであるか否かの判別を行う(S405)。つまり、セットされている特別図柄が「第1〜第3の高確率時短付長当たり」「第1〜第3の通常時短付長当たり」「高確率時短付短当たり」「通常時短付短当たり」であるか判断する。
ステップS405において、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている第1又は第2特別図柄が時短付き当たりであると判別した場合は、RAM114に設けられている時短遊技フラグをONにし(S406)、時短遊技状態の変動回数Jとして「100」を記憶する(S407)。
一方、ステップS405において、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされている第1又は第2特別図柄が時短付き当たりでない判別した場合、つまり、セットされている特別図柄が「高確率時短無し短当たり]または「通常時短無し短当たりであると判別した場合は、RAM114に設けられている時短遊技フラグをOFFにし(S408)、時短遊技状態の変動回数Jをリセットする(S409)。つまり、変動回数Jに「0」を記憶する。
次に、CPU112は、大当たりが長当たりであるか否かの判別を行う(S410)。つまり、セットされている特別図柄が「第1〜第3の高確率時短付長当たり」または「第1〜第3の通常時短付長当たり」であるか否かの判別を行う。その結果、長当たりであると判別した場合は、RAM114に設けられている長当たり遊技開始フラグをONにする(S411)。一方、長当たりでないと判別した場合は、RAM114に設けられている短当たり遊技開始フラグをONにする(S412)。
また、ステップS401において、大当たりでないと判別した場合は、次にRAM114に記憶されている時短遊技フラグがONであるか否かの判別を行う(S413)。ここで、時短遊技フラグがONであると判別した場合、つまり、現在の遊技状態が時短遊技状態である場合は、RAM114に記憶されている時短遊技状態の残り変動回数Jから「1」を減算した演算値を、新たな残り変動回数JとしてRAM114に記億する(S414)。
次に、CPU112は、変動回数Jが「0」であるか否かの判別を行い(S415)、変動回数Jが「0」であれば、時短遊技状態における特別図柄の変動表示が100回行われたことを意味するので、RAM114の時短遊技フラグをOFFにする(S416)。
次に、CPU112は、セットされている特別図柄が「小当たり」であるか否かの判別を行い(S417)、小当たりであると判別した場合は、RAM114に設けられている小当たり遊技開始フラグをONにし(S418)、小当たりでないと判別した場合は、変動停止中処理を終了する。
[大入賞口処理]
図15は、大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、RAM114に設けられている大当たり遊技開始フラグがONであるか否かの判別を行い(S501)、大当たり遊技開始フラグがONであると判別した場合は、大当たり遊技処理を実行する(S502)。一方、ステップ501において、大当たり遊技開始フラグがONでないと判別した場合は、次に小当たり遊技開始フラグがONであるか否かの判別を行い(S503)、小当たり遊技開始フラグがONであると判別した場合は、小当たり遊技処理を実行する(S504)。上記大当たり遊技処理、又は小当たり遊技処理の実行後は、大入賞口処理を終了する。また、ステップS503において、小当たり遊技開始フラグがONでないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
[大当たり遊技処理]
図16は、大当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、遊技制御基板111から演出制御基板120に対して大当たり遊技の開始情報であるオープニングコマンドが既に送信されているか否かの判別を行う(S601)。ステップS601において、オープニングコマンドがまだ送信されていないと判別した場合は、演出制御基板120に送信するオープニングコマンドをセットする(S602)。この後、オープニング時間の計測を開始して(S603)、大当たり遊技処理を終了する。
一方、ステップS601において、オープニングコマンドが既に送信されていると判別した場合は、現在オープニング中であるか否かの判別を行い(S604)、オープニング中であると判別した場合は、予め設定されたオープニング時間を経過したか否かの判別を行う(S605)。その結果、予め設定されたオープニング時間を経過していないと判別した場合には、大当たり遊技処理を終了する。
一方、オープニング時間を経過したと判別した場合には、RAM114に記憶されている大入賞口13の入球数(C)をリセットする(S606)。
次に、CPU112は、RAM114に記憶されている大当たりのラウンド回数(R)に「1」を加算して記憶する(S607)。この後、演出制御基板120に対してラウンド開始情報を送信するためにラウンド開始コマンドをセットする(S608)。
次に、CPU112は、大入賞口13を開放するために大入賞口13を開閉する大入賞口ソレノイド13bを通電する(S609)。このとき、CPU112は、RAM114に記憶されている長当たり遊技開始フラグがONされている場合には、大入賞口ソレノイド13bの通電時間を30秒に設定する。またRAM114に記憶されている短当たり遊技開始フラグがONされている場合には、大入賞口ソレノイド13bの通電時間を0.052秒に設定する。この後、CPU112は、大入賞口13の開放時間の計測を開始して(S610)、大当たり遊技処理を終了する。
一方、ステップS604において、オープニング中ではないと判別した場合には、現在の遊技状態がラウンド遊技とラウンド遊技との間に設定された休止時間であるインターバル中であるか否かの判別を行う(S611)。ここで、インターバル中と判別した場合には、ステップS605に移行し、予め設定されたインターバル時間を経過したか否かの判別を行う。その結果、予め設定されたインターバル時間を経過していないと判別した場合には、大当たり遊技処理を終了し、インターバル時間を経過している場合には、ステップS606に進む。
また、ステップS611において、インターバル中ではないと判別した場合には、現在の遊技状態が予め設定されたラウンド遊技を全て終了した後のエンディング中であるか否かの判別を行う(S612)。ここで、エンディング中であると判別した場合には、ステップ624において、設定されたエンディング時間を経過したか否かの判別を行い、設定時間を経過したと判断した場合には、RAM114に記憶されている大当たり遊技開始フラグ(長当たり遊技開始フラグ又は短当たり遊技開始フラグ)をOFFにして(S625)、大当たり遊技処理を終了する。一方、ステップS624において、設定時間を経過していないと判別した場合には、そのまま大当たり遊技処理を終了する。
これに対して、ステップS612において、エンディング中では無いと判別した場合、即ち、大入賞口13が開放中である場合には、大入賞口SW13aがONしているか否かの判別を行い(S613)、大入賞口SW13aがONの場合には、大入賞口13の入球数(C)に「1」を加算して記憶する(S614)。
次に、CPU112は、大入賞口13の開放が設定された開放時間、換言すれば、大入賞口ソレノイド13bの通電時間を経過したか否かの判別を行う(S615)。その結果、設定時間を経過したと判別した場合には、ステップS617に移行して、大入賞口ソレノイド13bの通電を停止する(S617)。また、大入賞口13の開放が設定された開放時間内であっても、大入賞口13に所定個数(例えば9個)の遊技球が入球した場合(S616)には、ステップS617に移行して大入賞口ソレノイド13bの通電を停止する。なお、設定時間が経過しておらず、且つ、大入賞口13の入球数(C)が所定個数に達していない場合には、そのまま大当たり遊技処理を終了する。
ステップS617において、大入賞口ソレノイド13bの通電を停止したら、次にRAM114に記憶されたラウンド遊技回数(R)が最大であるか否かの判別を行う。本実施形態では、長当たり遊技及び短当たり遊技のいずれの場合も同一のラウンド遊技回数(R)15回であるため、ラウンド遊技回数(R)が15回であるか否かを判断する。
ステップS618において、ラウンド遊技回数(R)は最大でないと判別した場合は、インターバル時間をセットして(S619)、インターバル時間の計測を開始する(S620)。なお、本実施形態においては、長当たり遊技と短当たり遊技のラウンド遊技回数(R)が同じであるため、大当たり遊技が長当たり遊技の場合のインターバル時間と、短当たり遊技の場合のインターバル時間を異なる時間に設定することが可能である。
上記ステップS618において、ラウンド遊技回数(R)が最大に達したと判別した場合には、ラウンド遊技回数(R)をリセットする(S621)。この後、大当たり遊技終了の情報を演出制御基板120に送信するためにエンディングコマンドをセットする(S622)。この後、エンディング時間の計測を開始して(S623)、ステップS624に進む。
[小当たり遊技処理]
図17は、小当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、遊技制御基板111から演出制御基板120に対して小当たり遊技の開始情報であるオープニングコマンドが既に送信されているか否かの判別を行う(S701)。ステップS701において、オープニングコマンドがまだ送信されていないと判別した場合は、演出制御基板120に送信するオープニングコマンドをセットする(S702)。この後、オープニング時間の計測を開始して(S703)、小当たり遊技処理を終了する。
一方、ステップS701において、オープニングコマンドが既に送信されていると判別した場合は、現在オープニング中であるか否かの判別を行い(S704)、オープニング中であると判別した場合は、予め設定されたオープニング時間を経過したか否かの判別を行う(S705)。その結果、予め設定されたオープニング時間を経過していないと判別した場合には、小当たり遊技処理を終了する。
一方、オープニング時間を経過したと判別した場合には、大入賞口ソレノイド13bを通電制御するためのコマンドをセットする(S706)。このコマンドは、大入賞口ソレノイド13bに対して、所定時間(例えば0.052秒間)の通電を所定のインターバルをもって15回行う命令である。つまり、上記大当たり遊技処理と異なり、小当たり遊技処理においては、大入賞口ソレノイド13bに対する制御、即ち大入賞口13の開閉動作が一連の動作として行われることになる。
上記ステップS706において、大入賞口ソレノイド13bを通電制御するためのコマンドをセット後は、大入賞口作動時間の計測を開始して(S707)、小当たり遊技処理を終了する。
一方、ステップS704において、オープニング中ではないと判別した場合には、現在の遊技状態が予め設定された大入賞口13の開閉制御を終了した後のエンディング中であるか否かの判別を行う(S707)。ここで、エンディング中であると判別した場合には、ステップ717において、設定されたエンディング時間を経過したか否かの判別を行い、設定時間を経過したと判断した場合には、RAM114に記憶されている小当たり遊技開始フラグをOFFにして(S718)、小当たり遊技処理を終了する。一方、ステップS717において、設定時間を経過していないと判別した場合には、そのまま小当たり遊技処理を終了する。
これに対して、ステップS708において、エンディング中では無いと判別した場合、即ち、大入賞口13が連続作動中である場合には、大入賞口SW13aがONしているか否かの判別を行い(S709)、大入賞口SW13aがONの場合には、大入賞口13の入球数(C)に「1」を加算して記憶する(S710)。
次に、CPU112は、大入賞口13の作動時間が予め設定された作動時間を経過したか否かの判別を行う(S711)。ここで言う作動時間とは、一連の動作により行われる大入賞口13の開閉動作時間の合計である。
ステップS711において、大入賞口13の作動時間を経過したと判別した場合には、ステップS713に移行して、大入賞口ソレノイド13bの制御を終了する(S713)。また、大入賞口13が作動時間内であっても、大入賞口13に所定個数(例えば9個)の遊技球が入球した場合(S712)には、ステップS713に移行して、大入賞口ソレノイド13bの制御を終了する。なお、作動時間が経過しておらず、且つ、大入賞口13の入球数(C)が所定個数に達していない場合には、そのまま小当たり遊技処理を終了する。
ステップS713において、大入賞口ソレノイド13bの制御を終了したら、次にRAM114に記憶された大入賞口13の入球数(C)をリセットする(S714)。この後、小当たり遊技終了の情報を演出制御基板120に送信するためにエンディングコマンドをセットして(S715)、エンディング時間の計測を開始して(S716)、ステップS717に進む。
このような処理を実行すれば、上記した本実施の形態のパチンコ遊技機の動作を実現することができる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の一例を示した正面図である。 本実施形態のパチンコ遊技機の動作制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 遊技制御基板において大当たり乱数を取得するための大当たり乱数テーブルの一例を示した図である。 遊技制御基板において大当たり図柄乱数を取得するための大当たり図柄乱数テーブルの一例を示した図であり、(a)は上始動口に遊技球が入球した時に大当たり図柄乱数を取得するための大当たり図柄乱数テーブル、(b)は下始動口に遊技球が入球した時に大当たり図柄乱数を取得するための大当たり図柄乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。 遊技制御基板においてリーチ乱数を取得するためのリーチ乱数テーブルの一例を示した図である。 本実施形態のパチンコ遊技機に設けられている大当たりの種類と、各大当たり又は小当たりにおける大入賞口の開成タイミングを示した図である。 CPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 上始動SW処理の一例を示したフローチャートである。 下始動SW処理の一例を示したフローチャートである。 ゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。 特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。 大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。 変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。 変動停止中処理の一例を示したフローチャートである。 大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。 大当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。 小当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。
1…パチンコ遊技機、9…図柄演出表示装置、10…普通図柄表示器、13…大入賞口、15…開閉扉、21…第1特別図柄表示器、22…第2特別図柄表示器、24…第1特別図柄保留ランプ、25…第2特別図柄保留ランプ、26…普通図柄保留ランプ、111…遊技制御基板、112…CPU、113…ROM、114…RAM

Claims (6)

  1. 始動条件の成立に伴って乱数値の抽選を行い、該抽選結果に基づいて大入賞口を開閉動作させる特別遊技を実行する制御手段を備えたパチンコ遊技機において、
    前記制御手段は、前記乱数値の抽選結果に基づいて、前記大入賞口の開閉扉の開閉回数が同一で、前記大入賞口の開閉扉の一回あたりの開成時間が異なる複数の特別遊技を実行可能であることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記制御手段は、前記大入賞口の開閉扉の開閉回数が所定回数で、前記大入賞口の一回あたりの最大開成時間が第1の時間とされる第1の特別遊技と、
    前記大入賞口の開閉扉の開閉回数が所定回数で、前記大入賞口の一回あたりの最大開成時間として、少なくとも1回、前記第1の時間より短い第2の時間を含む第2の特別遊技と、
    を実行可能であることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記制御手段は、前記第2の特別遊技として、前記大入賞口の開閉動作開始から第1の回数まで前記大入賞口の一回あたりの最大開成時間を前記第1の時間とし、前記第1の回数以降から所定回数まで前記大入賞口の開閉扉の一回あたりの最大開成時間を前記第2の時間とした特別遊技を実行可能であることを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記制御手段は、前記第2の特別遊技として、前記大入賞口の開閉動作開始から第2の回数まで前記大入賞口の一回あたりの最大開成時間を前記第2の時間とし、前記第2の回数以降から所定回数まで前記大入賞口の開閉扉の一回あたりの最大開成時間を前記第1の時間とした特別遊技を実行可能であることを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記制御手段は、前記第2の特別遊技として、前記大入賞口の開閉扉の開閉回数を所定回数とし、前記大入賞口の開閉扉の一回あたりの最大開成時間が全て前記第2の時間とした特別遊技を実行可能であることを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記制御手段は、前記大入賞口の開閉扉の一回あたりの最大開成時間が全て前記第2の時間であり、前記所定回数の大入賞口の開閉扉の開閉動作の前後で遊技状態が変化しない第3の特別遊技を実行可能であることを特徴とする請求項5記載のパチンコ遊技機。
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