JP5502710B2 - 工具経路作成方法及び工具経路作成装置 - Google Patents
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しかしながら、このような検証システムを別途構築することは、プログラムの開発に多くの時間と費用が必要である。
図6は、直方体状の被加工物を加工した後の形状を示す外観斜視図である。被加工物Mは、上面A及びその半分の高さの段差面Bが形成されており、上面Aと段差面Bとの間の側面には半円柱状に削除されて形成された曲面Cが形成されている。また、段差面Bには、下方に向かって半円柱状に削除されて形成された曲面Dが形成されている。ここで、曲面Cの加工半径は、曲面Dの加工半径よりも大きくなるように設定されている。
図7Bに示すように、工具T1を用いて経路P01で示す等高線加工により被加工物Mの上面の除去加工が行われ、上面Aが形成される。次に、図8Bに示すように、工具T1を用いて経路P02で示す等高線加工により側面の除去加工が行われて段差面Bが形成される。次に、図9Bに示すように、中径の工具T2を用いて経路P03で示す等高線加工により除去加工が行われて曲面Cが形成される。
この曲線Dの加工は被加工物Mの姿勢を変更して行う。即ち、図11Aに示すように、被加工物Mの加工姿勢を変更した後、図11Bに示すように、小径の工具T3を用いて等高線加工により段差面Bの除去加工により曲面Dが形成される。
以上の加工工程を経て、図12に示す被加工物M、即ち、図6に示す形状に除去加工された被加工物Mが得られる。
本発明に係る工具経路作成装置は、所望の形状データに基づいて被加工物の加工姿勢を変更して除去加工するための工具経路を作成する工具経路作成装置において、所望の形状データ及び工具経路の作成に必要なパラメータを入力する入力部と、入力された前記形状データ及び前記パラメータを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されたデータに基づいて加工領域を決定して工具経路を作成する処理部とを備え、前記処理部は、加工姿勢を変更する直前の被加工物の加工に用いた工具により、前記加工姿勢で行った工具による全加工工程を仮想的に繰り返して仮想工具経路データを作成する仮想工具経路データ作成手段と、前記仮想工具経路データに基づいて作成された変更する直前の被加工物の加工形状データを用いて加工姿勢の変更後の工具経路データを作成する経路データ作成手段とを備えたことを特徴とする。さらに、前記経路データ作成手段は、前記加工形状データを用いて加工姿勢変更後の削り残し部分のみに対する工具経路データを作成することを特徴とする。
まず、図1に示すように、直方体状の被加工物Mに対して大径の工具T1による工具経路データを作成する。この加工工程では、被加工物Mの上面を所望の厚さだけ等高線加工により除去加工して、上面Aを形成する(図1A参照)。そのため、被加工物Mの上面に沿って1往復する経路P10、及び経路P10の下方で同様に1往復する経路P11が作成される。
そこで、本実施形態では、加工姿勢の変更直前の加工工程で用いた中径の工具T2により、別の工具T1を含め、当該加工姿勢においてこれまで被加工物Mに対し工具で行った全加工工程を仮想的に繰り返し行い、その仮想工程に基づいて仮想工具経路データを作成し、その仮想工具経路データを参照することで、加工姿勢変更前の実際の加工形状データに即した加工形状データを得ることができ、この加工形状データを用いて加工姿勢変更後において無駄のない適切な工具経路データが得られるようにした。
以上のような経路P30からP33に沿って中径の工具T2を動作させて等高線加工を行う仮想工程を設定することで、実際に行われたこれまでの加工工程で作成されたものと同様の被加工物Mの加工形状のデータを得ることができる。
(1)加工姿勢変更前の加工工程での削り残しを想定することなく工具経路データの作成処理を行うため、作成処理負担を大幅に軽減することができる。
(2)仮想工程により加工姿勢変更前の加工形状を想定して加工姿勢変更後の工具経路を作成するため、想定外の削り残しが発生することがなくなり、安全な工具経路を作成することができる。
(3)加工姿勢変更後に必要となる削り残し部分についてのみ工具経路を作成するため、無駄のない動作で工具を動作させて適切な加工条件に基づく工具経路を作成することができる。
(4)別途シミュレーションを行うことなく除去加工を実施することができるので、シミュレーションシステムによる検査工程を省略することが可能となる。
(5)上記仮想工程による工具経路データ作成を行うための一連の工具経路データ作成手順を自動的に行うようにシステム化することで、工具経路データ作成時の作業負担を軽減することができる。
上記各部の機能は、必要なプログラムをパソコン等のコンピュータに読み込ませて実現することができる。
仮想データ作成部100aでは、加工工程において加工姿勢変更が設定されている場合に、加工姿勢変更直前の加工工程で用いた工具によりそれまでの加工工程で形成された加工形状をなぞるように等高線加工で作成する仮想工具経路データを作成し、仮想工具経路データに基づいて加工姿勢変更直前の加工形状データを作成する。
Claims (4)
- 所望の形状データに基づいて被加工物の加工姿勢を変更して除去加工するための工具経路を作成する工具経路作成方法であって、
前記加工姿勢を変更する直前の被加工物の加工に用いた工具により、前記加工姿勢で行った工具による全加工工程を仮想的に繰り返して仮想工具経路データを作成し、前記仮想工具経路データに基づいて作成された変更する直前の被加工物の加工形状データを用いて加工姿勢の変更後の工具経路データを作成することを特徴とする工具経路作成方法。 - 前記加工形状データを用いて加工姿勢変更後の削り残し部分のみに対する工具経路データを作成することを特徴とする請求項1に記載された工具経路作成方法。
- 所望の形状データに基づいて被加工物の加工姿勢を変更して除去加工するための工具経路を作成する工具経路作成装置において、所望の形状データ及び工具経路の作成に必要なパラメータを入力する入力部と、入力された前記形状データ及び前記パラメータを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されたデータに基づいて加工領域を決定して工具経路を作成する処理部とを備え、
前記処理部は、加工姿勢を変更する直前の被加工物の加工に用いた工具により、前記加工姿勢で行った工具による全加工工程を仮想的に繰り返して仮想工具経路データを作成する仮想工具経路データ作成手段と、前記仮想工具経路データに基づいて作成された変更する直前の被加工物の加工形状データを用いて加工姿勢の変更後の工具経路データを作成する経路データ作成手段とを備えたことを特徴とする工具経路作成装置。 - 前記経路データ作成手段は、前記加工形状データを用いて加工姿勢変更後の削り残し部分のみに対する工具経路データを作成することを特徴とする請求項3に記載された工具経路作成装置。
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JP2010262794A JP5502710B2 (ja) | 2010-11-25 | 2010-11-25 | 工具経路作成方法及び工具経路作成装置 |
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