JP5502205B2 - 立体撮像装置および立体撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は立体撮像装置および立体撮像方法に係り、特に撮影レンズの2方向の異なる領域を通過した被写体像をそれぞれ撮像素子に結像させ、異なる視点画像を取得する技術に関する。
従来、単眼立体撮像装置として、図11に示す光学系を有するものが知られている(特許文献1)。
この光学系は、メインレンズ1およびリレーレンズ2の左右方向の異なる領域を通過した被写体像をミラー4により瞳分割し、それぞれ結像レンズ5、6を介して撮像素子7、8に結像させるようにしている。
図12(A)〜(C)は、それぞれ前ピン、合焦(ベストフォーカス)、および後ピンの違いによる撮像素子に結像する像の分離状態を示す図である。なお、図12では、フォーカスによる分離の違いを比較するために、図11に示したミラー4を省略している。
図12(B)に示すように瞳分割された像のうちの合焦している像は、撮像素子上の同一位置に結像する(一致する)が、図12(A)および(C)に示すように前ピンおよび後ピンとなる像は、撮像素子上の異なる位置に結像する(分離する)。
従って、左右方向に瞳分割された被写体像を撮像素子7、8を介して取得することにより、被写体距離に応じて視点の異なる左視点画像および右視点画像(3D画像)を取得することができる。
特許文献2は複眼立体撮像装置の一例である。この撮像装置は、撮影した3D画像から手ぶれを測定し、手ぶれ補正量が所定量を超える場合に、立体視に不適であると判定し、撮影画像データを2Dデータ作成部に出力させる。
特許文献3は複眼立体撮像装置の手ぶれ補正機構の一例である。
特許文献4はステレオアダプタを装着した単眼カメラの手ぶれ補正機構の一例である。
特許文献5は光学式の手ぶれ補正機構を備えたカメラの一例である。ヨー方向の手ぶれ量ωxとピッチ方向の手ぶれ量ωyは、それぞれ、x方向の加速度a1x・a2xとy方向の加速度a1y・a2yとから、y軸回りの変位角θxと角速度ωx、x軸回りの変位角θyと角速度ωyを算出することで求められる。
被写体となる物体をズームレンズ等の光学系により撮像素子の撮像面上に結像した場合、撮像素子で撮像した像は元の物体に比べて光学系の収差の影響によりボケが生じ、画質が劣化することが知られている。この時の像による画像の強度分布gは、元の物体の輝度分布fと光学系の結像性能を表す点像強度分布hの畳み込み(Convolution )にノイズnが加わった
g=f*h+n (*は畳み込み積分) ・・・(A)
で表される。g、h、nを既知として、式(A)から元の物体の輝度分布fを求めることができる。このようにして、光学系のボケを信号処理により取り除き、理想的な像を得る技術は、像の「復元」、「逆畳み込み」、あるいは「デコンボリューション(Deconvolution )」と呼ばれている。点像強度分布(PSF)に基づく復元フィルタは、撮像時の画像の劣化に関する情報、例えば撮影条件(露光時間、露光量、被写体までの距離、焦点距離等)や撮像装置の特性情報(レンズの光学特性、撮像装置の識別情報等)等を考慮して生成される(特許文献6)。
ボケによる劣化モデルは、関数によって表現することができる。例えば、中心画素からの距離(像高)をパラメータとする正規分布でボケ現象を表現することができる(特許文献7)。
特許文献8は撮像装置の絞り制御の一例を示す。カメラは、電子ズームによる撮影時には、extra開放絞りを使用して、固体撮像素子への光量を増やすように制御される。これにより、シャッタスピードを高速化でき、手ぶれを防止することができる。また、撮影光学系の焦点距離がTELE側になるほど手ぶれしやすくなるが、低解像度で撮影した場合は、多少手ぶれしても目立たない場合がある。従って、手ぶれによる画像のボケ量(ぶれ量)を計算し、求めたボケ量と extra開放での像性能データと比較し、手ぶれによるボケ量の方が像性能の劣化の影響を上回る場合には、 extra開放絞りを利用して、シャッタスピードを速くし、手ぶれと像性能のバランスのとれたポイントで撮影する。
特表2009-527007号公報 特開2005-167310号公報 特開2008-20543号公報 特開2005-045328号公報 特開2010-136269号公報 特開2008-172321号公報 特開2000-020691号公報 特開2009-58966号公報
画像結像手段の異なる瞳位置を通過した画像情報を選択的に取得することで視差画像を撮像して立体画像を生成する単眼立体撮像装置においては、合焦位置の視差が0となり、非合焦位置ではデフォーカス量に応じた視差が生じる。そのため、撮影時のパン操作などによって生じるぶれによって、非合焦位置でのデフォーカス量が影響を受けるため、立体画像の視差量が変動する問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、撮影時のぶれ状態に対応して適切な立体画像を生成することを目的とする。
本発明は、被写体からの光束を瞳分割により2つの光束に分割し、2つの光束をそれぞれ対応する2つの光電変換素子群に結像して光電変換することで、視差を有する1対の画像を出力可能な撮像部と、撮像部の光電変換素子群に結像する光束の光量を調整可能な絞り部と、光束の光量を検出する光量検出部と、光量検出部の検出した光量に応じ、所望の視差が得られるよう絞り部の開放量を制御する第1の絞り制御を実行可能な絞り制御部と、撮像部による画像の撮影時における被写体像のぶれ量を検出するぶれ検出部と、を備え、絞り制御部はぶれ検出部の検出したぶれ量が大きいほど絞り部の開放量を第1の絞り制御に必要な開放量よりもさらに小さくする第2の絞り制御を実行する立体撮像装置を提供する。
ぶれ検出部の検出したぶれ量に応じて被写体像のぶれを光学的に補正するぶれ補正部と、ぶれ検出部の検出したぶれ量がぶれ補正部のぶれ補正可能な範囲内であるか否かを判定するぶれ量判定部を備え、絞り制御部は、ぶれ量判定部がぶれ量がぶれ補正可能な範囲外であると判定した場合、第2の絞り制御を実行する。
ぶれ補正部は、ぶれ量判定部がぶれ量がぶれ補正可能な範囲内であると判定した場合、被写体像のぶれを光学的に補正し、絞り制御部は、ぶれ量判定部がぶれ量がぶれ補正可能な範囲内であると判定した場合、第1の絞り制御を実行する。
被写体像のぶれ方向を検出するぶれ方向検出部と、ぶれ方向検出部の検出したぶれ方向が瞳分割の方向と一致するか否かを判定するぶれ方向判定部と、備え、絞り制御部は、ぶれ方向判定部がぶれ方向が瞳分割の方向と一致すると判定した場合、第2の絞り制御を実行する。
絞り制御部は、ぶれ方向判定部がぶれ方向が瞳分割の方向と不一致であると判定した場合、第1の絞り制御を実行する。
本発明は、立体撮像装置が、被写体からの光束を瞳分割により2つの光束に分割し、2つの光束をそれぞれ対応する2つの光電変換素子群に結像して光電変換することで、視差を有する1対の画像を出力するステップと、絞り部の開放量で光電変換素子群に結像する光束の光量を調整するステップと、光束の光量を検出するステップと、検出した光量に応じ、所望の視差が得られるよう絞り部の開放量を制御する第1の絞り制御を実行するステップと、画像の撮影時における被写体像のぶれ量を検出するステップと、検出したぶれ量が大きいほど絞り部の開放量を第1の絞り制御に必要な開放量よりもさらに小さくする第2の絞り制御を実行するステップと、を実行する立体撮像方法を提供する。
本発明は、立体撮像装置が、被写体からの光束を瞳分割により2つの光束に分割し、2つの光束をそれぞれ対応する2つの光電変換素子群に結像して光電変換することで、視差を有する1対の画像を出力するステップと、絞り部の開放量で光電変換素子群に結像する光束の光量を調整するステップと、光束の光量を検出するステップと、検出した光量に応じ、所望の視差が得られるよう絞り部の開放量を制御する第1の絞り制御を実行するステップと、画像の撮影時における被写体像のぶれ量を検出するステップと、検出したぶれ量が大きいほど絞り部の開放量を第1の絞り制御に必要な開放量よりもさらに小さくする第2の絞り制御を実行するステップと、を実行する立体撮像プログラムを提供する。
本発明は、ぶれ量が大きくなるほどより絞りを絞ることで、焦点深度を深くし、視差量を小さくすることで、ぶれが大きい時に立体効果を弱め、観察者に与える影響を小さくできる。
第1実施形態に係る単眼立体撮像装置のブロック図 瞳分割視差画像取得撮像素子CCDの構成例を示す図 主、副画素の1画素ずつを示した図 図3の要部拡大図 第1実施形態に係る撮像処理のフローチャート 絞りのF値により主画像と副画像の視差が変動する様子を示すイメージ図 第2実施形態に係る単眼立体撮像装置のブロック図 第2実施形態に係る撮像処理のフローチャート 第3実施形態に係る単眼立体撮像装置のブロック図 第3実施形態に係る撮像処理のフローチャート 従来の単眼立体撮像装置の一例を示す図 撮像素子に結像する像の分離状態を示す図
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係る単眼立体撮像装置1の実施の形態を示すブロック図である。
この単眼立体撮像装置1は、撮像した画像をメモリカード54に記録するもので、装置全体の動作は、中央処理装置(CPU)40によって統括制御される。
単眼立体撮像装置1には、シャッタボタン、モードダイヤル、再生ボタン、MENU/OKキー、十字キー、BACKキー等の操作部38が設けられている。この操作部38からの信号はCPU40に入力され、CPU40は入力信号に基づいて単眼立体撮像装置1の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、絞り駆動制御、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、立体表示用の液晶モニタ30の表示制御などを行う。
シャッタボタンは、撮影開始の指示を入力する操作ボタンであり、半押し時にONするS1スイッチと、全押し時にONするS2スイッチとを有する二段ストローク式のスイッチで構成されている。モードダイヤルは、静止画を撮影するオート撮影モード、マニュアル撮影モード、人物、風景、夜景等のシーンポジション、および動画を撮影する動画モードのいずれかを選択する選択手段である。
再生ボタンは、撮影記録した立体視画像(3D画像)、平面画像(2D画像)の静止画又は動画を液晶モニタ30に表示させる再生モードに切り替えるためのボタンである。MENU/OKキーは、液晶モニタ30の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定および実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。十字キーは、上下左右の4方向の指示を入力する操作部であり、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示したりするボタン(カーソル移動操作手段)として機能する。また、十字キーの上/下キーは撮影時のズームスイッチあるいは再生モード時の再生ズームスイッチとして機能し、左/右キーは再生モード時のコマ送り(順方向/逆方向送り)ボタンとして機能する。BACKキーは、選択項目など所望の対象の消去や指示内容の取消し、あるいは1つ前の操作状態に戻らせる時などに使用される。
撮影モード時において、被写体を示す画像光は、撮像レンズ12、絞り14を介して瞳分割視差画像を取得可能な位相差イメージセンサである固体撮像素子(以下、「CCD」という)16の受光面に結像される。撮像レンズ12は、CPU40によって制御されるレンズ駆動部36によって駆動され、フォーカス制御、ズーム(焦点距離)制御等が行われる。絞り14は、例えば、5枚の絞り羽根からなり、CPU40によって制御される絞り駆動部34によって駆動され、例えば、絞り値(F値)F2.8 〜F11まで1AV刻みで5段階に絞り制御される。
また、CPU40は、絞り駆動部34を介して絞り14を制御するとともに、CCD制御部32を介してCCD16での電荷蓄積時間(シャッタスピード)や、CCD16からの画像信号の読み出し制御等を行う。
<CCDの構成例>
図2はCCD16の構成例を示す図である。
CCD16は、それぞれマトリクス状に配列された奇数ラインの画素(主画素)と、偶数ラインの画素(副画素)とを有しており、これらの主、副画素にてそれぞれ光電変換された2面分の画像信号は、独立して読み出すことができるようになっている。各画素群に対応する複数の受光素子は、有効な撮像信号を得るための有効画素領域と、黒レベルの基準信号を得るためのオプティカルブラック領域(以下「OB領域」という)とを形成する。OB領域は、実際には、有効画素領域の周囲を取り囲むように形成される。
図2に示すようにCCD16の奇数ライン(1、3、5、…)には、R(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタを備えた画素のうち、GRGR…の画素配列のラインと、BGBG…の画素配列のラインとが交互に設けられ、一方、偶数ライン(2、4、6、…)の画素は、奇数ラインと同様に、GRGR…の画素配列のラインと、BGBG…の画素配列のラインとが交互に設けられるとともに、偶数ラインの画素に対して画素同士が2分の1ピッチだけライン方向にずれて配置されている。
図3は撮像レンズ12、絞り14、およびCCD16の主、副画素の1画素ずつを示した図であり、図4は図3の要部拡大図である。
図4(A)に示すように通常のCCDの画素(フォトダイオードPD)には、射出瞳を通過する光束が、マイクロレンズLを介して制限を受けずに入射する。
これに対し、図4(B)に示すようにCCD16の主画素および副画素には遮光部材16Aが形成される。単眼立体撮像装置1を横置きにして撮像する場合、この遮光部材16Aにより主画素、副画素(フォトダイオードPD)の受光面の右半分又は左半分が遮光される。あるいは単眼立体撮像装置1を縦置きにして撮像する場合、この遮光部材16Aにより主画素、副画素(フォトダイオードPD)の受光面の上半分又は下半分が遮光される。マイクロレンズLの光軸Icから右、左、上、あるいは下方向(例えば図4(B)では光軸Icより下方向)に所定量Δだけ偏位した位置には、遮光部材16Aの開口16Bが設けられている。光束は開口16Bを通過し、フォトダイオードPDの受光面に到達する。即ち、遮光部材16Aが瞳分割部材としての機能を有している。
なお、主画素と副画素とでは、遮光部材16Aより光束が制限されている領域(右半分/左半分、あるいは上半分/下半分)が異なる。例えば、主画素では光束の左半分が制限され、副画素では光束の右半分が制限されると、主画素からは右の視点画像、副画素からは左の視点画像が得られる。あるいは、主画素では光束の上半分が制限され、副画素では光束の下半分が制限されると、主画素からは下の視点画像、副画素からは上の視点画像が得られる。上記構成のCCD16は、主画素と副画素とでは、遮光部材16Aより光束が制限されている領域(右半分、左半分)が異なるように構成されているが、CCD16の構成はこれに限らず、遮光部材16Aを設けずに、マイクロレンズLとフォトダイオードPDとを相対的に左右方向にずらし、そのずらす方向によりフォトダイオードPDに入射する光束が制限されるものでもよいし、また、2つの画素(主画素と副画素)に対して1つのマイクロレンズを設けることにより、各画素に入射する光束が制限されるものでもよいし、ミラーにより瞳分割するもの(例えば図11)でもよい。さらに、瞳分割数は2以上(例えば4、9、16、・・)でもよい。
図1に戻って、CCD16に蓄積された信号電荷は、CCD制御部32から加えられる読み出し信号に基づいて信号電荷に応じた電圧信号として読み出される。CCD16から読み出された電圧信号は、アナログ信号処理部18に加えられ、ここで各画素ごとのR、G、B信号がサンプリングホールドされ、増幅されたのちA/D変換器20に加えられる。A/D変換器20は、順次入力するR、G、B信号をデジタルのR、G、B信号に変換して画像入力コントローラ22に出力する。
デジタル信号処理部24は、画像入力コントローラ22を介して入力するデジタルの画像信号に対して、オフセット処理、ホワイトバランス補正および感度補正を含むゲイン・コントロール処理、ガンマ補正処理、YC処理等の所定の信号処理を行う。
ここで、図2(B)および(C)に示すように,CCD16の奇数ラインの主画素から読み出される主画像データは、左視点画像データとして処理され、偶数ラインの副画素から読み出される副画像データは、右視点画像データとして処理される。
デジタル信号処理部24で処理された左視点画像データおよび右視点画像データ(3D画像データ)は、VRAM50に入力する。VRAM50には、それぞれが1コマ分の3D画像を表す3D画像データを記憶するA領域とB領域とが含まれている。VRAM50において1コマ分の3D画像を表す3D画像データがA領域とB領域とで交互に書き換えられる。VRAM50のA領域およびB領域のうち、3D画像データが書き換えられている方の領域以外の領域から、書き込まれている3D画像データが読み出される。VRAM50から読み出された3D画像データはビデオ・エンコーダ28においてエンコーディングされ、カメラ背面に設けられている立体表示用の液晶モニタ(LCD)30に出力され、これにより3Dの被写体像が液晶モニタ30の表示画面上に表示される。
この液晶モニタ30は、立体視画像(左視点画像および右視点画像)をパララックスバリアによりそれぞれ所定の指向性をもった指向性画像として表示できる立体表示手段である。ただし、液晶モニタ30の構成は、これに限られず、レンチキュラレンズを使用するものや、偏光メガネ、液晶シャッタメガネなどの専用メガネをかけることで左視点画像と右視点画像とを個別に見ることができるものでもよい。
また、操作部38のシャッタボタンの第1段階の押下(半押し)があると、CPU40は、AF動作およびAE動作を開始させ、レンズ駆動部36を介して撮像レンズ12内のフォーカスレンズが合焦位置にくるように制御する。また、シャッタボタンの半押し時にA/D変換器20から出力される画像データは、AE検出部44に取り込まれる。
AE検出部44では、画面全体のG信号を積算し、又は画面中央部と周辺部とで異なる重みづけをしたG信号を積算し、その積算値をCPU40に出力する。CPU40は、AE検出部44から入力する積算値より被写体の明るさ(撮影Ev値)を算出する。CPU40は、この撮影Ev値に基づいて適正露出が得られる絞り14の絞り値およびCCD16の電子シャッタ(シャッタスピード)を所定のプログラム線図に従って決定する。CPU40は、その決定した絞り値に基づいて絞り駆動部34を介して絞り14を制御する(通常の絞り制御)とともに、決定したシャッタスピードに基づいてCCD制御部32を介してCCD16での電荷蓄積時間を制御する。なお、被写体の明るさは外部の測光センサに基づいて算出されてもよい。
ここで、所定のプログラム線図とは、被写体の明るさ(撮影EV値)に対応して、絞り14の絞り値とCCD16のシャッタスピードの組み合わせ、又はこれらと撮影感度(ISO感度)の組み合わせからなる撮影(露出)条件が設計されたものである。このプログラム線図に従って決定された撮影条件で撮影を行うことにより、被写体の明るさにかかわらず、所望の視差を有する主画像、副画像の撮影が可能となる。
例えば、所定のプログラム線図は、F値が1.4(AV=1)の一定の値をとり、撮影EV値が7から12までは撮影EV値に応じてシャッタ速度のみを1/60秒(TV=6)から1/2000(TV=11)まで変化させるように設計されている。また、撮影EV値が7よりも小さくなると(暗くなると)、F値=1.4、シャッタ速度=1/60秒で固定した状態で、撮影EV値が1EV小さくなる毎にISO感度を100から200,400,800,1600,3200になるように設計されている。すなわち、被写体が暗くなると、絞り14を開放せず、シャッタ速度やISO感度を増やして明るさを補う。
なお、固定するF値を大きくすれば、視差は弱くなり、固定するF値を小さくすれば、視差は強くなるので、操作部38を介してユーザから指示された視差に応じて固定するF値とプログラム線図を切り替えるとよい。例えば、弱い視差が指示された場合はF値=5.6のプログラム線図A,標準の視差が指示された場合はF値=2.8のプログラム線図B、強い視差が指示された場合はF値=1.4のプログラム線図Cに沿って通常の絞り制御を行う
この視差優先プログラム線図は、F値を一定の値で固定しているため、所望の視差を有する主画像、副画像の撮影を行うことができる。ただし、撮影EV値が12よりも大きくなると(シャッタ速度が最大値になると)、露出オーバになり撮影できなくなるが、NDフィルタを自動挿入して光量を減光できる構成を単眼立体撮像装置1に追加すれば、撮影EV値が12よりも大きくなっても撮影可能である。
AF処理部42は、コントラストAF処理又は位相差AF処理を行う部分である。コントラストAF処理を行う場合には、左視点画像データおよび右視点画像データの少なくとも一方の画像データのうちの所定のフォーカス領域内の画像データの高周波成分を抽出し、この高周波成分を積分することにより合焦状態を示すAF評価値を算出する。このAF評価値が極大となるように撮像レンズ12内のフォーカスレンズを制御することによりAF制御が行われる。また、位相差AF処理を行う場合には、左視点画像データおよび右視点画像データのうちの所定のフォーカス領域内の主画素、副画素に対応する画像データの位相差を検出し、この位相差を示す情報に基づいてデフォーカス量を求める。このデフォーカス量が0になるように撮像レンズ12内のフォーカスレンズを制御することによりAF制御が行われる。
AE動作およびAF動作が終了し、シャッタボタンの第2段階の押下(全押し)があると、その押下に応答してA/D変換器20から出力される主画素および副画素に対応する左視点画像(主画像)および右視点画像(副画像)の2枚分の画像データが画像入力コントローラ22からメモリ(SDRAM) 48に入力し、一時的に記憶される。
メモリ48に一時的に記憶された2枚分の画像データは、デジタル信号処理部24により適宜読み出され、ここで画像データの輝度データおよび色差データの生成処理(YC処理)を含む所定の信号処理が行われる。YC処理された画像データ(YCデータ)は、再びメモリ48に記憶される。続いて、2枚分のYCデータは、それぞれ圧縮伸長処理部26に出力され、JPEG (joint photographic experts group)などの所定の圧縮処理が実行されたのち、再びメモリ48に記憶される。
メモリ48に記憶された2枚分のYCデータ(圧縮データ)から、マルチピクチャファイル(MPファイル:複数の画像が連結された形式のファイル)が生成され、そのMPファイルは、メディア・コントローラ52により読み出され、メモリカード54に記録される。
デフォーカスマップ作成部61は、主画素および副画素に対応する位相差を、所定のフォーカス領域に含まれる小領域の各々について算出するだけでなく、有効画素領域の全体を実質的に被覆する複数の小領域の各々について算出する。有効画素領域の全体を実質的に被覆する複数の小領域とは、有効画素領域の全体を完全に覆っている必要はなく、有効画素領域の全体に渡って密にあるいは粗に配列されていればよい。例えば、有効画素領域をマトリクス状に所定の単位(例えば8×8画素)、あるいはそれ以下(例えば1×1画素)、あるいはそれ以上(例えば10×10画素)で分割した分割領域の各々について位相差が算出される。あるいは、有効画素領域の外縁を起点に所定のピッチ(例えば分割領域1つ分、あるいはそれ以上、あるいはそれ以下)を隔てた所定の単位の分割領域ごとに位相差が算出される。要するに位相差は有効画素領域の全体に渡って算出されるものとするが、必ずしも有効画素領域を構成する小領域の全てについて算出されなくてもよい。
デフォーカスマップ作成部61は、上記小領域の各々について算出された位相差に基づき、上記小領域の各々に対応するデフォーカス量を求める。この、有効画素領域の全体に渡って求められた小領域の各々に対応するデフォーカス量の集合を、デフォーカスマップと呼ぶ。デフォーカスマップ作成部61は、RAMなどの揮発性記憶媒体を有しており、求まったデフォーカスマップを一時的に保存する。デフォーカスマップ作成部61は、各視点画像間で特徴点および対応点検出を行い、それらの特徴点および対応点の間の位置情報の差に基づいてデフォーカスマップを作成してもよい。
復元フィルタ保存部62は、ROMなどの不揮発性記憶媒体で構成されており、各視点画像における各小領域の像高(画像中心からの距離、典型的には撮像レンズ12の光軸中心Lからの距離)およびデフォーカス量(ないしは被写体距離)に対応する復元フィルタを保存している。
復元部63は、各視点画像の小領域ごとに選択された復元フィルタで当該小領域をデコンボリューションし、対応する視点画像の小領域を復元する。
ぶれ量検出部71は、光学式の手ぶれ補正機構に採用されるぶれ量検出手段である。例えば、特許文献5と同様、ぶれ量検出部71は、振動ジャイロセンサなどで構成され、カメラの水平軸回りの角速度と、垂直軸回りの角速度を検出することで、ぶれ量を検出する。
図5は単眼立体撮像装置1の実行する撮像処理のフローチャートである。なお、デフォーカスマップの作成、復元フィルタの保存、復元フィルタを用いた視点画像の復元処理、復元された視点画像の出力処理などは、単眼立体撮像装置1以外の情報処理装置、例えばパソコンなどでも実行できる。以下のフローチャートで示される処理を単眼立体撮像装置1その他の情報処理装置に実行させるためのプログラムは、ROMやCDROMなどの非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されている。この処理はシャッタボタンの半押しに応じて開始する。
S1では、CPU40は、ぶれ量検出部71を制御し、ぶれ量を検出させる。検出されるぶれ量にはヨー方向(水平方向)の手ぶれ量ωxとピッチ方向(垂直方向)の手ぶれ量ωyが含まれる。
S2では、CPU40は、ぶれ量検出部71の検出したぶれ量に対応する絞り量を絞り駆動部34に設定するよう制御する。絞り駆動部34は設定された絞り量に達するよう絞り14の開口を制御する。このぶれ量(ωx,ωy)に依存する絞り量Yは、ぶれのスカラー量が大きくなるほど、絞り量は所定のプログラム線図に従った絞り量よりもさらに小さくなる(小絞り側になる)関係にある。このぶれ量と絞り量の関係は、1次微分係数が負でありパラメータが(ωx,ωy)である関数Yなどで表現される。例えば、Y=[Δxωx+Δyωy]+A、ここでΔx・Δyはそれぞれ正の定数である。また、Aは通常の絞り制御に従って決まる絞り量である。つまり、ぶれのスカラー量が増加するにつれて絞り量が通常の絞り量よりもさらに大きくなる。なお、絞り量YをF値で表すと、ぶれのスカラー量が大きくなるほどよりF値は通常の絞り制御で決定される値よりも大きい値になる。例えば、通常の絞り制御で使用されるF値がF1.4(強い視差)であるなら、本ステップの絞り量制御で使用される範囲はF2.8(標準の視差)〜F5.6(弱い視差)などとなる。
S3では、CPU40は、シャッタボタンの全押しで撮像開始が指示されたことに応じ、出力用の視点画像データを取得するようCCD16を制御する。
S4では、復元部63は、各視点画像に設定された各小領域の像高とデフォーカス量とを特定する。各小領域の像高の特定は画像中心から各小領域までの最短距離を算出することで行うことができる。また、各小領域のデフォーカス量の特定は、デフォーカスマップ作成部61の作成したデフォーカスマップに基づいて各視点画像ごとに行われる。復元部63は、各視点画像ごとに特定された小領域の像高およびデフォーカス量に対応する復元フィルタを復元フィルタ保存部62から選択する。復元部63は、各視点画像の小領域ごとに選択された復元フィルタで当該小領域をデコンボリューションし、対応する視点画像の小領域を復元する。
復元部63は、劣化の復元された視点画像から立体視画像を生成し、復元後の立体視画像として改めてVRAM50に保存する。劣化の復元された視点画像は、液晶モニタ30に出力されてもよいし(S5)、メモリカード54に出力すなわち圧縮記録されてもよい(S6)。
S5にて、このVRAM50の復元後の立体視画像は、液晶モニタ30に出力され、良好な3Dの被写体像が液晶モニタ30の表示画面上に表示される。すなわち、復元のタイミングは、立体視画像が液晶モニタ30の出力より前に行われることが好ましい。ただし、VRAM50の復元後の立体視画像は、液晶モニタ30以外の他の立体視ディスプレイに出力されてもよい。
S6にて、劣化の復元された視点画像は、メモリカード54に出力すなわち圧縮記録される。このメモリカード54に記録された復元後の立体視画像を、液晶モニタ30など各種の立体視ディスプレイで再生すれば、同様に良好な3Dの被写体像が表示されうる。
以上の処理により、ぶれ発生時には、通常の絞り制御で得られる視差よりも弱い視差を有する画像が得られる。図6(A)および(B)はそれぞれ絞りのF値により主画像と副画像の視差が変動する様子を示すイメージ図であり、図6(A)はF値が大きい(暗い)場合に関して示しており、図6(B)はF値が小さい(明るい)場合に関して示している。
図6(A)及び(B)において、ピントを合わせた位置(ピント位置)の主要被写体(この例では人物)の主画像と副画像の視差(位相差)はいずれも0であるが、その背景の視差は、F値が暗い程、小さく(図6(A))、F値が明るい程、大きくなる(図6(B))。
このように、ぶれ量が大きくなるほどより絞り14を絞ることで、焦点深度を深くし、視差量を小さくすることで、ぶれが大きい時に立体効果を弱め、観察者に与える影響を小さくできる。
<第2実施形態>
図7は第2実施形態に係る単眼立体撮像装置2のブロック図である。図1に示した第1実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この単眼立体撮像装置2は、ぶれ量範囲判定制御部72とぶれ補正部73をさらに備える。ぶれ補正部73は、ぶれ量範囲判定制御部72の制御に従い、ぶれ量検出部71の検出したヨー方向・ピッチ方向のぶれ量に相当する被写体像のぶれを光学的に補正する。例えば、ぶれ補正部73は、ヨー方向アクチュエータおよびピッチ方向アクチュエータを制御し、検出されたぶれ量を打ち消す方向にレンズ12を移動させて、像ぶれを防止する(レンズシフト方式)。ぶれ補正部73の光学的ぶれ補正の方式は各種のものが採用できる。例えば、ヨー方向アクチュエータおよびピッチ方向アクチュエータを制御し、検出されたぶれ量を打ち消す方向にCCD16を移動させて、像ぶれを防止してもよい(イメージセンサシフト方式)。
図8は単眼立体撮像装置2の実行する撮像処理のフローチャートである。この処理はシャッタボタンの半押しに応じて開始する。
S11はS1と同様である。
S12では、ぶれ量範囲判定制御部72は、検出されたぶれ量が、ぶれ補正可能な範囲内であるか否かを判断する。Yesの場合はS13、Noの場合はS14に進む。ぶれ補正可能な範囲は、光学的ぶれ補正の作動範囲である。例えば、ヨー方向アクチュエータおよびピッチ方向アクチュエータの作動範囲である。
S13では、ぶれ量範囲判定制御部72は、ぶれ補正部73を制御し、検出されたぶれ量に相当する像ぶれを補正する。そして、通常の絞り制御を行う。
S14はS2と同様である。この場合ぶれ補正は行わない。
S15〜S18はS3〜S6と同様である。
このように、ぶれ補正の効かないぶれ量の範囲では、ぶれ量が大きくなるほどより絞り14を絞ることで、焦点深度を深くし、ぶれが視差の変動に与える影響を小さくすることができる。また、ぶれ補正の効くぶれ量の範囲では、ぶれ補正を行い。像ぶれを防止する。
<第3実施形態>
図9は第3実施形態に係る単眼立体撮像装置3のブロック図である。図1に示した第1・2実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
単眼立体撮像装置3は、ぶれ方向検出部74とぶれ方向判定制御部75をさらに備える。ぶれ方向検出部74は、ぶれの生じている方向(ヨー方向および/またはピッチ方向)を検出する。
図10は単眼立体撮像装置2の実行する撮像処理のフローチャートである。
S21はS1と同様である。
S22では、ぶれ方向検出部74は、ぶれ量検出部71が検出したヨー方向およびピッチ方向のぶれ量のうち、大きい方のぶれ量に対応する方向をぶれ方向として検出する。なお、ぶれ方向検出部74は、両ぶれ量が同一の場合、瞳分割方向をぶれ方向として検出する。
S23では、ぶれ方向判定制御部75は、ぶれ方向検出部74の検出したぶれ方向が、瞳分割方向と異なるか否かを判断する。Yes(両者は異なる)の場合はS24、No(両者は一致する)の場合はS25に進む。例えば、瞳分割方向が水平方向である場合、ぶれ方向がヨー方向ならばS24に進み、ぶれ方向がピッチ方向ならばS25に進む。
S24〜S29はS13〜S18と同様である。なお、S24では、通常の絞り制御を行う。すなわち、CCD16から出力された電気信号から撮影Ev値を算出し、撮影Ev値とプログラム線図などに従って絞り量を制御し、被写体像の輝度レベルを適正な輝度レベルに制御する。また、S24では、ぶれ量範囲判定制御部72は、ぶれ補正部73を制御し、検出されたぶれ量に相当する像ぶれを補正してもよい。
瞳分割方向と同じぶれ方向にぶれが生じている場合は、ぶれが立体画像の視覚に強く影響を与えると考えられるから、絞りをより絞って視差に対するぶれの影響を小さくする。一方、瞳分割方向と直交する方向にぶれが生じている場合は、ぶれが立体画像の視覚に与える影響はさほど強くないと考えられるから、ぶれ補正のみを行う。
<第4実施形態>
第2実施形態と第3実施形態の処理は組み合わせることができる。すなわち、まず、ぶれ方向判定制御部75は、ぶれ方向検出部74の検出したぶれ方向が、瞳分割方向と異なるか否かを判断する。ぶれ方向判定制御部75が、ぶれ方向≠瞳分割方向と判定した場合、S13に進む。この後の処理は第2実施形態と同様である。
ぶれ方向判定制御部75が、ぶれ方向=瞳分割方向と判定した場合、ぶれ量範囲判定制御部72は、検出されたぶれ量が、ぶれ補正可能な範囲内であるか否かを判断する。Yesの場合はS13に進む。この後の処理は第2実施形態と同様である。Noの場合はS25に進む。この後の処理は第3実施形態と同様である。
すなわち、ぶれ方向=瞳分割方向でありかつぶれ量がぶれ補正可能な範囲外である場合に限って、絞りを通常よりも絞り、視差に対する影響を小さくすることができる。
12:撮像レンズ、14:絞り、16:CCD、61:デフォーカスマップ作成部、62:復元フィルタ保存部、63:復元部、71:ぶれ量検出部、72:ぶれ量範囲判定制御部、73:ぶれ補正部、74:ぶれ方向検出部、75:ぶれ方向判定制御部

Claims (7)

  1. 被写体からの光束を瞳分割により2つの光束に分割し、前記2つの光束をそれぞれ対応する2つの光電変換素子群に結像して光電変換することで、視差を有する1対の画像を出力可能な撮像部と、
    前記撮像部の光電変換素子群に結像する光束の光量を調整可能な絞り部と、
    前記光束の光量を検出する光量検出部と、
    前記光量検出部の検出した光量に応じ、所望の視差が得られるよう前記絞り部の開放量を制御する第1の絞り制御を実行可能な絞り制御部と、
    前記撮像部による画像の撮影時における被写体像のぶれ量を検出するぶれ検出部と、を備え、
    前記絞り制御部は前記ぶれ検出部の検出したぶれ量が大きいほど前記絞り部の開放量を前記第1の絞り制御に必要な開放量よりもさらに小さくする第2の絞り制御を実行する立体撮像装置。
  2. 前記ぶれ検出部の検出したぶれ量に応じて被写体像のぶれを光学的に補正するぶれ補正部と、
    前記ぶれ検出部の検出したぶれ量が前記ぶれ補正部のぶれ補正可能な範囲内であるか否かを判定するぶれ量判定部を備え、
    前記絞り制御部は、前記ぶれ量判定部が前記ぶれ量が前記ぶれ補正可能な範囲外であると判定した場合、前記第2の絞り制御を実行する請求項1に記載の立体撮像装置。
  3. 前記ぶれ補正部は、前記ぶれ量判定部が前記ぶれ量が前記ぶれ補正可能な範囲内であると判定した場合、前記被写体像のぶれを光学的に補正し、
    前記絞り制御部は、前記ぶれ量判定部が前記ぶれ量が前記ぶれ補正可能な範囲内であると判定した場合、前記第1の絞り制御を実行する請求項2に記載の立体撮像装置。
  4. 前記被写体像のぶれ方向を検出するぶれ方向検出部と、
    前記ぶれ方向検出部の検出したぶれ方向が前記瞳分割の方向と一致するか否かを判定するぶれ方向判定部と、を備え、
    前記絞り制御部は、前記ぶれ方向判定部が前記ぶれ方向が前記瞳分割の方向と一致すると判定した場合、前記第2の絞り制御を実行する請求項1〜3のいずれかに記載の立体撮像装置。
  5. 前記絞り制御部は、前記ぶれ方向判定部が前記ぶれ方向が前記瞳分割の方向と不一致であると判定した場合、前記第1の絞り制御を実行する請求項4に記載の立体撮像装置。
  6. 立体撮像装置が、
    被写体からの光束を瞳分割により2つの光束に分割し、前記2つの光束をそれぞれ対応する2つの光電変換素子群に結像して光電変換することで、視差を有する1対の画像を出力するステップと、
    絞り部の開放量で前記光電変換素子群に結像する光束の光量を調整するステップと、
    前記光束の光量を検出するステップと、
    前記検出した光量に応じ、所望の視差が得られるよう前記絞り部の開放量を制御する第1の絞り制御を実行するステップと、
    前記画像の撮影時における被写体像のぶれ量を検出するステップと、
    前記検出したぶれ量が大きいほど前記絞り部の開放量を前記第1の絞り制御に必要な開放量よりもさらに小さくする第2の絞り制御を実行するステップと、
    を実行する立体撮像方法。
  7. 立体撮像装置
    被写体からの光束を瞳分割により2つの光束に分割し、前記2つの光束をそれぞれ対応する2つの光電変換素子群に結像して光電変換することで、視差を有する1対の画像を出力するステップと、
    絞り部の開放量で前記光電変換素子群に結像する光束の光量を調整するステップと、
    前記光束の光量を検出するステップと、
    前記検出した光量に応じ、所望の視差が得られるよう前記絞り部の開放量を制御する第1の絞り制御を実行するステップと、
    前記画像の撮影時における被写体像のぶれ量を検出するステップと、
    前記検出したぶれ量が大きいほど前記絞り部の開放量を前記第1の絞り制御に必要な開放量よりもさらに小さくする第2の絞り制御を実行するステップと、
    を実行させるための立体撮像プログラム。
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