JP5499705B2 - 熱硬化性樹脂化粧板 - Google Patents
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Description
しかしながら、これらの化粧板は、活性エネルギー線により硬化させた塗膜と樹脂化粧板との密着性が十分ではなく塗膜が剥離してしまう、あるいは熱がかかった場合に塗膜が膨れてしまうといった問題があり、密着性や耐熱性の点で十分満足のいくものではなかった。
2.プライマー層が、その表面保護層側の表面に易接着処理を施したものである上記1に記載の熱硬化性樹脂化粧板。
3.熱硬化性樹脂含浸コア層と意匠層とを順に積層してなる積層体の意匠層の上に、プライマー層及び表面保護層を、該プライマー層が意匠層側となるように転写により設けた後、加熱加工成形することを特徴とする熱硬化性樹脂化粧板の製造方法。
4.熱硬化性樹脂含浸コア層、意匠層及びプライマー層を順に積層してなる積層体のプライマー層の上に、表面保護層を転写により設けた後、加熱加工成形することを特徴とする熱硬化性樹脂化粧板の製造方法。
5.プライマー層が、その表面保護層側の表面に易接着処理を施したものである上記4又は5に記載の熱硬化性樹脂化粧板の製造方法。
本発明の熱硬化性樹脂化粧板は、熱硬化性樹脂含浸コア層、意匠層、プライマー層及び表面保護層をこの順に積層してなり、加熱加圧成形して得られるものである。以下、本発明の熱硬化性樹脂化粧板について、図1を用いて、詳細に説明する。
熱硬化性樹脂含浸コア層21は、本発明の熱硬化性化粧板1に必要な厚さ及び強度を付与するもので、坪量100〜200g/m2程度の未晒クラフト紙に、熱硬化性樹脂を含浸したコア紙が好適に使用される。該熱硬化性樹脂の含浸量としては、特に制限はないが、通常20〜50質量%程度である。また、コア紙の枚数としては、熱硬化性樹脂化粧板の厚さに応じて適宜選定される。さらに、コア紙をあらかじめ加熱・加圧して樹脂を溶融・固化し、コア紙の表面を平滑化しておくこともできる。
意匠層22としては、本発明の熱硬化性樹脂化粧板の製造過程で、熱硬化性樹脂含浸コア層21で含浸されたメラミン樹脂が浸透する材料であれば特に限定されず、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙、コート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、和紙などが使用できるが、チタン紙などの隠蔽性の高いものが特に好適に使用される。
また、これらの材料は、その用途に応じて、(i)絵柄が印刷されているもの、(ii)全面にわたって一様均一に印刷(ベタ印刷)されているもの、(iii)予め着色されているもの(着色チタン紙など)、などから適宜選択してもよい。例えば、本発明の熱硬化性樹脂化粧板を実験台として用いる場合には、全面にわたって一様均一に黒色で印刷されているものや、予め黒色に着色された着色チタン紙を好ましく採用することができる。
熱硬化性樹脂含浸オーバーレイ層23は、本発明の化粧板の強度を向上させる目的で、所望により、意匠層22の上に積層して設けられる層である。該オーバーレイ層23としては、通常熱硬化性樹脂化粧板に用いられるオーバーレイ原紙に、熱硬化性樹脂を含浸したものが好ましく採用される。
熱硬化性樹脂としては、上記したコア層21で用いられる樹脂と同様のものが挙げられ、本発明の化粧板を実験台として用いる場合には、特に耐薬品性の観点からメラミン樹脂であることが好ましい。
本発明の化粧板は、意匠層22あるいは所望により設けられる熱硬化性樹脂含浸オーバーレイ層23と表面保護層4との密着性を向上させる観点から、プライマー層3を有する。
プライマー層を形成するバインダー樹脂としては、ポリエステル系、ポリエーテル系、アクリル系、ポリカーボネート系などの熱可塑性ウレタン樹脂が好ましく挙げられ、これらを単独使用又は混合使用することが好ましい。とりわけ、密着性の観点からは、ポリエステル系及びアクリル系が好ましく、特にポリエステル系が好ましい。
ポリオールとしては、例えばポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボーネートポリオールなどが好ましく挙げられ、より好ましくはポリエステルポリオールである。より具体的には、ポリエステルポリオールとしては、ポリ(エチレンアジペート)、ポリ(ブチレンアジペート)、ポリ(ネオペンチルアジペート)、ポリ(ヘキサメチレンアジペート)、ポリ(ブチレンアゼラエート)、ポリ(ブチレンセバケート)、ポリカプロラクトンなどのポリエステルジオールが挙げられる。その他、アクリルポリオール、ウレタンポリオールなども好ましく挙げられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用する。
また、ウレタン系樹脂の数平均分子量は、密着性向上の観点から、10,000〜70,000が好ましく、20,000〜70,000がより好ましく、25,000〜65,000がさらに好ましい。
本発明の化粧板は、その密着性を向上させるため、プライマー層3の表面保護層4側に、易接着処理5を施すことが好ましい。
易接着処理としては、酸化法や凹凸化法などの物理的または化学的表面処理が挙げられるが、化学的表面処理が好ましい。化学的表面処理としては、コロナ放電処理、オゾン処理、クロム酸化処理などが好ましく挙げられ、密着性の向上及び操作性の観点などから、コロナ放電処理が好ましい。
表面保護層4は、優れた耐薬品性を得る観点から、電離放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化したものであることが好ましい。ここで、電離放射線硬化性樹脂組成物とは、電磁波または荷電粒子線の中で分子を架橋、重合させ得るエネルギー量子を有するもの、すなわち、紫外線または電子線などを照射することにより、架橋、硬化する樹脂組成物を指す。
表面保護層4に用いる電離放射線硬化性樹脂としては、従来公知の化合物を適宜使用すれば良い。具体的には、従来電離放射線硬化性の樹脂として慣用されている重合性モノマー及び重合性オリゴマーないしはプレポリマーの中から適宜選択して用いることができるが、良好な硬化特性を得る観点から、ブリードアウトしにくく、固形分基準として95〜100%程度としても塗工性を有し、かつ硬化する際に硬化収縮を生じにくいものが好ましい。そのような電離放射線硬化性樹脂の代表例を以下に記載する。また、「(メタ)アクリレート」とは、「アクリレート又はメタクリレート」を意味する。
ことから、紫外線の照射の場合は、紫外線照射量が不足する場合があり、照射する紫外線の波長や照射量の調製を要することがあるが、電子線の照射の場合は、そのような調製は不要であり、安定した硬化特性が効率的に得られるからである。
本発明で用いられる硬化性樹脂組成物には、得られる表面保護層4の所望物性に応じて、各種添加剤が配合される。添加剤としては、例えば重合禁止剤、架橋剤、帯電防止剤、接着性向上剤、酸化防止剤、レベリング剤、チクソ性付与剤、カップリング剤、可塑剤、消泡剤、充填剤、溶剤などが挙げられる。また、後述する転写シートのブロッキング防止のために、シリカなどのブロッキング防止剤を添加することもできる。
本発明の熱硬化性樹脂化粧板の製造方法は、転写により製造することを特徴とするものである。より具体的には、(i)熱硬化性樹脂含浸コア層と意匠層とを順に積層してなる積層体の意匠層の上に、プライマー層及び表面保護層を、該プライマー層が意匠層側となるように転写により設けた後、加熱加工成形する、あるいは(ii)熱硬化性樹脂含浸コア層、意匠層及びプライマー層を順に積層してなる積層体のプライマー層の上に、表面保護層を転写により設けた後、加熱加工成形するものであり、本発明の熱硬化性樹脂化粧板は好ましくはこれらの製造方法により製造される。
本発明の製造方法においては、図2に示されるように、転写シート基材12上に、表面保護層4、あるいは表面保護層4とプライマー層3とを順に積層してなる転写シート11が好ましく用いられる。
本発明の製造方法において好ましく用いられる転写シートの基材12としては、一般的なプラスチックフィルム又はプラスチックシートが用いられる。
当該プラスチックフィルム又はプラスチックシートとしては、各種の合成樹脂からなるものが挙げられる。合成樹脂としては、低密度ポリエチレン樹脂(線状低密度ポリエチレン樹脂を含む)、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、エチレン−αオレフィン共重合体、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリブテン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマーあるいは、これらの混合物などのポリオレフィン樹脂;ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合樹脂、ポリエステル系熱可塑性エラストマーなどのポリエステル樹脂;ポリ(メタ)アクリル酸メチル樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エチル樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル樹脂などのアクリル樹脂;ナイロン6又はナイロン66などで代表されるポリアミド樹脂;三酢酸セルロース樹脂、セロファンなどのセルロース系樹脂;ポリスチレン樹脂;ポリカーボネート樹脂;ポリアリレート樹脂;又はポリイミド樹脂などが挙げられる。
本発明の製造方法で好ましく用いられる転写シート11は、表面保護層4を有し、該表面保護層4は転写により、熱硬化性樹脂化粧板上に積層される。
当該表面保護層4は、転写シート基材12上に以下のように形成される。
まず、前記の電離放射線硬化成分である重合性モノマーや重合性オリゴマー及び各種添加剤を、それぞれ所定の割合で均質に混合し、電離放射線硬化性樹脂組成物からなる塗工液を調製する。この塗工液の粘度は、後述の塗工方式により、塗工面に未硬化樹脂層を形成し得る粘度であればよく、特に制限はない。
このようにして調製された塗工液を、5g/m2よりも多い塗工量で塗布することを要し6g/m2よりも多い塗工量であることが好ましい。また、塗工量の上限は、通常45g/m2程度であり、好ましくは35g/m2である。塗工液の塗布は、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの公知の方式、好ましくはグラビアコートにより塗工し、未硬化樹脂層を形成させる。
なお、電子線の照射においては、加速電圧が高いほど透過能力が増加するため、基材として電子線により劣化する基材を使用する場合には、電子線の透過深さと樹脂層の厚みが実質的に等しくなるように、加速電圧を選定することにより、基材への余分の電子線の照射を抑制することができ、過剰電子線による基材の劣化を最小限にとどめることができる。
また、照射線量は、樹脂層の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常5〜300kGy(0.5〜30Mrad)、好ましくは10〜70kGy(1〜7Mrad)の範囲で選定される。
電離放射線として紫外線を用いる場合には、波長190〜380nmの紫外線を含むものを放射する。紫外線源としては特に制限はなく、例えば高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈などが用いられる。
上記のようにして表面保護層4を形成した後、プライマー層3を形成する。具体的には、公知の塗工方法により、上記したプライマー層3を形成するバインダー樹脂を含む塗工液を、塗工して形成する。その際、プライマー層3の厚さは、上記したように、好ましくは5〜50μm、より好ましくは25〜50μm、さらに好ましくは30〜40μmの範囲内となるように塗工する。
さらに、プライマー層3を形成後、より優れた密着性を得る目的で、上記したような易接着処理を行うことが好ましい。
本発明の製造方法において、加熱加工成形は、熱硬化性樹脂含浸コア層21、意匠層22、好ましく設けられる熱硬化性樹脂含浸オーバーレイ層23をこの順に積層し、さらに転写シート11を積層し、加熱加圧機などを用いて行う。ここで、転写シート11が表面保護層4を有する場合は、該表面保護層4と意匠層22(又は熱硬化性樹脂含浸オーバーレイ層23)とが接するように重ねる。また、転写シート11が表面保護層4とプライマー層3とを有する場合は、該プライマー層3と意匠層22(又は熱硬化性樹脂含浸オーバーレイ層23)とが接するように重ねる。
このようにして製造される熱硬化性樹脂化粧板は、任意に切断し、表面や木口部にルーターやカッターなどの切削加工機を用いて溝加工、面取加工などの任意加飾を施すことができる。そして種々の用途、例えば、テーブルトップ、流し台、デスクの天板などに広く使用することができる。
また、耐汚染性、耐擦傷性、耐水性、耐候性などの使用適性に加えて、密着性、耐熱性及び耐薬品性にも優れるという特長をいかして、理科実験台といった薬品を用いる台の天板に好適に用いることができる。
(評価方法)
各実施例で得られた化粧シートについて、以下の方法で評価した。
(1)耐薬品性の評価
JIS K 7114に準拠し、得られた化粧板の試験片(縦2cm×横4cm)を各種薬品(硫酸、硝酸、塩酸、燐酸、蟻酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、水酸化ナトリウム)を滴下し常温(23℃)で24時間放置し、試験片の外観変化を測定、観察して、下記の評価基準で評価した。
A :表面の状態は変化しない
B :表面の一部が変色または荒れたが、軽微なもので実用上問題がない
C :表面が著しく変色または荒れた
(2)耐汚染性の評価
汚染物(酸性洗剤:サンポール、アルカリ性洗剤:ドメスト、ジエチルエーテル、ヘキサン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、キシレン、クロロホルム、ベンゼン、アニリン、アセトン、メタノール、ホルマリン、二硫化炭素、四塩化炭素、アンンモニア水)を化粧板の試験片(縦2cm×横4cm)の表面に塗布し、24時間後にふき取ったときの汚染物の残存具合を目視にて観察した。判定基準を以下のようにして評価した。
A :汚染物の残存は全くない
B :汚染物の残存はあるものの軽微なもので実用上問題がない
C :汚染物の残存が著しい
(3)密着性の評価(耐セロファンテープ性)
化粧板の試験片(縦2cm×横4cm)の表面の一部を、ナイフでX字に切り込みをいれた後、その部分に室温下、セロファンテープ(ニチバン(株)製のセロファン粘着テープ,「セロテープ(登録商標)」25mm幅)を強く粘着させて、化粧板表面と90度の方向に、該セロファンテープを強制的に剥離した。これを10回繰り返したときの表面状態を観察した。
(4)煮沸試験の評価
化粧板の試験片(縦2cm×横4cm)を、JIS K6902に準拠して煮沸試験を行った後の、試験片の表面を目視にて観察し、以下の判断基準により評価した。
A :膨れ・白化は全く確認されなかった
B :膨れ・白化は若干確認されたが、実用上は問題ない
C :著しい膨れ・白化が確認された
転写シート基材12として、PETフィルム(厚み100μm,「U4(商品名)」(マット易滑タイプ),帝人デュポンフィルム株式会社製)を用い、ウレタンアクリレートと多官能モノマーとの混合物からなる電子線硬化性樹脂組成物を、塗工量30g/m2でグラビアオフセットコータ法により塗工し、バインダー樹脂のウレタンアクリル系樹脂(数平均分子量:60,000)にシリカ,平均粒径:0.1μm)を2.5質量%含有させた組成物に、硬化剤(XDIイソシアネート,昭和インク工業株式会社製)を該バインダー樹脂100質量部に対して8質量部加えたものを、塗工量20g/m2でグラビア印刷により塗工した。次いで、加速電圧125kV、照射線量50kGy(5Mrad)の電子線を照射して、電子線硬化性樹脂組成物を硬化させて、転写シート基材12上に表面保護層4とプライマー層3とを順に積層してなる転写シート11を得た。
実施例1において、プライマー層3の形成後に、コロナ放電処理を行った以外は、実施例1と同様にして化粧板を作製した。得られた試験片について、上記した各評価を行った。評価の結果を第1表に示す。
実施例2において、プライマー層3の形成に用いるバインダー樹脂を第1表に示されるものにかえた以外は、実施例2と同様にして化粧板を作製した。得られた試験片について、上記した各評価を行った。評価の結果を第1表に示す。
実施例1において、プライマー層3を形成しない以外は、実施例1と同様にして化粧板を作製した。得られた試験片について、上記した各評価を行った。評価の結果を第1表に示す。
21.熱硬化性樹脂含浸コア層
22.意匠層
23.熱硬化性樹脂含浸オーバーレイ層
3.プライマー層
4.表面保護層
5.易接着処理
11.転写シート
12.転写シート基材
Claims (6)
- 熱硬化性樹脂含浸コア層、意匠層、プライマー層及び表面保護層をこの順に積層してなり、加熱加圧成形して得られ、該プライマー層を形成するバインダー樹脂がウレタン系樹脂を含み、該バインダー樹脂中のウレタン系樹脂の含有量が50質量%以上であり、該バインダー樹脂がガラス転移温度−70〜−15℃のポリエステル系ウレタンであり、該表面保護層が電離放射線硬化性樹脂を架橋硬化してなるものである熱硬化性樹脂化粧板。
- プライマー層が、その表面保護層側の表面に易接着処理を施したものである請求項1に記載の熱硬化性樹脂化粧板。
- 実験台に用いられる請求項1又は2に記載の熱硬化性樹脂化粧板。
- 熱硬化性樹脂含浸コア層と意匠層とを順に積層してなる積層体の意匠層の上に、プライマー層及び表面保護層を、該プライマー層が意匠層側となるように転写により設けた後、加熱加工成形することを特徴とし、該プライマー層を形成するバインダー樹脂がウレタン系樹脂を含み、該バインダー樹脂中のウレタン系樹脂の含有量が50質量%以上であり、該バインダー樹脂がガラス転移温度−70〜−15℃のポリエステル系ウレタンであり、該表面保護層が電離放射線硬化性樹脂を架橋硬化してなるものである熱硬化性樹脂化粧板の製造方法。
- 熱硬化性樹脂含浸コア層、意匠層及びプライマー層を順に積層してなる積層体のプライマー層の上に、表面保護層を転写により設けた後、加熱加工成形することを特徴とし、該プライマー層を形成するバインダー樹脂が、ウレタン系樹脂を含み、該バインダー樹脂中のウレタン系樹脂の含有量が50質量%以上であり、該バインダー樹脂がガラス転移温度−70〜−15℃のポリエステル系ウレタンであり、該表面保護層が電離放射線硬化性樹脂を架橋硬化してなるものである熱硬化性樹脂化粧板の製造方法。
- プライマー層が、その表面保護層側の表面に易接着処理を施したものである請求項4又は5に記載の熱硬化性樹脂化粧板の製造方法。
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