JP5498523B2 - 可塑性材料の押出シミュレーション方法及び装置 - Google Patents

可塑性材料の押出シミュレーション方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5498523B2
JP5498523B2 JP2012050743A JP2012050743A JP5498523B2 JP 5498523 B2 JP5498523 B2 JP 5498523B2 JP 2012050743 A JP2012050743 A JP 2012050743A JP 2012050743 A JP2012050743 A JP 2012050743A JP 5498523 B2 JP5498523 B2 JP 5498523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calculation
model
material model
flow
plastic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012050743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013184367A (ja
Inventor
昌也 角田
亮介 谷元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2012050743A priority Critical patent/JP5498523B2/ja
Priority to US13/690,192 priority patent/US9378307B2/en
Priority to EP12196475.3A priority patent/EP2637116A3/en
Priority to KR1020130022003A priority patent/KR102109907B1/ko
Priority to CN201310072053.XA priority patent/CN103310036B/zh
Publication of JP2013184367A publication Critical patent/JP2013184367A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5498523B2 publication Critical patent/JP5498523B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation
    • G06F30/28Design optimisation, verification or simulation using fluid dynamics, e.g. using Navier-Stokes equations or computational fluid dynamics [CFD]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation
    • G06F30/23Design optimisation, verification or simulation using finite element methods [FEM] or finite difference methods [FDM]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Algebra (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Software Systems (AREA)

Description

本発明は、例えば、架橋前のゴム材料などの流動性を有する可塑性材料が、ダイプレート等から押し出される様子を、コンピュータを利用して精度良く安定して計算しうる可塑性材料の押出シミュレーション方法及び装置に関する。
近年、例えば、空気入りタイヤ等の性能がコンピュータを用いたシミュレーションによって評価されている。このようなシミュレーションを利用することにより、実際に製品を試作することなく、その大凡の性能を評価することができる。これは、タイヤの開発期間や開発コストを大幅に低減させるのに役立つ。関連する技術としては、下記特許文献1及び2が提案されている。
特許第4792049号公報 特許第4777040号公報
しかしながら、これまでのシミュレーション方法は、タイヤ等の性能を定量的にコンピュータで把握しているに過ぎず、設計通りのタイヤを製造するためには未だ十分に活用されていない。特に、タイヤの部品であるゴム材料を成形するゴム押出工程等については、人間の経験と勘に頼っている部分が多い。従って、タイヤを設計通りに少ない工程で製造するためには、ゴム押出工程においてゴム材料の断面形状等をコントロールするプリフォーマやダイプレート等の形状の開発効率を高めることが不可欠となる。
本発明は、このような実情に鑑み案出なされたもので、未加硫のゴム材料等のように流動性を有した可塑性材料が、断面積が変化する流路を通過する際の様子を定量的に把握して評価し、タイヤ等のゴム製品のさらなる技術開発や、ゴム材料の断面形状等をコントロールするプリフォーマやダイプレート等の形状の開発効率を高めるのに役立つ可塑性材料の押出シミュレーション方法及び装置を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、一端に可塑性材料が供給される供給口を有しかつ他端に前記可塑性材料が押し出される吐出口を具えしかも断面積が変化する押出流路を前記可塑性材料が通過する様子をコンピュータで計算してシミュレートする可塑性材料の押出シミュレーション方法であって、前記可塑性材料をモデル化した材料モデルを設定するステップと、前記押出流路を有限の要素で離散化して流路モデルを設定するステップと、前記流路モデル内に、前記材料モデルを配置しかつ予め定めた条件に基づいて前記供給口から前記吐出口まで流動させる流動計算を行うステップと、前記材料モデルから物理量を取得するステップとを含み、前記流動計算は、前記材料モデルに粘度一定の物性を与えて安定状態になるまで計算を行う第1計算ステップと、前記第1計算ステップで得られた材料モデルの計算結果を初期値とし、かつ、前記材料モデルに、せん断速度に応じて粘度が変化するせん断速度依存性又は温度に応じて粘度が変化する温度依存性の一方のみを与えて安定状態になるまで計算を行う第2計算ステップと、前記第2計算ステップで得られた材料モデルの計算結果を初期値とし、かつ、前記材料モデルに、前記せん断速度依存性及び前記温度依存性を与えて安定状態になるまで計算を行う第3計算ステップとを含むことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記材料モデルは、粘度が定義された第1の材料モデルと、該第1の材料モデルとは異なる粘度が定義された第2の材料モデルとを少なくとも含み、前記流動計算は、前記第1の材料モデルと、前記第2の材料モデルとの混相をVOF法に基づいて計算する請求項1記載の可塑性材料の押出シミュレーション方法である。
また請求項3記載の発明は、前記流動計算は、第1の材料モデルのみで計算を行うステップと、前記第1の材料モデルで前記安定状態が得られた後、第2の材料モデルを徐々に前記供給口に供給するステップとを含む請求項2に記載の可塑性材料の押出シミュレーション方法である。
また請求項4記載の発明は、前記流路モデルは、前記第1の材料モデルが供給される第1の流路モデルと、前記第2の材料モデルが供給されるとともにその流れの下流側で前記第1の流路モデルの第1の材料モデルと混合される第2の流路モデルとを含む請求項2又は3に記載の可塑性材料の押出シミュレーション方法である。
また請求項5記載の発明は、一端に可塑性材料が供給される供給口を有しかつ他端に前記可塑性材料が押し出される吐出口を具えしかも断面積が変化する押出流路を前記可塑性材料が通過する様子をコンピュータで計算してシミュレートする可塑性材料の押出シミュレーション装置であって、前記可塑性材料をモデル化した材料モデルが入力される材料モデル入力部と、前記押出流路を有限の要素で離散化した流路モデルが入力される流路モデル入力部と、前記流路モデル内に、前記材料モデルを配置しかつ予め定めた条件に基づいて前記供給口から前記吐出口まで流動させる流動計算を行う流動計算実行手段と、前記吐出された材料モデルから物理量を取得する物理量取得手段とを含み、前記流動計算実行手段は、前記材料モデルに、粘度一定の物性を与えて前記安定状態になるまで計算を行う第1計算ステップ計算手段と、前記第1計算ステップで得られた材料モデルの計算結果を初期値とし、かつ、前記材料モデルに、せん断速度に応じて粘度が変化するせん断速度依存性又は温度に応じて粘度が変化する温度依存性の一方のみを与えて前記安定状態になるまで計算を行う第2計算ステップ計算手段と、前記第2計算ステップで得られた材料モデルの計算結果を初期値とし、かつ、前記材料モデルに、前記せん断速度依存性及び前記温度依存性を与えて前記安定状態になるまで計算を行う第3計算ステップ計算手段とを含むことを特徴とする。
本発明は、一端に可塑性材料が供給される供給口を有しかつ他端に前記可塑性材料が押し出される吐出口を具えしかも断面積が変化する押出流路を前記可塑性材料が通過する様子をコンピュータで計算してシミュレートする可塑性材料の押出シミュレーション方法である。本発明このシミュレーション方法では、前記可塑性材料をモデル化した材料モデルを設定するステップと、前記押出流路を有限の要素で離散化して流路モデルを設定するステップと、前記流路モデル内に、前記材料モデルを配置しかつ予め定めた条件に基づいて前記供給口から前記吐出口まで流動させる流動計算を行うステップとを含む。
このようなシミュレーション方法によれば、未加硫ゴムや架橋前の樹脂材料等の可塑性材料について、押出しや射出成形時の流動状態を定量的に把握し、その良否を比較検討することができる。また、その結果に応じて、可塑性材料が流れる流路の長さや断面形状などを変更し、例えば可塑性材料の流速の向上や発熱が生じにくい等の最適な流路を設計できる。従って、可塑性材料を用いて成形されるタイヤ等のゴム製品の開発をさらに向上させ得る。
また、本発明では、流動計算において、材料モデルに粘度一定の物性を与えて安定状態になるまで計算を行う第1計算ステップと、第1計算ステップで得られた材料モデルの計算結果を初期値とし、かつ、材料モデルに、せん断速度依存性又は温度依存性の一方のみを与えて安定状態になるまで計算を行う第2計算ステップと、第2計算ステップで得られた材料モデルの計算結果を初期値とし、かつ、材料モデルに、前記せん断速度依存性及び前記温度依存性を与えて安定状態になるまで計算を行う第3計算ステップとを含む。このように、流動計算において、最初は材料モデルの粘度を一定とし、計算が安定するに従って、せん断速度依存性及び温度依存性を段階的に与えることにより、解が収束しやすくなり、計算が安定する。
押出流路を説明する断面図である。 コンピュータ装置の斜視図である。 本実施形態の処理手順の一例を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は流路モデルを視覚化して示す斜視図である。 流路モデルの断面図である。 流動計算の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1乃至第3計算の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
本発明は、例えば、図1に示されるように、スクリュー式の押出機a1乃至a3の下流側に接続された未加硫のゴム材料の押出流路b1乃至b3を通ってダイプレートcから押し出される様子がコンピュータ装置を使用して精度良くシミュレートされる。この実施形態では、3つの押出流路b1乃至b3からそれぞれ独立して供給される3種類のゴム材料が最終的には一つに連結され、最終的に一つの押出断面でダイプレートcから押出しされる様子がシミュレートされる。
本実施形態において、前記可塑性材料は、十分に練られた架橋前のゴム材料である。ただし、これ以外にも樹脂材料やエラストマー等の流動性を有するものが可塑性材料として採用され得る。また、本発明において、可塑性材料は、十分に練られて安定的な流動状態(流体)とみなすことができる状態のものが前提とされる。例えば、未加硫のゴム材料の場合、十分に練られて約80℃程度まで昇温した状態がこの状態に相当する。
図2には、本実施形態の押出シミュレーション方法を実施するためのコンピュータ装置1が示されている。このコンピュータ装置1は、本体1aと、入力手段としてのキーボード1b、マウス1cと、出力手段としてのディスプレイ装置1dとを含んで構成されている。本体1aには、演算処理装置(CPU)、メモリー及び磁気ディスク等の記憶手段、及び、CD−ROMやフレキシブルディスクのドライブ1a1、1a2などを適宜具えている。前記記憶手段には、本発明に係るシミュレーション方法を実行するためのプログラムが記憶されている。従って、コンピュータ装置1は、押出シミュレーションを実行する押出シミュレーション装置を構成する。
図3には、本実施形態の処理手順のフローチャートが示されている。本実施形態では、先ず、材料モデルがコンピュータ装置1に入力される(ステップS1)。該材料モデルは、前記押出流路b1乃至b3内を流れるゴム材料をコンピュータ装置1での数値計算に取り込むためのもので、本実施形態では、粘度(せん断粘度)が異なる3種類のゴム材料を模した材料モデルが設定される。また、各材料モデルについて、前記ゴム材料の物性に基づいたせん断粘度、比熱及び熱伝導率がコンピュータ装置1に入力される。
[せん断粘度]
十分に練られた前記ゴム材料から粘弾性特性(G'及びG”)が複数の温度条件で測定され、これらはCox-Merz則などを用いてせん断粘度(下式)に変換される。
η=mγ'n-1
ここで、η:せん断粘度、m:絶対温度Tの関数となる係数、γ':せん断速度、n:係数である。このようにして得られたせん断粘度は、せん断速度依存性及び温度依存性を有する。本実施形態では、3種類の材料モデルについて、それぞれ異なるせん断粘度が定義される。なお、各せん断粘度には、下限値や上限値などを設定することが望ましい。
[比熱]
前記比熱は、解析対象となる前記ゴム材料から、例えば断熱型連続法(@25℃)にて測定され、その値が前記コンピュータ装置1に入力される。本実施形態では、3種類のゴム材料の比熱として、いずれも同一の比熱の値がコンピュータ装置1に入力される。
[熱伝導率]
熱伝導率は、解析対象となる前記ゴム材料から、例えば熱線法(@25℃)にて測定され、その値が前記コンピュータに入力される。
次に、流路モデルがコンピュータ装置1に入力される(ステップS2)。図4及び図5には、流路モデル2が視覚化して示されている。該流路モデル2は、一端に材料モデルが供給される供給口iを有し、かつ、他端に材料モデルが押し出される吐出口oを具えるもので、前記押出流路の三次元空間が有限個の要素でモデル化(離散化)されたものである。
本実施形態の流路モデル2は、それぞれ独立した供給口iを有する3つの流路モデル、即ち、第1乃至第3の流路モデル2A乃至2Cからなる。各流路モデル2A乃至2Cを通った材料モデルは、各々の吐出口Oa乃至Ocを経て一つの吐出口Oから吐出される。また、各流路モデル2A乃至2Cの断面積は、流れ方向で変化している。この実施形態の流路モデル2A乃至2Cは、材料モデルが流れる下流側に向かって断面積が漸減している。また、本実施形態の第1乃至第3の流路モデル2A乃至2Cは、いずれも計算時間を短縮するために、図4(b)に示されるように、断面を半分にして設定されている。ただし、このような態様に限定されるものではない。
各流路モデル2は、図5の一部拡大図に示されるように、材料モデルが流れる空間が複数個の要素eで分割(離散化)されている。要素分割は、四面体、六面体などの他、多面体セル(ポリヘドラルグリッド)といった三次元要素で行われ、本実施形態ではオイラー要素でモデル化される。各要素では、材料モデルの圧力、温度及び速度等の物理量が計算される。
[境界条件]
次に、本実施形態では、境界条件等が設定される(ステップS3)。境界条件として、本実施形態では、流路モデル2A乃至2Cの供給口iにそれぞれ供給される第1乃至第3の材料モデルの流速及び温度、並びに、流路モデル2の吐出口Oの圧力(=0)が与えられる。前記各材料モデルの流速や温度は、例えば、解析対象となる押出流路で適宜実測を行ない、その値を参考に設定することができる。また、流路モデル2A乃至2Cの壁面には、温度が与えられる。本実施形態では一定の温度が与えられる。
また、流路モデル2の壁面2eには、流速境界条件が設定される。流速境界条件としては、下記の2通りが設定可能であり、シミュレーションの用途や精度等に応じて、いずれかが採用される。
(a)壁面ノースリップ条件
前記壁面ノースリップ条件では、材料モデルは、流路モデル2の壁面での流速は常に零とされる。
(b)壁面スリップ条件
壁面スリップ条件では、材料モデルは、流路モデル2の壁面において流速を持つ。
発明者らの実験によれば、ゴム材料が押し出される押出流路の壁面に作用するせん断力を測定したところ、スリップの影響は、配合が異なる複数種類のゴム材料の分配状況に関しては軽微であった。このため、本実施形態では、壁面ノースリップ条件が設定された。他の条件としては、流動計算(シミュレーション)のタイムステップ、内部処理でのイタレーションの反復回数、計算終了時刻などがある。これらの条件は、シミュレーションの目的等に応じて任意に定められる。
[流動計算]
次に、コンピュータ装置1は、前記境界条件に基づき、流路モデル2内に、前記材料モデルを配置して供給口iから吐出口Oまで流動させる流動計算を行う(ステップS4)。流動計算を行うことにより、流路モデル2の各要素eの位置において、材料モデルの運動状態を特定する3方向(x,y,z)の速度成分uと、材料モデルの内部状態を特定する未知量である圧力p及び温度Tが計算される。つまり、解くべき未知数はこの5つである。なお、本実施形態の流動計算は、非圧縮性流れの場合のNavier-Stoks方程式が用いられ、材料モデルの密度は一定とされる。
本実施形態において、材料モデルは、全温度領域で流体として扱われる。このため、流体の方程式(Navier-Stoks 方程式、質量保存式、エネルギー方程式の連立)を解くことになる。また、本実施形態では、せん断粘度が異なる複数種類の材料モデルの混相を扱う必要があるため、自由界面の流れの計算で用いられるVOF(Volume of Fluid)法が用いられる。VOF法では、せん断粘度等が異なる2つの流体(材料モデル)の界面の移動を直接計算するのではなく、各要素(「セル」ということもある。)の体積中の材料モデルの充填率(即ち、体積分率)を定義して自由界面を平均化して表現する。支配方程式は次の通りである。
[運動方程式]
本実施形態では、流路モデル2の中に3種類の材料モデルが流れる3相の混相流モデルが、一つの流体として扱われる。この場合、運動方程式は、下記式の1組(x,y,zの3方向)について解くだけで良い。これは、VOF法により、3相を平均化して、一相の流体として扱うことで実現されている。
上記式において、符号は次の通りである。
u:混相流モデルの速度
p:混相流モデルの圧力
ρ:混相流モデルの密度
g:重力加速度
T:混相流モデルの絶対温度
F:外力
また、混相流モデルの密度ρ及びせん断粘度η等は、下式のように、第1乃至第3の材料モデルの各相がそれぞれ占める体積で重み付けされて平均化されたものが使用される。
上記式において、符号は次の通りである。
α:各セルにおける各相の体積分率
ρ各セルにおける各相の密度
η:各セルにおける各相のせん断粘度
[質量保存式]
同様に、質量保存(連続の式)及び圧力方程式も一組のみ解くことで足りる。つまり、本実施形態のシミュレーション方法では、混相でありながら、流れ場の計算としては単相と同じであり、場所(体積分率)によって、物性値が異なる流れを解いていることになる。各相の位置は、計算結果として得られる体積分率(Volume Fraction)の分布より判断できる。
[エネルギー方程式]
エネルギー方程式については、下記式で表現される。また、材料モデルの温度はこの式によって求めることができる。
上記式において、符号は次の通りである。
E:エンタルピ
k:熱伝導率
S:ソース項
[体積分率輸送方程式]
体積分率の分布は、各材料モデルの相間の界面位置を決定するものである。この体積分率αqは、下記式を精度良く解くことで得られる。
ここで、流路モデル2の任意の要素eにおいて、体積分率αq=0の場合、当該要素にはq相は存在しないことを示す。また、体積分率αq=1の場合、当該要素はq相で全部が満たされていることを示す。さらに、0<αq<1の場合、当該要素は、q相と他の相とで満たされていること、つまり混相であって両者の界面が存在することを示す。この方程式は、例えば、Modified-HRIC (Implicit) で解くことができる。詳細は、ANSYS Fluent User's Manual, 26.2.9 Modified HRIC Schemeに詳しく述べられている。
また、本実施形態において、上記各方程式は、圧力ベースの分離型解法で解かれる。圧力方程式と運動方程式とのカップリングには、例えばSIMPLE(Semi-Implicit Method for Pressure-Linked Equations)アルゴリズムが用いられるのが望ましい。
図6には、コンピュータ装置1が行う流動計算の具体的な処理手順の一例が示されている。本実施形態では、先ず、各材料モデルのせん断粘度が一定に設定され(ステップS51)、この材料モデルが流路モデル2に供給される(ステップS52)。
流動計算において、各材料モデルのせん断粘度に、最初からせん断速度依存性及び温度依存性が与えられても良い。しかしながら、このような場合、計算が収束しない場合がある。そこで、本実施形態では、先ず、第1乃至第3の材料モデルのせん断粘度が、せん断速度又は温度が変化しても変化しないものに、一時的に変更される。
せん断粘度ηは、材料モデルを設定するステップS1において、当初は、せん断速度依存性及び温度依存性を加味して下式で設定された。
η=mγ'n-1
従って、ステップS51では、上記設定された粘度が一時的に固定値へと変更される。この固定値には、実験結果に基づき、代表的な温度(例えば100℃)及びせん断速度(10(1/s))でのせん断粘度が用いられている。
次に、コンピュータ装置1は、第1計算を行う(ステップS53)。即ち、コンピュータ装置1は、せん断粘度一定の物性が与えられた第1乃至第3の材料モデルと、流路モデル2とを用い、計算された流れが安定状態になるまで計算を行う。
第1計算の詳細な処理手順は、図7のフローチャートに示されている。本実施形態では、先ず、材料モデルの速度と圧力勾配の下限及び上限であるリミットを設定し、速度勾配及び圧力勾配が計算される(ステップS100)。
次に、最新の圧力場から離散化した前記運動方程式をセットアップし、反復法ソルバーを用いて、その解、即ち、材料モデル(又は混相)の3方向の速度が計算される(ステップS101)。反復法としては、例えばガウス・ザイデル法等が挙げられる。
次に、上記速度が質量保存式を満たすか否かをチェックするために、先ず、流路モデル2のセル表面における材料モデルの修正前の質量流量を求める(ステップS102)。質量流量は、質量保存則を満たすか否かを判定するために必要である。また、「修正前の質量流量」とあるのは、SIMPLEアルゴリズムのループの中で、最初に取り敢えず使用される質量流量であり、ここでは、誤差が大きいので「修正前」と表現されている。
次に、速度場と圧力場とを、前記SIMPLEアルゴリズムを用いてカップリングし、圧力場を修正するための下記のような圧力補正方程式が構築される(ステップS103)。
▽[k▽φ]=src
次に、上記ステップで得られた圧力補正方程式が、例えばAMGソルバー、CG又はBi−CG等の反復法で計算され、圧力補正量p’が計算される(ステップS104)。
次に、計算された解を元に、圧力場が修正される(ステップS105)。圧力場の補正は、次のように行われる。
n+1=pn+ωp’
ここで、pは圧力、nは現在のステップ数、ωは緩和係数であり、本実施形態では0.3が採用されている。
次に、壁面の境界条件が修正(アップデート)される。即ち、修正された圧力場から圧力勾配を求め、その圧力勾配を境界条件として与える(ステップS106)。
次に、セル表面の質量流量が修正される(ステップS107)。修正は次のように行われる。
f n+1=mf *+m'f
ここで、mf n+1は修正後のセル表面の質量流量、mf*は修正前のセル表面の質量流量、m'fは質量流量の修正値である。
次に、速度場が修正される(ステップS108)。速度場の修正は、例えば、次のようにして行われる。
n+1=v*−(V▽p'/αp V
ここで、▽p'は圧力補正量の勾配、αp Vは運動方程式中の速度の対角成分である。
次に、前記エネルギー方程式を解くことにより、材料モデルの温度が算出される(ステップS109)。
次に、計算が収束したと判断された場合(ステップS110でY)、図6のフローチャートに戻る。前記収束条件は、例えば、修正された質量流量の総量が、予め定めた誤差の範囲内に留まったか否かで行いうる。このような状態は、各材料モデルの流れが安定状態にあるとみなすことができる。他方、ステップS110で収束していないと判断された場合には、ステップS100以降が繰り返される。
次に、コンピュータ装置1は、第1計算S53で得られた流路モデル2の各要素の速度(3成分)及び圧力を、第2計算を開始する際の速度場の初期値としてセットする(ステップS54)。
次に、コンピュータ装置1は、材料モデルのせん断粘度に、せん断速度に応じて粘度が変化するせん断速度依存性又は温度に応じて粘度が変化する温度依存性の一方のみを与える(ステップS55)。本実施形態では、粘度は、せん断速度依存性のみが与えられ、温度依存性は与えられていない。せん断粘度ηは、材料モデルを設定するステップS1において、当初は、せん断速度依存性及び温度依存性を加味して設定された。しかし、ステップS55では、上記設定された粘度が、一時的に、せん断速度依存性のみを有するものへと変更される。
次に、コンピュータ装置1は、せん断速度依存性のみを有した粘度が与えられた第1乃至第3の材料モデルを、流路モデル2に供給し(ステップS56)、第2計算を行う(ステップS57)。即ち、せん断速度依存性のみを有した粘度が与えられた第1乃至第3の材料モデルと、流路モデル2とを用いて、材料モデルの流れが安定状態になるまで計算が行われる。第2計算は、図7に示した第1計算と同様の手順で行われる。通常、流路モデル2では、要素毎にせん断速度が異なる。この第2計算では、要素のせん断速度に基づいたせん断粘度が計算される。そして、一様ではないせん断粘度の分布は、流路モデルの速度場に影響を与え、圧力変化をもたらすが、第2計算では、これらがバランスするまで収束計算が行われる。
次に、コンピュータ装置1は、第2計算S57で得られた流路モデルの速度(3成分)及び圧力を、第3計算を開始する際の速度場の初期値としてセットする(ステップS58)。
次に、コンピュータ装置1は、材料モデルに、温度によってせん断粘度が変化する温度依存性を追加する(ステップS59)。
次に、コンピュータ装置1は、せん断速度依存性及び温度依存性を有した粘度の物性が与えられた第1乃至第3の材料モデルと、流路モデル2とを用いて、安定状態になるまで計算を行う(第3計算S61)。第3計算は、図7に示した第1計算と同様の手順で行われる。
流動計算を終えると、コンピュータ装置1は、安定状態の流れを持った材料モデルから物理量を取得する(ステップS5)。物理量としては、流動計算で得られた材料モデルの速度、圧力及び温度が挙げられるが、特に、流路モデル2の吐出口Oの各位置での物理量を取得することが望ましい。
次に、吐出口Oから押し出された押出物(材料モデル)の物理量に基づいて、この押出物が良好であるか否かが判断される(ステップS6)。押出物の良否の判断としては、
a)吐出口での流速分布が小さい(一様な速度になっている)こと
b)せん断粘度の異なる複数のゴム材料が設計値通りの分配になっていること
c)温度の分布が一様であること(局所的な発熱がないこと)
等をあげることができる。
次に、押出物の評価が良好である場合、流路モデル2の三次元形状に基づいて、ゴム材料を押し出す際の押出流路が設計される(ステップS7)。他方、押出物の評価が良好ではない場合(ステップS6でN)、流路モデル2の形状を再設定し(ステップS2)、ステップS3以降が繰り返される。
以上説明したように、本発明の流動計算では、最初は粘度を一定とした材料モデルの流れが計算される(第1計算)。そして、この第1計算で安定した材料モデルの流れが得られると、その計算結果を初期値として利用するとともに、粘度にせん断速度依存性又は温度依存性の一方のみを与えた材料モデルの流れが計算される(第2計算)。さらに、この第2計算で安定した材料モデルの流れが得られると、その計算結果を初期値として利用するとともに、粘度にせん断速度依存性及び温度依存性を与えた材料モデルの流れが計算される(第3計算)。流動計算において、材料モデルの粘度に、いきなりせん断速度依存性及び温度依存性を与えると、計算が収束しないことが多いが、本発明では、このような不具合を解消し、安定した流動計算を実現することができる。
なお、上記実施形態では、材料モデルの粘度について、先にせん断速度依存性を与え、その後に温度依存性を与えているが、先に温度依存性を与えても良いのは言うまでもない。また、上記実施形態では、粘度が異なる3種類の材料モデルを用いた例を示したが、1種類のゴム材料を用いたものでも良い。このように、本発明は、種々の態様に変形して実施することができる。
本発明の効果を確認するために、図4及び図5の流路モデルに基づいて、可塑性材料として、未加硫のゴム材料の押出しシミュレーションが行われた。先ず、実施例1については、材料モデルのせん断粘度について、第1計算としてせん断粘度一定、第2計算としてせん断速度依存性、第2計算としてせん断速度依存性及び温度依存性が与えられた。実施例2は、第2計算で温度依存性の方を先に与えた。また、比較例では、材料モデルの粘度に、最初から、せん断速度依存性及び温度依存性が与えられた。
テストの結果は、実施例1では、早期に収束解が得られ、計算が安定した。実施例2も同様であり、実施例1の計算時間と同様であった。比較例では、解がなかなか収束せず、発散してしまい、収束解を得ることはできなかった。
1 コンピュータ装置
2 流路モデル

Claims (5)

  1. 一端に可塑性材料が供給される供給口を有しかつ他端に前記可塑性材料が押し出される吐出口を具えしかも断面積が変化する押出流路を前記可塑性材料が通過する様子をコンピュータで計算してシミュレートする可塑性材料の押出シミュレーション方法であって、
    前記可塑性材料をモデル化した材料モデルを設定するステップと、
    前記押出流路を有限の要素で離散化して流路モデルを設定するステップと、
    前記流路モデル内に、前記材料モデルを配置しかつ予め定めた条件に基づいて前記供給口から前記吐出口まで流動させる流動計算を行うステップと、
    前記材料モデルから物理量を取得するステップとを含み、
    前記流動計算は、前記材料モデルに粘度一定の物性を与えて安定状態になるまで計算を行う第1計算ステップと、
    前記第1計算ステップで得られた材料モデルの計算結果を初期値とし、かつ、前記材料モデルに、せん断速度に応じて粘度が変化するせん断速度依存性又は温度に応じて粘度が変化する温度依存性の一方のみを与えて安定状態になるまで計算を行う第2計算ステップと、
    前記第2計算ステップで得られた材料モデルの計算結果を初期値とし、かつ、前記材料モデルに、前記せん断速度依存性及び前記温度依存性を与えて安定状態になるまで計算を行う第3計算ステップとを含むことを特徴とする可塑性材料の押出シミュレーション方法。
  2. 前記材料モデルは、粘度が定義された第1の材料モデルと、該第1の材料モデルとは異なる粘度が定義された第2の材料モデルとを少なくとも含み、
    前記流動計算は、前記第1の材料モデルと、前記第2の材料モデルとの混相をVOF法に基づいて計算する請求項1記載の可塑性材料の押出シミュレーション方法。
  3. 前記流動計算は、第1の材料モデルのみで計算を行うステップと、
    前記第1の材料モデルで前記安定状態が得られた後、第2の材料モデルを徐々に前記供給口に供給するステップとを含む請求項2に記載の可塑性材料の押出シミュレーション方法。
  4. 前記流路モデルは、前記第1の材料モデルが供給される第1の流路モデルと、前記第2の材料モデルが供給されるとともにその流れの下流側で前記第1の流路モデルの第1の材料モデルと混合される第2の流路モデルとを含む請求項2又は3に記載の可塑性材料の押出シミュレーション方法。
  5. 一端に可塑性材料が供給される供給口を有しかつ他端に前記可塑性材料が押し出される吐出口を具えしかも断面積が変化する押出流路を前記可塑性材料が通過する様子をコンピュータで計算してシミュレートする可塑性材料の押出シミュレーション装置であって、
    前記可塑性材料をモデル化した材料モデルが入力される材料モデル入力部と、
    前記押出流路を有限の要素で離散化した流路モデルが入力される流路モデル入力部と、
    前記流路モデル内に、前記材料モデルを配置しかつ予め定めた条件に基づいて前記供給口から前記吐出口まで流動させる流動計算を行う流動計算実行手段と、
    前記吐出された材料モデルから物理量を取得する物理量取得手段とを含み、
    前記流動計算実行手段は、前記材料モデルに、粘度一定の物性を与えて前記安定状態になるまで計算を行う第1計算ステップ計算手段と、
    前記第1計算ステップで得られた材料モデルの計算結果を初期値とし、かつ、前記材料モデルに、せん断速度に応じて粘度が変化するせん断速度依存性又は温度に応じて粘度が変化する温度依存性の一方のみを与えて前記安定状態になるまで計算を行う第2計算ステップ計算手段と、
    前記第2計算ステップで得られた材料モデルの計算結果を初期値とし、かつ、前記材料モデルに、前記せん断速度依存性及び前記温度依存性を与えて前記安定状態になるまで計算を行う第3計算ステップ計算手段とを含むことを特徴とする可塑性材料の押出シミュレーション装置。
JP2012050743A 2012-03-07 2012-03-07 可塑性材料の押出シミュレーション方法及び装置 Expired - Fee Related JP5498523B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012050743A JP5498523B2 (ja) 2012-03-07 2012-03-07 可塑性材料の押出シミュレーション方法及び装置
US13/690,192 US9378307B2 (en) 2012-03-07 2012-11-30 Method and apparatus for simulating plastic material flowing through extruding channel
EP12196475.3A EP2637116A3 (en) 2012-03-07 2012-12-11 Method and apparatus for simulating plastic material flowing through an extruding channel
KR1020130022003A KR102109907B1 (ko) 2012-03-07 2013-02-28 압출 채널을 통하여 유동하는 가소성 재료를 시뮬레이팅하기 위한 방법 및 장치
CN201310072053.XA CN103310036B (zh) 2012-03-07 2013-03-06 模拟塑性材料流经挤压通道的方法和设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012050743A JP5498523B2 (ja) 2012-03-07 2012-03-07 可塑性材料の押出シミュレーション方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013184367A JP2013184367A (ja) 2013-09-19
JP5498523B2 true JP5498523B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=47563017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012050743A Expired - Fee Related JP5498523B2 (ja) 2012-03-07 2012-03-07 可塑性材料の押出シミュレーション方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9378307B2 (ja)
EP (1) EP2637116A3 (ja)
JP (1) JP5498523B2 (ja)
KR (1) KR102109907B1 (ja)
CN (1) CN103310036B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104133958B (zh) * 2014-07-28 2017-02-22 浙江中控软件技术有限公司 一种复杂管网模拟仿真计算方法及装置
JP6306979B2 (ja) * 2014-08-21 2018-04-04 住友ゴム工業株式会社 可塑性材料の押出シミュレーション方法
JP6524686B2 (ja) * 2015-02-13 2019-06-05 横浜ゴム株式会社 流体の流動シミュレーション方法及び装置
JP6930392B2 (ja) * 2017-11-17 2021-09-01 住友ゴム工業株式会社 粘弾性体の管路の設計方法、設計プログラム、及び評価方法
JP6991094B2 (ja) * 2018-03-30 2022-01-12 Toyo Tire株式会社 タイヤ製造工程をシミュレーションする方法、システム、及びプログラム
CN108733923B (zh) * 2018-05-21 2020-04-14 湖南科技大学 基于最小流动单元的采空区氮气充注压力损失计算方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02258229A (ja) * 1989-03-31 1990-10-19 Hitachi Ltd 成形プロセスシミュレーション方法およびその装置
JP2540232B2 (ja) * 1990-08-21 1996-10-02 積水化学工業株式会社 金型の統合解析システム
JP2004082450A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Toray Ind Inc 多層フィルム製造装置の設計方法および製造方法、ならびに多層フィルムの製造方法
JP4777040B2 (ja) 2005-10-24 2011-09-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤの走行シミュレーション方法
JP4800776B2 (ja) * 2006-01-19 2011-10-26 東洋ゴム工業株式会社 粘弾性流体の流動シミュレーション方法
US20070239413A1 (en) * 2006-04-06 2007-10-11 Jiun-Der Yu Local/local and mixed local/global interpolations with switch logic
TW200834364A (en) * 2006-10-06 2008-08-16 Hitachi Chemical Co Ltd Method for analyzing fluidity of resin material including particles and fluidity analysis system
JP2008230130A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Kaneka Corp 均一な厚み分布を有するフィルムの製造方法および製造装置
JP4792049B2 (ja) 2008-01-09 2011-10-12 住友ゴム工業株式会社 タイヤのノイズ性能のシミュレーション方法及びタイヤの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR102109907B1 (ko) 2020-05-12
US20130238293A1 (en) 2013-09-12
EP2637116A3 (en) 2017-11-15
KR20130102481A (ko) 2013-09-17
CN103310036B (zh) 2018-01-23
US9378307B2 (en) 2016-06-28
JP2013184367A (ja) 2013-09-19
EP2637116A2 (en) 2013-09-11
CN103310036A (zh) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5498523B2 (ja) 可塑性材料の押出シミュレーション方法及び装置
CN103488862B (zh) 用于模拟高粘度流体的方法
US9193093B2 (en) Method for simulating multiphase flow of plastic material and gas
Shi et al. 3D numerical simulation of filling and curing processes in non-isothermal RTM process cycle
US9164958B2 (en) Simulating method for kneaded state of fluid
Nguyen et al. Effects of polymer melt compressibility on mold filling in micro-injection molding
JP6306979B2 (ja) 可塑性材料の押出シミュレーション方法
Lebaal et al. Rheological parameters identification using in situ experimental data of a flat die extrusion
JP6930392B2 (ja) 粘弾性体の管路の設計方法、設計プログラム、及び評価方法
Shi et al. Three-dimension numerical simulation for vulcanization process based on unstructured tetrahedron mesh
JP6733183B2 (ja) 粘性流体の混練状態の解析方法
JP6950477B2 (ja) 粘弾性材料のシミュレーション方法
Yan et al. Numerical simulation of the filling stage for plastic injection moulding based on the Petrov-Galerkin methods
JP6885137B2 (ja) 粘性流体の混練状態の解析方法
Gupta et al. Optimal Galerkin finite element methods for non-isothermal liquid composite moulding process simulations
JP2022181577A (ja) 粘弾性流体の断面形状の予測方法
Sarghini Analysis and Simulation of Pasta Dough Extrusion Process by CFD
Nassehi et al. Choice of appropriate constitutive equations in modelling of injection moulding of rubber
JP2023054638A (ja) 流体シミュレーション方法
Joshi Pragmatism in semi-steady modular finite-grid simulation methodology for aerospace composites manufacturing
Chou et al. Three-dimensional CAE of wire sweep and paddle shift in microchip encapsulation
JP2019025755A (ja) 可塑性材料の混練シミュレーション方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5498523

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees