JPH02258229A - 成形プロセスシミュレーション方法およびその装置 - Google Patents

成形プロセスシミュレーション方法およびその装置

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JPH02258229A
JPH02258229A JP7807589A JP7807589A JPH02258229A JP H02258229 A JPH02258229 A JP H02258229A JP 7807589 A JP7807589 A JP 7807589A JP 7807589 A JP7807589 A JP 7807589A JP H02258229 A JPH02258229 A JP H02258229A
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molding
temperature
calculated
molded product
molding process
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JP7807589A
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English (en)
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Terunori Maruyama
丸山 照法
Masayuki Muranaka
昌幸 村中
Katsuhiko Sakae
勝彦 寒河江
Masaki Yoshii
吉井 正樹
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、成形プロセスシミュレーション方法およびそ
の装置に係り1例えば、熱可塑性樹脂を用いる成形品設
計あるいは成形金型設計用のCADシステムに用いられ
、特に、射出成形品の反り。
成形収縮など形状歪を算定して成形品形状、金型構造、
成形条件の適、不適を評価するのに好適な成形プロセス
シミュレーション方法およびその装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 成形材料に熱可塑性樹脂を用いる射出成形金型設計用の
CADシステムの代表的な従来技術としては、モールド
フロー、プラスチック、32巻(1981)、P51記
載のもの(以下MOLDFLOWという)と、モールド
 クーリング アナリシス プログラム、 Mo1d 
Cooling AnalysisProgra鳳(以
下MCAPという)とが知られている。
MOLD  FLOWは、注入、保圧、冷却、離型の各
段階からなる射出成形過程の注入段階の樹脂流動解析を
行うもので、流動バランスを達成するため、あるいは成
形品の不都合箇所にウェルドラインが生じるのを避ける
ためのランナー、ゲート条件を見出すのに有用である。
また、流動不足やパリ発生をさけるための成形品形状(
大きさ。
形状、厚さなど)あるいは成形条件(樹脂温度。
金型温度、射出時間、射出圧力、型締力など)を見出す
のに有用である。
MCAPは、射出成形過程の冷却段階の熱伝導解析を行
うもので、固定型と可動型の熱流バランスを達成したり
、成形サイクルを短縮するための冷却孔の配置や形状を
見出したり、冷媒温度、流量を見出すのに有用である。
[発明が解決しようとする課1M] 上記従来技術MOLD  FLOWは、流動性の評価を
主として行うものであり、またはMCAPは、熱伝導の
評価のみ行うものであるため、成形品の性能として最も
重視されることの多い形状精度に直接関係する反り、成
形収縮不均一など形状歪に関する評価はほとんど行うこ
とができなかった。
また、射出成形品の形状歪解析に関する先行技術として
、マイケル・ジャッキース冨射出成形平板品のアンバラ
ンス冷却による反り変形解析;プラスチック−・エンジ
ニャ曹ノング・サイエンス、22巻4号(1982年)
、第241頁から第247頁(Michael ST、
Jacques、”Am Analysis of T
hermal  Ilarpage  in  Inj
ection  Mo1ded  Flat  Par
ts  nue  to  Unbalanced  
Cooling”、Polymer  Enginee
ringAnd 5cience、March、Vo1
22.No、4(1982)、P241−247がある
この論文の中では、反り変形の解析方法が示されている
が、対象としている形状は−様な厚板であり1反り変形
を、厚さ中心がガラス転移温度になった時点の温度分布
とその時点の樹脂の平均温度の差とから計算するような
成形収縮の解析方法は開示されていない。
また、複雑な形状の成形品の反りの計算方法が開示され
ていなかった。
成形品の実際の変形を問題にする場合は、成形中の温度
分布と室温の差を用いて解析する必要がある。何故なら
、成形中の温度分布と樹脂の平均温度から変形を計算す
る限り、成形収縮を解析することはできず、また反りに
ついても成形品の品質を解析することはできない。
以上のように、従来の成形品の反り解析の方法では、複
雑な形状品の反りや成形収縮が解析できず、現実の品質
を解析できないという問題があった。
また、近年、レンズ、光ディスク、キャリッジなどの部
品をプラスチック化する要求が強まっているが、これら
の部品は0.1〜数十μmの形状精度を必要とする高精
度部品である。上記の部品を始め高精度部品をプラスチ
ック化する際、成形プロセスに伴う反り、成形収縮の不
均一などの形状歪が常に大きな障害になっており1反り
、成形収縮の不均一を算定し、成形品形状、金型構造、
成形条件、成形材料等の適、不適を評価するシミュレー
ションシステムの必要性が高まっている。
しかし、プラスチックの成形プロセスは、高温に加熱溶
融した樹脂を金型のキャビティに高圧で充填、賦形、冷
却、固化するプロセスであるため、流動と冷却とが連成
し相変化を伴う複雑なプロセスである。このため、従来
一般には、成形プロセスに伴う反りや成形収縮の不均一
の発生メカニズムはブラックボックスとされ、高精度部
品を含めプラスチック成形品の形状精度に関する製造条
件の設定は、経験と勘とで金型を製作し試行錯誤の繰返
しで決定しており、高精度部品はど開発、設計に要する
期間および費用が増大する問題があった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するために
なされたもので、成形プロセスに伴う反り、成形収縮不
均一などの成形品の形状歪を算定し、成形品形状、金型
構造、成形条件、成形材料等が形状歪に与える影響を、
金型製作に先立って評価し、適正条件を選定して、成形
品の開発、設計に要する期間および費用を減少しうる成
形プロセスシミュレーション方法およびその装置を提供
することを、その目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係る成形プロセス
シミュレーシミン方法の最も基本的構成は、金型構造、
成形条件、成形材料等を評価する成形プロセスシミュレ
ーションにおいて、少なくとも、成形プロセス中の成形
材料の温度変化を算出し、その成形材料の温度変化から
、成形材料の溶融相のつながりが断たれる時点を算出し
、その溶融相のつながりが断たれる時点における成形品
の温度分布を用いて熱応力歪を算出し、この熱応力歪に
係る変位から、反り、成形収縮不均一など成形品の形状
歪を算定することである。
また、本発明に係る成形プロセスシミュレーション装置
の最も基本的構成は、金型構造、成形条件。
成形材料等を評価する成形プロセスシミュレーションに
おいて、少なくとも、成形プロセス中の成形材料の温度
変化を算出する第1の手段と、この第1の手段から算出
された成形材料の温度変化から、成形材料の溶融相のつ
ながりが断たれる時点を算出する第2の手段と、前記第
1の手段および第2の手段から得られる成形材料の溶融
相のつながりが断たれる時点の成形品の温度分布を用い
て熱応力歪を算出する第3の手段とを備え、第3の手段
から算出される変位から反り、成形収縮不均一など成形
品の形状歪を算定するものである。
[作用] 上記技術的手段による働きと本発明における解析方法に
ついて、次に説明する。
熱可塑性樹脂は、高温のときは流動性のある溶融状態で
あるが、温度がさがると流動性を失って固相状態になる
熱可塑性樹脂の流動する溶融状態から流動性を失う固相
状態への転移温度を表わすものとして流動停止温度があ
る0例えば、アクリル樹脂の流動停止温度は約170℃
であり、ポリカーボ樹脂の流動停止温度は約190℃で
ある。
さて、射出成形過程には、高温で溶融状態の樹脂を金型
のキャビティ中に注入したのち、射出圧力を保持し続け
る保圧段階がある。
射出成形の保圧段階は、冷却と同時に平行して行われる
ものであり、ランナー、ゲート、キャビティなど金型の
流路内における樹脂内部の高温溶融相のつながりを流路
として、キャビティ内の成形材料の冷却に伴う体積収縮
を防止するための操作である。冷却による温度低下が生
じていても、樹脂が補給される限り、成形品に成形収縮
が生じることはない。
それ故、樹脂が補給されながら冷却されている射出成形
の保圧段階にある金型内の成形品は、解析を行う数理物
理モデル上の扱いとしては、線膨張率ゼロで冷却されて
いるという表現が許される。
熱可塑性樹脂を成形材料に用いる射出成形では冷却が進
み、やがて、樹脂内部の溶融相のつながりが断たれ、そ
のため冷却に伴う成績収縮を補う樹脂の補給がとだえる
時点が必ずある。樹脂の補給がとだえると、とだえた箇
所から下流ではその時点から質量一定の条件下で冷却さ
れるので冷却収縮、すなわち成形収縮を開始する。
本発明では、成形プロセスを対象に成形材料の温度変化
を算出する第1の手段で温度解析し、その結果を用い成
形材料の溶融相断絶時点を算出する第2の手段で、成形
品各部と上流金型の入口に至る流路間の内部最高温度が
樹脂の流動停止温度に達しているか否かを判断すること
で、成形品各部の樹脂溶融相のつながりが断たれる時点
を特定し、樹脂の補給がとだえ、成形収縮が開始される
時点を特定する。成形材料の溶融相のつながりが断たれ
る時点を算出する第2の手段で得た成形収縮が始まる時
点の、樹脂温度分布を成形材料の温度変化を算出する第
1の手段の算出結果から求め。
その時点の成形品の温度分布と成形品が一様に室温にな
る間の温度差を熱荷重条件として熱応力歪解析し、成形
収縮開始時点における成形品各部の温度不均一から生じ
る反りや成形収縮不均一などの形状歪を算出する。
次に、第2図を参照して本発明の詳細な説明する。
第2図は、射出成形プロセスの模式図であり、(1)は
注入、(2)は保全、(3)は冷却、(4)は離型の段
階を示している0図中の矢印は圧力の方向または樹脂の
流動方向を示す、また、溶融相A、A’ と固化相Bと
の境が流動停止温度の等混線である。
第2図(1)には、金型のキャビティにゲートCから樹
脂を注入する注入段階を示す6次いで第2図(2)に示
す保圧段階では、樹脂内部の高温の溶融相AがゲートC
における溶融相A′とつながっている限り、ゲートCに
おける保圧力により溶融相A、A’内で矢印方向に樹脂
の冷却収縮を補償するための微少な樹脂流動が生じ、冷
却に伴う樹脂の体積収縮は溶融相A、A’のつながりを
流路として樹脂補給される。
冷却が進むと固化相Bが発達し、第2図(2)のa部が
示すように溶融相のつながりが断たれる。
そうすると樹脂補給が断たれ、その時点以後、樹脂補給
を断たれた箇所から下流すなわちa部では質量一定の条
件下で冷却され、成形収縮を開始する。
したがって、ゲートCが設けられている個所の厚さより
薄く、内部が先に冷却固化するa部では、a部の内部の
最高温度が流動停止温度に達する時点まで、またゲート
Cが設けられている個所より厚く、内部が遅れて冷却固
化するbの部分ではゲートCが設けである個所の内部最
高温度が流動停止温度に達する時点まで、温度低下にも
関わらず成形収縮することがない、補給が断たれる時点
以後の冷却では、樹脂補給が断たれた個所より下流では
質量一定の条件下で冷却され、それゆえ成形収縮が始ま
る。
材料は、一般に冷却もしくは加熱されると材料固有の線
膨張率に従って冷却収縮もしくは加熱膨張し、初期温度
との差に応じて変形する。温度変化に伴う変形あるいは
応力を解析するのが熱応力解析である。熱応力解析の立
場から前記射出成形プロセスを整理すると次のように言
うことができる。
射出成形プロセス中の注入段階や保圧段階にある金型内
の成形品は、冷却に伴う変形を生じることなく、したが
って線膨張率ゼロで温度低下し、保圧段階ののち、すな
わち成形品各部の内部溶融相と樹脂補給を供給する上流
金型の入口との溶融相のつながりが断たれる時点以後、
樹脂補給を断たれた下流では樹脂固有の線膨張率で冷却
に伴う変形すなわち成形収縮を生じ、室温が一様になる
まで温度低下すると言える。成形収縮は、室温が一様に
なった時点で完了し、成形品各部の成形収縮開始時点の
温度不均一に応じて変形を生じる。
温度低下に伴う変形は、熱応力歪関係の法則に支配され
る現象であり、熱応力と歪との関係を表わす応カー歪の
式、歪と変位の関係を表わす歪−変位の式、力のつり合
いを表わす力のつり合いの式から成る熱応力歪方程式に
よって解析できる現象である。それゆえ、射出成形品の
反り、成形収縮不均一などの形状歪は、成形プロセス中
の成形収縮開始時点の温度不均一のときと室温−様にな
る間との温度差に起因する変形であり、したがって、熱
応力歪方程式によって解析できる。
[実施例] 以下、本発明の各実施例を第1図ないし第11図を参照
して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る成形プロセスシミュ
レーション系の構成を示すブロック図、第3図は、注入
段階の流動解析装置の処理を示すフローチャート、第4
図は、保圧段階の流動解析装置の処理を示すフローチャ
ート、第5図は、樹脂の圧力、比容積、温度の関係を示
す線図、第6図は、熱応力歪解析装置の処理を示すフロ
ーチャートである。
第1図において、1は入力装置であり、入力装置1は、
金型や成形品の形状を表現する節点座標。
節点番号、要素番号等の形状データと、金型の入口の樹
脂流速や金型温度など境界条件、初期樹脂温度、剪断速
度と温度との関係からなる粘度データ、熱伝導率や比熱
などの注入流動解析用入力データと、境界条件として必
要な金型入口圧力、圧力と温度との関数として与えれる
樹脂の比容積など保圧流動解析用入力データと、拘束条
件、ヤング率、線膨張率、ポアソン比等からなる熱応力
歪解析用入力データとを作成し、入力データ記憶装置2
に送る。
なお、金型温度、初期樹脂温度、熱伝導率、比熱は温度
解析用入力データとしても用いられる。
3は、射出成形の注入段階における樹脂の流速。
温度、圧力等の変化を解く注入流動解析装置であり、入
力データ記憶装置2内の形状データおよび前記の注入流
動解析用入力データを用いて、注入開始から樹脂がキャ
ビティに充満するまでの間の成形材料の温度や圧力変化
等を算出し、算出結果を注入流動記憶袋W14に出力す
る。
注入流動解析装置3における注入流動計算のフローチャ
ートを第3図に示す、以下、フローの説明では、各ステ
ップの符号を、文中に()書きして示し、図との参照の
便をはかる。
まず、形状、初期温度、境界条件9時間ステップ、物性
データなど、入力データ記憶装置2内に記憶されている
注入流動解析用入力データを与え(ステップ ア)1時
間ステップを1ステツプ進める(ステップ イ)、当ス
テップの初期温度。
初期流速(または前ステップの計算結果の温度。
流速)に対応した粘度値を、粘度データの温度−剪断速
度関数から計算して与える(ステップ ウ)、次いで、
粘性流体の運動方程式を有限要素法で離散化することで
得られる連立−次方程式のマトリックスの各項を決定し
くステップ エ)、連立−次方程式を解き(ステップ 
オ)、流速、圧力が算出される0次いで、エネルギ一方
程式を有限要素法で離散化することで得られる連立−次
方程式のマトリックスの各項を決定しくステップ 力)
、連立−次方程式を解く(ステップ キ)、ステップ(
力)では、ステップ(オ)で得た流速が用いられ、ステ
ップ(キ)で温度が算出される。ステップ(オ、キ)で
得られた流速、圧力、温度が、前ステップの解と比較さ
れ(ステップ り)、解が十分収束していないときはス
テップ(つ)に戻され、再びステップ(つ〜り)が実行
される。解が十分収束したとき、ステップ(ケ)に行き
、キャビティ内の全てに樹脂が注入されたか否か判断さ
れ(ステップ ヶ)、注入終了前であればステップ(イ
)に行き1時間ステップを前進したのち再びステップ(
イ〜ケ)の処理が実行される。
ステップ(ケ)でキャビティ内の全てに樹脂が注入され
たと判断されたとき、注入段階の流動解析は終了し、注
入段階の各時間ステップの流速。
圧力、温度に関する収束値が注入流動記憶装置4に出力
される。(第1図の説明に戻る。)次に、保圧流動解析
装置i5では、入力データ記憶装置2内に記憶されてい
る保圧流動解析用入力データと、注入流動記憶装置4内
の注入段階終了時点の流速、圧力、温度を初期値として
用い、注入終了時点からゲート内の最高温度が流動停止
温度になるゲートシール時点までの、射出成形の保圧段
階における樹脂の流速、温度、圧力等の変化を解き、算
出結果を保圧流動記憶袋!!6に出力する。
なお、注入流動解析装置3では樹脂を非圧縮性扱いで解
いたが、保圧流動解析装置5では圧力。
比容積、温度データを用い樹脂を圧縮性扱いで解く。
低圧流動計算装置!5における保圧流動計算のフローチ
ャートを第4図に示す。
まず、入力データ記憶装置2内の形状データや圧力、比
容積、温度データ等と、注入流動記憶装置4内の注入段
階終了時点の流速、圧力、温度を初期値とする入力デー
タを与え(ステップ コ)、時間ステップを1ステツプ
進める(ステップ サ)、当ステップの初期温度、初期
圧力(または前ステップの計算結果の温度、圧力)に対
応した密度(比容積の逆数)の値を、圧力、比容積、温
度データが示す関数から計算して与える(ステツブシ)
0次いで、当ステップの初期温度、初期流速(または前
ステップの計算結果の温度、流速)に対応した粘度値を
、粘度データの温度−剪断速度関数から計算して与える
(ステップ ス)。
次いで、粘性流体の運動方程式を有限要素法で離散化す
ることで得られる連立−次方程式のマトリックスの各項
を決定しくステップ セ)、連立−次方程式を解き(ス
テップ ソ)、流速、圧力が算出される6次いで、エネ
ルギ一方程式を有限要素法で離散化することで得られる
連立−次方程式のマトリックスの各項を決定しくステッ
プ タ)、連立−次方程式を解く(ステップ チ)、こ
のステップ(チ)では、ステップ(シ)で求めた密度や
ステップ(ソ)で求めた流速が用いられて保圧段階にお
ける温度変化が算出される。ステップ(ツ)では、ステ
ップ(ソ、チ)で得られた流速。
圧力、温度が前ステップの解と比較され(ステップ ツ
)、解が十分収束していないときはステップ(シ)に戻
り、再びステップ(シーツ)が実行される。解が十分収
束したときはステップ(テ)に行き、ゲートもしくは金
型流路の入口内の最高温度が流動停止温度に達したか否
か判断され(ス゛テップ テ)、達していなければステ
ップ(す)へ行き、時間ステップを前進したのち再びス
テップ(す〜テ)が実行される。ゲートもしくは金型流
路の入口内の最高温度が流動停止温度に達していると判
断すると、キャビティ内へ樹脂をさらに補給するのは不
可能と見なし、保圧段階の流動解析は終了する。(第1
図の説明に戻る)保圧段階の各時間ステップの流速、圧
力、温度に関する収束値を保圧流動記憶装置6に出力す
る。
第1図において、7は溶融相断絶時点算出装置で、入力
データ記憶装置2内の流動停止温度と、注入流動記憶装
置4および保圧流動記憶装置6内に記憶されている成形
開始以後の各時間ステップの温度情報を用いて成形品各
部の内部最高温度が流動停止温度に到達する時点を算出
し、溶融相断絶時点記憶装置8に出力する。
次いで、成形収縮開始時点算出装置9で成形品の各部に
関し、注目箇所の内部と注目箇所から金型の入口ゲート
に至る上流各自部の流動停止温度到達時点を比較し、上
流箇所が注目箇所より先に流動停止温度に達していると
き、上流箇所内部の流動停止温度到達時点を、上流箇所
から下流各部の成形収縮開始時点とする。また、注目箇
所が上流各部より先に流動停止温度に達しているとき、
注目箇所内部が流動停止温度になる時点を、注目箇所の
成形収縮開始時点とする。
このようにして、成形品各部の成形収縮開始時点を算定
し、この結果を成形収縮開始時点記憶装置10に出力す
る。
11は、成形収縮開始時点の温度分布算出手段に係る成
形収縮開始時点温度算出装置であり、成形収縮開始時点
記憶装置10内の成形収縮開始時点における成形品各部
の温度情報を注入流動記憶装置4または保圧流動記憶装
置6から持ってきて、成形収縮開始時点温度記憶装置1
2に出力する。
13は、成形収縮開始時点の圧力分布算出手段に係る成
形収縮開始時点圧力算出装置であり、成形収縮開始時点
記憶装置10内の成形品各部の成形収縮開始時点におけ
る圧力分布を、注入流動記憶装置4または保圧流動記憶
装W16からもってきて、成形収縮開始時点圧力記憶装
置 14に出力する。
15は温度補正装置であって、成形収縮開始時点温度記
憶装置12内の温度情報と、成形収縮開始時点圧力記憶
装置14内の圧力情報と、入力データ記憶装置2内に記
憶された圧力、比容積、温度データを用いて成形収縮開
始時点の温度を欣のように補正する。
第5図に示すように、圧力と温度を与えると比容積が定
まる。第5図において、成形収縮開始時点の圧力をP、
温度をT、この圧力P、湿温度で定まる比容積をVとし
、圧力が大気圧P′であって比容積をVとする温度をT
cとする。第5図に示すように、圧力P、湿温度で定ま
る比容積Vと、大気圧p I、室温T′で定まる比容積
V′との差は、大気圧P I、温度Tcで定まる比容積
Vと、大気圧p /、室温T′で定まる比容積V′との
差と同一である。
等方性を仮定すると、(v’/v)h 1が成形収縮率
になるので、圧力、比容積、温度データを用い、圧力P
と温度Tとを与えると成形収縮率を同一とするTcを算
出できる。
この関係を用いて樹脂比容積の圧力依存性を考慮して補
正した成形収縮開始時点の温度Tcを成形品各部につい
て求め、温度補正記憶装置16に出力する。
17は熱応力歪解析装置であって、温度補正記憶装置1
6内に記憶された温度と室温との温度差を熱荷重条件と
する熱応力歪解析から成形品の変位を算出し、その計算
結果を出力装置18で出方する。
熱応力歪解析装置17における熱応力歪計算のフローチ
ャートを第6rMに示す。
入力データ記憶装置2内に記憶されている形状データ、
ヤング率、ポアソン比、線膨張率、拘束条件と、温度補
正記憶装置16内の温度情報など熱応力歪解析用入力デ
ータを与える(ステップト)1次いで、応カー歪式、歪
−変位式、力のつり合いの式からなる熱応力歪方程式を
有限要素法で離散化することで得られる連立−次方程式
のマトリックスの各項を決定しくステップ す)、連立
−次方程式を解き(ステップ ニ)、温度補正記憶装置
16内の成形品各部の温度分布に対応して生じる変位を
求め出力装置18で出力する。この出力された成形品の
変位から、成形プロセス中の温度不均一や圧力不均一で
発生する成形品の反りや成形収縮不均一が判明する。
次に、第7図および第8図を参照して1本発明の他の実
施例を説明する。
第7図は、本発明の他の実施例に係る成形プロセスシミ
ュレーション系の構成を示すブロック図、第8図は、温
度解析装置の処理を示すフローチャートである。第7@
中、第1図と同一符号のものは同等部であるから、その
説明を省略する。
第7図の実施例では、第1図の実施例における保圧流動
解析装置5.保圧流動記憶装置6、成形収縮開始時点圧
力設定装置13、成形収縮開始時点圧力記憶装置14が
ない、そのかわり温度解析装置19.温度記憶装置20
が加わっている点が第1図の実施例と異なる。
第7図における温度解析装置19は、注入流動解析装置
で3算出した結果、注入流動記憶装置4内に記憶された
、樹脂がキャビティを充満した時点の温度分布を初期値
として注入終了以後の保圧段階の温度変化を解き、温度
記憶装置2oに出方する。
温度解析装置19における温度解析のフローチャートを
第8図に示す。
まず、入力データ記憶装置2内の形状データ。
熱伝導率、比熱、金型温度等と、流入移動記憶装置4内
の、樹脂がキャビティを充満した時点の温度情報とを温
度解析用入力データとして与える(ステップ ネ)0時
間ステップを1ステツプ進める(ステップ ))0次い
で、熱伝導方程式を有限要素法で離散化することで得ら
れる連立−次方程式のマトリックスの各項を決定しくス
テップハ)、連立−次方程式を屏き(ステップ ヒ)。
当ステップの温度を求める0次いで、ステップ(1)へ
戻り、時間ステップを前進させ、再びステップ()〜ヒ
)の処理を実行し、時間ステップが終了するまでの温度
変化を算出する。そして。
その各時間ステップの算呂結果を温度記憶装置20に出
力する。
以後、第7図に示す7〜12の装置は、先の第1図の実
施例と同様な処理を行う。
第7図における温度補正装置15では次の処理を行う。
第1図の実施例の場合は、成形収縮開始時点温度記憶装
置12内の温度を補正する際、成形収縮開始時点圧力記
憶装置14内の圧力を用いた。第7図の実施例の場合、
温度に関しては第1図の実施例と同じであるが、圧力に
関しては注入流動記憶装置4内の注入終了時点の圧力を
用いて、成形収縮開始時点の温度を補正する。この点が
第1図の実施例と異なるが、他の第1図の実施例と同じ
手順で成形品の反り、成形収縮不均一を算定する。
第7図の実施例では、第1図の実施例で行なっている保
圧流動解析を行わず、したがって、保圧中の圧力変化を
計算せず、計算時間の短い温度解析で保圧中の温度変化
のみを計算する。このため、計算精度は第1図の実施例
より劣るが、熱可塑性樹脂の成形収縮に対する圧力の影
響は温度の影響にくらべ、はるかに小さいので、計算時
間および計算コストを軽減した簡略的な反り計算として
第7図の実施例が有用である。
次に、第9図は、本発明の第3の実施例に係る成形プロ
セスシミュレーション系の構成を示すブロック図である
0図中、第1図または第7図と同一符号のものは、それ
ぞれの実施例と同等部分であるから、その説明を省略す
る。
第9図の実施例は、第7図の実施例にくらべ、さらに計
算を簡略化した構成で、第7図中の温度補正装置15、
温度補正記憶装置16がない点が第7図の実施例と異な
る。
第9図の実施例の説明では、第7図の実施例と異なる点
のみを説明する。
第7図の実施例では、樹脂比容積の圧力依存性を考慮す
るため、温度補正装置15で算出した補正後の温度と室
温との差を熱荷重とし、熱応力歪解析装置17で熱応力
歪解析して反り、成形収縮率不均一を算出した。
一方、第9図の実施例では、熱応力歪計算装置17で行
う熱応力歪解析に際しては、成形収縮開始時点記憶装置
12内の温度と室温との差を熱荷重とする熱応力歪解析
から反り、成形収縮率不均一を算出する。この点のみが
第7図の実施例と異なるが、他の処理は第7図の実施例
と同じである。
第9図の実施例によれば、成形プロセス中に発生する圧
力要因の影響が反りの計算に入っていないので、計算精
度は第7図の実施例よりさらに劣るが、成形収縮率に対
する圧力の影響は温度の影響にくらべ、はるかに小さい
ので、第7図の実施例よりさらに計算時間、計算コスト
を軽減した簡略的な反り計算として有用である。
次に、第10図は1本発明の第4の実施例に係る成形プ
ロセスシミュレーション系の構成を示すブロック図であ
る0図中、先の第1,7図と同一符号のものは、それぞ
れの実施例と同等部分であるから、その説明を省略する
第10図の実施例は、第9図の実施例を、より簡略化し
た構成であり、第10図では、第9図中の注入流動解析
装置3、注入流動記憶装置4がない点が第9図の実施例
と異なる。
第10図の実施例の動作説明では、第9図の実施例と異
なる点のみを説明する。
すなわち、第10図の実施例では、第9図の実施例で行
なっている注入流動解析は行なわず、初期樹脂温度を一
様として温度解析を行う。
第10図の実施例では、圧力要因だけでなく注入流動で
生じる樹脂冷却の影響も入っていない。
したがって、第10図の実施例は、第9図の実施例より
計算精度はさらに劣る。しかし、樹脂の熱伝導率は小さ
い上に、樹脂注入時間は短時間であるので、成形品形状
が小さい場合や成形品の厚さが大きい場合、圧力不均一
や、注入流動で生じる冷却が少ないので、成形品形状が
小さい場合や成形品の厚さが大きい場合、計算時間、計
算コストをさらに一層軽減した簡略的な反りを計算とし
て利用できる。
次に、第11図は、本発明の第5の実施例に係る成形プ
ロセスシミュレーション系のり構成を示すブロック図で
ある0図中、第1図と同一符号のものは同等部分である
から、その説明を省略する。
第11図の実施例は、第1図の実施例に、成形品中の所
定部分の反り変形の設計許容値(基準値)を内蔵し、熱
応力歪解析装置17による計算で得た反り変形の値と設
計許容値とを比較し、設計許容値以上の反りが生じると
きに警告を出す判断装置21と、金型温度、樹脂温度、
注入速度当の成形条件を変更する新酸形条件設定装置2
2と、成形品中の所定の厚さやゲート位置等の成形品、
金型形状を変更する新成形品形状設定装置23とを付加
した装置である。
入力データを設定する入力装置1から出力装置18に至
る第1図の実施例同様の処理で算出された反りが判断装
置21で不適と判断されると、新酸形条件設定装置22
.または新成形品形状設定装置23で新酸形条件や新成
形品形状データが作成される。
この結果は、入力装置1にフィードバックされ、再び反
り変形が計算される。そして、判断装置21が計算結果
を可と判断するまでその過程が繰り返される。
このようにして、設計許容値に係る基準値を満足する成
形品形状、金型構造、成形条件をコンピュータで自動的
に探索することができる。
なお、第11図の点線内に示す反り変形算出部分の構成
は、第1図の実施例と同じであるが、この部分は第7図
、第9図、第10図の各実施例を適用できることは言う
までもない。
また、上記各実施例における注入流動解析、保圧流動解
析、温度解析、熱応力歪解析では、有限要素法による解
析を行なっているが、その理由は、有限要素法による解
析が、解析対象を簡略化することがもっとも少なく、高
精度に解析できる方法であるためであり、上記各解析は
有限要素法による解析に限るものではなく、差分法、境
界要素法など他の数値解法による解析であっても差支え
ない。
ここで、熱可塑性樹脂を用いた射出成形品に、先の第1
図の実施例を適用した具体例における効果を説明する。
第12図は、ポリカーボ樹脂製の箱形状の射出成形品の
反りを示す説明図、第13図は、第12図の箱形状を2
重壁としたときの反りを示す説明図、第14図は1箱形
状の中央に円筒の落し込みがあるアクリル樹脂製の射出
成形品の反りを示す説明図、第15図は、第14図の射
出成形品のゲート位置を変えたものの反りを示す説明図
である。
まず、第12図の実施例は、ポリカーボ樹脂製の箱形状
の射出成形品に対し先の第1図の実施例の成形プロセス
シミュレーションを適用して反り変形を計算したもので
ある。
第12図(a)に示すように、側面の厚さが3゜5■、
上面の厚さが2.0■のものである。第1図の実施例を
適用して反り変形を計算した結果、第12図(b)に示
すように、側面に150μm、上面に200μmの反り
が発生することが予測された。
第13図は、第12図の成形品の反りを減少させるため
に、第13図(a)に示すように、側面を2重壁とし、
外側の厚さを2.3mm、内側の厚さを1.8謹とした
。その結果、成形収縮開始時点における側面部と上面部
との温度差を減少でき、第13図(b)に示すように、
側面の反りを20μm、上面の反りを30μmに減少で
き、成形品の形状を大幅に向上できることが判明した。
次に、第14図は、箱形状の中央に円筒の落し込みがあ
るアクリル樹脂製の射出成形品であって、厚さは2.O
im−様であり、中央の円筒部の底にゲートが設けられ
ている。第1図の実施例を適用して反り変形を計算した
結果、上面に150μmの反りが発生することが予測さ
れた。
第15図は、第14図の成形品の反りを減少させるため
に、ゲート位置を変更して計算したものであり、ゲート
位置を中央の円筒部の底から上面に移動することで、成
形収縮開始時点の成形品内の温度不均一と圧力不均一を
共に平均化することができ、上面の反りを25μmに減
少し、成形品の形状精度を大幅に向上できることが判明
した。
このように、第1図の実施例、または上記各実施例の成
形プロセスシミュレーションによれば。
熱可塑性樹脂を用いる成形品の射出成形プロセスに伴う
反りや成形収縮不均一を算定することができ、金型製作
あるいは成形実験に先行してゲート位置等の金型構造、
成形品の形状、成形条件を短期間で評価して適正化でき
るという大きな効果がある。
また、これにより従来のように経験や勘で金型を製作し
たのち、試行錯誤的に成形品形状、ゲート位置等の金型
構造の変更を行う必要がなくなるので、プラスチック部
品あるいは金型の開発、設計に要する期間およびコスト
を大幅に減少することができる。
さらに、成形品形状、金型構造、成形条件を最適化して
製造できるので、所望の特性を有する成形品を歩留り良
く製造できるようになるという効果もある。
なお、上記第1図、第7図、第9図、第10図。
第11図の各実施例の成形プロセスシミュレーシ1ンは
、成形品設計あるいは成形金型設計用の設計CADシス
テムに用いられることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明によれば、成形プロ
セスに伴う反り、成形収縮不均一などの成形品の形状歪
を算定し、成形品形状、金型構造。
成形条件、成形材料等が形状歪に与える影響を。
金型製作に先立って評価し、適正条件を選定して。
成形品の開発、設計に要する期間および費用を減少しう
る成形プロセスシミュレーション方法およびその装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の一実施例に係る成形プロセスシミュ
レーション系の構成を示すブロック図。 第2図は、射出成形プロセス模式図、第3図は、注入段
階の流動解析装置の処理を示すフローチャート、第4図
は、保圧段階の流動解析装置の処理を示すフローチャー
ト、第5図は、樹脂の圧力、比容積、温度の関係を示す
線図、第6図は、熱応力歪解析装置の処理を示すフロー
チャート、第7図は、本発明の他の実施例に係る成形プ
ロセスシミュレーション系の構成を示すブロック図、第
8図は、温度解析装置の処理を示すフローチャート。 第9図は、本発明の第3の実施例に係る成形プロセスシ
ミュレーション系の構成を示すブロック図。 第10図は、本発明の第4の実施例に係る成形プロセス
シミュレーション系の構成を示すブロック図、第11図
は、本発明の第5の実施例に係る成形プロセスシミュレ
ーション系の構成を示すブロック図、第12図は、ポリ
カーボ樹脂製の箱形状の射出成形品の反りを示す説明図
、第13図は、第12図の箱形状を2重壁としたときの
反りを示す説明図、第14図は、箱形状の中央に円筒の
落し込みがあるアクリル樹脂製の射出成形品の反りを示
す説明図、第15図は、第14図の射出成形品のゲート
位置を変えたものの反りを示す説明図である。 1・・・入力装置、2・・・入力データ記憶装置、3・
・・注入流動解析装置、4・・・注入流動記憶装置、5
・・・保圧流動解析、6・・・保圧流動記憶装置、7・
・・溶融相断絶時点算出装置、8・・・溶融相断絶時点
記憶装置、9・・・成形収縮開始時点算出装置、10・
・・成形収縮開始時点記憶装置、11・・・成形収縮開
始時点温度算出装置、12・・・成形数縮開始時点温度
記憶装置、13・・・成形収縮開始時点圧力算出装置、
14・・・成形成縮開始時点圧カ記憶装置、15・・・
温度補正装置、16・・・温度補正記憶装置、17・・
・熱応力歪解析装置、18・・・出力装置、19・・・
温度解析装置、20・・・温度記憶装置、21・・・判
断装置、22・・・新酸形条件設定装置、23・・・新
成形品形状設定装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金型構造、成形条件、成形材料等を評価する成形プ
    ロセスシュミレーションにおいて、 少なくとも、成形プロセス中の成形材料の温度変化を算
    出し、 その成形材料の温度変化から、成形材料の溶融相のつな
    がりが断たれる時点を算出し、 その溶融相のつながりが断たれる時点における成形品の
    温度分布を用いて熱応力歪を算出し、この熱応力歪に係
    る変位から、反り、成形収縮不均一など成形品の形状歪
    を算定する ことを特徴とする成形プロセスシミュレーション方法。 2、金型構造、成形条件、成形材料等を評価する成形プ
    ロセスシミュレーションにおいて、 少なくとも、成形プロセス中の成形材料の温度変化と圧
    力変化とを算出し、 算出された成形材料の温度分布を初期値として成形材料
    の流動以後の温度変化を算出し、その成形材料の温度変
    化から、成形材料の溶融相のつながりが断たれる時点を
    算出し、 その溶融相のつながりが断たれる時点における成形品の
    温度分布を用いて熱応力歪を算出し、この熱応力歪に係
    る変位から、反り、成形収縮不均一など成形品の形状歪
    を算定する ことを特徴とする成形プロセスシミュレーション方法。 3、金型構造、成形条件、成形材料等を評価する成形プ
    ロセスシミュレーションにおいて、 少なくとも、成形プロセス中の成形材料の温度変化と圧
    力変化とを算出し、 算出された成形材料の温度変化から、成形材料の溶融相
    のつながりが断たれる時点を算出し、その溶融相のつな
    がりが断たれる時点における成形品の温度分布と圧力分
    布とを用いて熱応力歪を算出し、 この熱応力歪に係る変位から、反り、成形収縮不均一な
    ど成形品の形状歪を算定する ことを特徴とする成形プロセスシミュレーション方法。 4、金型構造、成形条件、成形材料等を評価する成形プ
    ロセスシミュレーションにおいて、 少なくとも、成形プロセス中の成形材料の温度変化を算
    出する第1の手段と、 この第1の手段から算出された成形材料の温度変化から
    、成形材料の溶融相のつながりが断たれる時点を算出す
    る第2の手段と、 前記第1の手段および第2の手段から得られる成形材料
    の溶融相のつながりが断たれる時点の成形品の温度分布
    を用いて熱応力歪を算出する第3の手段とを備え、 第3の手段から算出される変位から反り、成形収縮不均
    一など成形品の形状歪を算定することを特徴とする成形
    プロセスシミュレーション装置。 5、金型構造、成形条件、成形材料等を評価する成形プ
    ロセスシミュレーションにおいて、 少なくとも成形プロセス中の成形材料の温度変化と圧力
    変化とを算出する第4の手段と、この第4の手段から算
    出された成形材料の温度分布を初期値として成形材料の
    流動以後の温度変化を算出する第1の手段と、 この第1の手段から算出された成形材料の温度変化から
    、成形材料の溶融相のつながりが断たれる時点を算出す
    る第2の手段と、 前記第1の手段および第2の手段から得られる成形材料
    の溶融相のつながりが断たれる時点の成形品の温度分布
    を用いて熱応力歪を算出する第3の手段とを備え、 第3の手段から算出される変位から反り、成形収縮不均
    一など成形品の形状歪を算定することを特徴とする成形
    プロセスシミュレーション装置。 6、金型構造、成形条件、成形材料等を評価する成形プ
    ロセスシミュレーションにおいて、 少なくとも、成形プロセス中の成形材料の温度変化と圧
    力変化とを算出する第4の手段と、この第4の手段から
    算出された成形材料の温度変化を用いて、成形材料の溶
    融相のつながりが断たれる時点を算出する第2の手段と
    、 前記第4の手段および第2の手段から得られる成形材料
    の溶融相のつながりが断たれる時点の成形品の温度分布
    と圧力分布とを用いて熱応力歪を算出する第5の手段と
    を備え、 第5の手段から算出される変位から反り、成形収縮不均
    一など成形品の形状歪を算定することを特徴とする成形
    プロセスシミュレーション装置。 7、請求項4ないし請求項6記載のもののいずれかを有
    することを特徴とする設計CADシステム装置。 8、請求項4ないし請求項6記載の成形プロセスシミュ
    レーション装置を有し、 その装置から算出した成形品の反り、成形収縮不均一を
    基準値と比較する手段と、 前記成形品の反り、成形収縮不均一をフィードバックし
    、成形品形状、金型構造、成形条件等を最適化する手段
    とを備えた ことを特徴とする設計CADシステム装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052560A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Toray Ind Inc 射出成形品製造パラメータ決定支援システム
JP2009233881A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Polyplastics Co 射出成形プロセス解析方法
JP2014221513A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 パナソニック株式会社 液晶ポリマー射出成形品の熱間反り解析方法
EP2637116A3 (en) * 2012-03-07 2017-11-15 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Method and apparatus for simulating plastic material flowing through an extruding channel

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