JP5497674B2 - 転圧機械 - Google Patents

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Description

本発明は、転圧ローラの周面に付着した付着物を掻き落とすため等に用いられるマットブラシを備えた転圧機械に関する。
転圧機械用散水マットブラシ装置に関する発明が特許文献1に開示されている。このマットブラシ装置は、ココヤシ繊維を編んで作ったマットブラシが転圧ローラ近傍に設けたブラケットに取り付けられている。転圧作業中に、水や溶剤を含んだマットブラシを転圧ローラに対して当接させることにより、舗装合材等の転圧ローラ表面への付着を防止することができる。
一方で、転圧ローラの付着物除去装置に関する発明が特許文献2に開示されている。この転圧ローラの付着物除去装置は、車輪を兼用する転圧ローラの周面に付着する付着物をスクレーパにて除去するものである。付着物除去装置は、スクレーパと、車体のフレームに支持され、転圧ローラの周面に対して接離自在に揺動し、且つスクレーパを支持する揺動支持体とを備えている。このスクレーパは車幅方向における中央部分にてボルトにより前記揺動支持体に着脱可能に取り付けられており、スクレーパはその先端部が転圧ローラの周面に摺接することにより転圧ローラの周面に付着した不純物を除去する。
また、この付着物除去装置は、スクレーパの一端側が摩耗した場合、スクレーパを上下反転させ、再度揺動支持体に取り付けることで、スクレーパの他端側を使用することができる。
特開2001−172907号公報 特開平8−165610号公報
しかしながら、特許文献1では、1枚のマットブラシが摩耗したら別のマットブラシに交換する必要があり、マットブラシとしての寿命が短く、さらには交換の度にマットブラシをブラケットから引き抜き、再度取り付ける作業が面倒である。一般に、転圧ローラに用いるマットブラシは、転圧ローラ面の付着物の掻き落としやアスファルト合材の付着防止剤を転圧ローラ面に均一に塗り慣らすために、植物繊維等、ある程度の保水性を有するものが用いられている。このマットブラシはブラケットに紐や針金等で固定されるが、マットブラシの摩耗とともにこれらの紐等が露出し、擦り切れてしまうことがある。
一方、特許文献2に記載の付着物除去装置においては、スクレーパ交換の際はスクレーパを上下方向に回転(反転)させる必要があるが、スクレーパを一旦車体から離して揺動支持体のプレートから取り外し、反転させた上で再びボルトにより取り付けなければならない。このため、交換の作業性に問題がある。
本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、マットブラシの長寿命化を図るとともに、転圧ローラに対するマットブラシの摺接面を容易に切り換えることができ、交換(切換)作業性を向上させた転圧機械を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明では、車体の前後に配置され、車輪を兼用する転圧ローラと、該転圧ローラに摺接する摺接面を有するマットブラシと、前記車体に揺動部材を介して取り付けられ、前記マットブラシを保持するブラケットとを備えた転圧機械において、前記マットブラシは、前記摺接面を複数有し、前記ブラケットは、前記転圧ローラの軸心と平行に延び、周面を前記マットブラシで覆われる柱形状の保持部を有し、該保持部を前記揺動部材に対して締結する締結部材を有し、前記保持部は、前記締結部材による締結が緩められた状態で、長手方向の軸を中心に前記マットブラシとともに回動可能であることを特徴とする転圧機械を提供する。
また、請求項2の発明では、前記マットブラシは、前記ブラケットを覆った状態で前記ブラケットに対して結束バンドを介して固定されていることを特徴としている。
また、請求項3の発明では、前記ブラケットは、正面視で車幅内に、且つ、前記転圧ローラよりも横方向にはみ出た結束領域を有し、前記結束バンドは、前記結束領域のみに配されていることを特徴としている。
また、請求項4の発明では、前記マットブラシは、少なくとも一端が開口した袋形状をなし、前記保持部を覆うべく該開口にて前記保持部を受け入れ可能であることを特徴としている。
また、請求項5の発明では、前記マットブラシは、植物繊維で形成されていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、マットブラシが複数の摺接面を有しているため、摺接面の数だけ転圧ローラの泥掻き等に用いることができる。使用に伴いマットブラシが劣化した場合は、締結部材を緩めて保持部ごとマットブラシを回動させて次の摺接面を利用できるので、簡単な構造で効率よく摺接面を切替えることができる。したがって、マットブラシの長寿命化を図るとともに、転圧ローラに対するマットブラシの摺接面を容易に切り換えることができ、作業性が向上する。
請求項2の発明によれば、マットブラシはブラケットを覆った状態でブラケットに対して結束バンドを介して固定されている。このため、マットブラシの使用中にマットブラシがブラケットから外れることを防止できる。
請求項3の発明によれば、ブラケットは、正面視で車幅内に、且つ、転圧ローラよりも横方向にはみ出た結束領域を有し、結束バンドは、結束領域のみに配されている。このため、転圧作業中にマットブラシの摺接面が摩耗しても結束バンドが擦り切れることはない。これにより、マットブラシが保持部から外れて舗装面上に脱落することを確実に防止でき、マットブラシの摺接面を有効に利用することができる。したがって、マットブラシの交換サイクルを長期化することができ、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、マットブラシは、少なくとも一端が開口した袋状をなし、保持部を覆うべく該開口にて保持部を受け入れ可能である。このため、マットブラシを保持部(ブラケット)に容易に装着することができる。したがって、マットブラシの交換作業を容易に行うことができる。
請求項5の発明によれば、マットブラシは植物繊維で形成されている。したがって、取り扱い性がよく、特に保持部への装着や、転圧ローラの付着物の除去において好適に利用できる。
本発明に係る転圧機械を示す側面図である。 本発明に係る転圧機械の部分正面図である。 図2のA-A断面図である。 ブラケット及びマットブラシの取り付け状態を示す概略斜視図である。 マットブラシを結束バンドによりブラケットに固定した状態を示す概略断面図である。
以下、本発明に係る転圧機械について図面を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明に係る転圧機械(転圧ローラ車両)1は、車体2を備えている。この車体2はその前後に車輪を兼用するフロント転圧ローラ4f及びリア転圧ローラ4rをそれぞれ有している。具体的には、フロント転圧ローラ4fは3つ、リア転圧ローラ4rは4つ配置され、これらフロント及びリア転圧ローラ4f、4rは車体2の幅方向に並んでいる。
フロント転圧ローラ4fはそれぞれ軸5を介して車体2に固定されたヨーク装置13に回転可能に支持されている。詳しくは、このヨーク装置13はロアフレーム15とフロントヨーク14とを有している。フロントヨーク14は上に凸のアーチ形状を有し、フロントヨーク14の頂部が車体2の下面2aに取り付けられている。ロアフレーム15はフロントビーム16、一対のサイドビーム17及びリアビーム18を含む。一対のサイドビーム17はフロント転圧ローラ4r間を車体2の前後方向にそれぞれ延び、その両端同士がフロント及びリアビーム16、18にてそれぞれ連結されている。これらビーム16、17、18は互いに協働して車幅方向で視て真ん中に位置するフロント転圧ローラ4fを囲んでいる。フロントヨーク14はその両端にて車幅方向で見てフロント及びリアビーム16、18の中央部分を支持している。
各サイドビーム17には支持部材19がそれぞれ取り付けられている(図3参照)。これら支持部材19はフロント転圧ローラ4fの軸5より前方に位置付けられ、サイドビーム17の上面から上方に向かって延びている。この支持部材19は後述するフロント側のマットブラシ54を支持するためのものである。
また、車体2の上部中央には運転席6が配置されている。この運転席6に対しては車体2の側部に配設されたステップ8を利用して昇降することができる。
更に、車体2の後部にはタンク装置10が配置されている。このタンク装置10は燃料タンク及び作動油タンクから構成されている。一方、車体2の前部にはエンジンルーム12が設けられている。このエンジンルーム12内にはエンジン(図示しない)及び油圧ポンプ(図示しない)が配置されている。油圧ポンプはエンジンにより駆動され、転圧ローラ4の走行用モータ等に向けて作動油タンクに貯留されている作動油を供給する。
車体2の前端部及び後端部にはマットブラシ54がそれぞれ配置されている。これらブラシマット54は各フロント及びリア転圧ローラ4f、4rにそれぞれ配置されている。また、これらマットブラシ54は各転圧ローラ4f、4rの周面に付着した付着物を除去するとともに、このような付着物の付着を防止するため合材付着防止剤を転圧ローラ4の周面に均一に塗り慣らすものである。
以下、図2〜図4を参照して、フロント側のマットブラシ54について詳述する。
上述した支持部材19に固定部材22が取り付けられている。この固定部材22は車幅方向に互いに離間して配置された一対の板材からなる。これら板材は支持部材19の中央部分に対し、取付板22a及びボルト22bを介して支持部材19と平行に取り付けられている。このため、固定部材22は隣り合うフロント転圧ローラ4f間を上下方向に延びている。
固定部材22の上端部には揺動部材24が取り付けられている。この揺動部材24は固定部材22を挟み込む一対の板材からなり、これら板材はその基端にて連結ピン26を介して固定部材22に取り付けられている。また、これら板材は車体2の前方斜め下方に向かって互いに平行に延びている。したがって、揺動部材24は連結ピン26を中心として回動(揺動)可能である。
また、揺動部材24は、ストッパ機構にてその回動を制限される。詳しくは、このストッパ機構はロッド(図示しない)と支持ステー30とを備えている。ロッドは長手方向でみて揺動部材24の中央部分にて揺動部材24の板材間に架け渡されている。一方、支持ステー30は固定部材22の下端部にてこれら板材間に架け渡されたピン34に回動可能に取り付けられ、揺動部材24内を車体2の前方に向かって延びている。また、この支持ステー30はその先端にU字型の凹部を有し、この凹部はロッドと係合可能である。したがって、揺動部材24の下方への回動は支持ステー30の凹部にロッドを係合させることで制限される。
また、固定部材22の下端部と揺動部材24の先端部との間には引っ張りコイルばね32が架け渡されている。この引っ張りコイルばね32の両端は固定部材22及び揺動部材24の各板材から内方に向かって突設された突起(図示しない)にそれぞれ掛止されている。このため、引っ張りコイルばね32は揺動部材24の先端部に対して固定部材22の下端部の向きに付勢力を与えている。したがって、揺動部材24が上方に向けて回動されると、支持ステー30の凹部とロッドとの係合は解除される。この後、揺動部材24は支持ステー30に拘わらず、引っ張りコイルばね32により下方に向けて回動付勢される。
揺動部材24は持ち手となる取手38により上下方向に回動可能である。この取手38は、例えば棒形状を有し、揺動部材24の先端部にて一対の板材間に架け渡されている。
一方、揺動部材24の先端部にはブラケット20が取り付けられている。このブラケット20は、マットブラシ54を保持するための保持部40を有している。保持部40は、軸50を介して揺動部材24の先端部に取り付けられている。
保持部40は、例えば3枚の取付プレート46を筒状にして形成されている。保持部40の一方の端部は略三角形の板状のサイドカバー42で閉塞されている。サイドカバー42の中央領域には軸50が貫通可能な貫通孔(図示しない)が形成されている。また、サイドカバー42の外周部には3つの結合孔48が形成されており、これら結合孔48はサイドカバー42の各頂点間の中央部位に位置付けられている。
上述した各取付プレート46は略長方形状であり、サイドカバー42の表面に、例えば溶接によりそれぞれ固定されている。詳しくは、各取付プレート46は協働してサイドカバー42の貫通孔を囲うようにして配置されている。また、各取付プレート46の短辺はサイドカバー42の各辺とそれぞれ平行に位置付けられ、更に、各取付プレート46の長辺はサイドカバー42の表面に対して垂直に延びている。このため、各取付プレート46はサイドカバー42と協働して一端が開口した中空の略三角柱を形成している。
一方、揺動部材24の一方の板材の外側面には取付座36が設けられている。取付座36には、この取付座36を貫通する取付孔(図示しない)が形成されており、この取付孔を軸50が挿通している。このため、軸50はフロント転圧ローラ4fの幅方向全域に亘って延びている。
サイドカバー42が取り付けられた端部に対し、保持部40の反対側の端部は、略三角形状の板材からなる支持片44で覆われている。支持片44は保持部40の内壁に対応した形状を有する。したがって、支持片44は保持部40内では軸50を中心に回動不能である。支持片44の中央領域には軸50が螺合されている。軸50は、取付座36からサイドカバー42を通り、保持部40内を通って支持片44を貫通する。これにより、保持部40とサイドカバー42からなるブラケット20は揺動部材24に固定される。
軸50の先端側からナット52を締め付けることで、支持片44が固定され、保持部40の回動が規制される。すなわち、軸50とナット52で締結部材を形成し、保持部40はナット52を介して軸50に締結されている。ナット52を緩めると、支持片44が回動可能になり、これとともにブラケット20が回動する。このとき、サイドカバー42はフロント転圧ローラ4fの側縁より外側、即ち、周面と対向しない位置に位置付けられている。
上述の説明から明らかなように、保持部40は軸50に回動可能に支持されている。保持部40の取付プレート46の表面はフロント転圧ローラ4fの周面に対する対向面となっている。このため、保持部40を軸50回りに回動させることで、各取付プレート46の表面をフロント転圧ローラ4fの周面に順次対向させることができる。
また、この保持部40にはフロント転圧ローラ4fの周面と摺接可能なマットブラシ54が装着可能である。例えば、マットブラシ54は食物繊維により植毛され、一端が開口した袋状に形成されている。マットブラシ54はこの開口から保持部40を受け入れることで保持部40に装着される。この場合、マットブラシ54もまた略三角柱形状を有する。即ち、マットブラシ54は取付プレート46の表面に対応する3つの摺接面を有している。なお、マットブラシ54はサイドカバー42によって、揺動部材24側への移動を制限されている。
マットブラシ54は結束バンド56を介して保持部40に固定されている。詳しくは、図5に示されるように、結束バンド56はマットブラシ54の開口側端部にてマットブラシ54を貫通し、その一端が前述の結合孔48に通される一方、その他端はサイドカバー44の外周縁部を乗り越えて、更にサイドカバー44と揺動部材24との間の間隙にて結束バンド56の両端が結び付けられることで、マットブラシ54は保持部40に確実に固定されている。上述したマットブラシ54の開口側端部は、正面視で転圧ローラ4fよりも横方向にはみ出た結束領域であり、結束バンド56は、この結束領域のみに配されていることになる。
更に、マットブラシ54の近傍には散水装置60が設けられ、この散水装置60は水及び溶剤の供給配管としての一対のパイプ62を備えている。これらパイプ62はマットブラシ54の近傍を車体2の幅方向に平行に延び、取付具64を介して支持部材19の先端部に取り付けられている。
詳しくは、取付具64は支持部材19の先端部にボルト64bを介して取り付けられた取付板64aと、この取付板64aに対してパイプ62を押さえ付ける押さえ片64cとからなる。これら押さえ片64cはボルト64bにより取付板64aに固定されている。パイプ62のそれぞれにはフロント転圧ローラ4fの周面に向けて噴出ノズル66が配置されており、これら噴出ノズル66はフロント転圧ローラ4fの周面に水又は溶剤を噴出する。なお、この散水装置60の噴出ノズルはリア側のマットブラシ54の近傍にも同様にして設けられていることは言うまでもない。
前述したように揺動部材24のロッド28が支持ステー30に係合されているとき、マットブラシ54は休止位置にあって、そのマットブラシ54は対応するフロント転圧ローラ4fの周面から上方に離間している。この状態から、作業者が取手38を掴み、揺動部材24を引っ張りコイルばね32の付勢力に抗して上方に一旦回動させ、支持ステー30の凹部とロッド28との係合を解除すれば、揺動部材24は引っ張りコイルばね32の付勢力を受けて下方に回動される。これにより、マットブラシ54はフロント転圧ローラ4fの周面に当接した作業位置となる。この場合、マットブラシ54は保持部40を含む自重によりフロント転圧ローラ4fの周面と当接している。
したがって、転圧ローラ車両1の転圧作業中、マットブラシ54の3つのうち1つの摺接面がフロント転圧ローラ4fの周面と摺接するとともに、散水装置60の噴出ノズル66からフロント転圧ローラ4fの周面に噴出される水又は溶剤により、フロント転圧ローラ4fの周面に付着した付着物が除去される。
このような転圧作業において、マットブラシ54の1つの摺接面が摩耗し、その厚さが減少した場合、作業者はナット52を緩め、保持部40をマットブラシ54とともに回動させることで、マットブラシ54の他の摺接面、即ち、新しい摺接面をフロント転圧ローラ4fの周面に対向させることができる。その後、ナット52を締め付けることで、前述の作業位置に戻すことができる。
上述したように、マットブラシ54は保持部40に脱着可能に装着されているとともに、この保持部40はフロント転圧ローラ4fの周面と対向すべく複数の取付プレート46、即ち、対向面を有している。また、これらの対向面は軸50回りに保持部40を回動させることでフロント転圧ローラ4fの周面と順次対向させることができる。したがって、保持部40の対向面、即ち、マットブラシ54の摺接面を簡単に切り換えることができるとともに、マットブラシ54の交換サイクルを長期化することができ、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
また、サイドカバー42はフロント転圧ローラ4fの周面と対向しない位置に位置付けられているから、結束バンド56がフロント転圧ローラ4fの周面と摺接することはない。このため、転圧作業によりマットブラシ54の摺接面が摩耗しても、結束バンド56が擦り切れることはなく、マットブラシ54が保持部40から舗装面上に脱落することはない。つまり、マットブラシ54の摺接面は転圧作業に有効に使用される。したがって、マットブラシの交換サイクルを長期化することができ、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
更に、マットブラシ54は食物繊維により植毛され、一端が開口した袋状に形成されているので、作業者はマットブラシ54を保持部40へ容易に装着できるとともに、マットブラシ54に結束バンド56を貫通させ、マットブラシ54をサイドカバー42に容易に固定することができる。したがって、マットブラシ54のメンテナンス作業の効率は向上する。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施形態を逸脱しない範囲で種々の変更ができる。
例えば、保持部40の対向面、即ち、取付プレート46は3枚に限らず、任意の数を設定可能である。この場合、サイドカバー42は取付プレート46の数に対応した多角形であり、各取付プレート46と対応する外周部に結合孔48を有していることが望ましい。この結果、マットブラシ54をその摺接面毎にサイドカバー42、即ち、保持部40に確実に固定することができる。また、保持部40の形状にかかわらず、マットブラシ54の外形を多面とし、保持部40に取り付け可能としてもよい。
また、マットブラシ54は結束バンド56を介して保持部40に固定されているが、結束バンド56に限らず、マットブラシ54を保持部40に確実に固定できるものであればよい。
また、結合孔48は保持部40のサイドカバー42だけでなく、例えば、取付プレート46又は支持片44に設けられていてもよい。この場合、マットブラシ54を複数の箇所で固定することができ、マットブラシ54は固定芯40に確実に固定される。
また、マットブラシ54はその両端が開口していてもよい。この場合、マットブラシ54の向きによらず保持部40に装着可能であるので、メンテナンス作業の効率が向上する。
更に、マットブラシ54は袋状に限らず板状であってもよい。この場合、マットブラシ54を保持部40の対向面、即ち、取付プレート46と同数準備し、各取付プレート46に取り付けるようにしてもよい。
1 転圧ローラ車両(転圧機械)
2 車体
2a 下面
4 転圧ローラ(車輪)
5 軸
6 運転席
8 ステップ
10 タンク装置
12 エンジンルーム
13 ヨーク装置
14 フロントヨーク
15 ロアフレーム
16 フロントビーム
17 サイドビーム
18 リアビーム
19 支持部材
20 ブラケット
22 固定部材
22a 取付板
22b ボルト
24 揺動部材
26 連結ピン
30 支持ステー
32 引っ張りコイルばね
34 ピン
36 取付座
38 取手
40 保持部
42 サイドカバー
44 支持片
46 取付プレート(対向面)
48 結合孔
50 軸
52 ナット
54 マットブラシ
56 結束バンド
60 散水装置
62 パイプ
64 取付具
64a 取付板
64b ボルト
64c 押さえ片
66 噴出ノズル

Claims (5)

  1. 車体の前後に配置され、車輪を兼用する転圧ローラと、
    該転圧ローラに摺接する摺接面を有するマットブラシと、
    前記車体に揺動部材を介して取り付けられ、前記マットブラシを保持するブラケットとを備えた転圧機械において、
    前記マットブラシは、前記摺接面を複数有し、
    前記ブラケットは、前記転圧ローラの軸心と平行に延び、周面を前記マットブラシで覆われる柱形状の保持部を有し、
    該保持部を前記揺動部材に対して締結する締結部材を有し、
    前記保持部は、前記締結部材による締結が緩められた状態で、長手方向の軸を中心に前記マットブラシとともに回動可能であることを特徴とする転圧機械。
  2. 前記マットブラシは、前記ブラケットを覆った状態で前記ブラケットに対して結束バンドを介して固定されていることを特徴とする請求項1に記載の転圧機械。
  3. 前記ブラケットは、正面視で車幅内に、且つ、前記転圧ローラよりも横方向にはみ出た結束領域を有し、前記結束バンドは、前記結束領域のみに配されていることを特徴とする請求項2に記載の転圧機械。
  4. 前記マットブラシは、少なくとも一端が開口した袋形状をなし、前記保持部を覆うべく該開口にて前記保持部を受け入れ可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の転圧機械。
  5. 前記マットブラシは、植物繊維で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の転圧機械。
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