JP2019005422A - 清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄液を吐出する機構を備え、汚れを除去する洗浄部と洗浄液を払拭する払拭部の切り替えが容易な清掃具を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、太陽光パネル2の汚れを除去する洗浄モップ3と、太陽光パネル2に洗浄液4を吐出するスプレーノズル22と、太陽光パネル2に付着した洗浄液4を払拭するワイパー6と、スプレーノズル22を保持する上ヘッド部41と、洗浄モップ3及びワイパー6を保持する下ヘッド部61と、を備え、下ヘッド部61が上ヘッド部41に回動自在に軸支され、洗浄モップ3の太陽光パネル2への接触とワイパー6の太陽光パネル2への接触とが下ヘッド部61の回動により切り替わる構成となっている。【選択図】図12

Description

本発明は、太陽光パネルや窓等を洗浄する清掃具に関する。
太陽光パネルや窓等の表面に砂埃や鳥の糞等の汚れが付着すると、外観性や光の透過率が低下してしまうため、太陽光パネルや窓等の表面は定期的に汚れを除去する清掃を行う必要がある。
太陽光パネルや窓等の表面の清掃具としては、例えば、特許文献1に記載された洗浄具が知られている。この洗浄具は、汚れを除去する軟質発泡体と、洗浄液を拭き取る拭き取りブレードを備えている。
また、特許文献2には、洗浄液を含有させる布体を備えた洗浄液付与体と、洗浄液を拭き取るゴムブレードを備えたスクイジーが同一方向に並行して設けられた窓拭き用具が記載されている。
特開2002−17618号公報 特開2012−40066号公報
しかしながら、特許文献1に記載の洗浄具は、軟質発泡体とブレードが反対方向を向いて設けられているため、清掃作業時には、汚れを除去する時と洗浄液を拭き取る時に洗浄具を180°回転させる必要があり、作業が煩雑になるという問題があった。特に、被洗浄体が大きな窓等であって、洗浄箇所が作業者から離れた位置にある場合には、その煩雑さが顕著となっていた。
また、特許文献2に記載の窓拭き用具は、スクイジーが洗浄液付与体よりも先端側に設けられているため、ゴムブレードで洗浄液を拭き取る際にゴムブレードを拭き取り面に接触させるため、作業者は把持部を所定以上の高さまで持ち上げる必要があった。把持部を持ち上げた状態で維持するため、腕を上げての拭き取り作業となり、作業による疲労が大きくなるという問題があった。また、布体に洗浄液を含有させるには、バケツ等に充填された洗浄液に布体をつける必要であり、清掃作業が煩雑となっていた。
そこで本発明は、洗浄液を吐出する機構を備え、汚れを除去する洗浄部と洗浄液を払拭する払拭部の切り替えが容易な清掃具を提供することを目的とする。
請求項1の清掃具は、被洗浄体の汚れを除去する洗浄部と、前記被洗浄体に洗浄液を吐出する吐出部と、前記被洗浄体に付着した前記洗浄液を払拭する払拭部と、前記吐出部を保持する上ヘッド部と、前記洗浄部及び前記払拭部を保持する下ヘッド部と、を備え、前記下ヘッド部が前記上ヘッド部に回動自在に軸支され、前記洗浄部の前記被洗浄体への接触と前記払拭部の前記被洗浄体への接触とが前記下ヘッド部の回動により切り替わることを特徴とする。
請求項2の清掃具は、前記洗浄部を前記被洗浄体に接触させて一方向に移動させると、前記洗浄部と前記被洗浄体との接触状態を維持でき、前記払拭部を前記被洗浄体に接触させて他方向に移動させると、前記払拭部と前記被洗浄体との接触状態を維持できる構成としたことを特徴とする。
請求項3の清掃具は、前記下ヘッド部の回動範囲を規制する規制部を備えることを特徴とする。
請求項4の清掃具は、前記下ヘッド部が弾性部材により後ろ斜め上方向に付勢されていることを特徴とする。
請求項5の清掃具は、前記吐出部が前記洗浄部よりも前側に配設され、前記払拭部が前記洗浄部よりも後側に配設されることを特徴とする。
請求項6の清掃具は、前記洗浄液を貯留する貯留部を備え、前記洗浄液を前記貯留部から前記吐出部に供給可能であることを特徴とする。
請求項7の清掃具は、前記吐出部への前記洗浄液の供給を操作可能な操作部を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、洗浄部と被洗浄体との接触と、払拭部と被洗浄体との接触とを、下ヘッド部の回動により切り替えることができる。
請求項2の発明によれば、清掃具を一方向に移動させることにより汚れを除去し、清掃具を他方向に移動させることにより洗浄液を払拭することができる。
請求項3の発明によれば、清掃具を前方に移動させることにより汚れを除去し、清掃具を後方に移動させることにより洗浄液を払拭することができる。
請求項4の発明によれば、下ヘッド部を後ろ斜め上方向に付勢することができる。
請求項5の発明によれば、吐出部から洗浄液を吐出し、清掃具を前方に移動させることで、被洗浄体を洗浄することができ、清掃具を後方に移動させることで、被洗浄体に付着した洗浄液を払拭することができる。
請求項6の発明によれば、水道等の洗浄液を供給する設備がない場所であっても洗浄液を吐出することができる。
請求項7の発明によれば、洗浄液を吐出するタイミングと、洗浄液の吐出量を調節することができる。
本発明の実施形態1の清掃具の使用状態を示す斜視図である。 同上、清掃具の底面を示す図である。 同上、清掃具の左側を示す斜視図である。 同上、モップカバーの斜視図である。 同上、清掃具の前側を示す斜視図である。 同上、清掃具の後側を示す斜視図である。 同上、清掃具の前側を示す斜視図である。 同上、清掃具の後側を示す斜視図である。 同上、清掃具の前側を示す斜視図である。 同上、下ヘッド部が拭き取り位置にある清掃具の左側を示す斜視図である。 同上、下ヘッド部が払拭位置にある清掃具の左側を示す斜視図である。 同上、下ヘッド部が拭き取り位置にある清掃具の使用状態を示す斜視図である。 同上、下ヘッド部が払拭位置にある清掃具の使用状態を示す斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図13は本発明の実施形態1を示し、本実施形態の清掃具1は、図1に示すような傾斜して設置された被洗浄体としての太陽光パネル2のパネル表面2Aを洗浄するものである。清掃具1は、太陽光パネル2のパネル表面2Aに付着した汚れを除去する洗浄部としての洗浄モップ3と、太陽光パネル2のパネル表面2Aに洗浄液4を吐出する吐出装置5と、太陽光パネル2のパネル表面2Aに付着した洗浄液4を払拭する払拭部としてのワイパー6と、洗浄作業を行う作業者7が把持する把持部としての伸縮パイプ8を備えている。なお、本実施形態においては、図2に示す矢印F、B、L、Rの指示方向をそれぞれ清掃具1の前、後、左、右として説明する。
洗浄モップ3は、図3に示す長手方向(左右方向)両端が開口した楕円筒状のモップ芯部11に、図4等に示すモップカバー12を取り付けたものである。モップカバー12は、ナイロン製の布地を袋状に形成したカバー本体13と、カバー本体13に取り付けられた拭き取り部14から構成されている。
カバー本体13は、長手方向の一端側(左側)に袋状に縫合された袋状部13Aが形成され、長手方向の他端側(右側)に面ファスナー15により開閉可能な開閉部13Bが形成されている。袋状部13Aは、一端側が閉口し、開閉部13B側である他端側が開口している。拭き取り部14は、ナイロンやポリエステル等の合成繊維からなる、いわゆるマイクロファイバーにより形成されている。なお、カバー本体13は、耐久性等を考慮して任意の素材を使用可能である。また、拭き取り部14は、汚れを除去可能なものであれば、その素材は任意に選択可能である。
モップ芯部11は、比較的軽量の金属であるアルミニウムにより形成されているが、所定の強度を有する合成樹脂等により形成してもよい。モップ芯部11にモップカバー12を取り付ける際は、モップカバー12の袋状部13Aにモップ芯部11の一端側(左側)を挿入した後、モップ芯部11の他端側(右側)を開閉部13Bで被覆し、面ファスナー15により開閉部13Bを閉じる。モップカバー12の大きさはモップ芯部11の大きさに対応させてあり、また、上述の通りモップ芯部11は楕円筒状に形成されているため、モップカバー12がモップ芯部11を中心として回転し難くなっている。さらに、モップ芯部11の表面部16の他端側には滑り止め部としての滑り止めシート17が貼り付けてあり、モップカバー12がより回転し難くなっている。なお、モップ芯部11の表面部16の一端側に滑り止めシート17を貼り付けていないのは、モップ芯部11の一端側をモップカバー12の袋状部13Aに出し入れし易くするためであるが、モップカバー12の回転防止効果を高めるため、モップ芯部11の表面部16の一端側にも滑り止めシート17を貼り付けてもよい。このように、モップカバー12はモップ芯部11に着脱可能であるため、モップカバー12は容易に交換することができる。
洗浄液4は、水道水、純水、液体洗剤等、除去する汚れの種類等を考慮して任意に選択可能である。
図1や図3等に示すように、吐出装置5は、ノズルヘッド21と、ノズルヘッド21に設けられた洗浄液4を噴射する2つのスプレーノズル22と、洗浄液4の噴射と停止を操作するレバーノズル23と、洗浄液4を貯留する貯留部としてのタンク24と、タンク24から伸縮パイプ8に取り付けられたレバーノズル23に洗浄液4を流入させるタンク側コイルホース25と、レバーノズル23からスプレーノズル22に洗浄液4を流入させるノズル側コイルホース26を有して構成されている。ノズル側コイルホース26には、ホース連結部28が設けられており、このホース連結部28により、ノズル側コイルホース26を構成するノズルヘッド側ホース26Aとレバーノズル側ホース26Bが着脱可能となっている。ノズルヘッド側ホース26Aは、ノズルヘッド21内で分岐し、2つのスプレーノズル22に連結されている。ノズルヘッド21はノズルヘッド側ホース26Aの保護カバーであると共に、スプレーノズル22を固定する固定基部として機能するものである。なお、スプレーノズル22は2つに限られるものではなく、1つ又は3つ以上設けてもよい。
本実施形態のタンク24は背負い式のものであり、作業者7が背負った状態で洗浄作業を行うことが可能である。タンク24は、電池(図示せず)を電源としてタンク24内に貯留した洗浄液4を電動でタンク側コイルホース25を通ってレバーノズル23に流入させることができるようになっている。レバーノズル23には操作部としての操作レバー27が設けられており、操作レバー27を握って引くと、レバーノズル23からノズル側コイルホース26に洗浄液4を流入させることができ、操作レバー27を緩めると洗浄液4のノズル側コイルホース26への流入を停止させることができる。レバーノズル23からノズル側コイルホース26に流入した洗浄液4は、スプレーノズル22から噴射される。なお、本実施形態のタンク24の容量は10リットルであるが、タンク24の大きさは適宜変更可能であり、作業者7の周囲の地面等に載置するものであってもよい。
図3等に示すように、ワイパー6は、グラファイトゴム、シリコンゴム、天然ゴム等の可撓性を有する軟質素材により所定の厚みを有する矩形シート状に形成されている。ワイパー6は、アルミニウムにより板状に形成された取付板31及び挟持板32により挟持された状態で、複数のボルト33とナット34により固定されている。したがって、ワイパー6は着脱可能であり、容易に交換することができる。
取付板31は、取付板本体部35と略直角に折り曲げた折曲部36を有している。取付板本体部35の下側部分には、折曲部36と反対の方向にわずかに反った湾曲部37が形成されている。挟持板32は、横方向の長さが取付板31と略同一に形成されている。ワイパー6を取付板31に取り付けた状態では、ワイパー6の下端部6Aが取付板本体部35の下端部35Aよりも下方に位置している。なお、取付板31及び挟持板32は所定の強度を有する硬質の合成樹脂材等により形成してもよい。
図5及び図6等に示すように、上ヘッド部41は、矩形板状に形成されたヘッド基部42を有し、ヘッド基部42の後面43には伸縮パイプ8を取り付けるパイプ取付部44が設けられている。伸縮パイプ8は、パイプ取付部44に着脱可能に取り付けられる。
ヘッド基部42の前面45の上部には、ノズルヘッド21を取り付ける薄板状のノズルヘッド取付部46が設けられている。ノズルヘッド取付部46は、逆凹字状の取付板部47と、取付板部47の上端部から前側に略水平に突設した矩形状の天板部48と、天板部48の左右両端部から垂下した左垂板部49及び右垂板部50を有している。左垂板部49及び右垂板部50の後端部は、取付板部47に接合されている。左垂板部49及び右垂板部50は、上下方向の幅が前側よりも後側が大きく、側面視において台形状に形成されている。
天板部48の上面の前側部分には、ノズルヘッド21が取り付けられている。ノズルヘッド21は、天板部48の左右にスプレーノズル22が配置されるように取り付けられている。
ヘッド基部42の前面45の中央部分には、規制部を構成する板状の当接体51が前側に突出して設けられている。当接体51の前側下部には、後述するストッパーボルト68に当接する当接部52が形成されている。当接部52は、当接体51の前側下部を切り欠いて形成されており、当接体51は側面視において台形状に形成されている。また、ヘッド基部42の前面45の下部には、軸棒53を挿通する2つの軸筒54を備えた、上側軸保持部55が設けられている。
図7〜図9等に示すように、下ヘッド部61は、薄板状に形成されており、底板部62と、底板部62の左右両端から立設した左板部63及び右板部64と、底板部62の後端から立設した後板部65を有している。後板部65は、左板部63及び右板部64と接合している。底板部62の上面後側には、下側軸保持部66が後板部65に当接して設けられている。この下側軸保持部66の上部の左右方向中央部には、軸棒53を挿通する軸孔(図示せず)を有する軸挿通部67が形成されている。
底板部62の上面前側には、規制部を構成するストッパーボルト68が設けられており、このストッパーボルト68に当接体51が当接可能となっている。ストッパーボルト68は、軸部69を圧縮コイルばね70に挿通した状態で底板部62に形成された貫通孔(図示せず)に挿通され、底板部62の下方に設けられた抜け止めナット71に螺合されている。ストッパーボルト68は、圧縮コイルばね70により上方に付勢されており、抜け止めナット71が底板部62の下面に当接している。ストッパーボルト68を圧縮コイルばね70の付勢力よりも大きな力で下方に押し下げると、圧縮コイルばね70が収縮し、ストッパーボルト68が底板部62に対して相対的に下方に移動可能となっている。また、ストッパーボルト68と抜け止めナット71との螺合位置を調節することにより、ストッパーボルト68が底板部62より上方に突出する長さを変更することができる。さらに、ストッパーボルト68の頭部72には、可撓性を有する合成樹脂製の弾性部73が設けられており、この弾性部73が当接体51の当接部52とストッパーボルト68との当接時の衝撃を緩和している。
底板部62の下面の前側部分には、洗浄モップ3のモップ芯部11が取り付けられている。モップ芯部11の長手方向中央部が底板部62に固定されている。
後板部65には、取付板31の取付板本体部35の長手方向(左右方向)中央部分が取り付けられており、ワイパー6は後板部65と略並行に配設される。
下ヘッド部61は、軸棒53を介して上ヘッド部41に軸支されている。下ヘッド部61の軸挿通部67を上ヘッド部41の2つの軸筒54の間に配置し、軸棒53を軸挿通部67及び軸筒54に挿通する。軸棒53の一端には軸棒頭部56が設けられ、他端には抜け止め用の軸棒ナット57が設けられており、軸棒頭部56と軸棒ナット57により軸棒53が軸挿通部67及び軸筒54から抜けないようになっている。また、軸筒54と軸棒頭部56との間及び軸筒54と軸棒ナット57との間には、ワッシャ58が軸棒53を挿通した状態で設けられている。
上ヘッド部41のヘッド基部42の左側面部42Aには、弾性部材としての引張コイルばね81の上側フック部82を係止する上係止部83が設けられている。また、下ヘッド部61の左板部63にも引張コイルばね81の下側フック部84を係止する下係止部84が設けられている。この上係止部83及び下係止部84に引張コイルばね81の上側フック部82及び下側フック部84が係止されており、引張コイルばね81は上ヘッド部41と下ヘッド部61に係止されている。
図10及び図11等に示すように、上係止部83は軸棒53よりも後ろ斜め上方に位置し、下係止部84は軸棒53の下方に位置している。そのため、引張コイルばね81の付勢力により下ヘッド部は軸棒53を中心に後方に回動し、下側軸保持部66に形成された突当部74が上ヘッド部41の上側軸保持部55の下面部55Aに当接するように付勢されている。突当部74は、合成樹脂材により形成されている。
下ヘッド部61を引張コイルばね81の付勢力に抗して軸棒53を中心に回動させると、ストッパーボルト68の弾性部73が当接体51の当接部52に当接する位置まで回動させることができる。したがって、下ヘッド部61の回動範囲は、突当部74が上ヘッド部41の上側軸保持部55の下面に当接した位置から、当接体51がストッパーボルト68に当接した位置までの範囲である。この回動範囲は、ストッパーボルト68と抜け止めナット71との螺合位置を調節することにより変更可能であり、太陽光パネル2の傾斜角度や作業者7の身長等を考慮して使用時に適宜変更すればよい。
ここで、上ヘッド部41に対する下ヘッド部61の動作について説明する。上述のように下ヘッド部61は、軸棒53を介して上ヘッド部41に軸支されているため、上ヘッド部41に対して軸棒53を中心に回動自在となっている。しかしながら、下ヘッド部61は、引張コイルばね81により付勢されており、下側軸保持部66に形成された突当部74が上ヘッド部41の上側軸保持部55の下面部55Aに当接している。以下、この位置を下ヘッド部61の拭き取り位置という。図10に示すように、拭き取り位置では洗浄モップ3の拭き取り部14が下側に向いており、ワイパー6は略垂直状態となっている。パネル表面2Aに付着した汚れを除去するために、拭き取り部14をパネル表面2Aに接触させ、図10に示す白抜き矢印の方向(清掃具1の前側方向)に移動させると、パネル表面2Aと拭き取り部14との間に生じる摩擦力が下ヘッド部61に対して後方向に付加される。この摩擦力により、下ヘッド部61は軸棒53を中心に図10に示す黒塗り矢印の方向に付勢され、拭き取り位置で維持される。拭き取り位置にある時には、ワイパー6はパネル表面2Aと接触しないように調整されている。
パネル表面2Aに付着した洗浄液4を払拭する場合には、ワイパー6をパネル表面2Aに接触させ、図11に示す白抜き矢印の方向(清掃具1の後側方向)に移動させると、パネル表面2Aとワイパー6との間に生じる摩擦力が下ヘッド部61に対して前方向に付加される。この摩擦力により、下ヘッド部61は軸棒53を中心に図11に示す黒塗り矢印の方向に回動し、ストッパーボルト68が当接部52に当接した位置となる。以下、この位置を下ヘッド部61の払拭位置という。ワイパー6をパネル表面2Aに接触させ、図11に示す白抜き矢印の方向に移動させている間は、下ヘッド部61を払拭位置で維持させることができる。払拭位置では、洗浄モップ3はパネル表面2Aと接触しないように調整されている。
伸縮パイプ8は、任意に長さを調節可能なものであり、作業者7から洗浄位置までの距離に対応させて長さを調節すればよい。伸縮パイプ8には、ノズル側コイルホース26が巻き付けられており、伸縮パイプ8の伸縮に対応してノズル側コイルホース26も伸縮可能となっている。
スプレーノズル22は、洗浄液4を充円錐状、空円錐状、扇状等に噴射可能なものから所望のものを選択することができ、これにより洗浄液4の噴射範囲を決定することができる。なお、洗浄液4は太陽光パネル2のパネル表面2Aに吐出されればよいため、スプレーノズル22は洗浄液4を噴射するものではなく、例えば、洗浄液4を流出させるものであってもよい。
次に、清掃具1の使用方法について説明する。タンク24に洗浄液4を供給した後、作業者7はタンク24を背負って、タンク24の電源を入れる。次に、太陽光パネル2のパネル表面2Aに拭き取り部14を載置し、図12に示すように、操作レバー27を操作してスプレーノズル22から洗浄液4を噴射する。拭き取り前にパネル表面2Aに洗浄液4を噴射することにより、汚れを浮き上がらせることができ、汚れの除去が容易となる。なお、洗浄液4をパネル表面2Aだけでなく、洗浄モップ3の拭き取り部14にも噴射するようにスプレーノズル22の位置や洗浄液4の噴射範囲を設定することにより、洗浄前に拭き取り部14に洗浄液4を染み込ませ、汚れを除去し易くすることができる。
スプレーノズル22は、洗浄モップ3よりも前側に位置しているため、洗浄液4は洗浄モップ3よりも前方のパネル表面2Aに噴射される。そのため洗浄モップ3を前方へ移動させることにより、拭き取り部14により洗浄液4が噴射されたパネル表面2Aを洗浄することができる。なお、汚れが落ち難い場合には、伸縮パイプ8をやや持ち上げることで、下ヘッド部61が払拭位置であっても拭き取り部14をパネル表面2Aに接触させることができるため、この状態で清掃具1を前後に動かして汚れを拭き取ることができる。
汚れを落とした後は、操作レバー27を操作して洗浄液4の噴射を停止し、パネル表面2Aに残った洗浄液4を払拭するため、図13に示すように下ヘッド部61を払拭位置とした状態で清掃具1を後側に引き寄せてワイパー6により洗浄液4を払拭する。太陽光パネル2は傾斜して設置されているため、洗浄液4は容易に下方に流れる。太陽光パネル2の下端まで流動させた洗浄液4は、太陽光パネル2が設置された地面等に落とせばよい。
以上のように本実施例では、太陽光パネル2の汚れを除去する洗浄モップ3と、太陽光パネル2に洗浄液4を吐出するスプレーノズル22と、太陽光パネル2に付着した洗浄液4を払拭するワイパー6と、スプレーノズル22を保持する上ヘッド部41と、洗浄モップ3及びワイパー6を保持する下ヘッド部61と、を備え、下ヘッド部61が上ヘッド部41に回動自在に軸支され、洗浄モップ3の太陽光パネル2への接触とワイパー6の太陽光パネル2への接触とが下ヘッド部61の回動により切り替わることにより、太陽光パネル2に付着した汚れの除去を行う際に使用する洗浄モップ3と、太陽光パネル2に付着した洗浄液4を払拭する際に使用するワイパー6との切り替えを容易に行うことができる。そのため、汚れの除去と洗浄液4の払拭を行う太陽光パネル2の清掃作業が容易となる。
また、本実施例では、洗浄モップ3を太陽光パネル2に接触させて一方向に移動させると、洗浄モップ3と太陽光パネル2との接触状態を維持でき、ワイパー6を太陽光パネル2に接触させて他方向に移動させると、ワイパー6と太陽光パネル2との接触状態を維持できる構成としたことにより、清掃具1を一方向に移動させることで洗浄モップ3により汚れの除去を行うことができ、清掃具1を他方向に移動させることでワイパー6により洗浄液4の払拭を行うことができる。
また、本実施例では、下ヘッド部61の回動範囲を規制する当接体51及びストッパーボルト68と、下面部55A及び突当部74とを備えることにより、下ヘッド部61の払拭位置と拭き取り位置を定めることができる。
また、本実施例では、下ヘッド部61が引張コイルばね81により後ろ斜め上方向に付勢されていることにより、下ヘッド部61を軸棒53を中心に回動させて、下ヘッド部61を拭き取り部14が下側を向いた位置である、拭き取り位置に保持することができる。
また、本実施例では、スプレーノズル22が洗浄モップ3よりも前側に配設され、ワイパー6が洗浄モップ3よりも後側に配設されることにより、スプレーノズル22から洗浄液4を噴射し、清掃具1を前方に移動させることで、洗浄モップ3で太陽光パネル2のパネル表面2Aを洗浄することができ、清掃具1を後方に移動させることで、パネル表面2Aに付着した洗浄液4を払拭することができる。すなわち、清掃具1の前後方向への移動のみで、汚れの除去と洗浄液4の払拭を行うことができる。
また、本実施例では、洗浄液4を貯留するタンク24を備え、洗浄液4をタンクからスプレーノズル22に供給可能であることにより、清掃現場に水道等の洗浄液4の供給設備が無い場合であっても、タンク24に貯留した洗浄液4により清掃作業を行うことができる。
また、本実施例では、スプレーノズル22への洗浄液4の供給を操作可能な操作レバー27を備えることにより、作業者7が必要な時にのみ洗浄液4の噴射を行うことができ、不要な洗浄液4の噴射を防止することができる。そのため、洗浄液4の消費量を削減することができる。また、落ち難い汚れに対して洗浄液4を集中的に噴射することにより、汚れを除去し易くすることができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、洗浄モップの前側にワイパーを配置し、洗浄モップの後側にノズルヘッドを配置し、下ヘッド部の回動方向を上記実施形態と逆にすることにより、太陽光パネルの上側から洗浄作業を行う際に、洗浄モップを太陽光パネルの傾斜の上側に向かって移動させることにより汚れの除去を行い、傾斜の下側に向かってワイパーを移動させることにより洗浄液の払拭を行うことができる。
1 清掃具
2 太陽光パネル(被洗浄体)
3 洗浄モップ(洗浄部)
4 洗浄液
6 ワイパー(払拭部)
7 作業者
14 拭き取り部
22 スプレーノズル(吐出部)
24 タンク(貯留部)
27 操作レバー(操作部)
41 上ヘッド部
51 当接体
53 軸棒
55A 下面部
61 下ヘッド部
68 ストッパーボルト
74 突当部
81 引張コイルばね

Claims (7)

  1. 被洗浄体の汚れを除去する洗浄部と、
    前記被洗浄体に洗浄液を吐出する吐出部と、
    前記被洗浄体に付着した前記洗浄液を払拭する払拭部と、
    前記吐出部を保持する上ヘッド部と、
    前記洗浄部及び前記払拭部を保持する下ヘッド部と、を備え、
    前記下ヘッド部が前記上ヘッド部に回動自在に軸支され、
    前記洗浄部の前記被洗浄体への接触と前記払拭部の前記被洗浄体への接触とが前記下ヘッド部の回動により切り替わることを特徴とする清掃具。
  2. 前記洗浄部を前記被洗浄体に接触させて一方向に移動させると、前記洗浄部と前記被洗浄体との接触状態を維持でき、前記払拭部を前記被洗浄体に接触させて他方向に移動させると、前記払拭部と前記被洗浄体との接触状態を維持できる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の清掃具。
  3. 前記下ヘッド部の回動範囲を規制する規制部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の清掃具。
  4. 前記下ヘッド部が弾性部材により後ろ斜め上方向に付勢されていることを特徴とする請求項3に記載の清掃具。
  5. 前記吐出部が前記洗浄部よりも前側に配設され、前記払拭部が前記洗浄部よりも後側に配設されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の清掃具。
  6. 前記洗浄液を貯留する貯留部を備え、前記洗浄液を前記貯留部から前記吐出部に供給可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の清掃具。
  7. 前記吐出部への前記洗浄液の供給を操作可能な操作部を備えることを特徴とする請求項6に記載の清掃具。
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