JP2016116803A - 清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】長い柄を備えた清掃具を壁に立て掛けた時、倒れ難くする。
【解決手段】本発明の清掃具1は、被清掃部位Wに作用して被清掃部位Wに付着した汚れを除去する清掃作用部3と、清掃作用部3から延びる柄9と、を具備し、上記柄9には、清掃作業時に手で握って操作する操作部7が設けられており、該操作部7には、当該柄9を壁Kに立て掛けた時に壁Kと接する部位に滑り止め部121が設けられている。
【選択図】 図16

Description

本発明は、清掃中に清掃を一時中断して部屋の壁に立て掛けたり、収納時に収納庫の壁面に立て掛けて収納するのに便利な長い柄を備えた清掃具に関する。
窓や床等の被清掃部位を摺接して被清掃部位に付着した汚れを除去する場合、下記の特許文献1に示すような柄の長い清掃具が広く使用されている。
特許文献1に開示されている清掃具は、噴水機能を備えたモップ構造の清掃具であり、3本の管を直線的に連結することによって構成される長尺な柄と、柄の下端部に取り付けられるモップ部と、柄の下端部寄りに設けられる接続カバーに対して設置される専用の水入れ容器、水入れ容器から延びる出水軟管、出水軟管の先端部に取り付けられるノズル及び洗浄液の供給と停止を切り替える操作ハンドルを備える洗浄液供給部と、を具備している。
実用新案登録第3094858号公報
このように柄の長い清掃具を使用する場合、清掃中、清掃を一時中断して当該清掃具を部屋の壁に立て掛ける場合がある。そして、当該清掃具の柄の部分には、清掃作業時に大きな力が掛かるため、一般に機械的強度に優れるアルミパイプや硬質プラスチック製の材料が使用されている。
しかし、これらの材料は摩擦係数が比較的小さな材料であるため滑り易く、重量バランス等を見て慎重に壁に立て掛けないと滑って倒れてしまう。このような現象は、柄の長い清掃具を収納庫の壁面に立て掛けて収納する場合にも生じる。
また、清掃具の一部には、柄の先端にグリップを備えた清掃具が存在し、該グリップの材料として摩擦係数が比較的大きな合成ゴム等を使用した清掃具も使用されている。しかし、グリップ全体を柄と別の材料によって構成すると製品コストの増大を招いてしまう。
また、清掃具の一部には、操作性を考えて上記の特許文献1にも採用されているようなガンタイプの操作ハンドルを備えた清掃具も存在している。しかし、このような操作ハンドルは形状が特異であるため、壁に立て掛けるのが難しい。
本発明はこのような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、長い柄を備えた清掃具において、清掃中あるいは収納時に壁に立て掛けた時、重量バランス等に特に気を遣わなくても倒れ難い、安価で使い勝手の良い清掃具を提供することにある。
上記目的を達成するべく本発明の請求項1による清掃具は、被清掃部位に作用して被清掃部位に付着した汚れを除去する清掃作用部と、上記清掃作用部から延びる柄と、を具備し、上記柄には、清掃作業時に手で握って操作する操作部が設けられており、該操作部には、上記柄を壁に立て掛けた時に壁と接する部位に滑り止め部が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項2による清掃具は、請求項1記載の清掃具において、上記滑り止め部は、操作部の外形から突出する球面状の滑り止め作用面を備えた滑り止め突起であることを特徴とするものである。
また、請求項3による清掃具は、請求項2記載の清掃具において、上記滑り止め突起は、操作部の外形の周囲の複数個所に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項4による清掃具は、請求項1記載の清掃具において、上記滑り止め部は、操作部に嵌めて使用する円環状の滑り止め作用面を備えた滑り止めリングであることを特徴とするものである。
また、請求項5による清掃具は、請求項1〜4のいずれかに記載の清掃具において、上記滑り止め部は、操作部と別体に構成されており、操作部の組立て時に組み付けられ、あるいは操作部の組立て後に取り付けることによって設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項6による清掃具は、請求項1〜4のいずれかに記載の清掃具において、上記滑り止め部は、操作部と一体に構成されており、操作部の成形時に二色成形によって滑り止め部を同時に成形するように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項7による清掃具は、請求項1〜6のいずれかに記載の清掃具において、上記滑り止め部は、摩擦係数の大きな軟質の合成樹脂材料や合成ゴムによって形成されていることを特徴とするものである。
そして、上記手段によって以下のような効果が得られる。即ち、本発明の清掃具によると、柄を壁に立て掛けた時に壁と接する操作部の部位に対して、滑り止め部が設けられているから、作業者は、清掃中あるいは収納時に柄を壁に立て掛ける時、重量バランス等に特に気を遣わなくても当該清掃具は倒れ難くなる。また、操作部に取り付ける一部品または一部分として滑り止め部を使用しているため製品コストを低く抑えることができる。
また、上記滑り止め部を、操作部の外形から突出する球面状の滑り止め作用面を備えた滑り止め突起によって構成した場合には、ガンタイプ等の特異な形状の操作部に対して適用できるようになる。また、柄を立て掛ける時の立て掛け角度を変えても球面状の滑り止め作用面のいずれかの部位が壁と接するため、作業者は、柄を壁に立て掛ける時の柄の立て掛け角度について特に気を遣わなくてもよい。
また、上記滑り止め突起を操作部の外形の周囲の複数個所に設けた場合には、作業者は、柄を壁に立て掛ける時の柄の向きについても特に気を遣わなくてもよい。
また、上記滑り止め部を、操作部に嵌めて使用する円環状の滑り止め作用面を備えた滑り止めリングによって構成した場合には、直棒状等のシンプルな形状の操作部に対しても適用できるようになる、また、滑り止め作用面が円環状であるから作業者は、柄を壁に立て掛ける時の柄の向きについて特に気を遣う必要がなくなる。
また、上記滑り止め部を操作部と別体に構成し、操作部の組立て時に組み付けたり、操作部の組立て後に取り付けるようにした場合には、滑り止め部と操作部とを別々に製造することが可能になるから、滑り止め部を予め余分に製造しておいて部品交換用の滑り止め部として利用することが可能になる。
また、上記滑り止め部を二色成形によって操作部と一体に成形した場合には、滑り止め部を操作部と同時に成形できるから清掃具の生産性が向上する。
また、滑り止め部を摩擦係数の大きな軟質の合成樹脂材料や合成ゴムによって形成した場合には、清掃具を壁に立て掛けた時に、柄の重量が滑り止め部に作用し、大きな摩擦力が発生するので清掃具は一層倒れ難くなる。
本発明の実施の形態を示す図で、清掃具の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、清掃具を分解した状態の斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、図2中のA部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、図2中のB部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、図2中のC部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、清掃具を示す側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、清掃具を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、図6中のD−D断面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、図7中のE−E断面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、図7中のF−F断面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、図9中のG部を拡大して示す側断面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、ポンプ部に設けられる逆止弁を示す正面図(a)と(a)図中のI−I断面図(b)である。 本発明の実施の形態を示す図で、図7中のL部を拡大して示す平面図(a)と図6中のM部を拡大して示す側面図(b)である。 本発明の実施の形態を示す図で、清掃具の操作部を示す斜め前方からの斜視図(a)と斜め後方からの斜視図(b)である。 本発明の実施の形態を示す図で、滑り止め部を示す側断面図(a)と(a)図中のJ−J断面図(b)である。 本発明の実施の形態を示す図で、清掃具を壁に立て掛ける場合の2態様を示す側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、清掃具を壁に立て掛ける場合の立て掛け角度を示す側面図である。 本発明の他の実施の形態を示す図で、清掃具を示す斜視図(a)と滑り止め部を拡大して示す斜視図(b)である。 本発明の他の実施の形態を示す図で、交換可能な複数の清掃作用部の一例を示す説明図である。
以下、図1〜図17に示す実施の形態を例にとって、本発明の清掃具の構成と使用態様について具体的に説明する。
本発明の清掃具1は、被清掃部位Wに作用して被清掃部位Wに付着した汚れを除去する清掃作用部3と、上記清掃作用部3から延びる柄9と、を具備し、上記柄9には、清掃作業時に手で握って操作する操作部7が設けられており、該操作部7には、当該柄9を壁Kに立て掛けた時に壁Kと接する部位に滑り止め部121が設けられることによって基本的に構成されている。
そして、本実施の形態では、被清掃部位Wに洗浄液Sを供給し、該洗浄液Sを被清掃部位Wに滴下ないし噴霧するペットボトルPを洗浄液収容容器として利用した洗浄液供給部5を備え、清掃作用部3として図示のような拭取り部3(清掃作用部3と同一の符号を使用する)を装着した構成の清掃具1を図示している。
また、上記洗浄液供給部5には、上記拭取り部3が取り付けられる柄9の一端寄りに、ペットボトルPを装着するボトル装着部17と、洗浄液Sの吐出の開始と停止の切り替え及び洗浄液Sの吐出量を加減するポンプ部19と、が備えられている。
また、上記操作部7として、一例としてガンタイプの操作グリップ7Aが設けられており、該操作グリップ7A自体またはその近傍位置に上記ポンプ部19の動作を操作する操作片21が配置されている。更に、上記操作片21とポンプ部19の間に、操作片21の動きをポンプ部19に伝達する操作ロッド23が配置されている。
また、本実施の形態では、一例として床拭き用の拭取り部3を取り付けた清掃具1が図示されており、該拭取り部3は、一例として硬質プラスチック製で矩形平板形状の拭取り基板29と、該拭取り基板29の下面に貼設される一例として発泡ウレタン製の拭取り面板31と、上記拭取り基板29の上面中央に設けられる接続構造33と、同じく拭取り基板29の上面の上記接続構造33の左右に設けられる、不織布等のシート状の拭取り体U1を装着するための押込み係止片35と、雑布等の厚手の拭取り体U2を装着するための挟持係止片37と、の2種類の係止片と、が設けられている。
このうち、押込み係止片35は、図7及び図13(a)に示すようなジグザグ状のスリット35aを有し、該スリット35aの周囲の舌片状の部分が弾性変形して係止作用を行う。
一方、挟持係止片37は、図3及び図10に示すように挟持部に一例として鋸歯状の歯が形成された固定係止片37aと、所定角度の範囲で回動し、同じく鋸歯状の歯を有する可動係止片37bとを組み合わせることによって構成されており、図示しない付勢バネの付勢力を受けて2つの係止片37a、37bが常時挟持状態になるように構成されている。
そして、上記押込み係止片35と挟持係止片37は、一例としてそれぞれ4組ずつ配置されている。
洗浄液供給部5は、柄9の先端部に対して取り付けられるポンプハウジング39を備えており、該ポンプハウジング39に対して、上述したボトル装着部17とポンプ部19が配置されている。
ボトル装着部17は、ペットボトルPの注ぎ口の首部を収容する凹部41を備えており、該凹部41の側周面には、上記首部の外周面に刻設されている雄ネジ部と螺合する雌ネジ部43が刻設されている。また、上記凹部41の底部にはペットボトルP内の洗浄液Sをポンプ部19に供給するための供給口45と、洗浄液Sを供給中のペットボトルP内の圧力低下を防止するための逆止弁47が設けられている。
このうち、供給口45には、後述するシリンダ49に向けて連絡チューブ55が接続されると共に、ペットボトルPに向けて吸液チューブ56が接続されている。そして、当該吸液チューブ56の先端の吸液口には、錘止め56bによって支持された一例としてステンレス鋼製の錘56aが取り付けられており、当該錘56aの自重によって清掃具1を下向きで使用すると、上向きで使用するとに拘わらず、当該錘56aが下方に移動するため、上記吸液口は常時、ペットボトルP内の洗浄液S中に浸った状態で位置するように構成されている。
一方、上記逆止弁47は、一例としてシリコーン製で、図12(a)(b)に示すような形状を有しており、その頂部付近にスリット47aが形成されている。
そして、上記逆止弁47は、ポンプ部19を作動させる操作片21の操作時に閉状態になってペットボトルP内の洗浄液Sの外部への流出を防止し、上記操作片21から指を離した時に負圧になって開状態になることで外部の空気をペットボトルP内に取り込んでペットボトルP内の圧力低下を防止する作用を有している。
尚、ペットボトルPとしては、種々のボトルが使用できるが、飲料水等を収容している市販のペットボトルPが一例として使用でき、該ペットボトルP内に収容する洗浄液Sとしては、単なる水でもよいし液体状ないしフォーム状の洗剤であってもよい。また、汚れを落とすのに一般に使用されている種々の薬品等を水や油に希釈させたものを洗浄液Sとして使用することも可能である。
ポンプ部19は、シリンダ49と、該シリンダ49に内嵌されるピストン51と、上記シリンダ49の端面とピストン51との間に縮設されている付勢バネ53と、を備えており、上記シリンダ49の端面寄りの側周面には、上記ボトル装着部17から延びる連絡チューブ55が逆止弁54を介して接続されている。
また、上記シリンダ49の端面にはノズル57が斜め上方に向かって接続されている。また、上記ピストン51の後方には押込みロッド59が接続されており、該押込みロッド59には上述した操作ロッド23の先端部が固定ピン79で取り付けられている。
また、ポンプハウジング39の先端部には、舌片状の弾性片の先端部に係合凸部61aを備えた取付け軸61が取り付けられている。そして、上記取付け軸61には、上記係合凸部61aに係合する係合穴部63aを有する連結ロッド63が接続されている。
また、上記連結ロッド63の先端部には上述した拭取り基板29の上面に設けられる接続構造33に接続されていわゆるユニバーサルジョイントとして機能する接続構造65が設けられている。
操作グリップ7Aとしては、図示のような手の形状に馴染んだ握り易い形状のグリップが一例として適用でき、操作グリップ7Aのグリップ径や長さも長時間の清掃作業をしても疲れ難いグリップ径と長さに設定する。尚、操作グリップ7Aの材料としては、一例としてポリプロピレン(PP)やABS樹脂等の硬質プラスチック材料が適用できる。
また、上記操作グリップ7Aと拭取り部3とを連結する柄9は、軸方向Yに長い長尺なパイプ材が一例として適用できる。そして柄9の材料としては、上記操作グリップ7Aと同じ硬質プラスチック材料やアルミニウム等の金属製材料が一例として適用可能である。
また、上記柄9の先端には、上述した押込みロッド59が内嵌されており、上述したポンプハウジング39の一方のハウジング要素40Aの側方から挿入される固定ネジ77が柄9と押込みロッド59を貫いて、ポンプハウジング39の他方のハウジング要素40Bに螺合することによってポンプハウジング39が取り付けられている。
尚、上記押込みロッド59には、軸方向Yに延びる長穴60が形成されており、上記固定ネジ77はこの長穴60を貫通するように設けられているため、当該押込みロッド59は、上記長穴60の長さの範囲内で所定ストローク、軸方向Yに移動できるように構成されている。
また、上記押込みロッド59には、軸方向Yに長い操作ロッド23の先端部が固定ピン79によって固定状態で取り付けられており、押込みロッド59と操作ロッド23は軸方向Yに一体で移動し得るように構成されている。
また、上記操作グリップ7Aが取り付けられる柄9の基端部の内部には、上述した操作ロッド23の基端部が位置しており、操作ロッド23の基端部に設けられている板状の取り付け片28を利用して、操作片21の回動運動を軸方向Yの直線運動に変換して移動するレバーロッド91に対して固定ピン79によって固定状態で取り付けられている。これに伴い、当該レバーロッド91と、操作ロッド23と、押込みロッド59は、軸方向Yに一体で移動し得るように構成されている。
次に、本発明の特徴的構成である滑り止め部121について説明する。本実施の形態では滑り止め部121として操作部7の外形から突出する球面状の滑り止め作用面123aを備えた滑り止め突起121Aが採用されており、図14(a)(b)に示すように操作グリップ7Aの屈曲部の外側の頂部と、操作グリップ7Aの基端面との2ヶ所に1つずつ計2個の滑り止め突起121Aが配置されている。
滑り止め突起121Aの形状は、図15(a)(b)に示すように上記滑り止め作用面123aを有し、茸の傘のような形状をした頭部123と、該頭部123の基端面から延びる頭部123よりも径の小さな首部124と、該首部124の基端面に対して設けられる該首部124よりも径の大きな係止部125と、を備えることによって一例として構成されている。
一方、操作グリップ7Aには、上記首部124が嵌まる取付け穴8が形成されており、操作グリップ7Aを構成している2つのグリップ要素70A、70Bを組み合わせる時、上記滑り止め突起121Aの首部124を2分割された取付け穴8に嵌めることによって滑り止め突起121Aは操作グリップ7Aの上述した所定部位に取り付けられる。
そして、このようにして構成される滑り止め部121を形成する材料としては、摩擦係数の大きな軟質の合成樹脂材料や合成ゴム等が適用でき、軟質の合成樹脂材料としては、EVA樹脂や熱可塑性エラストマー(TPE)あるいはシリコーンゴム等が適用可能である。
次に、このようにして構成される本発明の清掃具1の使用態様を各部の作動態様と併せて説明する。以下、(1)拭取り部のセット時、(2)清掃作業時、(3)清掃作業の中断時、(4)収納時の4段階に分けて説明する。
(1)拭取り部のセット時
ポンプハウジング39の取付け軸61に接続構造33、65を介して拭取り部3が取り付けられている連結ロッド63が装着されていない場合には、拭取り部3が取り付けられている連結ロッド63を取付け軸61に挿し込んで拭取り部3を清掃具1にセットする。尚、連結ロッド63を取付け軸61に挿し込むと取付け軸61の係合凸部61aが、これを支持する弾性片の作用で自動的に連結ロッド63の係合穴部63aに嵌って係合状態になる。
次に、拭取り体Uを拭取り面板31に宛がい、拭取り基板29を包むように、その対向する両端を拭取り基板29の上面に回して、押込み係止片35のスリット35aに上方から押し込んで固定するか、挟持係止片37を構成する固定係止片37aと可動係止片37bの間に挟んで固定する。
(2)清掃作業時
清掃作業を行うに当たり、洗浄液Sを使用したい場合には、ペットボトルPに洗浄液Sを入れ、洗浄液Sの入ったペットボトルPをポンプハウジング39のボトル装着部17に取り付ける。そして、操作グリップ7Aの近傍に位置する操作片21に指を掛け、当該操作片21を操作グリップ7A側に引くことによって操作片21を回動支点21aを中心に回動させる。
上記操作片21の回動に伴い、レバーロッド91が軸方向Yに沿ってポンプ19側に直線的に所定ストローク移動する。そして、当該レバーロッド91の移動によって、該レバーロッド91に基端部が取り付けられている操作ロッド23が移動し、更に操作ロッド23の先端部に取り付けられている押込みロッド59に力が伝達される。
そして、上記押込みロッド59に伝達された力によって、該押込みロッド59の先端に当接しているピストン51を、付勢バネ53の付勢力に抗して付勢バネ53を圧縮する方向に押し込む。この時、シリンダ49と連絡チューブ55との接続部に配置されている逆止弁54が閉じ、シリンダ49内の洗浄液Sがシリンダ49内の流路を通ってノズル57に至り、該ノズル57先端のノズル口から被洗浄部位Wである床面等に向かって洗浄液Sが滴下ないし噴霧される。
一方、操作片21から指を離すことによって、操作片21は付勢バネ53の付勢力で元の状態に自動的に復帰する。この時、シリンダ49と連絡チューブ55との接続部に配置されている逆止弁54が開いて、給液チューブ56内にペットボトルP内の洗浄液Sが取り込まれ、次の洗浄液Sの滴下ないし噴霧に備える。
そして、作業者は、操作グリップ7Aを片手で握って、前後左右に拭取り部3を動かし、上記洗浄液Sの滴下ないし噴霧操作を適宜行いながら被清掃部位Wとなる床面等の汚れを拭き取って行く。
(3)清掃作業の中断時
清掃作業中に一時作業を中断する場合には、図16(a)(b)に示すように清掃具1を壁Kに立て掛けて作業を中断する。本発明では、操作部7に対して滑り止め部121が設けられているため、図16(a)あるいは図16(b)に示す姿勢で清掃具1を立て掛けた時、滑り止め部121が壁Kに接触して滑り止め部121の有する大きな摩擦力が発揮されるため清掃具1が倒れてしまうことがない。
また、清掃具1を壁Kに立て掛けた時、清掃具1が倒れない立て掛け角度θの範囲は広く、図17に示すような種々の立て掛け角度θで本発明の清掃具1を壁Kに立て掛けることが可能である。従って、作業者は当該清掃具1を壁Kに立て掛ける時、清掃具1の姿勢や清掃具1の重量バランス等に気を遣うことなく立て掛けることができ、このように無造作に立て掛けても清掃具1は倒れることなく、その立て掛けられた姿勢をそのまま維持することが可能になっている。
(4)収納時
清掃作業が終了し清掃具1を収納庫等に収納する場合には、しばらく使う予定がなければポンプハウジング39のボトル装着部17に装着していたペットボトルPを取り外す。また、必要に応じて係合凸部61aを押して取付け軸61に取り付けられていた連結ロッド63を抜いて拭取り部3をポンプハウジング39から取り外す。
また、柄9の長い清掃具1を横にして収納庫に収納するのは邪魔であるから収納庫の壁Kに立て掛けて収納することも可能である。そして、その場合には上述した(3)の清掃作業の中断時で述べた滑り止め部121の作用によって清掃具1の倒れが防止される。
そして、このようにして構成される本発明の清掃具1によれば、清掃作業時には、洗浄液Sと拭取り部3を使用した良好な清掃作業が実行され、清掃作業の中断時や収納時には、上述した滑り止め部121の滑り止め作用が発揮されて清掃具1の倒れが防止される。
また、清掃具1を壁Kに立て掛ける際に清掃具1の重量バランスや立て掛け角度θに特に気を遣う必要がないから作業時と作業中断時とを通じて使い勝手の良い清掃具1を提供することが可能になる。
尚、本発明の清掃具1は、上述した実施の形態のものに限定されず、その発明の要旨内での変更が可能である。
例えば、滑り止め部121を、図18に示すように操作部7に嵌めて使用する円環状の滑り止め作用面123aを備えた滑り止めリング121Bによって構成することが可能である。このような滑り止めリング121Bは、直棒状等のシンプルな形状の操作部7Bに対して適用でき、組立て後の操作部7Bに対して後から取り付けることが可能となる。
また、滑り止め部121は、操作部7の成形時に二色成形によって同時に一体成形することも可能である。
また、清掃作用部3としては、前述した実施の形態で述べた構成の拭取り部3に限らず、以下述べるような構成の拭取り部3を採用することも可能である。
具体的には、上述した床拭きを目的にした平板状の拭取り部3に代えてロール状の拭取り部3を使用することが可能である。また、図19(a)に示すようにブラシ状の拭取り部3Bを使用することも可能であるし、図19(b)に示すようにモップ状の拭取り部3C、図19(c)に示すようにワイパータイプの拭取り部3D、図19(d)に示すようにスポンジタイプの拭取り部3Eを使用することも可能である。
このように、平板状の拭取り部3以外の拭取り部とした場合には、清掃具を壁に立て掛けた時に、より倒れ易くなる傾向があるから、本発明の滑り止め部が有効になる。
また、清掃作用部3には、上記拭取り部3の他、ほうきやはたき等、拭き取り以外の目的で使用するものも含まれる。また、本発明の対象となる清掃具としては、電動式のものであっても良い。
そして、これらの清掃作用部3は、被清掃部位Wの違いや使用目的等に応じて使い分ける他、清掃の前処理段階、本格的な清掃段階、仕上げ段階等に応じて適宜付け替えて使用することも可能である。
また、本発明の清掃具1を上向きで使用する場合には、操作部7の位置よりも高い位置にペットボトルPが位置することになるから、操作部7のみでその重量を支えることが大変な場合には、柄9の途中にもう一方の手で支えるための補助グリップ等を設けることも可能である。
本発明の清掃具1は、家の内外で行う各種の清掃作業に使用される清掃具の製造、使用分野等で利用でき、特に柄の長い清掃具を清掃作業の途中で壁に立て掛けたり、壁に立て掛けた状態で収納したりする場合に利用可能性を有する。
1 清掃具
3 清掃作用部(拭取り部)
5 洗浄液供給部
7 操作部
8 取付け穴
9 柄
17 ボトル装着部
19 ポンプ部
21 操作片
21a 回動支点
23 操作ロッド
28 取付け片
29 拭取り基板
31 拭取り面板
33 接続構造
35 押込み係止片
35a スリット
37 挟持係止片
37a 固定係止片
37b 可動係止片
39 ポンプハウジング
40 ハウジング要素
41 凹部
43 雌ネジ部
45 供給口
47 逆止弁
47a スリット
49 シリンダ
51 ピストン
53 付勢バネ
54 逆止弁
55 連絡チューブ
56 給液チューブ
56a 錘
56b 錘止め
57 ノズル
59 押込みロッド
60 長穴
61 取付け軸
61a 係合凸部
63 連結ロッド
63a 係合穴部
65 接続構造
70 グリップ要素
77 固定ネジ
79 固定ピン
91 レバーロッド
121 滑り止め部
123 頭部
123a 滑り止め作用面
124 首部
125 係止部
P ペットボトル
S 洗浄液
W 被清掃部位
U 拭取り体
Y 軸方向
K 壁
θ 立て掛け角度

Claims (7)

  1. 被清掃部位に作用して被清掃部位に付着した汚れを除去する清掃作用部と、
    上記清掃作用部から延びる柄と、を具備し、
    上記柄には、清掃作業時に手で握って操作する操作部が設けられており、該操作部には、上記柄を壁に立て掛けた時に壁と接する部位に滑り止め部が設けられていることを特徴とする清掃具。
  2. 上記滑り止め部は、操作部の外形から突出する球面状の滑り止め作用面を備えた滑り止め突起であることを特徴とする請求項1記載の清掃具。
  3. 上記滑り止め突起は、操作部の外形の周囲の複数個所に設けられていることを特徴とする請求項2記載の清掃具。
  4. 上記滑り止め部は、操作部に嵌めて使用する円環状の滑り止め作用面を備えた滑り止めリングであることを特徴とする請求項1記載の清掃具。
  5. 上記滑り止め部は、操作部と別体に構成されており、操作部の組立て時に組み付けられ、あるいは操作部の組立て後に取り付けることによって設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の清掃具。
  6. 上記滑り止め部は、操作部と一体に構成されており、操作部の成形時に二色成形によって滑り止め部を同時に成形するように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の清掃具。
  7. 上記滑り止め部は、摩擦係数の大きな軟質の合成樹脂材料や合成ゴムによって形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の清掃具。
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