JP6501244B2 - 伸縮式クリーナ - Google Patents
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Description
また、モップ部は、フローリング用の不織布製取替えシートや雑巾等を取り付けて使用するタイプであり、窓拭きワイパーとして使用する等、他の用途に使用することはできなかった。
また、床拭きのみを想定しているため、水入れ容器は必ず下向きで使用しなければ水を供給できない構造になっている。従って、当該清掃具を上向きで使用する窓拭きや壁面の清掃に使用することはできなかった。
そして、この場合、柄の伸縮と操作ロッドの伸縮を別々に行ったのでは、当該伸縮作業に時間がかかってしまい、両者の伸縮量の調整が難しくなってしまう。また、柄の長さと操作ロッドの長さを固定する固定手段が柄と操作ロッドの双方に別々に設けられている場合には、当該固定作業も煩雑になってしまう。
また、飲料水等の収容容器として使用されている市販のペットボトルを洗浄液収容容器として利用することで、予め交換用の容器を複数備えておくことを可能にして円滑な容器の交換を行えるようにすること、吸液構造を容器を上向きに使用しても洗浄液の供給を行える構造にし、拭取り部を取替え可能にし、予め種類の異なる複数の拭取り部を備えておくことで、床拭きだけでなく窓拭きや壁面の清掃等にも利用できるようにして用途の拡大を図ることも目的とする。
被清掃部位に洗浄液を供給し、該洗浄液を被清掃部位に滴下ないし噴霧する、ペットボトルを洗浄液収容容器として利用した洗浄液供給部と、
清掃作業時に手で握って操作する操作グリップと、
一端に上記操作グリップを備え、他端に上記拭取り部が着脱可能に取り付けられる、嵌合する第1パイプと第2パイプを有する伸縮可能な柄と、
上記第1パイプと第2パイプの接続部に設けられ、第1パイプと第2パイプの接続位置を変えて柄の長さを調整する連結固定部と、を具備し、
上記洗浄液供給部には、上記拭取り部が取り付けられる上記伸縮可能な柄の一端寄りに、上記ペットボトルを装着するボトル装着部と、洗浄液の吐出の開始と停止の切り替え及び洗浄液の吐出量を加減するポンプ部と、が備えられており、上記操作グリップ自体またはその近傍位置に上記ポンプ部の動作を操作する操作片が配置されていて、
上記操作片とポンプ部の間に、操作片の動きをポンプ部に伝達する第1操作ロッドと第2操作ロッドを有する伸縮可能な操作ロッドが設けられていて、該操作ロッドは、上記柄の動きに連動して伸縮すると共に、上記連結固定部を使用して柄と共に伸縮位置が固定されるように構成されていて、
上記連結固定部は、上記第1パイプと第2パイプに嵌合してこれらを保持するホルダ部と、
上記第1操作ロッドと第2操作ロッドを連結する連結金具と、
上記連結金具による第1操作ロッドと第2操作ロッドの連結状態と連結解除状態の切り替えと上記第1パイプと第2パイプの伸縮及び接続位置の固定と、を行う伸縮固定レバーと、を備えており、
上記伸縮固定レバーの操作によって上記第1パイプと第2パイプの接続が固定された状態でも、操作片の動きに応動して連結金具を介して連結されている第1操作ロッドと第2操作ロッドが軸方向に所定ストローク移動して、上記ポンプ部による洗浄液の吐出の開始と停止を切り替えることができるように構成されていることを特徴とするものである。
上記金具本体の揺動自由端側に設けられる第1係止ピンと、
上記金具本体の揺動基端側に設けられる第2係止ピンと、
上記金具本体を連結解除方向に付勢する金具用付勢バネと、を備えており、
上記第2係止ピンには、上記第2操作ロッドの先端部が接続され、上記第1係止ピンは、上記第1操作ロッドの長手方向に適宜のピッチで形成されている複数の係止凹部のいずれか1つが係止されるように構成されていることを特徴とするものである。
上記レバー本体の作用点側に接続される押込み片と、
上記押込み片を上記連結金具側に付勢するレバー用付勢バネと、を備えており、
上記レバー本体の力点側の操作部を握ることによって、上記押込み片が連結金具から離間して上記第1係止ピンと係止凹部との係止状態が解除され、上記レバー本体の操作部から手を離すことによって、上記押込み片が連結金具側に移動して上記第1係止ピンと係止凹部との係止状態が得られるように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4による伸縮式クリーナは、請求項1〜3のいずれかに記載の伸縮式クリーナにおいて、上記第1パイプと第2パイプの外周面には、柄の伸縮方向に延びる溝部が形成されており、上記第1パイプと第2パイプと嵌合する上記連結固定部のホルダ部には、上記溝部と係合し、柄の伸縮方向に延びる突条が設けられていることを特徴とするものである。
また、使う人の身長や使用目的等に合わせて柄の長さを調整することで操作性が向上する。また、市販のペットボトルを洗浄液収容容器として利用することで、予め交換用の容器を複数備えておくことが可能になり、円滑な容器の交換が行えるようになる。また、伸縮可能な操作ロッドの採用により、操作グリップを握った状態でのポンプ制御が可能になる。
また、連結固定部をホルダ部と、連結金具と、伸縮固定レバーと、を備えることによって構成し、伸縮固定レバーの操作によって柄の伸縮が固定された状態でも、連結状態の操作ロッドを移動させてポンプ部の駆動を行えるようにした場合には、比較的コンパクトな構成の連結固定部が提供でき、柄の長さを変えた伸縮式クリーナの各状態においてポンプ部を駆動して洗浄液の吐出の開始と停止の切り替えを行うことが可能になる。
また、第1パイプと第2パイプの外周面に柄の伸縮方向に延びる溝部を形成し、連結固定部のホルダ部に上記溝部と係合する突条を設けた場合には、第1パイプと第2パイプは柄の伸縮方向である軸方向に相対的に移動できるが当該軸を中心とした軸周りには回転が規制された状態で接続することが可能になる。
従って、第1パイプと第2パイプの回転方向の位置決めが不要になり、清掃作業中の不用意な柄の回転を防止して拭取り部に力を効率的に伝達できるようになる。
従って、伸縮式クリーナを下向きだけでなく、上向きでも利用できるようになり、用途の一層の拡大が図られるようになる。
本発明の伸縮式クリーナ1は、被清掃部位Wに摺接して被清掃部位Wに付着した汚れを除去する拭取り部3と、被清掃部位Wに洗浄液Sを供給し、該洗浄液Sを被清掃部位Wに滴下ないし噴霧するペットボトルPを洗浄液収容容器として利用した洗浄液供給部5と、清掃作業時に手で握って操作する操作グリップ7と、一端に上記操作グリップ7を備え、他端に上記拭取り部3が着脱可能に取り付けられる、嵌合する第1パイプ11と第2パイプ13を有する伸縮可能な柄9と、上記第1パイプ11と第2パイプ13の接続部に設けられ、第1パイプ11と第2パイプ13の接続位置を変えて柄9の長さを調整する連結固定部15と、を備えることによって基本的に構成されている。
また、上記操作グリップ7自体またはその近傍位置に上記ポンプ部19の動作を操作する操作片21が配置されている。更に、上記操作片21とポンプ部19の間に、操作片21の動きをポンプ部19に伝達する第1操作ロッド25と第2操作ロッド27を有する伸縮可能な操作ロッド23が設けられていて、該操作ロッド23は、上記柄9の動きに連動して伸縮すると共に、上記連結固定部15を使用して柄9と共に伸縮位置が固定されるように構成されている。
一方、挟持係止片37は、図3及び図10に示すように挟持部に一例として鋸歯状の歯が形成された固定係止片37aと、所定角度の範囲で回動し、同じく鋸歯状の歯を有する可動係止片37bとを組み合わせることによって構成されており、図示しない付勢バネの付勢力を受けて2つの係止片37a、37bが常時挟持状態になるように構成されている。
そして、上記押込み係止片35と挟持係止片37は、一例としてそれぞれ4組ずつ配置されている。
ボトル装着部17は、ペットボトルPの注ぎ口の首部を収容する凹部41を備えており、該凹部41の側周面には、上記首部の外周面に刻設されている雄ネジ部と螺合する雌ネジ部43が刻設されている。また、上記凹部41の底部にはペットボトルP内の洗浄液Sをポンプ部19に供給するための供給口45と、洗浄液Sを供給中のペットボトルP内の圧力低下を防止するための逆止弁47が設けられている。
一方、上記逆止弁47は、一例としてシリコン製で、図13(a)(b)に示すような形状を有しており、その頂部付近にスリット47aが形成されている。
そして、上記逆止弁47は、ポンプ部19を作動させる操作片21の操作時に閉状態になってペットボトルP内の洗浄液Sの外部への流出を防止し、上記操作片21から指を離した時に負圧になって開状態になることで外部の空気をペットボトルP内に取り込んでペットボトルP内の圧力低下を防止する作用を有している。
ポンプ部19は、シリンダ49と、該シリンダ49に内嵌されるピストン51と、上記シリンダ49の端面とピストン51との間に縮設されている付勢バネ53と、を備えており、上記シリンダ49の端面寄りの側周面には、上記ボトル装着部17から延びる連絡チューブ55が逆止弁54を介して接続されている。
また、ポンプハウジング39の先端部には、舌片状の弾性片の先端部に係合凸部61aを備えた取付け軸61が取り付けられている。そして、上記取付け軸61には、上記係合凸部61aに係合する係合穴部63aを有する連結ロッド63が接続されている。
また、上記連結ロッド63の先端部には上述した拭取り基板29の上面に設けられる接続構造33に接続されていわゆるユニバーサルジョイントとして機能する接続構造65が設けられている。
第1パイプ11と第2パイプ13は、管径の違う一例として円管状の部材によって構成されており、図示の実施の形態では第1パイプ11を内パイプ、第2パイプ13を外パイプとし、第1パイプ11を拭取り部3を取り付ける先端側、第2パイプ13を操作グリップ7を取り付ける基端側にそれぞれ配置している。そして、第1パイプ11と第2パイプ13は多重管状に嵌合して伸縮方向となる軸方向Yに自由に相対移動できるように構成されている。
そして、本実施の形態では、第1パイプ11に形成される溝部67Aは、図14、15に示すように一例として3ヶ所、第2パイプ13に形成される溝部67Bは、図15に示すように一例として1ヶ所設けられており、上記ホルダ部69には、上記溝部67Aと係合する突条71Aが一例として3本、上記溝部67Bと係合する突条71Bが一例として1本それぞれ設けられている。
尚、上記押込みロッド59には、軸方向Yに延びる長穴60が形成されており、上記固定ネジ77はこの長穴60を貫通するように設けられているため、押込みロッド59は、上記長穴60の長さの範囲内で所定ストローク軸方向Yに移動できるように構成されている。
尚、第1操作ロッド25には、後述する連結固定部15の第1係止ピン81Aが係止される係止凹部83が上述した穴部75と同じピッチで一例として3ヶ所に設けられている。この他、第1操作ロッド25の基端部には、連結固定部15からの脱落を防止するための係止爪85が形成されている。
また、第2パイプ13の内部には、一例として細い丸棒状の第2操作ロッド27が配置されており、第2操作ロッド27の両端に設けられている板状の取付け片28を利用して、その先端側は後述する連結固定部15の第2係止ピン81Bに接続されている。また、第2操作ロッド27の基端側は、操作片21の回転運動を軸方向Yの直線運動に変換して移動するレバーロッド91に固定ピン79によって固定状態で取り付けられており、当該レバーロッド91と、第2操作ロッド27と、上記第1係止ピン81Aと、第2係止ピン81Bと、揺動支点89と、を備える後述する連結金具93は、軸方向Yに一体で移動し得るように構成されている。
そして、上記伸縮固定レバー95の操作によって上記第1パイプ11と第2パイプ13の接続が固定された状態でも、上述した構成によって操作片21の動きに応動して連結金具93を介して連結されている第1操作ロッド25と第2操作ロッド27が軸方向Yに所定ストローク移動して上記ポンプ部19による洗浄液Sの吐出の開始と停止を切り替えることができるように構成されている。
また、ホルダ部69の内周面には、上述したように突条71が軸方向Yに沿って所定の長さに亘って形成されており、第1パイプ11が嵌まる拭取り部3側の内周面に、上記第1パイプ11の外周面に形成されている3本の溝部67Aと係合する3本の突条71Aが形成されている。
連結金具93は、揺動支点89を介して連結方向Jと連結解除方向Rとに揺動し得るように上記ホルダ部69に対して接続される金具本体97と、該金具本体97の揺動自由端側に設けられる第1係止ピン81Aと、該金具本体97の揺動基端側に設けられる第2係止ピン81Bと、上記金具本体97を連結解除方向Rに付勢する金具用付勢バネ99と、を備えることによって、基本的に構成されている。
金具本体97は、金属製平板材料を適宜折り曲げて形成した左右の側板部97aと底板部97bとを備える部材である。そして、上記揺動支点89は、上記左右の側板部97aと上記ホルダ部69を固定ピン79によって揺動可能な状態で接続することによって構成されており、上記第1、第2係止ピン81A、81Bは、左右の側板部97aの間を架け渡すように配置されている。
また、上記金具用付勢バネ99は、一例として捩りコイルバネによって構成されており、上記金具本体97の底板部97bを下方に押し下げるように力を作用させて、第1係止ピン81Aを連結解除方向Rに付勢している。
そして、上記レバー本体103の力点側の操作部109を握ることによって、上記押込み片73が連結金具93から離間して上記第1係止ピン81Aと係止凹部83との係止状態が解除される。また、レバー本体103の操作部109から手を離すことによって、上記レバー用付勢バネ107の付勢力の作用で上記押込み片73が連結金具93側に移動して上記第1係止ピン81Aと係止凹部83との係止状態が得られるように構成されている。
また、前板部103c近傍の左右の側板部103aの間を架け渡すように接続ピン111が設けられており、この接続ピン111を介して押込み片73が伸縮固定レバー95に接続されている。
また、レバー用付勢バネ107は、上述した金具用付勢バネ99と同様、一例として捩りコイルバネによって構成されており、上記レバー本体103の底板部103bに作用してレバー本体103の操作部109側を下方に押し下げ、上記押込み片73を上方に押し上げるような力を付与している。
(1)拭取り部のセット
ポンプハウジング39の取付け軸61に接続構造33、65によって拭取り部3が連結ロッド63によって取り付けられていない場合には、連結ロッド63を取付け軸61に挿し込んで拭取り部3をセットする。尚、連結ロッド63を取付け軸61に挿し込むと取付け軸61の係合凸部61aがこれを支持する弾性片の作用で自動的に連結ロッド63の係合穴部63aに嵌って係合状態となる。
次に、拭取り体Uを拭取り面板31に宛がい、拭取り基板29を包むようにその対向する両端を拭取り基板29の上面に回して、押込み係止片35のスリット35aに上方から押し込んで固定するか、挟持係止片37を構成する固定係止片37aと可動係止片37bの間に挟んで固定する。
柄9の長さを調整する場合には、連結固定部15の伸縮固定レバー95の操作部109を握って、レバー本体103を回動支点101を中心に連結解除方向Rに回す。レバー本体103の回動に伴い、第1パイプ11の穴部75に嵌っていた押込み片73が当該穴部75から抜け、上方に押し上げられていた連結金具93が金具用付勢バネ99の付勢力で下方に揺動して第1係止ピン81Aが係止凹部83から外れる。
これにより第1パイプ11は軸方向Yに沿って自由に移動できるようになる。使用者の体の大きさや清掃場所、使用目的等に合わせて第1パイプ11の第2パイプ13からの出具合を調整し、第1パイプ11を伸張方向ないし伸縮方向に移動させて行く。
これにより、押し込み片73は、当該穴部75を貫通し、上方の連結金具93の金具本体97の底板部97bの下面に当接し、金具本体97の揺動自由端に設けられている第1係止ピン81Aを上方に押し上げる。
そして、柄9の長さが目的の長さであれば柄9の長さの調整は終了し、柄9の長さが目的の長さでなければ、再び伸縮固定レバー95のレバー本体103の操作部109を握って上記操作を繰り返す。
以上で清掃の準備が完了し、使用者は操作グリップ7を握って床拭き等の清掃作業を開始することが可能になる。そして、清掃作業に当たり、洗浄液Sを使用したい場合には、操作グリップ7の近傍に設けられている操作片21に指を掛け、当該操作片21を操作グリップ7側に引いて操作片21を回動支点21aを中心に回動させる。
上記操作片21の回動に伴って、レバーロッド91が軸方向Yに沿ってポンプ部19側に直線的に所定ストローク移動する。そして、当該レバーロッド91が移動すると、固定ピン79によって接続されている第2操作ロッド27も同方向に同一ストローク移動し、連結金具93の第2係止ピン81B、金具本体97、そして第1係止ピン81Aに力を伝達する。更に、第1係止ピン81Aから当該第1係止ピン81Aに係止されている係止凹部83に力が伝達され、第1操作ロッド25を第2操作ロッド27と同方向に同一ストローク移動させる。
一方、操作片21を付勢バネ53の付勢力で元の状態に自動的に復帰させる。この時、シリンダ49と連絡チューブ55との接続部に配置されている逆止弁54が開いて、給液チューブ56内にペットボトルP内の洗浄液Sが取り込まれ、次の洗浄液Sの滴下ないし噴霧に備える。
清掃作業が終了し伸縮式クリーナ1を収納する場合には、図1(a)に示すように柄9を伸長させていた伸縮式クリーナ1であれば、上述した(2)の柄の長さの調整を行って図1(b)に示すように柄9を収縮させてコンパクトな形態にする。
また、しばらく使う予定がなければポンプハウジング39のボトル装着部17に装着していたペットボトルPを取り外し、必要に応じて係合凸部61aを押して取付け軸61に取り付けられていた連結ロッド63を抜いて拭取り部3をポンプハウジング39から取り外す。
これにより、被清掃部位Wの場所の違いや使用者の体の大きさや使用目的等に合わせて柄9の長さを自由に変えられるようになり、手の届かない隙間の床拭きが可能になり、使用者の体の大きさに合わせた最適な柄9の長さに調整することで伸縮式クリーナ1の操作性を向上させることが可能になる。
また、柄9を収縮させることで収納形態もコンパクトになり、洗浄液収容容器をペットボトルPとすることで交換用の容器を複数備えておくことが可能になるから、洗浄液Sの補充、交換作業が円滑になる。また、吸液チューブ56の先端に設けた錘56aの作用によって伸縮式クリーナ1の下向きと上向きの使用が可能になるから、拭取り部3を交換することで床拭きだけでなく窓拭き等、他の被清掃部位Wの清掃に本発明の伸縮式クリーナ1を使用することも可能になる。
例えば、拭取り部3としては、上述したように床拭きを目的にした平板状のものが一例として適用できるが、この拭取り部3に代えてロール状の拭取り部3を使用することも可能である。また、図17(a)に示すようにブラシ状の拭取り部3Bを使用することも可能であるし、図17(b)に示すようにモップ状の拭取り部3C、図17(c)に示すようにワイパータイプの拭取り部3D、図17(d)に示すようにスポンジタイプの拭取り部3Eを使用することも可能である。
そして、これらの拭取り部3は、被清掃部位Wの違いや使用目的等に応じて使い分ける他、清掃の前処理段階、本格的な清掃段階、仕上げ階段等に応じて適宜付け替えて使用することも可能である。
3 拭取り部
5 洗浄液供給部
7 操作グリップ
9 柄
11 第1パイプ
13 第2パイプ
15 連結固定部
17 ボトル装着部
19 ポンプ部
21 操作片
21a 回動支点
23 操作ロッド
25 第1操作ロッド
27 第2操作ロッド
28 取付け片
29 拭取り基板
31 拭取り面板
33 接続構造
35 押込み係止片
35a スリット
37 挟持係止片
37a 固定係止片
37b 可動係止片
39 ポンプハウジング
40 ハウジング要素
41 凹部
43 雌ネジ部
45 供給口
47 逆止弁
47a スリット
49 シリンダ
51 ピストン
53 付勢バネ
54 逆止弁
55 連絡チューブ
56 吸液チューブ
56a 錘
56b 錘止め
57 ノズル
59 押込みロッド
60 長穴
61 取付け軸
61a 係合凸部
63 連結ロッド
63a 係合穴部
65 接続構造
67 溝部
69 ホルダ部
71 突条
73 押込み片
75 穴部
77 固定ネジ
79 固定ピン
81A 第1係止ピン
81B 第2係止ピン
83 係止凹部
85 係止爪
87 固定ネジ
89 揺動支点
91 レバーロッド
93 連結金具
95 伸縮固定レバー
97 金具本体
97a 側板部
97b 底板部
99 金具用付勢バネ
101 回動支点
103 レバー本体
103a 側板部
103b 底板部
103c 前板部
107 レバー用付勢バネ
109 操作部
111 接続ピン
P ペットボトル
S 洗浄液
W 被清掃部位
U 拭取り体
Y 軸方向(伸縮方向)
J 連結方向
R 連結解除方向
Claims (7)
- 被清掃部位に摺接して被清掃部位に付着した汚れを除去する拭取り部と、
被清掃部位に洗浄液を供給し、該洗浄液を被清掃部位に滴下ないし噴霧する、ペットボトルを洗浄液収容容器として利用した洗浄液供給部と、
清掃作業時に手で握って操作する操作グリップと、
一端に上記操作グリップを備え、他端に上記拭取り部が着脱可能に取り付けられる、嵌合する第1パイプと第2パイプを有する伸縮可能な柄と、
上記第1パイプと第2パイプの接続部に設けられ、第1パイプと第2パイプの接続位置を変えて柄の長さを調整する連結固定部と、を具備し、
上記洗浄液供給部には、上記拭取り部が取り付けられる上記伸縮可能な柄の一端寄りに、上記ペットボトルを装着するボトル装着部と、洗浄液の吐出の開始と停止の切り替え及び洗浄液の吐出量を加減するポンプ部と、が備えられており、上記操作グリップ自体またはその近傍位置に上記ポンプ部の動作を操作する操作片が配置されていて、
上記操作片とポンプ部の間に、操作片の動きをポンプ部に伝達する第1操作ロッドと第2操作ロッドを有する伸縮可能な操作ロッドが設けられていて、該操作ロッドは、上記柄の動きに連動して伸縮すると共に、上記連結固定部を使用して柄と共に伸縮位置が固定されるように構成されていて、
上記連結固定部は、上記第1パイプと第2パイプに嵌合してこれらを保持するホルダ部と、
上記第1操作ロッドと第2操作ロッドを連結する連結金具と、
上記連結金具による第1操作ロッドと第2操作ロッドの連結状態と連結解除状態の切り替えと上記第1パイプと第2パイプの伸縮及び接続位置の固定と、を行う伸縮固定レバーと、を備えており、
上記伸縮固定レバーの操作によって上記第1パイプと第2パイプの接続が固定された状態でも、操作片の動きに応動して連結金具を介して連結されている第1操作ロッドと第2操作ロッドが軸方向に所定ストローク移動して、上記ポンプ部による洗浄液の吐出の開始と停止を切り替えることができるように構成されていることを特徴とする伸縮式クリーナ。 - 上記連結金具は、揺動支点を介して連結方向と連結解除方向とに揺動し得るように上記ホルダ部に対して接続される金具本体と、
上記金具本体の揺動自由端側に設けられる第1係止ピンと、
上記金具本体の揺動基端側に設けられる第2係止ピンと、
上記金具本体を連結解除方向に付勢する金具用付勢バネと、を備えており、
上記第2係止ピンには、上記第2操作ロッドの先端部が接続され、上記第1係止ピンは、上記第1操作ロッドの長手方向に適宜のピッチで形成されている複数の係止凹部のいずれか1つが係止されるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の伸縮式クリーナ。 - 上記伸縮固定レバーは、回動支点を介して連結方向と連結解除方向に回動し得るように上記ホルダ部に対して接続されるレバー本体と、
上記レバー本体の作用点側に接続される押込み片と、
上記押込み片を上記連結金具側に付勢するレバー用付勢バネと、を備えており、
上記レバー本体の力点側の操作部を握ることによって、上記押込み片が連結金具から離間して上記第1係止ピンと係止凹部との係止状態が解除され、上記レバー本体の操作部から手を離すことによって、上記押込み片が連結金具側に移動して上記第1係止ピンと係止凹部との係止状態が得られるように構成されていることを特徴とする請求項2記載の伸縮式クリーナ。 - 上記第1パイプと第2パイプの外周面には、柄の伸縮方向に延びる溝部が形成されており、上記第1パイプと第2パイプと嵌合する上記連結固定部のホルダ部には、上記溝部と係合し、柄の伸縮方向に延びる突条が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の伸縮式クリーナ。
- 上記拭取り部には、シート状の拭取り体を装着するための押込み係止片と、厚手の拭取り体を装着するための挟持係止片と、の2種類の係止片が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の伸縮式クリーナ。
- 上記拭取り部は、被清掃部位や清掃の目的の違いに対応した形状、大きさないし構造の違う複数の種類が予め用意されており、これらの拭取り部を適宜付け替えて使用し得るように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の伸縮式クリーナ。
- 上記ボトル装着部には、洗浄液を入れたペットボトル内に入れてペットボトル内の洗浄液を吸引する柔軟な吸液チューブが設けられており、該吸液チューブ先端の吸液口には、錘が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の伸縮式クリーナ。
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