JP5497309B2 - 中空糸膜モジュールおよび水処理装置 - Google Patents
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Description
中空糸膜束の両端部を樹脂で接着固定し、片端部を開口する片端開口型モジュール、
中空糸膜束の両端部を樹脂で接着固定し、両端部を開口する両端開口型モジュール、
U字形に折り返された中空糸膜束の、折り返し部とは反対側の片端部を樹脂で接着固定し、該片端部を開口するU字型モジュール、
該U字型モジュールの折り返し部を切断した上で中空糸膜ごとに封止した櫛型モジュール等。
中空糸膜の内側(原水側)から外側(透過水側)に原水を流してろ過する内圧式、
中空糸膜の外側(原水側)から内側(透過水側)に原水を流してろ過する外圧式。
中空糸膜束の物理的な洗浄方法としては、下記の方法が知られており、エアバブリング法が広く用いられている。
中空糸膜の透過水側から原水側に透過水、気体等を圧力下に逆流させる逆流圧洗浄法、
中空糸膜の原水側に気体を導入して中空糸膜束を揺動させるエアバブリング法、
ポンプを用いて中空糸膜の原水側に微細気泡を発生させる微細気泡洗浄法、
中空糸膜の原水側に配置されたスポンジボールを用いる洗浄方法等。
(1)中空糸膜束の両端部のそれぞれを、中空糸膜の内部と集水部材の内部とが連通した状態でポッティング部により集水部材に固定した中空糸膜モジュールを、2つの集水部材のそれぞれが上側および下側となるように配置し、中空糸膜モジュールの下方に配置した散気管から気体を導入する方法(特許文献1の図3)。
(2)前記(1)の中空糸膜モジュールの中空糸膜の間に配置した散気管から気体を導入する方法(特許文献1の図4)。
(3)前記(1)の中空糸膜モジュールの下側の集水部材の下部に散気部を設け、複数の散気チューブを下側の集水部材およびポッティング部を貫通させて気体を導入する方法(特許文献1の図1、図2)。
(4)複数の中空糸膜が一方向に引き揃えられたシート状の複数の中空糸膜束の一方の端部を、該複数の中空糸膜束を平行に配列した状態で、かつ該端部が開口した状態でポッティング部によって固定したエレメントを、ポッティング部が上側となるように容器内に収納し、エレメントの下方に配置した散気管から気体を導入する方法(特許文献2の図1)。
(5)複数の中空糸膜が一方向に引き揃えられたシート状の複数の中空糸膜束を、U字形に折り返し、折り返し部とは反対側の端部を、該端部が開口した状態でポッティング部によって集水部材に固定した中空糸膜モジュールを、集水部材が上側となるように水槽内に配置し、中空糸膜モジュールの下方に配置した散気管から気体を導入する方法(特許文献3の図3、図8)。
散気管から導入された気体が、集水部材にあたって中空糸膜モジュールの周囲に分散したり、特定の中空糸膜間に偏ったりするため、中空糸膜束の全体を均一に洗浄できない。よって、ポッティング部に固定されている中空糸膜の根元付近に汚れ物質が堆積したままとなりやすい。
(3)の方法では、中空糸膜モジュールの構造が複雑になるという問題がある。
一方、(4)、(5)の方法では、中空糸膜モジュールの下部に集水部材がなく、中空糸膜モジュールの下部にて中空糸膜束が自由端となっているため、(1)、(2)の方法に比べれば中空糸膜束の全体に気体が行き渡りやすく、(3)の中空糸膜モジュールに比べ、構造も単純である。しかし、(4)、(5)の方法には、下記の問題がある。
(i)ポッティング部で接着固定されていない側の中空糸膜束の端部における中空糸膜がそれぞれ自由端となっているため、気体によって各中空糸膜がバラバラに揺れてしまい、中空糸膜の配置に偏りが生じて中空糸膜束の表面の全体にかつ均一に気体が行き渡りにくくなる。また、隣接する中空糸膜同士が接触し、中空糸膜が破損しやすい。
(ii)中空糸膜モジュールの下部における中空糸膜束が自由端となり、隣接する中空糸膜束との間隔を保てないため、気体によって中空糸膜束の自由端が面方向に大きく揺れたり、中空糸膜束の表面にうねりが発生したりする。そのため、中空糸膜束の配置に偏りが生じて中空糸膜束の表面の全体にかつ均一に気体が行き渡りにくくなる。また、隣接する中空糸膜束同士が接触し、中空糸膜が破損しやすい。
(iii)中空糸膜の揺れ、中空糸膜束の揺れおよびうねりにより、ポッティング部に固定されている中空糸膜の根元に過度の負荷がかかり、中空糸膜の根元が破損しやすい。
(iv)(5)の方法において中空糸膜束の下端に重りを付けた場合、中空糸膜束の折り返し部分に荷重が集中し破損しやすくなる。
このように、容器内または開放型で用いる従来の中空糸膜モジュールでは、ポッティング部に固定されている中空糸膜の根元付近に汚れ物質が堆積しやすく、特に、大型の中空糸膜モジュールでは、中空糸膜の集束本数が増加することにより、エアバブリング法で汚れ物質を中空糸膜モジュールの外に排出することが困難になり、汚れ物質の偏在化が起こる。その結果、従来の中空糸膜モジュールが設けられた水処理装置を、長期間安定にろ過運転することが困難となる。
前記固定手段は、前記樹脂を囲うケースをさらに有することが好ましい。
前記固定手段は、前記中空糸膜束の他方の端部を押し潰していることが好ましい。
前記離間手段は、並列している複数の固定手段の間に挟み込まれた介在物、または前記固定手段に一体に設けられた突起物であることが好ましい。
本発明の水処理装置は、長期間安定にろ過運転できる。
図1は、本発明の中空糸膜モジュールの一例を示す斜視図であり、図2は、中空糸膜モジュールの、中空糸膜の長手方向に沿った断面図である。
中空糸膜モジュール10は、複数の中空糸膜12が一方向に引き揃えられたシート状の複数の中空糸膜束14と;内部に集水路16が形成された集水部材18と;複数の中空糸膜束14を平行に複数配列するとともに中空糸膜12の内部と集水路16とが連通する状態で、複数の中空糸膜束14の一方の端部を集水部材18に固定するポッティング部20と;中空糸膜束14の他方の端部を、該端部を開口させずに、中空糸膜束14ごとに一体化する固定手段22と;並列している複数の固定手段22を貫通する棒状部材24と;隣接する中空糸膜束14同士を離間させる介在物26(離間手段)とを有するものである。
中空糸膜12の材料としては、ポリオレフィン、セルロース、ポリビニルアルコール、ポリスルフォン、ポリメチルメタクリレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化エチレン、ポリアクリロニトリル、セラミックス、これらの複合物等が挙げられる。
中空糸膜12は、ろ過膜として使用可能なものであればよく、孔径、空孔率、膜厚、外径等は、特に制限されない。
中空糸膜束14は、単層シートであってもよく、複層シートであってもよい。
単層シートとしては、複数の中空糸膜を単に一方向に引き揃えたもの;中空糸膜をジグザグに複数回折り返してシート状としたもの等が挙げられる。
複層シートとしては、単層シートをU字形に1回以上折り返したもの;;単層シートを複数重ねたもの等が挙げられる。
中空糸膜束14は、生産性、コストの点から複数層をまとめてシート化した方がよい。この場合、複数層の他方の端部をまとめて固定手段22にて固定してもよい。
本発明においては、中空糸膜12の長さ方向の両端部が整列した縁部を、中空糸膜束14の端部という。
集水部材18は、長手方向に垂直な断面形状が逆U字形の長尺の部材である。集水部材18の底部がポッティング部20によって塞がれることによって、内部に集水路16が形成される。集水部材18の少なくとも片端部には、集水ヘッダ(図示略)等に接続される排出口(図示略)が形成されている。
ポッティング部20の材料としては、中空糸膜束14の端部を集水部材18に固定でき、原水側と透過水側とを液密に仕切ることができ、かつ原水に対する耐久性を有するものであればよく、熱硬化性樹脂の硬化物、熱可塑性樹脂等が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
固定手段22は、図3に示すように、中空糸膜束14の他方の端部を、該端部を封止した状態で接着固定する樹脂28と、樹脂28を囲うケース30とから構成される。
固定手段22の長手方向に垂直な断面形状は、先端側の幅が狭くされた形状である。
樹脂28の材料としては、ポッティング部20と同様の材料が挙げられ、中空糸膜モジュール10の下部はエアバブリングにより激しく揺れることから、強度と柔軟性とを併せ持つ樹脂(ウレタン樹脂等)が好ましい。
スリット32は、押し拡げた後に、中空糸膜束14の他方の端部を樹脂28ごと挟み込むことによって、中空糸膜束14の他方の端部を押し潰すことができる。
ケース30の材料としては、ステンレス鋼等の金属、プラスチック等が挙げられる。
棒状部材24は、並列している複数の固定手段22に、一直線上に形成された各貫通孔34に挿通されたものである。棒状部材24は、2本以上設けることが好ましい。また、中空糸膜12を傷付けない点から、固定手段22のできるだけ先端側に挿通させることが好ましい。
棒状部材24の端部は、中空糸膜モジュール10が配置される水槽本体、中空糸膜モジュール10を水槽内に固定するためのフレーム、中空糸膜モジュール10が収納される容器等に接続される。
棒状部材24の材料としては、ステンレス鋼等の金属、プラスチック等が挙げられる。
介在物26は、並列している複数の固定手段22の間に挟み込まれるようにして、棒状部材24に取り付けられたものである。また、介在物26は、間隔を開けて平行に複数配置される中空糸膜モジュール10の間に設けてもよい。
介在物26は、中空糸膜束14の他方の端部が揺れても該端部同士が衝突しないように、また、中空糸膜束14の表面にうねりが発生しても隣接する中空糸膜束14同士が接触しないように、隣接する中空糸膜束14の間隔を一定に保つ。
介在物26の大きさは、隣接する中空糸膜束14の間における原水や気体の流れを妨げることがなく、かつ中空糸膜束14が集水部材18の幅よりも拡がらない大きさとすることが好ましい。
また、取り付け方については、介在物26に棒状部材24の長手方向に沿ったスリットを設け、該スリットを押し拡げた状態で棒状部材24の側方から嵌め込んでもよく、介在物26に棒状部材24の長手方向に沿った貫通孔を設け、該貫通孔に棒状部材24を挿通してもよい。
介在物26の材料としては、ステンレス鋼等の金属、プラスチック等が挙げられる。
以上説明した中空糸膜モジュール10にあっては、中空糸膜束14の他方の端部を、該端部を開口させずに、中空糸膜束14ごとに一体化する固定手段22を有するため、(i)中空糸膜束14の他方の端部における中空糸膜12がバラバラに揺れることがなく、また、(ii)気体によって中空糸膜束14の表面にうねりが発生しにくい。また、隣接する中空糸膜束14同士を離間させる介在物26(離間手段)を有するため、(iii)気体によって中空糸膜束14の他方の端部が面方向に揺れにくい。これらのことによって、中空糸膜束14の他方の端部が気体の分散を妨げにくくなり、中空糸膜束14の表面の全体にかつ均一に気体が行き渡りやすくなり、また、ポッティング部に固定されている中空糸膜の根元に過度の負荷がかることもなく、また、隣接する中空糸膜束14同士が接触しにくくなる。その結果、エアバブリング法によって中空糸膜束14の全体を均一に洗浄でき、かつ中空糸膜12が破損しにくくなる。
また、固定手段22が、中空糸膜束14の他方の端部を押し潰しているため、中空糸膜束14の他方の端部を確実に封止でき、また、固定手段22の幅が狭くなり、隣接する中空糸膜束14の間隙をより大きく確保できる。また、固定手段22を用いることで、樹脂28の塗布と圧着を同時に行うことができる。
また、固定手段22の長手方向に垂直な断面形状が、先端側の幅が狭くされた形状であるため、中空糸膜モジュール10の下方から導入される気体の分散性が向上する。
なお、本発明の中空糸膜モジュールは、複数の中空糸膜が一方向に引き揃えられたシート状の複数の中空糸膜束と、内部に集水路が形成された集水部材と、前記複数の中空糸膜束の一方の端部を、該複数の中空糸膜束を平行に配列した状態で、かつ前記中空糸膜の内部と前記集水路とが連通した状態で、前記集水部材に固定するポッティング部と、前記中空糸膜束の他方の端部を、該端部を開口させずに、前記中空糸膜束ごとに一体化する固定手段と、隣接する前記中空糸膜束同士を離間させる離間手段とを有するものであればよく、図示例の中空糸膜モジュール10には限定されない。
また、中空糸膜モジュールは、図示例のような開放型に限定されず、容器内に収納されるタイプであってもよい。この場合、該容器の上部の空間をポッティング部によって液密に仕切ることによって、該空間が集水路となる。また、この場合、該容器の一部(ポッティング部よりも上部)が集水部材となる。
また、離間手段は、図2に示すものに限定はされず、例えば、固定手段に一体に設けられた、固定手段の側方に突出した突起物であってもよく、図6に示すように、並列している複数の固定手段22の間を連結する、固定手段22と一体に形成された連結部36であってもよい。
図7は、本発明の水処理装置が設けられた水処理システムの一例を示す概略図である。該水処理システムは、膜分離活性汚泥法(MBR)による水処理システムの一例であり、原水中の比較的大きな固形分を除去するスクリーン51と;スクリーン51から排出された貯留し、下流へ流れる原水の流量を調整するする流量調整槽52と;供給ポンプ53によって流量調整槽52から供給された原水を嫌気状態にして脱窒を行う、撹拌モータ54およびこれに接続する撹拌翼55を備えた脱窒用水槽56と;脱窒用水槽56から供給された原水と空気とを接触させ、好気性生物によって有機物等を分解処理する、膜浸漬水槽57と;膜浸漬水槽57内に設置され、原水を脱窒用水槽56に返送する循環ポンプ58と;膜浸漬水槽57内に設置された中空糸膜モジュール10と;膜浸漬水槽57内に、かつ中空糸膜モジュール10の下方に配置され、ブロア59から供給された空気を散気する散気管60(散気手段)と;ろ過ポンプ61による圧力差によって中空糸膜モジュール10の原水側から透過水側にろ過され、中空糸膜モジュール10から排出された透過水を貯留する透過水槽62と;逆洗用の透過水を透過水槽62から中空糸膜モジュール10に供給する逆洗ポンプ63と;循環ポンプ58の下流側に設けられた循環水量計64と;ブロア59の下流側に設けられたブロア供給バルブ65および空気流量計66と;ろ過ポンプ61の上流に設けられたろ過バルブ67および圧力計68と;ろ過ポンプ61の下流に設けられた透過水量計69と;脱窒用水槽56に設けられた脱窒用水槽ドレン70と;膜浸漬水槽57に設けられた膜浸漬水槽ドレン71と;逆洗ポンプ63の下流側に設けられた逆洗水バルブ72を有する。
ポリフッ化ビニリデン製の中空糸膜(公称孔径:0.4μm、外径:2.8mm、三菱レイヨン・エンジニアリング社製)を、有効長:875mmで860本一方向に引き揃えたシート状の中空糸膜束(厚さ:5mm)を3シート用意した。
集水部材として、ABS製の集水管(厚さ:30mm)を用意した。
中空糸膜束の上端部は、中空糸膜が開口した状態で3シートをまとめて集水部材にウレタン樹脂からなるポッティング部で固定した。中空糸膜束の下端部は、中空糸膜束ごとにウレタン樹脂からなる固定手段で接着固定し、一体化した。また、固定手段の樹脂に貫通孔を形成した。このようにして中空糸膜モジュールを作製した。
中空糸膜束の上端部および下端部をそれぞれ、中空糸膜が開口した状態で3シートをまとめて集水部材にウレタン樹脂からなるポッティング部で固定し、中空糸膜モジュールを作製した。
4つの中空糸膜モジュールを、実施例1と同じ水処理システムの膜浸漬水槽57内に、2つの集水部材が上側および下側となるように15mmの間隔を開けて平行に設置し、実施例1と同じ条件にてろ過運転を行った。
実施例1では、40日間のろ過運転で差圧が9.6kPa上昇したのに対して、比較例1では、同じ期間で差圧が20.1kPa上昇した。また、実験後に中空糸膜モジュールに付着した汚泥や固形残渣を清水による放水で取り除いたところ、それぞれの差圧の回復は実施例1で1.3kPaとなり、比較例1で7.7kPaとなった。
このように、本発明の中空糸膜モジュールでは、中空糸膜の根元部分の汚泥や固形残渣の付着が低減され、エアバブリング法による洗浄によって中空糸膜束に付着した汚れ物質が確実に中空糸膜モジュール外に排出され、長期間安定にろ過運転を継続できた。
なお、40日間のろ過運転の後、実施例1、比較例1ともに中空糸膜の破損は確認されなかった。
12 中空糸膜
14 中空糸膜束
16 集水路
18 集水部材
20 ポッティング部
22 固定手段
24 棒状部材
26 介在物(離間手段)
28 樹脂
30 ケース
36 連結部(離間手段)
57 膜浸漬水槽
60 散気管(散気手段)
Claims (8)
- 複数の中空糸膜が一方向に引き揃えられたシート状の複数の中空糸膜束と、
内部に集水路が形成された一つの集水部材と、
前記複数の中空糸膜束を平行に複数配列するとともに前記中空糸膜の内部と前記集水路とが連通する状態で、前記複数の中空糸膜束の一方の端部を前記一つの集水部材に固定するポッティング部と、
前記中空糸膜束の他方の端部を、該端部を開口させずに、前記中空糸膜束ごとに一体化する固定手段と、
隣接する前記中空糸膜束同士を離間させる離間手段と
を有し、
前記固定手段の長手方向に垂直な断面形状が、先端側の幅が狭くされた形状である、中空糸膜モジュール。 - 前記固定手段が、前記中空糸膜束の他方の端部を接着固定する樹脂である、請求項1に記載の中空糸膜モジュール。
- 前記固定手段が、前記樹脂を囲うケースをさらに有する、請求項2に記載の中空糸膜モジュール。
- 前記固定手段が、前記中空糸膜束の他方の端部を押し潰している、請求項1〜3のいずれかに記載の中空糸膜モジュール。
- 並列している複数の固定手段を貫通する棒状部材をさらに有する、請求項1〜4のいずれかに記載の中空糸膜モジュール。
- 前記離間手段が、並列している複数の固定手段の間に挟み込まれた介在物である、請求項1〜5のいずれかに記載の中空糸膜モジュール。
- 前記離間手段が、前記固定手段に一体に設けられた突起物である、請求項1〜4のいずれかに記載の中空糸膜モジュール。
- 水槽と、
該水槽内に、前記集水部材が上側となるように配置された、請求項1〜7のいずれかに記載の中空糸膜モジュールと、
前記中空糸膜モジュールの下方に配置された散気手段と
を有する、水処理装置。
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