JP5497053B2 - 単結晶ゲルマニウムの結晶成長システム、方法および基板 - Google Patents

単結晶ゲルマニウムの結晶成長システム、方法および基板 Download PDF

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Description

(関連出願情報の相互参照)
本出願は、2008年11月10日に出願された中国特許出願番号200810177006.0号および2009年9月5日に出願された米国特許出願番号12/554,902号に基づき、それらからの利益/優先権を主張するものであり、参照により全体として本明細書に組み込まれる。
(技術分野)
本発明は、単結晶ゲルマニウム(Ge)の結晶成長ならびにそれらに関するシステム、方法および基板に関する。
(関連情報の記載)
電子デバイスおよび光電子デバイスの製造業者は、日常的に、大きくかつ電子的に均一な(electronically uniform)半導体単結晶を要求する。半導体単結晶は、切断および研磨されて、超小型電子部品の製造に用いられる基板を提供する。半導体結晶の成長は、多結晶の原材料(raw material)をその融点(典型的には、1200℃を超過する。)まで加熱して、多結晶原材料の融液(polycrystalline raw material melt)を生成する段階と、融液を原材料と同じ材料の高品質のシード結晶(seed crystal)と接触させる段階と、シード結晶と融液との接触面(contact surface)において融液を結晶化させる段階とを含む。これを成し遂げる様々なプロセスに関する情報が、文献から得られる。これらは、チョクラルスキー法(Cz)およびその変形、液体カプセル・チョクラルスキー法(LEC)、水平ブリッジマン法およびブリッジマン−ストックバーガー法(HB)、それらの垂直法への変形例(VB)、グラジエント・フリーズ法(GF)およびその変形例、ならびに、垂直グラジエント・フリーズ法(VGF)を含む。これらの技術および様々な材料の成長へのそれらの応用に関する一般的な考察については、例えば、"Bulk Crystal Growth of Electronic, Optical and Optoelectronic Materials", P.Clapper, Ed., John Wiley and Sons Ltd, Chichester, England, 2005を参照されたい。
既知のプロセスに関しては、チョクラルスキー法を用いて、直径150mm(6インチ)の転位(dislocation)の少ないゲルマニウム単結晶が商業的に製造されている。より直径の大きなウエハについては、Vanhellemont and Simoen, J. Electrochemical Society, 154 (7) H572-H583 (2007)において議論されているが、実証されていない。さらに、Ch. Frank-Rotsch, et al., J. Crystal Growth (2008), doi: 10.1016, J. Crys Growth 2007.12.020には、VGF法およびVB法により直径100mm(4インチ)のゲルマニウム単結晶が成長したことが示されている。
文献中に報告された多くの研究によって示されているように、多くの場合、VB/VGF成長法は、Cz/LEC法と比較して熱勾配(thermal gradient)および成長速度が小さく、したがって、転位密度(dislocation density)のはるかに小さい単結晶が得られる。A.S.Jordan et al., J. Cryst. Growth 128 (1993) 444-450, 2), M. Jurisch et al., J. Cryst. Growth 275 (2005) 283-291、および、S. Kawarabayashi, 6th Intl. Conf. on InP and Related Materials (1994), 227-230を参照されたい。このように、いくつかの応用において、VB/VGF法は、大口径で、転位密度の小さな(または転位のない(dislocation-free))ゲルマニウムの成長に好まれる可能性がある。
商業的な単結晶成長の運用(commercial single crystal growth operation)において、その目標は、できる限り少ない費用でインゴットを成長させること、および、ウエハをインゴットから収率よく切り出す、すなわち、1つのインゴットからできる限り多くのウエハを切り出すことである。それゆえ、できる限り長いインゴットを成長させることが要求される場合には、プロセスによって強いられる他の全ての制約(constraint)とともに、しばしば、サイズの大きな坩堝が要求される。通常、坩堝に投入される充填物(charge)は、様々な形状の多結晶の塊(polycrystalline chunk)で構成されることが多い。原材同士の間には、大きな隙間(void)が生じることが多く、隙間の中には原材料が充填されていないので、充填効率(loading co-efficient)が低下する。したがって、充填物が融解したときに、坩堝は、部分的にしか融液で充満されない。目的とする量の融液および入手できる(available)坩堝の構造を考慮すると、融液を追加の原料で補うことは、成長プロセスの全体において重要なステップであり、それは、また、複雑なステップでもある。これらの態様(aspect)は、特に、ゲルマニウムなどのいくつかの材料に関連する。ゲルマニウムは、シリコン(熱伝導率は1.358W・cm−1・℃−1であり、密度は2.3332g・cm−3である。)と比較して熱伝導率が低く(0.58W・cm−1・℃−1)、密度が大きい(5.32g・cm−3)ので、特有のプロセス上の制約(special process restriction)の影響を受ける。
結晶成長中の融液の補充について、いくつかの基本的な形態(rudimentary form)が知られている。単結晶のCz成長に用いられる坩堝の中に原材料が充填されるシステムだけでなく、例えば、シリコンの成長システムにおいて、塊になった(lump)多結晶の原材料をシリコン融液に加えて、単結晶シリコンを成長させる手段が存在する。Cz法(またはLEC法)のシステムは、開放型(open)であり、坩堝へのアクセスが比較的容であるので、これらと同様の技術を利用することができる。しかしながら、VGF法およびVB法においては、坩堝が、密封されたアンプルの中に収容されているので、上記のプロセスを利用することができない。さらに、特定のドープされたゲルマニウム単結晶の成長に関連する特有の条件が、そのようなプロセスを使用する可能性を減少させている。例えば、ドーパントとして砒素が用いられた場合、ゲルマニウム単結晶に砒素をドーピングする段階を含むプロセスの使用が制限される可能性がある。なお、砒素は蒸気圧が大きく有毒である。
本発明のシステム、方法および基板は、単結晶ゲルマニウムの結晶成長を対象とする。
一実施形態において、単結晶ゲルマニウムを成長させる方法が提供される。さらに、上記の方法は、坩堝の中に、第1のゲルマニウム原材料(raw Ge material)を充填する(load)段階と、ゲルマニウム融液材料(Ge melt material)の補充に用いられる容器(container)の中に、第2のゲルマニウム原材料を充填する段階と、坩堝および容器をアンプルの中に密封(seal)する段階と、結晶成長炉(crystal growth furnace)の中に、坩堝とともにアンプルを配置する段階と、第1および第2のゲルマニウム原材料の融液を制御する段階と、結晶化させるための融液の温度勾配(crystallizing temperature gradient)を制御して、予め定められた結晶特性(crystal property)を有する単結晶ゲルマニウムのインゴットを再現性よく(reproducibly)供給する段階とを有する。
前述した一般的な説明および後述する詳細な説明の両方とも、単に、説明のための例示的な(exemplary and explanatory)記載であり、発明を限定するものではないことが理解されよう。本明細書において説明されたものに加えて、さらなる特徴、および/または、変形例が提供されてよい。例えば、開示された特徴の様々な組み合わせおよびサブコンビネーション、ならびに/または、後述される詳細な説明において開示されるさらなる特徴の組み合わせおよびサブコンビネーションが本発明の対象になってよい。
本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の様々な実施形態(implementation)および態様(aspect)を、説明とともに例示し、本発明の原理を説明する。
単結晶ゲルマニウムの結晶成長に用いられる装置の長手方向の断面図の概略図である。当該概略図は、本明細書に開示されるイノベーションに関するいくつかの態様と一致する例示的な結晶成長プロセスを説明する。 単結晶ゲルマニウムの結晶成長に用いられる装置の長手方向の断面図の概略図である。当該概略図は、本明細書に開示されるイノベーションに関するいくつかの態様と一致する例示的な結晶成長プロセスを説明する。 単結晶ゲルマニウムの結晶成長に用いられる装置の長手方向の断面図の概略図である。当該概略図は、本明細書に開示されるイノベーションに関するいくつかの態様と一致する例示的な結晶成長プロセスを説明する。 単結晶ゲルマニウムの結晶成長に用いられる装置の長手方向の断面図の概略図である。当該概略図は、本明細書に開示されるイノベーションに関するいくつかの態様と一致する例示的な結晶成長プロセスを説明する。 本明細書に開示されるイノベーションに関するいくつかの態様と一致する原材料の充填に用いられるpBN容器を用いて結晶成長を実施している状態の一例を示す概要図である。 本明細書に開示されるイノベーションに関するいくつかの態様と一致する直径150mmに成長したゲルマニウム・インゴットのヘッド(head)のEPDマップの一例である。(57点のEPDを測定し、EPDの平均値は186であった。) 本明細書に開示されるイノベーションに関するいくつかの態様と一致する直径150mmに成長したゲルマニウム・インゴットのテイル(tail)のEPDマップの一例である。(57点のEPDを測定し、EPDの平均値は270であった。) 本明細書に開示されるイノベーションに関するいくつかの態様と一致する結晶成長プロセスの一例を示フローダイアグラムである。
これから、発明および添付の図面に例示された実施形態について言及する。以下の記載は、特許が請求されている発明に一致する全ての実施形態を表しているわけではない。それどころか、それらは、ただ単に、発明に関連する幾つかの態様に一致する幾つかの実施例である。可能な限り、同一または類似の部分には、図面を通して同一の参照番号が用いられる。
本イノベーションの態様は、とりわけ、直径150mm(6インチ)のゲルマニウム・インゴットの結晶成長に用いられる装置および方法に適用することができ、これに関連して、装置および方法が説明される。しかし、当然のことながら、本イノベーションの態様の有用性は、はるかに大きく、例えば、関連性のある装置および方法が、直径100mm(4インチ)および直径200mm(8インチ)のような、直径50mm(2インチ)以上のゲルマニウム・インゴットの生成に用いられてもよい。
図1A、図1B、図1C、図1Dおよび図2と調和して、単結晶ゲルマニウムの成長に用いられるシステムおよび方法が提供される。当初の原材料の充填物(original raw material charge)が融解したが、結晶成長が始まる前の時点で、(例えば、VGFおよび/またはVB法において、)追加の原材料の融液が坩堝に加えられてよい。これにより、単結晶のインゴットをより長く成長させることができる。さらに、当該方法は、種結晶(seed crystal)を支持するシードウェル(seed well)を有する坩堝の中に、第1のゲルマニウム原材料を充填する段階と、ゲルマニウム融液材料の補充に用いられる容器の中に、第2のゲルマニウム原材料を充填する段階と、アンプルの中に、坩堝および容器を密封する段階と、アンプルを支持する可動式のアンプル支持部を有する結晶成長炉の中に、坩堝とともにアンプルを配置する段階とを有する。例示的な実施形態は、坩堝の中の第1のゲルマニウム原材料を融解させて、融液を生成する段階と、容器の中の第2のゲルマニウム原材料を融解させる段階と、融解した第2のゲルマニウム原材料を融液に加える段階とをさらに有してよい。他の例示的な実施形態は融液が種結晶と接触して、単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成するときに、融液が結晶化するように、結晶化させるための融液の温度勾配を制御する段階を有してよい。例示的な実施形態は、単結晶ゲルマニウムのインゴットを冷却する段階を、任意選択的に(optionally)有してよい。
一実施形態によれば、単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階は、結晶成長帯(crystal growth zone)に、約0.3から約2.5℃/cmの温度勾配を生成する段階を有してよい。また、単結晶ゲルマニウムのインゴットは、約0.2から0.5℃/hrの速度(rate)で冷却されてよい。さらに、結晶化させるための温度勾配を変化させている間、坩堝は固定されていてもよい。
幾つかの例示的な実施形態によれば、単結晶ゲルマニウムのインゴットは、約50から約200mm(約2インチから約8インチ)の間の直径を有してよい。例えば、一実施形態において、単結晶ゲルマニウムのインゴットは、152.4mm(6インチ)の直径を有してよい。さらに、単結晶ゲルマニウムのインゴットおよびこの中のウエハ(wafers herein)は、約350cm 以下、好ましくは約300cm 以下、より好ましくは約250cm 以下、さらに好ましくは約200cm 以下の転位を有してよい。
本イノベーションに一致するシステムに関して、大口径の単結晶ゲルマニウムの結晶成長に用いる例示的な装置は、加熱源および複数の加熱帯(heating zone)を有する結晶成長炉と、結晶成長炉の中に配されるアンプルと、可動式のアンプル支持部(movable ampoule support)と、結晶成長炉および可動式のアンプル支持部と結合された制御部とを備え、アンプルは、充填容器(loading container)とシードウェルを有する坩堝とを有してよい。さらに、制御部は、加熱源の1以上の加熱帯および可動式のアンプル支持部を制御して、坩堝が結晶成長炉の中にあるときに、坩堝に対して垂直温度勾配凝固法(vertical gradient freeze process)を実施してよい。
幾つかの実施形態によれば、結晶成長炉は複数の加熱帯を有してよい。加熱帯の数は、例えば、4から8個の間であってよく、好ましくは5から7個の間であってよく、より好ましくは6個であってよい。予め定められた(desired)インゴット/ウエハの直径と一致して、例示的な坩堝は、約50から約200mm(約2から約8インチ)の間の内径を有してよい。幾つかの実施形態において、例示的な坩堝は、約150mm(約6インチ)の直径を有してよい。
次に、図面のことを考えると、図1A、図1B、図1Cおよび図1Dは、単結晶ゲルマニウムの結晶成長に用いられる装置の長手方向の断面図の概略図である。当該概略図は、本発明に関するいくつかの態様と一致する例示的な結晶成長プロセスを説明する。図1Aは、結晶成長装置の一例の断面図を示す。装置は、垂直温度勾配凝固(VGF)成長法または垂直ブリッジマン(VB)成長法に用いられる加熱炉を備えてよい。装置は、加熱炉1の中にアンプル支持部11と、多数のゾーン(zone)からなるヒータ2とを有してよい。多数のゾーンのそれぞれは、コンピュータ制御の制御システムによって、個別に制御されてよい。それぞれのゾーンの温度は、予め定められた全体的な温度プロファイル(overall temperature profile)と、融液を制御して凝固させるための温度勾配とを与えるように調整される。温度プロファイルおよび温度勾配は、結晶化界面が、融液を通って、予測される通りに上方に移動するように、調整される。例えば、結晶インゴット成長ゾーンにおいて、約0.3から約2.5℃/cmの温度勾配を生成させるように調整されてよい。アンプル支持部11は、物理的な支持を提供し、アンプル3(一実施形態において石英で作られている。)の温度勾配を制御する。アンプル3は、坩堝12を収容することができ、同様に、坩堝12は、シードウェル18の中のシードを保持することができる。加熱炉が運転状態にあるとき、結晶成長プロセス中に、アンプル支持部11が軸方向に移動してよい。坩堝12は、その上に形成される単結晶がそこから成長する、種結晶17を収容してよい。一実施形態において、坩堝12は、熱分解窒化ホウ素(pBN)の構造物であってよい。坩堝12は、円筒状の結晶成長部13と、結晶成長部より直径の小さなシードウェル・シリンダ18と、先細状の遷移部7(tapered transition portion)とを有してよい。結晶成長部13は、坩堝12の上端(top)において、開放されており、予め定められた結晶生成物(crystal product)の直径と同等の直径を有する。現時点における結晶の直径の工業規格は、直径が50.8mm、76.2mm、101.6mmおよび152.4mm(2インチ、3インチ、4インチおよび6インチ)のインゴットであり、インゴットからウエハが切り出される。例示的な実施形態において、シードウェル・シリンダ18は、坩堝12の底部において閉じた底面を有し、その直径は、高品質の種結晶17の直径よりもわずかに大きく、例えば、約6から25mmである。シードウェル・シリンダ18の長さは、30−100mmのオーダであってよい。円筒状の結晶成長部13およびシードウェル・シリンダ18は、直線状の壁面を有してよい。または、外見上、1〜数度のオーダで次第に細くして、坩堝12から結晶を取り出すのを容易にしてもよい。結晶成長部13およびシードウェル・シリンダ18の間に配された先細状の遷移部7は、例えば、おおよそ45から60度の勾配のついた側壁(angled side wall)を有する。側壁は、成長ゾーンの壁面に接続され、成長ゾーンと同等の大きさの大径と、シードウェルの壁面に接続され、シードウェルと同等の大きさの小径とを有する。勾配のついた側壁は、他の角度の勾配を有してもよい。すなわち、45から60度よりも急な勾配を有してもよく、45から60度よりも緩やかな勾配を有してもよい。
幾つかの例示的な実施形態において、アンプル3は、石英製であってよい。アンプル3は、坩堝12と同様の形状を有してよい。アンプル3は、シード成長領域14において円筒形状であってよい。アンプル3は、シードウェル領域19において、シード成長領域より小さな直径を有する円筒形状であってよい。アンプル3は、2つの領域の間に配された先細状の遷移領域8を有してよい。坩堝12は、坩堝12およびアンプル3の間にわずかな隙間を有して、アンプル3の内側に適合する。原材料容器としての第2の上部容器4(upper container)が、石英の支持体6の上に配される。石英の支持体6は、アンプル3の中間部分に配される。本発明の一実施形態によれば、この第2の容器4は、pBN製である。この第2の容器4の中には、原材料5の大部分が充填される加熱プロセスの間に、原材料が融解され、第2の容器4の底部の孔から、主要な坩堝12の中に落下する。アンプル3は、シードウェル領域19の底部において閉じており、坩堝および原材料が充填された後、上端が密封される。
アンプルおよび坩堝の複合体(ampoule-crucible combination)が漏斗形状(funnel shape)を有する実施形態において、アンプル支持部11は、この漏斗形状を収容し、加熱炉1の内部でアンプル3を直立状態で安定的に保持することが要求される。他の実施形態において、アンプルおよび坩堝の複合体は、異なる形状であってよい。アンプル支持部11の基本構造は、当該異なる形状に応じて、当該形状に適合するように変更されてよい。一実施形態によれば、その安定性と、アンプルに提供される支持の強度(supporting strength)と、その容量は、アンプル支持部11の硬く、薄肉のシリンダ16(solid, thin-walled cylinder)を介して提供される。硬く、薄肉のシリンダ16は、アンプル構造3の漏斗状の端部(funnel end)に適合する。一実施形態において、坩堝を支持するシリンダ16は、好ましくは石英などの熱伝導材料で作られる。他の実施形態において、坩堝を支持するシリンダ16を形成するのに、炭化シリコンまたはセラミックが用いられてもよい。シリンダ16は、アンプル3と円状に接触する。すなわち、シリンダ16の上部縁とアンプルの先細状の領域8の肩部とが接触する。これらの構成により、固体と固体との接触(solid-to-solid contact)を最小限に抑えることができる。これにより、好ましくない、比較的制御しにくい熱伝導が生じないまたはほとんど生じないことを確かなものにすることができる。結果として、他のより制御しやすいプロセスによって、過熱することができる。
さらなる実施形態において、セラミック繊維などの低密度の絶縁材料は、アンプル3のシードウェル19を受けとめるために、絶縁材料のほぼ中心において、中心部の軸方向の空洞20(hollow axial core)を空に(empty)残しつつ、支持シリンダ11の内側の大部分を充満してよい。他の実施形態において、低密度の絶縁材料は、アルミナ繊維(1800℃)、アルミナ−シリカ繊維(1426℃)、および/または、ジルコニア繊維(2200℃)を含んでよい。絶縁材料は、アンプル支持体11の中に注意深く配される。アンプル3がシリンダ16の上端部の上に載っているので、アンプル3の重さが絶縁材料を押し下げ、絶縁材料の傾斜した縁9(slanted insulating material edge)を形成する。シリンダの内部の大部分を低密度の絶縁材料で充満することで、空気の流れを減少させることができる。これにより、好ましくない、比較的制御しにくい対流(convection flow)が生じないまたはほとんど生じないことを確かなものにすることができる。伝導のように、対流は、VGF法および他の結晶成長法に損害をもたらす、制御しにくい伝熱方法である。
アンプルのシードウェル19とおおよそ同等の直径を有する中心部の空洞20(hollow core)は、アンプルのシードウェル19の底部の下方に、下向きに、少しの距離だけ延伸する。別の実施形態において、中心部の空洞20は、シードウェルの底部から加熱炉装置1の底部まで、るつぼの支持体を貫通して、延伸してよい。中心部の空洞20は、結晶の中心からの冷却経路(cooling path)を提供する。それは、シードウェル、および、成長中の結晶の中心における冷却に貢献する。この構造により、結晶の支持体11の内部の絶縁材料中のこの中心部の空洞20を通って、固体の結晶およびシードの中心から熱エネルギーを放出することができる。中心部の空洞20がない場合、冷却中のインゴットの中心の温度は、必然的に外表面により近い結晶の温度と比較して、必然的に高くなる。この場合において、インゴットの中心部は、水平断面のどの場所においても、インゴットの周囲側が凝固した後に結晶化する。このような条件下では、一様な電気特性を有する結晶を作製することができない。結晶を支持する方法に、中心部の空洞20の形成が含まれる場合、熱エネルギーは、アンプル3の底部および中心部の空洞20を介して伝導し、アンプル3の底部および中心部の空洞20から、放射チャネル10の外に向かって、熱エネルギーが放射される。結晶の径方向にわたって、等温層(isothermal layer)が平ら(flat)になるように維持しながら、成長中の結晶の中心から熱エネルギーを減少させることは重要である。結晶と融液との間の界面を平らに維持することで、一様な電気特性および物理特性を有する結晶を生成することができる。
シリンダ11の内部に配された低密度の絶縁材料は、加熱炉の加熱要素2(heat element)のセットからシードウェル領域19内のアンプル3への熱放射を妨害する。したがって、この方法は、絶縁材料の中を通る複数の水平方向の放射チャネル/開口/トンネル10の形成を要求する。放射チャネル10は、絶縁材料を貫通して、加熱炉の加熱要素2からアンプルのシードウェル19に熱を制御して移動させる熱放射口を提供する放射チャネル10の数、形状および直径は、特定の状況に応じて変化する。放射チャネルは、斜めに形成されていてもよく、湾曲していてもよく、波型であってもよい。放射チャネルは、絶縁材料の中を通って、部分的にのみ延伸してもよく、必ずしも連続的である必要はない。このことは、対流を最小限に抑えることに役立つ。一実施形態において、対流による空気の流れを無視できる程度に小さくすべく、これらのチャネルの直径は鉛筆の幅(pencil width)のオーダであってよい。本発明の他の実施形態によれば、6.4516cm(1平方インチ)のオーダまたはそれ以上の断面積を有する、より大きな孔が用いられてもよい。絶縁材料の中を通る放射チャネル10は、絶縁材料の中の中心部の空洞20と併せて、結晶の中心から取り出された熱エネルギーを放射させる作用をも有し、平面的に等温な(planar isothermal)温度勾配層を有する結晶を冷却する。放射チャネル10は、温度制御を可能にし、結晶成長の収率に直接関連する。
本イノベーションの例示的な一実施形態において、単結晶ゲルマニウムのインゴットが成長している段階において、加熱炉の温度を、約0.2から約0.5℃/hrの速度で低下させてよい。これにより、単結晶ゲルマニウムのインゴットを成長させることができる。
図1Aから図1Dまでの一連の図面は、ゲルマニウムを融解させて補充する、例示的なプロセスを示す。図1Aは、初期段階の一例を示す。この段階において、上部容器4および坩堝12の両方の中に、固体のゲルマニウムが存在する。革新的な加熱機構およびプロセスとして、ゲルマニウムを融解する中間段階は次の図1Bに示される。図1Bは、固体のゲルマニウムが融解されて坩堝12の中で液体になる段階を例示する。
加熱炉の加熱帯の複数の加熱要素は、個別の電力供給によって調整される。これにより、上部容器に必要な熱エネルギーが供給される。上部容器は上部容器4の中のゲルマニウムが融解を開始し、融解されたゲルマニウムがコンテナ4の底部の孔を通って、坩堝12の中に流れるように、加熱されてよい。例示的な一実施形態において、加熱炉の上部容器が存在する領域が、約940から約955℃の範囲または約945から約950℃の範囲にまで加熱される。この工程は、上部容器4の中の全てのゲルマニウムが融解し、るつぼ12の中に流れるまで続いてよい。
図1Aから図1D加熱炉1に示される加熱炉1は、垂直温度勾配凝固法(VGF)による結晶成長プロセスに用いられ得る加熱炉の一例である。垂直ブリッジマンなどのその他の加熱炉および構成が用いられてもよい。VGF法による結晶成長プロセスにおいて、結晶が固定される一方で、固定された熱源の内側における結晶化させるための温度勾配が電気的に調整される。
垂直温度勾配凝固成長法(VGF)(32)を実施するには、加熱炉中に適切な温度勾配プロフィールを確立する必要がある。加熱炉の複数の加熱帯は、加熱炉の結晶化温度および温度勾配の必要条件(temperature gradient requirement)を実現すべく加熱および冷却するように調整される(programmed)コンピュータを介して、それらのそれぞれの電力供給装置に関して、独立して、個別に制御される。ゲルマニウム・インゴットの成長に関して、例えば、加熱炉の温度変動は、プラスマイナス約0.1℃より小さな範囲であることが要求されてよい。図2を参照して、より詳細に説明されるように、加熱炉の準備中に、原料のゲルマニウムの多結晶(raw germanium polycrystalline material)が、アンプル3に充填される。
図に示すとおり、先細状の部位の中に孔を有するpBN製の充填容器4が、アンプル3の中の坩堝12の上方に位置する石英製の支持部6の上に配される。充填容器4により、坩堝12を多くの原材料により充填することができる。特に、ゲルマニウムの原材料5は、典型的には固体の塊状または欠片状なので、融解するための坩堝12の中にぴったりと充填されることはできない。充填容器は、追加の原材料(extra raw material)を保持するのに用いられる。追加の原材料は、融解され、坩堝12の中に排出されてよい。これにより、坩堝12をより多くのゲルマニウムで充満することができ、その結果、長さがより長く、直径がより大きなゲルマニウムの結晶が得られる。例えば、最初に原材料の約65%が充填容器4に充填され、原材料の35%が坩堝12の中に直接充填されてよい。これに限定されるものではないが、一例によれば、5.115kgの原材料が坩堝12に充填され、9.885kgの原材料が充填容器4に充填される。結果として、15000g(15kg)が投入され、直径152.4mm(6インチ)のゲルマニウム・インゴットが生成される。
一実施例によれば、ゲルマニウムに、砒素(As)がドープされてよい。例えば、原材料が充填される前に、9°のオフ・オリエンテーションを有する<100>面の種結晶が、坩堝の中に装填される。原材料および適切な量のドーパントが、石英製のアンプル3の中に配された坩堝および充填容器の中に充填される。アンプルとその内容物が、約2.00×10−4Pa(約1.5×10−6Torr)の真空度にまで減圧される。その後、アンプルが密封され、図1Aに示されるように加熱炉の中に装填される。加熱炉が稼動すると、アンプルおよびその内容物は加熱され、坩堝12の中の原材料が融解する。ゲルマニウムの融点は、およそ940℃なので、成長中、加熱炉の温度は、およそ1000℃である。結晶化界面の温度勾配(crystallization interface temperature gradient)は、インゴットの様々な場所に応じて、約0.5から約10℃/cmに調整されてよい。加えて、全体的な温度プロフィール(overall temperature profile)は、結晶化速度がおよそ1から2mm/hrとなるように調整されてよい。結晶が終了した後、20から40℃/hrの速度で加熱炉が冷却されてよい。このような例示的なプロセスで得られたゲルマニウム・インゴットは、次のような特性を有してよい。上記のプロセスを用いて生成されたゲルマニウム結晶の転位は、約300cm−2未満、または、150から約300cm−2、または、約180から約270cm−2、または約60から約300cm−2、または、約80から約280cm−2、または約100から約260cm−2であってよく、それらの数値の範囲において、10%、20%または30%の量の範囲で測定されてよく、ここに記述されていてよい。
他の実施例において、創意に富む装置は、石英製のアンプルを備えてよい。石英製のアンプルの中には、pBN製の充填容器および坩堝の両方が、pBN製の充填容器を支持する支持部6と一緒に、はめ込まれてよい。坩堝の大きさは、結晶成長領域において約150mmの直径と160mmの長さを有してよく、種結晶領域において7mmの直径を有してよい。例示的な一実施形態において、<100>面を向けて配置された(<100> oriented)種結晶が、pBN製の坩堝のシードウェルに挿入され、種結晶上方に、液体密閉剤(liquid sealant)として96gの三酸化ホウ素がpBN製の坩堝の中に入れられた。その後、pBN製の坩堝およびpBN製の容器のそれぞれの中に、合計で14974gのゲルマニウムの多結晶原料が充填され、pBN製の坩堝およびpBN製の容器の両方が、石英製のアンプルの中に挿入され、石英製のアンプルは、約2.00×10−4Pa(1.5×10−6Torr)の減圧条件下で石英製のキャップを用いて密封された。その後、密封されたアンプルが加熱炉の中に装填され、アンプル支持部の上に配された。
上述した石英製のアンプルは、およそ270℃/hrの速度で加熱された。温度が結晶化材料の融点を約30℃超えた時点で、全ての多結晶原料が融解するまで加熱が維持された。
図5に示すように、本明細書のイノベーションと一致する単結晶のゲルマニウム結晶の成長方法の一例が記載される。例示的な一実施形態において、種結晶を保持するシードウェル坩堝の中に、第1のゲルマニウム原材料を充填する段階と、アンプルの中に配されて原材料を補充するための容器の中に、第2のゲルマニウム原材料を充填する段階と、アンプルの中に、坩堝および容器を密封する段階と、アンプルの中の坩堝および容器と一緒に、結晶成長炉の中にアンプルを配置する段階と、坩堝の中の第1のゲルマニウム原材料の融解を制御して、融液を生成する段階と、容器の中の第2のゲルマニウム原材料の融解を制御する段階とを有する方法が提供される。上記の方法は、融解した第2のゲルマニウム原材料の融液への添加を制御する1以上の段階と、結晶化させるための融液の温度勾配を制御して、種結晶と接触する融液を結晶化させ、単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階と、単結晶ゲルマニウムのインゴットを冷却する段階とを、さらに有してよい。
他の例示的な実施形態において、容器の中の第2のゲルマニウム原材料の融解を制御する段階は、第2のゲルマニウム原材料の加熱を制御する段階と、融解した第2のゲルマニウム原材料をある温度範囲内に維持する段階とを有してよい。融解した第2のゲルマニウム原材料の融液への添加を制御する段階は、融液を特定の温度範囲内に維持する段階を有し、特定の温度範囲は、約940から約955℃、または、約945から約950℃であってよい。さらに、融解した第2のゲルマニウム原材料の融液への添加を制御する段階は、融液を特定の温度範囲内に維持する段階を有し、特定の温度範囲は、上述のとおりであってよい。
さらに他の実施形態において、火力および/または1以上の冷却速度が、制御されながら調整または減少され、再現性よく提供される範囲内の結晶特性を有するゲルマニウム・インゴットが得られる。さらに、このようなプロセス制御の結果として、約300cm 未満または本明細書で記載されたその他の範囲の転位を有する単結晶ゲルマニウムのインゴットが、再現性よく提供される。
さらに、本明細書に記載されたプロセスによって、外部ガス源(external gas source)を利用するドーピング技術を用いることなく、上述した様々な範囲の転位密度を有するゲルマニウム結晶が再現性よく提供される。例えば、これらの利点の一側面は、密封されたアンプルの利用(例えば、真空条件下または圧力もしくはその他の条件など)と関連づけてよく、外部ガス供給機器および制御システム/電子機器の利用などの関連する複雑さを避けることが出来る。幾つかの実施例において、本明細書のイノベーションは、非接触ドーピング技術(non-contact doping technique)を伴うシステムおよび方法と有利に関連してよい。そのようなものとして、上述した様々な範囲の転位密度を有するゲルマニウム結晶は、接触ドーピング技術(contact doping technique)および/または外部ガス源が供給されるドーピング技術(external gas source supplied doping technique)を用いることなく、再現性よく提供されることができる。
幾つかの実施形態において、VGF法を用いて結晶成長が実施されてよい。さらに、最初に、最下部の加熱帯におけるヒータの電力が低減されて、シードでの結晶成長を開始させてよい。その後、遷移領域におけるヒータの電力が低減されてよい。冷却速度は、約0.3から約0.4℃/hrであった。この冷却速度は、およそ70時間維持された。一度、結晶化が主成長領域に達すると、適切なゾーンにおけるヒータの電力が低減され、約0.4から約0.7℃/hrの冷却速度が与えられた。結晶化界面温度勾配は、約1.2から約3.0℃/cmであった。冷却速度および結晶化界面温度勾配の両方が、およそ120時間維持された。結晶化が終了した後、加熱炉が室温に達するまで、約20から約40℃/hrの速度で加熱炉が冷却された。
結果として生じた結晶インゴットの一例において、インゴットのボディ部の長さは125mmであり、全面的に単結晶であった。成長部の開始部分から終了部分にいたるまで、結晶の自由キャリア濃度は、9.05×1017から4.86×1018cm−3であり、抵抗率は、7.29×10−3から2.78×10−3Ω・cmであり、移動度は、955から467cm/Vsであった。図3に示すように、開始部分における転位密度は186cm−2であり、図4に示すように、成長部の終了部分における転位密度は270cm−2である。
そのようなものとして、本明細書に開示される方法/プロセスによって生成されたゲルマニウム結晶基板(例えば、インゴット、ウエハなど)は、どのようなものであっても、本明細書のイノベーションの範囲内に明確に含まれることに注目すべきである。さらに、本明細書の方法/プロセスによって生成されたゲルマニウム結晶基板を含む製品(例えば、電子部品または光電子部品など)は、どのようなものであっても、本イノベーションと一致する。
上記の記載は、幾つかの本発明の特定の実施形態に関してなされているけれども、本発明の趣旨および原理、添付の特許請求の範囲において定義された範囲から逸脱することなく、これらの実施形態を変更することができることは、当業者には明らかであろう。
(項目1)
種結晶を保持するシードウェルを有する坩堝の中に、第1のゲルマニウム原材料を充填する段階と、
アンプルの内部に配され、原材料を補うための容器の中に、第2のゲルマニウム原材料を充填する段階と、
前記アンプルの中に、前記坩堝および前記容器を密封する段階と、
前記アンプルを支持する可動式のアンプル支持部を有する結晶成長炉の中に、前記坩堝および前記容器を内部に含む前記アンプルを配置する段階と、
前記坩堝の中の前記第1のゲルマニウム原材料を融解して、融液を生成する段階と、
前記容器の中の前記第2のゲルマニウムを融解する段階と、
前記融液に、融解した前記第2のゲルマニウム原材料を加える段階と、
結晶化させるための前記融液の温度勾配を制御して、前記融液が前記種結晶と接触したときに結晶化し、単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階と、
前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを冷却する段階と、
を有する、
単結晶ゲルマニウムを成長させる方法。
(項目2)
前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階は、結晶成長ゾーンにおいて、0.3から2.5℃/cmの温度勾配を生成する段階を含む、
項目1に記載の方法。
(項目3)
前記単結晶ゲルマニウムのインゴットは、0.2から0.5℃/hrの速度で冷却される、
項目1に記載の方法。
(項目4)
結晶化させるための前記温度勾配が変化する間、前記坩堝が固定された状態を維持する段階をさらに有する、
項目1に記載の方法。
(項目5)
前記単結晶ゲルマニウムのインゴットは、約50mm(約2インチ)と約200mm(約8インチ)との間の直径を有する、
項目1に記載の方法。
(項目6)
前記単結晶ゲルマニウムのインゴットは、約150mm(約6インチ)の直径を有する、
項目5に記載の方法。
(項目7)
前記単結晶ゲルマニウムのインゴットの転位は、約300cm −3 未満である、
項目1に記載の方法。
(項目8)
加熱源および複数の加熱ゾーンを有する結晶成長炉と、
前記結晶成長炉の中に装填され、充填容器と、シードウェルを有する坩堝とを含むアンプルと、
可動式のアンプル支持部と、
前記結晶成長炉および前記可動式のアンプル支持部と結合され、前記加熱源の1以上の加熱ゾーンおよび前記可動式のアンプル支持部を制御して、前記坩堝が前記結晶成長炉の中にあるときに、前記坩堝で垂直温度勾配凝固法を実施する制御部と、
を備える、
単結晶ゲルマニウムの成長装置。
(項目9)
前記結晶成長炉の加熱ゾーンの数は、5個と7個との間である、
項目8に記載の成長装置。
(項目10)
前記結晶成長炉は、6個の加熱ゾーンを有する、
項目8に記載の成長装置。
(項目11)
前記坩堝は、約50mm(約2インチ)から約200mm(約8インチ)までの間の内径を有する、
項目8に記載の成長装置。
(項目12)
前記坩堝は、約150mm(約6インチ)の内径を有する、
項目8に記載の成長装置。
(項目13)
種結晶を保持するシードウェルを有する坩堝の中に、第1のゲルマニウム原材料を充填する段階と、
アンプルの内部に配され、原材料を補うための容器の中に、第2のゲルマニウム原材料を充填する段階と、
前記アンプルの中に、前記坩堝および前記容器を密封する段階と、
結晶成長炉の中に、前記坩堝および前記容器を内部に含む前記アンプルを配置する段階と、
前記坩堝の中の前記第1のゲルマニウム原材料の融解を制御して融液を生成する段階と、
前記容器の中の前記第2のゲルマニウム原材料の融解を制御する段階と、
融解した前記第2のゲルマニウム原材料の前記融液への添加または制御を実施する段階と、
結晶化させるための前記融液の温度勾配を制御して、前記融液を前記種結晶と接触させて、単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階と、
前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを冷却する段階と、
を有する、
単結晶ゲルマニウムを成長させる方法。
(項目14)
前記容器の中の前記第2のゲルマニウム原材料の融解を制御する段階は、
前記第2のゲルマニウム原材料に適用される加熱を制御する段階と、
融解した前記第2のゲルマニウム原材料を1つの温度範囲内に維持する段階と、
を有する、
項目13に記載の方法。
(項目15)
融解した前記第2のゲルマニウム原材料の前記融液への添加を制御する段階は、前記融液を特定の温度範囲内に維持する段階を有する、
項目13に記載の方法。
(項目16)
前記1つの温度範囲は、約940から約955℃である、
項目14に記載の方法。
(項目17)
前記1つの温度範囲は、約945から約950℃である、
項目14に記載の方法。
(項目18)
融解した前記第2のゲルマニウム原材料の前記融液への添加を制御する段階は、前記融液を特定の温度範囲内に維持する段階を有する、
項目13に記載の方法。
(項目19)
前記特定の温度範囲は、約940から約955℃である、
項目18に記載の方法。
(項目20)
前記特定の温度範囲は、約945から約950℃である、
項目18に記載の方法。
(項目21)
火力および/または1以上の冷却速度が、制御されまたは制御されながら減少させられ、再現性のある範囲内の結晶特性を有するゲルマニウム・インゴットが得られる、
項目13から項目20までの何れか一項に記載の方法。
(項目22)
一以上の前記制御する段階の結果として、約300cm −3 未満の転位を有する単結晶ゲルマニウムのインゴットが再現性よく提供される、
項目13から項目21までの何れか一項に記載の方法。
(項目23)
前記結晶成長炉は、前記アンプルと、前記アンプルを囲む前記結晶成長炉または装置とを相対的に移動させることができる、
項目13に記載の方法。
(項目24)
前記結晶成長炉は、前記アンプルを支持する可動式のアンプル支持部を有する、
項目13または項目23に記載の方法。
(項目25)
結晶製造プロセスの結果として、外部ガス源が供給されるドーピング技術を用いることなく、予め定められた範囲内の転位密度を有するゲルマニウム結晶が再現性よく提供される、
項目13から項目24までの何れか一項に記載の方法。
(項目26)
前記予め定められた範囲は、転位の個数が約300cm −3 未満である、
項目25に記載の方法。
(項目27)
結晶製造プロセスの結果として、接触ドーピングプロセスまたは外部ガス源が供給されるドーピング技術を用いることなく、予め定められた範囲内の転位密度を有するゲルマニウム結晶が再現性よく提供される、
項目13から項目24までの何れか一項に記載の方法。
(項目28)
前記予め定められた範囲は、転位の個数が約300cm −3 未満である、
項目27に記載の方法。
(項目29)
項目1から項目7までの何れか一項に記載の方法または項目13から項目28までの何れか一項に記載の方法によって生成されたゲルマニウム結晶基板。
(項目30)
項目1から項目7までの何れか一項に記載の方法または項目13から項目28までの何れか一項に記載の方法によって生成されたゲルマニウム結晶基板を含む製品。

Claims (24)

  1. 種結晶を保持するシードウェルを有し、第1のゲルマニウム原材料が充填された坩堝と、第2のゲルマニウム原材料が充填された容器とが、内部に密封されたアンプルを、結晶成長炉の中に配置する段階と、
    前記坩堝の中の前記第1のゲルマニウム原材料を融解して、融液を生成する段階と、
    前記容器の中の前記第2のゲルマニウム原材料を融解する段階と、
    前記融液に、融解した前記第2のゲルマニウム原材料を加える段階と、
    前記融液の温度勾配を制御して、単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階と、
    を有する、
    単結晶ゲルマニウムを製造する方法。
  2. 前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階は、結晶成長ゾーンにおいて、0.3から2.5℃/cmの温度勾配を生成する段階を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階は、前記結晶成長炉の温度を、0.2から0.5℃/hrの速度で低下させる段階を含む、
    請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階は、
    火力および/または冷却速度を制御して、再現性のある範囲内の結晶特性を有する単結晶ゲルマニウムのインゴットを得る段階を含む、
    請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の方法。
  5. 前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階は、前記アンプルと、前記アンプルを囲む前記結晶成長炉または装置とを相対的に移動させる段階を含む、
    請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の方法。
  6. 前記結晶成長炉は、前記アンプルを支持する可動式のアンプル支持部を有し、
    前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階は、前記アンプル支持部を前記結晶成長炉の軸方向に移動させる段階を含む、
    請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の方法。
  7. 前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階は、前記温度勾配が変化する間、前記坩堝が固定された状態を維持する段階を有する、
    請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の方法。
  8. 前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階は、50.8mm(2インチ)と203.2mm(8インチ)との間の直径を有する単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階を含む、
    請求項1から請求項7までの何れか一項に記載の方法。
  9. 前記単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階は、転位が300cm 未満である単結晶ゲルマニウムのインゴットを形成する段階を含む、
    請求項1から請求項8までの何れか一項に記載の方法。
  10. 前記坩堝の中の前記第1のゲルマニウム原材料を融解して、融液を生成する段階は、前記坩堝の中の前記第1のゲルマニウム原材料の融解を制御する段階を含み、
    前記容器の中の前記第2のゲルマニウム原材料を融解する段階は、前記容器の中の前記第2のゲルマニウム原材料の融解を制御する段階を含む、
    請求項1から請求項9までの何れか一項に記載の方法。
  11. 前記容器の中の前記第2のゲルマニウム原材料の融解を制御する段階は、
    前記第2のゲルマニウム原材料に適用される加熱を制御する段階と、
    融解した前記第2のゲルマニウム原材料の温度を第1の温度範囲内に維持する段階と、
    を有する、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1の温度範囲は、940から955℃である、
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記融液に、融解した前記第2のゲルマニウム原材料を加える段階は、前記坩堝の中の前記融液の温度を第2の温度範囲内に維持する段階を有する、
    請求項1から請求項12までの何れか一項に記載の方法。
  14. 前記第2の温度範囲は、940から955℃である、
    請求項13に記載の方法。
  15. 結晶製造プロセスの結果として、外部ガス源が供給されるドーピング技術を用いることなく、予め定められた範囲内の転位密度を有するゲルマニウム結晶が再現性よく提供される、
    請求項1から請求項14までの何れか一項に記載の方法。
  16. 前記予め定められた範囲は、300cm 未満である、
    請求項15に記載の方法。
  17. 加熱源および複数の加熱ゾーンを有する結晶成長炉と、
    前記結晶成長炉の中に装填され、充填容器と、シードウェルを有する坩堝とを含むアンプルと、
    可動式のアンプル支持部と、
    前記結晶成長炉および前記可動式のアンプル支持部と結合され、前記加熱源または前記可動式のアンプル支持部を制御して、前記坩堝が前記結晶成長炉の中にあるときに、前記坩堝で垂直温度勾配凝固法を実施する制御部と、
    を備え、
    前記坩堝は、第1のゲルマニウム原材料が充填され、
    前記充填容器は、第2のゲルマニウム原材料が充填され、前記アンプルが前記結晶成長炉に装填されたときに前記坩堝の上方に配され、
    前記坩堝及び前記充填容器は、前記アンプルの内部に密封される、
    単結晶ゲルマニウムの成長装置。
  18. 前記制御部は、前記坩堝の中の前記第1のゲルマニウム原材料の融解を制御し、前記充填容器の中の前記第2のゲルマニウム原材料の融解を制御する、
    請求項17に記載の単結晶ゲルマニウムの成長装置。
  19. 前記結晶成長炉の加熱ゾーンの数は、5個と7個との間である、
    請求項17または請求項18に記載の単結晶ゲルマニウムの成長装置。
  20. 前記坩堝は、50.8mm(2インチ)から203.2mm(8インチ)までの間の内径を有する、
    請求項17から請求項19までの何れか一項に記載の単結晶ゲルマニウムの成長装置。
  21. 請求項1から請求項16までの何れか一項に記載の方法によって生成された単結晶ゲルマニウムのインゴットを切断することによって作製されたゲルマニウム結晶基板であって、
    前記単結晶ゲルマニウムのインゴットは、152.4mm(6インチ)から203.2mm(8インチ)までの間の直径を有し、転位密度が300cm −2 未満である、
    ゲルマニウム結晶基板
  22. 前記アンプルを、前記結晶成長炉の中に配置する段階は、前記アンプルが前記結晶成長炉に装填されたときに前記容器が前記坩堝の上方に配される段階を有し、
    前記単結晶ゲルマニウムのインゴットは、152.4mm(6インチ)の直径を有する、
    請求項21に記載のゲルマニウム結晶基板。
  23. 結晶成長炉の内部に装填され、単結晶ゲルマニウムの結晶成長プロセスに用いられるアンプルであって、
    前記アンプルの内部に配され、第1のゲルマニウム原材料が充填される坩堝に適合する形状を有する底部と、
    前記アンプルの内部に配され、前記アンプルが前記結晶成長炉に装填されたときに前記坩堝の上方に位置し、第2のゲルマニウム原材料が充填される充填容器を支持する支持部と、
    を備え、
    前記坩堝及び前記充填容器は、垂直温度勾配凝固法が前記坩堝に対して実施される場合、前記アンプルの内部に密封される
    アンプル。
  24. 結晶成長炉の内部に装填され、単結晶ゲルマニウムの結晶成長プロセスに用いられるアンプル複合体であって、
    内部に第1のゲルマニウム原材料が充填され、シード結晶を保持するシードウェルを有する坩堝と、
    内部に第2のゲルマニウム原材料が充填される充填容器と、
    前記アンプル複合体が前記結晶成長炉に装填されたときに前記坩堝の上方に前記充填容器を支持して、前記坩堝と前記充填容器との距離を保つ支持部と、
    を備え、
    前記坩堝及び前記充填容器は、垂直温度勾配凝固法が前記坩堝に対して実施される場合、前記アンプル複合体の内部に密封される
    アンプル複合体。
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