JP5496791B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents
プラズマ処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5496791B2 JP5496791B2 JP2010148057A JP2010148057A JP5496791B2 JP 5496791 B2 JP5496791 B2 JP 5496791B2 JP 2010148057 A JP2010148057 A JP 2010148057A JP 2010148057 A JP2010148057 A JP 2010148057A JP 5496791 B2 JP5496791 B2 JP 5496791B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- plasma
- electrode
- shower plate
- backing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Description
本発明の実施の形態について図1〜6を参照して説明すると以下の通りである。
上記説明では、カソード‐アノード電極対が処理容器103内で横置きに配置された構成について説明しているが、本発明はこれに限られず、図4に示すように、カソード‐アノード電極対が縦置きに配置された構成であってもよい。
カソード電極101の構成について図1を参照してより詳細に説明する。
次に、カソード電極101を構成するシャワープレート2およびバッキングプレート3の間における熱容量の比率について、図1を参照して説明する。
本実施形態において、シャワープレート2およびバッキングプレート3の各々の具体的な厚みについては、以下のように設定することが好ましい。ただし、本発明はこれに限られない。すなわち、シャワープレート2およびバッキングプレート3の各々の厚みは、上述した比率を満たすのであれば、処理室103内に表裏面を気相に露出して設置できるように設定されていればよい。
まず、実施例1〜5では、上述の実施形態に係るプラズマCVD装置を用いた場合における、プラズマ発生開始後のシャワープレートとバッキングプレートとの温度差の推移についてシミュレーションを行った。実施例1〜5では、シャワープレートの厚み(t1)とバッキングプレートの厚み(t2)を調節することによって、バッキングプレートに対するシャワープレートの熱容量の比率を1/2以上に設定した。
まず、図10を参照すると、比t1/t2が0.5以上の範囲(実施例1〜5)では、比t1/t2が0.5より小さい範囲(比較例1、2)と比較して、最大温度差が効果的に抑制されている。最大温度差とサチレーション後の温度差との差が抑制されている場合に、過渡的な温度差の変化が抑制される。
また、図11〜図17を参照すると、比較例1、2(図16及び図17参照)では、プラズマ発生開始後から約10分経過時に頂点がある大きな山型のピークが生じており、実施例1(図11参照)では、比較例1、2に比すれば小さな山型のピークが生じている。一方、実施例2〜5(図12〜図15参照)では、このような山型のピークは生じていない。
温度差が安定するまでの時間について、比較例1、2(図16及び図17参照)では200〜250分程度であり、実施例1(図11参照)では150〜200程度である。また、実施例5(図15参照)では温度差が徐々に大きくなっており、その温度差が安定するまでの時間は、200〜250分程度である。これに対して、実施例2〜4(図12〜図14参照)では10分程度である。よって、比t1/t2は1以上3以下であれば、温度差をより早期に安定にすることができることが明らかになった。
次に、実施例6では、上述の実施形態に係るプラズマCVD装置を用いた場合における、プラズマ発生開始後のシャワープレートとバッキングプレートとの温度差の推移についてシミュレーションを行った。
3 バッキングプレート(第2の板)
4 バッファ室
6 中間締結部
7 外周締結部
100、200 プラズマCVD装置
101 カソード電極
102 アノード電極
103 処理容器(処理室)
106 プラズマ励起電源
Claims (6)
- 処理室内で、処理ガスをプラズマ化して基板上に成膜を行うプラズマ処理装置であって、
上記処理室内において、表裏面を気相に露出して互いに対向するように配置され、かつ互いの間において上記処理ガスをプラズマ化する電極対を備え、
上記電極対の少なくとも一方の電極は、対をなす相手方の電極に対向する側に配置された第1の板と、当該第1の板を挟んで当該電極の反対側に配置された第2の板と、当該第1および第2の板を互いに接続する少なくとも1つの締結部とから構成され、
上記第2の板の熱容量に対する上記第1の板の熱容量の比は1/2以上であること
を特徴とするプラズマ処理装置。 - 上記第2の板の熱容量に対する上記第1の板の熱容量の比は1以上であること
を特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。 - 上記第2の板の熱容量に対する上記第1の板の熱容量の比は3以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
- 上記第1の板は、上記電極対の間に上記処理ガスを供給する複数の貫通孔を有するシャワープレートであり、
上記第2の板は、上記シャワープレートを支持する支持プレートであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。 - 上記第1の板および上記第2の板は、同一の材料から構成されていること
を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。 - 上記処理室内には、複数組の上記電極対が並んで配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010148057A JP5496791B2 (ja) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | プラズマ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010148057A JP5496791B2 (ja) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | プラズマ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012012634A JP2012012634A (ja) | 2012-01-19 |
JP5496791B2 true JP5496791B2 (ja) | 2014-05-21 |
Family
ID=45599414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010148057A Expired - Fee Related JP5496791B2 (ja) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | プラズマ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5496791B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7301021B2 (ja) * | 2020-05-01 | 2023-06-30 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板処理装置、載置台及び温度制御方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006287162A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-10-19 | Nisshinbo Ind Inc | 複合型電極板、それの使用方法及びそれを装着したプラズマエッチング装置 |
JP2007067150A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Shin Etsu Chem Co Ltd | プラズマ処理装置用のシャワープレート及びプラズマ処理装置 |
-
2010
- 2010-06-29 JP JP2010148057A patent/JP5496791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012012634A (ja) | 2012-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6879915B2 (ja) | 窒化アルミニウム(aln)pvdプロセスのためのガス冷却型最小接触面積(mca)静電チャック(esc) | |
JP5221421B2 (ja) | シャワーヘッド及びプラズマ処理装置 | |
CN100470756C (zh) | 静电卡盘 | |
JP2018117024A (ja) | プラズマ処理装置 | |
JP5702968B2 (ja) | プラズマ処理装置及びプラズマ制御方法 | |
JP2006261541A (ja) | 基板載置台、基板処理装置および基板処理方法 | |
JP2017147278A (ja) | 基板載置台および基板処理装置 | |
WO2009142138A1 (ja) | プラズマ処理装置 | |
US7722738B2 (en) | Semiconductor device manufacturing unit and semiconductor device manufacturing method | |
KR20100010520A (ko) | 기판 탑재 기구 | |
JP2006120926A (ja) | プラズマ処理装置 | |
JP4936297B2 (ja) | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法ならびに半導体素子 | |
JP5496791B2 (ja) | プラズマ処理装置 | |
JP6410592B2 (ja) | プラズマエッチング方法 | |
JP4786731B2 (ja) | プラズマcvd装置 | |
JP2007207925A (ja) | プラズマエッチング方法 | |
JP3861069B2 (ja) | 加熱装置及び加熱方法 | |
JP3151364U (ja) | プラズマ化学気相堆積装置 | |
EP1858061B1 (en) | Plasma treatment apparatus and semiconductor thin film manufacturing method using same | |
CN105543736B (zh) | 镀钌钼片等离子体表面处理方法 | |
JP4353601B2 (ja) | プラズマcvd装置 | |
JP2010265501A (ja) | Cvd装置 | |
JP2021012960A (ja) | プラズマ処理装置 | |
JP2010219344A (ja) | プラズマ処理装置 | |
JP2013131475A (ja) | プラズマ処理装置及び半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130521 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140131 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140305 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5496791 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |