JP5496051B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は空気調和機の室内機、特に、吹出口に上下風向板が設置されている空気調和機の室内機に関する。
従来、空気調和機の室内機において、送風ファンの下流側の風路は、所定の間隔を空けて配置された風路前壁および風路後壁と、風路前壁の端部と風路後壁の端部との間を塞ぐ一対の風路端壁と、から構成された枠体(本発明において「吹出グリル」と称す場合がある)である。そして、風路の終端(吹出グリルの終端)である吹出口には、調和空気の上下方向の吹出方向を調整する上下風向板(フラップに同じ)が傾動自在に設置されている。
一対の風路端壁は、風路前壁の両方の端部にそれぞれ一体的に形成され、上下風向板軸を揺動自在に支持するための軸受あるいは軸が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−121873号公報(第7頁、図4)
しかしながら、特許文献1に記載された発明は、上下風向板(フラップ)の両端部に支持部が設けられ、該支持部には側方に突出した支軸(フラップ支軸)が設けられている。そして、支軸は、風路端壁に設けられた軸受に挿通され、揺動自在に支持されている。
このとき、一対の風路端壁は風路前壁の両方の端部にそれぞれ連なって、一体的にプラスチックスの射出成形によって形成されるため、成形金型の精度不良や射出成形後の変形等によって、例えば、風路前壁が反ったり、捩れたりした場合、一対の風路端壁のそれぞれに設けられた軸受の位置精度が悪化するという問題があった。
すなわち、軸受の位置精度の悪化によって、上下風向板の傾動(揺動)が円滑でなくなるため、上下風向板の傾動動作が不自然になるおそれがあった。また、特に、上下風向板が複数枚である場合には、両者の相対位置関係が乱れるため、上下風向板の側縁部の重なりが不均一になったり、上下風向板の側縁部同士の隙間が不均一になったりして、室内機の外観の意匠性が阻害されるおそれがあった。
このため、風路前壁が反ったり、捩れたりした場合には、一対の風路端壁に設けられた軸受同士が正規の位置になるように、成形金型を修正したり、再製作したりする必要があったため、製造コスト(成形金型コスト)が高価になると共に、工期が延長する場合があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、成形金型の精度不良や射出成形後の変形等がある場合でも、上下風向板(フラップ)を正規の位置に精度良く支持することができる支持機構を有する空気調和機の室内機を得るものである。
本発明に係る空気調和機の室内機は、筐体からなる室内機本体と、該室内機本体の上範囲に設けられた吸込口と、前記室内機本体の下範囲に設けられた吹出口と、前記室内機本体内に配置され、前記吸込口から前記吹出口に至る風流れを形成する送風ファンと、該送風ファンと前記吹出口との間に配置された風路後壁と、該風路後壁の前記吹出口に近い範囲に対向した風路前壁と、該風路前壁の左右方向の一方の端部に一体的に形成された風路端壁と、前記風路前壁の左右方向の他方の端部に設置されたモーター箱と、によって形成された吹出側風路と、前記吹出口に配置された上下風向板と、前記送風ファンと前記吸込口との間に配置された空気調和手段と、を有し、前記上下風向板には、左右方向の両端部に風向板軸または風向板軸受が設けられ、前記上下風向板の一方の端部に設けられた風向板軸または風向板軸受は、前記風路端壁に設けられた端壁軸受または端壁軸に揺動自在に支持され、前記モーター箱は、モーター基板と、該モーター基板に一体的に形成されたモーター収納部とを具備し、前記上下風向板の他方の端部に設けられた風向板軸または風向板軸受は、前記モーター箱のモーター収納部に設けられたモーター箱軸受またはモーター箱軸に接続され、前記モーター収納部の壁面に揺動自在に支持され、前記モーター箱のモーター基板の端部は前記風路前壁の端部に当接され、前記モーター箱の設置位置が調整自在に設置されていることを特徴とする。
本発明に係る空気調和機の室内機は、上下風向板の一方の端部に設けられた風向板軸または風向板軸受が、風路前壁に一体的に形成された風路端壁に設けられた端壁軸受または端壁軸に揺動自在に支持され、上下風向板の他方の端部に設けられた風向板軸または風向板軸受が、風路前壁に設置されたモーター箱に形成されたモーター箱軸受またはモーター箱軸に揺動自在に支持される。
したがって、風路前壁が反ったり、捩れたりした場合でも、風路端壁に設けられた端壁軸受または端壁軸に対して、モーター箱に形成されたモーター箱軸受またはモーター箱軸が正規の位置になるように、モーター箱を風路前壁に設置することができる。すなわち、風路前壁が反ったり、捩れたりした場合、本発明では成形金型を修正したり、再製作する必要がないから、製造コスト(成形金型コスト)が安価になる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を示す斜視図と断面図。 図1に示す室内機の全体を分解して示す斜視図。 図1に示す室内機の一部(吹出風路、上下風向板)を示す斜視図。 図1に示す室内機の一部(右モーター箱)を左から見た斜視図。 図1に示す室内機の一部(中間支持体)を示す斜視図。 図1に示す室内機の上下風向板の設置要領を示す斜視図。
[実施の形態1]
図1〜図6は本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を説明するものであって、図1の(a)は全体を模式的に示す斜視図、図1の(b)は側面視の断面を示す断面図、図2は全体を分解して示す斜視図、図3の(a)は一部(吹出風路)を示す斜視図、図3の(b)および(c)は一部(上下風向板)を示す斜視図、図4の(a)は一部(右モーター箱)を左から見た斜視図、図4の(b)は一部(右モーター箱)を右から見た斜視図、図5は一部(中間支持体)を示す斜視図、図6の(a)および(b)は上下風向板の設置要領を示す斜視図である。
なお、各図は模式的に描いたものであって、各部材の形状や大きさは図示する形態に限定するものではない。また、各図において同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する場合がある。
(筐体)
図1の(a)および(b)において、空気調和機の室内機(以下、単に「室内機」と称す)100は、筐体10と、筐体10内に設置された熱交換器20および送風ファン30と、を有している。
筐体10は、筐体上面11、筐体後面12、筐体下面13、筐体前面14、及び筐体端面15L、15Rとを有し、筐体上面11に室内空気を吸い込む吸込口16と、筐体下面13と筐体前面14との間に調和空気を吹き出す吹出口17が形成されている。また、筐体前面14には意匠パネル19が設置されている。
熱交換器20は、側面視において略Λ(ラムダ)字状に配置された、熱交換器前部分20aと熱交換器後部分20bとから形成され、それぞれの下方には前ドレン受け21aおよび後ドレン受け21bが配置されている。
(吹出風路)
前ドレン受け21aの下方には、前ドレン受け21aの底面と略平行に風路前壁31が配置され、風路前壁31の前縁が筐体前面14の下縁に当接している。また、送風ファン30の後面寄りから吹出口17にかけて風路後壁32が設置されている。また、筐体端面15R、15Lそれぞれに平行に左モーター箱70Lおよび右モーター箱70Rが配置されている(図2参照)。
したがって、風路前壁31、風路後壁32、左モーター箱70Lおよび右モーター箱70Rによって、断面矩形状の吹出風路33が形成され、吹出風路33の下端部が吹出口17になっている。すなわち、送風ファン30によって、吸込口16から吹出風路33を経由して吹出口17に至る風流れが形成される。また、吸込口16と熱交換器20との間に、集塵用のフィルター18が設置され、吸い込まれた空気に含まれた塵埃を除去し、各部への埃等の付着を防止すると共に、清浄な調和空気を吹き出すようにしている。
(風路前壁)
図3の(a)において、風路前壁31の左右方向の左端部には左モーター箱70Lが設置されるため、左モーター基板71Lの左モーター基板端部74Lが当接する前壁左端部31Lが形成され、風路前壁31の左右方向の右端部には右モーター箱70Rが設置されるため、右モーター基板71Rの右モーター基板端部74Rが当接する前壁右端部31Rが形成されている。
また、風路前壁31の左右方向の中央部には中間支持体80が設置されるため、支持体基部81が当接する前壁支持体設置部31Cが形成されている。
さらに、前壁左端部31Lと前壁支持体設置部31Cとの左右方向の略中央には左前壁支持腕34Laおよび左後壁支持腕34Lbが立設され、左前壁支持腕34Laには、左前上下風向板50Laの左右方向の略中央に設けられた左前風向板軸55Laを揺動自在に支持する左前壁支持軸受35Laが設けられ、左後壁支持腕34Lbには、左後上下風向板50Lbの左右方向の略中央に設けられた左後風向板軸55Lbを揺動自在に支持する左後壁支持軸受35Lbが設けられている。
また、前壁右端部31Rと前壁支持体設置部31Cとの左右方向の略中央には、右前壁支持腕34Raおよび右後壁支持腕34Rbが立設され、右前壁支持腕34Raには、右前上下風向板50Raの左右方向の略中央に設けられた右前風向板軸55Raを揺動自在に支持する右前壁支持軸受35Raが設けられ、右後壁支持腕34Rbには、右後上下風向板50Rbの左右方向の略中央に設けられた右後風向板軸55Rbを揺動自在に支持する右後壁支持軸受35Rbが設けられている。
(左右風向板)
さらに、吹出風路33の左右方向の左側には左側左右風向板40Lが設置され、吹出風路33の左右方向の右側には右側左右風向板40Rが設置されている。
左側左右風向板40Lと右側左右風向板40Rとは面対称の構成であるから、共通する内容については、名称の「左側、右側」や符号の添え字「R、L」の記載を省略し、重複する説明を省略する場合がある。
左右風向板40は風路前壁31に揺動自在に設置され、左右方向に並設された複数枚の羽根41を有し、斜め下方に向かう回転軸42を中心に所定角度だけ回転(揺動)されることによって、吹出風路33を流れる調和空気の吹出方向を左右方向の所定方向に案内している。
(上下風向板)
吹出口17の左右方向の左側には、調和空気を上下方向の所定方向に吹き出すように案内する左前上下風向板50Laおよび左後上下風向板50Lb(以下、まとめて又はそれぞれを「左上下風向板50L」と称す場合がある)が配置され、吹出口17の左右方向の右側には、調和空気を上下方向の所定方向に吹き出すように案内する右前上下風向板50Raおよび右後上下風向板50Rb(以下、まとめて又はそれぞれを「右上下風向板50R」と称す場合がある)が配置されている(図1参照)。
図3の(b)および(c)において、左前上下風向板50Laと右前上下風向板50Raとは吹出口17の前面寄りで、鉛直面に対して略対称の構造であって、互いに対称に配置されている。同様に、左後上下風向板50Lbと右後上下風向板50Rbとは吹出口17の後面寄りで、鉛直面に対して互いに略対称形の構造であって、互いに対称に配置されている。したがって、左前上下風向板50La、左後上下風向板50Lb、右前上下風向板50Raおよび右後上下風向板50Rbにおける共通または相当する内容については、名称の「左、右、前、後」や符号の添え字「R、L、a、b」の記載を省略して、重複する説明を省略する場合がある。
左上下風向板50L(左前上下風向板50Laおよび左後上下風向板50Lb)は、断面略円弧状の左板部51Lと、左板部51Lの凹面側に設置された左風向板腕52L(左前風向板腕52Laおよび左後風向板腕52Lb、以下同様)、54L、56Lと、左風向板腕52Lおよび左風向板腕54L、56Lにはそれぞれ設けられた左風向板軸受53L(左前風向板軸受53Laおよび左後風向板軸受53Lb、以下同様)および左風向板軸55L、57Lと、を具備している。
このとき、左風向板腕52Lは左板部51Lの左端に近い位置に、左風向板腕54Lは左板部51Lの左右方向の略中央に、左風向板腕56Lは左板部51Lの右端に近い位置に、それぞれ左板部51Lと一体的に成形されている。
右上下風向板50R(右前上下風向板50Raおよび右後上下風向板50Rb)は、前記のように左上下風向板50Lと略対称形の構造であって、断面略円弧状の右板部51Rと、右板部51Rの左端に近い位置に一体的に成形された右風向板腕56Rと、右板部51Rの左右方向の略中央に一体的に成形された右風向板腕54Rと、右板部51Rの右端に近い位置に一体的に成形された右風向板腕52Rと、を有している。そして、右風向板腕56R、54Rおよび右風向板腕52Rには、それぞれ右風向板軸57R、55Rおよび右風向板軸受53Rが設けられている。
(モーター箱)
図4において、右モーター箱70Rは、断面略円弧状の板である右モーター基板71Rと、右前上下風向板50Raを揺動駆動する右前駆動モーター72Raを収納する右前モーター収納部73Raと、右後上下風向板50Rbを揺動駆動する右後駆動モーター72Rbを収納する右後モーター収納部73Rbとを具備する。このとき、右前モーター収納部73Raと右後モーター収納部73Rbとは、右モーター基板71Rの凹面側の面に、所定の間隔を空けて一体的に成形されている。
右モーター基板71Rの左右方向の左側の端部である右モーター基板端部74Rは、風路前壁31の左右方向の右側の端部である前壁右端部31Rに当接し、右モーター基板71Rの凹面側の面と風路前壁31の凹面側の面とは、略滑らかに繋がる。そして、右モーター基板71Rの右モーター基板端部74Rに近い凸面側の面には、設置用ボルト孔76Rが形成された設置用フランジ75Rが設けられている。
そして、右前駆動モーター72Raの右前駆動軸(揺動軸に同じ)77Raは右前モーター収納部73Raの壁面に揺動自在に支持され、その先端は右前上下風向板50Raの右前風向板軸受53Raに相対回転(揺動)不能に接続可能になっている。
同様に、右後駆動モーター72Rbの右後駆動軸(揺動軸に同じ)77Rbは右後モーター収納部73Rbの壁面に揺動自在に支持され、その先端は右後上下風向板50Rbの右後風向板軸受53Rbに相対回転(揺動)不能に接続可能になっている。
一方、左モーター箱70Lは、鉛直面に対して右モーター箱70Rと対称の構造であるため、各部位について、右モーター箱70Rにおける各部位の名称「右」を「左」に、各部位の符号「R」を「L」に読み替えたものに同じであるから、説明を省略する。
(中間支持体)
図5において、中間支持体80は、風路前壁31に設置される際、風路前壁31に当接する支持体基部81と、支持体基部81に立設された前支持体腕82aおよび後支持体腕82bとを具備している。そして、前支持体腕82aの先端部には左右方向に突出した左前支持軸受83Laおよび右前支持軸受83Raが設置され、後支持体腕82bの先端部には左右方向に突出した左後支持軸受83Lbおよび右後支持軸受83Rbが設置されている。
(上下風向板の設置要領)
次に、上下風向板50の設置要領について、右上下風向板50Rを例にして説明する。
まず、風路前壁31に中間支持体80を設置する。このとき、設置要領は限定するものではなく、風路前壁31の前壁支持体設置部31Cまたは中間支持体80の支持体基部81の一方または両方に凹凸部や係止部を設けて両者を嵌合したり、ネジ/ネジ孔を設けて両者を接合してもよい。さらに、中間支持体80を風路前壁31に一体的に成形してもよい。
そして、右前上下風向板50Raに設けられた右前風向板軸57Ra(左右方向の左側)および右前風向板軸55Ra(左右方向の中央)を、中間支持体80の右前支持軸受83Raおよび風路前壁31に設けられた右前壁支持軸受35Raにそれぞれ挿入し、揺動自在に支持させる。同様に、右後上下風向板50Rbに設けられた右後風向板軸57Rb(左右方向の左側)および右後風向板軸55Rb(左右方向の中央)を、中間支持体80の右後支持軸受83Rbおよび風路前壁31に設けられた右後壁支持軸受35Rbにそれぞれ挿入し、揺動自在に支持させる(図6の(a)参照)。
さらに、右モーター基板71Rの右モーター基板端部74R(左右方向の左側に位置している)を風路前壁31の前壁右端部31Rに当接し、右前上下風向板50Raに設けられた右前風向板軸受53Ra(左右方向の右側)と右前駆動モーター72Raの右前駆動軸77Raとを相対回転不能に連結し、同様に、右後上下風向板50Rbに設けられた右後風向板軸受53Rb(左右方向の右側)と右後駆動モーター72Rbの右後駆動軸77Rbとを相対回転不能に連結する(図6の(b)参照)。そして、設置用ボルト孔76Rに挿入した設置用ボルト(図示しない)によって、右モーター箱70Rを風路前壁31に設置する(図6の(b)参照)。
このとき、中間支持体80の右前支持軸受83Raの中心と風路前壁31の右前風向板軸55Raの中心とを結ぶ線(仮想線)上に、右モーター箱70Rの右前モーター収納部73Raの中心が一致すると共に、中間支持体80の右後支持軸受83Rbの中心と風路前壁31の右後風向板軸55Rbの中心とを結ぶ線(仮想線)上に、右モーター箱70Rの右後モーター収納部73Rbの中心を一致させ、かかる一対の仮想線が平行で、共に、筐体10の左右方向(送風ファン30の回転軸の軸心方向)と平行になるように右モーター箱70Rの設置位置を調整する(必要に応じて、中間支持体80の設置位置を調整してもよい)。
したがって、風路前壁31に反りや捩れがある場合であっても、右前支持軸受83Raと右前モーター収納部73Raと位置関係、および右後支持軸受83Rbと右後モーター収納部73Rbとの位置関係を、正規の位置関係にすることができる。
よって、右上下風向板50Rの傾動(揺動)が円滑で自然になる。また、右前上下風向板50Raと右後上下風向板50Rbとの位置関係が正規位置になるため、側縁部同士の重なりや側縁部同士の隙間が均一になるから、室内機100の外観の意匠性が阻害されることがなくなる。このため、成形金型を修正したり、再製作したりする必要がなくなるから、製造コスト(成形金型コスト)の上昇や工期の延長が押さえられる。
さらに、左上下風向板50Lについても同様に、左モーター基板71Lの左モーター基板端部74L(左右方向の右側に位置している)を風路前壁31の前壁左端部31Lに当接し、左モーター箱70Lを風路前壁31に設置する。
このとき、中間支持体80の左前支持軸受83Laの中心、風路前壁31の左前風向板軸55Laの中心および左モーター箱70Lの左前モーター収納部73Laの中心を結ぶ線(仮想線)と、中間支持体80の左後支持軸受83Lbの中心、風路前壁31の左後風向板軸55Lbの中心および左モーター箱70Lの左後モーター収納部73Lbの中心を結ぶ線(仮想線)とが平行で、共に、筐体10の左右方向(送風ファン30の回転軸の軸心方向)と平行になるように左モーター箱70Lの設置位置を調整する(必要に応じて、中間支持体80の設置位置を調整してもよい)。
よって、左上下風向板50Lの傾動(揺動)が円滑で、自然になると共に、室内機100の外観の意匠性が阻害されることがなくなる。このため、成形金型を修正したり、再製作したりする必要がなくなるから、製造コスト(成形金型コスト)の上昇や工期の延長が押さえられる。
なお、以上において、互いに当接する(揺動自在に支持する、または相対回転不能に嵌合する)軸および軸受は、何れか一方に軸が、何れか他方に軸受が設けられていれば良いから、軸を軸受と、また、軸受を軸とそれぞれ読み替えてもよい(例えば、右前風向板軸受53Raを「右前風向板軸」として、右前駆動軸受77Raを「右前駆動軸」としてもよい)。
さらに、以上は、左モーター箱70Lと右モーター箱70Rとの両方が、風路前壁31と別個に成形される場合を示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、左モーター箱70Lまたは右モーター箱70Rの一方を風路前壁31と一体的に成形し、左モーター箱70Lまたは右モーター箱70Rの他方と中間支持体80を別個に成形するようにしてもよい。
さらに、以上は、左右方向に2枚で、前後方向で2枚の合計4枚の上下風向板50が配置されているが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、左右方向が1枚に繋がり、前後方向の2枚に集約されたものであってもよい。このとき、中間支持体80を撤去し、左モーター箱70Lまたは右モーター箱70Rの一方における左モーター収納部73Lまたは右モーター収納部73Rを揺動(回転)フリー、すなわち、左駆動モーター72Lまたは右駆動モーター72Rから切り離すことになる。
本発明によれば、エアーフィルター裏面に付着した塵埃を除去すると共に、除去された塵埃を回収することができるから、各種空気調和機の室内機はもとより、各種送風機に設置されるエアーフィルターのエアーフィルター清掃装置として広く利用することができる。
10:筐体、11:筐体上面、12:筐体後面、13:筐体下面、14:筐体前面、15L:筐体端面、15R:筐体端面、16:吸込口、17:吹出口、18:フィルター、19:意匠パネル、20:熱交換器、20a:熱交換器前部分、20b:熱交換器後部分、21a:前ドレン受け、21b:後ドレン受け、30:送風ファン、31:風路前壁、31C:前壁支持体設置部、31L:前壁左端部、31R:前壁右端部、32:風路後壁、33:吹出風路、34La:左前壁支持腕、34Lb:左後壁支持腕、34Ra:右前壁支持腕、34Rb:右後壁支持腕、35La:左前壁支持軸受、35Lb:左後壁支持軸受、35Ra:右前壁支持軸受、35Rb:右後壁支持軸受、40L:左側左右風向板、40R:右側左右風向板、41:羽根、42:回転軸、50La:左前上下風向板、50Lb:左後上下風向板、50Ra:右前上下風向板、50Rb:右後上下風向板、51L:左板部、51R:右板部、52La:左前風向板腕、52Lb:左後風向板腕、52Ra:右前風向板腕、52Rb:右後風向板腕、53La:左前風向板軸受、53Lb:左後風向板軸受、53Ra:右前風向板軸受、53Rb:右後風向板軸受、54La:左前風向板腕、54Lb:左後風向板腕、54Ra:右前風向板腕、54Rb:右後風向板腕、55La:左前風向板軸、55Lb:左後風向板軸、55Ra:右前風向板軸、55Rb:右後風向板軸、56La:左前風向板腕、56Lb:左後風向板腕、56Ra:右前風向板腕、56Rb:右後風向板腕、57La:左前風向板軸、57Lb:左後風向板軸、57Ra:右前風向板軸、57Rb:右後風向板軸、70L:左モーター箱、70R:右モーター箱、71L:左モーター基板、71R:右モーター基板、72La:左前駆動モーター、72Lb:左後駆動モーター、72Ra:右前駆動モーター、72Rb:右後駆動モーター、73La:左前モーター収納部、73Lb:左後モーター収納部、73Ra:右前モーター収納部、73Rb:右後モーター収納部、74L:左モーター基板端部、74R:右モーター基板端部、75R:設置用フランジ、76R:設置用ボルト孔、77Ra:右前駆動軸、77Rb:右後駆動軸、80:中間支持体、81:支持体基部、82a:前支持体腕、82b:後支持体腕、83La:左前支持軸受、83Lb:左後支持軸受、83Ra:右前支持軸受、83Rb:右後支持軸受、100:室内機。

Claims (7)

  1. 筐体からなる室内機本体と、
    該室内機本体の上範囲に設けられた吸込口と、
    前記室内機本体の下範囲に設けられた吹出口と、
    前記室内機本体内に配置され、前記吸込口から前記吹出口に至る風流れを形成する送風ファンと、
    該送風ファンと前記吹出口との間に配置された風路後壁と、該風路後壁の前記吹出口に近い範囲に対向した風路前壁と、該風路前壁の左右方向の一方の端部に一体的に形成された風路端壁と、前記風路前壁の左右方向の他方の端部に設置されたモーター箱と、によって形成された吹出側風路と、
    前記吹出口に配置された上下風向板と、
    前記送風ファンと前記吸込口との間に配置された空気調和手段と、
    を有し、
    前記上下風向板には、左右方向の両端部に風向板軸または風向板軸受が設けられ、
    前記上下風向板の一方の端部に設けられた風向板軸または風向板軸受は、前記風路端壁に設けられた端壁軸受または端壁軸に揺動自在に支持され、
    前記モーター箱は、モーター基板と、該モーター基板に一体的に形成されたモーター収納部とを具備し、
    前記上下風向板の他方の端部に設けられた風向板軸または風向板軸受は、前記モーター箱のモーター収納部に設けられたモーター箱軸受またはモーター箱軸に接続され、前記モーター収納部の壁面に揺動自在に支持され
    前記モーター箱のモーター基板の端部は前記風路前壁の端部に当接され、前記モーター箱の設置位置が調整自在に設置されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記上下風向板は断面略円弧状の板であって、左右方向の両端部に凹面側に突出した支持腕が形成され、該支持腕に前記風向板軸または風向板軸受が設けられていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記モーター箱は、前記風路前壁に着脱自在に設置されていることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機の室内機。
  4. 筐体からなる室内機本体と、
    該室内機本体の上範囲に設けられた吸込口と、
    前記室内機本体の下範囲に設けられた吹出口と、
    前記室内機本体内に配置され、前記吸込口から前記吹出口に至る風流れを形成する送風ファンと、
    該送風ファンと前記吹出口との間に配置された風路後壁と、該風路後壁の前記吹出口に近い範囲に対向した風路前壁と、該風路前壁の左右方向の左端部に設置された左モーター箱と、前記風路前壁の左右方向の右端部に設置された右モーター箱と、によって形成された吹出側風路と、
    前記風路前壁の左右方向の略中央に設置された中間支持体と、
    前記吹出口の左右方向の左側に配置された左上下風向板と、
    前記吹出口の左右方向の右側に配置された右上下風向板と、
    前記送風ファンと前記吸込口との間に配置された空気調和手段と、
    を有し、
    前記左上下風向板には、左右方向の両端部にそれぞれ左風向板軸または左風向板軸受が設けられ、
    前記右上下風向板には、左右方向の両端部にそれぞれ右風向板軸または右風向板軸受が設けられ、
    前記左モーター箱は、左モーター基板と、該左モーター基板に一体的に形成された左モーター収納部とを具備し、かつ、前記右モーター箱は、右モーター基板と、該右モーター基板に一体的に形成された右モーター収納部とを具備し、
    前記左上下風向板の左端部に設けられた左風向板軸または左風向板軸受は、前記左モーター箱の左モーター収納部に設けられた左モーター箱軸受または左モーター箱軸に接続され、前記左モーター収納部の壁面に揺動自在に支持され、
    前記左上下風向板の右端部に設けられた左風向板軸または左風向板軸受は、前記中間支持体に設けられた左支持軸受または左支持軸に揺動自在に支持され、
    前記右上下風向板の左端部に設けられた右風向板軸または右風向板軸受は、前記中間支持体に設けられた右支持軸受または右支持軸に揺動自在に支持され、
    前記右上下風向板の右端部に設けられた右風向板軸または右風向板軸受は、前記モーター箱の右モーター収納部に設けられた右モーター箱軸受または右モーター箱軸に接続され、前記右モーター収納部の壁面に揺動自在に支持され
    前記左モーター箱の左モーター基板の端部は前記風路前壁の左端部に当接され、前記左モーター箱の設置位置が調整され、かつ、前記右モーター箱の右モーター基板の端部は前記風路前壁の右端部に当接され、前記右モーター箱の設置位置が調整自在に設置されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  5. 前記左上下風向板は断面略円弧状の板であって、左右方向の両端部にそれぞれ凹面側に突出した左風向板腕が形成され、該左風向板腕に前記左風向板軸または左風向板軸受が設けられ、
    前記右上下風向板は断面略円弧状の板であって、左右方向の両端部にそれぞれ凹面側に突出した右風向板腕が形成され、該右風向板腕に前記右風向板軸または右風向板軸受が設けられていることを特徴とする請求項に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記左モーター箱または前記右モーター箱の少なくとも一方が、前記風路前壁に着脱自在に設置されていることを特徴とする請求項4または5に記載の空気調和機の室内機。
  7. 前記中間支持体は、前記風路前壁の左右方向の略中央に着脱自在に設置されることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の空気調和機の室内機。
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