JP5493368B2 - 電池ハイブリッドシステム - Google Patents

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Description

本発明は、電池ハイブリッドシステムに関するものである。
従来、電動車両には、ハイブリッド型車両、電気自動車等があり、例えば、ハイブリッド型車両は、エンジン及び駆動モータを備え、市街地において、駆動モータを駆動し、郊外において、エンジンを駆動し、必要に応じて駆動モータを駆動することによって走行させられるようになっている。また、電気自動車は、駆動モータを備え、該駆動モータを駆動することによって走行させられる。
前記電動車両においては、電源としてリチウムイオン電池等の充電可能な二次電池が使用される。そして、駆動モータは、電動車両を加速したり、定常走行(定地走行)させたりする際に、前記二次電池から出力(力行出力)された電力を受けて駆動され、電動車両を減速する際に、電力を回生し、二次電池に入力(回生入力)する。
すなわち、二次電池から電力が出力されるのに伴って、二次電池は放電され、二次電池に電力が入力されるのに伴って、二次電池は充電される。
ところが、前記構成の電動車両においては、二次電池の単位重量当たりの容量を表す重量エネルギー密度が低いので、航続距離を長くすることができない。
そこで、例えば、二次電池と並列に重量エネルギー密度の高い二つの一次電池を接続し、一次電池の出力を利用して、二次電池の残容量が小さくなったときに、一次電池の電力を二次電池に供給したり、一次電池及び二次電池の電力を駆動モータに供給したりすることによって電動車両の航続距離を長くすることが考えられる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−283210号公報
しかしながら、前記従来の電動車両においては、電動車両を走行させている間に、一次電池の残容量が次第に小さくなり、所定の値になると、前記出力を発生させることができなくなり、一次電池の電力を二次電池に供給したり、一次電池及び二次電池の電力を駆動モータに供給したりすることができなくなってしまう。その結果、航続距離を十分に長くすることができない。
本発明は、前記従来の電動車両の問題点を解決して、電動車両の航続距離を十分に長くすることができる電池ハイブリッドシステムを提供することを目的とする。
そのために、本発明の電池ハイブリッドシステムにおいては、電動機械と、第1の電池と、該第1の電池と並列に接続された複数の第2の電池と、前記第1、第2の電池のうちの第2の電池だけの出力を変更するための出力変更部と、制御装置とを有する。
そして、該制御装置は、前記電動機械を駆動するのに必要な要求電力を算出する要求電力算出処理手段、前記出力変更部において、各第2の電池のうちの所定の第2の電池の電圧が、該所定の第2の電池の出力を残容量に対応させて発生させることができるように設定された閾値より低くならないようにする第1の電池出力制御処理手段、前記要求電力及び前記所定の第2の電池の出力に基づいて、他の第2の電池に必要とされる出力を算出する必要出力算出処理手段、並びに前記出力変更部において、前記他の第2の電池によって前記必要とされる出力を発生させる第2の電池出力制御処理手段を備える。
本発明の他の電池ハイブリッドシステムにおいては、さらに、前記制御装置は、前記所定の第2の電池の出力が閾値より小さいかどうかを判断する出力判断処理手段、及び前記所定の第2の電池の出力が閾値より小さい場合に、前記所定の第2の電池の使用を終了する電池使用処理手段を備える。
本発明の更に他の電池ハイブリッドシステムにおいては、さらに、前記出力変更部は各第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子を備える。
そして、前記第1の電池出力制御処理手段は、前記所定の第2の電池の電圧が前記閾値より低い場合に、該閾値と前記所定の第2の電池の電圧との電圧差分に対応させて、前記所定の第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子のデューティ比を変更する。
本発明の更に他の電池ハイブリッドシステムにおいては、さらに、前記出力変更部は各第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子を備える。
そして、前記第1の電池出力制御処理手段は、前記要求電力の変化量に基づいて算出された出力差分に対応させて、前記所定の第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子のデューティ比を変更する。
本発明の更に他の電池ハイブリッドシステムにおいては、さらに、前記出力変更部は各第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子を備える。
そして、前記第2の電池出力制御処理手段は、前記必要とされる出力の変化量に基づいて算出された出力差分に対応させて、前記他の第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子のデューティ比を変更する。
本発明の更に他の電池ハイブリッドシステムにおいては、さらに、前記出力変更部は各第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子を備える。
そして、前記第2の電池出力制御処理手段は、前記必要とされる出力の変化量に基づいて算出された出力差分、及び前記閾値と前記所定の第2の電池の電圧との電圧差分に対応させて、前記他の第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子のデューティ比を変更する。
本発明の更に他の電池ハイブリッドシステムにおいては、さらに、前記制御装置は、前記各第2の電池の残容量を取得する電池情報取得処理手段を備える。
そして、前記第1の電池出力制御処理手段は、残容量が最も小さい第2の電池の電圧が閾値より低くならないように、前記所定の第2の電池の出力を小さくする。
本発明によれば、本発明の電池ハイブリッドシステムにおいては、電動機械と、第1の電池と、該第1の電池と並列に接続された複数の第2の電池と、前記第1、第2の電池のうちの第2の電池だけの出力を変更するための出力変更部と、制御装置とを有する。
そして、該制御装置は、前記電動機械を駆動するのに必要な要求電力を算出する要求電力算出処理手段、前記出力変更部において、各第2の電池のうちの所定の第2の電池の電圧が、該所定の第2の電池の出力を残容量に対応させて発生させることができるように設定された閾値より低くならないようにする第1の電池出力制御処理手段、前記要求電力及び前記所定の第2の電池の出力に基づいて、他の第2の電池に必要とされる出力を算出する必要出力算出処理手段、並びに前記出力変更部において、前記他の第2の電池によって前記必要とされる出力を発生させる第2の電池出力制御処理手段を備える。
この場合、所定の第2の電池の電圧が閾値より低くならないように前記出力変更部において所定の第2の電池の出力が小さくされるので、残容量が十分に小さくなるまで第2の電池を使用することができる。したがって、電動車両の航続距離を十分に長くすることができる。
また、他の第2の電池によって必要出力が発生させられるので、電動機械によって十分なトルクを発生させることができる。
本発明の他の電池ハイブリッドシステムにおいては、さらに、前記制御装置は、前記所定の第2の電池の出力が閾値より小さいかどうかを判断する出力判断処理手段、及び前記所定の第2の電池の出力が閾値より小さい場合に、前記所定の第2の電池の使用を終了する電池使用処理手段とを有する。
この場合、前記第2の電池の出力が閾値より小さくなった場合、前記第2の電池の使用が終了されるので、残容量が十分に小さくなるまで前記第2の電池の使用を継続することができる。
本発明の実施の形態における電池ハイブリッドシステムを示す図である。 本発明の実施の形態におけるインバータ制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における電池ハイブリッドシステムの動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施の形態における電池ハイブリッドシステムの動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態における第1の一次電池出力制御処理のサブルーチンを示す図である。 本発明の実施の形態における第1の一次電池出力制御処理手段の動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態における第2の一次電池出力制御処理のサブルーチンを示す図である。 本発明の実施の形態における第1、第2の一次電池を交互に使用する場合の概念図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における電池ハイブリッドシステムを示す図である。
図において、10は制御装置としての、かつ、第1の制御部としての昇圧回路制御部、11は電動機械としての駆動モータ、13は該駆動モータ11に接続された負荷としての、かつ、電流変換部としてのインバータ、14は該インバータ13に接続された電源部、90は前記駆動モータ11を駆動するためにインバータ13の制御を行う第2の制御部としてのインバータ制御部である。本実施の形態において、該インバータ制御部90は、インバータ13に内蔵されるが、インバータ13と独立させて配設することもできる。
前記駆動モータ11は、図示されない出力軸を介して図示されない駆動輪と機械的に連結され、力行時にインバータ13を介して電源部14から電力が供給されて駆動され、駆動モータ11のトルク、すなわち、駆動モータトルクを発生させて駆動輪に伝達し、回生時に駆動輪からの回転を受けて電力を回生し、インバータ13を介して電源部14に供給する。
前記インバータ13は、電圧変換部としての図示されないDC/DCコンバータ、及び複数の、例えば、6個のスイッチング素子としての図示されないトランジスタを備え、前記DC/DCコンバータは、電源部14の出力電圧を所定の電圧に変更し、前記各トランジスタは、一対ずつユニット化されて各相のトランジスタモジュール(IGBT)を構成し、昇圧回路制御部10から送られた駆動信号によってオン・オフさせられ、電源部14から供給された直流の電流を3相の交流の電流に変換し、駆動モータ11に供給する。なお、本実施の形態において、DC/DCコンバータはインバータ13に内蔵されるが、インバータ13とは独立させて配設することができる。
また、前記電源部14は、充電可能な第1の電池としての、かつ、主電池としての二次電池15、充電不能な第2の電池としての、かつ、補助電池としての複数の、本実施の形態においては、第1、第2の一次電池16a、16b、及び該第1、第2の一次電池16a、16bの各電圧Vsa、Vsbを変更するための出力変更部としての、かつ、電圧変更部としての昇圧回路18を備え、二次電池15、第1、第2の一次電池16a、16b及び昇圧回路18は、互いに、かつ、前記インバータ13に対して並列に接続される。前記昇圧回路制御部10は、第1の電池情報として二次電池15の残容量SOCmを、第2の電池情報として第1、第2の一次電池16a、16bの各残容量SOCsa、SOCsbを読み込む。なお、残容量SOCm、SOCsa、SOCsbは、二次電池15及び第1、第2の一次電池16a、16bの各容量(電池容量)に対する充電された電気量を百分率で表したものである。また、前記昇圧回路制御部10は、図示されないアクセルペダルに配設された加速指標検出部としてのアクセル開度センサによって検出された加速指標としてのアクセル開度αを読み込む。
なお、前記昇圧回路制御部10、駆動モータ11、インバータ13、電源部14、二次電池15、第1、第2の一次電池16a、16b、昇圧回路18、インバータ制御部90等によって電池ハイブリッドシステムが構成される。
本実施の形態においては、二次電池15として、エネルギー密度、本実施の形態においては、重量エネルギー密度が低く、出力密度が高い電池、例えば、リチウムイオン電池が使用され、第1、第2の一次電池16a、16bとして、出力密度が低く、重量エネルギー密度が高い電池、例えば、空気電池が使用される。
本実施の形態においては、第1の電池として、かつ、主電池として二次電池15が使用されるようになっているが、二次電池15に代えて、前記第1、第2の一次電池16a、16bとは別の一次電池を使用することができる。また、本実施の形態においては、第2の電池として、かつ、補助電池として第1、第2の一次電池16a、16bが使用されるようになっているが、第1、第2の一次電池16a、16bに代えて、前記二次電池15とは別の二次電池又は同じもので、容量の異なる二次電池を使用することができる。
なお、第1、第2の一次電池16a、16bは、重量エネルギー密度が高い分だけ寸法が小さく、軽量であり、電動車両の本体、すなわち、車両本体に対して着脱自在に配設される。また、第1、第2の一次電池16a、16bの出力密度は、二次電池15に比べて低いので、大きな電力が必要となる場合には二次電池15から、又は第1、第2の一次電池16a、16b及び二次電池15から電力を供給するのが望ましい。
そして、車両本体には、電池検出部としての図示されない近接スイッチが配設され、近接スイッチのセンサ出力によって、第1、第2の一次電池16a、16bが車両本体にセットされているかどうかを判断することができる。また、空気電池においては、正極に空気が、負極に金属、例えば、アルミニウム、亜鉛等が使用され、空気中の酸素と金属とが化学反応を起こすことによって、電力を発生させる。
本実施の形態においては、インバータ13と昇圧回路18とが独立させて配設され、二次電池15又は第1、第2の一次電池16a、16bと昇圧回路18とが独立させて配設されるが、インバータ13と昇圧回路18とを一体にしてインバータユニットを形成したり、二次電池15と昇圧回路18とを一体にして二次電池ユニットを形成したり、第1、第2の一次電池16a、16bと昇圧回路18とを一体にして一次電池ユニットを形成したりすることもできる。
また、昇圧回路18は、昇圧回路制御部10から出力変更用の駆動信号としてのPWM指令を受け、各電圧Vsa、Vsbを変更し、変更された電圧を出力電圧としてインバータ13に印加する。この場合、前記昇圧回路18は、各電圧Vsa、Vsbを高く(昇圧)することができるだけでなく、降圧回路として機能して、電圧Vsa、Vsbを低く(降圧)することもできる。
そのために、昇圧回路18は、第1の一次電池16aに対応させて、コイルLa、ダイオードDa及びスイッチング素子としての電界効果トランジスタTraを、第2の一次電池16bに対応させて、コイルLb、ダイオードDb及びスイッチング素子としての電界効果トランジスタTrbを備えるとともに、第1、第2の一次電池16a、16bに共通のコンデンサCを備える。本実施の形態においては、第1、第2の一次電池16a、16bに、共通のコンデンサCが配設されるようになっているが、それぞれコンデンサを配設することができる。
そして、前記二次電池15及び第1の一次電池16aの各正極側の端子間に、前記コイルLa及びダイオードDaが直列に配設され、コイルLaの一端と一次電池16aの正極側の端子とが、コイルLaの他端とダイオードDaのアノードとが、ダイオードDaのカソードと二次電池15の正極側の端子とが接続される。また、前記コイルLaの他端とダイオードDaのアノードとの間の結線部pa1とグラウンドGNDとの間に、前記電界効果トランジスタTraが配設され、電界効果トランジスタTraのドレーンと前記結線部pa1とが、電界効果トランジスタTraのソースとグラウンドGNDとが、電界効果トランジスタTraのゲートと前記昇圧回路制御部10とが接続される。さらに、ダイオードDaのカソードと二次電池15の正極側の端子との間の結線部pa3とグラウンドGNDとの間に、前記コンデンサCが配設され、コンデンサCの一端と結線部pa3とが、コンデンサCの他端とグラウンドGNDとが接続される。
また、前記二次電池15及び第2の一次電池16bの各正極側の端子間に、前記コイルLb及びダイオードDbが直列に配設され、コイルLbの一端と一次電池16bの正極側の端子とが、コイルLbの他端とダイオードDbのアノードとが、ダイオードDbのカソードと二次電池15の正極側の端子とが接続される。また、前記コイルLbの他端とダイオードDbのアノードとの間の結線部pb1とグラウンドGNDとの間に、前記電界効果トランジスタTrbが配設され、電界効果トランジスタTrbのドレーンと前記結線部pb1とが、電界効果トランジスタTrbのソースとグラウンドGNDとが、電界効果トランジスタTrbのゲートと前記昇圧回路制御部10とが接続される。
なお、前記第1の一次電池16aと直列に電流検出部としての電流センサ22a(A)が、第1の一次電池16aと並列に電圧検出部としての電圧センサ23a(V)が接続され、電流センサ22aによって、第3の電池情報としての第1の一次電池16aの電流、すなわち、コイルLaを流れる電流Isaが検出され、電圧センサ23aによって、第4の電池情報としての第1の一次電池16aの電圧Vsaが検出される。また、前記第2の一次電池16bと直列に電流検出部としての電流センサ22b(A)が、第2の一次電池16bと並列に電圧検出部としての電圧センサ23b(V)が接続され、電流センサ22bによって、第5の電池情報としての第2の一次電池16bの電流、すなわち、コイルLbを流れる電流Isbが検出され、電圧センサ23bによって、第6の電池情報としての第2の一次電池16bの電圧Vsbが検出される。さらに、前記二次電池15と直列に電流検出部としての電流センサ24(A)が、二次電池15と並列に電圧検出部としての電圧センサ25(V)が接続され、電流センサ24によって、第7の電池情報としての二次電池15の電流Imが検出され、電圧センサ25によって、第8の電池情報としての二次電池15の電圧Vmが検出される。そして、前記インバータ13と直列に電流検出部としての電流センサ26(A)が、インバータ13と並列に電圧検出部としての電圧センサ27(V)が接続され、電流センサ26によって、第9の電池情報としてのインバータ13に入力される電流、すなわち、インバータ電流Iiが検出され、電圧センサ27によって、第10の電池情報としてのインバータ13に入力される電圧、すなわち、インバータ電圧Viが検出される。
ところで、前記昇圧回路制御部10は、前記電界効果トランジスタTra、Trbをスイッチングするためのデューティ比を算出すると、該デューティ比に基づいてPWM指令を算出し、前記電界効果トランジスタTra、Trbのゲートに送る。
そして、該電界効果トランジスタTra、Trbがオンになると、コイルLa、Lbを電流が流れ、電界効果トランジスタTra、Trbがオフになると、コイルLa、Lbを電流が流れなくなるが、このとき発生する磁束の変化を妨げるように、ダイオードDa、Dbのカソードに高電圧が発生する。そして、前記電界効果トランジスタTra、Trbのスイッチング、すなわち、オン・オフが繰り返されると、ダイオードDa、Dbのカソード側に高電圧が繰り返し発生し、高電圧がコンデンサCによって平滑され、昇圧回路18の出力端子tm1に、スイッチングのデューティ比が高いほど高く、デューティ比が低いほど低い出力電圧が発生させられる。
次に、前記駆動モータ11を駆動する際のインバータ制御部90の動作について説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるインバータ制御部の動作を示すフローチャートである。
まず、インバータ制御部90の図示されない情報取得処理手段は、情報取得処理を行い、アクセル開度αを読み込む。次に、インバータ制御部90の図示されない車両要求トルク算出処理手段は、車両要求トルク算出処理を行い、図示されないレゾルバ等の位置検出部によって検出された駆動モータ11の磁極位置θMを読み込み、該磁極位置θMに基づいて車速vを算出する。そして、前記車両要求トルク算出処理手段は、前記車速v及び前記アクセル開度αに基づいて車両要求トルクを算出する。
続いて、インバータ制御部90の図示されない電流指令値算出処理手段は、電流指令値算出処理を行い、電圧センサ27によって検出されたインバータ電圧Viを読み込むとともに、前記磁極位置θMに基づいて算出された駆動モータ11の回転速度、すなわち、駆動モータ回転速度NMを読み込み、前記インバータ電圧Vi及び駆動モータ回転速度NMに基づいて電流指令値を算出する。
そして、インバータ制御部90の図示されないIGBT制御処理手段は、IGBT制御処理を行い、電流指令値に基づいてインバータ13を駆動する。その結果、駆動モータ11にU相、V相及びW相の3相の電流が供給され、駆動モータ11が駆動される。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 アクセル開度αを読み込む。
ステップS2 車両要求トルクを算出する。
ステップS3 インバータ電圧Viを読み込む。
ステップS4 駆動モータ回転速度NMを読み込む。
ステップS5 電流指令値を算出する。
ステップS6 IGBT制御処理を行い、処理を終了する。
次に、第1、第2の一次電池16a、16bのうちの一方の一次電池を、電動車両の航続距離を長くするために使用し、他方の一次電池を、電動車両を走行させるのに必要な駆動モータトルクを発生させるために使用する際の電池ハイブリッドシステムの動作について説明する。
本実施の形態においては、所定の第2の電池としての、第1の一次電池16aを電動車両の航続距離を長くするために、他の第2の電池としての、第2の一次電池16bを前記駆動モータトルクを発生させるために使用したり、第1の一次電池16aを前記駆動モータトルクを発生させるために、第2の一次電池16bを電動車両の航続距離を長くするために使用したりすることができるようになっている。したがって、例えば、第1の一次電池16aが電動車両の航続距離を長くするために使用され、残容量SOCsaが小さくなり、第1の一次電池16aを使用することができなくなると、第1の一次電池16aが新しいものと交換され、続いて、第2の一次電池16bが電動車両の航続距離を長くするために使用される。
本実施の形態においては、第1の一次電池16aを電動車両の航続距離を長くするために、第2の一次電池16bを駆動モータトルクを発生させるために使用する場合について説明する。
図3は本発明の実施の形態における電池ハイブリッドシステムの動作を示す第1のフローチャート、図4は本発明の実施の形態における電池ハイブリッドシステムの動作を示す第2のフローチャート、図5は本発明の実施の形態における第1の一次電池出力制御処理のサブルーチンを示す図、図6は本発明の実施の形態における第1の一次電池出力制御処理手段の動作を示す説明図、図7は本発明の実施の形態における第2の一次電池出力制御処理のサブルーチンを示す図、図8は本発明の実施の形態における第1、第2の一次電池を交互に使用する場合の概念図である。なお、図6において、横軸に電流Isaを、縦軸に出力Wsaを採ってある。
まず、昇圧回路制御部10の図示されない電池情報取得処理手段は、電池情報取得処理を行い、二次電池15の残容量SOCmを読み込むことによって取得する。
続いて、前記昇圧回路制御部10の図示されない第1の電池使用処理手段は、第1の電池使用処理を行い、二次電池15の使用を開始する。そして、前記昇圧回路制御部10の図示されない残容量判断処理手段は、残容量判断処理を行い、二次電池15の使用に伴って、残容量SOCmが閾値としての下限値SOCL、本実施の形態においては、30〔%〕より小さくなったかどうかを判断する。
残容量SOCmが30〔%〕より小さくなった場合、前記電池情報取得処理手段は、第1の一次電池16aの電圧Vsa及び電流Isa、並びに第2の一次電池16bの電圧Vsb及び電流Isbを読み込むことによって取得し、昇圧回路制御部10の図示されない第2の電池使用処理手段は、第2の電池使用処理を行い、第1の一次電池16aの使用を開始する。
続いて、前記昇圧回路制御部10の図示されない出力算出処理手段は、出力算出処理を行い、電圧Vsa及び電流Isaに基づいて、第1の一次電池16aの出力Wsa
Wsa=Vsa・Isa
を算出するとともに、電圧Vsb及び電流Isbに基づいて、第2の一次電池16bの出力Wsb
Wsb=Vsb・Isb
を算出する。
また、前記昇圧回路制御部10の図示されない目標出力算出処理手段は、目標出力算出処理を行い、第1、第2の一次電池16a、16bの全体の出力の目標値を表す目標出力Wsrを算出する。
そのために、前記昇圧回路制御部10の図示されない要求電力取得処理手段としてのインバータ要求電力取得処理手段は、要求電力取得処理としてのインバータ要求電力取得処理を行い、駆動モータ11を駆動するのに必要な要求電力としてのインバータ要求電力Wiをインバータ制御部90から読み込むことによって取得する。
そのために、該インバータ制御部90の図示されない要求電力算出処理手段としてのインバータ要求電力算出処理手段は、要求電力算出処理としてのインバータ要求電力算出処理を行い、インバータ電圧Vi及びインバータ電流Iiを読み込み、前記インバータ要求電力Wi
Wi=Vi・Ii
を算出する。本実施の形態においては、インバータ制御部90においてインバータ要求電力Wiが算出されるようになっているが、昇圧回路制御部10においてインバータ要求電力Wiを算出することができる。
そして、前記目標出力算出処理手段は、前記インバータ要求電力Wiの移動平均値(時間の経過に伴って算出されるインバータ要求電力Wiの平均値)を算出し、移動平均値を前記目標出力Wsrとする。
続いて、前記昇圧回路制御部10の図示されない電池動作判断処理手段は、電池動作判断処理を行い、前記近接スイッチのセンサ出力を読み込み、第2の一次電池16bが車両本体にセットされているかどうかによって第2の一次電池16bが存在するかどうかを判断する。
第2の一次電池16bが車両本体にセットされておらず、第2の一次電池16bが存在しない場合、前記昇圧回路制御部10の図示されない第1の電池出力制御処理手段としての第1の一次電池出力制御処理手段は、第1の電池出力制御処理としての第1の一次電池出力制御処理を行い、第1の一次電池16aによって出力Wsaを発生させる。
また、第2の一次電池16bが車両本体にセットされており、第2の一次電池16bが存在している場合、前記電池動作判断処理手段は、第2の一次電池16bが出力Wsbを発生させているかどうかによって、第2の一次電池16bが使用されているかどうかを判断する。
該第2の一次電池16bが、出力Wsbを発生させておらず、使用されていない場合、昇圧回路制御部10の図示されない電池使用要否判断処理手段は、電池使用要否判断処理を行い、出力Wsaだけでは不足しているかどうか、すなわち、第1の一次電池16aだけでなく第2の一次電池16bを併せて使用する必要があるかどうかを判断する。そのために、昇圧回路制御部10の図示されない必要出力算出処理手段は、必要出力算出処理を行い、前記目標出力Wsrから出力Wsaを減算して必要出力Wsbr
Wsbr=Wsr−Wsa
を算出する。そして、前記電池使用要否判断処理手段は、前記必要出力Wsbrを読み込み、必要出力Wsbrが閾値Wthより大きい場合、第2の一次電池16bを併せて使用する必要があると判断し、必要出力Wsbrが閾値Wth以下である場合、第2の一次電池16bを併せて使用する必要はないと判断する。
第2の一次電池16bを併せて使用する必要がある場合、前記第2の電池使用処理手段は、第2の一次電池16bの使用を開始する。そして、前記第1の一次電池出力制御処理手段は出力Wsaを制御し、昇圧回路制御部10の図示されない第2の電池出力制御処理手段としての第2の一次電池出力制御処理手段は、第2の電池出力制御処理としての第2の一次電池出力制御処理を行い、出力Wsbを制御する。
また、前記第2の一次電池16bが、出力Wsbを発生させており、使用されている場合、第1の一次電池出力制御処理手段は出力Wsaを制御し、第2の一次電池出力制御処理手段は出力Wsbを制御する。
次に、図3及び4のフローチャートについて説明する。
ステップS11 二次電池15の残容量SOCmを読み込む。
ステップS12 残容量SOCmが30〔%〕より小さいかどうかを判断する。残容量SOCmが30〔%〕より小さい場合はステップS13に進み、30〔%〕以上である場合はステップS11に戻る。
ステップS13 第1の一次電池16aの電圧Vsaを読み込む。
ステップS14 第1の一次電池16aの電流Isaを読み込む。
ステップS15 第2の一次電池16bの電圧Vsbを読み込む。
ステップS16 第2の一次電池16bの電流Isbを読み込む。
ステップS17 第1の一次電池16aの出力Wsaを算出する。
ステップS18 第2の一次電池16bの出力Wsbを算出する。
ステップS19 一次電池の目標出力Wsrを読み込む。
ステップS20 第2の一次電池16bが存在するかどうかを判断する。第2の一次電池16bが存在する場合はステップS21に進み、存在しない場合はステップS27に進む。
ステップS21 第2の一次電池16bが使用されているかどうかを判断する。第2の一次電池16bが使用されている場合はステップS25に、第2の一次電池16bが使用されていない場合はステップS22に進む。
ステップS22 不足出力を算出する。
ステップS23 必要出力Wsbrが閾値Wthより大きいかどうかを判断する。必要出力Wsbrが閾値Wthより大きい場合はステップS24に進み、閾値Wth以下である場合はステップS27に進む。
ステップS24 第2の一次電池16bの使用を開始する。
ステップS25 第1の一次電池出力制御処理を行う。
ステップS26 第2の一次電池出力制御処理を行い、処理を終了する。
ステップS27 第1の一次電池出力制御処理を行い、処理を終了する。
次に、前記第1の一次電池出力制御処理手段の動作について説明する。
この場合、第1の一次電池出力制御処理手段は、電圧Vsaがあらかじめ設定された閾値としての下限電圧VsLより低くならないように前記昇圧回路18における電界効果トランジスタTraをスイッチングするためのデューティ比を調整し、出力Wsaを制御する。
なお、前記二次電池15と第1、第2の一次電池16a、16bとの間、例えば、第1、第2の一次電池16a、16bとコイルLa、Lbとの間に、図示されないスイッチが配設される。そして、第1、第2の一次電池16a、16bの使用が開始されたときに、電圧Vsa、Vsbが電圧Vmより高い場合、前記スイッチをオンにして二次電池15と第1、第2の一次電池16a、16bとの間を接続するだけで、第1、第2の一次電池16a、16bから二次電池15に電力が供給される。これに対して、電圧Vsa、Vsbが電圧Vmより低い場合、前記スイッチをオンにして二次電池15と第1、第2の一次電池16a、16bとの間を接続するだけでは、第1、第2の一次電池16a、16bから二次電池15への電力の供給はなく、前記昇圧回路18によって電圧Vsa、Vsbが電圧Vmより高くされたときに、第1、第2の一次電池16a、16bから二次電池15に電力が供給される。
ところで、図6に示されるように、第1の一次電池16aの使用を点Aの状態(残容量SOCsaが100〔%〕であり、出力Wsaが値Ws1であり、電流Isaが値Is1である状態)で開始し、駆動モータ11を駆動し、電動車両を走行させると、残容量SOCsaが次第に小さくなる。このとき、仮に、出力Wsaを値Ws1に維持していると、電圧Vsaが低くなった分だけ多くの電流Isaを流す必要が生じ、電流Isaの値は次第に大きくなる。
そして、点B’の状態で残容量SOCsaが30〔%〕になると、それ以降は、出力Wsaを値Ws1に維持することができなくなってしまう。したがって、残容量SOCsaが30〔%〕の状態で第1の一次電池16aの使用が不可能になってしまう。
そこで、本実施の形態においては、第1の一次電池16aの使用を点Aの状態で開始した後、残容量SOCsaが小さくなるのに伴って出力Wsaが小さくされ、残容量SOCsaが30〔%〕になったときに状態Bが、残容量SOCsaが10〔%〕になったときに状態Cが形成されるようになっている。すなわち、残容量SOCsaが小さくなるのに伴って電源部14における出力Wsaの値が小さくされるので、残容量SOCsaが理論上使用可能な最小の値、本実施の形態においては、0〔%〕になるまで第1の一次電池16aを使用し続けることができる。なお、この間、第1の一次電池16aの電圧Vsaは、前記下限電圧VsLより低くならないように設定される。
そのために、本実施の形態において、前記第1の一次電池出力制御処理手段の出力判断処理手段は、出力判断処理を行い、出力Wsaがあらかじめ設定された閾値としての下限出力WsLより小さいかどうかを判断する。出力Wsaが下限出力WsLより小さい場合、前記第1の一次電池出力制御処理手段の電池使用処理手段は、電池使用処理を行い、第1の一次電池16aの使用を終了する。そして、前記第1の一次電池出力制御処理手段の通知処理手段は、通知処理を行い、第1の一次電池16aの使用を終了したことを、電動車両のインストルメントパネルに配設された図示されない表示部に表示し、操作者である運転者に通知する。
また、出力Wsaが前記下限出力WsL以上である場合、第1の一次電池16aの残容量SOCsaが小さくなるのに伴って、電圧Vsaが前記下限電圧VsLより低くならないように、電界効果トランジスタTraをスイッチングするためのデューティ比Dutyaが調整される。
そのために、前記第1の一次電池出力制御処理手段の電圧判断処理手段は、電圧判断処理を行い、電圧Vsaが下限電圧VsL以下であるかどうかを判断する。電圧Vsaが下限電圧VsL以下である場合、前記第1の一次電池出力制御処理手段の電圧差分算出処理手段は、電圧差分算出処理を行い、下限電圧VsLと電圧Vsaとの電圧差分δVsa
δVsa=VsL−Vsa
を算出し、前記第1の一次電池出力制御処理手段の出力変更処理手段としてのデューティ比算出処理手段は、出力変更処理としてのデューティ比算出処理を行い、前記電圧差分δVsaに対応させて、電界効果トランジスタTraをスイッチングするためのデューティ比Dutyaを変更し、小さくする。小さくされた後のデューティ比Dutyaの値をDutya’とし、比例定数をk1とすると、値Dutya’は、
Dutya’=Dutya−k1・δVsa
にされる。したがって、第1の一次電池16aの出力Wsaを小さくすることができる。
電圧Vsaが下限電圧VsLより高い場合、前記第1の一次電池出力制御処理手段の出力差分算出処理手段は、出力差分算出処理を行い、目標出力Wsrの今回の値Wsr(n)から前回の値Wsr(n−1)を減算し、2で除算した値を表す出力差分δWs
δWs=(Wsr(n)−Wsr(n−1))/2
を算出し、前記デューティ比算出処理手段は、前記出力差分δWsを読み込み、前記デューティ比Dutyaを変更する。変更された後のデューティ比Dutyaの値をDutya’とし、比例定数をk2とすると、値Dutya’は、
Dutya’=Dutya+k2・δWs
にされる。したがって、第1の一次電池16aの出力Wsaを大きくすることができる。
次に、図5のフローチャートについて説明する。
ステップS25−1 出力Wsaが下限出力WsLより小さいかどうかを判断する。出力Wsaが下限出力WsLより小さい場合はステップS25−5に進み、下限出力WsL以上である場合はステップS25−2に進む。
ステップS25−2 電圧Vsaが下限電圧VsL以下であるかどうかを判断する。電圧Vsaが下限電圧VsL以下である場合はステップS25−3に、電圧Vsaが下限電圧VsLより高い場合はステップS25−7に進む。
ステップS25−3 下限電圧VsLから電圧Vsaを減算した値を電圧差分δVsaにする。
ステップS25−4 デューティ比Dutyaから値k1・δVsaを減算した値をデューティ比Dutyaにし、リターンする。
ステップS25−5 第1の一次電池16aの使用を終了する。
ステップS25−6 通知処理を行い、リターンする。
ステップS25−7 目標出力Wsrの今回の値Wsr(n)から前回の値Wsr(n−1)を減算し、2で除算した値を出力差分δWsにする。
ステップS22−8 デューティ比Dutyaに値k2・δWsを加算した値をデューティ比Dutyaにし、リターンする。
次に、前記第2の一次電池出力制御処理手段の動作について説明する。
この場合、第2の一次電池出力制御処理手段は、前記必要出力Wsbrを発生させるために前記昇圧回路18における電界効果トランジスタTrbをスイッチングするためのデューティ比を調整し、第2の一次電池16bの出力Wsbを制御する。
そのために、前記第2の一次電池出力制御処理手段の出力差分算出処理手段は、出力差分算出処理を行い、前記必要出力Wsbrの今回の値Wsbr(n)から前回の値Wsbr(n−1)を減算することによって出力差分δWsb
δWsb=Wsbr(n)−Wsbr(n−1)
を算出し、第2の一次電池出力制御処理手段の出力変更処理手段としてのデューティ比算出処理手段は、出力変更処理としてのデューティ比算出処理を行い、前記電圧差分δVsa及び出力差分δWsbを読み込み、前記デューティ比Dutybを変更する。変更された後のデューティ比Dutybの値をDutyb’とし、比例定数をk3、k4とすると、値Dutyb’は、
Dutyb’=Dutyb+k3・δVsa−k4・δWsb
にされる。したがって、第2の一次電池16bの出力Wsbを第1の一次電池16aの出力Wsaに応じて変更することができる。
次に、図7のフローチャートについて説明する。
ステップS26−1 必要出力Wsbrの今回の値Wsbr(n)から前回の値Wsbr(n−1)を減算した値を出力差分δWsbにする。
ステップS26−2 デューティ比Dutybに値k3・δVsaを加算した値から、値k4・δWsbを減算した値をデューティ比Dutybにし、リターンする。
このように、本実施の形態においては、二次電池15の残容量SOCmが小さくなると、第1、第2の一次電池16a、16bのうちの一方の一次電池、この場合、第1の一次電池16aの電圧Vsaが下限電圧VsLより低くならないように、デューティ比Dutyaを徐々に小さくしながら、第1の一次電池16aの使用が継続され、第1の一次電池16aを使用することができなくなると、図8に示されるように、第1の一次電池16aが新しいものと交換され、第2の一次電池16bが使用されるので、第1、第2の一次電池16a、16bの残容量SOCsa、SOCsbが十分に小さくなるまで第1、第2の一次電池16a、16bを使用することができる。したがって、電動車両の航続距離を十分に長くすることができる。
なお、図8において、Ai(i=1、2、…)は第1の一次電池16aの出力Wsaの変化を、Bi(i=1、2、…)は第2の一次電池16bの出力Wsbの変化を表す。
また、第1、第2の一次電池16a、16bのうちの一方の一次電池、この場合、第2の一次電池16bによって必要出力Wsbrが発生させられるので、駆動モータ11によって十分な駆動モータトルクを発生させることができる。
本実施の形態においては、二次電池15の残容量SOCmが小さくなると、第1、第2の一次電池16a、16bのうちの一方の一次電池、この場合、第1の一次電池16aの電圧Vsaが下限電圧VsLより低くならないように、デューティ比Dutyaを徐々に小さくしながら第1の一次電池16aの使用が継続され、第1の一次電池16aを使用することができなくなると、第1の一次電池16aが新しいものと交換され、第2の一次電池16bが使用されるようになっているが、第1、第2の一次電池16a、16bのうちの残容量SOCsa、SOCsbが小さい一次電池について電圧が下限電圧VsLより低くならないように、デューティ比を徐々に小さくしながら、一次電池の使用を継続することもできる。
その場合、前記電池情報取得処理手段は、残容量SOCsa、SOCsbを読み込むことによって取得し、前記第1の電池出力制御処理手段は、残容量が最も小さい一次電池の電圧が閾値VsLより低くならないように、前記一次電池の出力を小さくする。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 昇圧回路制御部
11 駆動モータ
14 電源部
15 二次電池
16a、16b 第1、第2の一次電池
18 昇圧回路
90 インバータ制御部
Dutya、Dutyb デューティ比
Tra、Trb 電界効果トランジスタ
Vsa、Vsb 電圧
VsL 下限電圧
Wsa 出力
Wi インバータ要求電力
Wsbr 必要出力
δVsa 電圧差分
δWs、δWsb 出力差分

Claims (10)

  1. 電動機械と、
    第1の電池と、
    該第1の電池と並列に接続された複数の第2の電池と、
    前記第1、第2の電池のうちの第2の電池だけの出力を変更するための出力変更部と、
    制御装置とを有するとともに、
    該制御装置は、前記電動機械を駆動するのに必要な要求電力を算出する要求電力算出処理手段、前記出力変更部において、各第2の電池のうちの所定の第2の電池の電圧が、前記所定の第2の電池の出力を残容量に対応させて発生させることができるように設定された閾値より低くならないようにする第1の電池出力制御処理手段、前記要求電力及び前記所定の第2の電池の出力に基づいて、他の第2の電池に必要とされる出力を算出する必要出力算出処理手段、並びに前記出力変更部において、前記他の第2の電池によって前記必要とされる出力を発生させる第2の電池出力制御処理手段を備えることを特徴とする電池ハイブリッドシステム。
  2. 前記出力変更部は第1、第2の電池間に接続される請求項1に記載の電池ハイブリッドシステム。
  3. 前記制御装置は、前記電動機械を駆動するのに必要な要求電力に基づいて、各第2の電池の全体の出力の目標値を表す目標出力を算出する目標出力算出処理手段、前記出力変更部において、前記所定の第2の電池の電圧が前記閾値より低くならないように、前記所定の第2の電池の出力を発生させる第1の電池出力制御処理手段、前記目標出力及び前記所定の第2の電池の出力に基づいて、前記所定の第2の電池だけでなく、各第2の電池のうちの他の第2の電池を併せて使用する必要があるかどうかを判断する電池使用要否判断処理手段、他の第2の電池を併せて使用する必要がある場合に、前記目標出力及び前記所定の第2の電池の出力に基づいて、他の第2の電池に必要とされる出力を算出する必要出力算出処理手段、並びに前記出力変更部において、前記他の第2の電池に必要とされる出力を発生させる第2の電池出力制御処理手段を備える請求項1又は2に記載の電池ハイブリッドシステム。
  4. 前記制御装置は、前記所定の第2の電池の出力が閾値より小さいかどうかを判断する出力判断処理手段、及び前記所定の第2の電池の出力が閾値より小さい場合に、前記所定の第2の電池の使用を終了する電池使用処理手段を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池ハイブリッドシステム。
  5. 前記出力変更部は各第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子を備え、
    前記第1の電池出力制御処理手段は、前記所定の第2の電池の電圧が前記閾値より低い場合に、閾値と前記所定の第2の電池の電圧との電圧差分に対応させて、前記所定の第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子のデューティ比を変更する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池ハイブリッドシステム。
  6. 前記出力変更部は各第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子を備え、
    前記第1の電池出力制御処理手段は、前記要求電力の変化量に基づいて算出された出力差分に対応させて、前記所定の第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子のデューティ比を変更する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池ハイブリッドシステム。
  7. 前記出力変更部は各第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子を備え、
    前記第2の電池出力制御処理手段は、前記必要とされる出力の変化量に基づいて算出された出力差分に対応させて、前記他の第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子のデューティ比を変更する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池ハイブリッドシステム。
  8. 前記出力変更部は各第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子を備え、
    前記第2の電池出力制御処理手段は、前記必要とされる出力の変化量に基づいて算出された出力差分、及び前記閾値と前記所定の第2の電池の電圧との電圧差分に対応させて、前記他の第2の電池の出力を制御するためのスイッチング素子のデューティ比を変更する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池ハイブリッドシステム。
  9. 前記制御装置は、前記各第2の電池の残容量を取得する電池情報取得処理手段を備えるとともに、
    前記第1の電池出力制御処理手段は、残容量が最も小さい第2の電池の電圧が閾値より低くならないように、前記所定の第2の電池の出力を小さくする請求項1又は4に記載の電池ハイブリッドシステム。
  10. 前記第1の電池は充電可能な電池であり、
    前記第2の電池は充電不能な電池である請求項1〜9のいずれか1項に記載の電池ハイブリッドシステム。
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