JP5493164B2 - ラジアル針状ころ軸受及び軸受ユニット - Google Patents

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本発明は、例えば、歯車遊星機構に使用されるラジアル針状ころ軸受及び軸受ユニットに関する。
車両等の自動変速機において、一般的に遊星歯車機構が用いられ、近年は燃費向上などを目的として多段化される傾向がある。多段化且つ小型化を図るため、高速回転化が進んでおり、遊星歯車機構に使用される軸受にも大きな負荷がかかる傾向にある。
遊星歯車に用いられるラジアル針状ころ軸受は、遊星歯車の公転により遠心力が負荷されるため、保持器は外径案内で使用される。公転速度が速くなると遠心力の影響が大きく、運転中に保持器が外径方向に動いた場合、針状ころが保持器柱部の軸方向中心側で干渉すると、保持器破損などの不具合の発生が考えられる。
その対策として、保持器が径方向外側に移動した場合に、保持器柱部が針状ころと干渉しないようにころ動き量を大きくすることが考えられるが、ころ動き量が大きくなると、内径側に針状ころが倒れこみ、保持器の環状部と突出部との隅部にもぐりこんでしまう。そこに支持軸を挿入すると、針状ころがくさび状になって支持軸の挿入を妨げ、組立性が低下するおそれがあった。
特許文献1に記載の針状ころ軸受においては、柱部の内径側部の両端にころ保持爪を設けることで、保持器内径側における針状ころの支持箇所を2点とし、針状ころの傾きを小さくしている。
特開平09−151944
しかしながら特許文献1に記載の針状ころ軸受は、柱部形状が複雑なため複雑な加工を要する。また、保持器が外径側に移動した場合に、保持爪により保持器が破損するおそれがあった。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、保持器の損傷を抑制し耐久性を向上させるとともに組立性を向上させるラジアル針状ころ軸受及び軸受ユニットを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)軸方向に互いに離れて配置される一対の環状部と、前記環状部間を連結して円周方向に所定の間隔で配置され、両端の外径側部と、前記外径側部から内径側へ斜めに続く傾斜部と、中央部に位置し前記外径側部より縮径した内径側部と、を備える複数の柱部と、を有する保持器と、
前記一対の環状部及び互いに隣り合う前記柱部によって形成されるポケットにそれぞれ配置される複数の針状ころと、
を備えるラジアル針状ころ軸受において、
前記保持器には、前記隣り合う柱部間で、前記環状部の外周縁から軸方向に突出し、前記針状ころの角R部が当接可能な突出部が設けられ、
前記針状ころが径方向にβ°傾いたとき、前記針状ころと当接する前記内径側部の当接点Pと、前記針状ころの前記角R部と当接する前記突出部の角部Rとの距離であって、前記保持器の軸に平行な方向の距離をPRx、前記保持器の径に平行な方向の距離をPRyとし、前記針状ころの中心線と前記当接点との距離をhp、前記針状ころの半径をr、とすると、
PRy<r/cosβ+(hp/sinβ−PRx)・tanβ
の関係式を満たすことを特徴とするラジアル針状ころ軸受。
(2)(1)に記載のラジアル針状ころ軸受と、
前記ラジアル針状ころ軸受に挿設された支持軸と、を備えた軸受ユニットにおいて、
前記支持軸の挿入方向先端側端面は、面取り部が形成され
前記面取り部のテーパ長は、前記針状ころの角R部の半径より長いことを特徴とする軸受ユニット。
本発明のラジアル針状ころ軸受によれば、針状ころが径方向にβ°傾いたとき、針状ころと当接する内径側部の当接点Pと、針状ころの角R部と当接する突出部の角部Rとの軸方向距離及び径方向距離をそれぞれPRx、PRy、針状ころの中心線と当接点との距離をhp、針状ころの半径をr、とすると、
PRy<r/cosβ+(hp/sinβ−PRx)・tanβ
の関係式を満たすので、突出部の角部と針状ころが干渉することで、針状ころのもぐりこみが抑制される。これにより、ころ動き量を大きくして保持器の損傷を抑制し耐久性が向上するとともに、支持軸をラジアル針状ころ軸受に容易に挿入することができ、組立性が向上する。
また、本発明の軸受ユニットによれば、支持軸の挿入方向先端側端面は、面取り部が形成されているので、支持軸の挿入側が小径となるように針状ころが倒れこんだ場合でも、支持軸の挿入時に支持軸の面取り部と針状ころの角R部とが当接することで、支持軸が針状ころを外径側に押し出すことができ、組立性が向上する。
さらに、支持軸の面取り部のテーパ長が、針状ころの角R部の半径より長いため、支持軸がより容易に針状ころを外径側に押し出すことができ、組立性が向上する。
本発明にかかるラジアル針状ころ軸受を含む車両の自動変速機の断面図である。 遊星歯車機構の分解図である。 ピニオンシャフトを含む遊星歯車機構にラジアル針状ころ軸受を組み込んだ状態を示す図である。 ラジアル針状ころ軸受の保持器の斜視図である。 第1実施形態に係るラジアル針状ころ軸受においてころが傾いた状態を示す断面図である。 ころを径方向からみた図である。 図5の部分拡大図である。 第2実施形態に係るラジアル針状ころ軸受においてころが傾いた状態を示す断面図である。 図8の部分拡大図である。 ラジアル針状ころ軸受にピニオンシャフトを挿入する工程を説明する図である。 ピニオンシャフトの挿入により当接するC面取り部ところとの関係を説明する模式図である。 図11の部分拡大図である。
以下、本発明の各実施形態を図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明に実施の形態にかかるラジアル針状ころ軸受を含む車両の自動変速機1の断面図である。図1において、エンジンのクランクシャフト2から出力されるトルクは、トルクコンバータ3を介して伝達され、更に複数列組み合わされた遊星歯車機構4,5,6等を介して複数段に減速され、その後デファレンシャルギヤ7及びドライブシャフト8を介して、不図示の車輪に出力されるようになっている。
図2は、遊星歯車機構4(5,6も原則的に同じ)の分解図である。図2において、遊星歯車機構4は、内歯を有するリングギヤ4aと、外歯を有する太陽ギヤ4bと、リングギヤ4a及び太陽ギヤ4bに噛合する3つの遊星歯車4cと、3つのピニオンシャフト4e(支持軸)により遊星歯車4cを回転自在に支持すると共に、自らも回転可能なキャリヤ4dとを有する。
図3は、本実施の形態の針状ころ軸受を遊星歯車機構に組み込んだ状態で示す図である。図3に示すように、針状ころ軸受10は、ピニオンシャフト(内輪)4eと遊星歯車(外輪)4cとの間に配置され、遊星歯車4cを回転自在に支持している。針状ころ軸受10は、複数のころ11と、それらを保持する保持器12からなるケージアンドローラが2組並列に配置され構成されている。各ころ11は、軸方向に長い、いわゆる針状ころであって、軸方向両端面と外周面との角部を曲面状にR面取りし、角R部11aが形成されている(図7、9参照)。
ピニオンシャフト4e内には、図3で右方から軸線に沿って延在し、ころ11の略中央で外周面に抜ける油路4fが形成されており、さらにピニオンシャフト4eは軸方向端面の外周部がC面取りしてある。なお、保持器12は外輪案内で用いられる。
図4は、本実施の形態にかかるラジアル針状ころ軸受の保持器の斜視図である。図4に示すように、保持器12は、軸方向に互いに離れて配置される一対の環状部12aを複数の柱部12bが円周方向に所定の間隔で連結した構成を有する。各柱部12bは、環状部12aと連結する外径側部12dと、外径側部から内径側へ斜めに続く傾斜部12gと、中央に位置し外径側部12dより縮径した内径側部12cから構成され、外径側部12dを案内部としている。また、一対の環状部12a及び互いに隣り合う柱部12bとにより形成された空間が、ころ11を保持するポケット13となる。このような形状を有する保持器12をM型保持器と呼ぶ。
さらに、保持器12には、隣り合う柱部12b間で、環状部12aの外周縁から軸方向に突出し、ころ11の角R部11aが当接可能な突出部12eが形成されている(図7、9参照)。
本発明の針状ころ軸受10においては、ころ11のピニオンシャフト4eに対する傾きをβとすると、β>3°、好ましくは3.3°<β<3.5°に設定されている。
ここで本実施の形態に係るラジアル針状ころ軸受のうち第1実施形態に係るラジアル針状ころ軸受を図5〜7を参照して説明する。この第1実施形態では、ころ11が倒れこんだ時にころ11の角R部11aが保持器12の突出部12eより内側の隅部へもぐりこまないようにころと保持器12の形状を設定している。
図5は、第1実施形態のラジアル針状ころ軸受においてころが傾いた状態を示す断面図である。
ころ11がピニオンシャフト4eに対し径方向にβ°傾いたとき、図6に示すようにころ11は隣接する柱部12bの内径側部12cと外径側部12dの4点の当接点(P,P’,Q,Q’)で接触する。このとき、ころ11の半径をr、内径側接点(P,P’)間距離及び外径側接点(Q,Q’)間距離をbとすると、内径側接点(P,P’)ところ11の中心線Oまでの距離hpは、以下の式で表される。
hp=(r−(b/2)1/2 (1)
また、図7に示すように、ころ11は角R部11aにおいて、環状部12aの外周縁から突出する突出部12eの内径側角部Rと当接する。このとき、内径側接点Pと内径側角部Rとの距離であって保持器12の径に平行な方向の距離をPRyと、ころ11の外周面から延長した延長線と突出部12eとの交点Sと内径側接点Pとの径方向距離PSyとの関係は、以下の式で表される。
PSy>PRy (2)
PSyは、ころ11のピニオンシャフト4eに対する傾きをβ°を用いて表わすと、図7に示すように、以下の式で表される。
PSy=r/cosβ+(hp/sinβ−PRx)・tanβ (3)
なお、PRxは内径側接点Pと内径側角部Rとの距離であって保持器12の軸に平行な方向の距離である。
また、t1=hp/sinβ−PRxを用いて(3)を書き換えると、(3)は以下の式で表される。
PSy=r/cosβ+t1・tanβ (4)
(2)及び(4)より、第1実施形態のラジアル針状ころ軸受は以下の関係式(5)を満たす。
r/cosβ+t1・tanβ>PRy (5)
第1実施形態に係るラジアル針状ころ軸受によれば、保持器12ところ11の位置関係が(5)式を満足するため、保持器12の環状部12aと突出部12eで形成される隅部12fへころ11がもぐりこまず、ピニオンシャフト4eを容易に挿入することができる。
次に本実施の形態に係るラジアル針状ころ軸受のうち第2実施形態に係るラジアル針状ころ軸受を図8,9を参照して説明する。この第2実施形態では、ころ11が倒れこんだ時にころ11の角R部11aが保持器12の突出部12eより内側の隅部へもぐりこんでもころ11がポケット13内に戻るようにころ11と保持器12の形状を設定している。
図8は、第2実施形態のラジアル針状ころ軸受においてころが傾いた状態を示す断面図である。なお、本発明の第1実施形態のラジアル針状ころ軸受と同一部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
ころ11がピニオンシャフト4eに対し径方向にβ°傾いたとき、図6に示すようにころ11は隣接する柱部12bの内径側部12cと外径側部12dの4点の当接点(P,P’,Q,Q’)で接触する。
また、ころ11は、図9に示すように、角R部11aにおいて、環状部12aの外周縁から突出する突出部12eの内径側角部Rと当接するとともに、環状部12aの側壁部Mと当接する。このとき、角R部11aの半径をc、環状部12aの側壁部Mから角R部11aの境界部Nとの軸方向距離をMNx、突出部12eの軸方向幅MRxとすると、MNxは以下の関係式を満足する。
MNx>MRx (6)
また、MNxは、図9に示すように(7)式で表される。
MNx=c(1−sinβ) (7)
(6)及び(7)式より、第2実施形態のラジアル針状ころ軸受は以下の関係式(8)を満たす。
c(1−sinβ)>MRx (8)
第2実施形態に係るラジアル針状ころ軸受によれば、第1実施形態におけるラジアル針状ころ軸受よりころの動き量が大きく、保持器12ところ11の位置関係が第1実施形態における(5)式を満足しない場合であっても(8)式を満足するため、環状部12aと突出部12eで形成される隅部12fへころ11がもぐりこんだ場合でも、ピニオンシャフト4eを挿入する際に、ころ11がポケット13に容易に戻ることができる。
また、図10に示すように、ころ11がピニオンシャフト4eの挿入に干渉するように倒れた場合であっても、所定の条件を満たす場合、ピニオンシャフト4eの端面のC面取り部21ところ11の角R部11aが当接するため、より容易にピニオンシャフト4eがころ11を外径側に押し出しポケット13内に戻すことができる。遊星歯車4cに針状ころ軸受10を装着した状態でピニオンシャフト4eを装着したとき、ピニオンシャフト4eがころ11をポケット13内に戻すピニオンシャフト4eのC面取り部21の条件について、図11及び図12を参照して以下に説明する。
遊星歯車4cに針状ころ軸受10を装着した状態のピニオンシャフト4eに対するころ11の傾きをγとすると、ころ11の角R部11aは遊星歯車4cの内周面と当接点Aで当接するとともに対角線上に位置する角R部11aはピニオンシャフト4eのC面取り部21と当接点Bで当接する。そして、当接点A、Bの径方向距離をABy、当接点AからC面取り内径点Dまでの径方向距離をADyとすると、ABy<ADyを満たすとき、ころ11がピニオンシャフト4eの挿入に干渉するように倒れた場合でも容易にころ11をポケット13内に押し戻すことができる。
ここで、計算のため、図11及び図12に示すように、A、Bの他にE、F、G、H、I、J、K、L、O、T、Sを定める。また、以下において、二点、例えば、E、F間のx方向距離をEFx、y方向距離をEFy、二点AE間のころの中心軸に沿った距離をLaeと表わす。
三角形EFIからEFyは式(9)で表わされる。
EFy=2r/cosγ (9)
同様に、三角形OBLと三角形BFJ、LJ間の距離からBFyは式(10)で表わされる。
BFy={c−cosγ(φ+γ)}cosγ (10)
同様に、三角形EKBと三角形BLO、BLTからLegは式(11)で表わされる。
Leg=(EFy−BFy)sinγ+{c−csin(φ+γ)} (11)
また、Laeはころ長さLを用いて式(11)で表わされる。
Lae=L−Leg−(c−csinγ) (12)
式(9)〜(11)を用いて式(12)を書き換えると式(13)で表わされる。
Lae=L−{2r−c+ccos(φ+γ)}tanγ−c+csin(φ+γ))−c+csinγ (13)
また、三角形AHSからAHyは式(14)で表わされる。
AHy={Lae+(c−ccosγ)tanγ}sinγ (14)
また、SF間の距離からAByは式(15)で表わされる。
ABy=(EFy−BFy)+[AHy−{(c−ccosγ)/cosγ}] (15)
と表わすことができる。
ここで、式(9)、(10)、(13)、(14)を用いて式(15)を書き換えると式(15)は、以下の式(16)に書き換えられる。
ABy= {(2r−2c+ccos(φ+γ)}/cosγ+{Lr−2c+2(c−r)tanγ}sinγ+c (16)
従って、ADyが下記式(17)を満たす限り、ころ11がピニオンシャフト4eの挿入に干渉するように倒れた場合でも容易にころ11をポケット13内に押し戻すことができる。
ADy>{(2r−2c+ccos(φ+γ)}/cosγ+{Lr−2c+2(c−r)tanγ}sinγ+c (17)
これにより、ピニオンシャフト4eが挿設されたラジアル針状ころ軸受10を含む軸受ユニットの組立性を向上させることができる。
次に、本発明に係る軸受ユニットの実施例について説明する。
本発明に係るラジアル針状ころ軸受とピニオンシャフトの組立性について以下の条件で実験を行なった。
〈仕様〉
ピニオンギヤ内径:φ22
ピニオンシャフト径:φ14
ピニオンギヤ幅:20mm
また、表1に示すように、各パラメータを設定し、あわせて結果を表1に示す。
Figure 0005493164
実施例1によれば、保持器ところの位置関係が(5)式を満たすため、ころの角R部が突出部と干渉し、もぐりこみが発生しない。一方、実施例2によれば、保持器ところの位置関係が(5)式を満たさないため、もぐりこみが発生するが、(8)式を満たすため、もぐりこみが発生してもころがポケット内に復元することが可能である。なお、比較例1においては、保持器ところの位置関係が(5)、(8)式を満たさないため、突出部はころの角R部よりもころの中心側の直線部と当接し、もぐりこみが発生し、さらにころの角R部が突出部の軸方向長さより小さいため、復元することができない。
以上の結果から、保持器ところの位置関係が(5)式又は(8)式を満たすことにより、組立性を向上させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。なお、上記実施形態において、ラジアル針状ころ軸受10は、並列に配置された2組のケージアンドローラからなっているが、これに限らず1組又は3組以上のケージアンドローラから構成されていてもよい。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1 自動変速機
4〜6 遊星歯車機構
10 ラジアル針状ころ軸受
11 ころ(針状ころ)
11a 角R部
12 保持器
12a 環状部
12b 柱部
12c 内径側部
12d 外径側部
12e 突出部
12f 隅部
12g 傾斜部
13 ポケット

Claims (2)

  1. 軸方向に互いに離れて配置される一対の環状部と、前記環状部間を連結して円周方向に所定の間隔で配置され、両端の外径側部と、前記外径側部から内径側へ斜めに続く傾斜部と、中央に位置し前記外径側部より縮径した内径側部と、を備える複数の柱部と、を有する保持器と、
    前記一対の環状部及び互いに隣り合う前記柱部によって形成されるポケットにそれぞれ配置される複数の針状ころと、
    を備えるラジアル針状ころ軸受において、
    前記保持器には、前記隣り合う柱部間で、前記環状部の外周縁から軸方向に突出し、前記針状ころの角R部が当接可能な突出部が設けられ、
    前記針状ころが径方向にβ°傾いたとき、前記針状ころと当接する前記内径側部の当接点Pと、前記針状ころの前記角R部と当接する前記突出部の角部Rとの距離であって、前記保持器の軸に平行な方向の距離をPRx、前記保持器の径に平行な方向の距離をPRyとし、前記針状ころの中心線と前記当接点との距離をhp、前記針状ころの半径をr、とすると、
    PRy<r/cosβ+(hp/sinβ−PRx)・tanβ
    の関係式を満たすことを特徴とするラジアル針状ころ軸受。
  2. 請求項1に記載のラジアル針状ころ軸受と、
    前記ラジアル針状ころ軸受に挿設された支持軸と、を備えた軸受ユニットにおいて、
    前記支持軸の挿入方向先端側端面は、面取り部が形成され
    前記面取り部のテーパ長は、前記針状ころの角R部の半径より長いことを特徴とする軸受ユニット
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