JP5489920B2 - 基板取付方法 - Google Patents
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Description
前記ベース部材は、一対のベース側位置決め部を有し、前記パワーモジュールは一対のモジュール側位置決め部を有し、前記端子列は、一方のモジュール側位置決め部と他方のモジュール側位置決め部とを結ぶモジュール側基準軸に対して平行に配置され、
前記パワーモジュールの回転の中心位置を、一方のベース側位置決め部と他方のベース側位置決め部とを結ぶベース側基準軸と、前記モジュール側基準軸との交点とし、
前記パワーモジュールを、前記ベース部材に固定ネジにより固定するパワーモジュール固定工程と、
前記パワーモジュール固定工程で固定した前記パワーモジュールに取り付ける前記基板の取付位置を、正規の位置に対する前記端子列の中央位置の移動方向に沿って補正する基板取付位置補正工程と、
前記端子用孔に前記各端子を挿入すると共に、前記パワーモジュールに前記基板を取り付ける基板取付工程と、を備え、
前記パワーモジュール固定工程では、前記一対のベース側位置決め部と前記一対のモジュール側位置決め部をそれぞれ位置合わせして、前記パワーモジュールを固定し、
前記基板取付位置補正工程では、前記ベース側基準軸に対する、前記モジュール側基準軸の回転量を求めるパワーモジュール回転量算出手順と、
前記ベース側基準軸と前記モジュール側基準軸の交点を中心とし、前記モジュール側基準軸と前記端子列との距離を半径とする端子移動円を設定する端子移動軌跡設定手順と、
前記端子移動円と端子基準列との接点に対する、前記端子移動円と前記端子列との接点のずれ量を、前記モジュール側基準軸の傾き量に基づいて算出する端子ずれ量算出手順と、
前記端子ずれ量算出手順により求めた前記端子移動円と前記端子列との接点のずれ量に基づいて、前記基板の補正量を設定する補正量設定手順と、
を備えたことを特徴としている。
この結果、固定ネジの回転トルクによってパワーモジュールが回転し、端子位置が、パワーモジュールが回転しないで固定されたときの正規の位置に対してずれたときに、端子の位置をこの正規の位置に矯正する治具を使用しなくても、基板の取付位置を補正することで端子用孔に端子を挿入可能になる。そのため、全ての端子に負担をかけることなくそれぞれの端子を、一つの基板に形成した複数の端子用孔のそれぞれに挿入することができる。
図1は、実施例1における基板取付方法で組み立てられた電子部品を示し、(a)は全体斜視図であり、(b)は分解斜視図である。図2は、冷却器のパワーモジュール固定面を示す平面図である。図3は、パワーモジュールを示し、(a)は基板取付面を示す平面図であり、(b)は図3(a)におけるA方向からの側面図であり、(c)は図3(a)におけるB方向からの側面図であり、(d)は図3(a)におけるC部を拡大した斜視図である。図4は、基板を示し、(a)は平面図であり、(b)は図4(a)におけるD部の拡大図である。
図5は、実施例1における基板取付方法を示す説明図であり、(a)はパワーモジュール固定工程を示し、(b)は基板取付位置補正工程を示し、(c)は基板取付工程を示す。
このとき、まず冷却器2のピン嵌合孔6に第1,第2位置決めピン7a,7bをそれぞれ嵌合し、パワーモジュール3xの固定位置を決める。次に、PM用ネジN1をパワーモジュール3xのネジ貫通孔9に挿入し、冷却器2のネジ孔5に螺合する。これを3個のパワーモジュール3xごとに行う。これにより、PM用ネジN1,…により、冷却器2にパワーモジュール群3が固定される。
ここで、図8(a),(b)に示すように、ピン嵌合孔6と第1,第2位置決めピン7a,7bとの間には、それぞれ僅かなクリアランスK1,K2が生じている。このため、各パワーモジュール3x,…をPM用ネジN1,…によって冷却器2に固定すると、PM用ネジN1の回転トルクによって、第1,第2位置決めピン7a,7bは、図8(a),(b)に示すように、それぞれピン嵌合孔6の内周面に当接するまで移動する。このため、各パワーモジュール3xはPM用ネジN1の締め方向に回転してしまう。
ここで、取付基準位置Tは、冷却器2が有する3箇所のモジュール固定領域2b,…の中心座標位置であり、各パワーモジュール3xが回転しないで固定されたときの基板4の固定基準となる位置である。また、取付中心位置Oは、基板4の中心座標位置である。
また、取付中心位置Oの移動量である補正量は、後述する補正量演算処理により予め求める。
図6は、基板取付位置補正工程にて行う補正量演算処理を実行する補正量演算手段を示すブロック図である。
そして、この最大回転量αが、ベース側基準軸BJに対するモジュール側基準軸MJの回転量(回転角度)αとなる。なお、このステップS4が、ベース側基準軸BJに対するモジュール側基準軸MJの回転量を求めるパワーモジュール回転算出手順に相当する。
水平方向距離X=r−cosα ・・・(1)
水力方向距離Y=sinα ・・・(2)
なお、このステップS9が、端子移動円Rと端子基準列11cとの接点P2に対する、端子移動円Rと端子列11との接点P1のずれ量を、モジュール側基準軸MJの回転量αに基づいて算出する端子ずれ量算出手順に相当する。
なお、このステップS10が、端子移動円Rと端子列11との接点P1のずれ量に基づいて、基板4の補正量を設定する補正量設定手順に相当する。
まず、「比較例の基板取付方法の課題」を説明し、次に実施例1の基板取付方法における「端子干渉防止作用」について説明する。
図11は、比較例における基板取付位置と端子との位置関係を示す説明図である。
このとき、まず、パワーモジュール群3の中心座標O´を求める。ここで、パワーモジュール3xが回転することは考慮していない。すなわち、各パワーモジュール3xが、位置決めピンがピン嵌合孔の中央に位置した状態で固定された場合のパワーモジュール群3の中心座標を求める。
次に、基板4の中心座標Oを求める。このとき、仮想の端子が各端子用孔の中心になるように、基板4の中心座標を求める。
そして、パワーモジュール群3の中心座標と基板4の中心座標を位置合わせして、基板4を取り付ける。
(a)端子列の移動方向について
ベース部材である冷却器2にパワーモジュール3x,…をネジ止めすると、PM用ネジN1の回転トルクによってパワーモジュール3xは、回転基準Pを中心に回転する。このとき、図9に示すように、端子列11の最上部(第1位置決めピン7a側の端部)に位置する端子10Aと、端子列11の最下部(第2位置決めピン7b側の端部)に位置する端子10Bが、最も移動量が多くなる。そして、最上部に位置する端子10Aは、正規の位置(パワーモジュール3xが回転せず冷却器2に取り付けられたときの位置、以下同様)よりも右下方向に移動し、最下部に位置する端子10Bは、正規の位置よりも左下方向に移動する。さらに、端子列11の中央位置は、端子移動円Rに沿ってネジ締め方向に移動する。このため、パワーモジュール3xが回転しないで固定されたときの端子位置である正規の位置に対して、左下方向に移動する。
実施例1の基板取付方法では、正規の位置に対する上記端子列11の中央位置の移動方向に沿って基板4の取付位置を、取付基準位置Tから補正する。これにより、基板4は取付基準位置Tから端子列11の中央位置の移動方向に沿って平行にずれることとなる。これにより、全ての端子用孔4aの移動量は一定になる。
実施例1の基板取付方法にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
これにより、パワーモジュール3x取付後の端子10の位置が正規の位置に対してずれた場合に、端子10に負担をかけることなく基板4の端子用孔4aに挿入することができる。
これにより、簡易な演算で補正量を求めることができると共に、端子列11の回転量の平均を補正量に設定することになり、複数の端子10の全てに対応して端子用孔4aの位置を補正することができる。
これにより、基板4の補正量を正確に短時間で求めることができる。
この場合では、端子列11の中央位置は、回転基準Pに対して左上方向に移動するため、基板4の取付位置を正規の位置に対して左上方向に補正する。
2 冷却器(ベース部材)
2a パワーモジュール固定面
2b モジュール固定領域
3 パワーモジュール群
3x パワーモジュール
3a 底面
3b 基板取付面
4 基板
4a 端子用孔
5 ネジ孔
6 ピン嵌合孔(ベース側位置決め部)
7a 第1位置決めピン(モジュール側位置決め部)
7b 第2位置決めピン(モジュール側位置決め部)
8 ボス
9 ネジ貫通孔
10 端子
11 端子列
11c 端子基準列
N1 PM用ネジ(固定ネジ)
N2 基板用ネジ
BJ ベース側基準軸
MJ モジュール側基準軸
P 回転基準
R 端子移動円
Claims (1)
- 複数の端子からなる端子列が配置されたパワーモジュールを、ベース部材にネジ止めし、このパワーモジュールの各端子を、一つの基板に形成した複数の端子用孔のそれぞれに挿入して前記基板を前記パワーモジュールに取り付ける基板取付方法において、
前記ベース部材は、一対のベース側位置決め部を有し、前記パワーモジュールは一対のモジュール側位置決め部を有し、前記端子列は、一方のモジュール側位置決め部と他方のモジュール側位置決め部とを結ぶモジュール側基準軸に対して平行に配置され、
前記パワーモジュールの回転の中心位置を、一方のベース側位置決め部と他方のベース側位置決め部とを結ぶベース側基準軸と、前記モジュール側基準軸との交点とし、
前記パワーモジュールを、前記ベース部材に固定ネジにより固定するパワーモジュール固定工程と、
前記パワーモジュール固定工程で固定した前記パワーモジュールに取り付ける前記基板の取付位置を、正規の位置に対する前記端子列の中央位置の移動方向に沿って補正する基板取付位置補正工程と、
前記端子用孔に前記各端子を挿入すると共に、前記パワーモジュールに前記基板を取り付ける基板取付工程と、を備え、
前記パワーモジュール固定工程では、前記一対のベース側位置決め部と前記一対のモジュール側位置決め部をそれぞれ位置合わせして、前記パワーモジュールを固定し、
前記基板取付位置補正工程では、前記ベース側基準軸に対する、前記モジュール側基準軸の回転量を求めるパワーモジュール回転量算出手順と、
前記ベース側基準軸と前記モジュール側基準軸の交点を中心とし、前記モジュール側基準軸と前記端子列との距離を半径とする端子移動円を設定する端子移動軌跡設定手順と、
前記端子移動円と端子基準列との接点に対する、前記端子移動円と前記端子列との接点のずれ量を、前記モジュール側基準軸の傾き量に基づいて算出する端子ずれ量算出手順と、
前記端子ずれ量算出手順により求めた前記端子移動円と前記端子列との接点のずれ量に基づいて、前記基板の補正量を設定する補正量設定手順と、
を備えたことを特徴とする基板取付方法。
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