JP5489342B2 - 通信装置、通信方法、及び集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置、通信方法、及び集積回路に関する。
従来、複数の通信装置間で通信を行うための通信方法として、シリアル通信が知られている。シリアル通信では、伝送路上を一度に1ビットずつ、逐次的にデータが送受信される。シリアル通信には、伝送路間のクロックずれの問題が発生しない、ケーブル本数が少なくて済むので場所をとらずノイズ対策も容易である、伝送される信号が他の伝送路に漏れにくい、などの利点がある。
このようなシリアル通信を行う通信装置の一例として、シリアルバスコネクタを有し、当該シリアルバスコネクタに接続された所定の情報処理装置を、Bluetooth(登録商標)無線通信により、あらかじめペアリングされた1つの他の通信装置へ送信することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−100413号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、シリアル接続された情報処理装置からの情報を複数の通信装置へ転送しようとした場合、得られたシリアルデータからは転送先の通信装置を特定することができないため、複数の通信装置のうちの特定の通信装置のみへ送信することができなかった。
さらに、仮にシリアルデータに転送先の識別情報が含まれている場合であっても、シリアルデータには複数のデータフォーマットが存在するために、データ解析に長時間を要したり、データ解析処理が煩雑になったりしてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、シリアル通信機器から送信されたシリアルデータを、複数の通信装置へ転送することが可能な通信装置、通信方法、及び集積回路を提供することを目的とする。
本発明の通信装置は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、シリアル接続された第1通信装置からシリアルデータを受信する第1通信部と、前記第1通信部により受信されたシリアルデータを当該シリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成する変調部と、第2通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第1ユニキャスト送信と、第3通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第2ユニキャスト送信と、を行う第2通信部と、前記第2通信装置によるシリアル通信の可否及び前記第2通信装置にシリアル接続された電気機器によるシリアル通信の可否の少なくとも一方を判定する判定部と、を備える。
この通信装置によれば、シリアル通信機器から送信されたシリアルデータを、複数の通信装置へ転送することが可能である。また、第2通信装置及びそれにシリアル接続された電気機器がシリアル通信可能か否かを認識することができる。
また、本発明の通信装置は、前記第2通信部が、前記第1ユニキャスト送信の後に前記第2ユニキャスト送信を行う。
この通信装置によれば、第1ユニキャスト送信に対する応答を逐次受信するので、同時受信により応答の認識に失敗する可能性を低減でき、確実な通信を行うことができる。
また、本発明の通信装置は、前記第2通信部が、前記第1ユニキャスト送信に対する応答を受信した後に、前記第2ユニキャスト送信を行う。
この通信装置によれば、第1ユニキャスト送信に対する応答を同時受信することがなく、同時受信による認識の失敗をすることがないので、確実な通信を行うことができる。
また、本発明の通信装置は、前記第2通信部が、前記第2通信装置から、前記第2通信装置によるシリアル通信の可否を示す第1シリアル通信可否情報を受信し、前記判定部が、前記第1シリアル通信可否情報に基づいて、前記第2通信装置によるシリアル通信の可否を判定する。
この通信装置によれば、第2通信装置から第2通信装置によるシリアル通信可否を示す情報の通知を受けることで、第2通信装置がシリアル通信可能か否かを認識することができる。
また、本発明の通信装置は、前記第2通信部が、前記第2通信装置から、前記電気機器によるシリアル通信の可否を示す第2シリアル通信可否情報を受信し、前記判定部が、前記第2シリアル通信可否情報に基づいて、前記電気機器によるシリアル通信の可否を判定する。
この通信装置によれば、第2通信装置から電気機器によるシリアル通信可否を示す情報の通知を受けることで、電気機器がシリアル通信可能か否かを認識することができる。
また、本発明の通信装置は、前記第2通信部が、前記電気機器の情報を要求するための情報要求を送信し、前記判定部が、前記第2通信部により前記情報要求に対する応答を所定時間内に受信しなかった場合、前記第2通信装置が不在であると判定する。
この通信装置によれば、タイムアウトした場合には第2通信装置が不在であると判定するので、第2通信装置がシリアル通信不可であることを認識できる。
また、本発明の通信装置は、前記第2通信部が、前記電気機器の情報を要求するための情報要求を送信し、当該情報要求に対する応答を受信しなかった場合には当該情報要求を再送し、前記判定部が、前記第2通信部により再送された情報要求の再送回数が所定回数以上である場合、前記第2通信装置が不在であると判定する。
この通信装置によれば、情報要求の再送回数が規定回数以上である場合には、第2通信装置が不在であると判定するので、第2通信装置がシリアル通信不可であることを認識できる。
また、本発明の通信装置は、前記第2通信部が、前記判定部により、前記第2通信装置及び前記電気機器の少なくとも一方がシリアル通信不可であると判定された場合、又は前記第2通信装置が不在であると判定された場合、前記第1ユニキャスト送信を停止する。
この通信装置によれば、情報要求を送信してもこれに対する応答を受信することができない場合には、情報要求を停止することで、ネットワーク負荷を軽減することができる。
また、本発明の通信装置は、前記第2通信部が、電力線を介して通信を行う。
この通信装置によれば、電力線を介した通信を行う電力線通信装置であっても、シリアル通信機器から送信されたシリアルデータを、複数の通信装置へ転送することが可能である。
また、本発明の通信装置は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、当該通信装置にシリアル接続された電気機器から、前記電気機器のシリアル通信の可否を示すシリアル通信可否情報をシリアルデータで受信する第1通信部と、前記第1通信部により受信された前記シリアル通信可否情報をシリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成する変調部と、前記他の通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信するユニキャスト送信を行う第2通信部と、を備える。
この通信装置によれば、自装置がシリアル通信が可能であるか否かを通知することができる。
また、本発明の通信装置は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、当該通信装置のシリアル通信の可否を示すシリアル通信可否情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記シリアル通信可否情報をシリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成する変調部と、前記他の通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信するユニキャスト送信を行う通信部と、を備える。
この通信装置によれば、自装置がシリアル通信が可能であるか否かを通知することができる。
また、本発明の通信装置は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、当該通信装置にシリアル接続された電気機器から、前記電気機器のシリアル通信の可否を示すシリアル通信可否情報をシリアルデータで受信する第1通信部と、前記第1通信部により受信された前記シリアル通信可否情報をシリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成する変調部と、前記他の通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信するユニキャスト送信を行う第2通信部と、を備える。
この通信装置によれば、電気機器がシリアル通信可能であるか否かを通知することができる。また、シリアル接続された電気機器から送信されたシリアルデータを、特定の通信装置へ送信することができる。
また、本発明の通信装置は、前記通信部又は第2通信部は、電力線を介して通信を行う。
この通信装置によれば、電力線を介した通信を行う電力線通信装置であっても、自装置又は自装置に接続された電気機器がシリアル通信可能であるか否かを通知することができる。
また、本発明の集積回路は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置に用いられる集積回路であって、シリアル接続された第1通信装置からシリアルデータを受信する第1通信部と、前記第1通信部により受信されたシリアルデータを当該シリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成する変調部と、第2通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第1ユニキャスト送信と、3通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第2ユニキャスト送信と、を行う第2通信部と、前記第2通信装置によるシリアル通信の可否及び前記第2通信装置にシリアル接続された電気機器によるシリアル通信の可否の少なくとも一方を判定する判定部と、を備える。
この集積回路によれば、シリアル通信機器から送信されたシリアルデータを、複数の通信装置へ転送することが可能である。また、第2通信装置及びそれにシリアル接続された電気機器がシリアル通信可能か否かを認識することができる。
また、本発明の通信方法は、他の通信装置との間で通信を行う通信装置における通信方法であって、シリアル接続された第1通信装置からシリアルデータを受信するステップと、受信されたシリアルデータを当該シリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成するステップと、第2通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第1ユニキャスト送信を行うステップと、第3通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第2ユニキャスト送信を行うステップと、前記第2通信装置によるシリアル通信の可否及び前記第2通信装置にシリアル接続された電気機器によるシリアル通信の可否の少なくとも一方を判定するステップと、を有する。
この通信方法によれば、シリアル通信機器から送信されたシリアルデータを、複数の通信装置へ転送することが可能である。また、第2通信装置及びそれにシリアル接続された電気機器がシリアル通信可能か否かを認識することができる。
本発明によれば、シリアル通信機器から送信されたシリアルデータを、複数の通信装置へ転送することが可能である。
本発明の実施形態におけるPLCモデムのハードウェアの一例を示した図 本発明の実施形態における通信システムのシステム構成の一例を示す概念図 本発明の実施形態における通信システムに含まれる各部の一例を示す機能ブロック図 (A)本発明の実施形態におけるシリアル接続の結線の一例を示す図、(B)本発明の実施形態におけるシリアル接続された通信機器間のシリアル通信の一例を示すタイムチャート 本発明の実施形態における親機に子機を登録するときのシリアル通信可否情報の通知シーケンスの一例を示す図 本発明の実施形態におけるRTS、CTSを利用したシリアル通信可否情報の通知シーケンスの一例を示す図 本発明の実施形態における通信システムの第1通信例を示すシーケンス図 本発明の実施形態における通信システムの第2通信例を示すシーケンス図 本発明の実施形態における通信システムの第3通信例を示すシーケンス図 本発明の実施形態における通信システムの第4通信例を示すシーケンス図 本発明の実施形態における通信システムの第5通信例を示す概念図 本発明の実施形態における通信システムの第5通信例を示すシーケンス図 本発明の実施形態における通信システムの第6通信例を示すシーケンス図
以下、本発明の実施形態の通信装置について、図面を用いて説明する。
本実施形態の通信装置は、例えば電力線を介して通信を行う通信装置である。ここでは、通信装置の一例としてPLCモデムを用いて説明を行うが、他の通信装置であってもよい。例えば、有線LANや同軸ケーブル等の有線を介して通信を行う通信装置、無線LANやBluetooth(登録商標)等の無線を介して通信を行う通信装置、も考えられる。
図1に、PLCモデム100のハードウェア構成の一例を示す。PLCモデム100は、回路モジュール200及びスイッチング電源300を有している。スイッチング電源300は、各種(例えば、+1.2V、+3.3V、+12V)の電圧を回路モジュール200に供給するものであり、例えば、スイッチングトランス、DC−DCコンバータ(いずれも図示せず)を含んで構成される。
回路モジュール200には、メインIC(Integrated Circuit)210、AFE・IC(Analog Front End・Integrated Circuit)220、イーサネット(登録商標)PHY・IC(Physical layer・Integrated Circuit)230、ROM(Read Only Memory)/RAM(Random Access Memory)240、ローパスフィルタ(LPF)251、ドライバIC252、バンドパスフィルタ(BPF)260、カプラ270、同期回路280、シリアルドライバ290が設けられている。スイッチング電源300及びカプラ270は、電源コネクタ102に接続され、さらに電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線700に接続される。なお、メインIC210は電力線通信を行う制御回路として機能する集積回路である。
また、回路モジュール200には、各種インタフェースとして、RJ45等のLAN(Local Area Network)用モジュラージャック103、RS−232C等のシリアルインタフェース(シリアルI/F)104が設けられている。モジュラージャック103には、図示しないLANケーブルが接続される。また、シリアルインタフェース104には、図示しないシリアルケーブルが接続される。
メインIC210は、CPU(Central Processing Unit)211、PLC・MAC(Power Line Communication・Media Access Control layer)ブロック212、PLC・PHY(Power Line Communication・Physical layer)ブロック213、及びUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)214で構成されている。
CPU211は、32ビットのRISC(Reduced Instruction Set Computer)プロセッサを実装している。PLC・MACブロック212は、送受信信号のMAC層(Media Access Control layer)を管理し、PLC・PHYブロック213は、送受信信号のPHY層(Physical layer)を管理する。UART214は、パラレル信号とシリアル信号との変換を行うものであり、シリアルドライバ290と組み合わせてインタフェースとして利用される。例えば、UART214は、CPU211等を接続するバスからのパラレル信号をシリアル信号に変換し、その逆の変換も行う。
AFE・IC220は、DA変換器(DAC;D/A Converter)221、AD変換器(ADC;A/D Converter)222、及び可変増幅器(VGA;Variable Gain Amplifier)223で構成されている。カプラ270は、コイルトランス271、及びカップリング用コンデンサ272a、272bで構成されている。
なお、CPU211は、ROM/RAM240に記憶されたデータを利用して、PLC・MACブロック212、及びPLC・PHYブロック213の動作を制御するとともに、PLCモデム100全体の制御も行う。
同期回路280は、互いに通信を行う複数のPLCモデム100が共通のタイミングで制御を実施するために必要な同期信号を生成する。例えば、同期回路280は、電力線700に供給される商用の交流電源波形AC、つまり50Hz又は60Hzの正弦波からなる交流波形のゼロクロス点を検出し、このタイミングを基準とする同期信号を生成する。同期信号の具体例としては、交流電源波形のゼロクロス点に同期した複数のパルスからなる矩形波が用いられる。
シリアルドライバ290は、シリアルインタフェース104を介した通信が可能となるよう信号レベルの調整等を行う。
PLCモデム100による通信は、概略次のように行われる。モジュラージャック103から入力されたデータは、イーサネットPHY・IC230を介してメインIC210に送られる。または、シリアルインタフェース104から入力されたデータは、シリアルドライバ290を介してメインIC210に送られる。メインIC210に送られたデータに対してデジタル信号処理を施すことによってデジタル送信信号が生成される。生成されたデジタル送信信号は、AFE・IC220のDA変換器(DAC)221によってアナログ信号に変換され、ローパスフィルタ251、ドライバIC252、カプラ270、電源コネクタ102、電源ケーブル600、電源プラグ400、コンセント500を介して電力線700に出力される。
電力線700から受信された信号は、カプラ270を経由してバンドパスフィルタ260に送られ、AFE・IC220の可変増幅器(VGA)223でゲイン調整がされた後、AD変換器(ADC)222でデジタル信号に変換される。そして、変換されたデジタル信号は、メインIC210に送られ、デジタル信号処理を施すことによって、デジタルデータに変換される。変換されたデジタルデータは、イーサネットPHY・IC230を介してモジュラージャック103から出力されるか、シリアルドライバ290を介してシリアルインタフェース104から出力される。
次に、メインIC210によって実現されるデジタル信号処理の一例について説明する。PLCモデム100は、複数のサブキャリアを用いて生成されるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号などのマルチキャリア信号を伝送用の信号として使用するものである。PLCモデム100は、送信対象のデータをOFDM信号などのマルチキャリア送信信号に変換して出力すると共に、OFDM信号などのマルチキャリア受信信号を処理して受信データに変換する。これらの変換のためのデジタル信号処理は、主としてPLC・PHYブロック213で行われる。
図1に示したPLCモデム100は、電力線700に接続され、他のPLCモデム100と共に通信システムを構成する。
次に、本実施形態の通信システムについて説明する。
ここでは、通信システムが、電力線を介して電力メータからの電力データを電力会社のサーバへ転送するAMR(Automatic Meater Reading)システムであることを想定するが、他の通信システムであってもよい。
図2は、本実施形態の通信システムのシステム構成の一例を示す概念図である。
図2に示す通信システムは、コンセントレータ(Concentrator:集線装置)810、親機として機能するPLCモデム100M、子機として機能するPLCモデム100S(100S1、100S2、・・・)、電力メータ820、及び必要に応じてPC830を有して構成される。
コンセントレータ810は、シリアルデータを用いた通信を行う通信装置の一例であり、例えば屋外の電柱等に取り付けられ、住宅1軒につき1台程度設置される各PLCモデム100Mに接続される。また、コンセントレータ810は、電力メータ820の情報を要求するために各種データをPLCモデム100Mへ送信したり、電力メータ820の情報を含む各種データをPLCモデム100Mから受信したりする。また、コンセントレータ810は、電力メータ820の情報を含む各種データを図示しない電力会社のサーバへ送信する。コンセントレータ810は、例えば15軒分の電力データを収集することができる。
親機として機能するPLCモデム100Mは、例えば屋外の電柱等に取り付けられ、子機として機能するPLCモデム100Sの管理を行う。また、PLCモデム100Mは、電力メータ820の情報を要求するために各種データをPLCモデム100Sへ送信したり、電力メータ820の情報を含む各種データをPLCモデム100Sから受信したりする。さらに、PLCモデム100Mは、管理対象となるPLCモデム100Sの登録処理を行う。登録された情報は、PLCモデム100MのROM/RAM240に記憶される。
子機として機能するPLCモデム100Sは、例えば屋内に配置され、親機として機能するPLCモデム100Mによって管理される。1台のPLCモデム100Mにつき、複数のPLCモデム100S(100S1、100S2、・・・)を接続することが可能である。また、PLCモデム100Sは、電力メータ820の情報を要求するために各種データを電力メータ820へ送信したり、電力メータ820の情報を含む各種データを電力メータ820から受信したりする。
電力メータ820は、シリアルデータの通信を行う電気機器の一例であり、住宅等に設置されている。また、電力メータ820は、1台のPLCモデム100S(ここではPLCモデム100S1)とシリアル接続され、1対1でシリアル通信を行う。電力メータ820は、電力メータ820の情報を含む各種データをPLCモデム100S1へ送信したり、電力メータ820の情報を要求するための各種データをPLCモデム100S1から受信したりする。なお、電力メータ820の情報としては、電力検針結果を示す電力データ等が含まれる。
PC830は、電力線700を介して電力メータ820の情報をPLCモデム100S(ここではPLCモデム100S2)から受信し、表示画面に表示する。
次に、本実施形態の通信システムに含まれる各部の機能ブロックについて説明する。
図3は、本実施形態の通信システムに含まれる各部の一例を示す機能ブロック図である。ここでは、コンセントレータ810、PLCモデム100、電力メータ820の機能ブロックについて説明する。なお、PLCモデム100M、100Sの機能は同様であるので、ここではPLCモデム100として説明する。
コンセントレータ810は、制御部811、シリアルインタフェース(シリアルI/F)812、イーサネットインタフェース(Ether・I/F)813、無線インタフェース(無線I/F)814、イーサネットインタフェース(Ether・I/F)815、及びバッファ816を有して構成される。
制御部811は、各種制御を行う。シリアルインタフェース812は、シリアルケーブルを介してPLCモデム100M等の外部装置にシリアル接続される。イーサネットインタフェース813は、LANケーブルを介してPLCモデム100M等の外部装置に接続される。無線インタフェース814は、無線LAN等を介して電力会社のサーバ等の外部装置に無線接続される。イーサネットインタフェース815は、LANケーブルを介して電力会社のサーバ等の外部装置に接続される。バッファ816は、RAM、ROM等により構成され、各種情報を記憶する。また、バッファ816は、後述する第1シリアル通信可否情報、後述する第2シリアル通信可否情報を記憶することができる。
PLCモデム100は、制御部11、PLCインタフェース(PLC I/F)12、シリアルインタフェース(シリアルI/F)13、イーサネットインタフェース(Ether・I/F)14、及びバッファ15を有して構成される。
制御部11は、各種制御、変調、判定等を行う。PLCインタフェース12は、電力線700を介して他のPLCモデム100に接続される。シリアルインタフェース13は、シリアルケーブルを介してコンセントレータ810、電力メータ820等の外部装置にシリアル接続される。イーサネットインタフェース14は、LANケーブルを介してコンセントレータ810等の外部装置に接続される。バッファ15は、RAM、ROM等により構成され、各種情報を記憶する。また、バッファ15は、後述する第1シリアル通信可否情報、後述する第2シリアル通信可否情報を記憶することができる。
なお、図1に示すように、メインIC210が、制御部11として機能する。また、AFE・IC220、LPF251、ドライバIC252、BPF260、及びカプラ270が、PLCインタフェース12として機能する。また、シリアルインタフェース104、シリアルドライバ290、及びUART214が、シリアルインタフェース13として機能する。また、モジュラージャック103及びイーサネットPHY・IC230が、イーサネットインタフェース14として機能する。また、ROM/RAM240が、バッファ15として機能する。
さらに、シリアルインタフェース13は、コンセントレータ810等の第1通信装置との間でシリアルデータを通信する第1通信部としての機能を有する。また、制御部11は、シリアルデータをシリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成したり、その逆を行ったりする変調部としての機能を有する。また、PLCインタフェース12は、PLCモデム100S1等の第2通信装置を送信先に指定して送信データを送信する第1ユニキャスト送信と、PLCモデム100S2等の第3通信装置を送信先に指定して送信データを送信する第2ユニキャスト送信と、を行う第2通信部としての機能を有する。
なお、電力線通信で使用されるPLCフレームやイーサネット通信で使用されるイーサフレームは、送信先の識別情報(Destination ID)を指定するための領域を有している。
電力メータ820は、電力量測定部821、シリアルインタフェース(シリアルI/F)822、及びバッファ823を有して構成される。
電力量測定部821は、測定対象の図示しない家電機器等の電気機器について消費電力量を測定し、測定された結果を含む電力データを生成する。シリアルインタフェース822は、シリアルケーブルを介してPLCモデム100等の外部装置にシリアル接続される。バッファ823は、RAM、ROM等により構成され、電力データ等の情報を記憶する。
次に、シリアル接続された通信機器間のデータ通信について説明する。
コンセントレータ810のシリアルインタフェース812、PLCモデム100のシリアルインタフェース13、及び電力メータ820のシリアルインタフェース822は、TXD(Transmit Data)、RXD(Receive Data)、RTS(Request To Send)、CTS(Clear To Send)等の各データを伝送するための構成を、物理的又は機能的に有している。TXDは、送信データである。RXDは、受信データである。RTSは、送信要求データである。CTSは、送信可能状態を通知するデータ(以下、送信可能状態通知データともいう)である。
コンセントレータ810及び電力メータ820では、シリアルインタフェース812及び822が、信号線と当該信号線に接続されたピンを物理的に有しており、各々の信号線で上記の各データが伝送される。また、PLCモデム100では、シリアルインタフェース13が、TXDとRXDの各データを伝送する信号線と当該信号線が接続されたピンを物理的に有しており、RTSとCTSの各データを伝送する信号線を機能的に有している。
図4(A)は、シリアル接続の結線の一例を示す図である。図4(A)に示す例では、複数の通信装置間で、TXDとRXDとが接続され、RTSとCTSとが接続される。このとき、TXDとRXD、RTSとCTSがクロス接続の結線となる。これにより、一方の送信データが他方の受信データとなり、一方の送信要求データが他方の送信可能状態通知データとなる。
図4(B)は、シリアル接続された通信機器間のシリアル通信の一例を示すタイムチャートである。ここでは、送信側のPLCモデム100Sと当該PLCモデム100Sにシリアル接続された受信側の電力メータ820とのシリアル通信を想定して説明する。
電力メータ820では、図4(B)に示すように、シリアルインタフェース822にPLCモデム100Sがシリアル接続されている限り、RTSがHighの状態が継続される。つまり、電力メータ820は、PLCモデム100Sがシリアル接続された状態では、送信要求データを常時送信し続けている。
一方、PLCモデム100Sでは、シリアルインタフェース13に電力メータ820がシリアル接続されている限り、CTSがHighの状態が継続される。つまり、PLCモデム100Sは、電力メータ820から常時送信される送信要求を常時受信し続けている。これにより、電力メータ820は送信可能状態であることを認識することができる。
PLCモデム100Sは、電力メータ820が送信可能状態である期間に、TXDをHighの状態にする。つまり、PLCモデム100Sは、電力メータ820に対して送信データを送信する。電力メータ820は、PLCモデム100Sから送信データが送信されている限り、RXDがHighの状態になる。つまり、電力メータ820は、PLCモデム100Sからの送信データを受信データとして受信する。
次に、PLCモデム100MがPLCモデム100S及び電力メータ820がシリアル通信可能か否かを判定する処理について説明する。
PLCモデム100Mは、制御部11により、PLCモデム100S及び電力メータ820の少なくとも一方がシリアル通信可能か否かを判定する。シリアル通信可能か否かは、シリアル通信可否情報に基づいて判定される。シリアル通信可否情報には、PLCモデム100Sがシリアル通信可能か否かを示す第1シリアル通信可否情報と、電力メータ820がシリアル通信可能か否かを示す第2シリアル通信可否情報と、がある。
図5は、PLCモデム100MにPLCモデム100Sを登録するときのシリアル通信可否情報の通知シーケンスの一例を示している。
PLCモデム100Sは、自装置のバッファ15に、PLCモデム100Sによるシリアル通信の可否を示す第1シリアル通信可否情報を記憶している。PLCモデム100Sによるシリアル通信の可否は、例えば、シリアル通信を許可又は禁止する設定情報等に基づいて定まるものである。
PLCモデム100Mに登録されることを希望するPLCモデム100Sは、バッファ15を参照し、記憶された第1シリアル通信可否情報を取得する(ステップS101)。
続いて、PLCモデム100MとPLCモデム100Sは、PLCモデム100MにPLCモデム100Sの情報を登録するために、所定の認証処理を行う。PLCモデム100Sは、認証処理において、PLCモデム100Mへ認証要求データを送信するとともに、取得された第1シリアル通信可否情報も送信する(ステップS102)。この第1シリアル通信可否情報は、認証要求データに使用されるPLCフレームのペイロードに格納される。
PLCモデム100Mは、認証処理において、PLCモデム100Sの登録を許可する場合には、第1シリアル通信可否情報に基づいて、バッファ15にPLCモデム100Sの状態(シリアル通信可能又はシリアル通信不可)を登録する(ステップS103)。PLCモデム100MにPLCモデム100Sの第1シリアル通信可否情報が登録されると、PLCモデム100Mは、PLCモデム100Sに対して、認証処理が完了したことを通知する認証完了通知データを送信する(ステップS104)。
このような図5に示したシリアル通信可否情報の通知によれば、PLCモデム100Sが自装置のシリアル通信の可否を示す第1シリアル通信可否情報を記憶しておき、登録時にPLCモデム100Mへ通知することで、PLCモデム100Mは、PLCモデム100Sがシリアル通信可能か否かを判定することができる。これにより、シリアル通信不可のPLCモデム100Sへ不要な情報要求データを送信することを抑制することができ、ネットワークリソースを効率よく利用することができる。
図6は、RTS、CTSを利用したシリアル通信可否情報の通知シーケンスの一例を示している。図6の処理は、定期的に実施される。
まず、電力メータ820は、RTSつまり送信要求データを当該装置に接続されたPLCモデム100Sに対して送信する(ステップS201)。続いて、PLCモデム100Sは、CTSつまり送信可能状態通知データを確認する(ステップS202)。CTSがHighの状態であれば、電力メータ820が送信可能状態であり、CTSがLowの状態であれば、電力メータ820が送信不可状態であることを示している。
続いて、PLCモデム100Sは、CTSの確認結果に基づいて、電力メータ820によるシリアル通信の可否を示す第2シリアル通信可否情報をPLCモデム100Mへ送信する(ステップS203)。第2シリアル通信可否情報は、当該送信に使用されるPLCフレームのペイロードに格納される。PLCモデム100Mは、PLCモデム100Sからの第2シリアル通信可否情報を受信すると、この第2シリアル通信可否状態に基づいて、バッファ15に電力メータ820の状態(送信可能状態又は送信不可状態)を登録する(ステップS204)。
このような図6に示したシリアル通信可否情報の通知によれば、PLCモデム100SがCTS等を確認することで電力メータ820の状態を検知し、電力メータ820によるシリアル通信の可否を示す第2シリアル通信可否情報をPLCモデム100Mへ通知することで、PLCモデム100Mは、電力メータ820がシリアル通信可能か否かを判定することができる。これにより、シリアル通信不可の電力メータ820にシリアル接続されたPLCモデム100Sへ不要な情報要求データを送信することを抑制することができ、ネットワークリソースを効率よく利用することができる。さらに、図6の処理を定期的に行うことで、電力メータ820の最新の状態を考慮したシリアル通信可否を判定することができる。
なお、図5の処理及び図6の処理を組み合わせて、シリアル通信可否の判定を行ってもよい。
次に、本実施形態の通信システムにおける通信の詳細について、以下の第1通信例〜第6通信例を説明する。
(第1通信例)
図7は、本実施形態における通信システムの第1通信例を示すシーケンス図である。図7に示す例では、コンセントレータ810が全ての電力メータ820へ所定のデータを送信することを想定している。所定のデータとは、例えば電力メータ820の情報を要求するためのデータである。
まず、コンセントレータ810は、シリアル通信により、PLCモデム100Mに対して所定のデータを送信する(ステップS301)。そして、PLCモデム100Mは、コンセントレータ810からの所定のデータを受信する。
PLCモデム100Mは、所定のデータの転送先としてブロードキャストが設定されている場合、又は特に転送先が設定されていない場合、各PLCモデム100Sへ電力線700を介して所定のデータをブロードキャスト送信する。つまり、PLCモデム100Mは、各PLCモデム100S(ここではPLCモデム100S1〜100S3)に対して、電力線700を介して所定のデータを送信する(ステップS302〜S304)。このとき、PLCモデム100Mは、シリアルデータとして受信した所定のデータを、PLCデータに変調し、PLCデータとして当該所定のデータを送信する。そして、PLCモデム100Sは、PLCモデム100Mからの所定のデータを受信する。
なお、本実施形態では、ブロードキャスト送信とは、PLCモデム100Mに登録されている全てのPLCモデム100Sに対して、同時ではなく所定の時間差を設けてユニキャスト送信することも含む。例えば、PLCモデム100S1を送信先に指定して所定のデータを送信し、PLCモデム100S2を送信先に指定して所定のデータを送信することも、本実施形態のブロードキャスト送信に含まれる。時間差を設けて送信した場合には、応答としてのACKを受信するタイミングにも時間差が発生するので、確実にACKを受信することができ、信頼性が向上する。
続いて、各PLCモデム100Sは、シリアル接続された各電力メータ820(ここでは電力メータ820a〜820c)に対して、シリアル通信により、所定のデータを送信する(ステップS305〜S307)。このとき、PLCモデム100Sは、PLCデータとして受信した所定のデータを、シリアルデータに変調し、シリアルデータとして当該所定のデータを送信する。
続いて、各PLCモデム100Sは、各電力メータ820へ所定のデータを送信すると、PLCモデム100Mに対してACKを送信する(ステップS308〜S310)。このACKには、第1シリアル通信可否情報及び第2シリアル通信可否情報の少なくとも一方が含まれる。PLCモデム100Sは、ACKを受信すると、ACKに含まれるシリアル通信可否情報に基づいて、所定のデータの送信が成功したか否かを判定する。
なお、図7では図示していないが、電力メータ820は、PLCモデム100Sからの所定のデータに対して応答が必要な場合には、PLCモデム100S、PLCモデム100Mを介して、コンセントレータ810へ応答データを送信する。応答データとしては、例えば電力データが考えられる。
また、PLCモデム100Mは、PLCモデム100S1を送信先に指定して所定のデータを送信した後に、PLCモデム100S2を送信先に指定して所定のデータを送信してもよい。また、このPLCモデム100S1への送信に対するPLCモデム100S1からのACKを受信した後に、PLCモデム100S2に対する送信を行ってもよい。これにより、ACKの受信タイミングを異ならせることができ、より確実な通信を行うことができる。
このような図7に示した通信によれば、PLCモデム100Mは、シリアル通信機器の1つであるコンセントレータ810から送信されたシリアルデータを、複数のPLCモデム100Sへ転送することが可能である。したがって、コンセントレータ810からのシリアルデータは、PLCモデム100M及びPLCモデム100Sを介して最終的に電力メータ820にシリアルデータで転送されるので、コンセントレータ810は途中の伝送路がシリアル経路であるか否かを特に意識することなく、複数の送信先へ所定のデータを送信することができる。
以降の通信例の説明では、必要に応じて行われる変調は第1通信例における変調と同様であるので、説明を省略する。
(第2通信例)
図8は、本実施形態における通信システムの第2通信例を示すシーケンス図である。図8に示す例では、コンセントレータ810が特定の電力メータ820aの情報を要求し、当該特定の電力メータ820aがコンセントレータ810へ電力データを送信することを想定している。また、PLCモデム100SからPLCモデム100Mへ送信されるACKの記載を省略している。
まず、コンセントレータ810は、シリアル通信により、PLCモデム100Mに対して情報要求データを送信する(ステップS401)。情報要求データは、例えば電力データを要求するためのデータである。この情報要求データには、電力メータ820a宛てのデータであることを示す情報(識別IDなど)が含まれている。
PLCモデム100Mは、コンセントレータ810からの情報要求データを受信すると、登録されたPLCモデム100S(ここではPLCモデム100S1〜100S3)に対して、情報要求データをブロードキャスト送信する(ステップS402〜S404)。
各PLCモデム100Sは、PLCモデム100Mからの情報要求データを受信すると、シリアル接続された各電力メータ820(ここでは電力メータ820a〜820c)に対して、シリアル通信により、情報要求データを送信する(ステップS405〜S407)。
各電力メータ820は、各PLCモデム100Sからの情報要求データを受信すると、各情報要求データの解析を行う。各情報要求データには、当該データが電力メータ820a宛てのデータであることを示す情報が含まれているので、電力メータ820aは、自装置宛ての情報要求データであると判断する。そして、電力メータ820aは、情報要求データに対する応答データを、PLCモデム100S1、PLCモデム100Mを介して、コンセントレータ810へ返送する(ステップS208〜S210)。応答データは、例えば電力データである。
一方、電力メータ820a以外の各電力メータ820(ここでは電力メータ820b、820c)は、自装置宛ての情報要求データではないと判断し、応答データの返送を行わない。
このような図8に示した通信によれば、PLCモデム100Mは、シリアル通信機器の1つであるコンセントレータ810から送信されたシリアルデータを、複数のPLCモデム100Sへ転送し、複数のPLCモデム100Sから電力データ等の必要な情報を得ることができる。したがって、コンセントレータ810からのシリアルデータは、PLCモデム100M及びPLCモデム100Sを介して最終的に電力メータ820にシリアルデータで転送されるので、コンセントレータ810は途中の伝送路がシリアル経路であるか否かを特に意識することなく、複数の装置の中の特定の送信先へ所定のデータを送信することができる。
(第3通信例)
次に、図9は、本実施形態における通信システムの第3通信例を示すシーケンス図である。図9に示す例では、コンセントレータ810が電力メータ820へ所定のデータを送信することを想定している。所定のデータとは、例えば電力メータ820の情報を要求するためのデータである。
まず、コンセントレータ810は、シリアル通信により、PLCモデム100Mに対して所定のデータを送信する(ステップS501)。
続いて、PLCモデム100Mは、コンセントレータ810からの所定のデータを受信すると、バッファ15を参照し、シリアル通信可否情報を参照する(ステップS502)。ここでのシリアル通信可否情報は、第1シリアル通信可否情報及び第2シリアル通信可否情報の少なくとも一方である。ここでは、第1シリアル通信可否情報が、PLCモデム100S1はシリアル通信不可であり、その他のPLCモデム100S(ここではPLCモデム100S2)はシリアル通信可能であることを示しているものとする。または、第2シリアル通信可否情報が、電力メータ820aは送信不可状態であり、その他の電力メータ820(ここでは電力メータ820b)は送信可能状態であることを示しているものとする。
PLCモデム100Mは、シリアル通信可否情報の確認結果に基づいて、登録されたPLCモデム100Sのうち、シリアル通信不可でない100S又は送信不可状態の電力メータ820にシリアル接続されていないPLCモデム100S(ここではPLCモデム100S2)を送信先に指定する。そして、PLCモデム100Mは、所定のデータをPLCモデム100S2へ送信する(ステップS503)。
PLCモデム100S2は、PLCモデム100Mからの所定のデータを受信すると、必要な変調を行って、シリアル接続された電力メータ820bへ所定のデータを送信する(ステップS504)。
一方、PLCモデム100Mは、コンセントレータ810からの所定のデータについて、シリアル通信不可であるPLCモデム100S1又は送信不可状態の電力メータ820にシリアル接続されたPLCモデム100S1へは転送を行わず、送信(ユニキャスト送信)を停止する。
このような図9に示した通信によれば、例えば図5、図6の処理により登録されたシリアル通信可否情報に基づいて、シリアル通信不可のPLCモデム100S及び送信不可状態の電力メータ820にシリアル接続されたPLCモデム100Sへの所定のデータの送信を中止することで、不要なデータがネットワーク上を伝送されることを抑制することができる。
(第4通信例)
図10は、本実施形態における通信システムの第4通信例を示すシーケンス図である。図10に示す例では、コンセントレータ810が電力メータ820の情報を要求し、電力メータ820がコンセントレータ810へ電力データを送信すること又はPLCモデム100Sがエラー応答データを送信することを想定している。図10の処理は、RTS及びCTSを利用して電力メータの監視を行うときに実行される。
まず、コンセントレータ810は、シリアル通信により、PLCモデム100Mに対して情報要求データを送信する(ステップS601)。情報要求データは、例えば電力データを要求するためのデータである。PLCモデム100Mは、コンセントレータ810からの情報要求データを受信すると、登録されたPLCモデム100Sに対して、情報要求データをブロードキャスト送信する(ステップS602)。
一方、PLCモデム100Sにシリアル接続された電力メータ820は、RTSつまり送信要求データを送信する(ステップS603)。PLCモデム100Sは、PLCモデム100Mからの情報要求データを受信すると、CTSつまり送信可能状態通知データを確認する(ステップS604)。
以下、CTSがHighの状態、つまり電力メータ820が送信可能状態であれば、ステップS605〜S608の処理を行う。一方、CTSがLowの状態、つまり電力メータ820が送信不可状態であれば、ステップS609〜S610の処理を行う。
CTSがHighの状態の場合、PLCモデム100Sは、PLCモデム100Mからの情報要求データを受信すると、シリアル接続された電力メータ820に対して、シリアル通信により、情報要求データを送信する(ステップS605)。
電力メータ820は、PLCモデム100Sからの情報要求データを受信すると、情報要求データの解析を行う。そして、電力メータ820は、情報要求データに対する応答データを、PLCモデム100S、PLCモデム100Mを介して、コンセントレータ810へ返送する(ステップS606〜S608)。応答データは、例えば電力データである。
一方、CTSがLowの状態の場合、PLCモデム100Sは、電力メータ820が送信不可状態であることを示すエラー応答データを、PLCモデム100Mを介して、コンセントレータ810へ返答する(ステップS609〜S610)。このとき、電力メータ820への情報要求データの送信は行わない。
このような図10の処理によれば、リアルタイムで電力メータの送信可否をPLCモデム100Sが認識することができる。したがって、電力メータの現在の状況に応じて電力メータの監視を行うことができる。また、PLCモデム100S及び電力メータの状態に応じて情報要求データの送信を行ったり送信を中止したりするので、ネットワークリソースを有効に活用することができる。
(第5通信例)
図11は、本実施形態における通信システムの第5通信例を示す概念図である。ここでは、本実施形態の通信システムにおいて、PLCモデム100Mに登録された少なくとも1台のPLCモデム100S又は電力メータ820が不在であることを想定している。図11に示す例では、PLCモデム100S2及びPLCモデム100S2にシリアル接続されるべき電力メータ820bの少なくとも一方が不在となっている。
本通信例を概説すると、PLCモデム100Mは、コンセントレータ810からの情報要求データを受信した後、PLCモデム100S1〜100S4に対して情報要求データをブロードキャスト送信する(ここでは、PLCモデム100S1〜100S4に対して順にユニキャスト送信する)。この情報要求データに対して、PLCモデム100S1からは応答データが返送されるが、PLCモデム100S2からは応答データが返送されない。つまり、PLCモデム100S2に係る通信では、所定期間内に応答データが返送されずにタイムアウトが発生する。
本通信例では、タイムアウトが発生した場合であっても、PLCモデム100S2に対する再送制御をタイムアウト直後には行わず、後続の宛先であるPLCモデム100S3、100S4へ情報要求データをユニキャスト送信する。PLCモデム100S3、100S4は、情報要求データに対する応答データを返送する。
このように、PLCモデム100Mに登録されたPLCモデム100Sのうち、不在のPLCモデム100S2以外に対する情報要求データの送信が完了した後に、あらためて不在のPLCモデム100S2に対して情報要求データの送信を行う。つまり、一通りPLCモデム100Mに登録された全てのPLCモデム100Sに対して情報要求データの送信を行い、その後、再送制御の必要があるPLCモデム100Sに対してのみ再送を行う。これにより、PLCモデム100Mによる各PLCモデム100Sに対する情報要求データの送信に要する時間を短縮可能である。
図12は、本実施形態における通信システムの第5通信例を示すシーケンス図である。図12に示す例では、コンセントレータ810が全ての電力メータ820へ所定のデータを送信することを想定している。所定のデータとは、例えば電力メータ820の情報を要求するためのデータである。また、PLCモデム100S1が不在であり、その他のPLCモデム100S及び電力メータ820は正常に存在することを想定している。
まず、コンセントレータ810は、シリアル通信により、PLCモデム100に対して所定のデータを送信する(ステップS701)。そして、PLCモデム100Mは、コンセントレータ810からの所定のデータを受信する。
PLCモデム100Mは、所定のデータの転送先としてブロードキャストが設定されている場合、又は特に転送先が設定されていない場合、各PLCモデム100Sへ電力線700を介して所定のデータをブロードキャスト送信する。つまり、PLCモデム100Mは、各PLCモデム100S(ここではPLCモデム100S1〜100S3)に対して、順に、電力線700を介して所定のデータを送信する(ステップS702〜S704)。
ここで、PLCモデム100S1は不在であるので、PLCモデム100Mからの所定のデータに対してPLCモデム100S1がACKを送信することはない。したがって、PLCモデム100Mは、PLCモデム100S1からのACKを受信することができず、所定期間経過後にタイムアウトする(ステップS705)。このようにタイムアウトした場合であっても、PLCモデム100Mは、即時にPLCモデム100S1へ所定のデータを再送することなく、後続のPLCモデム100S2〜100S3に対して、所定のデータを送信する(ステップS703〜S704)。
PLCモデム100S2〜100S3は、PLCモデム100Mからの所定のデータを受信すると、シリアル接続された各電力メータ820b〜820cに対して、シリアル通信により、所定のデータを送信する(ステップS706〜S707)。
続いて、PLCモデム100S2〜100S3は、電力メータ820へ所定のデータを送信すると、PLCモデム100Mに対してACKを送信する(ステップS708〜S709)。なお、このACKには、第1シリアル通信可否情報及び第2シリアル通信可否情報の少なくとも一方が含まれる。
このように、PLCモデム100Mは、タイムアウトしたPLCモデム100S1に対して再送制御を行う前に、PLCモデム100Mに登録された他のPLCモデム100Sに対する送信を完了させる。他のPLCモデム100Sへの送信完了後、PLCモデム100Mは、PLCモデム100Sに対して、所定のデータを再送する(ステップS710)。そして、再送に対するACKが受信できない場合には(ステップS711)、さらに規定回数だけ、所定のデータを再送し(ステップS712、S714)、この再送に対するPLCモデム100S1からのACKを待機する(ステップS713、S715)。
なお、PLCモデム100Mは、ステップS705、S711、S713、S715における各タイムアウトのタイミングで、PLCモデム100Sが不在であり、シリアル通信不可であると判定してもよい。また、PLCモデム100Mは、情報要求データの再送信回数が所定回数を超過したときに、PLCモデム100Sが不在であり、シリアル通信不可であると判定してもよい。
このような図12の処理によれば、特定のPLCモデム100Sとの通信がタイムアウトした場合であっても、一通りPLCモデム100Mに登録された全てのPLCモデム100Sに対して情報要求データの送信を行い、その後、再送制御の必要があるPLCモデム100Sに対してのみ再送を行う。これにより、PLCモデム100Mによる各PLCモデム100Sに対する情報要求データの送信に要する時間を短縮可能である。
(第6通信例)
図13は、本実施形態における通信システムの第6通信例を示すシーケンス図である。図13に示す例では、コンセントレータ810が電力メータ820へ情報要求データを送信することを想定している。情報要求データとは、例えば電力メータ820の情報を要求するためのデータである。また、PLCモデム100S又はPLCモデム100Sにシリアル接続されるべき電力メータ820が不在であることを想定している。
まず、コンセントレータ810は、シリアル通信により、PLCモデム100に対して情報要求データを送信する(ステップS801)。PLCモデム100Mは、コンセントレータ810からの情報要求データを受信すると、登録されたPLCモデム100Sに対して、情報要求データを送信する(ステップS802)。
以下、子機として機能するPLCモデム100Sが不在の場合にはステップS803〜S804が実行され、電力メータ820が不在の場合にはステップS805〜S807が実行される。
PLCモデム100Sが不在の場合、PLCモデム100Mからの情報要求データに対してPLCモデム100SがACKを送信することはない。したがって、PLCモデム100Mは、PLCモデム100SからのACKを受信することができず、所定期間経過後にタイムアウトする(ステップS803)。このようにタイムアウトした場合、PLCモデム100Mは、PLCモデム100Sが不在であると判断する。そして、PLCモデム100Mは、バッファ15に、第1シリアル通信可否情報として、PLCモデム100Sが「不在」であることを示す情報を登録する(ステップS804)。
一方、電力メータ820が不在の場合、PLCモデム100SがCTSを確認すると(ステップS805)、当該CTSはLowの状態になっている。この場合、PLCモデム100Sは、電力メータ820が送信不可状態であることを認識する。そして、PLCモデム100Sは、PLCモデム100Mに対して、第2シリアル通信可否情報として、電力メータ820が送信不可状態であることを示す情報を送信する(ステップS806)。PLCモデム100Sは、この情報を受信すると、バッファ15に、第2シリアル通信可否情報として、電力メータ820が「送信不可状態」であることを示す情報を登録する(ステップS807)。
コンセントレータ810は、ステップS810におけるPLCモデム100に対する情報要求データの送信後、所定時間が経過するまでに、PLCモデム100Mから情報要求データに対する応答を受信しなかった場合、PLCモデム100Mに対して、イーサネット通信により、ログ取得要求を送信する(ステップS808)。PLCモデム100Mは、コンセントレータ810からのログ取得要求を受信すると、コンセントレータ810に対して、イーサネット通信により、ログ取得要求に対するログ取得応答を送信する(ステップS809)。ここで、PLCモデム100Mは、ログ取得応答にシリアル通信可否情報(第1シリアル通信可否情報及び第2シリアル通信可否情報の少なくとも一方)を含ませる。
コンセントレータ810は、PLCモデム100Mからのログ取得応答を受信すると、シリアル通信可否情報を参照することで、PLCモデム100Sが原因で情報要求データに対する応答が返送されなかったのか、電力メータ820が原因で情報要求データに対する応答が返送されなかったのか、を認識することができる。さらに、コンセントレータ810は、シリアル通信可否情報を、上位機器である電力会社のサーバに通知することもできる。
このような図13に示した通信によれば、コンセントレータ810が、情報要求データに対して所望のデータを得ることができなかった場合に、その原因を認識することができる。
さらに、コンセントレータ810からPLCモデム100Mへのログ取得要求及びPLCモデム100Mからコンセントレータ810へのログ取得応答において、イーサネット通信を行っている。このように、電力データ等の実際の通信対象となるデータはシリアル通信で行い、ログデータ等の通信解析データはイーサネット通信を行うなど、目的に応じて通信インタフェースを切り替えることができる。
また、ログ取得要求及びログ取得応答を、シリアル通信により行うようにしてもよい。通信解析データにおいてもシリアル通信を利用することで、PLCモデム100におけるイーサネット通信機能を実現するための構成を省略し、装置を簡略化することができる。
同様に、第4通信例のステップS609〜S610(図10参照)におけるエラー応答データも通信解析データの一例として、イーサネット通信で送信してもよいし、シリアル通信で送信してもよい。
本発明は、シリアル通信機器から送信されたシリアルデータを、複数の通信装置へ転送することが可能な通信装置等に有用である。
11 制御部
12 PLCインタフェース(PLC・I/F)
13 シリアルインタフェース(シリアルI/F)
14 イーサネットインタフェース(Ether・I/F)
15 バッファ
100 PLCモデム
100M PLCモデム(親機)
100S、100S1〜100S4 PLCモデム(子機)
102 電源コネクタ
103 モジュラージャック
104 シリアルインタフェース(シリアルI/F)
150 管理装置
200 回路モジュール
210 メインIC
211 CPU
212 PLC・MACブロック
213 PLC・PHYブロック
214 UART
220 AFE・IC
221 DA変換器(DAC)
222 AD変換器(ADC)
230 イーサネットPHY・IC
240 ROM/RAM
251 ローパスフィルタ(LPF)
252 ドライバIC
260 バンドパスフィルタ(BPF)
270 カプラ
280 同期回路
290 シリアルドライバ
300 スイッチング電源
400 電源プラグ
500 コンセント
600 電源ケーブル
700 電力線
810 コンセントレータ
811 制御部
812 シリアルインタフェース(シリアルI/F)
813、815 イーサネットインタフェース(Ether・I/F)
814 無線インタフェース(無線I/F)
816 バッファ
820、820a〜820d 電力メータ
821 電力量計測部
822 シリアルインタフェース(シリアルI/F)
823 バッファ

Claims (14)

  1. 他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    シリアル接続された第1通信装置からシリアルデータを受信する第1通信部と、
    前記第1通信部により受信されたシリアルデータを当該シリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成する変調部と、
    第2通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第1ユニキャスト送信と、第3通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第2ユニキャスト送信と、を行う第2通信部と、
    前記第2通信装置によるシリアル通信の可否及び前記第2通信装置にシリアル接続された電気機器によるシリアル通信の可否の少なくとも一方を判定する判定部と、
    を備える通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記第2通信部は、前記第1ユニキャスト送信の後に前記第2ユニキャスト送信を行う通信装置。
  3. 請求項1または2に記載の通信装置であって、
    前記第2通信部は、前記第1ユニキャスト送信に対する応答を受信した後に、前記第2ユニキャスト送信を行う通信装置。
  4. 請求項に記載の通信装置であって、
    前記第2通信部は、前記第2通信装置から、前記第2通信装置によるシリアル通信の可否を示す第1シリアル通信可否情報を受信し、
    前記判定部は、前記第1シリアル通信可否情報に基づいて、前記第2通信装置によるシリアル通信の可否を判定する通信装置。
  5. 請求項に記載の通信装置であって、
    前記第2通信部は、前記第2通信装置から、前記電気機器によるシリアル通信の可否を示す第2シリアル通信可否情報を受信し、
    前記判定部は、前記第2シリアル通信可否情報に基づいて、前記電気機器によるシリアル通信の可否を判定する通信装置。
  6. 請求項に記載の通信装置であって、
    前記第2通信部は、前記電気機器の情報を要求するための情報要求を送信し、
    前記判定部は、前記第2通信部により前記情報要求に対する応答を所定時間内に受信しなかった場合、前記第2通信装置が不在であると判定する通信装置。
  7. 請求項に記載の通信装置であって、
    前記第2通信部は、前記電気機器の情報を要求するための情報要求を送信し、当該情報要求に対する応答を受信しなかった場合には当該情報要求を再送し、
    前記判定部は、前記第2通信部により再送された情報要求の再送回数が所定回数以上である場合、前記第2通信装置が不在であると判定する通信装置。
  8. 請求項ないしのいずれか1項に記載の通信装置であって、
    前記第2通信部は、前記判定部により、前記第2通信装置及び前記電気機器の少なくとも一方がシリアル通信不可であると判定された場合、又は前記第2通信装置が不在であると判定された場合、前記第1ユニキャスト送信を停止する通信装置。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の通信装置であって、
    前記第2通信部は、電力線を介して通信を行う通信装置。
  10. 他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    当該通信装置のシリアル通信の可否を示すシリアル通信可否情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記シリアル通信可否情報をシリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成する変調部と、
    前記他の通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信するユニキャスト送信を行う通信部と、
    を備える通信装置。
  11. 他の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    当該通信装置にシリアル接続された電気機器から、前記電気機器のシリアル通信の可否を示すシリアル通信可否情報をシリアルデータで受信する第1通信部と、
    前記第1通信部により受信された前記シリアル通信可否情報をシリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成する変調部と、
    前記他の通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信するユニキャスト送信を行う第2通信部と、
    を備える通信装置。
  12. 請求項10または11に記載の通信装置であって、
    前記通信部又は第2通信部は、電力線を介して通信を行う通信装置。
  13. 他の通信装置との間で通信を行う通信装置に用いられる集積回路であって、
    シリアル接続された第1通信装置からシリアルデータを受信する第1通信部と、
    前記第1通信部により受信されたシリアルデータを当該シリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成する変調部と、
    第2通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第1ユニキャスト送信と、
    第3通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第2ユニキャスト送信と、を行う第2通信部と、
    前記第2通信装置によるシリアル通信の可否及び前記第2通信装置にシリアル接続された電気機器によるシリアル通信の可否の少なくとも一方を判定する判定部と、
    を備える集積回路。
  14. 他の通信装置との間で通信を行う通信装置における通信方法であって、
    シリアル接続された第1通信装置からシリアルデータを受信するステップと、
    受信されたシリアルデータを当該シリアルデータ以外のデータに変調して、送信データを生成するステップと、
    第2通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第1ユニキャスト送信を行うステップと、
    第3通信装置を送信先に指定して前記送信データを送信する第2ユニキャスト送信を行うステップと、
    前記第2通信装置によるシリアル通信の可否及び前記第2通信装置にシリアル接続された電気機器によるシリアル通信の可否の少なくとも一方を判定するステップと、
    を有する通信方法。
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