JP2008244558A - 電力線通信システムおよび電力線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークデータが電力線に漏れることを防止しつつネットワークデータを出力可能な電力線通信装置を提供する。
【解決手段】電力線通信装置の一態様であるPLCアダプタ400は、CPU410と、プラグ420と、AC−DC電源変換部421と、トランス422と、アナログフロントエンド423と、電力線モデム424と、フィルタ425と、RAM426と、ネットワークコントローラ427と、RJ45コネクタ428と、電力線通信のためのネットワークデータを格納するROM430とを備える。CPU410は、ネットワークデータの出力要求を検知すると、フィルタ425によるフィルタ動作を開始し、ネットワークデータがROM430からプラグ420に送られることを禁止する。
【選択図】図4
【解決手段】電力線通信装置の一態様であるPLCアダプタ400は、CPU410と、プラグ420と、AC−DC電源変換部421と、トランス422と、アナログフロントエンド423と、電力線モデム424と、フィルタ425と、RAM426と、ネットワークコントローラ427と、RJ45コネクタ428と、電力線通信のためのネットワークデータを格納するROM430とを備える。CPU410は、ネットワークデータの出力要求を検知すると、フィルタ425によるフィルタ動作を開始し、ネットワークデータがROM430からプラグ420に送られることを禁止する。
【選択図】図4
Description
本発明は電力線通信に関し、特に、電力線を使用するネットワークに電力線通信装置を追加する技術に関する。
電力線を通信媒体とする通信機器は電力線通信(PLC(Power Line Communication))装置と呼ばれ、設置の容易さ、接続性、拡張性の観点から利用されつつある。しかしながら、電力線通信においては、電力線に情報が重畳されることから、隣接する家屋・オフィスなどから意図しない電力線通信装置がネットワークに参加し、通信が傍受され、あるいは利用される等の問題が発生する場合がある。したがって、容易にネットワークに参加できないようにする仕組みが必要である。
たとえば、特開2002−325079号公報(特許文献1)あるいは特開2004−222312号公報(特許文献2)は、暗号鍵(ハウスコード)を用いることで通信を暗号化し、通信が容易に傍受されないようにする技術を開示している。具体的には、電力線通信装置は、ネットワークに参加する時に、あるいはネットワークに追加される時に、暗号鍵(ハウスコード)を所定時間内に所定回数受信することでネットワークに参加(追加)することが可能となる。
また、特開2006−166272号公報(特許文献3)は、既設の集合住宅などにおいて、簡単かつ安価にインターネット環境を構築することができ、かつ、監視システムの情報も一元的に管理できる技術を開示している。
また、特開2006−166273号公報(特許文献4)は、セキュリティ性を高めた通信と、未許可端末の接続を防止する技術を開示している。具体的には、当該技術によると、ヘッドエンド部がネットワークに参加(追加)許可する装置に暗号鍵を送付して未許可装置がネットワークに参加することを防止している。
さらに、特開平4−68836号公報(特許文献5)は、参加(追加)するネットワーク装置のアドレスを設定して各ネットワーク装置が参加(追加)するネットワーク装置のアドレスを記憶することでネットワークに参加(追加)できる技術を開示している。
特開2002−325079号公報
特開2004−222312号公報
特開2006−166272号公報
特開2006−166273号公報
特開平4−68836号公報
しかしながら、電力線を通信媒体としたネットワークにおいては、ネットワーク装置は、当該ネットワークに参加する(追加される)際に、ネットワークに接続するための暗号鍵その他のデータ(以下「ネットワークデータ」ともいう。)等をそのネットワークを介して取得し、その取得したネットワークデータを使用して、そのネットワークに参加する(追加される)。
しかしながら、電力線は、隣接する家屋・オフィスの電力線にも接続されているため、当該ネットワークデータが他の電力線に漏洩するという問題がある。漏洩を防ぐためには、家屋、オフィスごとに電力線にフィルタを設けることが考えられる。しかし、既存の電力線は、そのようなフィルタを新たに取り入れることを想定していないため、フィルタの設置は困難な場合が多い。また、電力線が敷設される範囲が広いため、フィルタおよび工事に多額の費用を必要とし、容易に設置することができないという問題もある。
また、同一範囲内の電力線を使用して複数のネットワークが形成されている場合もある。この場合、電力線間でフィルタが設置されていても、同一の電力線内でのセキュリティが保たれない恐れもある。あるネットワークに参加するためのネットワークデータが他のネットワークのメンバーである電力線通信装置によって傍受される恐れがあるためである。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、セキュリティを維持しつつネットワークに参加するためのデータの取得を可能とする電力線通信システムを提供することである。
他の目的は、セキュリティを維持しつつネットワークに参加するためのデータの取得を可能とする電力線通信装置を提供することである。
さらに他の目的は、セキュリティを維持しつつネットワークに参加するためのデータの出力を可能とする電力線通信装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、第1の電力線通信装置と第2の電力線通信装置とを備える電力線通信システムが提供される。この第1の電力線通信装置は、電力線から電力の供給を受ける第1の電源部と、電力線を使用する通信ネットワークに接続するためのネットワークデータを格納する第1の記憶部と、ネットワークデータの出力要求を検出する第1の検出部と、出力要求に応答して、ネットワークデータが電源部から第1の電力線通信装置の外部に出力されることを禁止する第1の制御部と、第1の制御部による動作に応答してネットワークデータを出力する出力部とを備える。第2の電力線通信装置は、電力線から電力の供給を受ける第2の電源部と、ネットワークデータの取得要求を検出する第2の検出部と、取得要求の検出に応答して、データが第2の電源部から第2の電力線通信装置の外部に出力されることを禁止する第2の制御部と、データの出力が第2の制御部によって禁止されたことに基づいて、電力線通信装置の外部からネットワークデータを取得する取得部と、取得部によって取得されたネットワークデータを格納する第2の記憶部と、ネットワークデータに基づいて通信ネットワークと通信する通信部とを備える。
好ましくは、第1の制御部は、第1の記憶部と第1の電源部との間の伝送路を遮断する。
好ましくは、第2の制御部は、取得部と第2の電源部との間の伝送路を遮断する。
この発明の他の局面に従う電力線通信装置は、電力線から電力の供給を受ける電源部と、電力線を使用する通信ネットワークに接続するためのネットワークデータを格納する記憶部と、ネットワークデータの出力要求を検出する検出部と、出力要求に応答して、ネットワークデータが電源部から電力線通信装置の外部に出力されることを禁止する制御部と、制御部による動作に応答してネットワークデータを出力する出力部とを備える。
この発明の他の局面に従う電力線通信装置は、電力線から電力の供給を受ける電源部と、電力線を使用する通信ネットワークに接続するためのネットワークデータを格納する記憶部と、ネットワークデータの出力要求を検出する検出部と、出力要求に応答して、ネットワークデータが電源部から電力線通信装置の外部に出力されることを禁止する制御部と、制御部による動作に応答してネットワークデータを出力する出力部とを備える。
好ましくは、制御部は、記憶部と電源部との間の伝送路を遮断する。
好ましくは、電力線通信装置は、記憶部と電源部との間の伝送路の開閉を切り換える切換部をさらに備える。制御部は、切換部に、伝送路の状態を閉状態から開状態に変更させる。
好ましくは、電力線通信装置は、記憶部と電源部との間の伝送路の開閉を切り換える切換部をさらに備える。制御部は、切換部に、伝送路の状態を閉状態から開状態に変更させる。
好ましくは、制御部は、電力線への送信のために電源部に伝送される信号からネットワークデータを欠落させるフィルタ部を含む。
好ましくは、検出部は、電力線通信装置に入力された信号に基づいて出力要求を検出する。
好ましくは、電力線通信装置は、当該電力線通信装置に対する操作を受け付けて操作に応じた操作信号を出力する操作部をさらに備える。検出部は、操作信号に基づいて出力要求を検出する。
好ましくは、出力部は、通信回線の接続を受け付けてネットワークデータを出力する通信インターフェイス部を含む。通信インターフェイス部は、ネットワークデータが電源部から電力線通信装置の外部に出力されることが禁止されたことに基づいて、ネットワークデータを出力する。
好ましくは、出力部は、データを格納するための着脱可能な記録媒体に対してネットワークデータを書き込む駆動部を含む。駆動部は、ネットワークデータが電源部から電力線通信装置の外部に出力されることが禁止されたことに基づいて、ネットワークデータを出力する。
好ましくは、出力部は、ネットワークデータを表示する表示部を含む。表示部は、ネットワークデータが電源部から電力線通信装置の外部に出力されることが禁止されたことに基づいて、ネットワークデータを表示する。
この発明のさらに他の局面に従う電力線通信装置は、電力線から電力の供給を受ける電源部と、電力線を使用する通信ネットワークに接続するためのネットワークデータの取得要求を検出する検出部と、取得要求の検出に応答して、データが電源部から電力線通信装置の外部に出力されることを禁止する制御部と、データの出力が制御部によって禁止されたことに基づいて、電力線通信装置の外部からネットワークデータを取得する取得部と、取得部によって取得されたネットワークデータを格納する記憶部と、ネットワークデータに基づいて通信ネットワークと通信する通信部とを備える。
好ましくは、制御部は、取得部と電源部との間の伝送路を遮断する。
好ましくは、電力線通信装置は、取得部と電源部との間の伝送路の開閉を切り換える切換部をさらに備える。制御部は、切換部に、伝送路の状態を閉状態から開状態に変更させる。
好ましくは、電力線通信装置は、取得部と電源部との間の伝送路の開閉を切り換える切換部をさらに備える。制御部は、切換部に、伝送路の状態を閉状態から開状態に変更させる。
好ましくは、制御部は、電力線への送信のために電源部に伝送される信号からネットワークデータを欠落させるフィルタ部を含む。
好ましくは、検出部は、電力線通信装置に入力された信号に基づいて取得要求を検出する。
好ましくは、電力線通信装置は、電力線通信装置に対する操作を受け付けて操作に応じた操作信号を出力する操作部をさらに備える。検出部は、操作信号に基づいて取得要求を検出する。
好ましくは、取得部は、通信回線の接続を受けるインターフェイス部を含む。
好ましくは、取得部は、データを格納する記録媒体の装着を受ける駆動部と、データの出力が禁止されたことに基づいて、記録媒体からネットワークデータを読み出す読出部とを含む。
好ましくは、取得部は、データを格納する記録媒体の装着を受ける駆動部と、データの出力が禁止されたことに基づいて、記録媒体からネットワークデータを読み出す読出部とを含む。
好ましくは、取得部は、電力線通信装置に対する動作命令の入力を受ける操作部を含む。
本発明によると、セキュリティを維持しつつネットワークに参加するためのデータの取得あるいは出力が可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
最初に、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る電力線通信ネットワーク10について説明する。図1は、電力線通信ネットワーク10の構成を表わす図である。電力線通信ネットワーク10は、高圧配電線101と、変圧器102と、低圧配電線103,104,105と、受電盤106と、家110,120と、ビル130とを備える。変圧器102は、電柱100に取り付けられている。
高圧配電線101は、変電所(図示しない)から送られる高電圧の電流を変圧器102に送電する。変圧器102は、その電流の電圧を配線用の低電圧に変換し、低圧配電線103,104,105にそれぞれ分配する。
家110は、低圧配電線103によって送られる電流の供給を受電盤(図示しない)を介して受けて、宅内に敷設された電力線(電灯線ともいう。)にそれぞれ分配する。家110は、家庭内の通信システムとして、電力線通信装置111,112,113を備える。電力線通信装置111および112は、宅内に配置された電力線に既に接続され、家庭内のローカルエリアネットワークを形成している。電力線通信装置113は、そのネットワークに接続されるために準備された電力線通信装置であるが、当該ネットワークの端末としての登録は未だ行なわれていない。
同様に、家120は、電力線通信装置121,122,123を備える。電力線通信装置121および122は、既に宅内に敷設された電力線に接続されており、家庭内の通信ネットワークを形成している。電力線通信装置123は、そのネットワークに新たに接続されるために準備された電力線通信装置である。電力線通信装置121,122,123は、その電力線に接続されることにより、低圧配電線104から送られる電力の供給を受けて電力線通信装置として作動する。電力線通信装置121,122は、その電力線を介して、後述するようにデータ通信を行なう。
同様に、ビル130は、受電盤106を介して低圧配電線105によって電力の供給を受ける。ビル130は、たとえば2つのフロアからなっている。2階に位置するフロア140には、電力線通信装置141および142が設置されている。電力線通信装置141および142は、受電盤106によって分配される電力の供給を受ける。電力線通信装置141および142は、その電力線を介してデータの通信を行なう。
同様に、1階のフロア150には、電力線通信装置151および152が設置されている。電力線通信装置151および152は、受電盤106から電力の供給を受けて電力線通信装置として作動するとともに、データの通信を行なう。
図2を参照して、本発明の実施の形態に係る電力線通信装置を使用した通信ネットワークについて説明する。図2は、家110において構成された通信ネットワーク200の構成を表わす図である。通信ネットワーク200は、たとえば、LAN(Local Area Network)として構成されるが、ゲートウェイ装置(図示しない)を通信ネットワーク200に接続することにより、他のネットワークと通信可能な構成としても実現できる。
通信ネットワーク200は、電力線通信装置111,112,113,260と、受電盤210と、電力線220,223と、パーソナルコンピュータ230と、照明240と、テレビ250と、WAN(Wide Area Network)ルータ270とを備える。パーソナルコンピュータ230は、電力線通信装置112に接続されている。
受電盤210は、電力メータ211と、ブレーカ212,213とを含む。受電盤210と電力線通信装置111とは、電力線220によって接続されている。電力線通信装置111は、コンセント221に接続されている。
電力線通信装置113は、コンセント222に接続されている。電力線通信装置113は、現時点では、通信ネットワーク200に参加しておらず、通信ネットワーク200に参加するためのデータを電力線通信装置111から取得した後に、通信ネットワーク200に参加する。
電力線223には、コンセント224,225,226,227が接続されている。電力線通信装置112は、コンセント224に接続され、受電盤210から電力の供給を受ける。パーソナルコンピュータ230は、コンセント225に接続される。照明240は、電力線223によって受電盤210から電力の供給を受けて発光する。テレビ250は、コンセント227に接続される。電力線通信装置260は、コンセント226に接続される。また、電力線通信装置260とWANルータ270とは、LANケーブル262によって接続されている。
次に、図3を参照して、本実施の形態に係る通信ネットワーク200の構成についてさらに説明する。図3は、電力線通信装置111および113を備える通信ネットワーク200によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。通信ネットワーク200は、電力線通信装置111と電力線通信装置113とを備える。なお、説明を簡単にするために、図3では、電力線通信装置111,113が示されているが、同様の機能を有する他の電力線通信装置が使用されてもよい。
電力線通信装置111は、第1の電源部310と、第1の通信部311と、第1の制御部312と、第1の記憶部313と、第1の検出部314と、出力部315とを備える。第1の電源部310は、電力線220から電力の供給を受けるとともに、信号を伝送する。第1の通信部311は、第1の記憶部313に格納されているデータに基づいて第1の電源部310を介して他の電力線通信装置(たとえば電力線通信装置113)と通信する。第1の記憶部313は、電力線220を使用する通信ネットワーク200に接続するためのネットワークデータを格納している。第1の検出部314は、そのネットワークデータの出力要求を検出する。第1の制御部312は、その出力要求に応答して、ネットワークデータが第1の電源部310から電力線通信装置111の外部に出力されることを禁止する。出力部315は、第1の制御部312による当該禁止の動作に応答してネットワークデータを出力する。
ある局面において、第1の制御部312は、第1の記憶部313と第1の電源部310との間の伝送路を電気的に遮断する。他の局面において、電力線通信装置111は、第1の記憶部313と第1の電源部310との間の伝送路の開閉を切り換えるためのスイッチを備えてもよい。第1の制御部312は、そのスイッチを制御することにより、当該伝送路の状態を閉状態から開状態に変更する。
他の局面において、第1の制御部312は、電力線220への送信のために第1の電源部310に伝送される信号から、当該ネットワークデータを欠落するためのフィルタ回路を含む。
ある局面において、第1の検出部314は、電力線通信装置111に入力された信号に基づいて上記出力要求を検出する。他の局面において、電力線通信装置111は、当該装置に対する操作の入力を受けて、その操作に応じた信号を出力するための操作部をさらに備える。第1の検出部314は、その操作に応じた信号に基づいて、上記出力要求を検出する。
他の局面において、出力部315は、通信回線(たとえばLANケーブル)の接続を受付けて、上記ネットワークデータを出力するための通信インターフェイスを含む。当該通信インターフェイスは、ネットワークデータが第1の電源部310から電力線通信装置111の外部に出力されることが禁止されたことに基づいて、当該ネットワークデータを電力線通信装置111の外部に出力する。
他の局面において、出力部315は、データを格納するために着脱可能な記録媒体に対してネットワークデータを書き込む駆動部としても実現される。その場合、駆動部は、当該ネットワークデータが第1の電源部310から電力線通信装置111の外部に出力されることが禁止されたことに基づいて、そのネットワークデータを当該記録媒体に対して出力する。この場合記録媒体は、フラッシュメモリその他の電気的にあるいは光学的に信号を保持できる媒体として実現される。
さらに他の局面において、出力部315は、ネットワークデータを表示する表示装置としても実現される。具体的には、当該表示装置は、ネットワークデータが第1の電源部310から電力線通信装置111の外部に出力されることが禁止されたことに基づいて、そのネットワークデータを表示する。表示装置は、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)装置、有機EL(Electro Luminescence)パネルとして実現される。
図3を再び参照して、電力線通信装置113は、第2の電源部320と、第2の通信部321と、第2の制御部322と、第2の記憶部323と、第2の検出部324と、取得部325とを備える。
第2の電源部320は、電力線220から電力の供給を受けるとともに信号を伝送する。第2の通信部321は、第2の記憶部323に格納されているデータに基づいて、第2の制御部322による制御に従って、他の電力線通信装置(たとえば電力線通信装置111)との通信を第2の電源部320を介して行なう。
第2の制御部322は、第2の記憶部323に格納されているデータあるいはプログラムに基づいて、電力線通信装置113を構成するハードウェアの動作を制御する。より具体的には、第2の制御部322は、第2の検出部324によって検出された取得要求に応答して、データが第2の電源部320から電力線通信装置113の外部に出力されることを禁止するための処理を行なう。第2の検出部324は、電力線220を使用する通信ネットワーク200に接続するためのネットワークデータの取得要求を検出する。
取得部325は、データの出力が第2の制御部322によって禁止されたことに基づいて、電力線通信装置113の外部からネットワークデータを取得する。
第2の記憶部323は、取得部325によって取得された当該ネットワークデータを格納する。また、第2の記憶部323は、電力線通信装置113について予め規定された動作を実現するためのプログラムその他の制御データを不揮発的に格納している。
好ましくは、第2の制御部322は、取得部325と第1の電源部320との間の伝送路を電気的に遮断する。ある局面において、電力線通信装置113は、取得部325と第2の電源部320との間の伝送路の開閉を切り換えるためのスイッチを備えてもよい。第2の制御部322は、上記ネットワークデータの取得要求が検出されたことに応答して、当該スイッチに対して、伝送路の状態を閉状態から開状態に変更させる。
他の局面において、第2の制御部322は、電力線220への送信のために第2の電源部320に伝送される信号から、当該ネットワークデータを欠落させるフィルタ部を含んでもよい。
他の局面において、第2の検出部324は、電力線通信装置113に入力された信号に基づいて上記取得要求を検出する。他の局面において、電力線通信装置113は、当該装置に対する操作を受付けて、その操作に応じた信号を出力するための操作部をさらに備える。当該操作部は、たとえば押下式のボタン、タッチパネルなどとして実現される。第2の検出部324は、その信号に基づいて上記取得要求を検出する。
他の局面において、取得部325は、通信回線の接続を受けるインターフェイスとして実現される。より具体的には、取得部325は、LANケーブルその他の伝送ケーブルの装着を受けるジャックと、当該ケーブルを介した通信を行なうための通信カードとして実現される。
他の局面において、取得部325は、フラッシュメモリその他の電気的記憶媒体、あるいは、CD−ROM(Compact-Disk Read Only Memory)その他の光学的記憶媒体からデータを読み取るドライブとして実現される。
さらに他の局面において、取得部325は、電力線通信装置113に対する動作命令の入力を受ける操作部として実現される。より具体的には、当該操作部は、たとえば押下式のボタン、リモコン端末(図示しない)から出力された制御信号を受ける受光素子、テンキーその他の入力装置として実現される。この場合、取得部325は、そのようにして入力された信号から特定される制御データを第2の記憶部323において予め確保された領域に格納する。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る電力線通信装置111の具体的構成について説明する。図4は、電力線通信装置111として機能するPLC(Power Line Communication)アダプタ400のハードウェア構成を表わすブロック図である。PLCアダプタ400は、CPU(Central Processing Unit)410と、プラグ420と、AC−DC(Alternating Current-Direct Current)電源変換部421と、トランス422と、アナログフロントエンド423と、電力線モデム424と、フィルタ425と、RAM(Random Access Memory)426と、ネットワークコントローラ427と、RJ45コネクタ428と、ROM(Read Only Memory)430とを備える。
CPU410は、PLCアダプタ400を電力線通信装置として機能させるための処理を実行する。具体的には、CPU410は、ROM430に格納されているプログラムによって与えられる命令を実行する。また、CPU410は、後述するように、通信ネットワーク200に参加するためのデータをPLCアダプタ400の外部に出力するための処理を実行する。
プラグ420は、コンセント221に接続されて電力線220から電力の供給を受ける。
AC−DC電源変換部421は、電力線220から送られる交流電流を直流電流に変換し、PLCアダプタ400の各要素に供給する。トランス422は、アナログフロントエンド423から送られる信号に基づいて作動し、通信ネットワーク200に伝送される信号をプラグ420に対して送出する。アナログフロントエンド423は、電力線モデム424から送られた信号をアナログ信号に変換して、変換後の信号を増幅する。さらに、アナログフロントエンド423は、増幅後の信号を用いてトランス422を駆動する。
電力線モデム424は、フィルタ425とアナログフロントエンド423との間に配置される。電力線モデム424は、CPU410から出力される信号を変調して、変調後の信号をアナログフロントエンド423に送出する。一方、電力線モデム424は、アナログフロントエンド423から送られた信号を復調し、復調後のデータをCPU410に送出する。フィルタ425は、CPU410から出力される命令に基づいて、通信ネットワーク200を使用した通信ネットワークに使用されるデータを遮断する。
RAM426は、CPU410によって生成されたデータあるいはPLCアダプタ400の外部から取得されたデータを一時的に保持する。ROM430は、PLCアダプタ400を実現するために予め準備されたデータおよびプログラムを格納している。ROM430におけるデータ構造は後述する。
ネットワークコントローラ427は、CPU410から出力されるデータをRJ45コネクタ428に接続されるケーブル(図示しない)を介して通信するための制御を行なう。ネットワークコントローラ427は、たとえば、イーサネット(登録商標)コントローラとして実現される。RJ45コネクタ428は、イーサネット(登録商標)ケーブルその他の伝送ケーブルの装着を受ける。なお、ネットワークコントローラ427とRJ45コネクタ428とによって実現される通信インターフェイスの構成は、上記のものに限られない。
次に、図5を参照して、本実施の形態に係るPLCアダプタ400のデータ構造について説明する。図5は、PLCアダプタ400が備えるROM430におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。ROM430は、データを格納するための複数のメモリ領域を含む。PLCアダプタ400を識別するアダプタID(Identification)は、メモリ領域510に格納されている。PLCアダプタ400が参加する通信ネットワーク200を識別するネットワークIDは、メモリ領域520に格納されている。PLCアダプタ400の通信ネットワーク200におけるユーザを特定するネットワークユーザIDは、メモリ領域530に格納されている。通信ネットワーク200において秘密保持しつつ通信するために使用されるパスワードは、メモリ領域540に格納されている。また暗号通信を行なうための暗号鍵は、メモリ領域550に格納されている。
さらに、ROM430は、PLCアダプタ400の製造者によって、あるいはPCLアダプタ400の使用者によって入力されるプログラムを保持している。具体的には、電力線220を使用する通信ネットワーク200においてその通信に参加するためのデータ(ネットワークデータ)を他の電力線通信装置に与えるネットワークデータ出力プログラムは、メモリ領域560に格納されている。逆に、当該電力線通信装置が他の電力線通信装置からネットワークデータを取得する処理を実現するネットワークデータ取得プログラムは、メモリ領域570に格納されている。電力線220を介して通信するためのPLC通信プログラムは、メモリ領域580に格納されている。PLCアダプタ400の基本的な動作を実行するためのファームウェアは、メモリ領域590に格納されている。
なお、これらのデータおよびプログラムは、変更可能なものであってもよい。また、複数のメモリに分散されて保持されてもよい。
次に、図6を参照して、本実施の形態に係る電力線通信装置113の具体的構成について説明する。図6は、電力線通信装置113として機能するPLCアダプタ600のハードウェア構成を表わすブロック図である。PLCアダプタ600は、CPU610と、プラグ620と、AC−DC電源変換部621と、トランス622と、アナログフロントエンド623と、電力線モデム624と、スイッチ625と、RAM626と、ネットワークコントローラ627と、RJ45コネクタ628と、ROM630とを備える。
CPU610は、PLCアダプタ600を電力線通信装置として機能させるための命令を実行し、各ハードウェアを制御する。なお、PLCアダプタ600が実現する機能の多くは、図4に示されるPLCアダプタ400が実現する機能と同様である。具体的には、プラグ620は、プラグ420と同様に作動する。AC−DC電源変換部621は、AC−DC電源変換部421と同様に作動する。トランス622は、トランス422と同様に作動する。アナログフロントエンド623は、アナログフロントエンド423と同様に作動する。電力モデム624は、電力線モデム424と同様に作動する。ネットワークコントローラ627は、ネットワークコントローラ427と同様に作動する。RJ45コネクタ628は、RJ45コネクタ428と同様に作動する。
RAM626は、CPU610によって生成されたデータあるいはPLCアダプタ600に入力されたデータを一時的に保持する。ROM630は、PLCアダプタ600を実現するために予め準備されたデータおよびプログラムを格納する。ROM630におけるデータ構造は後述する。
図7を参照して、PLCアダプタ600のデータ構造について説明する。図7は、PLCアダプタ600が備えるROM630におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。ROM630は、データを格納するための複数のメモリ領域を含む。
PLCアダプタ600を識別するためのデータ(「PLC−Adapter−02」)は、メモリ領域710に格納されている。
PLCアダプタ600が参加する通信ネットワークを識別するためのデータは、メモリ領域720に格納される。なお、PLCアダプタ600は、現時点ではまだ通信ネットワーク200に参加していない。したがって、メモリ領域720には、現時点ではデータの内容が空白であることを表わすデータ「NULL(ヌル)」が格納されている。
PLCアダプタ600のそのネットワークにおけるユーザを表わすネットワークユーザIDは、メモリ領域730に格納される。この領域も、PLCアダプタ600が通信ネットワーク200に参加するまではデータがないことを表わすデータ「NULL」が格納されている。後述するネットワークデータの取得処理が実行されると、これらのデータが各メモリ領域に書き込まれる。
通信ネットワーク200を使用する通信において使用されるパスワードは、メモリ領域740に格納される。暗号通信を行なうための暗号鍵は、メモリ領域750に格納される。
ROM630は、PLCアダプタ600が実行するプログラムをさらに格納している。具体的には、電力線220を使用する通信ネットワーク200に参加するためのネットワークデータを取得するプログラムは、メモリ領域770に格納されている。このプログラムは、CPU610によって実行される。
そのネットワークデータが取得された後に、電力線220に接続されている他の電力線通信装置(たとえば電力線通信装置111として機能するPLCアダプタ400)と通信するためのプログラムは、メモリ領域780に格納されている。PLCアダプタ600の基本的な動作を制御するためのファームウェアは、メモリ領域790に格納されている。
PLCアダプタ600がPLCアダプタ400と通信することによりネットワークデータを取得すると、その取得されたデータは、メモリ領域720,730,740,750にそれぞれ格納される。ネットワークデータが取得された後、PLCアダプタ600は、特定の通信ネットワーク(たとえば通信ネットワーク200)に参加することができ、他の電力線通信装置(たとえばPLCアダプタ400)と電力線220を介して通信することができる。
また、他の局面において、PLCアダプタ600は、自己が有しているネットワークデータを他の電力線通信装置に与えるためのプログラムを有してもよい。具体的には、上記ネットワークデータがPLCアダプタ600によって取得されるときに、当該プログラムも併せて取得されてもよい。この場合、その取得されたプログラムは、メモリ領域760に格納される。そうすると、たとえば図5のメモリ領域560に示されるように、ネットワークデータ出力プログラムがメモリ領域760にも格納されることになる。このようにすると、PLCアダプタ600は、その後は、PLCアダプタ400と同様に、他の装置からの要求に応じてネットワークデータを与えることができる。
次に、図8を参照して、本実施の形態に係るPLCアダプタ600の制御構造について説明する。図8は、PLCアダプタ600のCPU610が実行する一連の動作の一部を表わすフローチャートである。
ステップS810にて、CPU610は、暗号鍵を所有しているか否かを判定する。この判定は、たとえばROM630のメモリ領域(メモリ領域750)を参照することにより行なわれる。CPU610は、暗号鍵を所有していると判定すると(ステップS810にてYES)、制御をステップS820に切り換える。そうでない場合には(ステップS810にてNO)、CPU810は、制御をステップS840に切り換える。
ステップS820にて、CPU610は、予め規定された時間内に他の電力線通信装置(たとえばPLCアダプタ400)に接続できたか否かを判定する。この判定は、たとえば、通信の確立を表わすACK信号を他の電力線通信装置から受信したか否かに基づいて行なわれる。CPU610は、他の電力線通信装置に接続できたと判定すると(ステップS820にてYES)、制御をステップS822に切り換える。そうでない場合には(ステップS820にてNO)、CPU610は、制御をステップS824に切り換える。
ステップS822にて、CPU610は、予め規定された通信処理を実行することにより、通信ネットワーク200に接続する。その後、PLCアダプタ600は、PLCアダプタ400と電力線220を介して通信できる。
ステップS824にて、CPU610は、PLCアダプタ600を通信ネットワーク200におけるマスタ装置として機能させるための処理を実行する。ここで、マスタ装置とは、通信ネットワーク200における通信を制御する機能を有する電力線通信装置をいう。通信の制御には、通信ネットワーク200に参加するためのネットワークデータ(ネットワークID、暗号鍵等)の送信要求に応じた送信、通信ネットワーク200に参加する電力線通信装置の登録等を含む。より具体的には、CPU610は、予め規定されたビーコン信号を出力することにより、通信ネットワーク200上に他の電力線通信装置が存在しているか否かを確認する。CPU610は、他の電力線通信装置からの信号を受信した場合には、その信号に含まれる制御コードに応じて、ネットワークデータの送信、電力線通信装置に対するネットワーク上の識別データの割り当てなどを行なう。
ステップS830にて、CPU610は、同一の通信ネットワーク200に属する他の電力線通信装置を発見したか否かを判定する。CPU610は、そのような装置を発見したと判定すると(ステップS830にてYES)、制御をステップS822に切り換える。そうでない場合には(ステップS830にてNO)、CPU610は、制御をステップS840に切り換える。
ステップS840にて、CPU610は、ネットワークデータ取得プログラム(メモリ領域770)を実行することにより他の電力線通信装置(たとえばPLCアダプタ400)との間でリンクを確立する。CPU610は、リンクが確立されたと判定すると(ステップS840にてYES)、制御をステップS842に切り換える。そうでない場合には(ステップS840にてNO)、CPU610は、制御をステップS810に戻す。
ステップS842にて、CPU610は、ネットワークコントローラ627を制御してRJ45コネクタ628に接続されている通信ケーブルに対して、ネットワークデータを取得するために予め規定されたパケットを送信する。当該パケットは、たとえばヘッダ部とユーザデータ部とを含む。ユーザデータ部は、通信ネットワーク200に参加するために必要なネットワークデータの送信要求を含む。
ステップS850にて、CPU610は、ネットワークコントローラ627からの出力に基づいて、予め規定された時間内に応答があったか否かを判定する。CPU610は、その時間内に応答があったと判定すると(ステップS850にてYES)、制御をステップS852に切り換える。そうでない場合には(ステップS850にてNO)、CPU610は、制御をステップS810に戻す。
ステップS852にて、CPU610は、PLCアダプタ600におけるネットワークデータの出力を禁止するためのフィルタ動作を開始する。より具体的には、CPU610は、スイッチ625に対して切換信号を送信することにより、電力線モデム624とアナログフロントエンド623との間の伝送路を電気的に遮断する。その結果、電力線モデム624からアナログフロントエンド623に対するデータの送信が禁止される。
ステップS854にて、CPU610は、ネットワークコントローラ627を介してネットワークデータ(たとえばネットワークID、パスワード、暗号鍵)を受信したことを検知する。CPU610は、それらのデータをRAM626において確保した領域に一時的に書き込み、その後、それらのデータをROM630において確保した領域(メモリ領域720,740,750)に書き込む。
ステップS856にて、CPU610は、ネットワークデータの書き込みの完了に基づいて、スイッチ625によるフィルタ動作を終了する。具体的には、CPU610は、スイッチ625に対して切換信号を送信することにより、電力線モデム624とアナログフロントエンド626との間の伝送路を閉じた状態(すなわち信号の伝送が可能な状態)に切り換えさせる。
ステップS860にて、CPU610は、PLCアダプタ600の外部から与えられた信号に基づいて終了指示が入力されたか否かを判定する。CPU610は、終了指示が入力されたと判定すると(ステップS860にてYES)、制御を終了する。そうでない場合には(ステップS860にてNO)、CPU610は、制御をステップS810に戻す。
次に、図9を参照して、本実施の形態に係る電力線通信装置間における通信について説明する。図9は、PLCアダプタ400とPLCアダプタ600との間で行なわれる通信を表わすシーケンスチャートである。
ステップS910にて、PLCアダプタ400のCPU410は、電源のオンを検知する。ステップS911にて、PLCアダプタ600のCPU610は、電源のオンを検知する。
ステップS914にて、CPU410は、RJ45コネクタ428を介した通信を開始する命令を検出する。ステップS915にて、CPU610は、RJ45コネクタ628を介した通信を開始する命令を検出する。
ステップS918にて、CPU410は、他の電力線通信装置(たとえばPLCアダプタ600)との間で通信リンクを確立するためのデータを通信する。ステップS919にて、CPU610は、他の電力線通信装置(たとえばPLCアダプタ400)との間で通信リンクを確立するためのデータを通信する。
ステップS922にて、CPU410は、その通信リンクが確立したことを検知する。ステップS923にて、CPU610は、その通信リンクが確立したことを検知する。
ステップS927にて、CPU610は、PLCアダプタ400に対して予め規定された特定のパケットを送信する。ステップS928にて、CPU410は、ネットワークコントローラ427から送られる信号に基づいて、当該特定のパケットを受信したことを検知する。
ステップS932にて、CPU410は、その受信を確認したことを表わす信号(ACK信号)をPLCアダプタ600に対して送信する。ステップS933にて、CPU610は、ACK信号を受信したことを検知する。
ステップS936にて、CPU410は、ROM430に格納されているパスワード(たとえばメモリ領域540に格納されているパスワード)を送信する。ステップS937にて、CPU610は、PLCアダプタ400から送られたそのパスワードの受信を検知する。
ステップS941にて、CPU610は、ネットワークデータを取得する命令を検出する。たとえば、ROM630におけるネットワークID(メモリ領域720)の値がNULLである場合、CPU610は、ネットワークデータを取得する命令を検出する。ステップS945にて、CPU610は、スイッチ625に対して切換信号を送ることにより、PLCアダプタ600におけるフィルタ動作を開始する。
ステップS949にて、CPU610は、ネットワークデータの出力要求を含む信号を生成し、その信号と予め規定されたパスワード(あるいはステップS937にて受信したパスワード)とをPLCアダプタ400に対して送信する。ステップS950にて、CPU410は、ネットワークコントローラ427からの出力に基づいて、ネットワークデータの出力要求を受信したことを検知する。
ステップS954にて、CPU410は、PLCアダプタ600から送られた信号の中から予め規定されたパスワード(たとえばメモリ領域540に格納されているパスワード)と一致するものが含まれているか否かを確認する。CPU410は、同一のパスワードが送られたと判定すると、ステップS958にて、PLCアダプタ400におけるフィルタ動作を開始する。より具体的には、CPU410は、フィルタ425に対して切換信号を送信することにより、ROM430と電力線モデム424との間の伝送路に送られる信号から、当該ネットワークデータを取り除くためのフィルタ処理を開始する。
ステップS962にて、CPU410は、ROM430からネットワークデータ(たとえばメモリ領域520,540,550)を読み出し、RAM426において送信のために一時的に確保した領域に書き込む。CPU410は、そのデータを用いて送信用のパケットデータを生成する。
ステップS966にて、CPU410は、RAM426において書き込まれたデータから生成されたパケットデータをネットワークコントローラ427を介してPLCアダプタ400の外部に送信する。このデータは、ケーブル(図示しない)を介してPLCアダプタ600に送られる。ステップS967にて、CPU610は、PLCアダプタ400からそのネットワークデータを受信したことを検知する。
ステップS971にて、CPU610は、そのデータをROM630において予め規定された領域(たとえばメモリ領域720,740,750)にそれぞれ格納する。これにより、PLCアダプタ600は、通信ネットワーク200に参加するためのデータを取得したことになる。
ステップS974にて、PLCアダプタ400のCPU410は、PLCアダプタ600に対するデータの送信が完了したことに基づいて、あるいはPLCアダプタ600から受信の確認信号を受信したことに基づいて、通信リンクを遮断する。ステップS975にて、CPU610は、PLCアダプタ400から取得したネットワークデータをROM630に格納したことに基づいて、PLCアダプタ400との通信リンクを遮断する。
ステップS978にて、CPU410は、フィルタ425に対して切換信号を送信することにより、PLCアダプタ400におけるネットワークデータのフィルタ動作を終了する。具体的には、CPU410は、ROM430と電力線モデム424との間の伝送路を電気的に接続された状態に切り換える。これにより、ROM430に格納されているデータの通信も可能となる。
ステップS979にて、CPU610は、スイッチ625に切換信号を送信することにより、PLCアダプタ600におけるフィルタ動作を終了する。具体的には、電力線モデム624とアナログフロントエンド623との間の伝送路の状態を開かれていた状態から閉じられた状態に切り換える。これにより、プラグ620と電力線モデム624との間は電気的に接続された状態となり、信号の送受信が可能となる。
次に、図10を参照して、PLCアダプタ400と600との間で行なわれるペアリング処理について説明する。図10は、PLCアダプタ400とPLCアダプタ600との間で行なわれるペアリング処理の一態様を表わすシーケンスチャートである。PLCアダプタ400はマスタとして機能し、PLCアダプタ600はスレーブとして、すなわちネットワークへの参加を要求する端末として機能する。
ステップS1010にて、マスタとして機能するPLCアダプタ400は、操作パネル(図示しない)に対する操作に基づいて、ペアリングを開始する操作が行なわれたことを検知する。
ステップS1020にて、スレーブとして機能するPLCアダプタ600は、操作パネル(図示しない)に対する操作に基づいて、ペアリングを開始する操作が行なわれたことを検知する。なお、ステップS1010における処理が実行されるタイミングと、ステップS1020における処理が実行されるタイミングとの先後は、問わない。
ステップS1030にて、PLCアダプタ600は、ペアリングを開始する操作に応答してペアリングの要求を表わす信号を生成し、その生成した信号をPLCアダプタ400に対して送信する。その要求を受信したPLCアダプタ400は、PLCアダプタ600の認証を行ない、ペアリングの可否を判断する。
ステップS1040にて、PLCアダプタ400は、ペアリングの許可を表わす信号を生成し、その信号をPLCアダプタ600に送信する。ステップS1050にて、スレーブとして機能するPLCアダプタ600は、PLCアダプタ400との間でネットワークに参加するためのネットワークデータを要求する信号を生成し、その生成した信号をPLCアダプタ400に送信する。ここで、ネットワークデータは、ネットワークIDと、暗号鍵と、PLCアダプタ400をネットワークにおいて識別するためのデータとを含む。
ステップS1060にて、PLCアダプタ400は、その要求信号の受信に応答して、ROM430から当該ネットワークデータを読み出し、ネットワークデータを含むフレームを生成し、生成したフレームをPLCアダプタ600に送信する。
PLCアダプタ600は、そのフレームを受信すると、そのフレームから当該ネットワークデータを取り出し、ROM630において予め確保された領域(たとえばメモリ領域720〜750)に各データを格納する。
ステップS1070にて、PLCアダプタ600は、その受信した暗号鍵を含むフレームを生成し、生成したフレームをPLCアダプタ400に送信する。PLCアダプタ400は、その受信したフレームから暗号鍵を取り出し、その暗号鍵がPLCアダプタ600に対して送られた暗号鍵と同じであるか否かを確認する。
ステップS1080にて、PLCアダプタ400は、暗号化を用いた通信の開始要求を生成し、その要求をPLCアダプタ600に送信する。ステップS1090にて、PLCアダプタ600は、その要求の受信に応答して、暗号鍵(メモリ領域750)を用いて送信の対象となるデータを暗号化し、暗号化によって生成された信号をPLCアダプタ400に送信する。その後の通信は、当該暗号鍵によって暗号化され、また復号され、暗号通信が可能となる。
以上のようにして、本発明の実施の形態に係る電力線通信装置によると、電力線を使用する通信ネットワークに参加するためのネットワークデータは、電力線以外の伝送経路によって、そのネットワークデータを有するPLCアダプタ400から、新たにそのネットワークへの参加を求めるPLCアダプタ600に送られる。このとき、PLCアダプタ400は、ネットワークデータをPLCアダプタ600に送信する前に、ネットワークデータが格納されているROM430とプラグ420との間の伝送路を電気的に遮断する。遮断は、スイッチの切り換え、フィルタ動作の開始等によって実現される。
一方、当該ネットワークデータを取得しようとするPLCアダプタ600は、その取得の前に、RAM626あるいはROM630とプラグ620との間の伝送路を遮断する。したがって、PLCアダプタ600が保持するデータがプラグ620から電力線220に送られることが防止される。
このようにすると、当該ネットワークデータが電力線220に送られなくなるため、セキュリティを維持しつつ、通信ネットワーク200を構成する新たなPLCアダプタを追加することができる。
なお、ネットワークデータが電力線220に送られることを防止するための構成(たとえば、フィルタ、スイッチ等)は、図4および図6に係るものに限られない。たとえば、図4に示されるPLCアダプタ400において、フィルタ425は、電力線モデム424とプラグ420との間に設けられてもよい。また、PLCアダプタ400は、フィルタ425に代えて、PLCアダプタ600が有するスイッチ625と同様の機能を有するスイッチを有していてもよい。
また、図6に示されるPLCアダプタ600において、スイッチ625は、電力線モデム624とROM630との間に、あるいは、アナログフロントエンド623とプラグ620との間に、設けられてもよい。また、PLCアダプタ600は、スイッチ625に代えて、PLCアダプタ400が有するフィルタ425と同様の機能を有するフィルタを有するものでもよい。
<第1の変形例>
以下、本実施の形態の第1の変形例について説明する。本変形例に係る電力線通信装置は、通信ネットワーク200に参加するためのデータを前述の通信インターフェイス以外の機能により取得できる点で、図6に示されるPLCアダプタ600と異なる。
以下、本実施の形態の第1の変形例について説明する。本変形例に係る電力線通信装置は、通信ネットワーク200に参加するためのデータを前述の通信インターフェイス以外の機能により取得できる点で、図6に示されるPLCアダプタ600と異なる。
そこで、図11を参照して、本変形例に係るPLCアダプタ1100の構成について説明する。図11は、PLCアダプタ1100のハードウェア構成を表わすブロック図である。PLCアダプタ1100は、図6に示される構成に対して、CPU610とネットワークコントローラ627とRJ45コネクタ628とに代えて、CPU1110と、ディスプレイ1120と、USB(Universal Serial Bus)I/F(Interface)1130と、操作パネル1140とを備える。
CPU1110は、PLCアダプタ1100の動作を制御する。ディスプレイ1120は、RAM626あるいはROM630に格納されているデータをCPU1110の制御に従って表示する。操作パネル1140は、PCLアダプタ1100に対する操作を受付けてその操作に応じた信号をCPU1110に送出する。操作パネル1140は、たとえばテンキーその他のタッチ式あるいは押下式のボタンとして実現される。
USBI/F1130は、USBメモリ(図示しない)の装着を受け付ける。USBメモリは、ネットワークデータを格納している。このネットワークデータは、通信ネットワーク200に既に参加している他の電力線通信装置(たとえばPLCアダプタ400)から取得されたものである。CPU1110は、当該USBメモリにアクセスして、USBメモリから上記ネットワークデータを読み出し、RAM626に格納する。このとき、CPU1110は、USBI/F1130に対するメモリの装着を検知すると、スイッチ625に対する切換信号を出力して、PLCアダプタ1100におけるネットワークデータのフィルタ処理を開始する。その結果、USBI/F1130から送られたネットワークデータは、電力線モデム624からアナログフロントエンド623に伝送されることなく、RAM626に書き込まれる。したがって、PLCアダプタ1100が取得したネットワークデータは、プラグ620を介して電力線220に送出されなくなるため、通信ネットワーク200に参加するためのデータを安全に取得することができる。
以上のようにして、本変形例に係るPLCアダプタ1100によると、USBメモリがUSBI/F1130に装着されたことを検知すると、ネットワークデータの外部への出力を遮断する。USBメモリに格納されているネットワークデータの取り込みは、容易である。したがって、PLCアダプタ1100の使用者がデータ通信に関する知識を有さない場合であっても、USBメモリを用いることにより、通信ネットワークへの電力線通信装置の増設を容易に実現することができる。
また、USBメモリからネットワークデータを取り込む際に、ディスプレイ1120は、CPU1110による表示制御に従って、その取り込まれたデータを表示してもよい。このようにすると、実際に取り込まれたデータの確認が容易になるため、PLCアダプタ1100に対する誤設定を防止することができる。
なお、本変形例においては、着脱可能な記録媒体の一例としてUSBメモリが言及されているが、記録媒体は、メモリカード等その他のメモリであってもよい。
<第2の変形例>
次に、本実施の形態の第2の変形例について説明する。本変形例に係る電力線通信装置は、ネットワークデータを出力する態様として、ネットワークコントローラ427を使用する態様に代えて、着脱可能な記録媒体に出力する態様、あるいはネットワークデータを表示する機能を有する点で、図4に示されるPLCアダプタ400と異なる。
次に、本実施の形態の第2の変形例について説明する。本変形例に係る電力線通信装置は、ネットワークデータを出力する態様として、ネットワークコントローラ427を使用する態様に代えて、着脱可能な記録媒体に出力する態様、あるいはネットワークデータを表示する機能を有する点で、図4に示されるPLCアダプタ400と異なる。
そこで、図12を参照して、本変形例に係るPLCアダプタ1200の構成について説明する。図12は、PLCアダプタ1200のハードウェア構成を表わすブロック図である。PLCアダプタ1200は、図4に示されるPLCアダプタ400の構成に対して、CPU410とネットワークコントローラ427とRJ45コネクタ428とに代えて、CPU1210と、ディスプレイ1220と、USBI/F1230とを備える。
CPU1210は、USBI/F1230に対するUSBメモリ(図示しない)の装着を検知し、その検知に応答してフィルタ425によるフィルタ動作を開始する。その結果、USBメモリがUSBI/F1230に装着された後は、ROM430から電力線モデム424に対するデータの伝送が禁止される。
CPU1210は、そのフィルタ動作が正常に行なわれていることを確認すると、そのUSBメモリに対して、ROM430に格納されているネットワークデータを書き込む。これにより、ネットワークデータの出力が実現される。
あるいは、他の局面において、CPU1210は、ROM430に格納されているデータをディスプレイ1220に表示してもよい。この場合、PLC1200の使用者は,その表示を視認すると、ディスプレイ1220に表示されているネットワークデータの各値を、新たに通信ネットワークに追加しようとする他のPLCアダプタの操作パネルを用いて入力することができる。
その後、CPU1210は、USBI/F1230からのUSBメモリの離脱を検知すると、フィルタ425によるフィルタ動作を終了する。その後、ROM430に格納されているデータに基づく通信が、電力線モデム424を介して可能となる。
以上のようにして、本変形例に係るPLCアダプタ1200によると、セキュリティを維持しつつ、伝送ケーブルを使用することなく、ネットワークデータの移送が可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 電力線通信ネットワーク、100 電柱、101 高圧配電線、102 変圧器、103,104,105 低圧配電線、106,210 受電盤、110,120 家、130 ビル、111,112,113,121,122,123,141,142,151,152,260 電力線通信装置、140,150 フロア、200 通信ネットワーク、211 電力メータ、212,213 ブレーカ、220,223 電力線、221,222,224,225,226,227 コンセント、230 パーソナルコンピュータ、240 照明、250 テレビ、262 LANケーブル、270 WANルータ、420,620 プラグ。
Claims (21)
- 第1の電力線通信装置と第2の電力線通信装置とを備える電力線通信システムであって、
前記第1の電力線通信装置は、
電力線から電力の供給を受ける第1の電源部と、
前記電力線を使用する通信ネットワークに接続するためのネットワークデータを格納する第1の記憶部と、
前記ネットワークデータの出力要求を検出する第1の検出部と、
前記出力要求に応答して、前記ネットワークデータが前記電源部から前記第1の電力線通信装置の外部に出力されることを禁止する第1の制御部と、
前記第1の制御部による動作に応答して前記ネットワークデータを出力する出力部とを備え、
前記第2の電力線通信装置は、
前記電力線から電力の供給を受ける第2の電源部と、
前記ネットワークデータの取得要求を検出する第2の検出部と、
前記取得要求の検出に応答して、データが前記第2の電源部から前記第2の電力線通信装置の外部に出力されることを禁止する第2の制御部と、
データの出力が前記第2の制御部によって禁止されたことに基づいて、前記電力線通信装置の外部から前記ネットワークデータを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記ネットワークデータを格納する第2の記憶部と、
前記ネットワークデータに基づいて前記通信ネットワークと通信する通信部とを備える、電力線通信システム。 - 前記第1の制御部は、前記第1の記憶部と前記第1の電源部との間の伝送路を遮断する、請求項1に記載の電力線通信システム。
- 前記第2の制御部は、前記取得部と前記第2の電源部との間の伝送路を遮断する、請求項1に記載の電力線通信システム。
- 電力線通信装置であって、
電力線から電力の供給を受ける電源部と、
前記電力線を使用する通信ネットワークに接続するためのネットワークデータを格納する記憶部と、
前記ネットワークデータの出力要求を検出する検出部と、
前記出力要求に応答して、前記ネットワークデータが前記電源部から前記電力線通信装置の外部に出力されることを禁止する制御部と、
前記制御部による動作に応答して前記ネットワークデータを出力する出力部とを備える、電力線通信装置。 - 前記制御部は、前記記憶部と前記電源部との間の伝送路を遮断する、請求項4に記載の電力線通信装置。
- 前記記憶部と前記電源部との間の伝送路の開閉を切り換える切換部をさらに備え、
前記制御部は、前記切換部に、前記伝送路の状態を閉状態から開状態に変更させる、請求項5に記載の電力線通信装置。 - 前記制御部は、前記電力線への送信のために前記電源部に伝送される信号から前記ネットワークデータを欠落させるフィルタ部を含む、請求項4に記載の電力線通信装置。
- 前記検出部は、前記電力線通信装置に入力された信号に基づいて前記出力要求を検出する、請求項4に記載の電力線通信装置。
- 前記電力線通信装置に対する操作を受け付けて前記操作に応じた操作信号を出力する操作部をさらに備え、
前記検出部は、前記操作信号に基づいて前記出力要求を検出する、請求項4に記載の電力線通信装置。 - 前記出力部は、通信回線の接続を受け付けて前記ネットワークデータを出力する通信インターフェイス部を含み、
前記通信インターフェイス部は、前記ネットワークデータが前記電源部から前記電力線通信装置の外部に出力されることが禁止されたことに基づいて、前記ネットワークデータを出力する、請求項4に記載の電力線通信装置。 - 前記出力部は、データを格納するための着脱可能な記録媒体に対して前記ネットワークデータを書き込む駆動部を含み、
前記駆動部は、前記ネットワークデータが前記電源部から前記電力線通信装置の外部に出力されることが禁止されたことに基づいて、前記ネットワークデータを出力する、請求項4に記載の電力線通信装置。 - 前記出力部は、前記ネットワークデータを表示する表示部を含み、
前記表示部は、前記ネットワークデータが前記電源部から前記電力線通信装置の外部に出力されることが禁止されたことに基づいて、前記ネットワークデータを表示する、請求項4に記載の電力線通信装置。 - 電力線通信装置であって、
電力線から電力の供給を受ける電源部と、
前記電力線を使用する通信ネットワークに接続するためのネットワークデータの取得要求を検出する検出部と、
前記取得要求の検出に応答して、データが前記電源部から前記電力線通信装置の外部に出力されることを禁止する制御部と、
データの出力が前記制御部によって禁止されたことに基づいて、前記電力線通信装置の外部から前記ネットワークデータを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記ネットワークデータを格納する記憶部と、
前記ネットワークデータに基づいて前記通信ネットワークと通信する通信部とを備える、電力線通信装置。 - 前記制御部は、前記取得部と前記電源部との間の伝送路を遮断する、請求項13に記載の電力線通信装置。
- 前記取得部と前記電源部との間の伝送路の開閉を切り換える切換部をさらに備え、
前記制御部は、前記切換部に、前記伝送路の状態を閉状態から開状態に変更させる、請求項14に記載の電力線通信装置。 - 前記制御部は、前記電力線への送信のために前記電源部に伝送される信号から前記ネットワークデータを欠落させるフィルタ部を含む、請求項13に記載の電力線通信装置。
- 前記検出部は、前記電力線通信装置に入力された信号に基づいて前記取得要求を検出する、請求項13に記載の電力線通信装置。
- 前記電力線通信装置に対する操作を受け付けて前記操作に応じた操作信号を出力する操作部をさらに備え、
前記検出部は、前記操作信号に基づいて前記取得要求を検出する、請求項13に記載の電力線通信装置。 - 前記取得部は、通信回線の接続を受けるインターフェイス部を含む、請求項13に記載の電力線通信装置。
- 前記取得部は、
データを格納する記録媒体の装着を受ける駆動部と、
前記データの出力が禁止されたことに基づいて、前記記録媒体から前記ネットワークデータを読み出す読出部とを含む、請求項13に記載の電力線通信装置。 - 前記取得部は、前記電力線通信装置に対する動作命令の入力を受ける操作部を含む、請求項13に記載の電力線通信装置。
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