JP2002164822A - 電力線搬送用端末設定装置 - Google Patents

電力線搬送用端末設定装置

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JP2002164822A
JP2002164822A JP2000360254A JP2000360254A JP2002164822A JP 2002164822 A JP2002164822 A JP 2002164822A JP 2000360254 A JP2000360254 A JP 2000360254A JP 2000360254 A JP2000360254 A JP 2000360254A JP 2002164822 A JP2002164822 A JP 2002164822A
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JP2000360254A
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Kenji Kuniyoshi
賢治 國吉
Yukio Okada
幸夫 岡田
Yoshiyuki Komoda
美行 薦田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用電源を介してアドレス情報、属性情報等
の設定を近隣の住戸との混乱を生ずることなく低コスト
にて設定することのできる電力線搬送用端末設定装置を
提供すること。 【解決手段】 電力線搬送通信の搬送波周波数に対して
高いインピーダンス、商用電源周波数に対しては低いイ
ンピーダンスを有するローパスフィルタ2をはさんで、
一方に商用電源を接続する商用電源接続部3、他方には
電力線搬送端末を接続する端末接続部4と電力線搬送ト
ランシーバ5とを設ける。端末接続部4に接続した電力
線搬送端末にローパスフィルタ2を介して電源供給をお
こなって、電力線搬送トランシーバ5経由にてその電力
線搬送端末自体を特定するアドレス等の属性情報の書き
込みをおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅などの建物内
に分散設置された電力線搬送端末の、アドレス等の属性
を特定する設定情報の書き込みをおこなう電力線搬送用
端末設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、住宅などの建物内に分散設置
されて、電力線となる商用電源に接続され、その商用電
源を介して制御される複数の照明装置、空調装置などの
負荷装置または負荷機器用の電力線搬送端末装置、ある
いはその操作側となる電力線搬送端末操作装置等の電力
線搬送端末がある。このような電力線搬送端末を特定す
るアドレス等の固有の属性情報は、各電力線搬送端末そ
れぞれに設けられるディップスイッチを用いて設定をお
こなうものがよく知られている。
【0003】また、1台の主装置にて複数の電力線搬送
端末の操作をおこなうことのできる、より多チャンネル
化の可能なポーリング/セレクティング方式の電力線搬
送通信システムがある。この場合、各電力線搬送端末に
アドレスや端末名、設置場所などの属性データを設定す
るときには、専用の設定器や当該主装置に設けられてい
る設定手段を用いて、商用電源を介した電力線搬送通信
によって電力線搬送端末に設けられる記憶手段に書き込
む設定作業を行う。すなわち、各電力線搬送端末は、製
品毎にその種類(冷蔵庫やテレビなど)や型番などの情
報を有しており、上記電力線搬送通信によって、設定手
段などにて商用電源に接続されている電力線搬送端末デ
ータを一覧取得し、その端末一覧データから所望の電力
線搬送端末を選択して、アドレスや設置場所などの属性
情報を設定するようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、ディップスイッチを用いたものにおいて
は、例えば端末数量の多いときにおいて設定間違いによ
るトラブルを生ずることが懸念される。また、ポーリン
グ/セレクティング方式のものにおいては、同一機種で
同じ型番の電力線搬送端末が複数ある場合には識別が困
難となる。すなわち、電力線搬送端末が冷蔵庫やテレビ
などの家電分野の負荷機器であるときには1台ずつ商用
電源に接続して属性情報の設定を行えばよいが、照明装
置の操作側となる操作スイッチ端末や、負荷機器用のコ
ンセントをもった差込接続型負荷用端末等の配線器具型
の電力線搬送端末のときには、容易に商用電源に接続す
ることができない。そのため、それら電力線搬送端末の
設置前での属性情報の設定作業を行うのに替えて、電力
線搬送端末を設置した後に一括して属性情報の設定作業
を行うこととなる。
【0005】ところで、配線器具型の電力線搬送端末の
場合、一般に同一機種で同じ型番のものが設置される。
すなわち、壁面に設置された複数の操作スイッチ端末と
照明装置、あるいは差込接続型負荷用端末である図7に
示すようなシーリングアダプタ端末8とで構成される照
明システムにおいて、各操作スイッチ端末にてどの照明
装置や差込接続型負荷用端末の操作をするかというパタ
ーン操作を想定すると、まず、前述の設定手段を用い、
商用電源を介して電力線搬送通信によって、接続されて
いる負荷装置(図示せず)、差込接続型負荷用端末及び
操作スイッチ端末(図示せず)の端末一覧データを取得
する。次いで、所望の操作スイッチ端末を指定してパタ
ーン操作の設定を行うこととなる。しかし、同一機種で
同じ型番の操作スイッチ端末、差込接続型負荷用端末ら
が複数存在しているため、どの操作スイッチ端末がどこ
に設置されたものか、あるいはどの差込接続型負荷用端
末を操作すべきかを物理的に特定することが困難とな
る。
【0006】なお、上記の回避策としては、例えば工場
出荷時に各操作スイッチ端末、差込接続型負荷用端末ら
に固有のID情報を付与させ、施工に際して設置位置を
管理することにて一応解決が可能である。しかし、雑然
とした建築施工現場にて実際に設置位置を管理すること
は手間がかかる。また、各操作スイッチ端末に固有のI
D情報をバーコード等の表示手段を用いて表示させ、読
み取り装置にてそのID情報を読み出すことも考えられ
る。しかし、比較的小型化を要求される配線器具型の差
込接続型負荷用端末では、製品表面に上記の表示をさせ
るのは製品デザイン上難しく、さらに製品側面、あるい
は背面に設けた場合には、その設置後に壁内に隠れてし
まうこととなって、これを回避するためには、差込接続
型負荷用端末の設置の段取りがより複雑になるというこ
とも想定される。また、配線系統の異なる近隣の他住戸
にて同一アドレスに設定された電力線搬送端末のあった
場合に、誤った連動動作等の設定情報の書き込みのなさ
れるということも想定される。
【0007】さらに、上記の設定情報の書き込みにおけ
るトラブル対応を含めた別の回避策として、電力線以外
の例えば赤外線リモコン通信などの別媒体を用いて行う
ことが考えられる。しかし、この場合、全ての電力線搬
送端末にそのための通信手段を具備させる必要がある。
したがって、電力線搬送通信システム全体のコストアッ
プすることが懸念される。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、商用電源を介してアドレ
ス情報、属性情報等の設定を近隣の住戸との混乱を生ず
ることなく低コストにて設定することのできる電力線搬
送用端末設定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電力線搬送用端末設定装置にあっては、電
力線搬送通信の搬送波周波数に対して高いインピーダン
ス、商用電源周波数に対しては低いインピーダンスを有
するローパスフィルタをはさんで、一方に商用電源を接
続する商用電源接続部、他方には電力線搬送端末を接続
する端末接続部と電力線搬送トランシーバとを設け、同
端末接続部に接続した電力線搬送端末に前記ローパスフ
ィルタを介して電源供給をおこなって、同電力線搬送ト
ランシーバ経由にてその電力線搬送端末自体を特定する
アドレス等の属性情報の書き込みをおこなうことを特徴
としている。
【0010】この構成にて、端末接続部に接続させた電
力線搬送端末に、商用電源接続部に接続させた商用電源
から、電力線搬送通信の搬送波周波数に対して高いイン
ピーダンス、商用電源周波数に対しては低いインピーダ
ンスを有するローパスフィルタを介して電源供給をおこ
なって、該端末接続部側に設けられた電力線搬送トラン
シーバ経由にて、電力線搬送通信の搬送波周波数を用い
て商用電源接続部側に漏れることなくその電力線搬送端
末自体を特定するアドレス等の属性情報の書き込みがで
きる。
【0011】そして、上記電力線搬送トランシーバは、
その駆動電源が前記ローパスフィルタの一方側に設けら
れた電源回路から供給させることが好ましい。この場
合、端末接続部側の電力線搬送トランシーバへの電源供
給がローパスフィルタの一方側に設けられた電源回路か
らなされる。
【0012】また、上記ローパスフィルタの一方側に、
前記電力線搬送トランシーバとともに商用電源に接続さ
れた他の電力線搬送端末との電力線搬送通信をおこなう
第2の電力線搬送トランシーバを設けるのが好ましい。
この場合、端末接続部に接続されて、商用電源接続部側
に漏れることなく電力線搬送通信の搬送波周波数を用い
て例えばアドレス情報のその電力線搬送端末自体を特定
する情報書き込みされた電力線搬送端末と、商用電源に
接続されたローパスフィルタの一方側の他の電力線搬送
端末とに対して、前記電力線搬送トランシーバ及びそれ
とともに電力線搬送通信をおこなう第2の電力線搬送ト
ランシーバを用いて他の属性情報の書き込みをできる。
【0013】また、上記ローパスフィルタの他方側に、
前記端末接続部に接続された電力線搬送端末と前記商用
電源に接続された他の電力線搬送端末との電力線搬送通
信の可不可の切り替えをおこなう切替スイッチを設ける
のも好ましい。この場合、端末接続部に接続されて、商
用電源接続部側に漏れることなく電力線搬送通信の搬送
波周波数を用いて例えばアドレス情報のその電力線搬送
端末自体を特定する情報書き込みされた電力線搬送端末
と、商用電源に接続されたローパスフィルタの一方側の
他の電力線搬送端末間の電力線搬送通信の可不可の切り
替えをおこなう切替スイッチを切り替えて他の属性情報
の書き込みをできる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の、請求
項1、2に対応する第1の実施の形態を示し、図5は、
請求項3に対応する第2の実施の形態を示し、図6は、
請求項4に対応する第3の実施の形態を示している。
【0015】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態の電力線搬送用端末設定装置を示すブロ
ック図、図2は、同電力線搬送用端末設定装置の使用状
態の説明図、図3は、同電力線搬送用端末設定装置の説
明図、図4は、電力線搬送用端末の概略構成を示すブロ
ック図である。
【0016】この実施の形態の電力線搬送用端末設定装
置1は、電力線搬送通信の搬送波周波数に対して高いイ
ンピーダンス、商用電源周波数に対しては低いインピー
ダンスを有するローパスフィルタ2をはさんで、一方に
商用電源7を接続する商用電源接続部3、他方には電力
線搬送端末8を接続する端末接続部4と電力線搬送トラ
ンシーバ5とを設け、同端末接続部4に接続した電力線
搬送端末8に前記ローパスフィルタ2を介して電源供給
をおこなって、同電力線搬送トランシーバ5経由にてそ
の電力線搬送端末8自体を特定するアドレス等の属性情
報の書き込みをおこなう。
【0017】また、該実施の形態の電力線搬送用端末設
定装置1においては、前記電力線搬送トランシーバ5
は、その駆動電源が前記ローパスフィルタ2の一方側に
設けられた電源回路6から供給されてもいる。
【0018】詳しくは、この電力線搬送用端末設定装置
1は、図2に示すように、電力線となる商用電源に接続
される、商用電源を介して制御される複数の照明装置、
空調装置などの負荷装置または負荷機器用の電力線搬送
端末装置、またはその操作側となる電力線搬送端末操作
装置等の電力線搬送端末であって少なくとも各電力線搬
送端末8自体を特定するアドレス等の属性設定可能な電
力線搬送通信部を備えて成る電力線搬送端末による通信
システム設定に際して使用するものである。そして、図
1に示すように、ローパスフィルタ2と、電力線搬送ト
ランシーバ5と、この電力線搬送トランシーバ5を制御
する制御部11、状態表示部9及び設定入力部10と、
これらの各回路へ電源供給をおこなう電源回路6とを有
して、商用電源7を接続する商用電源接続部3、電力線
搬送端末8を接続する端末接続部4を設けた適宜大きさ
をもったケースに内蔵されて形成されている。
【0019】なお、電力線搬送端末8は、この場合、従
来の技術の項にて述べたシーリングアダプタ端末を想定
している。このシーリングアダプタ端末は、例えば図4
に示すように、商用電源に接続される電源端子8aと、
照明装置(図示せず)が吊り下げ接続される引掛けシー
リング端子8bとを備えた天井取付型の差込接続型負荷
用端末である。この電力線搬送端末8のケース内部に
は、電力線搬送端末8自体を特定するアドレス等の属性
設定可能な電力線搬送通信部を構成するもので、マイク
ロコンピュータにて形成されたCPU8cと、アドレス
データ等の属性データの書き込み可能なEEPROM等
を含んで形成されるメモリ8dと、電力線搬送通信の搬
送波周波数に対応する、例えば高域通過フィルタと絶縁
トランスとを有して構成された結合回路8hを介して商
用電源7に向けCPU8cへのデータ入出力をおこなう
PLCモデム8eと、CPU8cにて制御され、例えば
リレー8gを介して引掛けシーリング端子8bに接続さ
れた上記照明装置の制御をおこなう駆動回路8fと、こ
れらの各回路へ電源供給をおこなう電源回路8iが設け
られている。
【0020】電力線搬送用端末設定装置1のローパスフ
ィルタ2は、ブロッキングフィルタと呼ばれるもので、
この場合、上記電力線搬送端末8の電源回路8iに対応
した通電許容量を有する、インダクタンス及びコンデン
サによるフィルタ回路にて形成されている。すなわち、
この電力線搬送用端末設定装置1は、電力線搬送端末8
に対してのみの電源供給を想定しており、電力線搬送端
末8に接続された照明装置等の負荷装置を含めた制御を
想定しない分、ローパスフィルタ2を小型に形成するこ
とが可能となる。
【0021】このローパスフィルタ2は、上記フィルタ
回路にて、図3に示すように、電波法施行規則によって
使用可能な電力線搬送通信の搬送波周波数である10k
Hz〜450kHz程度の搬送波周波数に対して高いイ
ンピーダンス、商用電源周波数である例えば60Hzに
対しては低いインピーダンスを有している。なお、これ
以外に、対応する例えば100kHz等の電力線搬送通
信に使用する電力線搬送周波数帯域に対してのみ高イン
ピーダンスとなるような、帯域通過フィルタ特性を有す
るものであっても良い。
【0022】商用電源接続部3及び端末接続部4は、上
記ケース外部にローパスフィルタ2をはさむよう露出さ
れている。この商用電源接続部3は、商用電源となる電
灯線が接続され、この電灯線から例えばAC100Vの
商用電源を取り出す。端末接続部4には上記のような電
力線搬送端末8が接続される。
【0023】電力線搬送トランシーバ5は、上記ローパ
スフィルタ2の他方側となるローパスフィルタ2と端末
接続部4との接続点に並列に接続される。この電力線搬
送トランシーバ5は、上記電力線搬送端末8に設けられ
ている結合回路及びPLCモデムと同様のもので、この
場合、電力線搬送トランシーバ5による送受信信号は、
制御部11となるマイクロコンピュータによって入出力
される。
【0024】電源回路6は、商用電源7の交流電源から
電力線搬送用端末設定装置1の動作に必要な直流電源を
生成するもので、例えばAC/DCコンバータ等にて形
成されている。
【0025】なお、この電力線搬送用端末設定装置1に
おいて、その動作状態や、前述の電力線搬送端末8の設
定状態の情報表示をおこなう液晶表示手段等にて形成さ
れた状態表示部9と、設定情報を入力する設定入力部1
0とは、電力線搬送用端末設定装置1全体の動作を制御
する、マイクロコンピュータ等にて形成された制御部1
1に接続される。
【0026】上記の電力線搬送用端末設定装置1は、ま
ず、図2の接続図に示すように、商用電源7となる例え
ば住戸外に設置された柱上トランスに繋がっている電灯
線と電力線搬送端末8との間に接続される。そして、端
末接続部4に接続させた電力線搬送端末8に、商用電源
接続部3に接続させた商用電源7から、電力線搬送通信
の搬送波周波数に対して高いインピーダンス、商用電源
周波数に対しては低いインピーダンスを有するローパス
フィルタ2を介して電源供給をおこなって、該端末接続
部4側に設けられた電力線搬送トランシーバ5経由に
て、電力線搬送通信の搬送波周波数を用いて商用電源接
続部3側に漏れることなくその電力線搬送端末自体を特
定するアドレス情報、属性情報、連動情報等の設定情報
の書き込みがなされる。その後、その設定の終了した後
に、電力線搬送用端末設定装置1を取り除き、電力線搬
送端末8を電灯線に接続する。このようにして、商用電
源を介してアドレス情報、属性情報等の設定を近隣の住
戸との混乱を生ずることなく低コストにて設定すること
ができるのである。
【0027】このとき、端末接続部4側の電力線搬送ト
ランシーバ5への電源供給がローパスフィルタ2の一方
側に設けられた電源回路6からなされるようになってお
り、ローパスフィルタ2には電力線搬送端末8へ供給す
る商用電力が通過するが、このローパスフィルタ2への
通電電流が、電力線搬送端末8で消費される電源回路8
iへの供給電流のみ流れる。したがって、ローパスフィ
ルタ2を小容量の電力通過が可能なものとすることが可
能となって、電力線搬送用端末設定装置1をより小型化
できるのである。
【0028】したがって、以上説明した電力線搬送用端
末設定装置1によると、端末接続部4に接続させた電力
線搬送端末8に、商用電源接続部3に接続させた商用電
源から、電力線搬送通信の搬送波周波数に対して高いイ
ンピーダンス、商用電源周波数に対しては低いインピー
ダンスを有するローパスフィルタ2を介して電源供給を
おこなって、該端末接続部4側に設けられた電力線搬送
トランシーバ5経由にて、電力線搬送通信の搬送波周波
数を用いて商用電源接続部3側に漏れることなくその電
力線搬送端末8自体を特定するアドレス等の属性情報の
書き込みができるので、商用電源を介してアドレス情
報、属性情報等の設定を近隣の住戸との混乱を生ずるこ
となく低コストにて設定することができる。
【0029】そして、端末接続部4側の電力線搬送トラ
ンシーバ5への電源供給がローパスフィルタ2の一方側
に設けられた電源回路6からなされるので、電力線搬送
用端末設定装置1をより小型化できるという効果を奏す
る。
【0030】[第2の実施の形態]図5は、第2の実施
の形態の電力線搬送用端末設定装置を示すブロック図で
ある。
【0031】この実施の形態の電力線搬送用端末設定装
置は、第2の電力線搬送トランシーバを設ける構成のみ
が第1の実施の形態と異なるもので、他の構成部材は第
1の実施の形態のものと同一で、該実施の形態の電力線
搬送用端末設定装置1は、前記ローパスフィルタ2の一
方側に、前記電力線搬送トランシーバ5とともに商用電
源7に接続された他の電力線搬送端末82(8)との電
力線搬送通信をおこなう第2の電力線搬送トランシーバ
52を設けている。
【0032】詳しくは、この電力線搬送用端末設定装置
1は、前記電力線搬送トランシーバ5と同じものとなる
第1の電力線搬送トランシーバ51と、第2の電力線搬
送トランシーバ52とが制御部11に接続されている。
この第2の電力線搬送トランシーバ52は、商用電源接
続部3とローパスフィルタ2との接続点に並列に接続さ
せ、電灯線に接続されている複数の他の電力線搬送端末
82との通信ができるようにしたものである。
【0033】上記の電力線搬送用端末設定装置1による
と、第2の電力線搬送トランシーバ52を介して電灯線
に接続されている複数の他の電力線搬送端末82との通
信を行うことが可能になるため、端末接続部4に接続し
電力線搬送端末81に設定したアドレス情報、属性情報
等の内容が正しいかどうかを確認することができる。ま
た、さらにファイルサーバー機能を持つ電力線搬送通信
端末を電灯線側に接続しておけば、第2の電力線搬送ト
ランシーバ52を用いて、当該電力線搬送通信端末から
アドレス情報や連動情報といった必要情報を取り出し、
その情報を端末接続部4に接続させた電力線搬送端末8
1に送信することも可能となるため、設定作業がより容
易になると同時に設定情報の一元管理も図ることが可能
となる。
【0034】したがって、以上説明した電力線搬送用端
末設定装置1によると、端末接続部4に接続されて、商
用電源接続部3側に漏れることなく電力線搬送通信の搬
送波周波数を用いて例えばアドレス情報のその電力線搬
送端末自体を特定する情報書き込みされた電力線搬送端
末81と、商用電源に接続されたローパスフィルタ2の
一方側の他の電力線搬送端末82とに対して、第1の電
力線搬送トランシーバ51及びそれとともに電力線搬送
通信をおこなう第2の電力線搬送トランシーバ52を用
いて他の属性情報の書き込みをできるので、商用電源に
接続されたローパスフィルタ2の一方側の他の電力線搬
送端末82,82…と比較して電力線搬送端末81に設
定した情報が正しいかどうかを確認することができて使
い勝手が向上する。
【0035】[第3の実施の形態]図6は、第3の実施
の形態の電力線搬送用端末設定装置を示すブロック図で
ある。
【0036】この実施の形態の電力線搬送用端末設定装
置は、切替スイッチを設ける構成のみが第1の実施の形
態と異なるもので、他の構成部材は第1の実施の形態の
ものと同一で、該実施の形態の電力線搬送用端末設定装
置1は、前記ローパスフィルタ2の他方側に、前記端末
接続部4に接続された電力線搬送端末81と前記商用電
源7に接続された他の電力線搬送端末82との電力線搬
送通信の可不可の切り替えをおこなう切替スイッチ12
を設けている。
【0037】詳しくは、この切替スイッチ12は、その
入力系統として2系統を有しており、一方は商用電源接
続部3側に直接接続され、他方はローパスフィルタ2の
他方側出力端に接続されている。また、このローパスフ
ィルタ2の一方側となる入力端は商用電源接続部3に接
続され、切替スイッチ12の出力側は端末接続部4に接
続される。この端末接続部4との接続点には電力線搬送
トランシーバ5が並列接続され、電力線搬送トランシー
バ5の送受信信号が制御部11のマイクロコンピュータ
によって入出力される。なお、この切替スイッチ12
は、制御部11にて制御される駆動回路13にて上記2
系統の接続系統の切替がなされるようになっている。
【0038】上記の電力線搬送用端末設定装置1による
と、切替スイッチ12の系統を切り替えて、電力線搬送
トランシーバ5を用いて電灯線に接続されている複数の
他の電力線搬送端末82との通信を行うことが可能にな
るため、端末接続部4に接続し電力線搬送端末81に設
定したアドレス情報、属性情報等の内容が正しいかどう
かを確認することができる。また、さらにファイルサー
バー機能を持つ電力線搬送通信端末を電灯線側に接続し
ておけば、当該電力線搬送通信端末からアドレス情報や
連動情報といった必要情報を取り出し、その情報を端末
接続部4に接続させた電力線搬送端末81に送信するこ
とも可能となるため、設定作業がより容易になると同時
に設定情報の一元管理も図ることが可能となる。
【0039】したがって、以上説明した電力線搬送用端
末設定装置1によると、端末接続部4に接続されて、商
用電源接続部3側に漏れることなく電力線搬送通信の搬
送波周波数を用いて例えばアドレス情報のその電力線搬
送端末自体を特定する情報書き込みされた電力線搬送端
末81と、商用電源に接続されたローパスフィルタ2の
一方側の他の電力線搬送端末82間の電力線搬送通信の
可不可の切り替えをおこなう切替スイッチ12を切り替
えて他の属性情報の書き込みをできるので、商用電源に
接続されたローパスフィルタ2の一方側の他の電力線搬
送端末82,82…と比較して電力線搬送端末81に設
定した情報が正しいかどうかを確認することができて使
い勝手が向上する。
【0040】
【発明の効果】本発明は、上述の実施態様の如く実施さ
れて、請求項1記載の電力線搬送用端末設定装置にあっ
ては、商用電源を介してアドレス情報、属性情報等の設
定を近隣の住戸との混乱を生ずることなく低コストにて
設定することができる。
【0041】また、請求項2記載の電力線搬送用端末設
定装置にあっては、端末接続部側の電力線搬送トランシ
ーバへの電源供給がローパスフィルタの一方側に設けら
れた電源回路からなされるので、電力線搬送用端末設定
装置をより小型化できるという効果を奏する。
【0042】また、請求項3、4記載の電力線搬送用端
末設定装置にあっては、商用電源に接続されたローパス
フィルタの一方側の他の電力線搬送端末と比較して電力
線搬送端末に設定した情報が正しいかどうかを確認する
ことができて使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電力線搬送用端末
設定装置を示すブロック図である。
【図2】同電力線搬送用端末設定装置の使用状態の説明
図である。
【図3】同電力線搬送用端末設定装置の説明図である。
【図4】電力線搬送端末の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図5】第2の実施の形態の電力線搬送用端末設定装置
を示すブロック図である。
【図6】第3の実施の形態の電力線搬送用端末設定装置
を示すブロック図である。
【図7】電力線搬送端末を示す概略図である。
【符号の説明】
1 電力線搬送用端末設定装置 2 ローパスフィルタ 3 商用電源接続部 4 端末接続部 5 電力線搬送トランシーバ 6 電源回路 7 商用電源 8 電力線搬送端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薦田 美行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5K046 AA03 PS03 PS22 PS24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線搬送通信の搬送波周波数に対して
    高いインピーダンス、商用電源周波数に対しては低いイ
    ンピーダンスを有するローパスフィルタをはさんで、一
    方に商用電源を接続する商用電源接続部、他方には電力
    線搬送端末を接続する端末接続部と電力線搬送トランシ
    ーバとを設け、同端末接続部に接続した電力線搬送端末
    に前記ローパスフィルタを介して電源供給をおこなっ
    て、同電力線搬送トランシーバ経由にてその電力線搬送
    用端末自体を特定するアドレス等の属性情報の書き込み
    をおこなうことを特徴とする電力線搬送用端末設定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電力線搬送トランシーバは、その駆
    動電源が前記ローパスフィルタの一方側に設けられた電
    源回路から供給されてなる請求項1記載の電力線搬送用
    端末設定装置。
  3. 【請求項3】 前記ローパスフィルタの一方側に、前記
    電力線搬送トランシーバとともに商用電源に接続された
    他の電力線搬送端末との電力線搬送通信をおこなう第2
    の電力線搬送トランシーバを設けた請求項1又は2記載
    の電力線搬送用端末設定装置。
  4. 【請求項4】 前記ローパスフィルタの他方側に、前記
    端末接続部に接続された電力線搬送端末と前記商用電源
    に接続された他の電力線搬送端末との電力線搬送通信の
    可不可の切り替えをおこなう切替スイッチを設けた請求
    項1又は2記載の電力線搬送用端末設定装置。
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