JP2002305469A - 電力線搬送通信システム - Google Patents

電力線搬送通信システム

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JP2002305469A
JP2002305469A JP2001109045A JP2001109045A JP2002305469A JP 2002305469 A JP2002305469 A JP 2002305469A JP 2001109045 A JP2001109045 A JP 2001109045A JP 2001109045 A JP2001109045 A JP 2001109045A JP 2002305469 A JP2002305469 A JP 2002305469A
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JP2001109045A
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Kenji Kuniyoshi
賢治 國吉
Yukio Okada
幸夫 岡田
Yoshiyuki Komoda
美行 薦田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力線搬送通信システムに接続される端末装
置の連動動作等の設定情報を、近隣の住戸との混乱を生
ずることなく容易に設定することのできる電力線搬送通
信システムを提供する。 【解決手段】 電力線搬送用設定装置1が、電力線搬送
用端末装置の識別情報を電力線搬送通信を用いて読み出
し、液晶表示部16に表示される識別情報と、電力線搬
送用端末装置を示すアイコンとを対応付け、アイコンに
対応付けられた電力線搬送用端末装置に対し、設定情報
を送信することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連動動作等の設定
情報の書き込みを行う電力線搬送通信端末のシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】住宅などの建物内に設置されて、電力線
となる商用電源に接続され、商用電源を介して制御され
る複数の照明装置、空調装置などの負荷装置または負荷
機器用の電力線搬送端末装置、あるいはその操作側とな
る電力線搬送端末装置等の電力線搬送端末がある。この
ような電力線搬送通信端末を用いた集中管理型のシステ
ムでは、各端末にアドレスや設置場所などの設定情報を
設定する必要があり、また、集中管理型のシステムにお
いては、端末間の連動情報を設定する必要がある。これ
は、電力線に接続された電力線搬送用設定装置から、電
力線搬送通信を用いて、各電力線搬送通信端末に設けら
れる記憶部に設定情報を書き込む作業を行う。すなわ
ち、各電力線搬送通信端末は、製品毎に種類や、型番等
の情報を有しており、設定装置などによって、電力線搬
送通信端末の情報を一覧取得し、その設定装置の表示部
に表示される端末一覧データから電力線搬送通信端末を
選択して、設定情報の書き込みを行うものがある。
【0003】しかし、これは、同一機種で同じ型番を持
つ電力線搬送通信端末が複数存在する場合には識別が困
難となる。すなわち、電力線搬送通信端末が、冷蔵庫や
テレビ等のように、コンセントプラグを介して電力線に
接続される構成の場合は、コンセントに1台ずつ接続し
ていくことで、個々の端末装置の特定を行うことができ
るが、照明装置の操作側となる操作スイッチ端末や、負
荷機器用の接続端子を持つ差込接続型負荷端末等のよう
に、1つの電力線搬送通信システム内に複数個存在する
端末は、その施工時に壁面等に埋め込まれると同時に、
電力線にもすでに接続されているため、一度、電力線搬
送通信システムから切り離し、個別に認識させてから、
再度施工し直すといった手間が必要であり、現実的な対
処の仕方でないので、この場合には端末の識別は困難と
なる。端末の施工時に設定情報の書き込みを行うといっ
た方法も考えられるが、建築施工現場においては、電力
線に電力が供給されていない場合が多く、また、安全面
から見ても、電力が供給された状態で電力線搬送通信端
末を施工することは、好ましくない。そのため、電力線
搬送通信端末を施工したあとに、一括して設定情報の書
き込みを行うことが望ましいこととなる。
【0004】ところで、電力線搬送通信端末として配線
器具型の場合、一般に同一機種で同じ型番のものが設置
される。すなわち、壁面に設置された複数の操作スイッ
チ端末と照明装置、あるいは差込接続型負荷用端末であ
る操作スイッチ端末と差込型接続で構成される照明制御
システムにおいて、各操作スイッチ端末にてどの差込接
続型孵化用端末の操作を行うかという、パターン操作を
想定すると、まず、商用電源を介して電力線搬送通信に
より、接続されている差込接続型負荷用端末及び操作ス
イッチ端末の端末一覧データを取得する。次いで、所望
の操作スイッチ端末を指定して、パターン操作の設定を
行うこととなる。しかし、同一機種で同じ型番の操作ス
イッチ端末、差込接続型負荷用端末が複数存在している
ため、どの操作スイッチ端末がどこに設置されたもの
か、あるいはどの差込接続型負荷用端末を操作すべきか
を物理的に特定することが困難となる。この場合の対策
として、例えば工場出荷時に各操作スイッチ端末、差込
接続型負荷端末に固有の識別情報であるID情報を付与
させておき、施工時に、その設置位置を管理しておくこ
とで、一応の解決を実現することができるが、雑然とし
て建築施工現場で、実際に設置位置を管理することは、
非常に手間のかかるものである。また、各操作スイッチ
端末に固有の識別情報をバーコード等の表示手段を用い
て表示させ、読み取り装置にてその識別情報を読み出す
ことも考えられる。しかし、小型化を要求される配線器
具型の差込接続型負荷用端末では、製品表面にバーコー
ド等の表示をすることは、製品デザイン上困難であり、
製品側面、もしくは製品背面に設けた場合には、壁面等
への設置後に、壁内に隠れてしまうことになり、これを
回避し、表面から識別情報を読み出すためには、差込接
続型負荷用端末の設置の方法が複雑になるということも
想定される。また、配線系統の異なる近隣の他住戸にて
同一アドレスに設定された電力線搬送通信端末が存在し
た場合に、誤った設定除法の書きこみが行われるといっ
たことも想定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、連動動作等の設定情報を、近隣の住戸との混乱を生
ずることなく容易に設定することのできる電力線搬送通
信システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電力線搬送通信システムは、以下の構成を備
える。すなわち、請求項1の発明では、電力線となる商
用電源に接続され、商用電源を介して制御される複数の
電力線搬送端末装置と、少なくとも前記電力線搬送用端
末装置を特定するアドレス等を設定する電力線搬送用設
定装置と、を備える電力線搬送通信システムであって、
前記電力線搬送用設定装置は、前記電力線搬送用端末装
置の識別情報を電力線搬送通信を用いて読み出すととも
に、前記複数の電力線搬送用端末装置の配置位置を設定
可能な配置位置表示部と、前記複数の電力線搬送用端末
装置の識別情報表示できる識別情報表示部と、を備え、
前記電力線搬送用設定装置は、前記識別情報表示部に表
示される前記識別情報と、前記配置位置表示部に表示さ
れる前記電力線搬送用端末装置を示す図像とを対応付
け、前記図像に対応付けられた前記電力線搬送用端末装
置に対し、少なくとも連動情報等の設定情報を送信する
ことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明では、前記電力線搬送用設
定装置は、前記設定情報を前記端末装置に送信する前
に、前記設定情報による前記電力線搬送用端末装置の連
動動作の確認を行うことができることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明では、前記電力線搬送用設
定装置は、前記電力線に電力線搬送信号を重畳する結合
回路と、電力線搬送通信を行う電力線モデムと、前記電
力線用端末装置が設置される場所の平面図面や前記設定
情報を表示する状態表示手段と、前記平面図面や前記設
定情報等の入力を行う状態入力手段と、電力線搬送通信
におけるデータを処理する情報処理部と、前記設定情報
等を記憶する記憶部と、前記設定装置の動作に必要な電
源を供給する電源部と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明では、電力線搬送通信シス
テムは、無線通信により伝送される信号を電力線搬送信
号に変換する無線アダプタを備えるとともに、前記電力
線搬送用設定装置は、前記無線アダプタと無線通信を行
う無線モデムを備え、無線通信により電力線搬送通信を
行うことを特徴とする。
【0010】請求項5の発明では、前記電力線搬送用設
定装置は、外部の情報処理端末等と通信を行うための通
信入力部を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項6の発明では、前記電力線搬送用端
末装置は、識別情報通知手段を備え、該識別情報通知手
段が操作された場合に、前記電力線搬送用端末装置の前
記識別情報を前記電力線搬送用設定装置に送信すること
を特徴とする。
【0012】請求項7の発明では、前記電力線搬送用端
末装置は、赤外線入力部を備え、赤外線を受信したとき
に、前記電力線搬送用端末装置の識別情報を前記電力線
搬送用設定装置に送信することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0014】本発明に係わる電力線搬送システムの第1
の実施の形態を、図1を参照して以下に説明する。図1
に示すように、電力線搬送通信システムは電力線搬送用
端末装置(以下、端末装置とする)である操作スイッチ
端末3や引掛けシーリング端子をもつ差込接続型負荷端
末4とによって構成される照明制御システムを想定して
いる。各端末装置は電力線に接続されており、電力線搬
送用設定装置1(以下、設定装置とする)は、電力線に
接続されているコンセント端子2を介して電力線に接続
される。
【0015】図2は、設定装置1の構成図を示してお
り、設定装置1は、高域通過フィルタと絶縁トランスと
を有する結合回路11と、結合回路11を介して商用電
源とCPUとのデータ入出力をおこなう電力線モデム1
2と、端末装置のID等の識別情報を書き込み可能なE
EPROM等の記憶部であるメモリ13と、電力線から
電源を取得する電源回路18と、電力線搬送通信のデー
タ処理を行う情報処理部であるCPU15と、設定装置
1の画面上で照明装置の設置状態等を入力する状態入力
手段であるコマンドキー17と、外部の情報処理端末と
通信を行う外部通信手段であるシリアルポート14と、
を備えている。
【0016】メモリ13は、ROMやRAMによって構
成されており、設定装置1の動作に必要なプログラム、
設定情報の登録作業領域、および、端末装置の設置場所
の平面データの記憶を行う。状態入力手段は、端末装置
のアドレスの入力や、設定情報等の入力を行うことがで
きる、文字キー、コマンドキー17を持ったものを使用
し、状態表示手段は、設定情報や、平面データを図化し
た平面図面を表示可能な液晶表示部16である。
【0017】次に、図3に示す端末装置である操作スイ
ッチ端末3の構成を説明する。操作スイッチ端末3は、
設定装置1と同様に、結合回路11、電力線モデム1
2、メモリ13、電源回路18、CPU15、操作スイ
ッチ25と、さらに識別情報通知釦20と、を備えてい
る。操作スイッチ端末3において、CPU15が操作ス
イッチ25の状態を監視し、操作スイッチ25に対する
操作に対応した制御信号を電力線モデム12と結合回路
11を介して電力線に送信する。また、メモリ13はE
EPROM等により構成され、端末装置の動作に必要な
プログラムや、設定装置から送信されてくるアドレスや
連動情報等の設定情報を記憶する。
【0018】また、端末装置として、図4を参照して、
差込接続型負荷端末4の構成を説明する。差込接続型負
荷端末4は、操作スイッチ端末3と同様に、結合回路1
1、電力線モデム12、メモリ13、電源回路18、C
PU15、識別情報通知釦20と、リレー19と、を備
えている。リレー19は電力線と引掛けシーリング端子
(図示せず)の間に挿入され、差込接続型負荷端末4を
制御する電力線搬送通信信号を受信した場合に、CPU
15により制御されるものであり、引掛けシーリング端
子に接続される照明器具への電力供給をオンオフ制御す
ることができる。
【0019】また、シリアルポート14を備えること
で、外部の情報処理端末であるパーソナルコンピュータ
で予め作成した平面図面や、連動情報等の設定情報を設
定装置にダウンロードすることが可能になるため、施工
現場での作業効率が向上する。また、電力線に接続され
る端末装置の機種が追加され、設定装置内にあるライブ
ラリの数では対応できなくなったとき、ライブラリの情
報を更新することが必要となるが、シリアルポート14
からメモリ13に更新データを書き込むことが可能にな
るため、メモリ13であるROMを交換することなく、
設定装置のライブラリの数を増加させ、設定装置への要
求に容易に対応することが可能となる。さらに、このシ
リアルポート14を用いて、設定装置が保有する情報を
読み出し、外部の情報処理端末に保存することも可能に
なり、データの一元管理が容易になるものである。
【0020】次に、上述した設定装置の動作を説明す
る。図5に示すように、設定装置は、まず、施工現場の
平面図面を液晶表示部16上に表示する。この平面図面
は、予め設定装置本体に備えられたコマンドキー17を
用いて、作成されたものである。次にこの平面図面上に
記憶部に予め用意されている端末装置を示す図像である
アイコンを保有するライブラリから任意の端末装置を選
択すると、平面図面上の予め決められた初期位置にアイ
コンが表示されるので、そのアイコンを平面図面の所望
の位置へ配置することで、平面図面上における端末装置
の位置情報を特定する。ここで、端末装置のライブラリ
とは、電力線搬送通信システムで使用可能な端末情報が
登録されているもので、ライブラリの一覧表から任意の
端末装置を選択すれば、平面図面上に対応するアイコン
と設定情報が表示されるものである。また、このアイコ
ンは表示状態、色、大きさ等を編集することが可能であ
り、操作者が分かりやすい表示状態にすることや、平面
図面上の配置位置を調整することが可能である。
【0021】このようにして平面図面上に必要な端末装
置を配置したあと、設定装置を登録モードに移行する。
登録モードには、設定装置に備えられた状態入力手段で
あるコマンドキー17として備えられているモード切り
替え釦を押下することで移行できるようになっている。
登録モードは、実際の端末装置から送信されてくる端末
装置毎の識別情報が受信可能となる状態であるので、設
定装置を登録モードにしてから、端末装置に識別情報を
送信させるようにする。
【0022】端末装置は、識別情報通知手段として、識
別情報通知釦20を備えており、この識別情報通知釦2
0を押下することで、CPU15が、その端末装置に与
えられた識別情報をメモリ13から読み出し、電力線モ
デム12と結合回路11とを介して電力線上に送信する
ものである。
【0023】登録モードに移行し、端末装置からの識別
情報を受信した設定装置では、その端末装置が実際に配
置されている位置に対応する液晶表示部16上の平面図
面に配置された端末装置を選択することで、アイコン表
示された端末装置の液晶表示部16上における位置を特
定し、そのアイコンと受信した識別情報とを関連付け
る。液晶表示部16上の全てのアイコンと、受信した実
際の端末装置との関連付けを終えたあとは、登録モード
を終了する。登録モードを終了したあとは、識別情報が
登録された平面画面上のアイコンを選択して、アドレス
や連動情報等の設定情報を作成するものである。全アイ
コンに対して、アドレスや連動情報等の設定情報を設定
を行ったあと、実際の端末装置に対して、設定情報を書
き込むために、設定情報を個々に送信する。 以上が、
設定装置の動作である。
【0024】次に、端末装置の通電開始からの一連の動
作を説明する。図6に示すように、端末装置は、通電す
ると、設定装置からのデータ受信する。受信するデータ
がない場合は、識別情報通知釦20が押下されたかを検
知し、押下を検知しなければ、各端末装置の入出力制御
処理を行い、必要であれば信号送信処理を行う。識別情
報通知釦20が押下された場合は、工場出荷時に付与さ
れた識別情報を電力線上に送信する。識別情報を送信す
る際には、設定装置に対して確実に識別情報を伝送する
ために、予め決められた回数、送信するように設定し、
所定回数送信したあとは、設定装置1からのデータを受
信する状態に戻る。設定装置から端末装置と同一の識別
情報をもったデータを受信した場合は、受信データをメ
モリ13に記憶させたあと、設定情報にしたがって、連
動動作などを行う。
【0025】以上が、設定装置と端末装置における連動
情報等の設定情報の登録の動作であるが、設定情報を端
末装置に実際に書き込む前に、設定装置上で、端末装置
が所望の連動動作を行うかを確認することができるよう
になっている。これは、各端末の設定情報を作成したあ
とに、シミュレーションを実行するものである。設定装
置内でシミュレーションを行うことで、連動情報の確認
を事前に行うことのできるものである。このシミュレー
ションの動作を図7に示す。ステップSC5までは、図
5に示す動作と同様である。登録モードが終了したあ
と、連動動作等の設定情報を作成し(ステップSC
6)、ここで、設定装置1上で、シミュレーションキー
として設定されたコマンドキーを押下することで、実際
に電力線上には制御信号を送出せず、液晶表示部16上
で、作成した設定情報にしたがって、アイコンの色、大
きさなどを変化させることで、設定装置1上で動作確認
を行うものである。ここで、設定情報による動作が所望
のものであれば、動作確認ができたので(ステップSC
8)、設定情報を実際の端末装置に送信し(ステップS
C9)、処理を終了する。動作が所望のものでなけれ
ば、ステップSC6に戻り、再度設定情報を作成する。
【0026】本実施の形態により、近隣の住戸との混乱
を生ずることなく連動動作等の設定情報を容易に設定す
ることが可能となる。 (第2実施形態)本発明に係わる第2の実施の形態を説
明する。本実施の形態において、第1の実施の形態と同
じ箇所には、同じ符号を付与し、詳細な説明は省略す
る。
【0027】図8に示すように、本実施の形態において
は、電力線搬送通信システムは、無線を介して電力線に
信号を送信する無線設定装置6と、無線設定装置6から
の無線信号を受信し、電力線搬送通信を行わせるため
に、無線設定装置アダプタ5を備えている。
【0028】図9に示すように、無線設定装置6は、電
力線ではなく、無線により、通信を行うため、無線信号
を送出するためのアンテナ24、無線モデム21、メモ
リ13、電源回路18、バッテリー22、CPU15、
コマンドキー17、及び液晶表示部16により構成され
ているが、無線を使う以外の構成、動作は第1の実施の
形態における設定装置と同じである。しかし、本実施の
形態においては、第1の実施の形態で識別情報通知釦2
0の代りに、赤外線検出部23を備えるものである。ま
た、無線設定装置アダプタ5は、結合回路11、電力線
モデム12、メモリ13、電源回路18、CPU15、
無線モデム21、及びアンテナ24により構成されてい
る。
【0029】図10に示すように、電力線に接続された
無線設定装置アダプタ5は、電源回路18から設定装置
の動作に必要な電力を取り出して動作を行い、CPU1
5は電力線モデム12と電力線に電力線搬送通信信号を
重畳する結合回路11を介して、電力線に接続された複
数の端末装置と通信を行う。メモリ13は、ROM、R
AMにより構成されており、CPU15の動作に必要な
制御プログラムが記憶されている。CPU15は無線モ
デム21が受信した信号を、電力線搬送信号に変換し
て、結合回路11を介して、無線モデム21に出力す
る。
【0030】無線設定装置6のCPU15は、無線モデ
ム21を介して、無線設定装置アダプタ5との間で通信
を行う。電源回路18はバッテリー22から電力を取り
出して、CPU15に電源供給を行う。メモリ13は、
ROMやRAMにより構成されており、CPU15の動
作に必要なプログラム、設定情報の作業領域、及び施工
場所の平面図面データの記憶に用いる。コマンドキー1
7は、端末装置のアドレスや、設定情報の入力を行うこ
とができ、液晶表示部16は、設定情報や平面図面を表
示するものである。
【0031】無線設定装置6による識別情報の読み出
し、端末装置への連動情報等の設定情報の送信等の動作
は、無線信号を用いて通信を行っている以外は、同じ動
作である。しかし、本実施の形態においては、端末装置
の識別情報を電力線上に送信する際に、赤外線検出部2
3が赤外線を受信した場合に識別情報を送信するもので
ある。これは、負荷となる照明器具を引掛けシーリング
で接続する差込接続型負荷端末4の場合は、設置場所が
天井となるため、第1の実施の形態において設定装置が
備えた識別情報通知釦20を押下することが困難な場合
のことを考慮しているからである。
【0032】赤外線検出部23が赤外線信号を受信した
とき、識別情報を送信するものであるので、専用のリモ
コンを用意することなく、TVやエアコン等に付属の赤
外線リモコンを用いることも可能である。また、オフィ
ス等のように同一フロアに同一機種の端末装置が複数台
存在するような場合には、赤外線検出部23の指向性を
狭くするか、赤外線を送出する装置に、LED等の可視
光線を出力できる回路を追加し、端末装置側では、赤外
線信号と可視光線信号の論理和などを計算し、その論理
和演算結果が入力された場合にのみ、識別情報を送信す
るようにしてもよい。
【0033】本実施の形態により、設定装置が、電力線
に信号線を介して接続されている必要がないので、設定
装置の設置場所が限定されず、また、端末装置の連動動
作等の設定情報を容易に設定することができる。
【0034】以上、本発明の好適な実施の形態を説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限らず、種々の形態で
実施することができる。
【0035】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る電
力線搬送通信システムは、設定装置上で簡単に、端末装
置の連動情報等の設定情報を設定することができる。
【0036】また、請求項2の発明は、端末装置に実際
に設定情報を書き込む前に、設定装置上で、端末装置の
動作を確認をすることができるものである。
【0037】また、請求項3の発明は、無線通信を介し
て、電力線搬送通信を行うので、設定装置を電力線に接
続しておく必要がなくなり、設定装置をより使い易くす
ることができるものである。
【0038】また、請求項4の発明は、外部の情報処理
端末等からデータを送受信する通信入力部を設けたの
で、設定装置上からだけでなく、通信入力部を介して、
外部からメモリが記憶したデータを書き換えることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電力線搬送通信システムの第1
の実施の形態を示す図である
【図2】上記電力線搬送通信システムの設定装置を示す
図である
【図3】上記電力線搬送通信システムの操作スイッチ端
末を示す図である
【図4】上記電力線搬送通信システムの差込接続型負荷
端末を示す図である
【図5】上記電力線搬送通信システムの設定装置の動作
を示すフローチャートである
【図6】上記電力線搬送通信システムの端末装置の動作
を示すフローチャートである
【図7】上記電力線搬送通信システムの設定装置のシミ
ュレーション動作を示すフローチャートである
【図8】本発明に係わる電力線搬送通信システムの第2
の実施の形態を示す図である
【図9】上記電力線搬送通信システムの無線設定装置を
示す図である
【図10】上記電力線搬送通信システムの無線設定装置
アダプタを示す図である
【符号の説明】
1 設定装置 2 コンセント 3 操作スイッチ端末 4 差込接続型負荷端末 5 無線設定装置アダプタ 6 無線設定装置 11 結合回路 12 電力線モデム 13 メモリ 14 シリアルポート 15 CPU 16 液晶表示部 17 コマンドキー 18 電源回路 19 リレー 20 識別情報通知釦 21 無線モデム 22 バッテリー 23 赤外線検出部 24 アンテナ 25 操作スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薦田 美行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5K046 AA03 BA00 BB06 PS29 PS31 YY01 5K048 BA12 DC01 DC06 GC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線となる商用電源に接続され、商用
    電源を介して制御される複数の電力線搬送端末装置と、
    少なくとも前記電力線搬送用端末装置を特定するアドレ
    ス等を設定する電力線搬送用設定装置と、を備える電力
    線搬送通信システムであって、前記電力線搬送用設定装
    置は、前記電力線搬送用端末装置の識別情報を電力線搬
    送通信を用いて読み出すとともに、前記複数の電力線搬
    送用端末装置の配置位置を設定可能な配置位置表示部
    と、前記複数の電力線搬送用端末装置の識別情報表示で
    きる識別情報表示部と、を備え、前記識別情報表示部に
    表示される前記識別情報と、前記配置位置表示部に表示
    される前記電力線搬送用端末装置を示す図像とを対応付
    け、前記図像に対応付けられた前記電力線搬送用端末装
    置に対し、少なくとも連動情報等の設定情報を送信する
    ことを特徴とする電力線搬送通信システム。
  2. 【請求項2】 前記電力線搬送用設定装置は、前記設定
    情報を前記端末装置に送信する前に、前記設定情報によ
    る前記電力線搬送用端末装置の連動動作の確認を行うこ
    とができることを特徴とする請求項1に記載の電力線搬
    送通信システム。
  3. 【請求項3】 前記電力線搬送用設定装置は、前記電力
    線に電力線搬送信号を重畳する結合回路と、電力線搬送
    通信を行う電力線モデムと、前記電力線用端末装置が設
    置される場所の平面図面や前記設定情報を表示する状態
    表示手段と、前記平面図面や前記設定情報等の入力を行
    う状態入力手段と、電力線搬送通信におけるデータを処
    理する情報処理部と、前記設定情報等を記憶する記憶部
    と、前記設定装置の動作に必要な電源を供給する電源部
    と、を備えることを特徴とする請求項1もしくは請求項
    2に記載の電力線搬送通信システム。
  4. 【請求項4】 電力線搬送通信システムは、無線通信に
    より伝送される信号を電力線搬送信号に変換する無線ア
    ダプタを備えるとともに、前記電力線搬送用設定装置
    は、前記無線アダプタと無線通信を行う無線モデムを備
    え、無線通信により電力線搬送通信を行うことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電力線搬
    送システム。
  5. 【請求項5】 前記電力線搬送用設定装置は、外部の情
    報処理端末等と通信を行うための通信入力部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の電力線搬
    送システム。
  6. 【請求項6】 前記電力線搬送用端末装置は、識別情報
    通知手段を備え、該識別情報通知手段が操作された場合
    に、前記電力線搬送用端末装置の前記識別情報を前記電
    力線搬送用設定装置に送信することを特徴とする請求項
    1乃至請求項5のいずれかに記載の電力線搬送通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記電力線搬送用端末装置は、赤外線入
    力部を備え、赤外線を受信したときに、前記電力線搬送
    用端末装置の識別情報を前記電力線搬送用設定装置に送
    信することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれ
    かに記載の電力線搬送通信システム。
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