JP5484684B2 - 穿孔部の防食手段 - Google Patents

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Description

本発明は、金属製の流体管に形成した穿孔部に略筒形状のコアを挿入し、コア拡径手段によりコアを拡径して穿孔部に係止して装着する穿孔部の防食手段に関する。
従来の穿孔部の防食手段は、金属製の流体管に分岐用の穿孔部を形成し、この穿孔部の防食手段を構成する略円筒形状のコアを挿入して、このコアに挿通したコア拡径手段により、コアの先端部を拡径することで、コアを穿孔部に係止して装着している(例えば、特許文献1参照)。
特公平7−103950号公報(第4頁、第2図)
しかしながら、特許文献1にあっては、穿孔部が形成される流体管が、例えばモルタル等のライニング層が形成されていない構成の場合や、あるいは流体管の肉厚が比較的薄い構成の場合に、このような構成の流体管の穿孔部に挿入したコアの先端が、流体管の内周面よりも相当量突出してしまい、この突出した先端が、コア拡径手段により拡径されることで周方向に引っ張られ、これに起因してコアが損傷してしまう虞が生じていた。また、コアの形状を、前記したように種々異なる構成の流体管に応じて一々設計変更するのでは、手間やコストが嵩んでしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、コアを設計変更することなく、コア拡径手段による拡径の際におけるコア先端側の損傷の虞を容易に回避できる穿孔部の防食手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の穿孔部の防食手段は、
金属製の流体管に形成した穿孔部に略筒形状のコアを挿入し、コア拡径手段により前記コアを拡径して前記穿孔部に係止して装着する穿孔部の防食手段であって、
前記コア拡径手段は、大径の保持プラグと小径の拡張ゴムとを備えており、
前記コアは、薄肉の金属素材から成り、前記穿孔部に挿入する挿入段階において前記穿孔部よりも若干小径であって先端が流体管の内方に向かう略直円筒形状の前筒部と、前記前筒部の後端に連続して外形方向に前記穿孔部よりも大径に延び前記大径の保持プラグと前記小径の拡張ゴムとの外周面の段差に係合可能な段差部と、前記段差部に連続して外径が前記穿孔部及び前記保持プラグの外周面よりも大径に形成された略直円筒形状の後筒部とを備え、前記保持プラグの外周にOリングを介して前記後筒部が保持されているコア本体と、
該コア本体の前記前筒部の外周面に沿って設けられ前記穿孔部を防食する防食部材と、から構成されており、
前記前筒部の軸方向の所定箇所に、前記穿孔部よりも外径方向に延びる調整部材が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、コア拡径手段が大径の保持プラグと小径の拡張ゴムとを備えているため、保持プラグと拡張ゴムとの外周面に段差が生じ、その段差とコアの段差部内周面とが当接する。その段差を利用してコアの装着・位置決めが容易となり、また、コアは、薄肉の金属素材からなりその軽量化を図ることができると共に、コアの段差部に連続して形成された略直円筒形状の後筒部の径が穿孔部及び保持プラグの外周面よりも大径に形成されているので、コアの端部が押されることなく段差部のみを押すことになるので、コアの保持部の変形が防止でき、防食手段の設置を安定化できる。更に、コア本体をOリングを介して保持プラグの外周に保持するので、コアを穿孔部に挿入するときに、コアが落下することを防止でき、また、前筒部の軸方向の所定箇所に設けられた調整部材が、穿孔部よりも外径方向において流体管の外周面と当接し係合することで、コアの先端が流体管の内方に入り込む度合いを適度に調整できるため、コア自体を設計変更することなく、従来のコアに調整部材を設けるだけで、コアが流体管の内方に過度に入り込むことに起因する、コア拡径手段による拡径の際におけるコア先端側の損傷の虞を容易に回避できる。
本発明の請求項2に記載の穿孔部の防食手段は、請求項1に記載の穿孔部の防食手段であって、
前記調整部材は、前記前筒部よりも大径の内径と、前記穿孔部よりも大径の外径とを有する環状部材であることを特徴としている。
この特徴によれば、調整部材としての環状部材を前筒部に嵌挿するだけで、流体管の外周面が曲面に形成されている場合でも、環状部材における何れかの部分が流体管の外周面に当接し確実に係止できる。
本発明の請求項3に記載の穿孔部の防食手段は、請求項1または2に記載の穿孔部の防食手段であって、
前記コア本体は、前記前筒部の後端に連続して外径方向に延び前記流体管の外周面に係合可能な段差部を更に備え、
前記調整部材は、前記前筒部の軸方向に所定長さを有し前記段差部と前記流体管の外周面との間に介在していることを特徴としている。
この特徴によれば、前筒部の軸方向に所定長さを有する調整部材が、段差部と流体管の外周面との間に介在することで、コアの先端が流体管の内方に入り込む度合いを調整部材の所定長さ分だけ調整できるため、調整部材を前筒部に対し固定に設ける必要がなく、従来のコアに容易に設けることが出来る。
本発明の請求項4に記載の穿孔部の防食手段は、請求項3に記載の穿孔部の防食手段であって、
前記調整部材の所定長さが、前記流体管を構成する流体本管の内周面に沿って設けられ流体管の内周面を構成するライニング層に対応して設定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、流体本管に比較的厚層のライニング層が設けられている構成の流体管に従来使用しているコアに、調整部材を設けるだけで、薄層のライニング層が設けられている構成の流体管に対しても、コアの先端の入り込む度合いが従来使用している場合と同様に成るよう調整できるため、従来使用しているコアを用いて適用可能な流体管の構成が多岐に広がる。
本発明の請求項5に記載の穿孔部の防食手段は、請求項1ないし4のいずれかに記載の穿孔部の防食手段であって、
前記コアの先端は、前記穿孔部が形成された流体管の内周面に沿って略均等に入り込むように形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、穿孔部が形成された流体管の内周面に沿って略均等に流体管の内方に入り込むように形成されたコアの先端を、コア拡径手段によりコアの周方向に均等に折曲して係止することで、穿孔部に対しコアを確実に装着できる。
特に、流体管が断面視略円形状などで内周面が曲面に形成されている場合でも、コアの先端がこの内周面に沿って略均等に入り込むことで、流体管の内周面の周方向と軸方向とでコアの装着に差が生じることがない。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例における流体管の穿孔手段を示す断面図である。図2は、穿孔手段により流体管を穿孔する状況を示す断面図である。図3は、コアの挿入手段を接続した状況を示す断面図である。図4は、コアの挿入手段の平面図である。図5は、コアの拡径手段を示す断面図である。図6は、コアを穿孔部に挿入する状況を示す断面図である。図7(a)は、コアを穿孔部に挿入した状況を示す拡大断面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。図8(a)は、コアを拡径した状況を示す拡大断面図であり、(b)は、(a)のB−B断面図である。図9(a)は、ライニング層を有する流体管にコアを挿入した状況を示す拡大断面図であり、(b)は、(a)のC−C断面図である。図10(a)は、本発明の変形例におけるコアを穿孔部に挿入した状況を示す拡大断面図であり、(b)は、(a)のD−D断面図である。
図1に示されるように、地中に埋設される既設管であって内部流体が上水である金属製の流体管1の外周面に、密封ケースである割T字管4が水密的に設置されている。割T字管4は、径方向に2分割可能であってパッキン5を介して接続される第1ケース4aと第2ケース4bとからなり、流体管1の外周面と水密的に装着されている。本実施例の割T字管4は2分割であるが、2分割に限らず3分割など複数に分割可能であってもよい。
第1ケース4aには、流体管1の管軸に対し略直交する仮想の穿孔軸S方向に、分岐口部6が一体に形成され、その分岐口部6の先には、弁軸7aによって上下する弁体7bが設けられた開閉弁である仕切弁7が一体に設けられている。弁体7bを上下することにより、割T字管4の内部を開閉可能としている。
また、割T字管4と接続された仕切弁7の反対側には、分岐口部6と略同軸のスリーブ部7cが形成されており、後述のように流体管1の一部を不断水状態にて穿孔する穿孔装置10が、仕切弁7のフランジ7dに取付けられた接続フランジ9を介して、接続ボルト9aにて接続されている。
次に、穿孔装置10の構成について説明すると、穿孔装置10は、流体管1の少なくとも一部を穿孔する穿孔刃11を有するロッド12と、ギアボックス19内部に収納されており、ロッド12の後部と接続されロッド12を流体管1に対して進退移動させる進退駆動部である図示しない進退駆動ギアと、同様にロッド12を穿孔軸S回りに回転させる図示しない回転駆動ギアと、ロッド12を覆う筒状体からなるスリーブ15と、から主に構成されている。進退駆動ギア及び回転駆動ギアは、後述する流体管1の管壁を穿孔し穿孔部1aを形成するに足る所定のトルクを備える仕様となっている。
尚、本実施例において流体管1を穿孔するとは、流体管1の内部流体が流出可能となるように少なくとも一部の管壁を取り除くという意味であり、本実施例のように流体管の管壁を貫通して穿孔部1aを設けるほか、例えば流体管1の管軸方向の所定箇所を周方向に亘って切除する場合も含むものとする。
次に、穿孔装置10による流体管1の穿孔工程について説明する。
先ず、図1に示されるように、穿孔装置10が仕切弁7に接続された状態であって第1スリーブ16及び第2スリーブ17が互いに伸びた状態において、ロッド12先端の穿孔刃11は、閉状態である仕切弁7の弁体7b近傍に位置している。
次に、図2に示されるように、弁体7bを開状態とし、第1スリーブ16と第2スリーブ17とを、相対移動して縮め、第2スリーブ17及び第2スリーブ17と一体に接続されるギアボックス19、進退駆動ギア、回転駆動ギア、そして穿孔刃11を先端に備えるロッド12が、第1スリーブ16に対して流体管1に向かって移動する。
続いて、図示しない回転駆動ギアにより、穿孔刃11を穿孔軸S回りに回転するとともに、流体管1の管壁に当接し、流体管1を穿孔する。穿孔刃11が流体管1の管壁を貫通することにより、流体管1の内部流体が流出し穿孔装置10の内部を満たすが、穿孔装置10は、仕切弁7及び割T字管4に水密的に接続されているため、内部流体は当然に外部に流出せず、不断水状態にて流体管1を穿孔し穿孔部1aを形成できる。流体管1に形成された穿孔部1aの内周面は、流体管1の金属素材が露出しているため、後述する穿孔部1aの防錆手段を装着する必要が生じる。また、本実施例における流体管1は、その内周面1bを構成する薄層のライニング層が粉体樹脂の塗布により形成されており、流体管1の管厚は、比較的薄く形成されている。
上述のように流体管1に穿孔部1aを形成した後に、前記進退駆動ギアによりロッド12を流体管1から離間させるように移動させ、再び弁体7bを閉状態とし、弁体7bよりも後方側への流通を遮断した状態で、仕切弁7に接続されていた穿孔装置10を接続フランジ9とともに取外す。
次に、図3に示されるように、仕切弁7にコア挿入手段20を水密に接続する。コア挿入手段20は、仕切弁7のフランジ7dに接続ボルト29により水密に取付けられるベースフランジ21に対し回転可能に枢支されたネジ軸22と、ベースフランジ21を水密に貫通し、ネジ軸22等に対し軸方向に移動可能に穿孔部1aに略同軸に配置された外筒24と、から主として構成されている。より具体的には、図3及び図4に示されるように、ネジ軸22は、ベースフランジ21と、このベースフランジ21に支柱26,26により支持される支持プレート25との間で回転可能に枢支されており、摺動フランジ23は、ネジ軸22に螺合され、支柱26,26により摺動案内されるように成っている。そしてネジ軸22を回転することで、摺動フランジ23、この摺動フランジ23に固定に接続された外筒24、そして外筒24の図示右側の先端部に設けられたコア拡径手段としての挿入フォルダ30が軸方向に移動する。挿入フォルダ30は、拡張ゴム33を備え、後述するように流体管1の穿孔部1aを防食するコア40が嵌挿されている。
図5に示されるように、挿入フォルダ30は、拡径した先端部31aを有し図示左右の軸方向に延びたピストン31が、図示右側の先端側から順に拡張ゴム受け32、拡張ゴム33、そして保持プラグ34を貫通して構成されている。拡張ゴム受け32と拡張ゴム33は穿孔部1aよりも小径の外径を略同径に成すとともに、保持プラグ34は前記外径よりも一段大径の外径を有している。
コア40は、薄肉の金属素材から成り両端が連通開口した略筒形状のコア本体41と、弾性部材から成りコア本体41の外周面に沿って設けられた防食部材42と、から構成されており、更にコア本体41は、穿孔部1aに挿入する挿入段階において穿孔部1aよりも若干小径であって先端が流体管1の内方に向かう前筒部41a、前筒部41aの後端に連続して外径方向に穿孔部1aよりも大径に延びる段差部41b、そして段差部41bに連続して外径が穿孔部よりも大径に形成された後筒部41cから成る。また、保持プラグ34の外周面の凹溝に嵌合されたOリング35が、保持プラグ34と後筒部41cとの間に介在している。
そしてコア40は、挿入フォルダ30の先端から後方に向かって嵌挿され、前筒部41aの内周面が拡張ゴム33の外周面に対向する位置であって、段差部41bが保持プラグ34の先端面に当接する位置において係止している。
更に、前筒部41a外周面における段差部41b側に、穿孔部1aよりも外径方向に延びる調整部材であって、前筒部41aよりも大径の内径と、穿孔部1aよりも大径の外径とを有し、また前筒部41aの軸方向に、流体管の内周面を構成し得るライニング層に対応して設定された所定長さを有する環状部材45が嵌挿されている。
次に、コア40の穿孔部1aへの装着について説明する。
図3及び図6に示されるように、コア挿入手段20を接続した仕切弁7の弁体7bを開状態として、ネジ軸22の後端部22aを回転工具であるハンドルHで回転操作し、外筒24、挿入フォルダ30、及び挿入フォルダ30に嵌挿したコア40を穿孔部1aに向けて挿入する。外筒24は、ベースフランジ21から延設された支柱26,26が貫通しネジ軸22に螺合された摺動フランジ23とともに、軸方向に穿孔部1aに向けて進行し、外筒24の先端に設けた挿入フォルダ30の前側及びコア40の前筒部41aが、穿孔部1a内部、そして流体管1内方に進入する。
続いて、図7(a)、(b)に示されるように、前筒部41aの外周面に嵌挿した環状部材45の先端面が、穿孔部1a近傍の流体管1の外周面1cに当接して係合する。より具体的には、本実施例では流体管1の外周面1cは断面視略円形の曲面に形成されているため、環状部材45の先端面における管軸方向の両端部分が、流体管1の外周面1cに当接して係合し、この係合によりコア40及び挿入フォルダ30の進行が規制された状態となる。この状態で、コア40の先端が、周方向に亘って、穿孔部1a周辺の流体管1の内周面1bよりも僅かに内方に突出している。
次に、図6に示されるように、外筒24の後端に設けられた拡張ナット24aを、回転工具であるラチェットレンチRで軸周りに回転操作することで、ピストン31を後方に引寄せる力を与える。ピストン31が後方に引寄せられることで、拡張ゴム33が拡張ゴム受け32と保持プラグ34との間で挟圧され、径方向に膨出しようと拡張する力が発生し、この力が拡張ゴム33に嵌挿されているコア40の前筒部41a及び環状部材45に働いてこれらを拡径する。
そして、図8(a)、(b)に示されるように、前筒部41aの外周面に設けられた防食部材42が、拡張した拡張ゴム33により拡径することで穿孔部1aの内周面に亘って当接して、穿孔部1aの内周面を防食する。また、流体管1の内周面1bよりも内方に突出しているコア40の先端40aが、同様に拡張ゴム33により拡径することで、周方向に亘って外径方向に折曲して、穿孔部1a周辺の流体管1の内周面1bに当接して係止する。
すなわちコア40は、穿孔部1aを防食している状態で、流体管1の外周面1cに当接する環状部材45と、流体管1の内周面1bに当接する先端40aとにより、流体管1に対し係止することになり、穿孔部1aの軸方向の移動が規制された状態となる。
このように、コア40を穿孔部1aに挿入するときに、前筒部41aの軸方向の所定箇所に設けられた調整部材としての環状部材45が、穿孔部1aよりも外径方向において流体管1の外周面1cと当接し係合することで、コア40の先端40aが流体管1の内方に入り込む度合いを適度に調整できるため、コア自体を設計変更することなく、従来のコアに調整部材を設けるだけで、コアが流体管の内方に過度に入り込むことに起因する、コア拡径手段による拡径の際におけるコア先端側の損傷の虞を容易に回避できる。
特に、本実施例のように流体管1の内周に薄層のライニング層が存在し流体管1の肉厚が比較的薄いなどの場合は、従来通りコア40を挿入すると先端40a側が流体管1の内周面1bよりも内方に過度に突出してしまい、コア40の損傷がより生じ易くなるため、このような場合に、コア本体41の前筒部41aに調整部材を設けるだけで、コア40の損傷の虞を回避できる。
またこのように、調整部材が、前筒部41aよりも大径の内径と、穿孔部1aよりも大径の外径とを有する環状部材45であることで、環状部材45を前筒部41aに嵌挿するだけで、本実施例のように流体管1の外周面1cが曲面に形成されている場合でも、環状部材45における何れかの部分が流体管1の外周面1cに当接し確実に係止できる。
またこのように、前筒部41aの軸方向に所定長さを有する調整部材としての環状部材45が、段差部41bと流体管1の外周面1cとの間に介在することで、コア40の先端40aが流体管1の内方に入り込む度合いを環状部材45の所定長さ分だけ調整できるため、環状部材45を前筒部41aに対し固定に設ける必要がなく、従来のコアに容易に設けることが出来る。
尚、前記した長さの同じ若しくは異なる環状部材を複数用意してもよく、このようにすることで、ライニング層の層厚の違いなどによる流体管の管厚の違いに応じて、適宜環状部材の長さを選択できる。すなわち環状部材を複数選択し、これらを軸方向に組み合わせて単一のコアに嵌挿することで、選択できる所定長さのバリエーションが広がる。
次に、図9(a)、(b)に示されるように、穿孔部100aが形成された流体管100が、金属素材から成り流体管100の外周面100cを構成する流体本管101と、流体本管101の内周面に沿って設けられ流体管100の内周面100bを構成するライニング層102とから構成されており、管厚が比較的厚い場合は、所定長さがライニング層に対応して設定された上述した環状部材をコア40から取り外し、コア40単体を用いて上述と同様に穿孔部100aに係止する。
すなわちコア40は、コア挿入手段により穿孔部100aに向けて挿入され、コア40の段差部41bが直接に流体管100の外周面100cに当接して係合し、この係合によりコア40及び挿入フォルダの進行が規制された状態となる。この状態で、コア40の先端40aが、上述した実施例よりも環状部材45の所定長さ分だけ流体管の内方に入り込むが、流体管100の管厚がライニング層102に相当する分だけ厚く形成されているため、結果としてコア40の先端40aは、上述した実施例と同様に、流体管100の内周面100bを構成するライニング層102の内周面よりも僅かに内方に突出している。
次に、特に図示しないが、上述と同様に前筒部41aの外周面に設けられた防食部材42が、拡張ゴム33により拡径することで穿孔部100aの内周面に亘って当接して、穿孔部100aの内周面を防食する。また、流体管100の内周面100bよりも内方に突出しているコア40の先端40aが、同様に拡張ゴム33により拡径することで、周方向に亘って外径方向に折曲して、穿孔部100a周辺の流体管100の内周面100bに当接して係止する。
すなわちコア40は、穿孔部100aを防食している状態で、流体管100の外周面100cに防食部材42を介して当接する段差部41bと、流体管100の内周面100bに当接する先端40aとにより、流体管100に対し係止することになり、穿孔部100aの軸方向の移動が規制された状態となる。
つまり、流体管が、薄層のライニング層が設けられている構成の場合は、所定長さの環状部材45をコア40に嵌挿した状態でコア40を穿孔部に挿入し、また流体管が、モルタル等比較的厚層のライニング層が設けられている構成の場合は、環状部材45を嵌挿せずにコア40のみを挿入することで、前記した何れの構成の流体管に対しても、コア40自体を設計変更することなく、このコア40に環状部材45を嵌挿するか若しくは嵌挿しないかを選択して穿孔部に挿入することで、流体管の内周面からコア40の先端40aが突出する突出度合いを略同じにして、コア拡径手段によりコア40の先端40aを同様に折曲して拡径できる。
このように、調整部材としての環状部材45の所定長さが、流体管を構成する流体本管の内周面に沿って設けられ流体管の内周面を構成するライニング層に対応して設定されていることで、比較的厚層のライニング層が設けられている構成の流体管に従来使用しているコア40に、調整部材を設けるだけで、薄層のライニング層が設けられている構成の流体管に対しても、コア40の先端40aの入り込む度合いが従来使用している場合と同様に成るよう調整できるため、従来使用しているコア40を用いて適用可能な流体管の構成が多岐に広がる。
更に、種々の仕様により異なる厚さが存在する流体本管の管厚に、上述したように異なる厚さが存在するライニング層の層厚を加えた流体管としての厚さを考慮して、コア40に環状部材45を嵌挿するか若しくは嵌挿しないかを適宜選択することができる。
特に、流体管の内部におけるライニング層の層厚若しくは管厚について、流体管を穿孔して穿孔部を形成するまで把握し得ない場合でも、流体管の穿孔後に、予め用意した環状部材45をコア40に嵌挿するか否か選択するだけで、構成の異なる何れの流体管に対してもコア40を同様に係止できる。
次に、図10(a),(b)に示されるように、本発明の変形例におけるコア50について説明すると、先ずコア本体は、軸方向に前後端に亘って同径の筒部材51と、この筒部材51に固着された外リング53と、から成り、筒部材51の前側が前筒部51aを形成するとともに、外リング53の前端面が段差部53bを形成し、外リング53の外周面が後筒部53cを形成している。このようにコア本体を筒部材51と外リング53とで構成することで、コア本体の形状を容易且つ安価に形成することができる。
また、コア50の先端50a,50bが、周方向に亘って、穿孔部1aが形成された流体管1の内周面1bに沿って略均等に入り込むように形成されている。より具体的には、図10(a)に示されるように、流体管1の内周面1bは、管軸に直交する断面視略円形状であって、且つ管軸方向に同じ断面形状の曲面に形成されており、このような形状の流体管1の内周面1bに対応して、コア50の先端50aは、図10(a)に示される断面視中央側の部分が下向きに凹形状を成すとともに、コア50の先端50bは、図10(b)に示される断面視中央側の部分が下向きに凸形状を成している。すなわち、コア50の先端50a,50bは、周方向に亘って、曲面に形成された流体管1の内周面1bよりも略均等に流体管1の内方に入り込むように形成されている。
このようにすることで、穿孔部1aが形成された流体管1の内周面1bに沿って略均等に流体管1の内方に入り込むように形成されたコア50の先端50a,50bを、コア拡径手段によりコア50の周方向に均等に外径方向に折曲して係止することで、穿孔部1aに対しコア50を確実に装着できる。
特に、流体管が断面視略円形状などで内周面が曲面に形成されている場合でも、コアの先端がこの内周面に沿って略均等に入り込むことで、流体管の内周面の周方向と軸方向とでコアの装着に差が生じることがない。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、調整部材は、前筒部に嵌挿される環状部材45であるが、例えば調整部材は、前筒部の軸方向の所定箇所において、前筒部の外周面に固定に取付けられた突起状の部材であってもよい。
また、上記実施例では、開閉弁は仕切弁7であるが、開閉弁は弁体により水密的に開閉可能であればよく、例えばボールバルブ等であってもよい。
また、上記実施例では、本発明の流体管1の管内流体は上水であるが、流体管の管内流体は、例えば下水でもよいしガスでもよい。
本発明の実施例における流体管の穿孔手段を示す断面図である。 穿孔手段により流体管を穿孔する状況を示す断面図である。 コアの挿入手段を接続した状況を示す断面図である。 コアの挿入手段の平面図である。 コアの拡径手段を示す断面図である。 コアを穿孔部に挿入する状況を示す断面図である。 (a)は、コアを穿孔部に挿入した状況を示す拡大断面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。 (a)は、コアを拡径した状況を示す拡大断面図であり、(b)は、(a)のB−B断面図である。 (a)は、ライニング層を有する流体管にコアを挿入した状況を示す拡大断面図であり、(b)は、(a)のC−C断面図である。 (a)は、本発明の変形例におけるコアを穿孔部に挿入した状況を示す拡大断面図であり、(b)は、(a)のD−D断面図である。
符号の説明
1 流体管
1a 穿孔部
1b 内周面
1c 外周面
10 穿孔装置
20 コア挿入手段
30 挿入フォルダ
33 拡張ゴム
40 コア
40a 先端
41 コア本体
41a 前筒部
41b 段差部
41c 後筒部
42 防食部材
45 環状部材
50 コア
50a,50b 先端
100 流体管
100a 穿孔部
100b 内周面
100c 外周面
101 流体本管
102 ライニング層

Claims (5)

  1. 金属製の流体管に形成した穿孔部に略筒形状のコアを挿入し、コア拡径手段により前記コアを拡径して前記穿孔部に係止して装着する穿孔部の防食手段であって、
    前記コア拡径手段は、大径の保持プラグと小径の拡張ゴムとを備えており、
    前記コアは、薄肉の金属素材から成り、前記穿孔部に挿入する挿入段階において前記穿孔部よりも若干小径であって先端が流体管の内方に向かう略直円筒形状の前筒部と、前記前筒部の後端に連続して外形方向に前記穿孔部よりも大径に延び前記大径の保持プラグと前記小径の拡張ゴムとの外周面の段差に係合可能な段差部と、前記段差部に連続して外径が前記穿孔部及び前記保持プラグの外周面よりも大径に形成された略直円筒形状の後筒部とを備え、前記保持プラグの外周にOリングを介して前記後筒部が保持されているコア本体と、
    該コア本体の前記前筒部の外周面に沿って設けられ前記穿孔部を防食する防食部材と、から構成されており、
    前記前筒部の軸方向の所定箇所に、前記穿孔部よりも外径方向に延びる調整部材が設けられていることを特徴とする穿孔部の防食手段。
  2. 前記調整部材は、前記前筒部よりも大径の内径と、前記穿孔部よりも大径の外径とを有する環状部材であることを特徴とする請求項1に記載の穿孔部の防食手段。
  3. 前記コア本体は、前記前筒部の後端に連続して外径方向に延び前記流体管の外周面に係合可能な前記段差部を備え、
    前記調整部材は、前記前筒部の軸方向に所定長さを有し前記段差部と前記流体管の外周面との間に介在していることを特徴とする請求項1または2に記載の穿孔部の防食手段。
  4. 前記調整部材の所定長さが、前記流体管を構成する流体本管の内周面に沿って設けられ流体管の内周面を構成するライニング層に対応して設定されていることを特徴とする請求項3に記載の穿孔部の防食手段。
  5. 前記コアの先端は、前記穿孔部が形成された流体管の内周面に沿って略均等に入り込むように形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の穿孔部の防食手段。
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