JP5484226B2 - 遊技機島設備 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機等が設置される遊技機島設備に関する。特に研磨装置を有する遊技機島設備に関する。
一般に、遊技場には複数の遊技機及び遊技機球貸機が設置された遊技機島設備が複数配設されている。
各遊技機島設備内には、下部タンク、アウト球樋、研磨揚送装置等が設けられている。
下部タンクは、自島の遊技機より排出される遊技球(以下、「アウト球」という場合がある)や他の遊技機島設備から送られてくる遊技球等を収集するために遊技機島の下部に配置される。アウト球樋は、遊技機から排出されるアウト球を下部タンクまで導くために遊技機島の下部に配置される。研磨揚送装置は、下部タンク内の球を研磨揚送するために遊技機島設備中央に設けられている。
アウト球はアウト球樋を介して下部タンクに一旦集められ、研磨装置で磨いた後、揚送装置にて遊技機上部に揚送される。揚送された遊技球は、遊技機上部から自島の遊技機に供給され、再度遊技に用いられる。或いは、揚送された遊技球は他の遊技機島設備に移送される。
ここで、遊技球が研磨装置に至るまでを具体的に説明する。遊技者が遊技を行うことにより遊技機上の入賞口やアウト口から排出された遊技球は、遊技機下部に設けられたアウト球樋を通り、当該アウト球樋に設けられたダストシュート部位で遊技等により付着した異物が除去される。ダストシュート部位を経由した遊技球は下部タンクに流入し、当該下部タンクと連通される研磨装置に移送されることによって研磨がなされる。
一般的に、研磨装置は布状の研磨手段(以下、「研磨布」という場合がある)で遊技球を磨く構成となっているため、所定回数研磨を行った後には研磨布を交換する必要が生じる。
研磨布の交換作業は、例えば遊技店の閉店後に遊技機島設備内の研磨装置を停止させて行う必要がある。しかし、揚送装置によって揚送された遊技球やアウト球樋に滞留している遊技球が研磨装置に流入すると研磨布の交換が困難になるという問題がある。
そのため、研磨装置に至る手前(下部タンク等)において遊技球を停留させる必要がある。
そこで、例えば特許文献1には、球止めプレートによりパチンコ玉回収樋から研磨装置へのパチンコ玉(遊技球)の流入を防止する技術が記載されている。
実開昭63−26387号公報
しかし特許文献1記載の技術では、1枚の板部材である球止めプレートを用いているため、球止めプレートと遊技球とが接する領域が大きくなる。その結果、球止めプレートと球流入口の上部とで遊技球を挟み込む可能性がある。このように遊技球を挟み込んでしまうと確実な球止めがなされないことから研磨布の交換に支障をきたす恐れがあった。
この発明は上記課題を解決するものであり、研磨装置に遊技球が流入しないように球止めを行う際に遊技球の挟み込みを防止する構成を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の遊技機島設備は、遊技機から排出されたアウト球を研磨する研磨装置と、遊技機側の上流から研磨装置側の下流にアウト球を流下させる路面と、路面と対向する天井部とを有する球流下路と、球流下路内に進入することでアウト球を停留させる複数の軸状部と、天井部を振動させる振動手段とを有する。また軸状部の先端は、上流に向かって下り傾斜する傾斜面を有する。また、天井部は、球流下路内に突出する突出部を有する。軸状部が球流下路に進入した場合に、軸状部の先端と突出部とが当接又はアウト球の直径未満の隙間をもって対向する。
また上記課題を解決するために、請求項2に記載の遊技機島設備は、請求項1に記載の遊技機島設備であって、軸状部は、前記球流下路内に進入した場合に前記路面に対して略直交するように設けられている。
また上記課題を解決するために、請求項3に記載の遊技機島設備は、請求項1又は2に記載の遊技機島設備であって、軸状部の先端は、傾斜面に代えて、曲面状に形成されている。
この発明によれば、アウト球の球止めを行う部材を軸状に形成すると共に、当該軸状部の先端を上流に向かって下り傾斜する傾斜面に形成したことにより、当該軸状部を球流下路の路面に進入させる際にアウト球を挟み込みこむ可能性が低くなる。従って、アウト球の停留を確実に行うことができるため研磨布の交換が容易となる。
本実施形態に係る遊技機島設備の外観図である。 本実施形態に係る遊技機島設備の内部構造図である。 図2のIII−III断面を表した図である。 本実施形態に係る下部タンクの正面図である。 図4のV−V断面を表した図である。 本実施形態に係る軸状部の動作機構を示す図である。 本実施形態に係る軸状部の動作機構を示す図である。 本実施形態に係る軸状部の動作機構を示す図である。 本実施形態に係る軸状部の先端を示す図である。 軸状部の先端に関する変形例を示す図である。 本実施形態に係るアウト球の流れを示す図である。 本実施形態に係るアウト球の流れを示す図である。 本実施形態に係るアウト球の流れを示す図である。 変形例1に係る図面である。 変形例2に係る図面である。 変形例3に係る図面である。 変形例3に係る図面である。 変形例3に係る図面である。 変形例3に係る図面である。 変形例4に係る図面である。 変形例5に係る図面である。
<遊技機島設備の構成>
図1から図3を用いて本実施形態に係る遊技機島設備1の構成について説明する。
なお本明細書中において特に断りのない限り、「正面」とは、図1において遊技機2が配置されている面であって遊技する側から見た面を意味する。また「側面」とは、遊技機島設備1の「正面」に対して横方向から見た面を意味する。また、「上、下、左、右」とは、「正面」から遊技機島設備1を見た場合の上、下、左、右を意味する。
図1は、本実施形態に係る遊技機島設備1の外観図である。
図1に示すように遊技機島設備1は、遊技機2と遊技機球貸機3とを一組にして並置した遊技装置を複数並設している。図1においては、研磨機扉4(後述)を挟んで左側の構成は右側の構成と同様であるため一部を省略している。
遊技機2は、ハンドル部2aを操作することにより、遊技盤2b上に遊技球を打ち出すことが可能となっている。打ち出された遊技球が遊技盤2b上に設けられた始動口(図示なし)に入賞することにより可変表示装置(図示なし)による図柄変動ゲームが開始される。この図柄変動ゲームにおいて、特定の図柄の組み合わせ(例えば「777」)となった場合、大当たりが付与される。大当たりとなった場合、遊技球を大入賞口(図示なし)に入賞させることにより、遊技者は多数の遊技球を獲得することができる。一方、始動口に入らなかった遊技球や大入賞口に入らなかった遊技球は、遊技機2の下部に設けられるアウト口(図示なし)より遊技機島設備1内に排出される。
遊技機球貸機3は、遊技機2で使用する遊技球を遊技者に貸し出すための装置である。
また遊技機島設備1の下部には、開閉可能な1つの研磨機扉4(蓋部材)が設けられている。更に、研磨機扉4を挟んで左右に1つづつ、開閉可能な点検扉5が設けられている。
研磨機扉4は、研磨装置7(後述)に対する作業を行う際に開かれる扉である。研磨機扉4を開いた状態において、遊技機島設備1外に開かれる開口を作業口という。点検扉5は、後述するアウト球樋11等に対する作業を行う際に開かれる扉である。
図2は遊技機島設備1の内部構造を示したものである。また図3は、図2におけるIII−III断面を表したものである。
図2に示すように、遊技機島設備1の中央下部には、各遊技機2から排出された遊技球(アウト球)を貯める下部タンク6が配設されている。
下部タンク6は下部タンク球出口16(図3参照)を介して研磨装置7(後述)と連通されている。なお、下部タンク6は、アウト球を貯めることができればよく、その位置に関しては遊技機島設備1の中央下部に限られない。例えば下部タンク6を遊技機島設備1の端に設けることも可能である。
また、遊技機島設備1の中央には下部タンク6から排出された遊技球を研磨する研磨装置7が立設されている。研磨装置7は、遊技球を研磨するための研磨布7a、遊技球を遊技機島設備1の下部から上部に揚送するための上部ローラ7b及び下部ローラ7c並びに搬送ベルト7d等からなる。搬送ベルト7dは、上部ローラ7bと下部ローラ7cとの間に掛け渡されて周回するように配置されている。
下部タンク6から排出された遊技球は、搬送ベルト7dによって揚送される過程で研磨布7aとの摩擦力によって当該遊技球に付着した汚れが拭き取られ、後述する上部タンク9に排出される。
なお、本実施形態においては、研磨装置7として研磨と揚送を同時に行う構成を示したがこの構成に限られない。例えば研磨装置による研磨がなされた後、揚送装置により遊技機島設備1の下方から上方へ揚送されるような、研磨装置と揚送装置が別体で構成されているものも本明細書中における「研磨装置」に含まれる。また下部タンク6から排出された遊技球を研磨できればよいため、下部タンク6が遊技機島設備1の端にある場合には、研磨装置7も遊技機島設備1の端に設けることが可能である。
遊技機島設備1の上方には、上部タンク9から他の遊技機島設備に遊技球を移送するため、或いは他の遊技機島設備から遊技機島設備1に遊技球を移送するための渡り樋8が遊技機島設備間に複数配設されている。図2ではその一部のみを記載している。
遊技機島設備1の中央上部には、研磨装置7から揚送された遊技球が貯まる上部タンク9が配設されている。なお、上部タンク9は、研磨装置7から揚送された遊技球が貯められればよく、その位置に関しては遊技機島設備1の中央上部に限られない。例えば下部タンク6が遊技機島設備1の端にある場合には、その下部タンク6の上部(遊技機島設備1の端)に設けることも可能である。
上部タンク9に貯められた遊技球は、遊技機島設備1の上方に掛け渡された供給樋10を介して複数の遊技装置(遊技機2及び遊技機球貸機3)にそれぞれ供給される。供給樋10は、上部タンク9から左右方向に沿って下り勾配で配置されている。供給樋10から各遊技装置に供給された遊技球は各遊技装置の上方に配置された貯留タンク(図示なし)に貯留され、遊技に応じて遊技機2或いは遊技機球貸機3に供給される。
各遊技機2の下部には、各遊技機2から排出された遊技球(アウト球)を受け、下部タンク6まで移送するためのアウト球樋11が設けられている。アウト球樋11はアウト球が転動するための底面(路面)を有する。アウト球樋11によって移送された遊技球は下部タンク6に設けられたアウト球出口11aから下部タンク6内に排出される。本実施形態においてアウト球樋11は下部タンク6を挟んで左右に2つ設けられている。またアウト球樋11は下部タンク6に向けて下り勾配(例えば約30°)をつけて掛け渡してある。従って、各遊技機から排出されたアウト球はアウト球樋11を下ることにより、アウト球出口11aを介して下部タンク6内に排出されることとなる。
またアウト球樋11の一部にはダストシュート11bが設けられている。ダストシュート11bはアウト球樋11の傾斜方向に対して平行に設けられた複数の隙間(いわゆる簀子)によって形成されている。当該隙間の間隔は、遊技球の直径よりも狭くなっている。従って各遊技機2からアウト球と共に異物が排出された場合であっても、ダストシュート11b部分で異物のみを取り除く(つまり異物が隙間から遊技機島設備1の下部に排出される)ことができる。
また、図1に示した研磨機扉4を開いた内部には、軸状部17(後述)を操作するための操作部12、及び軸状部17の動作機構が収容されるハウジング13が設けられている。本実施形態において、操作部12及びハウジング13は下部タンク6を挟んで左右に2つ設けられている。
つまり、本実施形態においては、1つの研磨機扉4(蓋部材)を開くだけで、2つの操作部12にアクセスすることが可能となっている。一方、2つの点検扉5の内部にそれぞれ操作部12を設ける構成も考えられるが、その場合2つの点検扉5を開けなければ2つの操作部12にアクセスできない。よって本実施形態の構成によれば、1つの扉(研磨機扉)を開くという動作だけで2つの操作部12が操作可能になることから作業性が向上する。
このほか、遊技機島設備1には、当該設備内での遊技球の循環等の各種制御を行う制御部が設けられている(図示なし)。制御部は、各遊技機島設備全体を管理する管理コンピュータ(図示なし)によって管理される。
ここで本明細書中においては、遊技機2から排出されたアウト球がアウト球樋11を流れてダストシュート11bを通過し、アウト球出口11aから下部タンク6内に排出され、下部タンク球出口16を介して研磨装置7に至るまでの一連の経路、或いはその経路の一部を「球流下路」という場合がある。また、球流下路における遊技機2側(アウト球樋11で見た場合には下部タンク6から遠い側)を「上流」、球流下路における研磨装置7側(アウト球樋11で見た場合には下部タンク6に近い側)を「下流」という場合がある。また下部タンク6の底面及び/またはアウト球樋11の底面を「球流下路の路面」という場合がある。
<下部タンクの構成>
図4及び図5を用いて、本実施形態に係る下部タンク6の構成について詳述する。図4は、下部タンク6内部を正面から見た図である。図5は、図4のV−V断面である。なお、図4には、アウト球樋11等の一部についても示してある。また図4においては、下部タンク6を挟んで左右同じ構成であるため左半分を省略してある。
図4に示すように、下部タンク6と連通されるアウト球樋11の上方には天井部14が設けられている。本実施形態において、天井部14はアウト球樋11と略平行に形成されている。なお、天井部14はアウト球樋11の上方全体に設ける必要はなく、少なくとも軸状部17(後述)の上方位置だけに設けられていればよい。
また図4及び図5に示すように、アウト球樋11の底面には、複数の軸状部17(後述)が貫通する孔部15が設けられている。なお、図5においては、軸状部17が孔部15からアウト球樋11上に進入した状態を点線で示してある。
本実施形態においては下部タンク6とアウト球樋11とを連通するアウト球出口11aの近傍に、複数の孔部15がアウト樋11の傾斜に対して直交方向に列を成して設けられている。隣接する孔部15の間隔は、遊技球の直径よりも狭く(例えば11mm以下)なっている。
また図4に示すように、下部タンク6の下方には、下部タンク6内の遊技球を研磨装置7に移送するための下部タンク球出口16が設けられている。
更に、図4に示すように、下部タンク6の底面6aは下部タンク球出口16に向かって下り勾配がつけられている。従って、アウト球出口11aから排出されたアウト球は下部タンク6の下方に落下し、底面6aの下り勾配によって転動し、下部タンク球出口16を介して研磨装置7に移送されることになる。
<軸状部の動作機構>
次に、図6から図8を用いて、本実施形態に係る軸状部17の動作機構について説明を行う。図6は、軸状部17がアウト球樋11に進入していない状態における動作機構を側面から見た図である。また図7は、軸状部17がアウト球樋11に進入している状態における動作機構を側面から見た図である。更に図8は、軸状部17がアウト球樋11に進入している状態における動作機構を正面から見た図である。なお、図6から図8において下部タンク6は想像線で記載してある。また図8においては、下部タンク6を挟んで左右同じ構成であるため左半分を省略してある。
本実施形態において、軸状部17を動作させる動作機構は、アウト球樋11の下方に設けられたハウジング13内に収容されている。
図6に示すように、ハウジング13内には複数の軸状部17がアウト球樋11の孔部15(図示省略)の配置に沿った形でアウト球樋11の幅と同方向(図6の左右方向)に並べられている。各軸状部17は、連結ロッド等の連結部材18に取り付けられている。
またハウジング13内には、連結部材18を案内するための一対のガイド部材19が配置されている。各ガイド部材19には連結部材18の端部を図8の上下方向に移動可能にガイドするための長孔20(図8参照)が設けられている。長孔20は一対のガイド部材19のそれぞれに設けられた楕円形状の孔からなる。一方のガイド部材19における長孔20と他方のガイド部材19における長孔20は、ハウジング13内にガイド部材19を配置した場合に、対向する位置に設けられている。この長孔20に連結部材18の端部が挿入されている。また連結部材18の一端は長孔20を貫いてラック部21に固定されている。
更にハウジング13内にはラック部21と噛合するピニオン部22が設けられている。ピニオン部22はハウジング13外に設置される操作部12と連結されている。
ここで軸状部17の動作について説明する。研磨装置7への作業を行わない場合、図6のように軸状部17はハウジング13内に収容されている。この場合、アウト球はアウト球樋11を転動し、アウト球出口11aを介して下部タンク6内に排出される。
一方、研磨装置7への作業を行う場合、まず操作部12を回転(図8における矢印A方向)させる。すると、操作部12の回転による駆動力がピニオン部22に伝わり、ピニオン部22が回転する。ピニオン部22はラック部21と噛合されているため、ピニオン部22の回転はラック部21によって直線方向(図8の矢印B方向)の動きに変換される。ピニオン部22の回転に伴い、ラック部21が移動することにより、ラック部21に固定された連結部材18が長孔20に沿って移動する。それにより、連結部材18で連結された複数の軸状部17もラック部21の移動に伴って移動し、孔部15からアウト球樋11(球流下路)内に進入する(図7、8の状態)。
なお本実施形態において、軸状部17はアウト球樋11の底面(球流下路の路面)に対して略直交するように設けられている。このような構成とすることにより、上述のようなラックとピニオンを用いた動作機構を有するハウジング13の配置が容易となる。
<軸状部材の構成>
図9に示す通り、軸状部17は細径の円柱形状を成している。また軸状部17の先端には下り傾斜した傾斜面17aが設けられている。
軸状部17は、球流下路内に進入可能な状態でハウジング13内に複数設けられている。なおハウジング13内において、軸状部17は、球流下路内に進入する場合に傾斜面17aが上流に向かって下り傾斜するように設置がなされている。つまり傾斜面17aの法線が上流側に向くように軸状部17は配設される。
軸状部17は、孔部15から球流下路内に進入し、上流からのアウト球を停留させ、下流にアウト球を排出できないようにする機能を有している。本実施形態において軸状部17は、天井部14と当接することにより上流からのアウト球を停留させている。一方、軸状部17と天井部14がアウト球1つの直径未満の隙間をもって対向することにより、上流からのアウト球を停留させることも可能である。
また軸状部17の先端に設けられた傾斜面17aは、その傾斜によって遊技球を滑落させることが可能となる。つまり傾斜面17aは、軸状部17の先端に遊技球が乗ったままの状態にすることを防止する機能を有している。
軸状部17は、遊技機島設備1内に設けられたハウジング13内に配置された動作機構に基づいて動作される。動作機構については後述する。
ここで、本明細書中における軸状部17は、軸状の形態をなしていればよい。従って、図9に示すような円柱状の形だけでなく、図10に示すような方形状の形であってもよい。なお本実施形態においては、方形状の軸状部17を用いる場合であっても、その先端は下り傾斜した傾斜面17aとなっている必要がある。
<本実施形態におけるアウト球の流れ>
次に図11から図13を用いて、本実施形態に係るアウト球の流れについて説明を行う。
図11に示す通り、アウト球樋11に軸状部17が進入してない状態においては、各遊技機2から排出された遊技球は、アウト球樋11から下部タンク6内に排出される。
一方、図13に示す通り、軸状部17がアウト球樋11に進入し天井部14と当接すると、遊技球は軸状部17付近で停留されることとなり、遊技球はそれ以上、下流に移送されない。従って、研磨装置7へ遊技球が流入するおそれが無くなることから、研磨装置7の研磨布の交換等、研磨装置7への作業を行うことが可能となる。
ここで、図12に示すように、軸状部17がアウト球樋11に進入している途中の状態においては、軸状部17によって停留されるアウト球の他に軸状部17を超えて下部タンク6内に排出されるアウト球が存在する。
このような状態において、仮に軸状部17の先端が天井部14に対して平行であると、先端の一部にアウト球が乗ったままの状態で天井部14と接する可能性(軸状部17と天井部14でアウト球を挟み込む可能性)がある。軸状部17と天井部14によってアウト球が挟み込まれた状態では、軸状部17と天井部14を当接させることができないため、その隙間からアウト球が研磨装置7内に流入する可能性がある。従って、研磨装置7に対する作業の妨げとなるという問題がある。
しかし、本実施形態においては図12に示すように、軸状部17の先端が上流に向かって下り傾斜している傾斜面17aで形成されている。よって軸状部17をアウト球樋11(球流下路)に進入させる場合、軸状部17に乗り上げたアウト球は傾斜面17aにより上流方向に戻される。つまり軸状部17の先端に遊技球が留まり難いことから軸状部17と天井部14との間にアウト球を挟み込みこむ可能性が低くなる。従って軸状部17を天井部14と確実に当接させる(或いは遊技球1つの直径未満の隙間をもって対向させる)ことができることから、アウト球を確実に停留させ、研磨布の交換をすることが可能となる。
<変形例1>
上記実施形態においては、軸状部17の先端を傾斜面17aで形成した。しかし、軸状部17の先端は、軸状部17と天井部14との間にアウト球を挟み込み難い構成であればよい。
例えば図14に示すように、円柱状に形成された軸状部17の先端を曲面状に形成することも可能である。なお、方形状に形成された軸状部17の先端を曲面状に形成することでもよい。
このような構成の場合、軸状部17が球流下路内に進入しても、軸状部17の先端は曲面であるためそこに遊技球が留まるという可能性は極めて低い。従って、遊技球は軸状部17の先端から球流下路に落下することから、軸状部17と天井部14とで遊技球を挟み込む可能性は低くなる。よって軸状部17を天井部14と当接させる(或いは遊技球1つの直径未満の隙間をもって対向させる)ことが容易にでき、アウト球を確実に停留させることができる。従って、研磨布の交換も容易に行うことが可能となる。
<変形例2>
上記実施形態において、天井部14はアウト球樋11と平行に設けられている。本変形例においてはその天井部14の少なくとも一部を突出させた構成について説明を行う。
図15に示すように、天井部14に球流下路内に突出する突出部23を設ける。突出部23は孔部15と対向する位置に設けられている。
ここで、軸状部17が球流下路に進入した場合、軸状部17の先端と突出部23とが当接状態を形成する。従って、遊技球は下流へ移送されないようになる。
また軸状部17の先端と突出部23の先端が線で接しているため、その間に遊技球を挟み込む可能性は極めて低い。よって軸状部17を天井部14と当接させる(或いは遊技球1つの直径未満の隙間をもって対向させる)ことが容易にでき、アウト球を確実に停留させることができる。従って、研磨布の交換も容易に行うことが可能となる。
<変形例3>
また天井部14、或いは軸状部17を振動させることにより、遊技球の挟み込みを防止する構成も可能である。
例えば、図16に示すように、天井部14にモータ24を設ける。このモータ24は、ピン24aとシャフト部24bを有する。ピン24aはシャフト部24bに対して偏心して配置されている。シャフト部24bは、モータ24の回転軸上に配置されている。また天井部14には、ピン24aと接触可能な位置に板状の振動部材14aが設けられている。モータ24、ピン24a、シャフト部24b及び振動部材14aを合わせて「振動手段」という。またハウジング13内及び軸状部17には一対の受発光素子(発光素子25a、受光素子25b)が配置されている。
軸状部17の球流下路内への進入に伴い、例えば、軸状部17に設けられた発光素子25aからの光をハウジング13に設けられた受光素子25bが検知すると、受光素子25bは検知信号を発生させる。そして制御部(図示なし)が検知信号を受けてモータ24を駆動させる制御を行う。ここでモータ24にはピン24aが偏って配置されているため、シャフト部24bが一定の回転速度で回転することに伴い、ピン24aが振動部材14aに一定の時間間隔で接触する。振動部材14aはピン24aの接触/非接触の反復によって振動し、その振動が天井部14に伝わることによって、天井部14が振動することとなる。
従って、仮に軸状部17の先端に遊技球が乗った状態で天井部14と接した(軸状部17の先端と天井部14の間に遊技球が挟まった状態)としても、天井部14の振動により先端の遊技球は球流下路に落下し易くなる。つまり天井部14と軸状部17とで遊技球を挟み込んだままの状態が続く可能性が低くなる。よって軸状部17を天井部14と当接させる(或いは遊技球1つの直径未満の隙間をもって対向させる)ことが容易にでき、アウト球の停留を確実に行うことができる。従って、研磨布の交換も容易に行うことが可能となる。
一方、図17から図19に示すように、軸状部17を振動させる方法も可能である。
図17は、軸状部17がアウト球樋11に進入している状態における動作機構を側面から見た図である。図17において、連結部材18aはラック部21に固定されているが、連結部材18bはラック部21と固定されていない構成となっている。
図18及び図19は、図17の紙面右側から動作機構を見た図である。図18は、軸状部17がアウト球樋11上に進入している途中の状態を表す図、図19は軸状部17がアウト球樋11上に進入しきった状態を表す図である。図18及び図19に示すように、ガイド部材19の長孔20上部には、波型の溝部20aが形成されている。
操作部12の操作により軸状部17がアウト球樋11上に進入する際、連結部材18bはラック部21と接続されていないので、溝部20aに沿って移動する(図18参照)。従って、連結部材18bに連結された複数の軸状部17は図18の矢印方向に振動しながらアウト球樋11上に進入することとなる。
一方、連結部材18aが移動する範囲の長孔には溝部20aは形成されていない。従って、軸状部17はラック部21の動きに合わせてアウト球樋11上に進入することが可能となっている。
このような構成により軸状部17が振動状態にある場合、軸状部17の先端に乗った遊技球はそこに留まることができずに球流下路に落下することとなる。従って天井部14と軸状部17とで遊技球を挟み込む可能性が低くなる。
なお、振動手段はモータに限らない。例えば、ピエゾ素子を天井部14に配し、軸状部17の進入に伴って当該素子に電圧を印加して駆動させることによりモータの場合と同様の効果を生じる。
<変形例4>
また、軸状部17の動作機構については実施形態の機構に限られない。
例えば、図20のように、軸状部17を球流下路の路面に対して下流側に倒伏状態(図20の一点鎖線)で配置しておき、操作部12の操作によってその軸状部17を上流側に起立(図20の実線)させることによって球止めを行う構成とすることも可能である。なお、球流下路の路面には倒伏状態にある軸状部17を収納する収納部があるが、図20では図示を省略してある。
軸状部17の下端は歯車17bになっており、ハウジング13内に配置されるギア部25と噛合している。またギア部25は操作部12と連結されている。
このような構成において、操作部12を図20の矢印C方向に回転操作すると、ギア部25が回転する。ギア部25の回転は、噛合している歯車17bに伝わり、歯車17bは図20の矢印D方向に回転する。従って、歯車17bと一体形成されている軸状部17は、球流下路内に起立されることとなる。一方、操作部12を図20の矢印C方向と逆回転させることにより起立状態にある軸状部17を倒伏状態とすることができる。
以上のような動作機構によっても軸状部17を球流下路内に進入させることが可能となる。
<変形例5>
また上記実施形態ではアウト球出口11a近傍のアウト球樋11上に軸状部17を進入させる構成となっているが、これに限らず研磨装置7にアウト球が流れないようにできればよい。
例えば、図21に示すように研磨装置7と下部タンク6とを連通する下部タンク球出口16に軸状部17を進入させる構成も可能である。なおこの場合、下部タンク球出口16の上部が天井部14として作用する。
上記実施形態と同様、複数の軸状部17は、連結部材18(図示省略)で連結されている。また連結部材18はラック部21(図示省略)と連結されている。
更に、下部タンク6内にはラック部21と噛合される第1傘歯車26a、第1傘歯車26aと噛合する第2傘歯車26bが設けられている。また下部タンク6の外側にはシャフト26cによって第2傘歯車26bと連結される操作部12が設けられている。
このような構成に基づいて操作部12を回転操作すると、第2傘歯車26bが回転し、その回転が第1傘歯車26aを介してラック部21に伝わる。ラック部21は、当該回転に伴い上下方向に移動するため、ラック部21と連結部材18を介して連結されている軸状部17も上下方向への動作、つまり球流下路内への進入動作を行うこととなる。
この場合、複数の軸状部17を下部タンク球出口16近傍に1箇所設けるだけで済む。つまり、より簡易な構成で球止めを行うことが可能となる。
1 遊技機島設備
2 遊技機
3 遊技機球貸機
4 研磨機扉
6 下部タンク
7 研磨装置
8 渡り樋
9 上部タンク
10 供給樋
11 アウト球樋
11a アウト球出口
11b ダストシュート
12 操作部
13 ハウジング
14 天井部
15 孔部
16 下部タンク球出口
17 軸状部
17a 傾斜面
18 連結部材
19 ガイド部材
20 長孔
21 ラック部
22 ピニオン部

Claims (3)

  1. 遊技機が設置される遊技機島設備において、
    前記遊技機から排出されたアウト球を研磨する研磨装置と、
    前記遊技機側の上流から前記研磨装置側の下流に前記アウト球を流下させる路面と、前記路面と対向する天井部とを有する球流下路と、
    前記球流下路内に進入することで前記アウト球を停留させる複数の軸状部と
    前記天井部を振動させる振動手段と、を有し、
    前記軸状部の先端は、前記上流に向かって下り傾斜する傾斜面を有し、
    前記天井部は、前記球流下路内に突出する突出部を有し、
    前記軸状部が前記球流下路に進入した場合に、前記軸状部の先端と前記突出部とが当接又は前記アウト球の直径未満の隙間をもって対向することを特徴とする遊技機島設備。
  2. 前記軸状部は、前記球流下路内に進入した場合に前記路面に対して略直交するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機島設備。
  3. 前記軸状部の先端は、前記傾斜面に代えて、曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機島設備。
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