JP5483437B2 - 手すり及びそれを備えた機械 - Google Patents

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本発明は、建設機械等の振動する機械に取り付けられる手すり及びそれを備えた機械に関する。
建設機械の一例である油圧ショベルは、下部走行体と、下部走行体に対して旋回可能に取り付けられた上部旋回体とを有して構成されている。上部旋回体のフレームには、運転室、作業機の取り付け部、エンジンや油圧ポンプ等の機器を収容する機械室、並びに燃料及び作動油のタンクが設置されている。かかる油圧ショベルにおいて、機械室内の各機器の点検、整備や燃料及び作動油の補給等、各種のメンテナンス作業を行う際には、機体の高所に乗り上がって行う場合がある。このような場合に作業者が昇り降りできるように、フレームにステップが設けられている。さらに、このステップを使って作業者が昇降するのを手助けするために、通路の側部に手すりが装着されている。
上述の手すりは、車両の走行時等に生じる振動により低周波数帯域から高周波数帯域までの幅広い周波数帯域を持つ加振力が与えられ振動する。これにより、手すりの取り付け部に大きな応力が作用し、亀裂等の破損が生じるという問題がある。特に、共振時には手すりの振動振幅が大きくなり、取り付け部に非常に大きな応力が作用する。機械の大型化に伴い、手すりも大型になって質量が大きくなり、手すりの振動の振幅が大きくなるので、この問題はさらに顕著となる。
そこで、特許文献1には、取付座を介して手すりを取り付ける構成が開示されている。取付座は、手すりを固定するためのボルトが螺合されるシートスクリューと上部旋回体上の取り付け箇所との間に配置され、シートスクリューよりも大きな面積を有する。これにより、手すりの取り付け部の剛性を高めて破損を抑制することができる。また、特許文献2の手すりは、取り付け端の近傍の径が取り付け端に近づくにつれて次第に大きくなるように構成されている。これにより、取り付け部の剛性を高めて破損を抑制することができる。
特許第3610706号公報 特開2003−119825号公報
しかしながら、上述の特許文献1、2においては、いずれも補剛することで取り付け部の破損を防ぐものである。このような場合には、手すりの共振周波数が高くなるだけであり、共振の影響は避けることができない。
本発明の目的は、このような課題に基づいて、共振時の振動振幅を低減することで取り付け部の破損を防ぐことができる手すり及びこれを備えた機械を提供することである。
第1の本発明にかかる手すりは、振動する機械に取り付けられる手すりであり、棒状の部材でありその端部が前記機械の機体に取り付けられる手すり本体と、粒状体とを備えており、前記粒状体が、前記手すり本体の振動に伴って振動する壁面によって画定された空間に封入されている。
この構成によると、機械の振動が伝達されることにより手すり本体が振動した際に、粒状体が振動し、粒状体同士の摩擦、及び粒状体が封入された空間を画定する壁面と粒状体との摩擦により振動エネルギーが消費、吸収されることで発揮される制振効果により、共振周波数における手すり本体の振動振幅を低減できる。これにより、手すり本体と機体との取り付け部に作用する応力が低減するので、取り付け部の破損を防ぐことができる。
なお、粒状体の振動による制振効果は、粒状体が運動すれば得られるので、一般的な粘弾性の制振材では効果を得ることが困難である低周波数の振動に対しても十分な制振効果を発揮することができる。また、ダンパー等の動吸振器の場合には、その効果を発揮するのはチューニングした単一周波数の振動に対してのみであるが、粒状体の場合には、幅広い周波数帯で制振効果を発揮することができる。よって、共振周波数が複数ある場合にも、各共振周波数での振動振幅を低減することができる。
さらに、前記手すり本体に固定されていると共に前記粒状体が封入される空間内に配置されており、その空間の長手方向に沿って伸延する攪拌部材をさらに備えている。この構成によると、手すり本体が振動するのに伴って攪拌部材が振動し、粒状体と攪拌部材とが接触する。このときの摩擦により、制振効果を高めることができる。
また、第の発明にかかる手すりは、前記攪拌部材の表面に突起が形成されている。この構成によると、粒状体と攪拌部材との摩擦を大きくし、制振効果をさらに高めることができる。
また、第の発明にかかる手すりは、前記手すり本体が、鉛直方向に伸延する複数の支柱部と、水平方向に伸延しており、隣接する支柱部の間に架け渡された複数の梁部とを備えており、前記粒状体が封入される空間が、鉛直方向に伸延し且つその両端がそれぞれ梁部に接続された壁面によって画定されており、前記攪拌部材が、前記梁部の振動モードの腹に当たる位置に設けられている。この構成によると、攪拌部材が、梁部における振幅が最も大きくなる位置に設けられているので、攪拌部材と粒状体との相対変位を大きくすることができる。これにより、粒状体と攪拌部材との摩擦が大きくなるので、より大きな制振効果を得ることができる。
加えて、第の発明にかかる手すりは、前記手すり本体が、鉛直方向に伸延する複数の支柱部と、水平方向に伸延しており、隣接する支柱部の間に架け渡された複数の梁部とを備えており、前記粒状体が封入される空間が、鉛直方向に伸延し且つその両端がそれぞれ梁部に接続された壁面によって画定されており、前記粒状体が封入される空間を画定する壁面の両端が接続される2つの前記梁部の固有振動数が異なっている。この構成によると、攪拌部材と粒状体との相対変位を大きくすることができる。これにより、粒状体と攪拌部材との摩擦が大きくなるので、より大きな制振効果を得ることができる。
さらに、第の発明にかかる機械は、第1〜のいずれかの発明にかかる手すりを備えている。この構成によると、共振時の手すりの振動振幅を低減し、手すりの取り付け部の破損を防ぐことができる。
本発明では、機械の振動が伝達されることにより手すり本体が振動した際に、粒状体が振動し、粒状体同士の摩擦、及び粒状体が封入された空間を画定する壁面と粒状体との摩擦により振動エネルギーが消費、吸収されることで発揮される制振効果により、共振周波数における手すり本体の振動振幅を低減できる。これにより、手すり本体と機体との取り付け部に作用する応力が低減するので、取り付け部の破損を防ぐことができる。
本発明の第1の実施形態にかかる油圧ショベルを示す模式的な側面視図である。 図1の手すりを示す図であり、図2(a)は手すり本体の伸延方向に沿う断面図、図2(b)は前方から見た図、図2(c)は上方から見た図である。 本発明および従来の手すりの振動時に取り付け部に加わる応力を対比して示す周波数応答線図であり、図3(a)は第1測定点、図3(b)は第2測定点、図3(c)は第3測定点における試験結果にそれぞれ対応する。 本発明の第2の実施形態にかかる手すりを示す図であり、図4(a)は斜視図であり補剛部材の伸延方向に沿う断面を示す図、図4(b)は、図4(a)の補剛部材を前方から見た図、図4(c)は、図4(a)の補剛部材を上方から見た図である。 第3の実施形態にかかる手すりを示す図であり、図5(a)は斜視図であり補剛部材の伸延方向に沿う断面を示す図、図5(b)は前方から見た図、図5(c)は上方から見た図である。 第4の実施形態にかかる油圧ショベルを示す模式的な側面視図である。 図6の手すりの手すり本体の伸延方向に沿う断面図である。 第1の実施形態の第1の変形例にかかる手すりの手すり本体の伸延方向に沿う断面図である。 第1の実施形態の第2の変形例にかかる手すりの手すり本体の伸延方向に沿う断面図である。 第1の実施形態の第3の変形例にかかる手すりの手すり本体の伸延方向に沿う断面図である。 第1の実施形態の第4の変形例にかかる手すりの手すり本体の伸延方向に沿う断面図である。 第4の実施形態の第1の変形例にかかる手すりの手すり本体の伸延方向に沿う断面図である。 第4の実施形態の第2の変形例にかかる手すりの手すり本体の伸延方向に沿う断面図を部分的に拡大したものである。 第4の実施形態の第3の変形例にかかる手すりの手すり本体の伸延方向に沿う断面図である。 第4の実施形態の第4の変形例にかかる手すりの手すり本体の伸延方向に沿う断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態にかかる建設機械について説明する。ここでは、油圧ショベルを建設機械の一例として説明する。
<第1の実施形態>
まず、図1に基づいて、第1の実施形態にかかる油圧ショベル1の構成について説明する。油圧ショベル1は、走行自在な下部走行体10と、この下部走行体10の上部に搭載される上部旋回体20とを主に備えている。油圧ショベル1は、下部走行体10により、図1中左右方向に走行可能である。以降の説明において、図1中右方を「前方」、左方を「後方」と称する。また、油圧ショベル1の幅方向(図1中紙面に垂直な方向)を「X方向」、走行方向(図1中左右方向)を「Y方向」、鉛直方向(図1中上下方向)を「Z方向」とする。
上部旋回体20は、下部走行体10に対して旋回機構60を介してほぼ鉛直方向の旋回軸を中心に旋回可能に取り付けられたフレーム21を備えている。フレーム21における前方には、図1の紙面奥側から順に、運転室22、作業機70の取り付け部23、及び工具箱24が設置されている。また、工具箱24の後方には、燃料タンク25及び動作油タンク26が設置されている。なお、燃料タンク25及び動作油タンク26は工具箱24よりも背が高く、工具箱24と燃料タンク25との間には段差がある。そして、これら運転室22、取り付け部23、及び動作油タンク26の後方は、エンジンや油圧ポンプ等(図示せず)の機器が収容された機械室27となっている。さらに、機械室27の後方には、上部旋回体20の重心の移動が許容範囲内に収まるようにする重りであるカウンターウエイト28が設置されている。
フレーム21の前方端には、工具箱24の前方から上部旋回体20上へ作業者が昇り降りする際の足場となるステップ29が設けられている。また、このステップ29から作業者が昇り降りする通路の側部に昇降用の手すり40が設けられている。
図2に示すように、手すり40は、棒状の部材であり、その一端部41aがフレーム21の前方端に、他端部41bが燃料タンク25の上面にそれぞれボルト等によって取り付けられる手すり本体41により主に構成されている。手すり本体41は、金属パイプを曲成して形成されている。より詳細には、手すり本体41は、一端部41aから鉛直方向上方に伸延した立上部42、第1の屈曲部42aを介して立上部42に接続されており、工具箱24の上方位置から燃料タンク25の上方位置まで、YZ平面に平行且つ前方から後方に向かって上方に傾斜した方向に伸延した把持部43、第2の屈曲部43aを介して把持部43に接続されており、X方向に沿って伸延した奥入部44、及び第3の屈曲部44aを介して奥入部44に接続されており、他端部41bまで鉛直方向下方に向かって伸延した降下部45とで構成されている。
なお、本実施形態においては、油圧ショベル1の走行時等の振動により手すり本体41が複数の方向に振動するが、その複数の振動方向のうち最も振幅が大きい振動方向である主たる振動方向は、X方向(油圧ショベル1の幅方向)であると想定する。すなわち、手すり本体41の奥入部44は、主たる振動方向に沿って延びている。
図2(a)に示すように、手すり本体41における奥入部44の内部空間は、仕切壁49によってその両側の空間、すなわち把持部43及び降下部45の各内部空間から仕切られている。そして、この奥入部44の内壁面と仕切壁49の壁面とによって画定された空間50には、多数の粒状体51が封入されている。粒状体51としては、砂、剛球、鉛等を用いることができるが、製作コストの観点から安価である還元鉄ペレットや高炉スラグ等を用いても良い。本実施形態では、粒径8mm〜15mmの還元鉄ペレットを用いている。粒状体51の総重量は0.6kgであり、これは空間50の容積の約80%の充填量である。粒状体51は、手すり本体41の振動が奥入部44の内壁面及び仕切壁49の壁面から伝わることで振動する。
ここで、上述の第1の実施形態の手すり40と、この手すり40とほぼ同様の構成であるが、手すり本体41内の空間に粒状体51を封入していない従来の手すりとの取り付け部にそれぞれ作用する応力の比較試験を行った。すなわち、各手すりに対してX方向の振動が加え、手すりの取り付け部である一端部41aの第1測定点、並びに他端部41bの第2及び第3測定点の合計3つの測定点で応力を測定した。
図3(a)〜(c)に示すように、いずれの測定点においても、23Hz付近で応力が大きくなっており、共振していることがわかる。しかしながら、本発明の手すり40を用いた場合には、従来の手すりを用いる場合に比べて、かかる共振点における応力の大きさはほぼ半減している。また、図3(b)、(c)の従来の手すりの線図から明らかなように、第2及び第3測定点においては、45Hz付近でも共振が起こっていることがわかる。しかしながら、本発明の手すり40を用いた場合には、従来の手すりを用いる場合に比べて、かかる共振点における応力の大きさについてもほぼ半減している。
以上のように、第1の実施形態の油圧ショベル1に取り付けられた手すり40は、金属パイプを曲成して形成された棒状の部材であり、その一端部41a及び他端部41bが上部旋回体20に取り付けられる手すり本体41と、手すり本体41内に封入された粒状体51とを備えている。したがって、油圧ショベル1の走行時等に生じる振動が伝達されることにより手すり本体41が振動した際に、粒状体51が振動し、粒状体51同士の摩擦、及び粒状体51が封入された空間50を画定する壁面と粒状体51との摩擦により振動エネルギーが消費、吸収されることで発揮される制振効果により、共振周波数における手すり本体41の振動振幅を低減できる。これにより、手すり本体41の取り付け部である一端部41a及び他端部41bに加わる応力が低減するので、一端部41a及び他端部41bの破損を防ぐことができる。また、共振周波数が複数ある場合にも、各共振周波数での手すり本体41の振動振幅を低減できる。
また、手すり本体41における奥入部44の内部空間は、仕切壁49によってその両側の空間から仕切られている。そして、粒状体51は、奥入部44の内周壁及び仕切壁49の壁面とによって画定された空間50に封入されている。このように、手すり本体41内の仕切壁49で仕切られた空間に粒状体51を配置することで、手すり本体41内における所望の場所に粒状体51を配置することができる。また、比較的狭い空間50に適量の粒状体51を封入することができるので、空間50内に適度な空隙を確保し、粒状体51を運動しやすくすることができる。よって、粒状体51による制振効果を効果的に発揮することができる。
さらに、粒状体51が封入される奥入部44は、主たる振動方向であるX方向に沿って延びている。したがって、主たる振動方向に運動する粒状体51は、比較的長い距離を移動することができる。よって、大きな制振効果を発揮することができる。
<第2の実施形態>
次に、図4を参照しつつ、本発明の第2実施の形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の手すり40の構成を変更したものである。具体的には、第1の実施形態の手すり40においては、手すり本体41における奥入部44内の空間50に粒状体51が封入されているが、本実施形態の手すり140においては、手すり本体141を補剛する2つの補剛部材146、147内の空間150に粒状体51が封入されている。なお、本実施形態の手すり本体141は、少なくとも図4に示す矢印A(X方向)及び矢印B(YZ平面に平行且つ後方から前方に向かって下方に傾斜した方向)で示す2つの方向に振動すると仮定する。
2つの補剛部材146、147は上下に平行に配置されている。補剛部材146、147の構成はほぼ同じであるので、ここでは上方に位置する補剛部材146の構成についてのみ説明する。補剛部材146は、筒状の部材であり、一端部146aが手すり本体141の把持部143に固定されていると共に、他端部146bが手すり本体141の降下部145に固定されている。補剛部材146の内壁面によって画定された空間150は、一端部146aから矢印B方向に沿って延びる第1の空間150aと、第1の空間150aの一端部146a側とは反対側の端部に連結されており矢印A方向に沿って他端部146bまで延びる第2の空間150bとで構成されている。
以上のように、本実施形態では、空間150を画定する補剛部材146、147の内壁面は、手すり本体141に固定されているので、手すり本体141が振動するのに伴って振動する。よって、第1の実施形態と同様に、手すり本体141が振動した際に粒状体51が振動する。そして、補剛部材146、147を介して手すり本体141に粒状体51による制振効果が伝わるので、手すり本体141の振動振幅を低減できる。同時に、補剛部材146、147により手すり本体141の剛性を高めることができる。
また、粒状体51が封入される空間150は、手すり本体141の2つの振動方向にそれぞれ伸延していると共にその一端同士が連結された第1の空間150a及び第2の空間150bで構成されている。よって、2つの振動方向のどちらの方向の振動に対しても大きな制振効果を発揮することができる。
<第3の実施形態>
次に、図5を参照しつつ、本発明の第3実施の形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の手すり40の構成を変更したものである。具体的には、第1の実施形態の手すり40においては、手すり本体41における奥入部44内の空間50に粒状体51が封入されているが、本実施形態の手すり240においては、手すり本体241を補剛する補剛部材246内の空間250に粒状体51が封入されている。なお、本実施形態の手すり本体241は、少なくとも図5に示す矢印A(X方向)及び矢印B(YZ平面に平行且つ後方から前方に向かって下方に傾斜した方向)で示す2つの方向に振動するものとする。
補剛部材246は、筒状の部材であり、一端部246aが手すり本体241の把持部243に固定されていると共に、他端部246bが手すり本体241の降下部245に固定されている。より詳細には、図5(b)に示すように、一端部246aと他端246bとは同じ高さに位置しており、また図5(c)に示すように、一端246aが他端246bよりも前方に位置している。すなわち、補剛部材246の内壁面によって画定された空間250は、矢印A及び矢印Bの2つの方向のどちらに対しても鋭角をなす方向に伸延している。
以上のように、本実施形態では、空間250を画定する補剛部材246の内壁面は、手すり本体241に固定されているので、手すり本体241が振動するのに伴って振動する。よって、第1の実施形態と同様に、手すり本体241が振動した際に粒状体51が振動する。そして、補剛部材246を介して手すり本体241に粒状体51による制振効果が伝わるので、手すり本体241の振動振幅を低減できる。同時に、補剛部材246により手すり本体241の剛性を高めることができる。
また、粒状体51が封入される空間250は、手すり本体241の2つの振動方向に対して鋭角をなす方向に伸延している。よって、空間250内の粒状体51は、2つの振動方向のどちらの方向に振動した場合も、空間250の伸延方向と鋭角をなす方向に移動することができる。結果、2つの方向の振動に対して比較的大きな制振効果を発揮することができる。
<第4の実施形態>
次に、図6、8を参照しつつ、本発明の第4の実施形態について説明する。図6に示すように、本実施形態は、第1の実施形態の油圧ショベル1の上部旋回体20に、上部旋回体20の上面、より詳細には、燃料タンク25、動作油タンク26、機械室27、及びカウンターウエイト28の上面で構成される作業面20a上で作業を行う作業者の転落防止用の手すり80をさらに設けたものである。
手すり80は、棒状の部材である手すり本体81により主に構成されており、作業面20aの縁部に設けられている。手すり本体81は、金属パイプで形成されており、作業面20aから鉛直上方に約1mの高さまで伸延した支柱部82、及び水平方向に伸延しており、隣接する支柱部82の間に架け渡された梁部83とで構成されている。梁部83は、支柱部82の上端部に接続されるものと、支柱部82の鉛直方向の中心部に接続されるものがある。すなわち、梁部83は、作業面20aから鉛直上方に約1mの高さと、約50cmの高さとに設けられる。支柱部82の下端部82aは、作業面20aにボルト等によって取り付けられる。そして、図7に示すように、梁部83の内壁面によって画定された空間350には、多数の粒状体51が封入されている。
以上のように、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、手すり本体81が振動した際に粒状体51が振動するので、手すり本体81の振動振幅を低減できる。なお、転落防止用の手すり80は作業面20aの縁部に設けられるため、手すり80の振動の振幅は大きくなりやすく、本発明を適用することがより効果的である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな変更が可能なものである。
上述の第1実施形態では、手すり本体141における奥入部44内の空間50に粒状体51を封入する場合について説明したが、これには限定されない。
すなわち、図8に示す第1実施形態の第1変形例の手すり440においては、第1実施形態において手すり本体41内の空間を仕切る仕切壁49は設けられておらず、手すり本体441内の全体の空間450に粒状体51が封入されている。
また、図9に示す第1実施形態の第2変形例の手すり540においては、手すり本体541内を7個の空間550に仕切る6個の仕切壁549が設けられている。そして、7個の空間550にそれぞれ粒状体51が封入されている。なお、7個の空間550の少なくとも1つに粒状体51が封入されていれば、本発明の効果を得ることができるが、封入される空間が多いほうがより効果を高めることができる。
さらに、図10に示す第1実施形態の第3変形例の手すり640においては、手すり本体641における一端部641a及び他端部641bから最も離れた中央部641cの近傍の内部空間を、その両側の空間から仕切る仕切壁649が設けられている。そして、中央部641cの内壁及び仕切壁649の壁面で画定された空間650に粒状体51が封入されている。手すり本体641は、共振時に一端部641a及び他端部641bを支点として振動しやすいので、一端部641a及び他端部641bから最も離れた中央部641cにおいて振動振幅が大きくなる。よって、空間650に粒状体51を封入することで、粒状体51を大きく運動させることができ、より大きな制振効果を発揮することができる。
また、上述の第1実施形態においては、手すり本体41は、立上部42、第1の屈曲部42a、把持部43、第2の屈曲部43a、奥入部44、第3の屈曲部44a、及び降下部45で構成されている場合について説明したがこれには限定されない。とりわけ、手すり本体41の主たる振動方向が上記各部のいずれの伸延方向とも平行でない場合には、大きな制振効果を得るべく、手すり本体41を曲げて主たる振動方向と平行な部分を形成し、その内部空間に粒状体51を封入することが考えられる。すなわち、図11に示す第1実施形態の第4の変形例の手すり740においては、奥入部744と降下部745との間に主たる振動方向(図中矢印で示す方向)と平行な平行部746が設けられおり、平行部746の内部空間は仕切壁749によってその両側の空間と仕切られている。そして、平行部746の内壁と仕切壁749の壁面とによって画定された空間750に粒状体51が封入されている。
また、上述の第4の実施形態では、手すり本体81における梁部83内の空間350に粒状体51を封入する場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、例えば、手すり本体81の支柱部82内の空間に粒状体51を封入してもよいし、手すり本体81内の全体の空間に粒状体51を封入してもよい。加えて、手すり本体81内の空間であって仕切壁によって仕切られた空間に封入してもよい。
さらに、図12に示す第4実施形態の第1変形例の手すり880においては、隣接する支柱部882の間に、鉛直方向に伸延する筒状の部材であり、その両端がそれぞれ梁部883に接続された補剛部材884が設けられている。そして、補剛部材884の内壁面によって画定された空間850に粒状体51が封入されている。空間850を画定する補剛部材884の内壁面は、手すり本体881に固定されているので、手すり本体881が振動するのに伴って振動する。よって、手すり本体881が振動した際に粒状体51が振動する。そして、補剛部材884を介して手すり本体881に粒状体51による制振効果が伝わるので、手すり本体881の振動振幅を低減できる。同時に、補剛部材884により手すり本体881の剛性を高めることができる。
また、図13に示す第4実施形態の第2変形例の手すり980においては、粒状体51が封入される空間950を画定する梁部983が接続される支柱部982に、空間950内に延びる攪拌部材982aが設けられている。攪拌部材982aは、水平方向に延びる棒状又は板状の部材であり、支柱部982の表面に取り付けられている。したがって、支柱部982が振動するのに伴って攪拌部材982aが振動し、粒状体51と攪拌部材982aとが接触する。このときの摩擦により、制振効果を高めることができる。なお、攪拌部材982aの表面には多数の突起982bが形成されており、粒状体51との摩擦が大きくなるようになっている。
さらに、図13に示すように、支柱部982と梁部983との接続部分からの雨水の侵入を防ぐべく、支柱部982には、梁部983の端部を覆う筒状のかぶせ部982cが設けられている。加えて、梁部983の下部には、水抜き用の孔983aが形成されている。なお、孔983aの径は、粒状体51の径よりも小さい。
また、図14に示す第4実施形態の第3変形例の手すり1080においては、隣接する支柱部1082の間であって、梁部1083の振動モード(図中破線で示す)の腹に当たる位置に、鉛直方向に伸延する筒状の部材であり、その両端がそれぞれ梁部1083に接続された補剛部材1084が設けられている。なお、本変形例においては、上下に並ぶ2つの梁部1083の振動モードは同一である。また、図14中右方に位置する梁部1083は、左方に位置する梁部1083に比べて細くなっている。そして、右方に位置する梁部1083の振動モードは、両端からそれぞれ梁部1083の全長の4分の1の長さの位置に腹を有しており、左方に位置する梁部1083の振動モードは、中央部分に腹を有している。
粒状体51は、補剛部材1084の内壁面によって画定された空間1050に封入されている。さらに、梁部1083には、補剛部材1084内の空間1050において鉛直方向に延びる棒状又は板状の攪拌部材1083aが設けられている。上述のように、攪拌部材1083aが、梁部1083における振幅が最も大きくなる位置に設けられているので、攪拌部材1083aと粒状体51との相対変位を大きすることができる。これにより、粒状体51と攪拌部材1083aとの摩擦が大きくなるので、より大きな制振効果を得ることができる。
また、図15に示す第4実施形態の第4変形例の手すり1180においては、上下に並ぶ2つの梁部1183のうち、上方に位置する梁部1183は下方に位置する梁部1183に比べて太くなっており、これらの固有振動数は異なっている。したがって、これら2つの梁部1183の振動モード(図中破線で示す)はずれている。すなわち、上方に位置する梁部1183の振動モードは、中央部分に腹を有しており、下方に位置する梁部1183の振動モードは、両端からそれぞれ梁部1183の全長の4分の1の長さの位置に腹を有している。
そして、図15中最も左方に位置する支柱部1182と中央に位置する支柱部1182との間には、上方に位置する梁部1183の腹に当たる位置に、補剛部材1184が設けられている。また、図14中最も右方に位置する支柱部1182と中央に位置する支柱部1182との間には、下方に位置する梁部1183の腹に当たる位置に、補剛部材1184が設けられている。補剛部材1184は、鉛直方向に伸延する筒状の部材であり、その両端がそれぞれ梁部1183に接続されている。そして、補剛部材1184の内壁面によって画定された空間1150に粒状体51が封入されている。また、梁部1183には、補剛部材1184内の空間1150において鉛直方向に延びる棒状又は板状の攪拌部材1183aが設けられている。これにより、攪拌部材1183aと粒状体51との相対変位を大きくし、より大きな減衰効果を得ることができる。
なお、上述の第4実施形態の第3及び第4変形例では、梁部1083(1183)の太さを変えることで振動モードを変化させる場合について説明したが、梁部1083(1183)の振動モードは、その長さ、パイプ板厚、素材等を変えることでも変化させることができる。
さらに、上述の第1の実施形態及びその変形例、並びに第4の実施形態及びその第2の変形例においては、手すり本体41(81、441−741、981)の内部に粒状体51が封入されている場合について、また第2及び第3の実施形態並びに第4の実施形態の第1及び第3、4の変形例においては、補剛部材146、147(246、884、1084、1184)内に粒状体51が封入されている場合について説明したが、これらには限定されない。粒状体51は、手すり本体41(141−741、81、881−1181)の振動に伴って振動する壁面によって画定された空間に封入されていればよい。
また、上述の第4の実施形態の第2〜第4変形例において説明した攪拌部材982a(1083a、1083a)は、第1の実施形態の手すり40に適用することもできる。すなわち、手すり40の仕切壁49に、空間50内に延びる攪拌部材を設けてもよい。
加えて、本発明の適用は、建設機械の一例である油圧ショベルに限られるものではなく、建設機械全般、さらには、振動する機械全般に適用可能である。
1 油圧ショベル(機械)
40−640、80、880−1180 手すり
41−641、81、881、1181 手すり本体
50−650 空間
49、449−649 仕切壁
51 粒状体
82、882−1182 支柱部
83、883−1183 梁部
146、147、246、884、1084、1184 補剛部材(固定部材)
982a−1183a 攪拌部材
982b 突起

Claims (5)

  1. 振動する機械に取り付けられる手すりであり、
    棒状の部材でありその端部が前記機械の機体に取り付けられる手すり本体と、
    粒状体とを備えており、
    前記粒状体が、前記手すり本体の振動に伴って振動する壁面によって画定された空間に封入されており、
    前記手すり本体に固定されていると共に前記粒状体が封入される空間内に配置されており、その空間の長手方向に沿って伸延する攪拌部材をさらに備えていることを特徴とする手すり。
  2. 前記攪拌部材の表面に突起が形成されていることを特徴とする請求項に記載の手すり。
  3. 前記手すり本体が、鉛直方向に伸延する複数の支柱部と、水平方向に伸延しており、隣接する支柱部の間に架け渡された複数の梁部とを備えており、
    前記粒状体が封入される空間が、鉛直方向に伸延し且つその両端がそれぞれ梁部に接続された壁面によって画定されており、
    前記攪拌部材が、前記梁部の振動モードの腹に当たる位置に設けられていることを特徴とする請求項又はに記載の手すり。
  4. 前記手すり本体が、鉛直方向に伸延する複数の支柱部と、水平方向に伸延しており、隣接する支柱部の間に架け渡された複数の梁部とを備えており、
    前記粒状体が封入される空間が、鉛直方向に伸延し且つその両端がそれぞれ梁部に接続された壁面によって画定されており、
    前記粒状体が封入される空間を画定する壁面の両端が接続される2つの前記梁部の固有振動数が異なっていることを特徴とする請求項又はに記載の手すり。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の手すりを備えた機械。
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